JP2018197946A - 機械と相互通信可能に接続される機械制御用コンピュータ、機械システム、ベースソフトウェア、コンピュータ読取可能な記録媒体、データ構造、及び機械制御方法 - Google Patents

機械と相互通信可能に接続される機械制御用コンピュータ、機械システム、ベースソフトウェア、コンピュータ読取可能な記録媒体、データ構造、及び機械制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間での情報の受渡しとその管理を行える機械制御用コンピュータを提供する。【解決手段】機械制御用のコンピュータ10にベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14が搭載されている。ベースソフトウェア13は、プログラム部分である第1通信部15と、プログラム部分である第2通信部16と、プログラム部分である情報変換部23とを含む。情報変換部23は、機械11、12等のカテゴリに対応するデータモデル27、28等に基づいて、機械11に固有の第1機械情報を、作業ソフトウェア14に固有の第2機械情報に変換することをコンピュータ10のCPU30に実行させる。【選択図】図5

Description

本発明は、機械と相互通信可能に接続される機械制御用コンピュータ、機械システム、ベースソフトウェア、コンピュータ読取可能な記録媒体、データ構造、及び機械制御方法に関する。
従前より、生産計画を行う生産計画装置によって、製造する製品、製品数、納期、使用する機械、及び製造工程などが計画されている。そして、生産計画装置によって立案された製造計画に基づいて、製造現場の作業者が、工作機械や産業用ロボットなどの機械を稼働させていた。また、製造現場の作業者が、機械の操業情報、製品の製造実績などを生産計画装置に送ることにより、品質管理、工程管理等を行ってきた。
例えば、品目オブジェクト、作業オブジェクトを用いて工程情報を作成し、工程情報と資源オブジェクトから割付け情報を作成する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、工作機械又は測定装置の機器情報をあらかじめ設定された周期で定期的に収集し、収集された機器情報を収集時刻と関係付けてデータベースに蓄積し、外部装置に送信する方法がある(例えば、特許文献2参照。)。
近年、市場ニーズの多様化、製品ライフサイクルの短期化、グローバル市場における競争の激化により、製品品種が増大するとともに、販売量の変動が増大している。そのため、市場の要求にダイナミックに連動して製品を製造できるように、変種変量生産に対応することが求められている。
国際公開第2007/105298号 特開2004−62276号公報
そこで、複数の機械を一つの製造セルとしてまとめて、工程毎に製造セル単位で製造を行うセル生産方式が提案されている。セル生産方式では、一つの製造セルで複数の品種を生産することが可能であり、生産量に合わせて製造セルの数を増減させることも可能であり、製造する品種の変化に合わせて製造セル内の構成を変更することも可能である。
さらに、生産計画指示を生産計画装置からインターネット通信を介して受信しつつ、製製造現場における複数の機械をイントラネット通信を介して制御するセル制御装置が開発されている。このようなセル制御装置によれば、製造現場から離れた場所に在る生産計画装置からの指示により各機械を稼働させ、各機械から各種の情報をリアルタイムに自動収集して一元的に管理できるようになる、と期待されている。
前述のようなセル制御装置においては、専用の作業ソフトウェアをセル制御装置に組込み、各機械とセル制御装置とを通信可能に相互接続し、機械毎の作業動作を実行できるようにする事が考えられている。この場合、セル制御装置のベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間で情報を受渡せるようにする必要がある。このとき、セル制御装置に組込まれた作業ソフトウェアを管理できることも必要とされる。
したがって本発明の目的は、上述のような実情に鑑み、ベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間での情報の受渡しとその情報の受渡しの管理を行える機械システムを提供することにある。
本開示の一態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械から出力される前記機械に固有の第1機械情報を受信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり、
前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータでありうる。
その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、少なくとも二つの機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり、
前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータでありうる。
さらに、その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械から出力される前記機械に固有の第1機械情報を受信することと、前記機械に指示する前記機械に固有の第2指示情報を前記機械に送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を前記作業ソフトウェアから受信することと、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することと該データモデルに基づいて前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報に基づいて前記第1指示情報を作成して出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムであり、
前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータでありうる。
さらに、その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、少なくとも二つの機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することと、前記機械に固有の第2指示情報を前記機械の各々に対して送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアから前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を受信することと、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することと該データモデルに基づいて前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
前記作業ソフトウェアは、前記機械の各々の識別情報に関連付けて入力される前記第2機械情報に基づいて前記機械の各々への前記第1指示情報を作成して、前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムであり、
前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータでありうる。
上記の態様によれば、機械から受信した該機械の構成要素に関する第1機械情報を、該第1機械情報の元である構成要素の情報を含む第2機械情報に変換して作業ソフトウェアに送信できるので、作業ソフトウェアの処理(例えば分析や集計など)の迅速化が可能になる。また、ベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間で情報の受渡しを行うことにより各機械の作業動作を実行させつつ、その受渡し時の情報を記憶し管理することができる。例えば、それら情報の受渡しを認証記録情報に基づいて制限することができる。また、例えば、作業ソフトウェアまたはベースソフトウェアについての料金の支払い情報を取得して通信部に出力することもできる。
添付図面に示される本開示の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態による機械システムの構成を模式的に示した図である。 図1に示された管理パソコン及び機械のハードウェア構成を示した図である。 データモデルに基づいて第1機械情報を第2機械情報に変換する際の態様例を模式的に示した図である。 NC工作機械用データモデルの一例を示した図である。 図3に示される機械情報の変換処理が管理パソコンのCPUにより実行されるための一構成例を示した図である。 図5とは別の構成例を示した図である。 図5又は図6に示された構成例による管理パソコンの、機械情報の変換手順を含む動作フローを示すフローチャートである。 指示情報の変換処理が管理パソコンのCPUにより実行されるための一構成例を示した図である。 図8とは別の構成例を示した図である。 図8又は図9に示された構成例による管理パソコンの、指示情報の変換手順を含む動作フローを示すフローチャートである。 ロボット用データモデルの一例を示した図である。 図11のデータモデルに基づいて第2機械情報を生成するときの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図12を参照して説明した動作の様子を模式的に示した図である。 モータの電流値の情報を作業ソフトウェアに送る際の情報変換動作の一例を示すフローチャートである。 NC工作機械用データモデルの他の例を示した図である。 ロボット用データの他の例を示した図である。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の部材や機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は、一実施形態による機械システムの構成を模式的に示した図である。
図1を参照すると、本実施形態の機械システム10は、二つの機械11、12と、これら機械11、12と通信可能に接続された機械管理用パーソナルコンピュータ(以下、管理パソコンと略記する。)25と、を備える。管理パソコン25にはベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14が搭載されている。但し、図1においては、二つの機械11、12が図示されているが、少なくとも一つの機械が有ればよい。
ベースソフトウェア13は、機械11、12の各々から出力される第1機械情報を受信することと、第2指示情報を機械11、12の各々に送信することを管理パソコン25のCPU(不図示)に実行させるためのプログラム部分である第1通信部15を含む。さらに、ベースソフトウェア13は、第1指示情報を作業ソフトウェア14から受信することと、第2機械情報を作業ソフトウェア14に送信することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部16を含む。また、ベースソフトウェア13は、上記の第1機械情報、第2機械情報、第1指示情報、及び第2指示情報を管理パソコン25のメモリ(不図示)に記憶させることを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である記憶処理部(不図示)も含む。本実施形態では上記のメモリは管理パソコン25内に設けられているが、そのメモリが管理パソコン25の外部に在ってもよい。
上述した第1機械情報及び第2機械情報は、機械11、12の状態を示す情報である。上述した第1指示情報及び第2指示情報は、機械11、12に与える指示内容を示す情報である。これら情報の具体例については後述する。
