JP6126029B2 - 遠隔サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、作業機等の中古品の価格を算定する遠隔サーバに関する。
作業機等の中古品の価格査定に関するシステムとして、例えば、特許文献1は、撮影された中古の建設機械車両の画像データを基本項目のデータ、各項目データ、図像データ、発生箇所の入力データと関連付けした関連付け処理データを携帯端末から中古建設機械取扱業者のサーバに送信する中古車両用情報処理システムを開示している。
しかしながら、特許文献1に記載の中古車両用情報処理システムは、価格査定に必要な情報を提示するものの、作業機等の中古品の買い取り価格自体を提示する構成ではない。
特許第4181857号公報
そこで、本発明は、作業機等の中古品の買い取り価格自体を算定することが可能な構成を提示することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、作業機または船舶から、該作業機または該船舶を識別する情報である機械識別情報および所定の稼動データを受信する遠隔サーバであって、前記機械識別情報に基づいて前記作業機または前記船舶の管理元と前記管理元を担当する営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方を特定し、別途入力される正規メンテナンス履歴、または、前記作業機または前記船舶から受信する正規メンテナンス履歴と前記作業機または前記船舶から受信した前記所定の稼動データとに基づいて前記作業機または前記船舶の買い取り基準価格を算出し、算出した前記買い取り基準価格を所定の起算日から所定期間経過後に前記管理元と前記営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方に閲覧可能とすることを特徴とする遠隔サーバを提供する。
本発明において、前記作業機または前記船舶のうち、所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機または契約対象船舶の前記買い取り基準価格を増額して、或いは/さらに、前記所定のメンテナンス契約がなされていない契約対象外作業機または契約対象外船舶の前記買い取り基準価格を減額して算出する態様を例示できる。
本発明において、前記買い取り基準価格を前記管理元に閲覧可能とし、前記管理元が前記買い取り基準価格を閲覧可能な前記作業機または前記船舶を、前記作業機または前記船舶のうち所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機または契約対象船舶に限定する態様を例示できる。
本発明によると、作業機または船舶の中古品の買い取り価格自体を算定することが可能となる。
作業機を遠隔監視する遠隔監視システムを模式的に示す概略構成図である。 遠隔監視端末装置を備えた作業機の概略構成を示すブロック図である。 作業機における遠隔監視端末装置の概略構成を示すブロック図である。 作業機がコンバインの場合での各種接続端子に対応する出力要素の具体例を示す図表である。 遠隔監視端末装置の制御部における稼動データ送信制御部による稼動データ送信制御の動作過程を模式的に示す動作図である。 稼動データ送信制御部による制御動作の一例を示すフローチャートである。 遠隔監視センターに設けられた遠隔サーバにおける制御部の概略構成を示すブロック図である。 部品識別情報、メンテナンス内容情報およびメンテナンス実施時期情報を正規メンテナンス履歴として機械識別情報毎に保存した第1データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 記憶部に記憶された稼動データの一例のデータ構造を示す模式図である。 記憶部に予め設定されている基準メンテナンス時期の一例のデータ構造を示す模式図である。 機械識別情報に機種情報を関連付けて保存した第2データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 買い取り基準価格を機種情報毎に保存した買取基準価格リストテーブルの一例のデータ構造を示す模式図である。 機械識別情報に管理元情報および営業拠点情報を関連付けて保存した第3データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 遠隔サーバにおける制御部による制御動作の一例を示すフローチャートであって、その前半部分の処理例を示す図である。 遠隔サーバにおける制御部による制御動作の一例を示すフローチャートであって、その後半部分の処理例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について作業機または船舶としてコンバイン、耕耘機や田植機等の作業機(例えば農業機械)を例にとって添付図面を参照しつつ説明する。
[遠隔監視システムの全体構成について]
図1は、作業機110,…を遠隔監視する遠隔監視システム100を模式的に示す概略構成図である。図2は、遠隔監視端末装置200を備えた作業機110,…の概略構成を示すブロック図である。また、図3は、作業機110における遠隔監視端末装置200の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、遠隔監視システム100は、1つまたは複数(ここでは複数)の作業機110,…と、作業機110,…にそれぞれ設けられた遠隔監視端末装置200と、遠隔監視端末装置200に通信網140を介して接続される遠隔サーバ130とを備えている。
遠隔サーバ130は、作業機110,…に対して遠く離れた位置にある遠隔監視センター120に配置されており、作業機110の稼動状態に関するデータである予め定めた所定の稼動データを収集して蓄積するようになっている。そして、遠隔サーバ130は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワーク150を介してパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータや携帯端末機等の端末装置(具体的にはクライアントコンピュータ)160,…に接続され、蓄積したデータが端末装置160,…に取り込まれることで、作業機110のユーザやディーラ等の利用者によって利用されるようになっている。端末装置160は、制御部161と、キーボードやポインティングデバイス等を含む入力部162と、ディスプレイ等の表示部163とを備えている。制御部161は、遠隔サーバ130から送られてきたデータに基づいた表示情報や、各種の入力画面を表示部163に表示したり、入力部162から入力された必要な情報を受け付けたりするようになっている。
詳しくは、遠隔監視端末装置200および遠隔サーバ130は、それぞれ、通信部210,131(具体的には通信モジュール)を有し、通信網140を介して互いの通信部210,131で接続されることで、遠隔監視端末装置200と遠隔サーバ130との間で情報の送受信を行うことが可能とされている。これにより、遠隔サーバ130は、遠隔監視センター120で利用者により作業機110,…を遠隔監視できるようになっている。
なお、通信網140は、有線通信網でもよいし、無線通信網でもよく、有線通信網および無線通信網を組み合わせたものであってもよい。通信網140としては、代表的には、電気通信事業者が提供する公衆回線網であって、固定電話機や携帯電話機等の端末機同士を通信させる公衆回線網を挙げることができる。
図2に示すように、作業機110,…は、1つまたは複数(ここでは複数)の作業部111,…と、遠隔監視端末装置200とを備えている。ここで、作業部111,…としては、例えば、作業機がコンバインである場合には、走行作業部、刈り取り作業部、脱穀作業部等を挙げることができる。
