JP2001331735A - 営業支援システム - Google Patents

営業支援システム

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JP2001331735A
JP2001331735A JP2000148916A JP2000148916A JP2001331735A JP 2001331735 A JP2001331735 A JP 2001331735A JP 2000148916 A JP2000148916 A JP 2000148916A JP 2000148916 A JP2000148916 A JP 2000148916A JP 2001331735 A JP2001331735 A JP 2001331735A
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JP2000148916A
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Hidenori Kusayanagi
英則 草柳
Koji Sumioka
浩二 住岡
Kyoji Kume
恭治 久米
Takao Hirai
隆夫 平井
Takashi Matsuoka
孝 松岡
Kunio Seki
邦生 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】提案する油圧ショベルを決定するまでの手順
と、その作業機のリース金額の算定手順を容易にする。 【解決手段】ホストコンピュータ10には通信回線IT
1を介して営業所のコンピュータ21が接続されてい
る。担当営業マンはコンピュータ21の営業支援プログ
ラムを起動する。画面上のガイダンスにしたがって各ス
テップごとの行動に関連したコメントを記入する。上司
はそのコメントに対してアドバイスを記入する。こうし
て顧客に提案する油圧ショベルが選定されると、次に、
リース金額を決定する。営業マンが所定のデータを力す
ると、油圧ショベルの新車価格を算出し、保険に応じた
掛け金を算出し、メンテナンス料金を算出し、中古作業
機の下取り価格を算出し、これらを合算して合計値を算
出する。リース年数や顧客情報によりリース料率を算出
する。上記合計と、リース料率と、リース年数に応じて
リース金額を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、営業担当者が顧客
に提案する建設機械などの機器を特定するとともに、提
案された機器のリース金額を効率よく算出するようにし
た営業支援システムに関する。
【0002】
【背景技術】建設機械の販売にあたっては、各営業マン
が顧客の下に赴いて自社製品をアピールしたり、機械導
入のメリットを説明したりして商談成立まで漕ぎ着ける
わけであるが、特に顧客との詳細な交渉手順等がマニュ
アルとして定められているわけではなく、具体的な活動
内容は営業マン一人一人の裁量に任されているのが現状
である。また、たとえば油圧ショベルやクレーンなどの
建設機械をリース販売する際、作業機の新車価格と、契
約する保険と、メンテナンス料金と、作業機の下取り価
格と、リース料率などに基づいて月額のリース金額を算
出するリース販売方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、営業
マンの裁量に任せるやり方では、時として何ら具体的な
目的意識も持たずにただ顧客を訪問するというようなこ
ともあり、商談が効率よく進まないケースもある。また
営業マンの行動を上司が把握できずに適切なアドバイス
を与えられなかったり、営業マン同士の意見交換等もま
まならぬ状態となりがちなため、営業マンの間で成績に
開きが生じたりして、結果として全社的な業績低下にも
つながる。 上述したリース販売方式では、リース金額は種々の要
素を総合的に考慮して決定している。たとえば、購入機
種の標準新車価格は一律に決定されているものの、顧客
ごとに値引き率などは微妙に異なっている。同様に、リ
ース料率も顧客ごとにそれぞれ異なっている。さらに、
メンテナンス料金も作業条件によって様々であることが
予想され、顧客ごとにすべて異なるのが普通である。さ
らには、作業機の下取り価格も作業機ごとに異なる。し
たがって、熟練の営業マンにとっても、リース販売時の
リース金額を算定する作業は一括販売方式に比べて非常
に負担になってきている。
【0004】本発明の目的は、営業担当者が顧客に提案
する機器を特定するとともに、提案された機器のリース
金額を効率よく算出するようにした営業支援システムを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施の形態を説明する図
に基づいて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、第1のコンピュータ10と、
通信回線を介して第1のコンピュータ10と接続される
複数の第2のコンピュータ21〜43とを有する営業支
援システムに適用される。そして、機器を販売するため
の営業活動の指針にしたがって顧客に推奨する機器を決
定するための支援手段と、支援手段で決定された機器の
リース金額を算出するリース金額算出手段とを備えるこ
とにより、上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の営業支援シ
ステムにおいて、支援手段は、少なくとも顧客を特定す
る第1ステップと、顧客のニーズに適合した提案内容を
探る第2ステップと、顧客に提案を行う第3ステップの
それぞれに対してコメントを入力するためのコメント入
力画面を表示させるコメント入力用表示制御手段と、入
力画面にて入力されたコメントをそれぞれ格納するコメ
ント記憶手段と、コメント記憶手段に格納されたコメン
トに対するアドバイスを入力するためのアドバイス入力
画面を表示させるアドバイス入力用表示制御手段と、ア
ドバイス入力画面にて入力されたアドバイスをコメント
に対応づけてそれぞれ格納するアドバイス記憶手段と、
コメント記憶手段に格納されたコメントとアドバイス記
憶手段に格納されたアドバイスをそれぞれ表示させる記
憶内容表示制御手段とを具備することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項2に記載の営業支援シ
ステムにおいて、リース金額算出手段は、第2のコンピ
ュータからの入力にしたがって新車価格を算出する新車
価格算出手段と、第2のコンピュータからの入力にした
がって保険に応じた掛け金を算出する掛け金算出手段
