JP2018200077A - 固定板付転がり軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 固定板により外輪に加わる押圧力を外輪の円周方向で分散させ、押圧力を外輪全体に加わるようにして、外輪の真円度の悪化を防止する。
【解決手段】 固定板付転がり軸受装置は、外輪21と、内輪23と、外輪21と内輪23との間に組み込まれるボール25と、前記外輪21に固定される固定板3と、を備え、固定板3は、外輪21に嵌合されて径方向に一定の幅を有する外輪嵌合部3aと、外輪嵌合部3aよりも外径に設けられて固定対象物に取り付けられる取付部3bとを有し、取付部3bは、固定板3と固定対象物とを締結する締結部材が挿通されるねじ孔31と、ねじ孔31と周方向に重なると共に外輪嵌合部3aよりも径方向側に間隔を設けて形成されたスリット32とを含んでいる。
【選択図】 図1
【解決手段】 固定板付転がり軸受装置は、外輪21と、内輪23と、外輪21と内輪23との間に組み込まれるボール25と、前記外輪21に固定される固定板3と、を備え、固定板3は、外輪21に嵌合されて径方向に一定の幅を有する外輪嵌合部3aと、外輪嵌合部3aよりも外径に設けられて固定対象物に取り付けられる取付部3bとを有し、取付部3bは、固定板3と固定対象物とを締結する締結部材が挿通されるねじ孔31と、ねじ孔31と周方向に重なると共に外輪嵌合部3aよりも径方向側に間隔を設けて形成されたスリット32とを含んでいる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、固定板付転がり軸受装置に関する。
自動車のトランスミッションに転がり軸受が組み込まれる場合、例えば、当該転がり軸受は、歯車軸の端部をトランスミッションのハウジングの内面に回転自在に支持するために用いられる。このとき、転がり軸受は、固定板を介してトランスミッションのハウジングに固定されることがある。図7に示すように、転がり軸受102の内輪107は、カウンターシャフト等の回転軸101の端部に嵌め込められ、ハウジング103の内面に設けられた保持凹部109に外輪105を嵌め込むことにより、ハウジング103に対して回転自在に支持されている。更に、外輪105が保持凹部109から抜け出すことを防止するために、固定板110に設けられた複数の取付孔114を介して、ボルト120によりハウジング103に固定板110を取り付けることで、外輪105を保持凹部109の内側に押し付けている。
転がり軸受102と固定板110は、両者を組み合わせて一体化し、保持凹部109への組み付けを容易にしている。
取付孔114に挿通されたボルト120を締め付けた場合、固定板110から外輪105に加わる押圧力は、取付孔114に近いほど大きく、これら取付孔114から離れるほど押圧力が小さくなる。すなわち、外輪105に加わる押圧力が円周方向に不均一になる。外輪105に加わる力が不均一になることにより、外輪105が歪むことになる。
そこで、特許文献1には、外輪を押圧する押圧力の円周方向に関する偏りを緩和して、外輪の変形を抑制することが開示されている。
図8及び図9に従い特許文献1の固定板付転がり軸受装置について説明する。尚、図7と同一部分には同一符号を付し、説明を省略する。
図8に示した固定板110は、円周方向で等間隔の位置に、それぞれボルトを挿通するための取付孔114を形成している。そして、固定板110の中心部には、転がり軸受102の小径段部112が嵌まり込む嵌合孔113が形成されている。
上記の嵌合孔113の内周縁部のうちで、各取付孔114の径方向内側部分には、それぞれ大径切り欠き部116が形成されている。
固定板110の当接面(図9の右側面)は、嵌合孔113の周囲部分のうち、大径切り欠き部116から円周方向に外れた部分でのみ、小径段部112の軸方向の内端側の立ち上がり面115に当接する。
ボルト120を締め付けた状態でも立ち上がり面115のうちで各取付孔114の内径側に位置する部分が固定板110により押圧されることはなくなる。