各作業部111,…には、電子制御装置(具体的にはコントローラ)113,…が設けられている。電子制御装置113,…は、各種アクチュエータ(図示せず)に対して指令し、各作業部111,…への運転状態を適切に制御する。各電子制御装置113,…は、CAN(Controller Area Network)規格に基づいて互いにデータ転送されるようになっている。
詳しくは、各電子制御装置113,…は、各作業部111,…での各種センサにて検出した検出値情報(信号)および各種スイッチのオン・オフ情報に基づいて各作業部111,…への運転状態を作動制御する。また、各電子制御装置113,…は、作業機110の故障等の異常が発生したか否かの異常発生の有無を適宜判断し、異常が発生した場合には、該異常に応じたエラー情報(具体的にはエラーコード)を生成する。
作業部111,…のうちのエンジン112を作動させる作業部(走行作業部111a)は、エンジン112と、エンジン112の回転数や負荷状態などを監視し、最適な噴射圧力や噴射時期を燃料システムに指示してエンジン全体を制御する電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)と、発電機114と、起動スイッチSWとを備えており、バッテリーBTが搭載されている。そして、電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)は、作業部111(走行作業部111a)の作動制御の他、運転開始/休止の操作や、エンジン112の駆動による運転状態の制御が行われるようになっている。
なお、作業部111(走行作業部111a)のエンジン112の稼動状態において、発電機114から供給される電力によってバッテリーBTの充電が適宜行われるようになっている。
作業部111(走行作業部111a)に備えられている起動スイッチSWは、電源オン状態と電源オフ状態とを選択的に切り替える切り替えスイッチとされている。ここで、電源オン状態は、バッテリーBTから遠隔監視端末装置200における制御部240(図3参照)および電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)へ電力を供給する状態とされる。電源オフ状態は、バッテリーBTから遠隔監視端末装置200における制御部240および電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)への電力供給を遮断する状態とされる。
詳しくは、バッテリーBTは、遠隔監視端末装置200における制御部240に接続された電源接続ラインL1および電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)に接続された電源接続ラインL2の双方に起動スイッチSWを介して接続されている。
この例では、起動スイッチSWは、所謂キースイッチと呼ばれるスイッチであり、「ON」端子は、電源接続ラインL1,L2の接続端子である。「OFF」端子は、起動スイッチSWがオフ状態のときの端子である。
なお、起動スイッチSWのオン状態およびオフ状態に関わらず、バッテリーBTと遠隔監視端末装置200における電源制御部220(図3参照)とが電源接続ラインL3を介して接続されている。
[遠隔監視端末装置について]
図3に示すように、遠隔監視端末装置200は、通信部210と、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う制御部240と、制御部240に電力を供給する電源制御部220と、作業機110の稼動状態に関する稼動データが入力される複数の接続端子T,…とを備えている。
(通信部)
通信部210は、遠隔監視センター120(図1参照)における遠隔サーバ130の通信部131と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように通信部210で変換される。そして、通信部210は、制御部240にて取得した作業機110の稼動データ等を遠隔サーバ130に送信する。
(電源制御部)
電源制御部220は、起動スイッチSWのオフ状態およびオン状態に関わらず、バッテリーBTに接続されている。具体的には、電源制御部220の入力側電源ライン(図示せず)とバッテリーBTとが電源接続ラインL3によって接続されている。これにより、電源制御部220は、バッテリーBTからの電力が常時供給されるようになっている。
また、制御部240の電源ライン(図示せず)と電源制御部220の出力側電源ライン(図示せず)とが電源接続ラインL4によって接続されている。
(位置検出部)
本実施の形態では、遠隔監視端末装置200は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信するGPSセンサ(位置センサの一例)231と、GPSセンサ231にて受信した電波に基づいて作業機110の位置情報等を検出する位置検出部232と、位置検出部232にて検出した位置情報等の各種データを一時的に格納する稼動データ記憶部233とをさらに備えている。
GPSセンサ231は、GPS衛星からの電波(世界標準日時を含む情報)を受信するようになっている。ここで、世界標準日時は、協定世界時(UTC:Universal Time, Coordinated)を意味する。
位置検出部232は、作業機110が位置している現在地の情報の他、作業機110の速度情報を検出したり、作業機110の方位情報を検出したりすることができる。すなわち、位置情報は、作業機110の緯度、経度、速度および方位の情報を含んでいる。
具体的には、位置検出部232は、GPSセンサ231およびGPS衛星と共にGPS衛星システム(測位システム)を構成している。
稼動データ記憶部233は、フラッシュメモリ(flash memory)等の不揮発性メモリを含んでいる。稼動データ記憶部233は、電源制御部220に接続されており、バッテリーBTからの電力が常時供給されるようになっている。
(制御部)
制御部240は、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロコンピュータからなる処理部250と、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリを含む記憶部260と、遠隔監視端末装置200の日時情報を得るための時計機能を備えた時刻取得タイマー270とを備えている。
制御部240は、処理部250が記憶部260のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部260のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の作動制御を行うようになっている。
(接続端子)
複数(ここでは70個)の接続端子T,…は、作業機110の稼動状態に関するデータを出力する出力要素Q,…に接続される複数種類の接続端子であり、本実施の形態では、1個または2個以上(ここでは32個)の第1接続端子T1,…と、1個または2個以上(ここでは20個)の第2接続端子T2,…と、1個または2個以上(ここでは4個)の第3接続端子T3,…と、1個または2個以上(ここでは4個)の第4接続端子T4,…と、1個または2個以上(ここでは8個)の第5接続端子T5,…と、1個または2個以上(ここでは2個)の第6接続端子T6,…とを備えている。
第1接続端子T1,…、第2接続端子T2,…、第3接続端子T3,…および第4接続端子T4,…は、制御部240に接続されており、第1接続端子T1,…および第2接続端子T2は、各作業部111,…における出力要素Q,…と電子制御装置113,…を介して接続するようになっている。また、第5接続端子T5,…および第6接続端子T6,…は、制御部240に接続されており、各作業部111,…における出力要素Q,…と直接的に接続するようになっている。