と、第2のコンピュータからの入力にしたがってメンテ
ナンス料金を算出するメンテナンス料金算出手段と、第
2のコンピュータからの入力にしたがって機器の下取り
価格を算出する下取り価格算出手段と、第2のコンピュ
ータからの入力にしたがって各算出手段で算出された金
額の合計値に基づいて機器のリース金額を算出するリー
ス金額算出手段とを備えることを特徴とする
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって本発明に
よる営業支援システムの一実施の形態を説明する。図1
は本発明の一実施の形態による営業支援システムの構成
例を示す。図1に示すように、ホストコンピュータ10
は通信回線網IT1を経由して日本全国に点在する営業
所のサーバ20,30,40と、本社のサーバ50や支
社のサーバ60に接続されている。営業所のサーバ2
0,30,40には各営業マンや各サービスマンのコン
ピュータ21〜23,31〜33,41〜43が接続さ
れている。本社のサーバ50や支社のサーバ60には、
営業所を統括する部門の担当者のコンピュータ51〜5
3や61〜63が接続されている。
【0008】ホストコンピュータ10はたとえば本社内
に設置され、このコンピュータ10には後述するリース
金額算出プログラムなど、営業を支援するための各種の
プログラムがあらかじめ格納されている。ホストコンピ
ュータ10にはデータベース70が接続されている。こ
のデータベース70は、図2に示すように、顧客データ
ベース71、機種データベース72、保険データベース
73、メンテナンスデータベース74、稼働情報データ
ベース75、機械情報データベース76などを備えてい
る。
【0009】顧客データベース71には、顧客の次のよ
うな情報などがあらかじめ記憶されている。 資産内容 経営内容 過去の取引履歴 保有台数 値引き率
【0010】機種データベース72には、機種ごとの標
準新車価格などが格納されている。保険データベース7
3には、盗難保険、火災保険、破損保険ごとに次のよう
なデータなどが格納されている。 購入する作業機の価格や耐用年数に応じた掛け金 付属品の価格や耐用年数に応じた掛け金 作業機の使用内容に応じた重み付け係数 過去の保険適用実績に応じた重み付け係数
【0011】メンテナンスデータベース74には、メン
テナンス対象となる部品の価格、目標メンテナンス時
間、整備交換に要する作業時間などが各部品ごとに格納
されている。稼働情報データベース75には、通信衛星
を経由して送信される作業機の稼働負荷が格納されてい
る。稼働情報として、稼働時間(アワメータで計時され
る運転時間)、走行負荷圧力、旋回負荷圧力、掘削負荷
圧力、ポンプ圧力などがある。機械情報データベース7
6には、機種ごとのメンテナンス情報や故障履歴などが
格納されている。故障履歴として、過去に故障した部
品、故障した原因、故障発生までの稼働時間や稼働状況
などが格納される。故障履歴は、サービスを行ったサー
ビスマンが各営業所のコンピュータ21〜43を使用し
て機械情報データベース76に書き込むことができる。
【0012】ホストコンピュータ10は通信回線網IT
2を経由して基地局80とも接続されている。基地局8
0には通信衛星SIを経由して作業機WMの稼働データ
が定期的に送信されてくる。基地局80はこの稼働デー
タを通信回線IT2を経由してホストコンピュータ10
のデータべース70へ送信する。作業機WMには各種の
圧力センサ、アワメータ、燃料センサ、タイマ、コンピ
ュータシステム、通信機器などが搭載されている。作業
機WMは、走行負荷圧力、旋回負荷圧力、掘削負荷圧
力、ポンプ圧力などを圧力センサで計測し、これらの負
荷データをいったんコンピュータシステムのメモリに蓄
積する。そして、メモリ内のデータを通信機器により定
期的に通信衛星SIを経由して基地局80へ送信する。
基地局80は転送されてくる稼働データをホストコンピ
ュータ10に接続されている稼働情報データベース75
へ転送する。稼働情報データベース75には作業機ごと
の稼働情報が格納されている。
【0013】日本全国に点在する営業マンは、図1に示
した営業支援システムを利用して、営業所のコンピュー
タ21〜23,31〜33,41〜43(以下、コンピ
ュータ21からデータ入力するものとして説明する)の
いずれかから、販売する作業機のリース金額を算出する
ことができる。すなわち、コンピュータ21からホスト
コンピュータ10をアクセスしてリース金額算出プログ
ラムを起動する。コンピュータ21の画面には操作ガイ
ダンスが表示され、これにしたがって必要なデータを入
力すると、作業機の月額のリース金額が演算される。リ
ース金額は概ね次のようにして算出される。
【0014】図3はリース金額を算出するプログラムの
処理手順を説明するフローチャートである。このプログ
ラムはコンピュータ21から入力されるデータにしたが
ってホストコンピュータ10で実行される。すなわち、
営業所のコンピュータ21から営業マンがホストコンピ
ュータ10にアクセスし、リース金額算出プログラムを
起動する。このプログラムが起動されるとまず、ステッ
プS110で作業機の新車価格NCを算出する。ステッ
プS120で保険に応じた掛け金ICを算出する。ステ
ップS130でトータルメンテナンス料金Yを算出す
る。ステップS140で中古作業機の下取り価格SCを
算出する。ステップS150においてリース料率LRを
算出する。そして、ステップS160において、次式
(1)によりリース金額を算出する。
【数1】 月額リース金額=(1+リース料率LR)×(作業機の新車価格NC+保険に応 じた掛け金IC+トータルメンテナンス料金Y−作業機の下 取り価格SC)/(リース年数×12) (1)
【0015】以下、作業機の新車価格、保険に応じた掛
け金、トータルメンテナンス料金、作業機の下取り価格
の算出について説明する。 (1)新車価格の算出について 営業マンが顧客に対して購入を提案する作業機の機種を
選定する。これは、顧客の営業内容、作業現場での作業
の内容などに基づいて選定するものであるが、後で図2
0、21により詳細に説明する。
【0016】図4は新車価格算出の手順例を示すフロー
チャートである。作業機の標準新車価格Cは、機種に対
応づけて記憶されている機種データベース72から読み
出すことができる。標準新車価格は機種ごとに一律に決
定されている。リース金額算出プログラムが起動される
とステップS61において、コンピュータ21の画面に
機種名の入力を促すメッセージが表示される。ステップ
S61で営業マンが機種名を入力すると、ステップS6
2において、ホストコンピュータ10は、作業機の機種
名で機種データベース72を検索して標準新車価格Cを
