JP2018199652A - 化粧料 - Google Patents
化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018199652A JP2018199652A JP2017105846A JP2017105846A JP2018199652A JP 2018199652 A JP2018199652 A JP 2018199652A JP 2017105846 A JP2017105846 A JP 2017105846A JP 2017105846 A JP2017105846 A JP 2017105846A JP 2018199652 A JP2018199652 A JP 2018199652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- powder
- core part
- resin particles
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
Description
樹脂粒子には様々なものが知られているが、塗料、樹脂材料、化粧料等の用途によっては、柔軟性が高いポリウレタン樹脂粒子が使用されることがある(特許文献1)。
また、樹脂粒子の用途によっては、多孔質化された樹脂粒子が用いられることがある(特許文献2)。
特許文献1、2の課題を解決できる樹脂粒子として、特許文献3の発明が知られている。
前記多孔質樹脂粒子が、コア部と、該コア部の周囲に形成されたシェル部とを備え、多孔質構造を有しており、
前記コア部が、(メタ)アクリレートモノマー単位を有するコア部形成架橋樹脂からなり、前記シェル部は、ポリウレタン及びポリウレアの少なくとも一方を含有するシェル部形成架橋樹脂からなり、
前記コア部形成架橋樹脂の質量(M1)と前記シェル部形成架橋樹脂の質量(M2)との質量比率(M2/M1)が80/20〜5/95の範囲内のものである、化粧料を提供する。
前記多孔質樹脂粒子は、コア部と、該コア部の周囲に形成されたシェル部とを備え、多孔質構造を有しており、前記コア部が、(メタ)アクリレートモノマー単位を有するコア部形成架橋樹脂からなり、前記シェル部は、ポリウレタン及びポリウレアの少なくとも一方を含有するシェル部形成架橋樹脂からなり、前記コア部形成架橋樹脂の質量(M1)と前記シェル部形成架橋樹脂の質量(M2)との質量比率(M2/M1)が80/20〜5/95の範囲内のものである。
本発明で使用する多孔質樹脂粒子は特開2017−48323号公報に記載されている多孔質樹脂粒子を使用することができる。
また本発明で使用する多孔質樹脂粒子は、化粧料として要求される性能を満たすため、嵩比重が0.2g/ml以下であるものが好ましく、0.15g/ml以下であるものがより好ましく、0.12g/ml以下であるものがさらに好ましい。
本発明の化粧料は、粉体化粧料またはメイクアップ化粧料が好ましく、特に粉体化粧料が好ましい。
粉体粧料は、プレストパウダー(固形状のもの)、ルースパウダー(粉体状のもの)の両方を含み、具体的には、ボディパウダー、フェイスパウダー、ファンデーション、チーク、アイシャドウ、アイブロウ、粉白粉、ベビーパウダーなどを挙げることができる。
公知の化粧料粉末成分としては、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、アルミナ、シリカ、ガラスフレーク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、窒化ホウ素、無水ケイ酸、硫酸バリウム、化粧品用タール色素、有機色素、βカロチン、カルサミン、カルミン、クロロフィル、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、各種雲母(天然物および合成品)、酸化クロム、カーボンブラック、白色顔料、パール顔料などの顔料、
アルミニウム粉末、球状ナイロン、球状ポリスチレン、雲母チタン、金雲母鉄、二酸化チタン、酸化チタン、酸化鉄などの無機粉体;
ナイロンパウダー、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル、ウールパウダー、セルロースパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、でんぷん粉などの有機粉末などを挙げることができるが、これらの中でも無機粉末が好ましい。
炭化水素、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、アルキッド、アクリル、スルホンアミド樹脂、ニトロセルロース;
ミネラルオイル、オリーブ油、アーモンド油、カカオ脂、マカデミアナッツ油、アボカド油、硬化パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、月見草油、合成トリグリセライド、ロウ、ヒマワリ種子ロウ、ミツロウ、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル、直鎖・環状シリコーンオイル、ジメチルポリシロキサン、モノステアリン酸グリセリン、デカメチルシクロペンタンシロキサン、ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリフェニルメチルシロキサン、ロジンペンタエリスリトットエステル、ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリイソオクタン酸グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、モノラウリン酸プロピレングリコール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルなどの油剤;
グリセリン、プロピレングリコール、ソルビット、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジグリセリン、マンニトール、POEメ
チルグリコシド、生体高分子、蔗糖などの保湿剤;
エチルヘキサン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルなどのエモリエント成分;
クインスシード、ペクチン、セルロース誘導体、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、ソアギーナ、カルボキシビニルポリマー;
ミリスチン酸オクチルドデシル、ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール、モノオレイン酸ソルビタン、トリイソオクタン酸グリセリン、オクチルメトキシシンナメート、モノオレイン酸POEソルビタン、イソセチル、イソステアリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸イソプロピル、クエン酸アセチルトリブチル、ジ安息香酸トリメチルペンタンジイル、ステアリルコニウムベントナイト;、
