JP2018201667A - 電気炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電気炊飯器におけるスチームキャップの着脱感、操作性を良好なものに改良する。
【解決手段】
炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、該蓋体に設けられたスチームキャップ取り付け溝と、該スチームキャップ取り付け溝に着脱可能に嵌合されるスチームキャップとからなり、上記スチームキャップが上記スチームキャップ後端側下部の係合爪を介して、上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部に係合される電気炊飯器であって、上記スチームキャップ後端側下部の係合爪を上記スチームキャップ取り付け溝後端側係合凹部の爪ガイド面に直交する方向に傾斜させて設ける。
【選択図】 図6

Description

本願発明は、着脱可能なスチームキャップを備えた電気炊飯器の構成に関するものである。
一般に電気炊飯器の蓋体部分には、炊飯工程における蒸気の放出量や内鍋内の圧力を所望に調節し、また、おねばの流出を防止するためのスチームキャップが設けられている(例えば特許文献1の構成を参照)。
スチームキャップは、例えば蒸気導入口を形成したキャップ本体と該キャップ本体の上方側開口面を閉じる蒸気迂回路を形成したキャップ蓋とからなる開閉可能な箱形構造に形成され、該箱体の前端側には前端側係合用の爪が、また同箱体の後端側には後端側係合用の爪がそれぞれ設けられている。
他方、炊飯器本体側の蓋体には、上記箱型のスチームキャップを嵌合するためのスチームキャップ取り付け溝(凹溝部)が設けられており、同スチームキャップ取り付け溝の前端側には、上記スチームキャップ前端側の爪を挿入係合するための係合凹部が、また同スチームキャップ取り付け溝の後端側には、上記スチームキャップ後端側の爪を係合するための係合凹部が設けられている。
そして、上記スチームキャップは、それら係合用の爪と係合用の凹部との係合関係を利用して、上記炊飯器本体側蓋体のスチームキャップ取り付け溝内に着脱可能に嵌合して取り付けられるようになっており、炊飯終了後に取り外して必要な洗浄が行われる。
上記スチームキャップの取り付けは、まず上記スチームキャップの上記キャップ蓋側の縁部前端を上記スチームキャップ取り付け溝上端の段部に合わせ、同段部との係合部分を支点として後端側を下方に回転させて、上記前端側の爪を上記スチームキャップ取り付け溝前端側の係合凹部に係合するとともに、上記後端側の爪を上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部に係合させて固定することにより行う。
他方、取り外す場合には、上記固定状態にあるスチームキャップの後端側縁部の下に指を入れて上方に持ち上げると、当該スチームキャップの箱体部が、上記スチームキャップ取り付け溝上端の段部との係合部を支点として上方に回転し、上記スチームキャップ後端側の爪と上記スチームキャップ取り付け溝後端側係合凹部との係合が解除されるとともに、上記スチームキャップ前端側の爪と上記スチームキャップ取り付け溝前端側係合凹部との係合が解除され、取り外すことができる。
ところで、上記スチームキャップ後端側の爪は、一般に上記スチームキャップの箱体下部(キャップ本体側下部)に位置して、内側から外側水平方向に所定寸法突出するように設けられているが、内側にはスプリングが介装されており、該スプリングを介して常時水平方向外方(後方)に突出するように付勢されている。
また、上記付勢状態にあるスチームキャップ後端側の爪が係合する上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部は、その上端側が上記スチームキャップ後端側の爪の上記付勢状態での下降又は上昇動作をスムーズにガイドする傾斜面に形成されており、また上記スチームキャップ後端側の爪の係合面は同傾斜面に対応した係合面に形成されている。
特開2015−217151号公報
ところが、上記従来の構成の場合、例えば図9に示すように、上記スチームキャップ後端側の爪が、上記スチームキャップの箱体下部に位置して、上記スチームキャップ取り付け溝内側から外側水平方向後方に突出するように構成されているから、上記スチームキャップ前端側を支点として、上記スチームキャップ後端側を下方に回転させて、同後端側の爪を上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部に係合させて固定しようとする場合、上記スチームキャップ後端側の爪と上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部上端の爪ガイド面(傾斜面)とが平行に近い、小さな交叉角で係合することになり、上記スチームキャップ後端側の爪が上記スチームキャップ取り付け溝後端側係合凹部上端の爪ガイド面を上方から下方に押圧する形となるので、係合凹部上端の爪ガイド面により上記スチームキャップ後端側の爪を縮小させるスライド機能が低下し、係合凹部内への係合に大きな力を必要とするようになる。また、そのために操作感が硬く、違和感のあるものとなる。