読み出す。この標準新車価格Cは所定のメモリ領域に格
納される。
【0017】ステップS63において、標準新車価格C
が読み出されると、顧客の情報を顧客データベース71
から読み出し、値引率を算出する。たとえば、営業マン
の属する会社の作業機を多数保有している顧客ほど値引
率を高くし、まったく保有していない顧客には比較的低
い値引率が設定される。あるいは、資産内容や業績がよ
い顧客、購入予定台数が多い顧客には高い値引率を設定
することができる。たとえば、値引率RDは保有台数D
1の関数f(D1)で次式のように決定される。
【数2】値引率RD=1−f(D1) (2) 値引率RDは所定のメモリ領域に格納される。そして、
ステップS64において、このようにして算出された標
準新車価格Cと値引率RDとに基づいて、ホストコンピ
ュータ10は、
【数3】 新車価格NC=標準新車価格C×値引率RD (3) を演算して新車価格NCを算出する。新車価格NCは所
定のメモリ領域に格納される。
【0018】(2)保険契約の掛け金の算出について 保険契約の掛け金は、購入する作業機、購入する付属品
(アタッチメントなど)、作業内容、保険内容および顧
客の情報によって決定される。すなわち、掛け金は次の
要因によって異なる。 購入する作業機の価格や耐用年数 付属品の価格や耐用年数 作業機の使用内容、 使用内容はたとえば、作業現場が危険な山岳地帯である
か、都市部であるか、あるいは、油圧式クレーンをクレ
ーン仕様で使用するかクラムシェル仕様で使用するかで
ある。たとえば、山岳地帯に比べて都市部での保険金掛
け金が安くなるように重み付け係数が設定される。 過去の保険適用実績 たとえば、現在使用している機械で、下取り対象となっ
ている機械に関し、過去の保険適用の有無、あるいは保
険支払いの多寡により重み付け係数が設定されている。 保険の内容 保険内容とは、たとえば盗難保険、火災保険、破損保険
などであり、いずれの保険に加入するかによって掛け金
が異なる。 顧客の情報 顧客の情報とはメーカとの関わりの深い顧客か否かによ
って掛け金が異なる。たとえば、関わりが深い顧客に対
する保険金掛け金が安くなるように重み付け係数が設定
される。
【0019】上述したように、図2の保険データベース
には、盗難保険、火災保険、破損保険ごとに種々の掛け
金や重み付け係数が格納されており、これらのデータに
基づいて、保険契約の掛け金ICが算出される。
【0020】図5は保険契約シミュレーションの一例を
示すフローチャートである。ステップS1において、営
業所のパソコン21の画面上に、購入する作業機、購入
する付属品、顧客の情報、作業内容、保険内容および下
取り対象の保険適用実績の入力を促す文字を表示する。
入力されるとステップS2に進み、入力されたそれぞれ
の情報を所定の記憶領域に記憶する。ステップS3にお
いて、これらの記憶領域からそれぞれの情報を読み出し
て保険契約の掛け金ICを算出して所定の記憶領域へ記
憶する。ステップS4において、営業所のパソコン21
の画面上に、顧客が希望する保険金掛け金RICの入力
を促す文字を表示する。入力されるとステップS5に進
み、入力された顧客希望保険金掛け金RICを所定の記
憶領域へ記憶する。
【0021】ステップS6において、保険契約の掛け金
ICと顧客希望保険金掛け金RICとを比較する。顧客
希望保険金掛け金RICが保険金掛け金IC以上であれ
ばステップS7に進み、ステップS1で入力した保険内
容を確定して掛け金ICを所定の記憶領域に格納する。
顧客希望保険金掛け金RICが保険金掛け金IC未満の
場合には、ステップS8に進み、顧客希望保険金掛け金
RICが保険金掛け金IC以下となるような契約内容を
算出して表示する。たとえば、付属品を低機能機種、つ
まり安い価格のものとして掛け金を低くくしたり、付属
品に対する保険は契約しないなどである。あるいは、保
険内容を限定して動産保険だけにして掛け金を安くして
もよい。ステップS9で変更後の契約内容による掛け金
ICを算出し、これを所定のメモリ領域に格納してステ
ップS6に進む。変更後の掛け金ICが希望の掛け金R
IC以下になるまでステップS6,8,9が繰り返し実
行される。ステップS6において、顧客希望保険金掛け
金RICが保険金掛け金IC以上であると判定される
と、ステップS7において、設定された契約内容に応じ
た掛け金ICを所定の記憶領域に格納してこの処理を終
了する。
【0022】(3)メンテナンス料金の算出について メンテナンス契約内容は様々であり、それに応じた料金
も多種多様である。たとえば、通常のメンテナンス契約
と稼働情報によるメンテナンス契約とが設定される。通
常のメンテナンス契約の費用は、3ヶ月ごとに定期的に
巡回サービスを行う基本料と、リース期間内に予測され
る部品の修理費用や整備費用である定期整備費用と、メ
ンテナンスコストと呼ばれる点検交換費用と、部品をあ
る時間まで保証する保証料とである。定期整備費用と
は、バッテリ、バケット、足回りローラあるいはブッシ
ュなど、あらかじめ標準的な目標メンテナンス時間が設
定されている部品に対して予測される修理、整備費用で
ある。メンテナンスコストとは、点検によるオイル交換
やフィルタエレメント交換などの費用である。以下の説
明では、すべてのメンテナンス対象部品の定期整備費用
の合算値をトータルランニングコスト、すなわちメンテ
ナンス料金Yとして説明を行う。
【0023】稼働情報によるメンテナンス契約の費用に
は、上記通常のメンテナンス費用に加えて、上述したよ
うに稼働情報データべース75に格納されている作業機
の稼働情報に基づいてよりきめ細かいサービスを行うた
めの費用が追加される。上述の定期巡回サービスの費用
と、稼働情報に基づくサービスの費用は固定費用であ
る。したがって、以下では、リース期間中に予測される
修理、整備、交換費用、すなわちトータルランニングコ
スト(メンテナンス料金Y)の算出について説明する。
【0024】図6はトータルランニングコストYを予測
するための処理手順を示すフローチャートである。ステ
ップS11では、対象となる機種の全メンテナンス対象
部位における目標メンテナンス時間XAをメンテナンス
データベース74からそれぞれ読み込む。ステップS1
2では、各部位の部品価格と各部品のメンテナンスに要
する標準時間に応じた費用の合計値XB(修理コスト)
をそれぞれ読み込む。
【0025】ステップS13では、顧客の作業条件やメ
ンテナンス状況に応じて重み付け係数XCを設定する。
これは、例えば図7,図8に示すような作業条件入力画
面,メンテナンス状況入力画面において、担当営業マン
がその顧客における過去の状況に基づいて適合する条件