前述の機械11、12は、機械11、12の状態を上記の第1機械情報として管理パソコン25に出力する機能、及び、上記の第2指示情報に基づき、機械11、12が行うべき作業動作を決定する機能を有する。つまり、機械11、12は第2指示情報を受けると、該第2指示情報の内容に応じた作業動作を実行する。機械11、12は互いにカテゴリの異なる機械であり、例えば、機械11はNC工作機械であり、機械12は産業用ロボットである。あるいは、NC工作機械というカテゴリをより細分化して、機械11がフライス盤であり、機械12が旋盤であってもよい。産業用ロボットというカテゴリをより細分化して、機械11が水平多関節ロボットであり、機械12が垂直多関節ロボットであってもよい。
また、NC工作機械や産業用ロボットなどとは異なるカテゴリの機械、例えばPLCやレーザ装置などの周辺デバイスが管理パソコン25に接続されていてもよい。さらに、管理パソコン25は、機械11、機械12及びその他の機械をそれぞれ一つ以上接続することもできる。
さらに、前述の作業ソフトウェア14は、第2通信部16により入力される上記の第2機械情報に基づいて、機械11、12の各々への上記の第1指示情報を作成して出力することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラムである。
特に、本実施形態において、第1通信部15は、機械11、12の各々から機械11、12の各々の識別情報に関連付けて出力される第1機械情報を受信することと、第2指示情報を機械11、12の各々に送信することとを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分であるのが好ましい。さらに、上記の第2通信部16は、第1指示情報を機械11、12の各々の識別情報に関連付けて作業ソフトウェア14から受信することと、第2機械情報を機械11、12の各々の識別情報に関連付けて作業ソフトウェア14に送信することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分であるのが好ましい。各機械11、12の識別情報は、例えば、機械毎に割当てられた管理番号である。
さらに、管理パソコン25のメモリは、上記の第1機械情報、第2機械情報、第1指示情報、及び第2指示情報を機械11、12の各々の識別情報に関連付けて記憶することができる。
さらに、機械11、12は、機械11、12の状態を第1機械情報として機械11、12の各々の識別情報に関連付けて管理パソコン25に出力し、また上記の第2指示情報に基づき、機械11、12が行うべき作業動作を決定することができる。
そして、作業ソフトウェア14は、第2通信部16により機械11、12の各々の識別情報に関連付けて入力される第2機械情報に基づいて機械11、12の各々への第1指示情報を作成して、機械11、12の各々の識別情報に関連付けて出力することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラムでありうる。
図1に示された実施例の場合、管理パソコン25は、機械11、12の各々から出力される、機械の状態を示す第1機械情報を受信し、ベースソフトウェア13に従って、第1機械情報を第2機械情報に変換し、機械11、12の各々の第2機械情報を作業ソフトウェア14に出力している。その後、管理パソコン25は、作業ソフトウェア14に従って、第2機械情報を基に第1指示情報を作成し、さらにベースソフトウェア13に従って、第1指示情報を第2指示情報に変換し、第2指示情報を機械11、12の各々に送信している。
しかし本開示の態様において、前述のような第1指示情報及び第2指示情報の送信は必須ではない。つまり、作業ソフトウェア14は、第2通信部16により出力される第2機械情報、例えばXML(Extensible Markup Language)形式又はJSON(JavaScript Object Notation)形式などの情報を入力情報として使用するプログラム、例えば分析ソフトや集計表示ソフト等といったアプリケーションソフトウェアでありうる。この場合、第1通信部15は、機械11、12の各々から出力される第1機械情報、例えば数値データ又は文字列データ等を受信することを管理パソコン25のCPUに実行させることができればよい。一方、第2通信部16は、第2機械情報を作業ソフトウェア14に送信することを管理パソコン25のCPUに実行させることができればよい。
また、管理パソコン25と各機械11、12との間で送受信される第1機械情報と第2指示情報は、機械11、12の各々に固有の情報、例えば数値データ又は文字列データ等である。一方、管理パソコン25内においてベースソフトウェア13と作業ソフトウェア14との間で入出力される第2機械情報と第1指示情報は、作業ソフトウェア14に固有の情報、例えばXML形式又はJSON形式などの情報である。
このため、本実施形態のベースソフトウェア13は、第1機械情報を第2機械情報に変換することと第1指示情報を第2指示情報に変換することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部23、をさらに含んでいる。
図2に示されるように、上述した機械11、12、及び管理パソコン25は、バスを介して互いに接続されたメモリ、CPU(control processing unit)、および通信制御部など、を備えたコンピュータシステムを用いて構成される。該メモリは、ROM(read only memory)やRAM(random access memory)などを含む。本実施形態のベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14はそのような管理パソコン25内のROM又はRAMに適宜に記憶される。前述した第1機械情報、第2機械情報、第1指示情報、及び第2指示情報を記憶する手段には上記のメモリが使用される。上述した第1通信部15、第2通信部16、及び情報変換部23は、ROM又はRAMに記憶されるベースソフトウェア13に含まれるプログラム部分(即ち、モジュール)である。これらプログラム部分に基づく動作または処理は、管理パソコン25のCPUがベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の各々のモジュールを実行することよって達成される。
ここで、管理パソコン25のCPUが、ベースソフトウェア13に従って、機械11に固有の第1機械情報を、作業ソフトウェア14に固有の第2機械情報に変換して作業ソフトウェア14に出力する態様の一例を示す。図3はこの態様を模式的に示した図である。
図3に示されるように、工作機械、産業用ロボットなどの機械11、12や、周辺デバイス26などが管理パソコン25と通信可能に接続されていて、機械11、12や周辺デバイス26の各々から管理パソコン25に第1機械情報が出力されたとする。管理パソコン25は、その第1機械情報に関連付けられた機械固有の識別情報から、第1機械情報はどの機械の情報であるかを認識できる。しかし、一台の機械11から管理パソコン25に送られてくる第1機械情報は一種類の情報であるとは限られない。
例えば、機械11が、多系統制御を行える多軸のNC工作機械であって、機械11のNC(numerical controller)が第2系統のプログラムに従って機械11の第1軸を第1モータと第2モータで制御する場合には、第1モータと第2モータの電流値がそれぞれ第1機械情報として管理パソコン25に送られてくる。さらに、上記のNCが第2系統のプログラムと同時並行して第1系統のプログラムを実行していれば、その第1系統で制御している軸ごとのモータの電流値もそれぞれ第1機械情報として管理パソコン25に送られてくる。これら第1機械情報はどのモータの電流値であるかを示しているだけであるので、モータの電流値が機械11のNCが実行したどの系統のプログラムで制御したどの軸に関するものであるかは容易に分からない。つまり、第1機械情報は、機械に固有の情報であり、構造化データ(所謂、定型データ)ではない。このような第1機械情報は、作業ソフトウェア14が例えば機械情報の分析ソフト又は集計表示ソフト等である場合にはデータ分析として扱いにくい情報である。作業ソフトウェアで機械に固有の情報をリアルタイムに扱えるようにするためには、機械に固有の第1機械情報を、作業ソフトウェア14に固有の第2機械情報に変換する必要がある。
そのため、本実施形態の管理パソコン25のメモリには、カテゴリの異なる機械11、機械12及び周辺デバイス26の各々について、NC工作機械、産業用ロボット及び周辺デバイスというカテゴリ別のデータモデル27、28、29等が事前に記憶されている。図3では、NC工作機械である機械11から出力された第1機械情報が、機械11に対応するデータモデル27に基づいて第2機械情報に変換される態様を示している。勿論、これは一例であり、カテゴリの異なる機械毎にそれぞれデータモデルが予め作成されて管理パソコン25のメモリに記憶されている。なお、上述のデータモデルは、適宜に追加又は変更を行ってもよい。また、上記した機械11、機械12及び周辺デバイス26とは異なるカテゴリの機械に対応するデータモデルも管理パソコン25のメモリに事前に記憶されていてもよい。
図4は、NC工作機械である機械11のデータモデルの一例を示した図である。前述したように機械11が多軸のNC工作機械である場合、データモデル27は、図4に示されるように、少なくとも、該NC工作機械を構成している各物理的要素又は該NC工作機械の管理すべき各種管理要素をそれぞれノードとして表現したグラフ型のデータ構造を有する。図4のデータモデルにおいては、各物理的要素と各種管理要素とにそれぞれ対応する各ノードを識別する情報(以下、識別情報と呼ぶ)を文字名称としているが、文字名称に対応する識別番号(例えば図4では系統、軸及びモータ等に夫々割当てられた番号)としてもよい。本願でいう「物理的要素」とは、機械の構成要素のうち、物理的エネルギー(電気、熱、力など)で動作する装置類を指している。
NC工作機械を構成している各物理的要素の一例には、例えば表示器、NC、電源、アンプ、PLC、スピンドル、送り軸、モータなどが挙げられる。一方、各種管理要素には、物理的要素に直接関係する、電流値、位置、トルクなどの情報と、物理的要素に直接関係しない、生産状況、稼働状態、品質情報、操作履歴などといった機械の各種管理要素が挙げられる。データモデル27の構造は一例であって、グラフ型(ツリー型も含む)の他に、ネットワーク型のデータ構造であってもよい。
また、データモデル27は、少なくとも物理的要素又は管理要素に対応するノードで構成されていればよい。すなわち、データモデル27は、図4のように物理的要素及び管理要素に対応するノードのみで構成されている必要はなく、例えば、物理的要素又は管理要素のいずれか一方に対応するノードのみで構成されていてもよい。また、物理的要素や種管理要素とは別の要素に対応するノードや、何ら要素に対応していない空白ノードなどがデータモデル27に適宜含まれていてもよい。
NC工作機械である機械11から管理パソコン25が第2系統の第1軸の第1モータの電流値を受信した場合、管理パソコン25のCPUは、ベースソフトウェア13に従って、図4に示されたデータモデル27を参照することにより、その受信した“第1モータの電流値”という第1機械情報を、“機械11/NC/第2系統/第1軸/第1モータ/電流値”というように、電流値の元である機械構成要素の情報を含む第2機械情報に変換する。この情報変換動作に関しては、後でロボットを例にして詳述する。
このような変換処理により、機械11から出力された電流値の情報は機械11のNCが実行した第2系統のプログラムで制御した第1軸の第1モータに関する電流値であることが明確に分かるようになる。つまり、機械11、12からの第1機械情報を作業ソフトウェア14で容易に扱えるようにするために、第1機械情報を、この第1機械情報と第1機械情報を派生させた全ての要素を示す情報とを含む定型の情報(所謂、構造化データ)に変換することができる。
