JP2001331746A - 営業支援システムおよび営業支援プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

営業支援システムおよび営業支援プログラムが記録された記録媒体

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JP2001331746A
JP2001331746A JP2000148915A JP2000148915A JP2001331746A JP 2001331746 A JP2001331746 A JP 2001331746A JP 2000148915 A JP2000148915 A JP 2000148915A JP 2000148915 A JP2000148915 A JP 2000148915A JP 2001331746 A JP2001331746 A JP 2001331746A
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calculating
lease
price
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maintenance
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JP2000148915A
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Koji Sumioka
浩二 住岡
Kyoji Kume
恭治 久米
Takao Hirai
隆夫 平井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧ショベルをリース販売する際のリース金額
の算定手順を簡素化する。 【解決手段】ホストコンピュータ10には、営業者に設
置されているコンピュータ21が通信回線IT1を介し
て接続されている。コンピュータ21から入力される各
種データにしたがって、ホストコンピュータ10は、作
業機のリース金額を算出する。ホストコンピュータ10
では、油圧ショベルの新車価格を算出し、保険に応じた
掛け金を算出し、メンテナンス料金を算出し、中古作業
機の下取り価格を算出し、これらを合算して合計値を算
出する。リース年数や顧客情報によりリース料率を算出
する。上記合計と、リース料率と、リース年数に応じて
リース金額を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械などの機
器を販売する際のリース金額を効率よく算出するように
した営業支援システムに関する。
【0002】
【背景技術】たとえば油圧ショベルやクレーンなどの建
設機械をリース販売する際、作業機の新車価格と、契約
する保険と、メンテナンス料金と、作業機の下取り価格
と、リース料率などに基づいて月額のリース金額を算出
するリース販売方式が知られている。
【0003】上述したリース販売方式では、リース金額
は種々の要素を総合的に考慮して決定している。たとえ
ば、購入機種の標準新車価格は一律に決定されているも
のの、顧客ごとに値引き率などは微妙に異なっている。
同様に、リース料率も顧客ごとにそれぞれ異なってい
る。さらに、メンテナンス料金も作業条件によって様々
であることが予想され、顧客ごとにすべて異なるのが普
通である。さらには、作業機の下取り価格も作業機ごと
に異なる。したがって、熟練の営業マンにとっても、リ
ース販売時のリース金額を算定する作業は一括販売方式
に比べて非常に負担になってきている。
【0004】本発明の目的は、建設機械などの作業機を
リース販売する上でのリース金額の算定を簡素化するこ
とができる営業支援システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施の形態を説明する図
に基づいて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、第1のコンピュータ10、通
信回線IT1を介して第1のコンピュータ10と接続さ
れる複数の第2のコンピュータ21〜43とを備え、第
2のコンピュータ21〜43から入力される各種データ
にしたがって機器のリース金額を算出する営業支援シス