を各項目に対して選択すると、その選択内容に基づいて
所定の重み付け係数XCが設定されるようになってい
る。これらの作業条件やメンテナンス状況は、予めメン
テナンスデータベース74に入力されているデータに基
づいて選択してもよいし、担当営業マンの記憶に基づい
て選択してもよい。
【0026】ステップS14では、ステップS11で読
み込んだ各部品の目標メンテナンス時間XAを、ステッ
プS13で算出された重み付け係数XCによりそれぞれ
補正し、補正後の目標メンテナンス時間XAHを算出す
る。例えば、走行頻度が高いほど走行系統の部位(部
品)に対する目標メンテナンス時間XAHは短くなり、
また走行地盤が固い場合には掘削負荷が大きくなるた
め、掘削負荷による影響が及ぼされる部位(部品)の標
準メンテナンス時間は短くなる。
【0027】ステップS15では顧客に関する情報(顧
客情報)XDを入力する。顧客情報とは部品交換を頻繁
に行う顧客であるか、破損するまで交換しない顧客であ
るかなどを表す情報である。ステップS16では、ステ
ップS14で算出された補正後の各目標メンテナンス時
間XAHと、ステップS12で読み込んだ各部位メンテ
ナンス費用XBと、ステップS15で入力された顧客情
報XDとをパラメータとして所定の演算を行い、目標メ
ンテナンス時間XAHにおけるメンテナンス料金を予測
演算する。すなわち、ステップS16までの手順によ
り、メンテナンス対象部品のそれぞれについて、補正後
の目標メンテナンス時間XAHごとに発生する費用がそ
れぞれ算出されることになる。
【0028】たとえば、足回りローラとブッシュの補正
後の目標メンテナンス時間がそれぞれ1000時間、2
500時間とし、足回りローラとブッシュは1回のメン
テナンス料金がそれぞれ5万円、3万円として説明を行
う。ステップS17において、各部品ごとに、リース期
間中に発生するメンテナンス回数を算出し、このメンテ
ナンス回数とステップS16で算出されたメンテナンス
料金を乗算することにより、リース期間中の各部品のト
ータルランニングコストYが算出される。リース期間の
総時間が5000時間として上記足回りローラとブッシ
ュで説明すると、
【数4】 トータルランニングコストY=50000×5000/1000+ 30000×5000/2500 =310000円 となる。なお、ステップ13では、過去の状況に基づい
て重み付け係数XCを設定するようにしたが、顧客の情
報や工事の進捗状況に応じて将来の稼働状況を推測し、
各項目の適合条件を選択する機能を設け、重み付け係数
XCに反映させるようにしてもよい。
【0029】(4)下取り価格の算出について 下取り価格は、下取り作業機の機種ごとにあらかじめ設
定されている基本下取り価格RSCを基準として、下取
り作業機の過去の稼働実績や過去の故障履歴、あるいは
外観などを考慮して算出される。すなわち、下取り価格
SCは、
【数5】 下取り価格SC=基本下取り価格RSC×稼働実績による重み付け係数W1 ×故障履歴による重み付け係数W2×外観による重み付け 係数W3 (4) により算出される。
【0030】図9は下取り価格の算出フローチャートを
示す。ステップS31において、機械情報データベース
76から、顧客が下取りに出す作業機の基本下取り価格
RSCを読み込み、ステップS32において、過去の稼
働実績と過去の故障履歴を読み出す。ステップS33に
おいて、過去の稼働実績による重み付け係数W1と過去
の故障履歴による重み付け係数W2を算出する。ステッ
プS34において、機械情報データベース76から下取
り作業機の外観を読み出し、ステップS35において、
外観に基づいた重み付け係数W3を算出する。ステップ
S36において、上記(4)式により下取り価格SCを
算出する。下取り価格SCはメモリの所定領域に格納さ
れる。
【0031】過去の稼働実績による重み付け係数W1
は、たとえば図10に示すフローチャートにより次のよ
うにして算出される。上述したように作業機WMの負荷
情報は通信衛星SIおよび基地局80を経由して稼働情
報データベース75に格納されている。たとえばステッ
プS41において、稼働情報データベース75からポン
プ稼働データを読み出し、ステップS42において、負
荷ヒストグラムを図11に示すようにグラフ化する。ス
テップS43において、基準圧力P1を越えた全稼働時
間HX(図11でハッチングで示す)を算出し、ステッ
プS44において、基準圧力P1を越えた全稼働時間H
Xがポンプ全稼働時間HAに占める割合HRを算出す
る。そしてステップS45において、稼働実績による重
み付け係数W1を上記割合HRに応じて算出する。
【0032】基準圧力P1を越えた運転時間の占める割
合が多いほど重み付け係数W1は小さい値に設定され
る。たとえば、20パーセント以下であれば重み付け係
数W1を1とし、20〜30パーセントまでは0.9、
30〜50パーセントまでは0.8、50パーセント以
上ではパーセントに比例して重み付け係数W1を小さく
するようにする。すなわち、重み付け係数W1は次式に
より算出される。
【数6】 稼働実績による重み付け係数W1=f(HR) (5) 以上のように、図11のフローチャートにより、稼働実
績に基づいた重み付け係数W1が算出される。
【0033】過去の故障履歴による重み付け係数W2
は、たとえば図12に示すフローチャートにより次のよ
うにして算出される。上述したように作業機の故障履歴
はサービスマンが適宜入力することにより、機械情報デ
ータベース76に格納される。ここでは、故障履歴がた
とえば故障回数NK、故障個所NP、故障の程度NDと
して記憶されているとして説明する。ステップS46に
おいて、故障回数NK、故障個所NP、故障の程度ND
を機械情報データベース76から読み出す。そして、ス
テップS47において、次式により故障履歴に応じて重
み付け係数W2を算出する。
【数7】 故障履歴による重み付け係数W2=f(NK,NP,ND) (6)
【0034】たとえば、故障回数NKが多いほど重み付
け係数W2を小さくする。故障箇所NPに応じて重み付
け係数W2を変更する。たとえば、重要部品である油圧
ポンプ、油圧モータあるいは油圧シリンダの故障履歴に
対しては重み付け係数W2を小さくする。また、故障の
程度NDによって重み付け係数W2を変更する。この場
合、油圧ポンプの故障でもその程度が大きいほど重み付
け係数W2を小さくする。式(6)のようにすべての故
障履歴を加味して重み付け係数W2を算出するのが好ま
しいが、そのうちのいずれかの要因だけを加味して重み
付け係数W2を算出してもよい。また、実際の故障の有
無に関わらず、定期的な検査も含め点検整備を頻繁に行