第1接続端子T1,…は、オン・オフ情報(具体的には0または1の接点情報)、故障等の異常の有無を示すエラー状態情報(具体的には0または1のエラー有無情報)等の二値情報(具体的には二値化信号)を出力する出力要素Qa,…に接続されて出力要素Qa,…からの二値情報が入力される。ここでは、二値情報は、CANのビットデータとして伝送される。
二値情報を出力する出力要素Qa,…としては、電子制御装置113,…の入力系に接続されて作業機110の稼動状態におけるオン・オフ情報を出力する各種スイッチWa,…や、電子制御装置113,…に設けられて各作業部111,…での故障等の異常の有無を示すエラー状態情報を出力する出力制御部Paを例示できる。
具体的には、出力要素Qa,…が各種スイッチWa,…である場合には、第1接続端子T1,…は、各種スイッチWa,…からのオン・オフ情報が電子制御装置113,…を経て入力され、出力要素Qa,…が出力制御部Paである場合には、第1接続端子T1,…は、電子制御装置113,…における出力制御部Paからのエラー状態情報が入力される。
第2接続端子T2,…は、予め定めた物理量を測定(検出)した値を示す数値データ、故障等の異常の内容を示すエラーコード、バッテリーBTの電圧値等の検出値情報(具体的には多値化デジタル信号)を出力する出力要素Qb,…に接続されて出力要素Qb,…からの検出値情報が入力される。ここでは、検出値情報は、CANの数値データとして伝送される。
検出値情報を出力する出力要素Qb,…としては、電子制御装置113,…の入力系に接続されて作業機110の稼動状態を検知する各種センサWb,…や、電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)に設けられてバッテリーBTの電圧値を出力する出力制御部Pbを例示できる。
具体的には、出力要素Qb,…が各種センサWb,…である場合には、第2接続端子T2,…は、各種センサWb,…からの数値データが電子制御装置113,…を経て入力され、出力要素Qb,…が出力制御部Pbである場合には、第2接続端子T2,…は、電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)における出力制御部PbからのバッテリーBTの電圧値が入力される。
第3接続端子T3,…は、エンジン112等の運転に関与する構成要素の稼動時間(運転時間)を積算した積算時間を計測する積算時間計(アワーメータ)による積算時間等の積算情報を出力する出力要素Qc,…に接続されて出力要素Qc,…からの積算情報が入力される。ここでは、積算情報は、CANの積算データとして伝送される。
積算情報を出力する出力要素Qc,…としては、電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)に設けられてエンジン112の運転開始時(起動スイッチSWのオン操作を受け付けた時点)からエンジン112の運転停止時(起動スイッチSWのオフ操作を受け付けた時点)までのエンジン112の稼動時間(作業機110の稼動時間)を積算した積算時間を出力する出力制御部Pcを例示できる。
具体的には、出力要素Qc,…が出力制御部Pcである場合には、第3接続端子T3,…は、電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)における出力制御部Pcからのエンジン112の積算時間が入力される。
第4接続端子T4,…は、CANの通信プロトコル(通信規約)に関するエラー情報を出力する出力要素Qd,…に接続されて出力要素Qd,…からのエラー情報が入力される。
エラー情報を出力する出力要素Qd,…としては、電子制御装置113,…に設けられてCANの通信プロトコルに関する仕様のエラーを認識して該エラーに応じたエラー情報を出力する出力制御部Pdを例示できる。
具体的には、出力要素Qd,…が出力制御部Pdである場合には、第4接続端子T4,…は、電子制御装置113,…における出力制御部Pdからのエラー情報が入力される。
第5接続端子T5,…は、二値情報を出力する出力要素Qe,…に接続されて出力要素Qe,…からの二値情報が入力される。
二値情報を出力する出力要素Qe,…としては、作業機110の稼動状態におけるオン・オフ情報を出力する各種スイッチWe,…を例示できる。
具体的には、出力要素Qe,…が各種スイッチWe,…である場合には、第5接続端子T5,…は、各種スイッチWe,…からのオン・オフ情報が直接的に入力される。なお、第5接続端子T5,…は、各作業部111,…に電子制御装置113,…が存在する場合にも用いることができるが、主として、各作業部111,…に電子制御装置113,…が存在しない場合に有利である。
第6接続端子T6,…は、予め定めた物理量を測定(検出)した値を示す数値データ(例えばバッテリーBTの電圧値や電子制御装置113,…に搭載された基板(図示せず)の温度)等の検出値情報(具体的にはアナログ信号)を出力する出力要素Qf,…に接続されて出力要素Qf,…からの検出値情報が入力される。
検出値情報を出力する出力要素Qf,…としては、作業機110の稼動状態を検知する各種センサWf,…を例示できる。
具体的には、出力要素Qf,…が各種センサWf,…である場合には、第6接続端子T6,…は、各種センサWf,…からの数値データが直接的に入力される。
なお、図3に示す制御部240における稼動データ送信制御部241、入力部280および表示部290については、後ほど説明する。
図4は、作業機110がコンバインの場合での各種接続端子T1,…〜T6,…に対応する出力要素Qa,…〜Qf,…の具体例を示す図表である。
図4に示すように、第1接続端子T1,…に接続された出力要素Qa,…は、脱穀スイッチ、刈り取りスイッチ、エンジン関係のチャージ、油圧、水温、オーバーロード、エアクリーナ詰まり、排わら・カッタ詰まり、エンジン緊急停止等の警報といった32項目の二値情報を第1接続端子T1,…に入力する。第2接続端子T2,…に接続された出力要素Qb,…は、作業時および非作業時での単位時間当たりのエンジン112の回転数、作業時および非作業時でのエンジン112への負荷の程度を示すエンジン負荷率、作業時および非作業時での車速、作業時および非作業時での旋回モータの単位時間当たりの回転数といった20項目の検出値情報を第2接続端子T2,…に入力する。第3接続端子T3,…に接続された出力要素Qc,…は、4項目の積算情報(この例では1項目の積算情報)を第3接続端子T3,…に入力する。第4接続端子T4,…に接続された出力要素Qd,…は、4項目のエラー情報を第4接続端子T4,…に入力する。第5接続端子T5,…に接続された出力要素Qe,…は、8項目の二値情報を第5接続端子T5,…に入力する。また、第6接続端子T6,…に接続された出力要素Qf,…は、2項目の検出値情報(具体的にはバッテリー電圧および基板温度)を第6接続端子T6,…に入力する。
そして、制御部240は、制御部240は、稼動データを遠隔サーバ130に送信する稼動データ送信制御部241をさらに備えている。
[稼動データ送信制御]
図5は、遠隔監視端末装置200の制御部240における稼動データ送信制御部241による稼動データ送信制御の動作過程を模式的に示す動作図である。
図5に示すように、遠隔監視端末装置200の稼動データ送信制御部241は、作業機110の稼動中に接続端子T,…を介して入力された作業機110の稼動状態に関する稼動データ(図4参照)を取得日時(具体的には世界標準の西暦、年、月、日、時、分、秒)の予め定めた所定の周期(例えば30秒)毎に取得して稼動データ記憶部233に格納する構成とされている。
また、稼動データ送信制御部241は、所定の周期毎に格納した稼動データを遠隔サーバ130(図1参照)に送信する。
詳しくは、稼動データ送信制御部241は、起動スイッチSWのオンの期間に所定の周期(例えば30秒)毎に稼動データを取得するデータ取得部241aと、データ取得部241aにて取得した稼動データを稼動データ記憶部233に一時的に格納させるデータ格納制御部241bとを含む動作部として機能する構成とされている。