上記では、第1機械情報及び第2機械情報の一部としてモータの電流値を示したが、本発明はそれに限定されない。第1機械情報及び第2機械情報の一部は、例えば、機械11、12の使用時間、振動値、発熱温度、音量、及び各機械11、12の位置情報などの情報を含んでいてもよい。
以上のように、管理パソコン25は、ベースソフトウェア13の情報変換部23に従って第1機械情報を第2機械情報に変換するときに、管理パソコン25のメモリに記憶された機械のカテゴリ別のデータモデル27〜29に基づいて変換を行うようになされている。
図5は、図3に示される機械情報の変換処理が管理パソコン25のCPU30により実行されるための一構成例を示した図であり、図6は図5とは別の構成例を示した図である。記憶部17は、前述した管理パソコン25のメモリ内の或る記憶領域とする。図7は、図5又は図6に示された構成例による管理パソコン25の、機械情報の変換手順を含む動作フローを示すフローチャートである。
図7に示されるように、図5又は図6の管理パソコン25が第1機械情報を受信すると(ステップS11)、管理パソコン25のCPU30は、受信した第1機械情報に関連付けられている機械の識別情報を基に、当該機械に対応するデータモデルを管理パソコン25のメモリ内(図5や図6の記憶部17)から特定し(ステップS12)、特定したデータモデルに基づいて第1機械情報を第2機械情報に変換し(ステップS13)、第2機械情報を作業ソフトウェア14に出力する(ステップS14)。ステップS14においては、第2機械情報は特定した機械の識別情報と関連付けて作業ソフトウェア14に出力されるのが好ましい。以上のような動作は、ベースソフトウェア13の情報変換部23を管理パソコン25のCPU30に実行させることにより実現される。
以上では機械情報の変換について述べたが、指示情報の変換も同様に行うことができる。つまり、管理パソコン25は、ベースソフトウェア13の情報変換部23に従って第1指示情報を第2指示情報に変換するときにも、管理パソコン25のメモリに記憶された機械のカテゴリ別のデータモデル27〜29に基づいて変換を行うようになされている。
図8は、指示情報の変換処理が管理パソコン25のCPU30により実行される一構成例を示した図であり、図9は図8とは別の構成例を示した図である。図10は、図8又は図9に示された管理パソコン25の、指示情報の変換手順を含む動作フローを示すフローチャートである。
図10に示されるように、図8又は図9の管理パソコン25のCPU30が、作業ソフトウェア14に従って、第2機械情報を基に第1指示情報を作成する(ステップS21)。このとき、作成された第1指示情報においても、機械固有の識別情報を関連付けておくのが好ましい。さらに、管理パソコン25のCPU30は、作成された第1指示情報に関連付けられている機械の識別情報を基に、当該機械に対応するデータモデルを管理パソコン25のメモリ内(図8や図9の記憶部17)から特定する(ステップS22)。管理パソコン25は、特定したデータモデルに基づいて第1指示情報を第2指示情報に変換し(ステップS23)、特定したデータモデルに対応する機械に対して、第2指示情報を送信する(ステップS24)。以上のような動作は、ベースソフトウェア13の情報変換部23を管理パソコン25のCPUに実行させることにより実現される。
前述した多軸のNC工作機械の例で言えば、どの機械に備わる何の機器にどのような作業内容を指示するかを示す第1指示情報、例えば“機械11/NC/第2系統/第1軸/第1モータ/電流指令値”を、データモデル27に基づいて第2指示情報、例えば“電流指令値”に変換して、この電流指令値を、機械11におけるNCの第2系統の第1軸を駆動する第1モータに電力を供給するアンプに対して出力することができる。
なお、図5及び図8の各構成例においては、管理パソコン25は、接続された機械11をこの機械11とは異なるカテゴリの機械12(ロボット)、あるいは機械11と同じカテゴリの機械11(工作機械)と交換できるようになっている。また、図6及び図9の構成例のように、管理パソコン25には複数の機械、例えば二つの機械11(工作機械)と一つの機械12(ロボット)とが接続されてもよい。このように、管理パソコン25には1つ以上の機械を接続することができる。管理パソコン25は、接続されている機械をこの機械と同じカテゴリ又は別のカテゴリの機械と交換することや、接続されている機械の他にこの機械と同じカテゴリ又は別のカテゴリの機械を追加的に接続することもできる。
このため、接続の可能性がある、カテゴリの異なる機械11及び機械12などについて、それぞれ、管理パソコン25の記憶部17にデータモデル27、28などが記憶されている。
さらに、管理パソコン25に対して交換もしくは接続される複数の機械11(工作機械)または複数の機械12(ロボット)は同一カテゴリの機械であっても、機械を構成している物理的要素が機械毎に異なる場合がある。さらに、機械が管理する生産状況や故障状況などの各種管理要素も機械毎に異なっている場合もある。
このため、データモデル27、28などの各々は、交換もしくは接続が想定される同一カテゴリの全ての機械に対して共有可能な共有データモデルとなっている。図4に機械11のデータモデル27としてNC工作機械用データモデルを例示したが、図4のデータモデルも、上記のような共有データモデルとして作成されている。図11は、ロボットである機械12のデータモデル28の一例を示した図である。図11のロボット用データモデルもまた、管理パソコン25に対して交換もしくは接続が想定される全てのロボットに対して共有可能な共有データモデルとして作成されている。
さらに、ロボットである機械12のデータモデル28は、図11に示されるように、少なくとも、該ロボットを構成している各物理的要素又は該ロボットの管理すべき各種管理要素をそれぞれノードとして表現したグラフ型のデータ構造を有する。データモデル28の構造は一例であって、グラフ型(ツリー型も含む)の他に、ネットワーク型のデータ構造であってもよい。図11のデータモデルにおいては、各物理的要素と各種管理要素とにそれぞれ対応する各ノードを識別する識別情報を文字名称としているが、文字名称に対応する識別番号(例えば図11ではロボットのグループ、軸及びモータ等に夫々割当てられた番号)としてもよい。
図11のロボット用データモデルに表現されている「グループ」とは、ロボットに関する各種動作の区分をいう。ロボットに関する動作の種類には、ロボット本体の各軸の動作、ロボット本体に取付けられたツールの各軸の動作、ロボット本体を移動可能に設置する走行台車の各軸の動作などがあり、このような各種動作がグループ分けされている。
さらに、図11のロボット用データモデル(データモデル28)や前述した図4のNC工作機械用データモデル(データモデル27)においては、ノードに対して、該ノードに対応する各物理的要素又は各種管理要素に生じる情報(本実施形態では第1機械情報)を割り当てできるようになっている。
例えば図11のデータモデル28において、グループ1の軸1の第1モータに対応する末端のノード31に、現在位置、電流値、及びトルクなどの各情報を割り当てることができる(図13の符号32のブランク(空白部)を参照)。勿論、他のノード(内部ノード又は葉ノード等)にも各種情報を割り当てることができる。
データモデル28もまた、少なくとも物理的要素又は管理要素に対応するノードで構成されていればよい。すなわち、データモデル28は、図11のように物理的要素及び管理要素に対応するノードのみで構成されている必要はなく、例えば、物理的要素又は管理要素のいずれか一方に対応するノードのみで構成されていてもよい。また、物理的要素や種管理要素とは別の要素に対応するノードや、何ら要素に対応していない空白ノードなどがデータモデル28に適宜含まれていてもよい。
図12は、図11のデータモデルに基づいて第2機械情報を生成するときの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図12の動作フローを開始するに際して、図5又は図6に示されるような管理パソコン25は、機械12(ロボット)のグループ1における軸1の第1モータの電流値を第1機械情報として受信したとする。これにより、ベースソフトウェア13の情報変換部23が、データモデル28(図11)に基づいてグループ1における軸1の第1モータの電流値を格納すること(ステップS30)をCPU30に命令する。
次のステップS31において、CPU30は、記憶部17内のデータモデル28(図11参照)に対し、グループ1(第一ロボットグループ)に対応するノードを探す。つまり、CPU30は、データモデル28を構成している各ノードが、グループ1(第一ロボットグループ)に対応するノードであるか否かを順次判定する。グループ1に対応するノードが見つかるまで、その判定は繰返される(ステップS31〜ステップS32)。
上記ステップS31においてグループ1のノードが特定されたら、次のステップS33において、CPU30は、データモデル28(図11参照)に対し、グループ1の軸1に対応するノードを探す。CPU30は、グループ1に対応するノードに従属されている各ノードが、軸1(第一軸)に対応するノードであるか否かを順次判定する。その軸1に対応するノードが見つかるまで、その判定は繰返される(ステップS33〜ステップS34)。
上記ステップS33においてグループ1の軸1のノードが特定されたら、次のステップS35において、CPU30は、データモデル28(図11参照)に対し、グループ1の軸1の第1モータに対応するノードを探す。CPU30は、グループ1の軸1に対応したノードに従属している各ノードが、第1モータに対応するノードであるか否かを順次判定する。その第1モータに対応するノードが見つかるまで、その判定は繰返される(ステップS35〜ステップS36)。
以上のステップS31〜ステップS36の処理により、CPU30は、データモデル28(図11参照)における、グループ1の軸1の第1モータに対応するノードを特定することができる。続いて、CPU30は、この特定したノードに従属するブランク(図13の符号32参照)に電流値のデータを格納する(ステップS37)。
図13は、前述の動作の様子を模式的に示した図である。なお、図13は図11のロボット用データモデルの一部を抜出した図であり、さらに図13では、前述したようにロボットのグループ1における軸1の第1モータの電流値の情報を格納する前と後の様子を模式的に示している。
ロボットのグループ1における軸1の第1モータの電流値の情報(第1機械情報)が管理パソコン25に入力される前は、図13の(A)に示されるように、その軸1の第1モータに対応するノード31に従属するブランク32には何もデータが格納されていない。他の全てのノードのブランク32にもデータは入っていない。
これに対し、上記の電流値の情報が管理パソコン25に入力されると、上述したステップS31〜S36の処理により、その電流値の情報(例えば10mA)がブランク32に格納される(図13(B)参照)。
上記は一例であるので、もしロボットのグループ1における軸2の第2モータの電流値の情報が管理パソコン25に入力されれば、その電流値の情報が、グループ1における軸2の第2モータに対応するノード33に従属するブランク32に格納されることになる。
このように図11のデータモデルに基づいて生成された情報(即ち、第2機械情報)のデータ構造は、情報が格納されているブランク32と情報が格納されていないブランク32とが有るだけで、作業ソフトウェア14側から見て図11のデータモデルのデータ構造と実質的に変わらない。つまり、作業ソフトウェア14にとって分析や集計などの処理を行いやすい定型のデータ構造となっている。
また、データモデルに基づいて第1機械情報を第2機械情報に変換するときの動作について説明する。ここでは、代表例として、ロボットである機械12から出力されるモータの電流値の情報を作業ソフトウェア14に送る際の情報変換動作について述べる。図14は、この代表例による情報変換動作の一例を示すフローチャートである。