テムに適用される。そして、この営業支援システムは、
新車価格NCを算出する新車価格算出手段と、保険に応
じた掛け金ICを算出する掛け金算出手段と、メンテナ
ンス料金Yを算出するメンテナンス料金算出手段と、機
器の下取り価格SCを算出する下取り価格算出手段と、
各算出手段で算出された金額の合計値に基づいてリース
金額を算出するリース金額算出手段とを備えることによ
り、上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の営業支援シ
ステムにおいて、リース金額算出手段は、リース料率を
算出するリース料率算出手段と、上記合計値、リース年
数、およびリース料率算出手段で算出されたリース料率
に基づいて月額のリース金額を算出する月額リース金額
算出手段とをさらに備えることを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1に記載の営業支援シ
ステムにおいて、新車価格算出手段は、標準新車価格C
と、顧客の情報とに基づいて新車価格NCを算出するこ
とを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項1に記載の営業支援シ
ステムにおいて、掛け金算出手段は、標準新車価格と、
顧客の情報と、機器の付属品とに基づいて掛け金ICを
算出することを特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項4に記載の営業支援シ
ステムにおいて、掛け金算出手段は、さらに機器が稼働
する作業内容に基づいて掛け金ICを算出することを特
徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1に記載の営業支援シ
ステムにおいて、メンテナンス料金算出手段は、さらに
稼働する作業内容と、顧客の情報とに基づいてメンテナ
ンス料金を算出することを特徴とする。 (7)請求項7の発明による記録媒体には営業支援プロ
グラムが記録され、これをコンピュータにセットして、
新車価格を算出する新車価格算出処理と、保険に応じた
掛け金を算出する掛け金算出処理と、メンテナンス料金
を算出するメンテナンス料金算出処理と、機器の下取り
価格を算出する下取り価格算出処理と、各算出処理で算
出された金額の合計値に基づいて機器のリース金額を算
出するリース金額算出処理と実行することにより、上記
目的が達成される。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって本発明に
よる営業支援システムの一実施の形態を説明する。図1
は本発明の一実施の形態による営業支援システムの構成
例を示す。図1に示すように、ホストコンピュータ10
は通信回線網IT1を経由して日本全国に点在する営業
所のサーバ20,30,40と、本社のサーバ50や支
社のサーバ60に接続されている。営業所のサーバ2
0,30,40には各営業マンや各サービスマンのコン
ピュータ21〜23,31〜33,41〜43が接続さ
れている。本社のサーバ50や支社のサーバ60には、
営業所を統括する部門の担当者のコンピュータ51〜5
3や61〜63が接続されている。
【0008】ホストコンピュータ10はたとえば本社内
に設置され、このコンピュータ10には後述するリース
金額算出プログラムなど、営業を支援するための各種の
プログラムがあらかじめ格納されている。ホストコンピ
ュータ10にはデータベース70が接続されている。こ
のデータベース70は、図2に示すように、顧客データ
ベース71、機種データベース72、保険データベース
73、メンテナンスデータベース74、稼働情報データ
ベース75、機械情報データベース76などを備えてい
る。
【0009】顧客データベース71には、顧客の次のよ
うな情報などがあらかじめ記憶されている。 資産内容 経営内容 過去の取引履歴 保有台数 値引き率
【0010】機種データベース72には、機種ごとの標
準新車価格などが格納されている。保険データベース7
3には、盗難保険、火災保険、破損保険ごとに次のよう
なデータなどが格納されている。 購入する作業機の価格や耐用年数に応じた掛け金 付属品の価格や耐用年数に応じた掛け金 作業機の使用内容に応じた重み付け係数 過去の保険適用実績に応じた重み付け係数
【0011】メンテナンスデータベース74には、メン