他方、係合凹部内に係合された状態では、当該スチームキャップ後端側の爪と上記爪ガイド面下端の係合凸部が直交方向に係合するので、係合力は大きくなるが、これは逆に取り外し時に一層大きな持ち上げ力が必要になることを示している。また、その結果、係合解除時の操作感がより硬く、より違和感のあるものとなる。
したがって、同構成の場合、スチームキャップの取り付け、取り外し時共に大きな操作力を必要とし、係合動作、係合解除動作のスムーズ性にも欠け、クリック感も悪いものとなっている。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、上記のようなスチームキャップの取り付け又は取り外し時における回動支点よりも低い位置にあるスチームキャップ取り付け溝係合凹部への係合爪を、上記スチームキャップ取り付け溝側係合凹部上端の爪ガイド面に直交する方向に傾斜させて設けることによって、上記スチームキャップ取り付け溝側係合凹部への係合および係合解除動作を滑らかにし、操作感を良好にした電気炊飯器を提供することを目的としている。
本願発明は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、炊飯機能を備えた炊飯器本体と、該炊飯器本体の上部側開口部を覆う蓋体と、該蓋体に設けられたスチームキャップ取り付け溝と、該スチームキャップ取り付け溝に着脱可能に嵌合されるスチームキャップとからなり、上記スチームキャップ取り付け溝の前端には、上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となる上記スチームキャップ前端側の係合部が設けられているとともに、後端側には、上記スチームキャップの後端側を係合固定する爪ガイド面を備えた係合凹部が設けられている一方、上記スチームキャップの後端側には、上記スチームキャップの前端側係合部よりも低い位置において、上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部に係合する係合爪が設けられている電気炊飯器であって、上記スチームキャップ後端側の係合爪を、上記スチームキャップ取り付け溝後端側係合凹部の爪ガイド面に直交する方向に傾斜させて設けたことを特徴としている。
このような構成によると、上記スチームキャップ取り付け溝後端側係合凹部の爪ガイド面と上記スチームキャップ後端側係合爪先端との間で生じる相対的な押圧ガイド作用が係合爪の軸に直交する曲げ方向から軸方向に近くなるように変化する。
その結果、爪ガイド面上を係合爪の先端が滑らかに摺動するようになり、係合爪が爪ガイド面下端の係合凸部を乗り越えて係合凹部内に入る時も、また係合凹部内から出る時のいずれの場合にも共に滑らかに移動するようになる。
したがって、上記スチームキャップのスチームキャップ取り付け溝への嵌合および嵌合解除動作の何れもが共にスムーズなものになり、その操作感を良好にすることができる。
また、係合爪自体の耐久性、係合爪保持部の耐久性も向上するようになる
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段の構成において、上記スチームキャップ後端側の係合爪の傾斜方向は、上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となるスチームキャップ前端側係合部から上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部を結んだ線に沿った方向となっていることを特徴としている。
このような構成によると、上記スチームキャップの回動による取り付け、取り外し時において、上記係合爪先端部分に掛かる力の方向が、より上記係合凹部側爪ガイド面に沿ったものとなり、爪ガイド面上を係合爪の先端が一層滑らかに摺動するようになり、係合爪が爪ガイド面下端の係合凸部を乗り越えて係合凹部内に入る時も、また係合凹部内から出る時のいずれの場合にも共に滑らかに移動するようになる
(3)請求項3の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1または2の発明の課題解決手段の構成において、上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となる上記スチームキャップ前端側の係合部は、上記蓋体の蓋本体と銘板との間の段部により形成されていることを特徴としている。
