JP2018196940A - 保護層転写シート及び保護層転写シートと被転写体とのセット - Google Patents
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Abstract
Description
このように昇華型熱転写方式により受容層上に形成した熱転写画像は、階調性に優れるが、熱転写画像が形成された受容層は最表面に位置するため、耐久性に劣るという問題がある。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、高い耐久性及び被転写体に対する高い接着性及び転写性を有する転写層を備える保護層転写シートを提供することである。
また、本発明が解決しようとする課題は、該保護層転写シートと、被転写体とのセットを提供することである。
また、本発明によれば、該保護層転写シートと、被転写体とのセットを提供することができる。
本発明による保護層転写シートを、図面を参照しながら説明する。図1〜3は、一実施形態における本発明の保護層転写シートの概略図である。保護層転写シート10は、基材11と、基材11の一方の面に、保護層12及び保護層上の接着層13を備える転写層14と、を備える。
また、一実施形態において、保護層転写シート10は、図2及び図3に示すように、基材11と保護層12との間に離型層15及び剥離層16のいずれか一方をさらに備える。
なお、図2および3においては、離型層15又は剥離層16のいずれかを備える保護層転写シートの態様について表したが、保護層転写シートは、離型層15及び剥離層16を共に備えていてもよい。
また、一実施形態において、保護層転写シート10は、図2及び図3に示すように、基材11の転写層14を設けた面とは反対の面に、背面層17を備える。
さらに、一実施形態において、保護層転写シート10は、図2及び図3に示すように、任意の層間にプライマー層18を備える。
図1に示される保護層転写シート10を用いて被転写体(図示せず)へ転写層14を転写した場合、保護層12及び接着層13が転写層14として、被転写体へ転写される。
図2に示される保護層転写シート10を用いて被転写体(図示せず)へ転写層14を転写した場合、保護層12、プライマー層18及び接着層13が転写層14として、被転写体へ転写される。
図3に示される保護層転写シート10を用いて被転写体(図示せず)へ転写層14を転写すると、剥離層16、保護層12、プライマー層18及び接着層13が転写層14として、被転写体へ転写される。
以下、本発明の保護層転写シートを構成する各層について説明する。
基材は、熱転写時に加えられる熱エネルギー(例えば、サーマルヘッドによる熱)に耐え得る耐熱性を有し、転写層を支持できる機械的強度や耐溶剤性を有するものであれば、特に制限なく使用することができる。
上記した樹脂の中でも、PET、PEN等のポリエステル系樹脂により構成されるフィルムは、耐熱性、機械的強度に優れるため好ましく、PETが特に好ましい。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル」は「アクリル」と「メタクリル」の両方を、「(メタ)アクリレート」は「アクリレート」と「メタクリレート」の両方を包含することを意味する。
上記の積層体は、ドライラミネーション法、ウェットラミネーション法、エクストリュージョン法等を利用することにより作製することができる。
基材表面への凹凸形成手段としては、例えば、マット材練り込み加工、サンドブラスト加工、ヘアライン加工、マットコーティング加工、ケミカルエッチング加工等が挙げられる。マット材練り込み加工は、無機物、又は有機物を練り込んだ樹脂により、基材を形成する加工法である。マットコーティング加工は、基材表面に、有機物、又は無機物を含むコート材をコーティングし、基材表面に凹凸を付与する加工法である。
一実施形態において、保護層は、(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、アセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、熱硬化性樹脂及び活性光線硬化樹脂等を含む。
耐久性という観点から、保護層は、活性光線硬化樹脂を含むことが好ましい。
なお、本発明において、「活性光線硬化樹脂」とは、活性光線硬化性樹脂に対して活性光線を照射し、活性光線硬化性樹脂を硬化させたものを意味する。
また、本発明において、「活性光線」とは、活性光線硬化性樹脂に対して化学的に作用させて重合を促進せしめる放射線を意味し、具体的には、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、β線、γ線等を意味する。
例えば、アクリロイル基、ビニル基、アリル基及びイソプロペニル基等のラジカル重合性不飽和基を有する重合性モノマー、重合性オリゴマー、重合性プレポリマー等を使用することができる。
なお、本発明において、「オリゴマー」とは、重量平均分子量(Mw)が1,000より大きく、10,000以下の重合体を、「プレポリマー」とは10,000より大きく、30,000以下の重合体を指す。
また、本発明において、「重量平均分子量(Mw)」は、ポリスチレンを標準物質としてゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定した値を意味し、JIS−K−7252−1(2008年発行)に準拠した方法で測定することができる。
また、これらのメタクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエートを使用することもできる。
より具体的には、
(1)2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、グリセロールアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルオキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルオキシヘキサノリドアクリレート、1,3−ジオキサンアルコールのε−カプロラクトン付加物のアクリレート、1,3−ジオキソランアクリレート等の単官能アクリレート、
(2)エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングルコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ハイドロキノンジアクリレート、レゾルシンジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのジアクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートのジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラクトン付加物のジアクリレート、2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジオキサンジアクリレート、トリシクロデカンジメチロールアクリレート、トリシクロデカンジメチロールアクリレートのε−カプロラクトン付加物、1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテルのジアクリレート等の2官能アクリルレート、