テナンス対象となる部品の価格、目標メンテナンス時
間、整備交換に要する作業時間などが各部品ごとに格納
されている。稼働情報データベース75には、通信衛星
を経由して送信される作業機の稼働負荷が格納されてい
る。稼働情報として、稼働時間(アワメータで計時され
る運転時間)、走行負荷圧力、旋回負荷圧力、掘削負荷
圧力、ポンプ圧力などがある。機械情報データベース7
6には、機種ごとのメンテナンス情報や故障履歴などが
格納されている。故障履歴として、過去に故障した部
品、故障した原因、故障発生までの稼働時間や稼働状況
などが格納される。故障履歴は、サービスを行ったサー
ビスマンが各営業所のコンピュータ21〜43を使用し
て機械情報データベース76に書き込むことができる。
【0012】ホストコンピュータ10は通信回線網IT
2を経由して基地局80とも接続されている。基地局8
0には通信衛星SIを経由して作業機WMの稼働データ
が定期的に送信されてくる。基地局80はこの稼働デー
タを通信回線IT2を経由してホストコンピュータ10
のデータべース70へ送信する。作業機WMには各種の
圧力センサ、アワメータ、燃料センサ、タイマ、コンピ
ュータシステム、通信機器などが搭載されている。作業
機WMは、走行負荷圧力、旋回負荷圧力、掘削負荷圧
力、ポンプ圧力などを圧力センサで計測し、これらの負
荷データをいったんコンピュータシステムのメモリに蓄
積する。そして、メモリ内のデータを通信機器により定
期的に通信衛星SIを経由して基地局80へ送信する。
基地局80は転送されてくる稼働データをホストコンピ
ュータ10に接続されている稼働情報データベース75
へ転送する。稼働情報データベース75には作業機ごと
の稼働情報が格納されている。
【0013】日本全国に点在する営業マンは、図1に示
した営業支援システムを利用して、営業所のコンピュー
タ21〜23,31〜33,41〜43(以下、コンピ
ュータ21からデータ入力するものとして説明する)の
いずれかから、販売する作業機のリース金額を算出する
ことができる。すなわち、コンピュータ21からホスト
コンピュータ10をアクセスしてリース金額算出プログ
ラムを起動する。コンピュータ21の画面には操作ガイ
ダンスが表示され、これにしたがって必要なデータを入
力すると、作業機の月額のリース金額が演算される。リ
ース金額は概ね次のようにして算出される。
【0014】図3はリース金額を算出するプログラムの
処理手順を説明するフローチャートである。このプログ
ラムはコンピュータ21から入力されるデータにしたが
ってホストコンピュータ10で実行される。すなわち、
営業所のコンピュータ21から営業マンがホストコンピ
ュータ10にアクセスし、リース金額算出プログラムを
起動する。このプログラムが起動されるとまず、ステッ
プS110で作業機の新車価格NCを算出する。ステッ
プS120で保険に応じた掛け金ICを算出する。ステ
ップS130でトータルメンテナンス料金Yを算出す
る。ステップS140で中古作業機の下取り価格SCを
算出する。ステップS150においてリース料率LRを
算出する。そして、ステップS160において、次式
(1)によりリース金額を算出する。
【数1】 月額リース金額=(1+リース料率LR)×(作業機の新車価格NC+保険に応 じた掛け金IC+トータルメンテナンス料金Y−作業機の下 取り価格SC)/(リース年数×12) (1)
【0015】以下、作業機の新車価格、保険に応じた掛
け金、トータルメンテナンス料金、作業機の下取り価格
の算出について説明する。 (1)新車価格の算出について 営業マンが顧客に対して購入を提案する作業機の機種を
選定する。これは、顧客の営業内容、作業現場での作業
の内容などに基づいて選定する。
【0016】図4は新車価格算出の手順例を示すフロー
チャートである。作業機の標準新車価格Cは、機種に対
応づけて記憶されている機種データベース72から読み
出すことができる。標準新車価格は機種ごとに一律に決
定されている。リース金額算出プログラムが起動される
とステップS61において、コンピュータ21の画面に
機種名の入力を促すメッセージが表示される。ステップ
S61で営業マンが機種名を入力すると、ステップS6
2において、ホストコンピュータ10は、作業機の機種
名で機種データベース72を検索して標準新車価格Cを