上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となるスチームキャップ前端側の係合部は、例えば上記スチームキャップ取り付け溝前端の上端に設けられ、その場合には、上記蓋体の蓋本体と銘板との間の段部により形成される。
このような構成によると、上記スチームキャップ天板の前端側縁部を上記蓋体の蓋本体と銘板との間の段部に係合することにより、容易に回動支点とすることができ、装着後は銘板の上面に連続する同一面状態に形成することができる。
もちろん、同係合部は、例えば上記スチームキャップ取り付け溝前端の上端よりも所定寸法下方に位置して別途設けるようにすることもできる。
以上の結果、本願発明によると、スチームキャップの取り付け、取り外し操作が容易で、しかも装着時の装着感が良好な電気炊飯器を提供することができるようになる。
本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の全体的な構成を示す蓋体を閉じた状態における断面図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の要部であるス蓋体のチームキャップ取り付け部分の構成を示す拡大断面図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の要部である蓋体のスチームキャップ取り付け部における蓋体側スチームキャップ取り付け溝の構成と同スチームキャップ取り付け溝に取り付けられるスチームキャップの構成を相互に分離して示す拡大断面図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の要部である蓋体のスチームキャップ取り付け部における蓋体側スチームキャップ取り付け溝の構成と同スチームキャップ取り付け溝に取り付けられるスチームキャップの構成を相互に分離して示す分解斜視図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の蓋体部におけるスチームキャップ単体の構成を示す拡大断面図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の蓋体側スチームキャップ取り付け溝に対するスチームキャップの取り付け開始初期における相互の対応関係を示す拡大断面図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の蓋体側スチームキャップ取り付け溝に対するスチームキャップの取り付け開始状態(スチームキャップの前端側縁部がスチームキャップ取り付け溝縦壁部上端段部に係合し、同係合部を支点として下方側に回転されている状態)における相互の対応関係を示す拡大断面図である。 本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の蓋体側スチームキャップ取り付け溝に取り付けられた状態にあるスチームキャップを取り外し始めた状態における相互の構成と作用を示す拡大断面図である。 従来のスチームキャップの構成における問題点を示す説明図である。
以下、添付の図1〜図8の図面を参照して、本願発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず図1には、本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の全体的な構成が、また図2〜図8には、同電気炊飯器の要部の構成がそれぞれ示されている。
<電気炊飯器本体部分の構成>
本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器における炊飯器本体1は、例えば一例として、図1に示すように、米および水を収容する電磁誘導加熱可能な金属製の内鍋3と、該内鍋3を任意に収納セットし得るように形成された内ケース(保護枠)4と、該内ケース4の底部側に電磁誘導コイル5を介して設けられたコイル台6と、該コイル台6および上記内ケース4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース7と、該外ケース7の上端と上記内ケース4の上端とを連結一体化している肩部材8とから構成されており、この炊飯器本体1の上部側開口部には、該上部側開口部を開閉可能に覆蓋する蓋体2が上記肩部材8後端側でヒンジユニット9を介して軸着され、上下方向に開閉自在に取り付けられている。