っていたかどうか、あるいは、最後に整備(たとえばオ
ーバーホール)を行ってからどの程度の時間が経過した
か、すなわち、整備履歴を重み付け係数に反映させても
よい。
【0035】下取り作業機の外観は、あらかじめサービ
スマンが作業機を目視検査して機械情報データベース7
6に入力するものである。図13は外観による重み付け
係数W3を算出するフローチャートを示す。ステップS
48において、この外観情報Gをデータベース76から
読み出す。ステップS49において、外観による重み付
け係数W3を外観Gに応じて算出する。たとえば、外観
を良好、普通、悪いの3段階に分類されているものとす
ると、良好なら重み付け係数W3を1とし、外観が普通
であれば重み付け係数W3を0.8、悪ければ0.6の
ようにする。
【0036】(5)リース料率の算出について リース料率は、リース年数と顧客の情報に応じて決定さ
れる。たとえば、保有台数の多い顧客ほどリース料率が
低く設定される。すなわち、図14に示すように、ステ
ップS51において、リース年数を入力し、ステップS
52で顧客情報を読み出す。そして、ステップS53に
おいて、リース料率を算出する。
【0037】以上のようにして、営業マンは営業所のコ
ンピュータ21からホストコンピュータ10のリース金
額算出プログラムを立ち上げ、画面に表示されるガイダ
ンスにしたがってデータを入力するだけで、リース金額
を容易に算出することができる。なお、図3に示す各ス
テップの算出方式は実施の形態に限定されず、種々の方
式が採用可能である。
【0038】以上では、リース金額算出プログラムがホ
ストコンピュータ10に格納されているものとして説明
した。しかしながら、リース金額算出プログラムを各営
業所のサーバに格納したり、営業所のコンピュータ21
〜43のそれぞれに格納してもよい。リース金額算出プ
ログラムはCD−ROMなどの記録媒体に記録したもの
をコンピュータ10が読み込んで使用する。この場合、
CD−ROMには、作業機の新車価格を算出する新車価
格算出処理(図4に示す)と、保険に応じた掛け金を算
出する掛け金算出処理(図5に示す)と、メンテナンス
料金を算出するメンテナンス料金算出処理(図6に示
す)と、作業機の下取り価格を算出する下取り価格算出
処理(図9に示す)と、各算出処理で算出された金額の
合計値に基づいてリース金額を算出するリース金額算出
処理(図3のステップS160に示す)とを備えるリー
ス金額算出プログラム(図3に示す)が記録されてい
る。もちろん、通信回線を介してこのプログラムをホス
トコンピュータ10や営業所のサーバなどにダウンロー
ドすることもできる。
【0039】この実施の形態では、3ヶ月ごとのメンテ
ナンスサービス契約が設定されている。そこで、3ヶ月
ごとに作業機の点検整備を行う際に効率よく、各部のメ
ンテナンスなどを行うのが好ましい。以下の説明では、
各部品に設定された目標メンテナンス時間による標準メ
ンテナンス作業、目標メンテナンス時間を稼働情報によ
って補正した目標メンテナンス時間によるメンテナンス
作業、故障診断シミュレーションによるメンテナンス作
業について、それぞれ説明する。
【0040】(イ)標準メンテナンス作業 図15は、このメンテナンスサービス契約による標準メ
ンテナンスを行うための処理手順を示すフローチャート
である。ステップS71において、メンテナンスデータ
ベース74から各部品の目標メンテナンス時間を読み出
す。ステップS72において、各部品の目標メンテナン
ス時間に基づいて、各部品の直近の最適メンテナンス時
期を算出する。ステップS73において、販売日より3
ヶ月ごとに設定される直近の整備予定日を算出する。ス
テップS74において、整備予定日の前後10日に含ま
れる最適メンテナンス時期の部品を抽出して、整備予定
日に整備、修理する部品および交換する部品を決定す
る。
【0041】(ロ)稼働情報によるメンテナンス 以上のように目標メンテナンス時間をそのまま使用して
最適メンテナンス時期を決定すると、作業機の稼働状況
によっては最適なメンテナンス時期ではない場合があ
る。そこで、稼働情報データベース75の稼働情報に応
じて最適メンテナンス時期を算出することが望ましい。
【0042】この実施の形態では、通信衛星SIを経由
してデータベース75に蓄積される作業機の稼働状態に
基づいたメンテナンスサービス契約が設定されている。
図16は、このメンテナンスサービス契約により稼働情
報を利用して最適メンテナンス時期を決定するための手
順を示すフローチャートである。図15の手順と相違す
るのは、ステップS71Aにおいて、作業機の稼働情報
を読み出し、ステップS72において、稼働情報を加味
して最適メンテナンス時期を算出する点である。
【0043】上述したように稼働情報は作業機WMの走
行時間、掘削時間、旋回時間、走行負荷、掘削負荷、旋
回負荷などであり、作業機WMから通信衛星SIとホス
トコンピュータ10を経由して稼働情報データベース7
5に格納されている。ステップS71において読み出し
た各部品の目標メンテナンス時間と、ステップS71A
で読み出した稼働情報とに基づいて、ステップS72に
おいて、各部品の直近の最適メンテナンス時期を算出す
る。ステップS73において、販売日より3ヶ月ごとに
設定される直近の整備予定日を算出し、ステップS74
において、整備予定日の前後10日に含まれる最適メン
テナンス時期の部品を抽出する。
【0044】たとえば、足回りローラ、ブッシュ、およ
び走行モータの目標メンテナンス時間をそれぞれ設定
し、足回りローラ、ブッシュ、および走行モータの各々
の稼働負荷頻度グラフから推定されるそれぞれの部品に
対する負荷が、負荷小、負荷大、負荷小として説明す
る。また、直近の整備予定日が5月20日とする。足回
りローラの目標メンテナンス時間と負荷小である稼働情
報で算出されたメンテナンス期日が5月18日、同様に
して算出されたブッシュのメンテナンス期日が5月22
日、油圧モータのメンテナンス期日が10月15日とす
る。ここで最適メンテナンス時期を決定する方式とし
て、たとえば、5月20日を基準として前後10日の間
にメンテナンス時期が到来する部品をリストアップする
方式を採用する。上述した例では、足回りローラとブッ
シュがそれぞれ対象となるから、両部品を5月20日に
同時にメンテナンスするようにスケジューリングする。
油圧モータは5月20日に整備しない。
【0045】ここで、ブッシュの負荷が小さい場合、目
標メンテナンス時間は長くなり、最適メンテナンス時期
は負荷大の場合の5月22日よりも後の、たとえば、6
月23日になる。あるいは、油圧モータの負荷が大きい
場合、目標メンテナンス時間は負荷小の場合に比べて短