読み出す。この標準新車価格Cは所定のメモリ領域に格
納される。
【0017】ステップS63において、標準新車価格C
が読み出されると、顧客の情報を顧客データベース71
から読み出し、値引率を算出する。たとえば、営業マン
の属する会社の作業機を多数保有している顧客ほど値引
率を高くし、まったく保有していない顧客には比較的低
い値引率が設定される。あるいは、資産内容や業績がよ
い顧客、購入予定台数が多い顧客には高い値引率を設定
することができる。たとえば、値引率RDは保有台数D
1の関数f(D1)で次式のように決定される。
【数2】値引率RD=1−f(D1) (2) 値引率RDは所定のメモリ領域に格納される。そして、
ステップS64において、このようにして算出された標
準新車価格Cと値引率RDとに基づいて、ホストコンピ
ュータ10は、
【数3】 新車価格NC=標準新車価格C×値引率RD (3) を演算して新車価格NCを算出する。新車価格NCは所
定のメモリ領域に格納される。
【0018】(2)保険契約の掛け金の算出について 保険契約の掛け金は、購入する作業機、購入する付属品
(アタッチメントなど)、作業内容、保険内容および顧
客の情報によって決定される。すなわち、掛け金は次の
要因によって異なる。 購入する作業機の価格や耐用年数 付属品の価格や耐用年数 作業機の使用内容、 使用内容はたとえば、作業現場が危険な山岳地帯である
か、都市部であるか、あるいは、油圧式クレーンをクレ
ーン仕様で使用するかクラムシェル仕様で使用するかで
ある。たとえば、山岳地帯に比べて都市部での保険金掛
け金が安くなるように重み付け係数が設定される。 過去の保険適用実績 たとえば、現在使用している機械で、下取り対象となっ
ている機械に関し、過去の保険適用の有無、あるいは保
険支払いの多寡により重み付け係数が設定されている。 保険の内容 保険内容とは、たとえば盗難保険、火災保険、破損保険
などであり、いずれの保険に加入するかによって掛け金
が異なる。 顧客の情報 顧客の情報とはメーカとの関わりの深い顧客か否かによ
って掛け金が異なる。たとえば、関わりが深い顧客に対
する保険金掛け金が安くなるように重み付け係数が設定
される。
【0019】上述したように、図2の保険データベース
には、盗難保険、火災保険、破損保険ごとに種々の掛け
金や重み付け係数が格納されており、これらのデータに
基づいて、保険契約の掛け金ICが算出される。
【0020】図5は保険契約シミュレーションの一例を
示すフローチャートである。ステップS1において、営
業所のパソコン21の画面上に、購入する作業機、購入
する付属品、顧客の情報、作業内容、保険内容および下
取り対象の保険適用実績の入力を促す文字を表示する。
入力されるとステップS2に進み、入力されたそれぞれ
の情報を所定の記憶領域に記憶する。ステップS3にお
いて、これらの記憶領域からそれぞれの情報を読み出し
て保険契約の掛け金ICを算出して所定の記憶領域へ記
憶する。ステップS4において、営業所のパソコン21
の画面上に、顧客が希望する保険金掛け金RICの入力
を促す文字を表示する。入力されるとステップS5に進
み、入力された顧客希望保険金掛け金RICを所定の記
憶領域へ記憶する。
【0021】ステップS6において、保険契約の掛け金
ICと顧客希望保険金掛け金RICとを比較する。顧客
希望保険金掛け金RICが保険金掛け金IC以上であれ
ばステップS7に進み、ステップS1で入力した保険内
容を確定して掛け金ICを所定の記憶領域に格納する。
顧客希望保険金掛け金RICが保険金掛け金IC未満の
場合には、ステップS8に進み、顧客希望保険金掛け金
RICが保険金掛け金IC以下となるような契約内容を
算出して表示する。たとえば、付属品を低機能機種、つ
まり安い価格のものとして掛け金を低くくしたり、付属
品に対する保険は契約しないなどである。あるいは、保
険内容を限定して動産保険だけにして掛け金を安くして
もよい。ステップS9で変更後の契約内容による掛け金
ICを算出し、これを所定のメモリ領域に格納してステ
ップS6に進む。変更後の掛け金ICが希望の掛け金R
IC以下になるまでステップS6,8,9が繰り返し実
行される。ステップS6において、顧客希望保険金掛け
金RICが保険金掛け金IC以上であると判定される
と、ステップS7において、設定された契約内容に応じ