上記内ケース4の底壁部4a上には、所定の間隔をおいて上記肩部材8により吊り持ちされた内鍋3の底壁部3aが対応するようになっている。そして、上記内ケース4の底壁部4aの中央部には、センターセンサー嵌挿穴4bが設けられており、該センターセンサー嵌挿穴4bを介して下方側から底センサ10が当該内鍋3の底壁部3aに当接するように臨まされており、これにより内鍋3の温度が検出されるようになっている。
また、上記内ケース4の上部側外周面には、炊飯および保温時において加熱手段として機能する例えば電気ヒータ11が設けられており、炊飯時および保温時において上記内鍋3の側壁部3bを有効かつ均一に加熱するようになっている。
なお、上記内ケース4の下方側、上記コイル台6部分には、その周方向4方に位置してフェライトコアが設けられている。
<蓋体部分の構成>
一方、上記蓋体2は、その上部外周面を構成する合成樹脂製の上板(本体)21と、該上板21の内側(下側)に設けられた同じく合成樹脂製の下板(ポリカバー)22と、該下板22の本体部の内側(下側)に重合固定される蓋ヒータ24を有する金属製の放熱板25と、該放熱板25の下方に設けられ、その外周縁部分にゴム製のパッキン27を有する合成樹脂製の枠部材26を介して上記下板22に着脱可能に取り付けられている金属製の内蓋28とから形成されている。
また、該蓋体2の上記上板21の上面側には、例えば図4に示すような所定の厚さを有する合成樹脂製の銘板20が重合一体化されている。該銘板20には、フックボタン設置口20a、操作キー20b,20c,20d、20e,20f,20g、液晶表示部20hなどが設けられている。
また、該蓋体2の後部側略中央部には、平面視略方形のスチームキャップ取り付け溝30が設けられており、該スチームキャップ取り付け溝30部分に、お粘成分を回収しながら蒸気のみを外部に逃がすとともに炊飯工程において上記内鍋3内の圧力を調節するスチームキャップ40が設けられている。
<スチームキャップ取り付け溝の詳細な構成>
該スチームキャップ取り付け溝30は、上記蓋体2の銘板20の一部を切り欠き、かつ上板21を所定の深さの凹部面に変形させた平面略方形の凹溝よりなり、その前端側縦壁面31上部の左右には、後述するスチームキャップ40前端面の左右一対の係合爪41b、41bを挿入係合するための一対の爪係合凹部31a、31a、また同スチームキャップ取り付け溝30の後端側段丘部32の中央には、後述する上記スチームキャップ40の後端側下部中央の係合爪41cを係合するための爪係合部35が設けられている。
爪係合部35は、例えば図2〜図4、図6、図7に示すように、上端面側(上端部前面側)が所定の傾斜角の爪ガイド用の傾斜面(前方側への下降傾斜面)35aに形成され、同傾斜面35aの下端から内側(後方側)に向けて所定の深さの爪係合凹部35cを設けた構造のものとなっている。上記爪ガイド用の傾斜面35aの下端から上記爪係合凹部35cに続く凹部上面部分は、後方側(奥側)に向けて下降傾斜した傾斜面(前方側に向けて登り傾斜した傾斜面)35bとなっており、これによって、上記爪ガイド用の傾斜面35aの下端と最終的な爪係合凹部35cとの間に略くの字状の係合凸部(符号省略)が形成されている。また、上記爪ガイド用の傾斜面35aの下端から爪係合凹部35cに続く後方側に向けて下降傾斜(前方側に向けて昇り傾斜)した傾斜面35bが、上記スチームキャップ40の後端側係合爪41cの上記爪ガイド用の傾斜面35aから爪係合凹部35c内への係合時および同爪係合凹部35c内から上記爪ガイド用の傾斜面35a側への係合解除時のスムーズな爪ガイド面となるように構成されている。
また、この実施の形態の場合、上記銘板20の切り欠き寸法と上記上板21の凹部変形寸法とは、上記銘板20の切り欠き寸法の方が所定寸法大きく形成されており、それによって少なくとも上記スチームキャップ取り付け溝30の開口面前端側および左右部分には、所定の深さの段部33が形成されている。この段部33が、後述するようにスチームキャップ40の取り付け、取り外し時の係合部となり、上下方向への回動支点となる。
<スチームキャップの詳細な構成>
一方、スチームキャップ40は、例えば筒状の蒸気導入口41aを有する下部側のキャップ本体41と該キャップ本体41の上面側を閉じる、蒸気迂回路形成用の隔壁42aおよび蒸気口44を有するキャップ蓋42との2つのケース体からなる相互に開閉および分離可能な箱形構造よりなり、該箱形構造のスチームキャップ40の前端面側左右(キャップ本体41の前端面側左右)には前端側係合用の一対の係合爪41b、41bが、また後端側下部中央には後端側係合用の一つの係合爪41cがそれぞれ設けられている。
上記スチームキャップ40のキャップ本体41側前端面の上記左右一対の係合爪41b、41b間中央には、上記キャップ本体41とキャップ蓋42とのカップリング状態を固定するロックレバー43用のロック爪41dが設けられている。