図14の動作フローを開始するに際して、図5又は図6に示されるような管理パソコン25に、ロボットのグループ1における軸1の第1モータの電流値の情報(第1機械情報)が入力されたとする。このとき、その電流値の情報は、図13(B)に示されているように、ロボットのグループ1における軸1の第1モータに対応するノード31に従属するブランク32に格納される。ベースソフトウェア13は、ブランク32に格納されたモータの電流値の情報を第2機械情報に変換して作業ソフトウェア14に送ること(ステップS40)をCPU30に命令する。
次のステップS41において、CPU30は、記憶部17内のデータモデル28(図11参照)に対し、グループ1における軸1の第1モータの電流値の情報を対象とするロボットグループの番号が有るか否かを判定する。この判定においてロボットグループの番号が有ると判定された場合、CPU30は、そのロボットグループの番号(本例ではグループ1)を記憶部17に格納する(ステップS42)。上記のステップS41において上記ロボットグループの番号が無いと判定された場合、CPU30は、ステップS40の処理を終了する。
次のステップS43において、記憶部17内のデータモデル28(図11参照)に対し、グループ1における軸1の第1モータの電流値の情報を対象とする軸の番号が有るか否かを判定する。この判定において軸の番号が有ると判定された場合、CPU30は、その軸の番号(本例では軸1)を記憶部17に格納する(ステップS44)。上記のステップS43において上記の軸の番号が無いと判定された場合、CPU30は、ロボットグループの番号を更新し(ステップS45)、再びステップS41の判定を行う。
次のステップS46において、記憶部17内のデータモデル28(図11参照)に対し、グループ1における軸1の第1モータの電流値の情報を対象とするモータの番号が有るか否かを判定する。この判定においてモータの番号が有ると判定された場合、CPU30は、そのモータの番号(本例では1)を記憶部17に格納する(ステップS47)。上記のステップS46において上記のモータの番号が無いと判定された場合、CPU30は、軸の番号を更新し(ステップS48)、再びステップS41の判定を行う。
次のステップS49において、CPU30は、上記のステップS42とステップS44とステップS47の各々にて取得したロボットグループ番号と軸番号とモータ番号と電流値とを一塊の情報にして作業ソフトウェア14に送る。例えば、CPU30は、“ロボットのグループ1/軸1/第1モータ/電流値”というようなデータ列を作業ソフトウェア14に送る。
次いで、ステップS50において、CPU30は、モータの番号を更新し(ステップS50)、再びステップS41の判定を行う。
以上のステップS41〜ステップS50の処理により、CPU30は、データモデル28(図11のロボット用データモデル)に基づいて、ロボットのグループ1における軸1の第1モータの第1電流値という第1機械情報を、その電流値の元である機械構成要素の情報を含む第2機械情報に変換して、作業ソフトウェア14に送ることができる。このため、作業ソフトウェア14による処理速度(例えば分析や集計などの速度)を向上させることができる。
図15はNC工作機械用データモデルの他の例を示した図である。図16はロボット用データの他の例を示した図である。図4に示したNC工作機械用データモデルは図15に示されるようなデータモデルであってもよく、図11に示したロボット用データモデルは図16に示されるようなデータモデルであってもよい。
例えば、図15のNC工作機械用データモデルでは、NC工作機械のコントーラと、コントローラPLC、コントーラセンサ、コントローラレーザ、CNC軸、コントーラCNCモータ、レーザ発振器、及びセンサなどと記載されているノードが、NC工作機械を構成する各物理的要素のノードである。それ以外のノードは、NC工作機械の管理すべき各種管理要素(例えば動作状態、生産状況、品質保守情報、操作履歴など)に対応するノードである。各図中の「1:1」の表記は親ノードと子ノードが1対1で対応している事を意味し、「1:n」の表記は親ノードに対して複数の子ノードが有る事を意味する。図15中の点線は、親ノードに対応する物理的要素内に構成要素が有ることを表すための点線である。
なお、本実施形態のデータモデルは、図15や図16に示されるデータ構造のように、機械を構成する各物理的要素に対応する各ノードを行方向と列方向のうちの一方の方向(図の例では行方向)に配列し、該機械の各種管理要素に対応する各ノードを行方向と列方向のうちの他方の方向(図の例では列方向)に配列したデータ構造を有するものでもよい。図15や図16の各データモデルにおいても、図13を参照して説明したようなブランク32が所定のノードに対して存在している。
また、本実施形態の機械システム10においては、機械11、12等は、例えば製品を製造する工場に配置されている。これに対して、ベースソフトウェア13は、例えば、機械11、12等が配置された工場の敷地にある別の建屋内の管理パソコン25に搭載されている。この場合には、該管理パソコン25と各機械11、12等とは、イントラネット通信、例えばフィールドバス通信のネットワークを介して相互通信可能に接続されていることが好ましい。管理パソコン25は機械制御用コンピュータである。さらに、管理パソコン25は、例えば、工場から遠隔地に在る事務所内の上位コンピュータ24(図2参照)とインターネットを介して相互通信可能に接続されていることが好ましい。上位コンピュータ24は、例えば、上記の事務所において複数の機械11、12等による生産計画を作成し、それらの生産状況を管理する生産管理装置(Manufacturing Execution System:MES)である。
ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14は、コンピュータ読取り可能な可搬型記録媒体から公知のセットアッププログラム等を用いて前述の管理パソコン25にインストールされていることが好ましい。可搬型記録媒体は、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)などである。このような記録媒体にベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14をそれぞれ記録した場合には、管理パソコン25は、それら記録媒体に対応するドライブ装置を備えているのが好ましい。また、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14は、管理パソコン25とインターネット又はイーサネット(登録商標)などを介して接続された別のコンピュータ装置からダウンロードされてもよい。
本実施形態のベースソフトウェア13は、一つの作業ソフトウェア14だけでなく、処理内容の異なる複数の作業ソフトウェア14を動作させる際の基盤、すなわちソフトウェアプラットフォームとなる。この場合、各作業ソフトウェア14には、情報処理を行う対象とする機械に割当てた識別情報が事前に入力されており、各作業ソフトウェア14は、その機械の識別情報に基づいて第2機械情報を取得するようにプログラミングされているのが好ましい。これにより、複数の作業ソフトウェア14が管理パソコン25に搭載された場合でも、管理パソコン25は、第2機械情報に関連付けられている機械の識別情報から、当該第2機械情報が、どの作業ソフトウェア14が処理の対象としている機械の情報であるかを認識することができる。
また、ベースソフトウェア13は、前述した第1通信部15、第2通信部16、及び情報変換部23だけを含むのではない。以下に説明するような判断部、第3通信部20、第4通信部22、課金処理部、版数管理部、などといった、管理パソコン25内のCPUに実行させるための様々な他のプログラム部分を含むのが好ましい。
具体的には、本実施形態の機械システム10において、前述のベースソフトウェア13は、作業ソフトウェア14が適切であるか、または不適切であるかを判断することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である判断部(図示せず)を更に含み、その判断部において作業ソフトウェア14が不適切であると判断された場合には第2通信部16を管理パソコン25内のCPUに実行させないようにすることが好ましい。この場合、前述の作業ソフトウェア14は、作業ソフトウェア14の製造元情報と作業ソフトウェア14の検査結果とに基づいた認証記録情報18を含むのが好ましい。例えば、作業ソフトウェア14のメーカは、作成した作業ソフトウェア14を管理パソコン25と同一のコンピュータシステムに実際に組込んで検査し、その検査の結果が良好である場合には安全な製品として承認する。メーカは、承認済みである旨の情報を製造元の情報と一緒に作業ソフトウェア14に記録する。このときに記録した情報が前述の認証記録情報18となりうる。なお、上記承認は、作業ソフトウェア14のメーカの検査結果に応じて、ベースソフトウェア13のメーカ等が行ってもよい。
このような構成において、作業ソフトウェア14からベースソフトウェア13に入力される第1指示情報の一部は、認証記録情報18である。そして、ベースソフトウェア13は、上記の判断部において認証記録情報18が不適切であると判断された場合、例えば製造元が不明であったり、承認済みである旨の情報が無かったりした場合には第2通信部16を管理パソコン25内のCPUに実行させないようにすることが好ましい。このことにより、作業ソフトウェア14が不適切である場合には、管理パソコン25のハードウェアインターフェイス部である通信制御部(図示せず)を機能させないようにすることができる。つまり、作業ソフトウェア14が未承認のものであるときは、ベースソフトウェア13は、作業ソフトウェア14とベースソフトウェア13との間で機械情報や指示情報の受渡しを行わないように機能する。
また、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の使用状況に基づいて課金を行う処理、つまり使用料金をユーザに払わせるようにする処理を管理パソコン25内のCPUに実行させるプログラム部分である課金処理部を更に含むことが好ましい。この課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方についての使用料金の支払いが済んでいるか否かを判定する処理を管理パソコン25内のCPUに実行させることを含むのが好ましい。
さらに、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方について、起点からの使用期間を監視し、所定の期間ごとに、料金の支払い情報を生成して第1通信部15に出力することを管理パソコン25内のCPUに実行させるためのプログラム部分であるのが好ましい。ここでいう料金の支払い情報とは、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の使用料金の支払いが済んでいるか否かを管理パソコン25内のCPUが判定するのに必要な情報である。例えば、管理パソコン25の製造会社または、その製造会社が委託した納金受付会社もしくは納金受付会社の納金機などに対して使用料金を納めたことと引換えに得られる納金証明コード、あるいは、その製造会社が指定するクレジット会社のクレジットカードの番号、などを管理パソコン25に入力することをユーザに行わせるための情報が、支払情報となる。
このような構成によれば、例えば、第1通信部15は、ベースソフトウェア13や作業ソフトウェア14についての料金の支払い情報を基に、各機械11、12等に対する情報の受渡しを制御するといった処理を管理パソコン25のCPUに実行させることができる。例えば、料金の支払いの有無を判定できる納金証明コードなどが管理パソコン25に入力されていなければ、管理パソコン25は各機械11、12等に対する通信の停止や減速を行う。