そして、稼動データ送信制御部241は、稼動データ記憶部233が格納している稼動データを通信部210から遠隔サーバ130(図1参照)へ送信するデータ送信部241cを含む動作部としても機能する構成とされている。
ここで、制御部240は、起動スイッチSWのオフ操作がなされても、電源制御部220により電源がオフされることはなく、データ格納制御部241bにて稼動データを稼動データ記憶部233に格納して稼動データを遠隔サーバ130へ送信した後に、電源制御部220により電源がオフされるようになっている。また、遠隔監視端末装置200は、通信部210にて稼動データを遠隔サーバ130の通信部131の通信プロトコルに応じたフォーマットに変換した後、通信網140および通信部131を経て遠隔サーバ130に送信する。
(稼動データ送信制御部による動作例)
次に、稼動データ送信制御部241による動作例について図6を参照しながら以下に説明する。
図6は、稼動データ送信制御部241による制御動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートでは、稼動データ送信制御部241は、起動スイッチSWのオン操作を受け付けると(ステップSa1:Yes)、GPSセンサ231及び位置検出部232(図3および図5参照)により作業機110の位置情報及び日時を取得して稼動データ記憶部233に格納する(ステップSa2)。
次に、稼動データ送信制御部241は、出力要素Q,…で作業機110の稼動データを検出し(ステップSa3)、所定周期(ここでは30秒)のタイミングか否かを判断し(ステップSa4)、該所定周期のタイミングでない場合には(ステップSa4:No)、ステップSa3に移行する。一方、稼動データ送信制御部241は、ステップSa4で該所定周期のタイミングである場合には(ステップSa4:Yes)、稼動データを稼動データ記憶部233に格納する(ステップSa5)。
次に、稼動データ送信制御部241は、起動スイッチSWのオフ操作を受け付けたか否かを判断し(ステップSa6)、オフ操作を受け付けていない場合には(ステップSa6:No)、ステップSa3に移行する。一方、稼動データ送信制御部241は、ステップSa6でオフ操作を受け付けた場合には(ステップSa6:Yes)、稼動データ記憶部233が格納している稼動データを遠隔サーバ130に送信し(ステップSa7)、処理を終了する。
[遠隔サーバについて]
図7は、遠隔監視センター120に設けられた遠隔サーバ130における制御部132の概略構成を示すブロック図である。
図7に示すように、遠隔監視センター120に設けられた遠隔サーバ130は、通信部131と、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う制御部132とを備えている。
(通信部)
通信部131は、遠隔監視端末装置200の通信部210(図1から図3参照)と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように通信部131で変換される。通信部131は、前述した稼動データを受信する。
(制御部)
制御部132は、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロコンピュータからなる処理部133と、ROM(Read Only Memory)、RAM等の揮発性メモリを含む記憶部134とを有している。
制御部132は、処理部133が記憶部134のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部134のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の作動制御を行うようになっている。
ところで、作業機110の中古品の買い取り価格を決める場合、従来では、作業機110の稼動時間が長くなるに従って買い取り基準価格が低下するように表した買い取り基準価格リストを予め用意しておき、この買い取り基準価格リストを参照しながら作業機110の稼動時間に応じた買い取り基準価格を査定し、査定した買い取り基準価格に対して、汚れや錆びといった不具合を外観上で判断して最終的な買い取り価格を決めていた。
しかしながら、作業機110は、予め定めた所定の定期点検(特に法定点検)時に正規メンテナンスがなされているか否か、大きな負荷がかかった状態での高負荷稼動時間の全体の稼動時間に対する高負荷比率の大きさや、実際に作業を行う作業時間および走行を行った走行時間の全体の稼動時間に対する作業時間比率の大きさ、といった機械の稼動状態(稼動時間、使用状況など)によって、機械の内部状態が変わってくるにも拘わらず、買い取り基準価格に対して、機械の稼動状態が考慮されていないのが実情である。
この点に関し、遠隔サーバ130における制御部132は、別途入力される正規メンテナンス履歴、または、作業機110から受信する正規メンテナンス履歴を記憶する構成とされている。
ここで、正規メンテナンスとは、メーカー側(サービス拠点)が行うメンテナンス(すなわち、規定の時期に規定の部品(純正部品)に対して行う交換、規定の時期に規定の箇所に対して行う清掃、調整やグリス注入等のメンテナンス)をいう。
また、サービス拠点とは、メーカーが運営するサービスセンターといったサービス拠点だけでなく、メーカーが認定した正規の代理店といったサービス拠点も含む概念である。
詳しくは、遠隔サーバ130にネットワーク150を介して接続されているサービス拠点の端末装置160(図1参照)における制御部161は、正規メンテナンス履歴として、部品を識別する情報である部品識別情報(具体的には部品コード)およびメンテナンス内容情報(交換、清掃、調整やグリス注入等のメンテナンス内容コード)を、作業機110を識別する情報である機械識別情報(例えば端末電話番号)と共に入力部162で手動の入力操作(具体的にはキー入力操作)により受け付け、受け付けた正規メンテナンス履歴および機械識別情報を遠隔サーバ130に送信するようになっている。
また、作業機110における遠隔監視端末装置200(図3参照)は、正規メンテナンス履歴として、部品識別情報およびメンテナンス内容情報を入力する入力部280と、入力部280にて入力した入力情報を表示する表示部290とをさらに備えている。制御部240は、入力部280で手動の入力操作(具体的にはキー入力操作)により正規メンテナンス履歴を受け付け、受け付けた正規メンテナンス履歴を機械識別情報(例えば端末電話番号)と共に遠隔サーバ130に送信するようになっている。
また、遠隔サーバ130は、キーボードやポインティングデバイス等を含む入力部135と、ディスプレイ等の表示部136と、プリンタ等の印刷部137とをさらに備えている。制御部132は、入力画面を表示部136に表示したり、入力部135から入力された必要な情報を受け付けたり、或いは、印刷処理された印刷情報を印刷部137で印刷するようになっている。
遠隔サーバ130における制御部132は、正規メンテナンス履歴として、入力部135で手動の入力操作(具体的にはキー入力操作)により部品識別情報およびメンテナンス内容情報を機械識別情報(例えば端末電話番号)と共に受け付けるようになっている。
なお、端末装置160における入力部162、遠隔監視端末装置200における入力部280、および、遠隔サーバ130における入力部135は、部品識別情報(具体的には部品コード)を読み取る読取装置(例えばバーコード読取装置)を含み、端末装置160における制御部161、遠隔監視端末装置200における制御部240、および、遠隔サーバ130における制御部132は、入力部162、入力部280および入力部135で読み取った部品識別情報を受け付けるようになっていてもよい。また、遠隔監視システム100は、正規メンテナンス履歴の入力が端末装置160、遠隔監視端末装置200および遠隔サーバ130のうち少なくとも一つで行うように構成されていればよい。