た掛け金ICを所定の記憶領域に格納してこの処理を終
了する。
【0022】(3)メンテナンス料金の算出について メンテナンス契約内容は様々であり、それに応じた料金
も多種多様である。たとえば、通常のメンテナンス契約
と稼働情報によるメンテナンス契約とが設定される。通
常のメンテナンス契約の費用は、3ヶ月ごとに定期的に
巡回サービスを行う基本料と、リース期間内に予測され
る部品の修理費用や整備費用である定期整備費用と、メ
ンテナンスコストと呼ばれる点検交換費用と、部品をあ
る時間まで保証する保証料である。定期整備費用とは、
バッテリ、バケット、足回りローラあるいはブッシュな
ど、あらかじめ標準的な目標メンテナンス時間が設定さ
れている部品に対して予測される修理、整備費用であ
る。メンテナンスコストとは、点検によるオイル交換や
フィルタエレメント交換などの費用である。以下の説明
では、すべてのメンテナンス対象部品の定期整備費用の
合算値をトータルランニングコスト、すなわちメンテナ
ンス料金Yとして説明を行う。
【0023】稼働情報によるメンテナンス契約の費用に
は、上記通常のメンテナンス費用に加えて、上述したよ
うに稼働情報データべース75に格納されている作業機
の稼働情報に基づいてよりきめ細かいサービスを行うた
めの費用が追加される。上述の定期巡回サービスの費用
と、稼働情報に基づくサービスの費用は固定費用であ
る。したがって、以下では、リース期間中に予測される
修理、整備、交換費用、すなわちトータルランニングコ
スト(メンテナンス料金Y)の算出について説明する。
【0024】図6はトータルランニングコストYを予測
するための処理手順を示すフローチャートである。ステ
ップS11では、対象となる機種の全メンテナンス対象
部位における目標メンテナンス時間XAをメンテナンス
データベース74からそれぞれ読み込む。ステップS1
2では、各部位の部品価格と各部品のメンテナンスに要
する標準時間に応じた費用の合計値XB(修理コスト)
をそれぞれ読み込む。
【0025】ステップS13では、顧客の作業条件やメ
ンテナンス状況に応じて重み付け係数XCを設定する。
これは、例えば図7,図8に示すような作業条件入力画
面,メンテナンス状況入力画面において、担当営業マン
がその顧客における過去の状況に基づいて適合する条件
を各項目に対して選択すると、その選択内容に基づいて
所定の重み付け係数XCが設定されるようになってい
る。これらの作業条件やメンテナンス状況は、予めメン
テナンスデータベース74に入力されているデータに基
づいて選択してもよいし、担当営業マンの記憶に基づい
て選択してもよい。
【0026】ステップS14では、ステップS11で読
み込んだ各部品の目標メンテナンス時間XAを、ステッ
プS13で算出された重み付け係数XCによりそれぞれ
補正し、補正後の目標メンテナンス時間XAHを算出す
る。例えば、走行頻度が高いほど走行系統の部位(部
品)に対する目標メンテナンス時間XAHは短くなり、
また走行地盤が固い場合には掘削負荷が大きくなるた
め、掘削負荷による影響が及ぼされる部位(部品)の標
準メンテナンス時間は短くなる。
【0027】ステップS15では顧客に関する情報(顧
客情報)XDを入力する。顧客情報とは部品交換を頻繁
に行う顧客であるか、破損するまで交換しない顧客であ
るかなどを表す情報である。ステップS16では、ステ
ップS14で算出された補正後の各目標メンテナンス時
間XAHと、ステップS12で読み込んだ各部位メンテ
ナンス費用XBと、ステップS15で入力された顧客情
報XDとをパラメータとして所定の演算を行い、目標メ
ンテナンス時間XAHにおけるメンテナンス料金を予測
演算する。すなわち、ステップS16までの手順によ
り、メンテナンス対象部品のそれぞれについて、補正後
の目標メンテナンス時間XAHごとに発生する費用がそ
れぞれ算出されることになる。
【0028】たとえば、足回りローラとブッシュの補正
後の目標メンテナンス時間がそれぞれ1000時間、2
500時間とし、足回りローラとブッシュは1回のメン
テナンス料金がそれぞれ5万円、3万円として説明を行
う。ステップS17において、各部品ごとに、リース期
間中に発生するメンテナンス回数を算出し、このメンテ
ナンス回数とステップS16で算出されたメンテナンス
料金を乗算することにより、リース期間中の各部品のト