増粘剤、防腐剤、乳化剤、安定化剤、可塑剤;
陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、蛋白質系界面活性剤;
pH調整剤、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、金属イオン封止剤、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、
紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、分散剤、褐色防止剤、緩衝剤、沈殿防止成分、ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、使用性改質剤。
また、本発明の化粧料は、前記粉体化粧料、リップクリーム、口紅、アイライナーやマスカラなどのメイクアップ化粧料以外の化粧料、例えば、ローション、クリーム、ジェル、オイルなどのベースコントロール化粧品、制汗剤などのエアゾール製剤、ネイルエナメル、ネイルトリートメントなどの美爪料、日焼け止め化粧料、整髪料、パックなどにすることができる。
特開2017−48323号公報の製造例1と実施例と同様にして製造した。得られた樹脂粒子のSEM写真を図1に示す。
粒子径(体積平均粒子径):5.3μm
吸油量(トルエン):440g/100g(特開2017−48323号公報の段落番号0039に記載の方法)
不揮発分:99.2%
比表面積:55m2/g(BET法)
屈折率:1.52
表1に示す各粉体試料2gを秤量し、JIS K-5101-13-1により各油剤の吸油量を測定した。
なお、比較成分の詳細は、次のとおりである。
ウレタンパウダー:D-800(東色ピグメント株式会社)平均粒子径6μm、比表面積4m2/g
シリカパウダー:サンスフェアH-52(AGCエスアイテック株式会社)平均粒子径5μm、比表面積700m2/g
ナイロンパウダー:ORGASOL 4000 EXD NAT COS(アルケマ株式会社)平均粒子径10μm、比表面積8m2/g、
表2に示す各粉体試料(試験例1と同じもの)を使用し、JIS K-5101により嵩比重を測定した。
表3に示す1〜9を秤量し、高速混合機にて混合分散した。次に10を加え混合分散し、粉白粉を製造した。
得られた粉白粉を使用して、下記の各評価を行った。
実施例1、比較例1の粉白粉を化粧品評価のパネラーの顔表面に塗布し、3時間後に前記塗布面を目視観察した。
評価は、主によれがないかどうかを下記基準により評価した。
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:不良
実施例1、比較例1の粉白粉を化粧品評価のパネラーの顔表面に塗布し、3時間後に前記塗布面を目視観察した。
評価は、テカリがないかどうかを下記基準により評価した。
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:不良
実施例1および比較例1の粉白粉を化粧品評価のパネラーの顔表面に塗布するときの塗布のし易さを下記基準により評価した。
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:不良
実施例および比較例の各パウダー状化粧料を化粧品評価のパネラーの顔表面に塗布するときの使用感(サラサラ感)を下記基準により評価した。
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:不良
表3から明らかなとおり、実施例1の化粧料に含まれている多孔質樹脂粒子は吸油量が多いため、比較例1と比べて優れた評価が得られた。
表4に示す1〜13を秤量し、高速混合機にて混合分散した。
次に14〜21を加え混合分散した。
次に1〜21のバルクを精製水に分散してスラリーにした。
次にバキュームしながらプレス成型したものを乾燥し、パウダーファンデーションを製造した。
得られたパウダーファンデーションを使用して、実施例1と同様にして各評価を行った。
表4から明らかなとおり、実施例2の化粧料に含まれている多孔質樹脂粒子は吸油量が多いため、比較例2と比べて優れた評価が得られた。
Claims (3)
- 多孔質樹脂粒子を含有する化粧料であって、
前記多孔質樹脂粒子が、コア部と、該コア部の周囲に形成されたシェル部とを備え、多孔質構造を有しており、
前記コア部が、(メタ)アクリレートモノマー単位を有するコア部形成架橋樹脂からなり、前記シェル部は、ポリウレタン及びポリウレアの少なくとも一方を含有するシェル部形成架橋樹脂からなり、
前記コア部形成架橋樹脂の質量(M1)と前記シェル部形成架橋樹脂の質量(M2)との質量比率(M2/M1)が80/20〜5/95の範囲内のものである、化粧料。 - 前記多孔質樹脂粒子と他の化粧料粉末成分を含んでおり、前記多孔質樹脂粒子と前記他の化粧料粉末成分の合計量中の前記多孔質樹脂粒子の含有割合が5〜20質量%である、請求項1記載の化粧料。
- 粉体化粧料またはメイクアップ化粧料である、請求項1または2記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017105846A JP2018199652A (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017105846A JP2018199652A (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018199652A true JP2018199652A (ja) | 2018-12-20 |
Family
ID=64667793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017105846A Pending JP2018199652A (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018199652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020186202A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 東色ピグメント株式会社 | ケラチン繊維用化粧料 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0826930A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-01-30 | Kanebo Ltd | 固型メークアップ化粧料 |
JP2002265529A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-18 | Sekisui Plastics Co Ltd | 多孔質樹脂微粒子およびそれを配合した外用剤 |