そして、遠隔サーバ130における制御部132(図7参照)は、入力部162、入力部280または入力部135で受け付けた正規メンテナンス履歴を機械識別情報(例えば端末電話番号)と共に取得する構成とされている。
制御部132は、作業機110の稼動時間(積算時間)を用いて、部品識別情報に対応する部品に対する正規メンテナンスを実施したときの積算時間をメンテナンス実施時期情報として算出する構成とされている。
ここで、メンテナンス実施時期の積算時間は、正規メンテナンスを実施したときの作業機110の稼動時間(積算時間)により、また2回目以降に正規メンテナンスを実施する場合には過去に正規メンテナンスを実施したときの機械識別情報毎にかつ部品識別情報毎に記憶部134に記憶した稼動時間(積算時間)により算出することができる。
なお、制御部132は、正規メンテナンスを実施したときの積算時間として、正規メンテナンスを実施したときの作業機110における表示部290の表示画面に表示された作業機110の稼動時間(積算時間)を入力部162、入力部280または入力部135を介して手動の入力操作により取得するようになっていてもよいし、遠隔監視端末装置200から受信した稼動データの中から部品識別情報を取得したときの作業機110の稼動時間(積算時間)を自動的に取得するようになっていてもよい。
また、制御部132は、取得した部品識別情報およびメンテナンス内容情報MM(後述する図8参照)、並びに、算出したメンテナンス実施時期情報を正規メンテナンス履歴として機械識別情報毎(例えば端末電話番号)に記憶する構成とされている。
なお、図7における構成要素のうち、説明していない構成要素については、後ほど説明する。
図8は、部品識別情報RE、メンテナンス内容情報MMおよびメンテナンス実施時期情報TMを正規メンテナンス履歴HIとして機械識別情報SD毎に保存した第1データベースDB1の一例のデータ構造を示す模式図である。
図8に示すように、記憶部134における第1データベースDB1には、部品識別情報RE、メンテナンス内容情報MMおよびメンテナンス実施時期情報TMが正規メンテナンス履歴HIとして機械識別情報SD毎に保存される。
そして、制御部132は、作業機110,…の機械識別情報に基づいて作業機110の管理元(具体的にはレンタル会社)と管理元を担当する営業拠点(具体的には販売会社)とのうちで少なくとも何れか一方を特定し、記憶した正規メンテナンス履歴HIと作業機110,…から受信した稼動データとに基づいて作業機110の買い取り基準価格を算出し、算出した買い取り基準価格を所定の起算日(例えば作業機110の引き渡し日)から所定期間(例えば3年)経過後に管理元と営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方に閲覧可能とする構成とされている。
ここで、閲覧時期を所定の起算日から所定期間経過後とした理由としては、例えば、作業機110を中古機と認定するまでの期間を設ける必要があるという理由や、所定期間経過後でないと買い取り基準価格の算出に必要な正規メンテナンス履歴HIおよび稼動データが十分に収集されていないという理由を挙げることができる。
詳しくは、制御部132は、図7に示すように、稼動データ受信制御手段P1と、メンテナンス履歴取得手段P2と、メンテナンス実施時期算出手段P3と、メンテナンス履歴記憶制御手段P4と、基準メンテナンス時期設定手段P5と、買取基準価格初期設定手段P6、管理元/営業拠点特定手段P7と、買取基準価格算出手段P8と、閲覧制御手段P9とを備える構成とされている。
稼動データ受信制御手段P1は、各作業機110,…における稼動データ送信制御部241から送信されてきた稼動データを機械識別情報SD(例えば端末電話番号)毎に受信して記憶部134に記憶する構成とされている。
図9は、記憶部134に記憶された稼動データの一例のデータ構造を示す模式図である。
図9に示すように、記憶部134には、稼動データ(この例では、稼動時間、作業時間、走行時間、平均負荷、高負荷稼動時間等の稼動データ)が機械識別情報SD毎に記憶される。
メンテナンス履歴取得手段P2は、入力部162、入力部280または入力部135で受け付けた正規メンテナンス履歴HIを、正規メンテナンスを行った作業機110の機械識別情報SDと共に取得する構成とされている。
メンテナンス実施時期算出手段P3は、正規メンテナンスを実施したときの作業機110の稼動時間(積算時間)から、メンテナンス履歴取得手段P2にて取得した機械識別情報の部品識別情報に対応するメンテナンス部品の積算時間をメンテナンス実施時期情報TMとして算出する構成とされている。
メンテナンス履歴記憶制御手段P4は、メンテナンス履歴取得手段P2にて取得した部品識別情報REおよびメンテナンス内容情報MM、並びに、メンテナンス実施時期算出手段P3にて算出したメンテナンス実施時期情報TMを、正規メンテナンス履歴HI(図8参照)として、正規メンテナンスを行った作業機110の機械識別情報SD毎に記憶部134に記憶させる構成とされている。
基準メンテナンス時期設定手段P5は、所定の定期点検時に定期交換部品の交換すべき時期である基準メンテナンス時期STM(後述する図10参照)を機種情報MA毎に記憶部134に予め設定(記憶)しておく構成とされている。例えば、基準メンテナンス時期STMは、手動の入力操作により入力されたものとすることができる。
図10は、記憶部134に予め設定されている基準メンテナンス時期STMの一例のデータ構造を示す模式図である。
図10に示すように、記憶部134には、部品識別情報RE(この例では、AAA−BBBB[エンジンオイルエレメント]の交換、CCC−DDDD[ウォーターセパレータ]の交換、EEE−FFFF[エアクリーナーエレメント]の清掃および交換等の補修部品)に対して基準メンテナンス時期STM(この例では、200時間、300時間、300時間の部品交換時期や50時間の部品清掃時期等の基準メンテナンス時期)が機種情報MA毎に予め設定(記憶)されている。
図11は、機械識別情報SDに機種情報MAを関連付けて保存した第2データベースDB2の一例のデータ構造を示す模式図である。
図11に示すように、記憶部134における第2データベースDB2には、機種情報MA(具体的には作業機110の機種コード、機種名)が機械識別情報SD(図11に示す例では端末電話番号)に関連付けられて予め保存されている。制御部132は、機械識別情報SDから記憶部134における第2データベースDB2を参照することで機種情報MAを認識することができる。また、本実施の形態では、記憶部134における第2データベースDB2には、作業機110,…の機械識別情報SDに対して所定のメンテナンス契約の有無を示すメンテナンス契約有無フラグFLが付されている。図11に示す例では、作業機110,…のうち、所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機の機械識別情報SDに対するメンテナンス契約有無フラグFLはオン状態「1」とされ、所定のメンテナンス契約がなされていない契約対象外作業機の機械識別情報SDに対するメンテナンス契約有無フラグFLはオフ状態「0」とされている。
ここで、所定のメンテナンス契約とは、所定の定期点検(特に法定点検)とは別に、メーカーが推奨する任意のメンテナンス内容(メーカーが推奨する時期での推奨する部品の交換、清掃、調整やグリス注入等のメンテナンス内容)のメンテナンスを行う契約である。
また、記憶部134には、作業機110の稼動時間(積算時間)が長くなるに従って買い取り基準価格が低下するように表した買取基準価格リストテーブルTB(後述する図12参照)が機種情報毎に予め設定されている。
図12は、買い取り基準価格SCを機種情報MA毎に保存した買取基準価格リストテーブルTBの一例のデータ構造を示す模式図である。