さらに、ベースソフトウェア13は、図1に示されるように、表示機19などの外部機器と通信することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である第3通信部20を更に含むことが好ましい。この構成においては、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方について、起点からの使用期間を監視し、所定の期間ごとに、料金の支払い情報を生成して第3通信部20に出力することを管理パソコン25内のCPUに実行させるためのプログラム部分であることが好ましい。
このような構成によれば、例えば、第3通信部20は、ベースソフトウェア13や作業ソフトウェア14についての料金の支払い情報を基に、料金未納の警告メッセージを表示機19に表示させるといった処理を管理パソコン25のCPUに実行させることができる。例えば、使用料金の支払いの有無を判定できる納金証明コードなどが管理パソコン25に入力されていなければ、管理パソコン25は、料金の支払を確認できない旨のメッセージを表示機19に表示させる。
なお、前述のように監視される起点は、例えば、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方のインストールタイミングである。あるいは、そのような起点は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の購入日であってもよい。
また、前述した課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の起点からの使用期間に応じて課金を行うことを管理パソコン25に実行させているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の起点からの使用期間が所定の期間内であれば、使用料金を発生させないことを管理パソコン25に実行させてもよい。
あるいは、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方に対して予め定められた固定料金の支払い状況に応じて、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の使用期間を決定することを管理パソコン25に実行させてもよい。例えば、ベースソフトウェア13に対して固定の使用料、例えば月額や年額が定められているとする。ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の実行が開始されるときに、ベースソフトウェア13に定められた固定の使用料の支払いの有無を判定できる情報、例えば納金証明コードが管理パソコン25に入力されていれば、管理パソコン25は、機械11、12等との通信を無期限または所定の期間で許可する。
あるいは、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方に関する情報通信量を監視し、この情報通信量に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。この場合、管理パソコン25は、複数の機械11、12等との間で通信される第1機械情報及び第2指示情報の少なくともいずれか一方の通信量を取得し、この通信量を基に料金を計算し、この料金の支払い状況に応じて機械11、12等との通信を制御できるようになる。
あるいは、上記の課金処理部は、各機械11、12から出力された第1機械情報をベースソフトウェア13に従って処理したときの情報処理量、及びベースソフトウェア13から出力された第2機械情報を作業ソフトウェア14に従って処理したときの情報処理量の少なくともいずれか一方を監視し、この情報処理量に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。
あるいは、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の実行回数をカウントし、この実行回数に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。
あるいは、上記の課金処理部は、管理パソコン25に接続された機械の数を認識し、認識した機械の数に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。この場合、接続された機械の数は、機械11、12等を通信接続するために管理パソコン25に設けられた複数の通信接続端子の通電状況から認識されうる。
あるいは、上記の課金処理部は、管理パソコン25に対してユーザとして登録された人数を認識し、認識したユーザの人数に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。この場合、管理パソコン25は、ログイン画面に入力されるユーザ名とパスワードに基づき、管理パソコン25のユーザの人数を認識すればよい。
また、前述のような機械システム10において、ベースソフトウェア13は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の版数(バージョン番号)を管理することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である版数管理部を更に含むのが好ましい。この場合、機械システム10は、図1に示されるように、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の最新版数を記録する記憶部21を更に具備するのが好ましい。この構成においては、ベースソフトウェア13は、記憶部21と相互通信して記憶部21の内容を確認することを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分である第4通信部22を更に含むことが好ましい。さらに、上記の版数管理部は、記憶部21に記録されるベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の最新版数が、その一方のソフトウェア(13、14)における現状の版数より進んだものである場合に、その最新版数を第1通信部15または第3通信部20に出力するといった処理を管理パソコン25のCPUに実行させるのが好ましい。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方のライセンス認証を行うことを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分を更に含むことが好ましい。例えば、ベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14が管理パソコン25にインストールされた後、それぞれのソフトウェアごとに決められた期間または起動回数に達する前に、管理パソコン25は、各ソフトウェアに固有のID、例えばプロダクトキー又はデジタル証明書を管理パソコン25に入力することをユーザに行わせるための情報を表示機19に表示する。プロダクトキー又はデジタル証明書は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14に対する料金の支払いと引換えに発行されるのが好ましい。管理パソコン25は、表示された情報に従ってユーザにより入力されたソフトウェア固有のIDを確認し、さらにライセンス条項の同意を確認できた場合にのみ、ライセンス認証が完了したと判断するようになされている。ライセンス認証が完了しない間は、ベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14の機能は停止または制限される。また、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の各々に対して複数のライセンスを与えた場合には、各ソフトウェアについてインストール又は実行の回数をカウントし、回数が所与のライセンス数を超えたならばベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14の機能を停止または制限するのが好ましい。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、コピーを規制する機能を更に含むことが好ましい。例えば、ベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14を管理パソコン25外の他のコンピュータにコピーすると、コピーしたベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14は暗号化され、復号キーが無ければ他のコンピュータはコピーしたベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14を起動できないようにするのが好ましい。コピー回数を規制する機能がベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14に含まれていてもよい。あるいは、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14自体に、管理パソコン25にベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14が保存されているか否かを判断して、それらソフトウェアの少なくとも一方が管理パソコン25に保存されていなければ実行不能にする機能が含まれていてもよい。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、前述の第3通信部20を介して外部機器19に出力される情報に広告情報を付けることを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分を含むのが好ましい。これにより、管理パソコン25の製造会社は自社の製品を管理パソコン25のユーザに広告することができるようになる。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、パーソナルアシスタントを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分を含む。パーソナルアシスタントの一例として、ユーザが機械11から必要な機械情報を管理パソコン25に収集したい場合に、ユーザが機械11、12等からの情報のうち必要な情報を管理パソコン25に要求すると、その必要な情報のみを収集して管理パソコン25から出力できることが好ましい。また、パーソナルアシスタントの機能として、管理パソコン25に接続されたマイクに人が話しかけると、管理パソコン25がその話し言葉を理解して音声又は文字等の出力で答えることも有りうる。
さらに、ベースソフトウェア13は、管理パソコン25に接続されたデバイス、例えば機械11、機械12、周辺デバイス26などの認証を行うことを管理パソコン25のCPUに実行させるためのプログラム部分を含むのが好ましい。例えば、管理パソコン25は、デバイスと通信接続する通信接続端子の通電状況から、デバイスが接続されたことを検出できる。接続の検出に伴い、管理パソコン25は、デバイスから固有の識別情報、例えばMACアドレス(Media access control address)を受信し、受信したMACアドレスが管理パソコン25内に予め登録されているかを判断するようにする。受信したMACアドレスが管理パソコン25内に登録されていれば、管理パソコン25は、接続された機械11、12等のデバイスとの通信を行えるようにする。