ータルランニングコストYが算出される。リース期間の
総時間が5000時間として上記足回りローラとブッシ
ュで説明すると、
【数4】 トータルランニングコストY=50000×5000/1000+ 30000×5000/2500 =310000円 となる。なお、ステップ13では、過去の状況に基づい
て重み付け係数XCを設定するようにしたが、顧客の情
報や工事の進捗状況に応じて将来の稼働状況を推測し、
各項目の適合条件を選択する機能を設け、重み付け係数
XCに反映させるようにしてもよい。
【0029】(4)下取り価格の算出について 下取り価格は、下取り作業機の機種ごとにあらかじめ設
定されている基本下取り価格RSCを基準として、下取
り作業機の過去の稼働実績や過去の故障履歴、あるいは
外観などを考慮して算出される。すなわち、下取り価格
SCは、
【数5】 下取り価格SC=基本下取り価格RSC×稼働実績による重み付け係数W1 ×故障履歴による重み付け係数W2×外観による重み付け 係数W3 (4) により算出される。
【0030】図9は下取り価格の算出フローチャートを
示す。ステップS31において、機械情報データベース
76から、顧客が下取りに出す作業機の基本下取り価格
RSCを読み込み、ステップS32において、過去の稼
働実績と過去の故障履歴を読み出す。ステップS33に
おいて、過去の稼働実績による重み付け係数W1と過去
の故障履歴による重み付け係数W2を算出する。ステッ
プS34において、機械情報データベース76から下取
り作業機の外観を読み出し、ステップS35において、
外観に基づいた重み付け係数W3を算出する。ステップ
S36において、上記(4)式により下取り価格SCを
算出する。下取り価格SCはメモリの所定領域に格納さ
れる。
【0031】過去の稼働実績による重み付け係数W1
は、たとえば図10に示すフローチャートにより次のよ
うにして算出される。上述したように作業機WMの負荷
情報は通信衛星SIおよび基地局80を経由して稼働情
報データベース75に格納されている。たとえばステッ
プS41において、稼働情報データベース75からポン
プ稼働データを読み出し、ステップS42において、負
荷ヒストグラムを図11に示すようにグラフ化する。ス
テップS43において、基準圧力P1を越えた全稼働時
間HX(図11でハッチングで示す)を算出し、ステッ
プS44において、基準圧力P1を越えた全稼働時間H
Xがポンプ全稼働時間HAに占める割合HRを算出す
る。そしてステップS45において、稼働実績による重
み付け係数W1を上記割合HRに応じて算出する。
【0032】基準圧力P1を越えた運転時間の占める割
合が多いほど重み付け係数W1は小さい値に設定され
る。たとえば、20パーセント以下であれば重み付け係
数W1を1とし、20〜30パーセントまでは0.9、
30〜50パーセントまでは0.8、50パーセント以
上ではパーセントに比例して重み付け係数W1を小さく
するようにする。すなわち、重み付け係数W1は次式に
より算出される。
【数6】 稼働実績による重み付け係数W1=f(HR) (5) 以上のように、図11のフローチャートにより、稼働実
績に基づいた重み付け係数W1が算出される。
【0033】過去の故障履歴による重み付け係数W2
は、たとえば図12に示すフローチャートにより次のよ
うにして算出される。上述したように作業機の故障履歴
はサービスマンが適宜入力することにより、機械情報デ
ータベース76に格納される。ここでは、故障履歴がた
とえば故障回数NK、故障個所NP、故障の程度NDと
して記憶されているとして説明する。ステップS46に
おいて、故障回数NK、故障個所NP、故障の程度ND
を機械情報データベース76から読み出す。そして、ス
テップS47において、次式により故障履歴に応じて重
み付け係数W2を算出する。
【数7】 故障履歴による重み付け係数W2=f(NK,NP,ND) (6)
【0034】たとえば、故障回数NKが多いほど重み付
け係数W2を小さくする。故障箇所NPに応じて重み付
け係数W2を変更する。たとえば、重要部品である油圧
ポンプ、油圧モータあるいは油圧シリンダの故障履歴に
対しては重み付け係数W2を小さくする。また、故障の
程度NDによって重み付け係数W2を変更する。この場
合、油圧ポンプの故障でもその程度が大きいほど重み付