図12に示すように、記憶部134における買取基準価格リストテーブルTBには、作業機110の稼動時間が長くなるに従って低下するように設定された買い取り基準価格SCが機種情報MA毎に予め保存されている。図12に示す例では、機種AA−123(XXXX)の買い取り基準価格SCは、稼動時間が1000時間未満では○○円、1000時間以上2000時間未満では××円、2000時間以上3000時間未満では△△円、3000時間以上4000時間未満では□□円、4000時間以上では◇◇円に設定されている(但し、○○円>××円>△△円>□□円>◇◇円)。また、機種BB−456(YYYY)の買い取り基準価格SCは、稼動時間が1000時間未満では※※円、1000時間以上2000時間未満では**円、2000時間以上3000時間未満では##円、3000時間以上4000時間未満では%%円、4000時間以上では&&円に設定されている(但し、※※円>**円>##円>%%円>&&円)。制御部132は、作業機110の稼動時間から記憶部134における機械識別情報SDの買取基準価格リストテーブルTBを参照することで初期の買い取り基準価格SCを認識することができる。
買取基準価格初期設定手段P6は、図12に示すように、機械識別情報SDに対応する作業機110の機種情報MAの稼動時間に関連付けられて予め設定された買い取り基準価格SCおよび作業機110の稼動時間に基づいて初期の買い取り基準価格SCを設定する構成とされている。
詳しくは、買取基準価格初期設定手段P6は、記憶部134における買取基準価格リストテーブルTBにおいて買い取り基準価格SCを設定すべき機械識別情報SDに対応する機種情報MAの稼動時間から、初期の買い取り基準価格SCを設定する。
図13は、機械識別情報SDに管理元情報N1および営業拠点情報N2を関連付けて保存した第3データベースDB3の一例のデータ構造を示す模式図である。
図13に示すように、記憶部134における第3データベースDB3には、管理元情報N1および営業拠点情報N2(図13に示す例では管理元コード、その名称、営業拠点コード、その名称)が機械識別情報SD(図13に示す例では端末電話番号)に関連付けられて予め保存されている。制御部132は、機械識別情報SDから記憶部134における第3データベースDB3を参照することで管理元情報N1および営業拠点情報N2を認識することができる。
このように、管理元および営業拠点は、機械識別情報SDに関連付けて設定(記憶)された管理元情報N1および営業拠点情報N2を用いて特定することができ、例えば、作業機110における遠隔監視端末装置200に設定した端末電話番号の「111−222−333」から第3データベースDB3にて取得した管理元情報N1および営業拠点情報N2により、「C001」(○○レンタル会社)および「B001」(○○販売会社)をそれぞれ特定することができる。
管理元/営業拠点特定手段P7は、図13に示すように、機械識別情報SDに関連付けられて予め設定された管理元情報N1および営業拠点情報N2を用いて、管理元情報N1および営業拠点情報N2を求めるべき機械識別情報SD(例えば端末電話番号)から管理元情報N1および営業拠点情報N2を特定する構成とされている。
詳しくは、管理元/営業拠点特定手段P7は、記憶部134における第3データベースDB3において機械識別情報SDと一致する管理元情報N1および営業拠点情報N2を特定する。
買取基準価格算出手段P8は、メンテナンス履歴記憶制御手段P4にて記憶部134に記憶した正規メンテナンス履歴HI(図8参照)と、稼動データ受信制御手段P1にて作業機110,…から受信した稼動データ(図9参照)とに基づいて(すなわち機械の稼動状態(稼動時間、使用状況など)から)作業機110の買い取り基準価格SCを増減させる構成とされている。なお、買い取り基準価格SCを増加させる演算としては、買い取り基準価格SCに対して、1を超える予め設定した倍率を掛け合わせる演算や、予め設定した増額分を加算する演算を例示できる。また、買い取り基準価格SCを減少させる演算としては、0以上1未満の予め設定した倍率を掛け合わせる演算や、予め設定した減額分を減算する演算を例示できる。
本実施の形態では、買取基準価格算出手段P8は、正規メンテナンスの有無および稼動データによる稼動状態に基づいて買い取り基準価格SCを増減させる。
詳しくは、買取基準価格算出手段P8は、メンテナンス履歴記憶制御手段P4にて記憶部134に記憶した正規メンテナンス履歴HI(図8参照)において、基準メンテナンス時期設定手段P5にて設定した補修部品の基準メンテナンス時期STM(図10参照)に正規メンテナンスがなされているか否かにより買い取り基準価格SCを増減させる。
具体的には、買取基準価格算出手段P8は、基準メンテナンス時期STMでの正規メンテナンス(正規の定期メンテナンス)の実施状況を判定し、基準メンテナンス時期STMでの正規メンテナンスの実施頻度に応じて買い取り基準価格SCを増減させる。例えば、買取基準価格算出手段P8は、基準メンテナンス時期STMでの正規メンテナンスの実施頻度を算出し、該実施頻度が、予め定めた所定の実施頻度範囲を上回る場合(正規メンテナンスが全て実施されている場合を含む)には、買い取り基準価格SCを増額し、所定の実施頻度範囲内の場合には、買い取り基準価格SCの増減は行わず、さらに、所定の実施頻度範囲を下回る場合(正規メンテナンスが全く実施されていない場合を含む)には、買い取り基準価格SCを減額する。
また、買取基準価格算出手段P8は、稼動データ受信制御手段P1にて受信した稼動データ(図9参照)による稼動状態に基づいて買い取り基準価格SCを増減させる。
具体的には、買取基準価格算出手段P8は、稼動データに基づく稼動状態に応じて買い取り基準価格SCを増減させる。例えば、買取基準価格算出手段P8は、予め定めた所定の負荷(例えば80%程度の高負荷)がかかった状態での高負荷稼動時間の全体の稼動時間に対する高負荷率を算出し、該高負荷率が、予め定めた所定の高負荷比率範囲を下回る場合には、買い取り基準価格SCを増額し、所定の高負荷比率範囲内の場合には、買い取り基準価格SCの増減は行わず、さらに、所定の高負荷比率範囲を上回る場合には、買い取り基準価格SCを減額する。また、例えば、買取基準価格算出手段P8は、作業時間MTおよび走行時間DTの全体の稼動時間にする作業時間比率を算出し、該作業時間比率が、予め定めた所定の作業時間比率範囲を下回る場合には、買い取り基準価格SCを増額し、所定の作業時間比率範囲内の場合には、買い取り基準価格SCの増減は行わず、さらに、所定の作業時間比率範囲を上回る場合には、買い取り基準価格SCを減額する。
また、本実施の形態では、買取基準価格算出手段P8は、所定のメンテナンス契約の有無に基づいて買い取り基準価格SCを増減させる。
詳しくは、買取基準価格算出手段P8は、作業機110,…のうち、所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機の買い取り基準価格SCを増額して、或いは/さらに(この例ではさらに)、所定のメンテナンス契約がなされていない契約対象外作業機の買い取り基準価格SCを減額して算出する構成とされている。
具体的には、買取基準価格算出手段P8は、機械識別情報SDに対応する作業機110のメンテナンス契約有無フラグFL(図11参照)がオン状態「1」(契約対象作業機)であるか、或いは、オフ状態「0」(契約対象外作業機)であるかを判定し、オン状態「1」(契約対象作業機)の場合には、買い取り基準価格SCを増額する一方、オフ状態「0」(契約対象外作業機)の場合には、買い取り基準価格SCを減額する。
閲覧制御手段P9は、買取基準価格算出手段P8にて算出した買い取り基準価格SCを所定の起算日から所定期間経過後に、管理元/営業拠点特定手段P7にて特定した管理元情報および/または営業拠点に閲覧可能とする構成とされている。