他方、上記キャップ蓋42の前端部側には、ロッククレバーブラケット43a,43aを介してコの字形のロッククレバー43が前後方向に回動可能に軸支されている。そして、その中央には所定の長さ下方に伸びるレバー片43bが設けられており、同レバー片43bの上端には、上記ロック爪41dに係合するロック爪43cが設けられている。ロッククレバー43は、軸支部のバネ43dを介してロックが解除された時には、前方側に開放されるように付勢されている。
また、上記キャップ蓋42の天板42b部分は、本体部分よりも所定寸法外形寸法が大きく形成されており、外周には庇状の縁部42cを設けている。この縁部42cの前端側が、後述するように、上記スチームキャップ取り付け溝30の開口面前端側の段部33に係合されて、上記スチームキャップ40の取り付け、取り外し時の回動支点を形成する。
上記スチームキャップ40後端側の係合爪41cは、上記キャップ本体41内のスライド空間45部分にスライド可能に保持された爪本体部材の先端(外端)に板状の係合爪を一体成型した構造のものとなっており、先端側の板状の係合爪は、少し下方に傾斜したものとなっている。そして、その先端側は上下方向に丸い円弧面に形成されている。
上記キャップ本体41内側のスライド空間45内後端には、コイルスプリング46が設けられている。そして、同コイルスプリング46により、その先端側が常時突出するように付勢されており、上記スチームキャップ取り付け溝30の後端側爪係合部35上端側の爪ガイド用の傾斜面35aに衝合した時は、同コイルスプリング46による所定の押圧付勢力を伴って、上方から下方に、また下方から上方に滑らかに摺動する。
これは、上記爪ガイド用の傾斜面35aの下端から爪係合凹部35cに続く傾斜面35bと当接した時も同様である。これら各傾斜面35a,35bと所定幅の係合爪41cとの摩擦面積を出来るだけ小さくし、その摺動性を向上させるために、例えば各傾斜面にはガイド用の細いリブが設けられる(例えば図4の構成を参照)。
上記キャップ本体41内のスライド空間45の底部には、断面三角形状の爪カバー47が螺着されており、該爪カバー47と上記キャップ本体41の底壁の一部(係合爪収納空間を形成する為に上方側に変形させた底壁部分)48との間にスライド空間45を形成している。そして、この爪カバー47の係合爪41cスライド用の上端側傾斜面、およびスライド空間45の傾斜角は、以下に述べる係合爪41cの傾斜角に対応したものとなっている。
すなわち、この実施の形態の場合、上記スチームキャップ40後端側の係合爪41cは、上記スチームキャップ取り付け溝30の後端側爪係合部35上端側の爪ガイド用の傾斜面35aに対して直交する方向に所定の角度傾斜させて(傾斜面35aへの対向角を大きくして)設けられている。そして、それによって、例えば図6の説明図部分に示すように、上記スチームキャップ40を上記スチームキャップ取り付け溝30内に嵌合した状態において、係合爪41cの伸縮・摺動方向が、上述した上記スチームキャップ取り付け溝30側爪係合部35の上記爪ガイド用の傾斜面35aの下端から爪係合凹部35cに続く傾斜面35bに沿ったものとなるように構成されている。
すなわち、上記スチームキャップ40後端側の係合爪41cの傾斜方向は、例えば上記スチームキャップ40の取り付け、取り外し時の回動支点であるスチームキャップ40の前端側係合部(縁部42c前端の係合部)から上記スチームキャップ取り付け溝30後端側係合部35の係合凹部35cの下方への係合面である傾斜面35bを結んだ線に沿った方向となっていることを特徴としている(図6参照)。
このような構成によると、上記スチームキャップ40の回動による上記スチームキャップ40の取り付け、取り外し時において、上記係合爪41cの先端部分に掛かる力の方向が、より上記爪係合部35側爪ガイド用の傾斜面35aに沿った内向きのものとなり、上記スチームキャップ40の回動軌跡に沿ったものとなる。
その結果、上記爪ガイド用の傾斜面35a上を上記係合爪41cの先端が滑らかに摺動するようになることはもちろん、上記係合爪41cが上記爪ガイド用の傾斜面35a下端のくの字状の係合凸部を乗り越えて係合凹部35c内に入る上記スチームキャップ40の係合固定時、また逆に傾斜面35bを介して係合凹部35c内から傾斜面35a側に出る上記スチームキャップ40の係合解除時にも、係合爪41c部分に従来のような抉り方向の力を伴うことなくスムーズな移動を実現することができる。