このように、3箇所の位置の取付孔114に挿通した各ボルトの締め付けにかかわらず、固定板110のうちで、各取付孔114の近傍部分は、外輪105の立ち上がり面115と当接しない。そして、図8の鎖線Xで囲った部分が、各取付孔114から最も近い押圧面である。各大径切り欠き部116の両端部の円周方向6箇所の位置で、外輪105の立ち上がり面115が、固定板110から最も大きな押圧力を受ける。大径切り欠き部116を設けていない場合には、立ち上がり面115が固定板110から円周方向の3箇所の位置で最も強く押圧されていたのに対し、倍の6箇所位置で、最も大きな押圧力を受け、1箇所当たりの押圧力を小さくできる。そして、最も大きな押圧力を受ける場所を分散して、その押圧力を小さくすることで、円周方向の押圧力の差を小さくして、外輪105の変形を防止している。
上記した特許文献1に記載したものにおいては、最も押圧力がかかる部分を6箇所に分散するので、押圧力の偏りを少なくしているが、大径切り欠き部116には押圧力が付与されない。このため、円周方向での押圧力の偏りを解消することはできず、外輪を押圧する力が円周方向に対して均一に加わらずに、外輪の真円度の悪化は十分に解消されていないという問題があった。
そこで、この発明は、固定板付転がり軸受装置において、外輪の真円度の悪化を防止することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、この発明の固定板付転がり軸受装置は、外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に組み込まれる転動体と、前記外輪に固定される固定板と、を備え、前記固定板は、前記外輪に嵌合されて径方向に一定の幅を有する外輪嵌合部と、前記外輪嵌合部よりも外径に設けられて固定対象物に取り付けられる取付部とを有し、前記取付部は、前記固定板と前記固定対象物とを締結する締結部材が挿通される挿通孔と、前記挿通孔と周方向に重なると共に前記外輪嵌合部よりも径方向外側に間隔を設けて形成されたスリットとを含んで構成される。
また、前記外輪嵌合部は、前記外輪が嵌合する環状の嵌合孔を有し、前記スリットは、前記嵌合孔に対して曲率が異なる辺を有するように形成すればよい。
また、前記スリットの前記辺は、前記挿通孔の中心と前記嵌合孔の中心とを通る仮想線上に位置する点から周方向両側に離れるにつれて曲率が小さくなる曲線状に形成すればよい。
この発明は、固定板付転がり軸受装置において、外輪に固定される固定板は、外輪嵌合部の全周に亘って外輪と当接し、スリットで分散された押圧力は、外輪嵌合部の全周に分散されることになる。その結果、外輪にかかる押圧力の偏りを減らすことができ、当該外輪の真円度が悪化するのを抑制できる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この第1実施形態の固定板付転がり軸受装置1は、転がり軸受2とこの転がり軸受2に嵌め込まれる固定板3とからなる。
図1及び図2に示すように、この第1実施形態の固定板付転がり軸受装置1は、転がり軸受2とこの転がり軸受2に嵌め込まれる固定板3とからなる。
転がり軸受2は、外輪21と、内輪23と、その外輪21の内径面に形成された軌道溝22と内輪23の外径面に形成された軌道溝24間に組込まれた転動体としての複数のボール25及びそのボール25を保持する保持器26からなる。本実施形態の転がり軸受2は、深溝玉軸受である。軌道溝22の中央部は、外輪21の内径面中央部に対して軸方向(固定板3とは反対側)にオフセットしている。軌道溝24の中央部も内輪23の内径面中央部に対して軸方向(固定板3とは反対側)にオフセットしている。外輪21、内輪23、ボール25、及び保持器26は、金属製部材である。なお、転がり軸受2は、深溝玉軸受に限らず、アンギュラ玉軸受、スラスト玉軸受、自動調心玉軸受などであってもよい。また、以下の説明において、転がり軸受2の中心軸に沿った方向を「軸方向」、当該中心軸に対して直交する方向を「径方向」と呼ぶ。