詳しくは、閲覧制御手段P9は、買取基準価格算出手段P8にて算出した買い取り基準価格SCの情報を、管理元/営業拠点特定手段P7にて特定した管理元および/または営業拠点の端末装置160に送信する。
そして、管理元および/または営業拠点の端末装置160(図1参照)における制御部161は、遠隔サーバ130から送られてきた買い取り基準価格SCの情報を端末装置160における表示部163の表示画面に表示する。
本実施の形態では、閲覧制御手段P9は、買い取り基準価格SCを管理元に閲覧可能とし、管理元が買い取り基準価格SCを閲覧可能な作業機110を、作業機110のうち所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機に限定する構成とされている。
詳しくは、閲覧制御手段P9は、営業拠点の端末装置160に対しては所定のメンテナンス契約の有無(具体的にはメンテナンス契約有無フラグFLの状態)に関わらず作業機110の買い取り基準価格SCの情報を送信する一方、管理元の端末装置160に対しては買い取り基準価格SCの情報のうち、所定のメンテナンス契約がなされた作業機110(具体的にはメンテナンス契約有無フラグFLがオン状態「1」とされた機械識別情報SDに対応する作業機110)の買い取り基準価格SCの情報のみを送信する。
(遠隔サーバにおける制御部による動作例)
次に、遠隔サーバ130における制御部132による動作例について図14および図15を参照しながら以下に説明する。
図14および図15は、遠隔サーバ130における制御部132による制御動作の一例を示すフローチャートである。図14は、その前半部分の処理例を示す図であり、図15は、その後半部分の処理例を示す図である。
図14および図15に示すフローチャートの処理に先立ち、制御部132は、稼動データ受信制御手段P1により、各作業機110,…における稼動データ送信制御部241から稼動データを機械識別情報SD(例えば端末電話番号)毎に受信して該稼動データが記憶部134に記憶された状態となっている(図9参照)。また、記憶部134には、基準メンテナンス時期設定手段P5により基準メンテナンス時期STMが予め設定(記憶)された状態となっている(図10参照)。
図14に示すフローチャートでは、制御部132は、先ず、メンテナンス履歴取得手段P2により、入力部162、入力部280または入力部135から部品識別情報REを含む正規メンテナンス履歴HIを機械識別情報SDと共に取得する(ステップSb1)。
次に、制御部132は、メンテナンス実施時期算出手段P3により、作業機110の稼動時間から、ステップSb1で取得した機械識別情報に対応する作業機110の部品識別情報REに対応するメンテナンス部品の積算時間をメンテナンス実施時期情報TMとして算出する(ステップSb2)。
次に、制御部132は、メンテナンス履歴記憶制御手段P4により、ステップSb1で取得した部品識別情報REおよびメンテナンス内容情報MM、並びに、ステップSb2で算出したメンテナンス実施時期情報TMを、正規メンテナンス履歴HIとして、機械識別情報SD毎に記憶部134に記憶させる(図8参照)(ステップSb3)。
次に、制御部132は、遠隔サーバ130にネットワーク150を介して接続されている管理元または営業拠点の端末装置160(図1参照)における入力部162から、買い取り基準価格SCを査定すべき作業機110に対応する機械識別情報SD(例えば端末電話番号)の入力操作を受け付ける(ステップSb4)。
次に、制御部132は、閲覧制御手段P9により、ステップSb4で受け付けた機械識別情報SDに対応する作業機110の所定の起算日(例えば作業機110の引き渡し日)から所定期間(例えば3年)経過しているか否かを判断し(ステップSb5)、所定期間経過している場合には(ステップSb5:Yes)、ステップSb6に移行する。
次に、制御部132は、買取基準価格初期設定手段P6により、買取基準価格リストテーブルTBを用いて(図12参照)、ステップSb4で受け付けた機械識別情報SDに対応する機種情報MAの稼動時間から、初期の買い取り基準価格SCを設定する(ステップSb6)。
次に、制御部132は、管理元/営業拠点特定手段P7により、機械識別情報SDに関連付けられて予め設定された管理元情報N1および営業拠点情報N2を用いて(図13参照)、ステップSb4で受け付けた機械識別情報SD(例えば端末電話番号)から管理元情報N1および営業拠点情報N2を特定する(ステップSb7)。
次に、制御部132は、ステップSb7で特定した情報が管理元情報N1であるか或いは営業拠点情報N2であるかを判断し(ステップSb8)、営業拠点情報N2である場合には(ステップSb8:営業拠点)、図15に示すステップSb11に移行する一方、管理元情報N1である場合には(ステップSb8:管理元)、第2データベースDB2を用いて(図11参照)、ステップSb4で受け付けた機械識別情報SDから、所定のメンテナンス契約の有無を特定する(ステップSb9)。
次に、制御部132は、閲覧制御手段P9により、メンテナンス契約有無フラグFLにより機械識別情報SDに対応する作業機110に対する所定のメンテナンス契約の有無を判断し(ステップSb10)、所定のメンテナンス契約が有る場合には(ステップSb10:有)、図15に示すステップSb11に移行する。
次に、制御部132は、図15に示すように、買取基準価格算出手段P8により、基準メンテナンス時期STMでの正規メンテナンスの実施頻度が所定の実施頻度範囲内にあるか否かを判断し(ステップSb11,Sb12)、所定の実施頻度範囲を上回る場合には(ステップSb11:Yes)、買い取り基準価格SCを増額して(ステップSb13)、ステップSb15に移行し、所定の実施頻度範囲内の場合には(ステップSb12:Yes)、買い取り基準価格SCの増減は行わず、そのままステップSb15に移行し、所定の実施頻度範囲を下回る場合には(ステップSb12:No)、買い取り基準価格SCを減額して(ステップSb14)、ステップSb15に移行する。
次に、制御部132は、買取基準価格算出手段P8により、所定の負荷(例えば80%程度の高負荷)がかかった状態での高負荷稼動時間の全体の稼動時間に対する高負荷比率が所定の高負荷比率範囲内にあるか否かを判断し(ステップSb15,Sb16)、所定の高負荷比率範囲を下回る場合には(ステップSb15:Yes)には、買い取り基準価格SCを増額して(ステップSb17)、ステップSb19に移行し、所定の高負荷比率範囲内の場合には(ステップSb16:Yes)、買い取り基準価格SCの増減は行わず、そのままステップSb19に移行し、所定の高負荷比率範囲を上回る場合には(ステップSb16:No)、買い取り基準価格SCを減額して(ステップSb18)、ステップSb19に移行する。
次に、制御部132は、買取基準価格算出手段P8により、作業時間MTおよび走行時間DTの全体の稼動時間に対する作業時間比率が所定の作業時間比率範囲内にあるか否かを判断し(ステップSb19,Sb20)、所定の作業時間比率範囲を下回る場合には(ステップSb19:Yes)には、買い取り基準価格SCを増額して(ステップSb21)、ステップSb23に移行し、所定の作業時間比率範囲内の場合には(ステップSb20:Yes)、買い取り基準価格SCの増減は行わず、そのままステップSb23に移行し、所定の作業時間比率範囲を上回る場合には(ステップSb20:No)、買い取り基準価格SCを減額して(ステップSb22)、ステップSb23に移行する。
次に、制御部132は、買取基準価格算出手段P8により、メンテナンス契約有無フラグFLにより機械識別情報SDに対応する作業機110に対する所定のメンテナンス契約の有無を判断し(ステップSb23)、所定のメンテナンス契約が有る場合には(ステップSb23:有)、買い取り基準価格SCを増額して(ステップSb24)、ステップSb26に移行し、所定のメンテナンス契約が無い場合には(ステップSb23:無)、買い取り基準価格SCを減額して(ステップSb25)、ステップSb26に移行する。