さらに、機械システム10は、管理パソコン25とインターネットを介して接続された上位コンピュータ24を備えているのが好ましい(図2参照)。この場合、ベースソフトウェア13の第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて前述の第1機械情報、第2機械情報、又はこれら第1機械情報又は第2機械情報に係る情報を上位コンピュータ24にアップロードする処理を管理パソコン25のCPUに実行させることを含むのが好ましい。さらに、第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて上位コンピュータ24内のデータ又はプログラムを管理パソコン25にダウンロードする処理を管理パソコン25のCPUに実行させることを含むのが好ましい。
さらに、管理パソコン25には、前述した第2機械情報を基に機械学習を行うことを管理パソコン25のCPUに実行させるための機械学習ソフトウェアが搭載されることが好ましい。機械学習は、深層学習、強化学習などである。前述したように、第2機械情報は定型の情報(構造化データ)であるため、機械学習においても扱いやすい。
この場合も、ベースソフトウェア13の第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて、機械学習の実施後のデータ、例えば学習済みモデルを上位コンピュータ24にアップロードする処理を管理パソコン25のCPUに実行させることを含むのが好ましい。さらに、第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて、上位コンピュータ24において修正又は作成された機械学習用のデータ又はプログラムを管理パソコン25にダウンロードする処理を管理パソコン25のCPUに実行させることを含むのが好ましい。
以下に、管理パソコン25と機械11、12等の各々との間で授受される第1機械情報及び第2指示情報と、ベースソフトウェア13と作業ソフトウェア14との間で授受される第2機械情報及び第1指示情報とについて、具体例を示す。
上記の第1機械情報及び第2機械情報の一部は、例えば、機械11、12等の使用時間、モータの電流値、振動値、発熱温度、及び音量のうちの少なくとも一つに関する情報である。また、上記の第1指示情報及び第2指示情報の一部は、機械11、12等に対する停止指示もしくは減速指示、及び警告表示の少なくともいずれか一方に関する情報である。これらの情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は各機械11、12の異常を検知することができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12等の位置情報、例えばロボットアームの先端部の位置などを含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部は、機械11、12等の相対位置が、あらかじめ設定された距離以下となった場合に、動作優先順位下位の機械に対する停止指示によって機械同士の干渉を回避させるための機械11、12等の動作指示情報であるのが好ましい。これらの情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は機械11、12同士の干渉を防ぐことができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12等の作業受付情報及び作業完了情報を含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部が、あらかじめ機械11、12等に記憶された作業についての、内容の選択、作業順序、機械11、12等の起動、及び機械11、12等の停止のうちの少なくとも一つを含む作業指示情報であるのが好ましい。このような情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は各機械11、12での作業中の状態を管理することができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12等の作業対象物の状態を示す情報を含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部は、それら作業対象物の状態に応じて機械11、12等の動作を変えるための動作変更指示情報であるのが好ましい。このような情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は、各機械11、12の作業対象物の状態に応じて各機械11、12の動作を是正、補完または検査することができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12等の予定動作情報を含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部は、機械11、12等の予定動作が適切か、または不適切かを判断した結果であるのが好ましい。このような情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は、機械11、12等の動作シミュレーションの結果を確認することができる。
なお、各機械11、12は、工作機械や産業用ロボットに限られず、PLC(Programmable Logic Controller)、搬送機、計測器、試験装置、プレス機、圧入器、印刷機、ダイカストマシン、射出成型機、食品機械、包装機、溶接機、洗浄機、塗装機、組立装置、実装機、木工機械、シーリング装置又は切断機などであってもよい。
また、前述の各記憶部17、21は、例えば、RAM(Random Access Memory)といったメモリ装置、ハードディスクといった固定ディスク装置、または、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置、などである。
以上に説明したように、本実施形態の機械システム10によれば、ベースソフトウェア13と作業ソフトウェア14と各機械11、12との間で情報の受渡しを行うことにより各機械の作業動作を実行させつつ、その受渡し時の情報を記憶し管理することができる。例えば、それら情報の受渡しを、作業ソフトウェア14に含まれている認証記録情報に基づいて制限することができる。また、作業ソフトウェア14またはベースソフトウェア13についての料金の支払い情報を第1通信部15や第3通信部20に出力することもできる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなしに、上述の実施形態に変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
10 機械システム
11、12 機械
13 ベースソフトウェア
14 作業ソフトウェア
15 第1通信部
16 第2通信部
17、21 記憶部
18 認証記録情報
19 表示機
20 第3通信部
22 第4通信部
23 情報変換部
24 上位コンピュータ
25 管理パソコン(機械制御用コンピュータ)
26 周辺デバイス
27〜29 データモデル
30 CPU
31、33 ノード
32 ブランク

Claims (51)

  1. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される前記機械に固有の第1機械情報を受信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータ。
  2. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、少なくとも二つの機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータ。
  3. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される前記機械に固有の第1機械情報を受信することと、前記機械に指示する前記機械に固有の第2指示情報を前記機械に送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を前記作業ソフトウェアから受信することと、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することと該データモデルに基づいて前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報に基づいて前記第1指示情報を作成して出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータ。
  4. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、少なくとも二つの機械と通信可能に接続される機械制御用のコンピュータであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することと、前記機械に固有の第2指示情報を前記機械の各々に対して送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアから前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を受信することと、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することと該データモデルに基づいて前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記機械の各々の識別情報に関連付けて入力される前記第2機械情報に基づいて前記機械の各々への前記第1指示情報を作成して、前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするコンピュータ。
  5. 前記データモデルは、同一カテゴリに属する複数の前記機械に対して共有可能なデータモデルである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  6. 前記情報変換部により変換された前記第2機械情報は、前記第1機械情報と、該第1機械情報の元となる前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応する前記ノードの識別情報とを少なくとも含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  7. 前記ベースソフトウェアは、前記作業ソフトウェアが適切であるか、または不適切であるかを判断することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である判断部を更に含み、
    前記ベースソフトウェアは、前記判断部において前記作業ソフトウェアが不適切であると判断された場合に前記第2通信部を前記コンピュータのCPUに実行させない処理を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  8. 前記ベースソフトウェアは、前記作業ソフトウェアが適切であるか、または不適切であるかを判断することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である判断部を更に含み、
    前記作業ソフトウェアは、前記作業ソフトウェアの製造元情報と前記作業ソフトウェアの検査結果とに基づいた認証記録情報を含み、
    前記第1指示情報の一部は、前記認証記録情報であり、
    前記ベースソフトウェアは、前記判断部において前記認証記録情報が不適切であると判断された場合に前記第2通信部を前記コンピュータのCPUに実行させない処理を含むことを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ。