くなり、最適メンテナンス時期が5月22日になる場合
がある。この場合、5月20日には足回りローラと油圧
モータの両部品を点検、整備するようにスケジューリン
グする。
【0046】(ハ)故障診断シミュレーション この実施の形態では、機械情報データベース76に故障
履歴が記憶されている。そこで、この故障履歴を利用し
て故障診断を行い、最適メンテナンス時期を算出しても
よい。図17は、故障診断により最適メンテナンス時期
を決定するためのフローチャートである。図15の手順
と相違するのは、ステップS71Bにおいて、作業機の
故障履歴を読み出し、ステップS72において、故障履
歴を加味して最適メンテナンス時期を算出する点であ
る。
【0047】ステップS71Bにおいて、ホストコンピ
ュータ10の機械情報データベース76に作業機ごとに
格納されている故障履歴を読み出す。上述したように故
障履歴はサービスマンがサービスの都度、コンピュータ
21〜43のいずれかを利用してホストコンピュータ1
0の機械情報データベース76に格納するものである。
ステップS71において読み出した各部品の目標メンテ
ナンス時間と、ステップS71Bで読み出した故障履歴
とに基づいて、ステップS72において、各部品の直近
の最適メンテナンス時期を算出する。ステップS73に
おいて、販売日より3ヶ月ごとに設定される直近の整備
予定日を算出し、ステップS74において、整備予定日
の前後10日に含まれる最適メンテナンス時期の部品を
抽出する。このように抽出された部品に対する点検整備
を整備予定日にまとめて行うようにスケジューリングす
る。
【0048】たとえば、足回りローラ、ブッシュ、およ
び走行モータの故障履歴が、それぞれ故障なし、故障あ
り、故障なしとする。また、3ヶ月ごとの整備予定日が
5月20日とする。足回りローラの目標メンテナンス時
間と故障履歴から算出されたメンテナンス期日が5月1
8日、同様にして算出されたブッシュのメンテナンス期
日が5月22日、油圧モータののメンテナンス期日が1
0月15日とする。ここで最適メンテナンス時期を決定
する方式として、たとえば、5月20日を基準として前
後10日の間にメンテナンス時期が到来する部品をリス
トアップする方式を採用する。上述した例では、足回り
ローラとブッシュがそれぞれ対象となるから、両部品を
5月20日に同時にメンテナンスするようにスケジュー
リングする。油圧モータは5月20日に整備しない。
【0049】ここで、ブッシュの故障履歴がない場合、
目標メンテナンス時間は長くなり、最適メンテナンス時
期は故障ありの場合の5月22日よりも後の、たとえ
ば、6月23日になる。あるいは、油圧モータの故障履
歴がありの場合、目標メンテナンス時間は故障の内容に
応じて短くなり、最適メンテナンス時期が5月22日に
なる場合がある。この場合、5月20日には足回りロー
ラと油圧モータの両部品を点検、整備するようにスケジ
ューリングする。
【0050】上述したようにこの実施の形態では、作業
機WMの稼働情報が通信衛星SIを経由して稼働情報デ
ータベース75に送信されて格納される。この稼働情報
は上述したように種々の処理で使用されるが、以下で説
明するように、稼働情報は必要に応じて顧客に転送した
り、メーカの設計や研究部門へ転送することができる。
たとえば、メーカの提供するホームペ−ジから顧客によ
り稼働情報などの転送が要求されると、ホストコンピュ
ータ10から顧客に稼働情報が送信される。
【0051】−顧客へのデータ転送− 図18は、メーカの提供するホームペ−ジ上で、顧客が
自分のID番号やパスワードを入力すると、顧客の作業
機の稼働情報や故障履歴などを受け取ることができるよ
うにした手順を示すフローチャートである。ステップS
81において、顧客から稼働情報や故障履歴の送信要求
があると判定すると、ステップS82において、ホスト
コンピュータ10は要求のあった顧客に対して、該当す
る稼働情報や故障履歴情報を通信回線網IT1を経由し
て転送する。この稼働情報には、油圧ポンプや油圧モー
タの負荷頻度ヒストグラムなどが含まれる。ホストコン
ピュータ10は、負荷頻度ヒストグラムに基づいて、作
業機の稼働状況が正常であるか異常であるかなどを判定
し、転送するデータに正常、異常などのコメントを書き
込むことができる。このコメントも要求する稼働情報と
セットで顧客に転送される。顧客のメールアドレスなど
は顧客データベース71から読み出される。
【0052】−設計研究部門へのデータ転送− 図19は稼働情報を設計や研究部門に転送する場合の処
理手順を示すフローチャートである。作業機WMが自身
で異常を判定するときは、作業機WMから直ちに異常フ
ラグの付された稼働情報が基地局80を介して稼働情報
データベース75に転送される。ホストコンピュータ1
0は稼働情報を監視し、ステップS83で異常フラグが
あると判定されると、ステップS84において、直ちに
設計、研究部門へその稼働情報を転送する。なお、異常
時に顧客の管理部門へ異常データを転送してもよい。異
常がなく定期的に作業機WMから送信されてデータベー
ス75に格納されている稼働情報については、定期的
に、生のデータとして設計や研究部門へすべて転送して
もよい。あるいは、要求があったときだけ、要求された
データのみ転送するようにしてもよい。
【0053】次に、リース金額を算出する対象となる作
業機を提案するまでの営業支援について説明する。本実
施の形態では、新車販売時の営業活動の指針として以下
の8つの商談ステップが設定され、営業マンは原則とし
てステップ1→ステップ2→・・・→ステップ8の順で
営業活動を行うようになっている。 <提案まで> ステップ1:顧客を特定するステップ ステップ2:顧客の事業の概要を確かめるステップ ステップ3:顧客の要望・関心事を探るステップ ステップ4:顧客の要望・関心事に対して解決策を絞り
込むステップ ステップ5:解決策を元に顧客に提案を行うステップ <提案後> ステップ6:引合を確実なものにするステップ ステップ7:受注を確保するステップ ステップ8:導入効果をフォローするステップ
【0054】これらの各ステップは更に詳細な複数の活
動手順から成り、その幾つかを以下に示す。 ステップ1:担当地域内の対象客の概要を把握する→対
象客における自社の位置づけを明らかにする→・・・→
複数の顧客に対して優先順位を明らかにする ステップ2:工事の内容を確認する→今後の工事の見通
しを確認する→・・・→事業意欲を確かめる ステップ3:保有機に関する要望・関心事を確かめる→
・・・→企業のイメージアップに関する関心事を確かめ
る ステップ4:工事に必要な設備について顧客と相談する