外輪21には、この外輪21の外径面21aよりも小径の小径段部27が全周に亘って形成されている。小径段部27は、外輪21の外径面21aのうち軸方向一端部を内径側に窪ませることでなる。小径段部27は、外輪21の軌道溝22よりも軸方向外側に位置している。小径段部27は、外輪21の軸方向端面21bに対して軸方向内側に立ち上がり面28を有している。立ち上がり面28は、小径段部27のうち軸方向に延びる水平面の軸方向内側端部から径方向外側に向かって延びている。小径段部27のうち軸方向に延びる水平面は、外輪21の軸方向端面21bの中央よりも外径側に位置している。
小径段部27は、固定板3の中心部に形成された環状の嵌合孔30に嵌まり込む。これにより、固定板3は、外輪2に固定される。ここで、固定板3は、金属製部材(例えば、ステンレス鋼板、アルミダイキャスト等の合金)である。固定板3は、外輪21が嵌合される外輪嵌合部3aを有する。外輪嵌合部3aは、径方向に一定の幅を有し、その周縁に外輪21が嵌合する。外輪嵌合部3aは、小径段部27が嵌合する嵌合孔30と、小径段部27の立ち上がり面28と当接して径方向に一定の幅を有する当接面30aとを含む。当接面30aは、嵌合孔30に対して外径がやや大きい環状面であり、小径段部27の立ち上がり面28と軸方向に当接している。具体的には、小径段部27に嵌め込まれた固定板3を軸方向に押し込むことにより、小径段部27の立ち上がり面28に当接面30aが当接することになる。ここでは、当接面30aの全周が立ち上がり面28に当接している。
図1及び図4に示した固定板3は、3つの短辺と3つの長辺とを円周方向に関して交互に配置した略六角形状である。固定板3のうち3箇所の短辺に対応する(周方向に重なる)位置に、固定対象物、例えば、トランスミッションのハウジング6(図6参照)に取り付けられる取付部3bが設けられている。なお、固定対象物は、トランスミッションのハウジングに限らない。例えば、固定対象物は、自動車のデファレンシャルのハウジングであってもよい。
取付部3bは、外輪嵌合部3aよりも外径に設けられている。この取付部3bは、固定板3と固定対象物とを締結する締結部材(ここでは、ボルト)4が挿通される複数の挿通孔31と、複数のスリット32とを有する。複数の挿通孔31及びスリット32はそれぞれ、周方向等間隔に設けられている。この実施形態では、取付部3bには、挿通孔として、ボルト4と螺合するねじ孔31が形成されている。ねじ孔31を形成するために、固定板3には、転がり軸受2の転動体4側に向かって突出するボス部31aが設けられている。
スリット32は、ねじ孔31と周方向に重なると共に、外輪嵌合部3aよりも径方向外側に間隔を設けて形成されている。スリット32は、ねじ孔31と当接面30aとの間に設けられている。スリット32は、ねじ孔31の中心と嵌合孔30の中心とを結ぶ仮想線上に設けられている。
取付部3bに設けられるスリット32の形状は、嵌合孔30に対して同心円形状でない形状、具体的には、スリット32のうちねじ孔31側の辺と嵌合孔30側の辺がそれぞれ、嵌合孔30と曲率の異なる楕円形状である。即ち、スリット32のうちねじ孔31側の辺と嵌合孔30側の辺はそれぞれ、中央から周方向両側に向かって曲率が小さくなる曲線状である。ここで、スリット32のうちねじ孔31側の辺及び嵌合孔30側の辺の中央は、ねじ孔31の中心と嵌合孔30の中心とを通る仮想線上に位置する点である。ここで、スリット32のうち嵌合孔30側の辺と嵌合孔30の周縁とを結ぶ距離L1は、スリット32のねじ孔31側の辺とネジ孔31の周縁とを結ぶ距離L2よりも小さい。すなわち、スリット32は、ねじ孔31よりも嵌合孔30に近い位置に設けられている。なお、スリット32のうちねじ孔31側の辺と嵌合孔30側の辺のうちいずれか一方の辺が、嵌合孔30に対して曲率が異なっていてもよい。例えば、スリット32は、本実施形態の形状に限らず、楕円形状であってもよい。
本実施形態の固定板付転がり軸受装置1は、例えば、自動車用のトランスミッションにおいて、歯車軸をハウジングに回転自在に支持する。