特に傾斜角が小さく、水平面に近い傾斜面35bで上端側が係止されている係合状態から係合を解除する場合には、係合時以上に大きな力を必要とするものであったが、以上の構成の場合には、例えば図8の(イ)に示すようにスチームキャップ40の後端側を持ち上げるに際し、係合爪41Cが(ロ)に示す方向に向けて設置されており、その傾斜角が傾斜面35bと略同様であるから、係合爪41cが爪ガイド用の傾斜面35a下端のくの字状の係合凸部を乗り越える力(ニ)は、従来に比べて遥かに小さな力で済み、スムーズに係斜面35a側に移動させることが出来る。その後、爪ガイド用の係斜面35aを移動させる力(ホ)は、さらに小さくて済む。したがって、スチームキャップ40取り外し時の操作性が大きく向上する。
そして、この実施の形態では、上記スチームキャップ40は、そのような作用を前提として、上記前端面側左右一対の係合爪41b,41bおよび上記後端面側中央の係合爪41cと上記スチームキャップ取り付け溝30の前端面31側左右一対の爪係合凹部31a,31aおよび後端側段丘部32中央の爪係合部35相互の係合関係を利用して、上記炊飯器本体1側蓋体2のスチームキャップ取り付け溝30内に極めてスムーズにストレスなく嵌合固定され、また必要に応じて取り外されて、炊飯後のおねば等の洗浄が行われる。
したがって、この実施の形態の構成によれば、上記スチームキャップ40のスチームキャップ取り付け溝30への嵌合および嵌合解除動作の何れもが共にスムーズなものになり、その操作感を良好にすることができる。
また、係合爪41c自体の耐久性、係合爪保持部(スライド空間45、爪カバー47部分等)の耐久性も向上するようになる。
なお、この実施の形態の構成は、種々の変形が可能であり、例えばスチームキャップ40前端側の回動支点は、上述のような取り付け溝の上端側に限らず、図8の(ハ)に示す縦壁面部分のいずれかの位置に係合部を設けて設定することも可能である。
1は炊飯器本体、2は蓋体、3は内鍋、4は内ケース、5は電磁誘導コイル、6はコイル台、7は外ケース、30はスチームキャップ取り付け溝、31は前端面(縦壁面)、31aは爪係合凹部、32は段丘部、35は爪係合部、35aは爪ガイド用の傾斜面、35bは傾斜面、35cは爪係合凹部、40はスチームキャップ、41はキャップ本体、41bは前端側係合爪、41cは後端側係合爪、42はキャップ蓋、43はロッククレバーである。

Claims (3)

  1. 炊飯機能を備えた炊飯器本体と、該炊飯器本体の上部側開口部を覆う蓋体と、該蓋体に設けられたスチームキャップ取り付け溝と、該スチームキャップ取り付け溝に着脱可能に嵌合されるスチームキャップとからなり、上記スチームキャップ取り付け溝の前端には、上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となる上記スチームキャップ前端側の係合部が設けられているとともに、後端側には、上記スチームキャップの後端側を係合固定する爪ガイド面を備えた係合凹部が設けられている一方、上記スチームキャップの後端側には、上記スチームキャップの前端側係合部よりも低い位置において、上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部に係合する係合爪が設けられている電気炊飯器であって、上記スチームキャップ後端側の係合爪を、上記スチームキャップ取り付け溝後端側係合凹部の爪ガイド面に直交する方向に傾斜させて設けたことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 上記スチームキャップ後端側の係合爪の傾斜方向は、上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となるスチームキャップ前端側係合部から上記スチームキャップ取り付け溝後端側の係合凹部を結んだ線に沿った方向となっていることを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 上記スチームキャップの取り付け、取り外し時の回動支点となる上記スチームキャップ前端側の係合部は、上記蓋体の蓋本体と銘板との間の段部により形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電気炊飯器。
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JP7460914B2 (ja) 2021-03-31 2024-04-03 タイガー魔法瓶株式会社 電気調理器

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JP7460914B2 (ja) 2021-03-31 2024-04-03 タイガー魔法瓶株式会社 電気調理器

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