  9. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の使用状況に基づいて課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させるプログラム部分である課金処理部を更に含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  10. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方について、起点からの使用期間を監視し、所定の期間ごとに、料金の支払いに関する情報を生成して前記第1通信部に出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分であることを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ。
  11. 前記ベースソフトウェアは、外部機器と通信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第3通信部を更に含み、
    前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方について、起点からの使用期間を監視し、所定の期間ごとに、料金の支払いに関する情報を生成して前記第3通信部に出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分であることを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ。
  12. 前記起点が、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方のインストールタイミングであることを特徴とする請求項10または11に記載のコンピュータ。
  13. 前記起点が、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の購入日であることを特徴とする請求項10または11に記載のコンピュータ。
  14. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方に関する情報通信量に応じて前記課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9に記載のコンピュータ。
  15. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の実行回数に応じて前記課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9に記載のコンピュータ。
  16. 前記課金処理部は、前記コンピュータに接続された前記機械の数に応じて前記課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9に記載のコンピュータ。
  17. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェアに従って前記第1機械情報を処理したときの情報処理量、及び前記作業ソフトウェアに従って前記第2機械情報を処理したときの情報処理量の少なくともいずれか一方に応じて前記課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9に記載のコンピュータ。
  18. 前記課金処理部は、前記コンピュータを使用した人数に応じて前記課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9に記載のコンピュータ。
  19. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方に対して予め定められた使用料金の支払い状況に応じて、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の使用期間を決定することを前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9に記載のコンピュータ。
  20. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の起点からの使用期間が所定の期間内である場合には、前記課金を行う処理を前記コンピュータのCPUに実行させないことを含むことを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ。
  21. 前記課金処理部は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方についての使用料金の支払いが済んでいるか否かを判定することを前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項9から20のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  22. 前記ベースソフトウェアは、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の版数を管理することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である版数管理部を更に含むことを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  23. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の最新版数を記録する記憶部を更に具備し、
    前記ベースソフトウェアは、前記記憶部の内容を確認することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第4通信部を更に含み、
    前記版数管理部は、前記記憶部に記録される前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の最新版数が、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方における現状の版数より進んだものである場合に、該最新版数を前記第1通信部に出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分であることを特徴とする請求項22に記載のコンピュータ。
  24. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の最新版数を記録する記憶部を更に具備し、
    前記ベースソフトウェアは、外部機器と通信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第3通信部と、前記記憶部の内容を確認することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第4通信部とを更に含み、
    前記版数管理部は、前記記憶部に記録される前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方の最新版数が、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方における現状の版数より進んだものである場合に、該最新版数を前記第3通信部に出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分であることを特徴とする請求項22に記載のコンピュータ。
  25. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方は、前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方のライセンス認証を行うことを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分を更に含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  26. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方は、コピーを規制する機能を更に含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  27. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方は、前記コンピュータ外に出力する情報に広告情報を付けることを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  28. 前記ベースソフトウェア及び前記作業ソフトウェアの少なくともいずれか一方は、パーソナルアシスタントを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  29. 前記ベースソフトウェアは、前記コンピュータに接続された前記機械の認証を行うことを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  30. 前記コンピュータには、前記第2機械情報を基に機械学習を行うことを前記コンピュータのCPUに実行させるための機械学習ソフトウェアが搭載されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  31. 前記コンピュータとインターネットを介して接続された上位コンピュータを備え、
    前記第2通信部は、前記上位コンピュータからの指令に応じて前記第1機械情報又は前記第2機械情報を前記上位コンピュータにアップロードすることを前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  32. 前記コンピュータとインターネットを介して接続された上位コンピュータを備え、
    前記第2通信部は、前記上位コンピュータからの指令に応じて前記上位コンピュータ内のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータのCPUに実行させることを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  33. 前記第1機械情報及び前記第2機械情報の一部は、前記機械の使用時間、モータの電流値、振動値、発熱温度、音量、及び前記機械の位置情報のうちの少なくとも一つに関する情報であることを特徴とする請求項1、2、5または6に記載のコンピュータ。
  34. 前記第1機械情報及び前記第2機械情報の一部は、前記機械の使用時間、モータの電流値、振動値、発熱温度、及び音量のうちの少なくとも一つに関する情報であり、
    前記第1指示情報及び前記第2指示情報の一部は、前記機械に対する停止指示もしくは減速指示、及び警告表示の少なくともいずれか一方に関する情報であることを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ。
  35. 前記第1機械情報の一部は、前記機械の位置情報であり、
    前記第2指示情報の一部は、複数の前記機械の相対位置があらかじめ設定された距離以下となった場合に、動作優先順位下位の機械に対する停止指示によって機械同士の干渉を回避させるための前記機械の動作指示情報であることを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ。
  36. 前記第1機械情報の一部は、前記機械の作業受付情報及び作業完了情報であり、