図6は、トランスミッション40の構成を示す概略断面図である。図6に示すように、トランスミッション40は、段階的に変速比を変化させる多段変速機になっており、その入力軸41、出力軸42を回転可能に支持する転がり軸受装置として、上述の固定板付転がり軸受装置1を備えている。さらに、バックギア軸48を支持する固定板付転がり軸受装置1を備えている。なお、以下の説明では、入力軸41、42、バックギア軸48を歯車軸41、42、48と呼ぶこともある。トランスミッション40は、エンジンの回転が入力される入力軸41と、入力軸41と平行に設けられた出力軸42と、入力軸41から出力軸42に回転を伝達する複数の歯車列43〜46と、各歯車列43〜47と入力軸41または出力軸42との間に組み込まれた図示しないクラッチとを有する。さらに、出力軸42に逆転の回転を伝達するバックギア軸48を有する。トランスミッションは、クラッチを選択的に係合させることで使用する歯車列43〜47を切り替え、入力軸41から出力軸42に伝達する回転の変速比を変化させる。出力軸42の回転は出力歯車47に出力され、その出力歯車47の回転がディファレンシャルギヤ等に伝達される。
図3及び図6に示すように、トランスミッション40を構成する歯車軸41、42、48の端部は、転がり軸受2により、ハウジング6の内面に回転自在に支持されている。ハウジング6の内面には、円形の保持凹部61が設けられ、この保持凹部61に転がり軸受2の外輪21が嵌め込まれている。固定板3は、ボルト4によって、ハウジング6に取り付けられる。ボルト4を締め付けることにより、転がり軸受2の外輪21は保持凹部61に押し付けられる。これにより、外輪21が保持凹部61から抜け出すのを防止している。転がり軸受2の内輪23には、歯車を取付けた歯車軸の端部が嵌め込まれている。歯車軸41、42、48の端部は、ピン51、52により内輪23に固定されている。
図3に従い、この発明の実施形態の固定板付転がり軸受装置1の固定板3をハウジング6に固定する方法につき説明する。
ハウジング6には、固定板3を固定するボルト4が挿通される孔部62が設けられている。孔部62と固定板3のねじ孔31との位置を合わせた後、孔部62からねじ孔31に向けて、カラー63を嵌め込んだボルト4をねじ込み、外輪嵌合部3aの当接面30aを立ち上がり面28に当接させる。ボルト4を締め付けることにより、立ち上がり面28と固定板3の当接面30aとが当接し、外輪21を保持凹部61に押さえつけ、当該外輪21が抜け出すことを防止する。
ボルト4を締め付けた際の固定板3の当接面30aに係る押圧力は、スリット32によって、分散される。そして、図4のクロスハッチングで示すように、固定板3の当接面30aの全周に亘って押圧力が分散される。この結果、外輪21に対して偏った押圧力の付与が抑制され、外輪21の真円度の悪化が抑制される。
固定板3をボルト4によりハウジング6に取り付ける際の応力の分布について述べる。上述したように、ボルト4が挿通されるねじ孔31と嵌合孔30の中心とを結ぶ線上で、固定板30の当接面30aから径方向外側に離れた位置に設けられたスリット32が設けられている。スリット32を設けることで、ボルト4の締め付けによって固定板3の当接面30aが小径段部27の立ち上がり面28を押し付ける押圧力が分散される。分散された押圧力は、固定板3の当接面30aの全周に分散されることになる。その結果、外輪21に作用する押圧力の偏りを減らすことができ、当該外輪21の真円度を悪化することが抑制できる。
そして、スリット32の形状は、ボルト4の締め付けに伴って固定板3が外輪21の軸方向に押圧する力が、嵌合孔30の円周方向に不均一になることをより緩和させるために、当該嵌合孔30に対して曲率が異なる辺を有している。応力集中は曲率が小さくなるほど大きくなるため、ねじ孔31に距離が近い方の曲率が大きく、遠ざかるにつれて曲率が小さくなる曲線形状に形成している。これにより、応力集中が平均化されて、固定板3の当接面30aに係る押圧力をより均一に分散させることができ、外輪21の真円度の悪化を防止することができる。また、スリット32の嵌合孔30側の辺と嵌合孔30の周縁とを結ぶ距離L1が、スリット32のねじ孔31側の辺とねじ孔31の周縁とを結ぶ距離L2よりも小さいため、外輪21が嵌合する嵌合孔30の近傍にスリット32を設けることができ、外輪21の近傍で応力が分散されるため、当該外輪21の真円度の悪化を防止し易い。