→顧客に対する提案書の概要を想定する ステップ5:導入メリットおよび事業運営への効果を顧
客に説明する→・・・→顧客の導入意志を確かめる ステップ6:見積もり条件を調整して提出する→・・・
→受注確度を判定し、再提案の必要性を協議する ステップ7:納期・仕様・条件を再確認する→・・・→
導入効果を高めるための役割を決める ステップ8:納入する→評価確認をする→次の受注の可
能性を確かめる各活動手順は、更に具体的な複数の実行
手順から成るが、その詳細は説明を省略する。
【0055】営業マンおよび営業所長のコンピュータ2
1〜23,31〜33,41〜43には、上述したステ
ップに沿った営業活動を支援する営業支援ソフトがイン
ストールされている。この営業支援ソフトは、個人モー
ドおよび共有モードの双方で起動することができ、個人
モードの機能は各コンピュータ単独で(ネットワーク接
続しなくても)実行可能である。一方、共有モードの機
能は図1のようなネットワーク接続が前提となる。この
ソフトがサポートする複数の機能のうち、ここでは次の
3つの機能を中心に説明する。なお、営業支援ソフトを
ホストコンピュータ10だけに格納し、各コンピュータ
21〜43から立ち上げるようにシステム構成してもよ
い。 (1)プランを設定する機能 (2)個々のプランに対し、商談データベースに格納さ
れたステップごとに営業マンがコメントを入力する機能 (3)営業マンのコメントに対し、営業所長や他の関係
者がアドバイスを入力する機能
【0056】<プラン設定機能>営業マンは、まず上述
したステップを実行すべきプランを入力する。これは所
定のプラン登録画面で行う。入力項目は、プラン名,開
始年月日,顧客名・業種等である。入力したプラン情報
をメモリ10Mに格納するには、営業支援ソフトを共有
モードで起動し、所定の転送操作を行う。これによりプ
ラン情報が通信回線網IT1を介してホストコンピュー
タ10に転送され、メモリ10Mに格納される。また共
有モードでは、メモリ10Mに記憶された全てのプラン
情報(他の営業所の営業マンが入力したものも含む)を
ホストコンピュータ10を介して取り込み、参照するこ
とができる。また自身が入力したプラン情報は、自身の
コンピュータのハードディスクに格納されているので、
個人モードでも参照するすることができる。
【0057】<コメント入力機能>営業マンは、設定さ
れた各プランに対し上述のステップに沿って営業活動を
行い、その活動内容に関するコメント入力を行う。コメ
ント入力にあたっては、自身のコンピュータにて営業支
援ソフトを起動し、プラン一覧画面から対象となるプラ
ンを選択した後、「コメント入力」を選択する。これに
より、例えば図20に示すような入力画面が表示され
る。この画面において、まず左側の入力ボックスに自分
がその日に行ったステップを入力し、次いでそのステッ
プのいずれの活動手順を実行したかを入力する。これら
の入力は、予め複数のステップや活動手順を列挙したリ
ストの中から選択する形式で行う。活動手順が入力され
ると、その活動手順の具体的な実行手順が自動的に表示
される。この状態で右側の入力ボックスに顧客とのコン
タクト手段や実施年月日を入力するとともに、コメント
欄にコメントを入力する。コメントの内容は、その日に
行った活動内容やその成果等である。
【0058】ここで、営業マンは常にコンピュータを携
帯しており、営業支援ソフトを個人モードで起動するこ
とにより、時と場所を選ばずにコメント入力が行える。
また過去に自分が入力したコメント(ハードディスクに
格納されている)を読み出して表示することも可能であ
る。そして、帰社してからコンピュータをネットワーク
接続し、営業支援ソフトを共有モードで起動して転送操
作を行うと、先に入力したコメントが通信回線網IT1
を介してホストコンピュータ10に転送され、メモリ1
0Mに格納される。また共有モードでは、既にメモリ1
0Mに記憶されている他の営業マンのコメントを参照し
たり、そのコメントに対して後述するようにアドバイス
を入力したり、自身のコメントに対するアドバイスを参
照することができる。
【0059】<アドバイス入力機能>各営業所の営業所
長は、自身のコンピュータ23,33,43にて営業支
援ソフトを共有モードで起動し、部下の営業マンによっ
て書かれたコメントに対してアドバイスを入力する。す
なわち、まずプラン一覧表示画面からプランを選択し、
コメント一覧表示を指示すると、選択されたプランに対
して書かれたコメントの一覧が画面表示される。このコ
メント一覧から目的のコメントを選択すると、図21の
ような入力画面が表示される。この画面では、ステッ
プ,活動手順およびそれに対するコメントが表示される
とともに、その下にアドバイス入力ボックスが表示され
る。営業所長はコメントの内容を確認し、コメントに対
してアドバイスを入力する。入力されたアドバイス情報
は、通信回線網IT1を介してホストコンピュータ10
に転送され、元になるコメントに対応づけてメモリ10
Mに記憶される。
【0060】なお、アドバイスの入力が行えるのは、コ
メントを入力した営業マンが所属する営業所の営業所長
のみならず、その営業所の他の営業マンや、全国各地に
ある他の営業所の営業所長や営業マンも入力可能であ
る。また、必要に応じて本社や支社の担当者がコンピュ
ータ51〜53,61〜63を用いてアドバイスを入力
できるようなシステムとすることも可能である。
【0061】メモリ10Mに記憶されたアドバイス情報
は、コメント入力者が営業支援ソフトを共有モードで起
動することによりいつでも参照することができる。すな
わち、営業マンがアドバイス参照の操作を行うと、自身
が入力したコメントに対するアドバイスが一覧表示さ
れ、その中からいずれかを選択することでアドバイスの
内容を元になるコメントと対応づけて参照できる。
【0062】なお、営業支援ソフトの他の機能として、
顧客データベース71の参照がある。顧客データベース
71には各顧客に関する詳細なデータが格納されている
ので、自身が担当する顧客のデータを商談に役立たせる
ことができる。
【0063】以上のように本実施の形態では、新車の販
売に係る営業活動の指針として複数のステップを設定
し、各営業マンがそのステップに沿って商談を進めるよ
うなシステムとしたので、営業マンは常に何らかの目的
意識を持って顧客と接触することになり、商談を効率的
に進めることができる。また、営業マンが各ステップに
対して入力したコメントは、上司である営業所長を始め
として関係者全員が参照でき、更に各コメントに対して
関係者がアドバイスを与えられるよう構成したので、営
業所長は部下の行動内容を逐次確認でき、適切なアドバ
イスを与えることで、営業マンが何をすべきか悩むこと