JP2011020959A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Key Tranding Co Ltd | 固形粉末化粧料及びその製造方法 |
JP2013227535A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-11-07 | Sekisui Plastics Co Ltd | 多孔質樹脂粒子、多孔質樹脂粒子の製造方法、及び、その用途 |
JP2016040264A (ja) * | 2012-09-26 | 2016-03-24 | 積水化成品工業株式会社 | 多孔質樹脂粒子、多孔質樹脂粒子の製造方法、およびその用途 |
JP2016199532A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 東色ピグメント株式会社 | 化粧料 |
JP2017048323A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 根上工業株式会社 | 多孔質樹脂粒子及びその製造方法 |
JP2017514827A (ja) * | 2014-04-30 | 2017-06-08 | ロレアルL′Oreal | 高い湿潤点を有する粒子を含むマイクロカプセルを含む組成物 |
-
2017
- 2017-05-29 JP JP2017105846A patent/JP2018199652A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0826930A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-01-30 | Kanebo Ltd | 固型メークアップ化粧料 |
JP2002265529A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-18 | Sekisui Plastics Co Ltd | 多孔質樹脂微粒子およびそれを配合した外用剤 |
JP2011020959A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Key Tranding Co Ltd | 固形粉末化粧料及びその製造方法 |
JP2013227535A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-11-07 | Sekisui Plastics Co Ltd | 多孔質樹脂粒子、多孔質樹脂粒子の製造方法、及び、その用途 |
JP2016040264A (ja) * | 2012-09-26 | 2016-03-24 | 積水化成品工業株式会社 | 多孔質樹脂粒子、多孔質樹脂粒子の製造方法、およびその用途 |
JP2017514827A (ja) * | 2014-04-30 | 2017-06-08 | ロレアルL′Oreal | 高い湿潤点を有する粒子を含むマイクロカプセルを含む組成物 |
JP2016199532A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 東色ピグメント株式会社 | 化粧料 |
JP2017048323A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 根上工業株式会社 | 多孔質樹脂粒子及びその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020186202A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 東色ピグメント株式会社 | ケラチン繊維用化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2524476B2 (ja) | メ―キャップ用化粧組成物 | |
US9192557B2 (en) | Water-free cosmetic preparation | |
JP2004510718A (ja) | 多層角度変色ピグメントを含有する親水性連続相を有する化粧品組成物のメークアップとしての使用 | |
JP6828040B2 (ja) | アルキルセルロースと、非相溶性である炭化水素およびシリコーン油とを含む組成物ならびにそれを用いる方法 | |
JP7426828B2 (ja) | 固形口唇化粧料 | |
JP2007262033A (ja) | 油性化粧料 | |
US20100234321A1 (en) | Oily cosmetic and cosmetic product | |
JP2016199532A (ja) | 化粧料 | |
EP3083730A2 (en) | Styrene maleic anhydride polymers in cosmetics and personal care products | |
JP6799242B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2012184206A (ja) | 油性固形化粧料 | |
JP2018199652A (ja) | 化粧料 | |
JP2008050309A (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP4782603B2 (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JP6170312B2 (ja) | 含水粉末化粧料 | |
JP7306952B2 (ja) | 粉末化粧料およびその製造方法 | |
JP7242256B2 (ja) | ゴニオクロマチック顔料及び白色顔料を含むメイクアップ用粉末組成物 | |
JP6829886B2 (ja) | 油性化粧料 | |
JP5399052B2 (ja) | 油性化粧料および化粧製品 | |
JP5138982B2 (ja) | 粉末化粧料 | |
JP7186277B2 (ja) | 水性分散体、化粧料組成物、及び化粧料の製造方法 | |
JP7041938B2 (ja) | 粉末化粧料及び化粧方法 | |
JP7449724B2 (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP6072576B2 (ja) | 睫用化粧料 | |
JP2003238349A (ja) | ペースト状油性化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200923 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210209 |