け係数W2を小さくする。式(6)のようにすべての故
障履歴を加味して重み付け係数W2を算出するのが好ま
しいが、そのうちのいずれかの要因だけを加味して重み
付け係数W2を算出してもよい。また、実際の故障の有
無に関わらず、定期的な検査も含め点検整備を頻繁に行
っていたかどうか、あるいは、最後に整備(たとえばオ
ーバーホール)を行ってからどの程度の時間が経過した
か、すなわち、整備履歴を重み付け係数に反映させても
よい。
【0035】下取り作業機の外観は、あらかじめサービ
スマンが作業機を目視検査して機械情報データベース7
6に入力するものである。図13は外観による重み付け
係数W3を算出するフローチャートを示す。ステップS
48において、この外観情報Gをデータベース76から
読み出す。ステップS49において、外観による重み付
け係数W3を外観Gに応じて算出する。たとえば、外観
を良好、普通、悪いの3段階に分類されているものとす
ると、良好なら重み付け係数W3を1とし、外観が普通
であれば重み付け係数W3を0.8、悪ければ0.6の
ようにする。
【0036】(5)リース料率の算出について リース料率は、リース年数と顧客の情報に応じて決定さ
れる。たとえば、保有台数の多い顧客ほどリース料率が
低く設定される。すなわち、図14に示すように、ステ
ップS51において、リース年数を入力し、ステップS
52で顧客情報を読み出す。そして、ステップS53に
おいて、リース料率を算出する。
【0037】以上のようにして、営業マンは営業所のコ
ンピュータ21からホストコンピュータ10のリース金
額算出プログラムを立ち上げ、画面に表示されるガイダ
ンスにしたがってデータを入力するだけで、リース金額
を容易に算出することができる。なお、図3に示す各ス
テップの算出方式は実施の形態に限定されず、種々の方
式が採用可能である。
【0038】以上では、リース金額算出プログラムがホ
ストコンピュータ10に格納されているものとして説明
した。しかしながら、リース金額算出プログラムを各営
業所のサーバに格納したり、営業所のコンピュータ21
〜43のそれぞれに格納してもよい。リース金額算出プ
ログラムはCD−ROMなどの記録媒体に記録したもの
をコンピュータ10が読み込んで使用する。この場合、
CD−ROMには、作業機の新車価格を算出する新車価
格算出処理(図4に示す)と、保険に応じた掛け金を算
出する掛け金算出処理(図5に示す)と、メンテナンス
料金を算出するメンテナンス料金算出処理(図6に示
す)と、作業機の下取り価格を算出する下取り価格算出
処理(図9に示す)と、各算出処理で算出された金額の
合計値に基づいてリース金額を算出するリース金額算出
処理(図3のステップS160に示す)とを備えるリー
ス金額算出プログラム(図3に示す)が記録されてい
る。もちろん、通信回線を介してこのプログラムをホス
トコンピュータ10や営業所のサーバなどにダウンロー
ドすることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、機
器のリース金額を簡単に算出することができ、営業マン
の負担が低減される他、リース金額算出の信頼性も向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による営業支援システムの一実施の形態
を示すブロック図
【図2】データべースの一例を説明する図
【図3】リース金額を算出する手順例を示すフローチャ
ート
【図4】新車価格を算出するための手順例を示すフロー
チャート
【図5】保険金掛け金を算出するための手順例を示すフ
ローチャート
【図6】メンテナンス料金を算出するための手順例を示
すフローチャート
【図7】メンテナンス条件を入力する画面を示す図
【図8】使用条件を入力する画面を示す図
【図9】下取り価格を算出するための手順例を示すフロ
ーチャート
【図10】稼働実績による重み付け係数を算出するため
の手順例を示すフローチャート
【図11】ポンプ負荷頻度を説明するグラフ
【図12】故障履歴による重み付け係数を算出するため
の手順例を示すフローチャート
【図13】外観による重み付け係数を算出するための手
順例を示すフローチャート
【図14】リース料率を算出する手順例を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