次に、制御部132は、閲覧制御手段P9により、ステップSb11〜Sb25で算出した買い取り基準価格SCの情報を、ステップSb4で機械識別情報SDを入力した管理元および/または営業拠点の端末装置160に送信し(ステップSb26)、処理を終了する。
そして、ステップSb4で機械識別情報SDを入力した管理元および/または営業拠点では、端末装置160における表示部163の表示画面に、遠隔サーバ130から送られてきた買い取り基準価格SCの情報が表示され、これにより、買い取り基準価格SCの情報が閲覧可能とされる。
また、遠隔サーバ130から送られてきた買い取り基準価格SCの情報は、別途用意された中古機査定システムに送信される。中古機査定システムでは、遠隔サーバ130から送られてきた買い取り基準価格SCの情報、作業機110の現品確認により外観上の汚れや錆びといった不具合がチェックシートに記載されて手動操作により入力された現品確認の情報、市場価格および在庫状況といった情報を基に、最終的な買い取り価格が決定される。
一方、制御部132は、図14に示すステップSb5で所定の起算日から所定期間経過していない場合には(ステップSb5:No)、ステップSb4で機械識別情報SDを入力した管理元の端末装置160に、入力された機械識別情報SDに対応する作業機110は所定の起算日から所定期間経過していないために買い取り基準価格SCを閲覧できない旨のメッセージを送信し(ステップSb27)、処理を終了する。
また、制御部132は、図14に示すステップSb10で所定のメンテナンス契約が無いと判断した場合(ステップSb10:無)、ステップSb4で機械識別情報SDを入力した管理元の端末装置160に、入力された機械識別情報SDに対応する作業機110はメンテナンス契約が無いために買い取り基準価格SCを閲覧できない旨のメッセージを送信し(ステップSb28)、処理を終了する。
(本実施の形態について)
以上説明したように、本実施の形態によれば、機械識別情報SDに基づいて作業機110の管理元と営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方を特定し、正規メンテナンス履歴HIと作業機110から受信した所定の稼動データとに基づいて買い取り基準価格SCを算出し、算出した買い取り基準価格SCを所定の起算日から所定期間経過後に管理元と営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方に閲覧可能とするので、作業機110の中古品の買い取り価格自体を算定することができる。しかも、管理元および/または営業拠点に、正規メンテナンス履歴HIおよび作業機110の稼動状態を考慮した買い取り基準価格SCを自動的に提示することが可能となり、これにより、作業機110を継続使用するか或いは買換えるかの判断材料を提供することができる。
また、本実施の形態では、契約対象作業機の買い取り基準価格SCを増額して、或いは/さらに、契約対象外作業機の買い取り基準価格SCを減額して算出することで、買い取り基準価格SCを優遇査定することができ、これにより、所定のメンテナンス契約の普及率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、買い取り基準価格SCを管理元に閲覧可能とし、管理元が買い取り基準価格SCを閲覧可能な作業機110を契約対象作業機に限定することで、契約対象作業機と契約対象外作業機との間で、買い取り基準価格SCの閲覧権限に差異を設けることができ、これにより、所定のメンテナンス契約の普及率を向上させることができる。
(他の実施の形態について)
本実施の形態に係る遠隔監視システム100は、コンバイン、耕耘機や田植機等の走行作業機に適用したが、それに限定されるものではなく、トラクター、ショベルカー、ホイルローダやキャリヤ等の建設作業機械といった走行作業機や、プレジャーボート、漁船といった船舶にも好適に適用することができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 遠隔監視システム
110 作業機
111 作業部
111a 走行作業部
112 エンジン
113 電子制御装置
113a エンジンコントローラ
114 発電機
120 遠隔監視センター
130 遠隔サーバ
131 通信部
132 制御部
133 処理部
134 記憶部
135 入力部
136 表示部
137 印刷部
140 通信網
150 ネットワーク
160 端末装置
161 制御部
162 入力部
163 表示部
200 遠隔監視端末装置
210 通信部
220 電源制御部
231 GPSセンサ
232 位置検出部
233 稼動データ記憶部
240 制御部
241 稼動データ送信制御部
241a データ取得部
241b データ格納制御部
241c データ送信部
250 処理部
260 記憶部
280 入力部
290 表示部
BT バッテリー
DB1 第1データベース
DB2 第2データベース
DB3 第3データベース
DT 走行時間
FL メンテナンス契約有無フラグ
HI 正規メンテナンス履歴
L1 電源接続ライン
L2 電源接続ライン
L3 電源接続ライン
L4 電源接続ライン
MA 機種情報
MM メンテナンス内容情報
MT 作業時間
N サービス拠点情報
N1 管理元情報
N2 営業拠点情報
P1 稼動データ受信制御手段
P2 メンテナンス履歴取得手段
P3 メンテナンス実施時期算出手段
P4 メンテナンス履歴記憶制御手段
P5 基準メンテナンス時期設定手段
P6 買取基準価格初期設定手段
P7 管理元/営業拠点特定手段
P8 買取基準価格算出手段
P9 閲覧制御手段
RE 部品識別情報
SC 買い取り基準価格
SD 機械識別情報
STM 基準メンテナンス時期
SW 起動スイッチ
T 接続端子
TB 買取基準価格リストテーブル
TM メンテナンス実施時期情報

Claims (3)

  1. 作業機または船舶から、該作業機または該船舶を識別する情報である機械識別情報および所定の稼動データを受信する遠隔サーバであって、
    前記機械識別情報に基づいて前記作業機または前記船舶の管理元と前記管理元を担当する営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方を特定し、別途入力される正規メンテナンス履歴、または、前記作業機または前記船舶から受信する正規メンテナンス履歴と前記作業機または前記船舶から受信した前記所定の稼動データとに基づいて前記作業機または前記船舶の買い取り基準価格を算出し、算出した前記買い取り基準価格を所定の起算日から所定期間経過後に前記管理元と前記営業拠点とのうちで少なくとも何れか一方に閲覧可能とすることを特徴とする遠隔サーバ。
  2. 請求項1に記載の遠隔サーバであって、
    前記作業機または前記船舶のうち、所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機または契約対象船舶の前記買い取り基準価格を増額して、或いは/さらに、前記所定のメンテナンス契約がなされていない契約対象外作業機または契約対象外船舶の前記買い取り基準価格を減額して算出することを特徴とする遠隔サーバ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遠隔サーバであって、
    前記買い取り基準価格を前記管理元に閲覧可能とし、前記管理元が前記買い取り基準価格を閲覧可能な前記作業機または前記船舶を、前記作業機または前記船舶のうち所定のメンテナンス契約がなされた契約対象作業機または契約対象船舶に限定することを特徴とする遠隔サーバ。
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