次に、第2実施形態に係る固定板付転がり軸受装置1Aについて、図5を参照して説明する。第2実施形態に係る固定板付転がり軸受装置1Aは、第1実施形態に係る固定板付転がり軸受装置1に対して、固定板を一部変形したものである。なお、以下の実施形態では、第1実施形態と異なる点について説明する。本実施形態に係る固定板付転がり軸受装置1Aの固定板3Aは、各辺が等しくない変形四角形である。このような第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。
上記した実施形態においては、挿通孔として、固定板3にボルト4と螺合するねじ孔31が設けられているが、固定板3には、ボルト4が挿通される挿通孔を設け、ハウジング6側にボルト4と螺合するねじ孔を設けてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :固定板付転がり軸受装置
2 :転がり軸受
3 :固定板
3a :外輪嵌合部
3b :取付部
4 :ボルト(締結部材)
21 :外輪
23 :内輪
25 :ボール(転動体)
30 :嵌合孔
31 :ねじ孔
32 :スリット
2 :転がり軸受
3 :固定板
3a :外輪嵌合部
3b :取付部
4 :ボルト(締結部材)
21 :外輪
23 :内輪
25 :ボール(転動体)
30 :嵌合孔
31 :ねじ孔
32 :スリット
Claims (3)
- 外輪と、
内輪と、
前記外輪と前記内輪との間に組み込まれる転動体と、
前記外輪に固定される固定板と、を備え、
前記固定板は、前記外輪に嵌合されて径方向に一定の幅を有する外輪嵌合部と、前記外輪嵌合部よりも外径に設けられて固定対象物に取り付けられる取付部とを有し、
前記取付部は、前記固定板と前記固定対象物とを締結する締結部材が挿通される挿通孔と、前記挿通孔と周方向に重なると共に前記外輪嵌合部よりも径方向外側に間隔を設けて形成されたスリットとを含む、固定板付転がり軸受装置。 - 前記外輪嵌合部は、前記外輪が嵌合する環状の嵌合孔を有し、
前記スリットは、前記嵌合孔に対して曲率が異なる辺を有する、請求項1に記載の固定板付転がり軸受装置。 - 前記スリットの前記辺は、前記挿通孔の中心と前記嵌合孔の中心とを通る仮想線上に位置する点から周方向両側に離れるにつれて曲率が小さくなる曲線状である、請求項2に記載の固定板付転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017105365A JP2018200077A (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 固定板付転がり軸受装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020158052A1 (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 株式会社明電舎 | 軸受押さえ板、及び、それを用いた回転電機 |
-
2017
- 2017-05-29 JP JP2017105365A patent/JP2018200077A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020158052A1 (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 株式会社明電舎 | 軸受押さえ板、及び、それを用いた回転電機 |
US11368068B2 (en) | 2019-01-28 | 2022-06-21 | Meidensha Corporation | Bearing pressure plate and rotating electric machine using same |
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