10:ホストコンピュータ 20〜40:営業所 21〜43:営業マンやサービスマンが使用するコンピ
ュータ 50,60:管理部門 51〜63:管理部門のコ
ンピュータ 70:データべース 80:基地局 SI:通信衛星 IT1,IT2:通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 隆夫 東京都千代田区大手町二丁6番2号 日立 建機株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA02 BB05 BB16 BB58 CC02 CC05 CC08 DD01 DD05 EE00 EE05 FF04 GG02 GG03 GG04 GG06 GG07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコンピュータと、通信回線を介して
    前記第1のコンピュータと接続される複数の第2のコン
    ピュータとを備え、前記第2のコンピュータから入力さ
    れる各種データにしたがって機器のリース金額を算出す
    る営業支援システムにおいて、 新車価格を算出する新車価格算出手段と、 保険に応じた掛け金を算出する掛け金算出手段と、 メンテナンス料金を算出するメンテナンス料金算出手段
    と、 機器の下取り価格を算出する下取り価格算出手段と、 前記各算出手段で算出された金額の合計値に基づいてリ
    ース金額を算出するリース金額算出手段とを備えること
    を特徴とする営業支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の営業支援システムにおい
    て、 前記リース金額算出手段は、 リース料率を算出するリース料率算出手段と、 前記合計値と、リース年数と、前記リース料率算出手段
    で算出されたリース料率とに基づいて月額のリース金額
    を算出する月額リース金額算出手段とをさらに備えるこ
    とを特徴とする営業支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の営業支援システムにおい
    て、 新車価格算出手段は、標準新車価格と、顧客の情報とに
    基づいて前記新車価格を算出することを特徴とする営業
    支援システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の営業支援システムにおい
    て、 掛け金算出手段は、標準新車価格と、顧客の情報と、機
    器の付属品とに基づいて掛け金を算出することを特徴と
    する営業支援システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の営業支援システムにおい
    て、 掛け金算出手段は、さらに機器が稼働する作業内容に基
    づいて掛け金を算出することを特徴とする営業支援シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の営業支援システムにおい
    て、 メンテナンス料金算出手段は、さらに機器が稼働する作
    業内容と、顧客の情報とに基づいてメンテナンス料金を
    算出することを特徴とする営業支援システム。
  7. 【請求項7】新車価格を算出する新車価格算出処理と、 保険に応じた掛け金を算出する掛け金算出処理と、 メンテナンス料金を算出するメンテナンス料金算出処理
    と、 機器の下取り価格を算出する下取り価格算出処理と、 前記各算出処理で算出された金額の合計値に基づいてリ
    ース金額を算出するリース金額算出処理とを備える機器
    のリース金額を算出する営業支援プログラムが記録され
    た記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003256537A (ja) * 2002-03-04 2003-09-12 Ufj Bank Ltd 残価設定リースにおける保証料算出システム
WO2015133243A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 ヤンマー株式会社 遠隔サーバ

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