もなく、商談をより一層効率的に進めることができる。
その結果、営業マンの間での成績の格差を小さくでき、
活動内容を営業マン一人一人の裁量に任せる従来方式と
比べて業績の向上が期待できる。
【0064】また提案までの商談ステップとして、顧客
の要望・関心事を確認するステップと、顧客の要望を満
足するための解決方法を探るステップとを設けたので、
常に顧客のニーズに適合した提案を行うことができ、顧
客の信頼を得ることができる。
【0065】なお、商談ステップの内容は上述のものに
限定されず、少なくとも顧客を特定する第1ステップ
と、顧客のニーズに適合した提案内容を探る第2ステッ
プと、顧客に提案を行う第3ステップとを有するもので
あれば、その他のステップの内容は問わない。またネッ
トワークの形態も図1のものに限定されず、会社の組織
編成等に応じて適宜変更可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明による営業支
援システムにより、顧客に推奨する作業機を簡単に提案
することができるとともに、作業機のリース金額を簡単
に算出することができ、営業マンの負担が低減される
他、リース金額算出の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による営業支援システムの一実施の形態
を示すブロック図
【図2】データべースの一例を説明する図
【図3】リース金額を算出する手順例を示すフローチャ
ート
【図4】新車価格を算出するための手順例を示すフロー
チャート
【図5】保険金掛け金を算出するための手順例を示すフ
ローチャート
【図6】メンテナンス料金を算出するための手順例を示
すフローチャート
【図7】メンテナンス条件を入力する画面を示す図
【図8】使用条件を入力する画面を示す図
【図9】下取り価格を算出するための手順例を示すフロ
ーチャート
【図10】稼働実績による重み付け係数を算出するため
の手順例を示すフローチャート
【図11】ポンプ負荷頻度を説明するグラフ
【図12】故障履歴による重み付け係数を算出するため
の手順例を示すフローチャート
【図13】外観による重み付け係数を算出するための手
順例を示すフローチャート
【図14】リース料率を算出する手順例を示すフローチ
ャート
【図15】標準メンテナンスの手順例を示すフローチャ
ート
【図16】稼働情報によるメンテナンスの手順例を示す
フローチャート
【図17】故障履歴によるメンテナンスの手順例を示す
フローチャート
【図18】稼働情報を顧客へ転送する手順例を示すフロ
ーチャート
【図19】稼働情報を設計研究部門へ転送する手順例を
示すフローチャート
【図20】営業支援ソフトにおけるコメント入力画面を
示す図。
【図21】営業支援ソフトにおけるアドバイス入力画面
を示す図。
【符号の説明】
10:ホストコンピュータ 20〜40:営業所 21〜43:営業マンやサービスマンが使用するコンピ
ュータ 50,60:管理部門 51〜63:管理部門のコ
ンピュータ 70:データべース 80:基地局 SI:通信衛星 IT1,IT2:通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久米 恭治 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社内 (72)発明者 平井 隆夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社内 (72)発明者 松岡 孝 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社内 (72)発明者 関 邦生 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA02 BB05 BB58 CC02 CC05 DD01 EE00 FF04 GG02 GG03 GG04 GG06 GG07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコンピュータと、通信回線を介して
    前記第1のコンピュータと接続される複数の第2のコン
    ピュータとを有する営業支援システムにおいて、 機器を販売するための営業活動の指針にしたがって顧客
    に推奨する機器を決定するための支援手段と、 前記支援手段で決定された前記機器のリース金額を算出
    するリース金額算出手段とを備えたことを特徴とする営
    業支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の営業支援システムにおい
    て、 前記支援手段は、 少なくとも顧客を特定する第1ステップと、顧客のニー
    ズに適合した提案内容を探る第2ステップと、顧客に提
    案を行う第3ステップのそれぞれに対してコメントを入
    力するためのコメント入力画面を表示させるコメント入
    力用表示制御手段と、 前記コメント入力画面にて入力されたコメントをそれぞ
    れ格納するコメント記憶手段と、 前記コメント記憶手段に格納されたコメントに対するア
    ドバイスを入力するためのアドバイス入力画面を表示さ
    せるアドバイス入力用表示制御手段と、 前記アドバイス入力画面にて入力されたアドバイスを前
    記コメントに対応づけてそれぞれ格納するアドバイス記
    憶手段と、 前記コメント記憶手段に格納されたコメントと前記アド
    バイス記憶手段に格納されたアドバイスをそれぞれ表示
    させる記憶内容表示制御手段とを具備することを特徴と
    する営業支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の営業支援システ
    ムにおいて、 前記リース金額算出手段は、 前記第2のコンピュータからの入力にしたがって前記機
    器の新車価格を算出する新車価格算出手段と、 前記第2のコンピュータからの入力にしたがって保険に
    応じた掛け金を算出する掛け金算出手段と、 前記第2のコンピュータからの入力にしたがってメンテ
    ナンス料金を算出するメンテナンス料金算出手段と、 前記第2のコンピュータからの入力にしたがって機器の
    下取り価格を算出する下取り価格算出手段と、 前記第2のコンピュータからの入力にしたがって前記各
    算出手段で算出された金額の合計値に基づいて是機器の
    リース金額を算出するリース金額算出手段とを備えるこ
    とを特徴とする営業支援システム。
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