    前記第2指示情報の一部は、あらかじめ前記機械に記憶された作業についての、内容の選択、作業順序、前記機械の起動、及び前記機械の停止のうちの少なくとも一つを含む作業指示情報であることを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ。
  37. 前記第1機械情報の一部は、前記機械の作業対象物の状態を示す情報であり、
    前記第2指示情報の一部は、前記作業対象物の状態に応じて前記機械の動作を変えるための動作変更指示情報であることを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ。
  38. 前記第1機械情報の一部は、前記機械の予定動作情報であり、
    前記第2指示情報の一部は、前記機械の予定動作が適切か、または不適切かを判断した結果であることを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ。
  39. 前記機械が製造機械または産業用ロボットであることを特徴とする請求項1から38のいずれか一項に記載のコンピュータ。
  40. 機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される前記機械に固有の第1機械情報を受信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とする機械システム。
  41. 少なくとも2つの機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記コンピュータに出力する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とする機械システム。
  42. 機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される前記機械に固有の第1機械情報を受信することと、前記機械に固有の第2指示情報を前記機械に送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を前記作業ソフトウェアから受信することと、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することと該データモデルに基づいて前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報に基づいて前記第1指示情報を作成して出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とする機械システム。
  43. 少なくとも2つの機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することと、前記機械に固有の第2指示情報を前記機械の各々に対して送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアから前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を受信することと、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに送信することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することと該データモデルに基づいて前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラム部分である情報変換部と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記機械の各々の識別情報に関連付けて入力される前記第2機械情報に基づいて前記機械の各々への前記第1指示情報を作成して、前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力することを前記コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とする機械システム。
  44. 機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
    前記機械から前記コンピュータに出力される、前記機械に固有の第1機械情報を受信することと、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて、前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報に変換することと、
    前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することと、
    を前記コンピュータのCPUに実行させるための前記ベースソフトウェアであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするベースソフトウェア。
  45. 少なくとも二つの機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
    前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記コンピュータに出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することと、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて、前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報に変換することと、
    前記第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに出力することと、
    を前記コンピュータのCPUに実行させるための前記ベースソフトウェアであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするベースソフトウェア。
  46. 機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
    前記機械から前記コンピュータに出力される、前記機械に固有の第1機械情報を受信することと、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて、前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報に変換することと、
    前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することと、
    前記作業ソフトウェアから、前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を受信することと、
    前記データモデルに基づいて、前記第1指示情報を、前記機械に固有の第2指示情報に変換することと、
    前記第2指示情報を前記機械に送信することと、
    を前記コンピュータのCPUに実行させるための前記ベースソフトウェアであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするベースソフトウェア。
  47. 少なくとも二つの機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
    前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記コンピュータに出力される、前記機械の各々に固有の第1機械情報を受信することと、
    前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて、前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報に変換することと、
    前記第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに出力することと、
    前記作業ソフトウェアから前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を受信することと、
    前記データモデルに基づいて、前記第1指示情報を、前記機械に固有の第2指示情報に変換することと、
    前記第2指示情報を該第2指示情報の対応する前記機械の各々に対して送信することと、を前記コンピュータのCPUに実行させるための前記ベースソフトウェアであり、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とするベースソフトウェア。
  48. 請求項44から請求項47のいずれか一項に記載のベースソフトウェアを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  49. 少なくとも機械を構成している各物理的要素又は該機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造であって、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、少なくとも前記各物理的要素又は前記各種管理要素に関する情報が割り当てられる、データ構造。
  50. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された機械制御用のコンピュータにより、少なくとも一つの機械を制御する機械制御方法であって、
    前記コンピュータが、前記機械から出力される、前記機械の状態を示す前記機械に固有の第1機械情報を受信し、前記ベースソフトウェアにより、前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて、前記第1機械情報を前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報に変換し、前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力し、
    前記コンピュータが、前記第2機械情報を入力情報として使用する前記作業ソフトウェアを実行することを含み、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とする機械制御方法。
  51. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された機械制御用のコンピュータにより、少なくとも一つの機械を制御する機械制御方法であって、
    前記コンピュータが、前記機械から出力される、前記機械の状態を示す前記機械に固有の第1機械情報を受信し、前記ベースソフトウェアにより、前記機械のカテゴリに対応するデータモデルに基づいて、前記第1機械情報を前記作業ソフトウェアに固有の第2機械情報に変換し、前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力し、
    前記コンピュータが、前記作業ソフトウェアに従って、前記第2機械情報を基に、前記作業ソフトウェアに固有の第1指示情報を作成し、前記ベースソフトウェアにより、前記データモデルに基づいて、前記第1指示情報を前記機械に固有の第2指示情報に変換し、前記第2指示情報を前記機械に送信することを含み、
    前記データモデルは、少なくとも前記機械を構成している各物理的要素又は前記機械の各種管理要素をそれぞれノードとして表現したデータ構造を有し、前記各物理的要素又は前記各種管理要素に対応した前記ノードには、前記第1機械情報が割り当てられることを特徴とする機械制御方法。
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