(3)トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートのε−カプロラクトン付加物、ピロガロールトリアクリレート、プロピオン酸・ジペンタエリスリトールトリアクリレート、プロピオン酸・ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ヒドロキシピバリルアルデヒド変性ジメチロールプロパントリアクリレート等の多官能アクリレート等が挙げられる。
なお、本発明において、「平均粒子径」とは、体積平均粒子径を意味し、粒度分布・粒径分布測定装置(日機装(株)製、ナノトラック粒度分布測定装置)を用いて公知の方法により測定することができる。
ここで、活性光線として電子線を使用する場合、加速電圧は、使用する樹脂や層の厚みに応じて適宜変更することが好ましいが、100kV以上、300kV以下であることが好ましい。
また、照射線量は、活性光線硬化性樹脂の架橋密度が飽和する量が好ましく、具体的には、100kGy以上、300kGy以下であることが好ましく、100kGy以上、200kGy以下であることが好ましい。
電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を使用することができる。
また、活性光線として紫外線を使用する場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が使用される。
接着層は、保護層転写シートの最外層として設けられる層である。
本発明において、接着層は、ポリオレフィン系樹脂及び(メタ)アクリル系樹脂を含むことを特徴とする。接着層が、ポリオレフィン系樹脂及び(メタ)アクリル系樹脂を含むことにより、転写層の被転写体に対する接着性及び転写性を向上することができる。
また、上記樹脂を(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のよりグラフト変性させた酸変性ポリオレフィン系樹脂を使用することもできる。
転写層の被転写体に対する接着力向上という観点からは、酸変性ポリオレフィン系樹脂が好ましい。
接着層は、上記したポリオレフィン系樹脂を2種以上含んでいてもよい。
ポリオレフィン系モノマーの構成割合を上記数値範囲とすることにより、転写層の被転写体に対する接着性および転写性を向上することができる。
なお、接着層は、上記した(メタ)アクリル系樹脂を2種以上含んでいてもよい。
(メタ)アクリル系樹脂のガラス転移温度(Tg)を上記数値範囲とすることにより、転写層の転写性及び保護層転写シートの耐ブロッキング性を向上させることができる。
本発明において、ガラス転移温度(Tg)の測定は、JIS−K−7121に準拠して示差走査熱量測定により求めることができる。
ワックス材としては、例えば、ポリエチレンワックス、カルナウバワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、シリコーンワックス、キャンデリラワックス、鯨ロウ、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、一部変性ワックス等が挙げられる。耐ブロッキング性という観点から、上記ワックス材の中でも、ポリエチレンワックスが好ましい。
なお、接着層は、上記ワックス材を2種以上含んでいてもよい。
一実施形態において、本発明の保護層転写シートは、基材と転写層との間に、離型層を備える。保護層転写シートが離型層を備えることにより、転写層の転写性を向上させることができる。なお、離型層は、熱転写時に基材側に留まる層である。
上記した材料の中でもシリコーン系樹脂が特に好ましい。
一実施形態において、本発明の保護層転写シートは、基材と保護層との間に、剥離層を備える。保護層転写シートが剥離層を備えることにより、転写層の転写性を向上させることができる。また、剥離層は、転写層を構成する層であり、熱転写時に基材から剥離し、転写される。
なお、保護層転写シートが、離型層を備える場合、剥離層は、離型層と保護層との間に設けられる。
ワックスとしては、例えば、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等が挙げられる。これらの中でも、ポリエチレンワックスが特に好ましい。
一実施形態において、本発明の保護層転写シートは、転写層が設けられた基材の面と反対の面に、背面層を備える。保護層転写シートが背面層を備えることにより、転写時の加熱によるスティッキングやシワ等の発生を防止することができる。
イソシアネート化合物としては、特に制限なく従来公知のイソシアネート化合物を使用できるが、その中でも、芳香族系イソシアネートのアダクト体を使用することが望ましい。芳香族系ポリイソシアネートとしては、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、又は、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、trans−シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェートが挙げられ、特に2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、又は、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物が好ましい。
有機微粒子としては、(メタ)アクリル系樹脂、テフロン(登録商標)樹脂、シリコーン系樹脂、ラウロイル系樹脂、フェノール系樹脂、アセタール系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂等からなる有機樹脂微粒子、又はこれらを架橋材と反応させた架橋樹脂微粒子等が挙げられる。
一実施形態において、本発明の保護層転写シートは、任意の層間にプライマー層を備えていてもよい。例えば、このプライマー層は、基材と離型層との間、保護層と接着層との間等に設けることができる。保護層転写シートが、プライマー層を備えることにより、任意の層間の接着力を向上させることができる。
本発明の保護層転写シートと被転写体とのセットは、被転写体上に転写された転写層の被転写体に対する接着力が、0.7N/mm以上であることを特徴とする。接着力を上記数値範囲とすることにより、被転写体に対する転写層の接着性及び転写性を良好なものとしつつ、保護層転写シートの耐ブロッキング性についても良好なものとすることができる。
また、接着力は、0.75N/mm以上であることがより好ましい。
また、一実施形態においては、接着力は、1.0N/mm以下であることが好ましく、0.9N/mm以下であることがより好ましい。
本発明において、接着力の測定方法を、図4〜7を参酌しながら説明する。
図4は、サンプルを固定したエアシリンダのエアシリンダロッド駆動前の状態を示す正面図であり、図5は、その側面図である。また、図6は、サンプルを固定したエアシリンダのエアシリンダロッド駆動後の状態を示す正面図であり、図7は、その側面図である。
まず、転写層を被転写体上に転写し、常温(25℃)、常湿(50%)において、1時間放置した後、これを長さ90mm×幅60mmのサンプル20とする。
次いで、サンプル固定器具23を接合したエアシリンダロッド22を備えるエアシリンダ21(SMC(株)製、MGPM20−50)を準備する。
上記サンプル20を、転写層側の面が上となるよう、サンプル固定器具23上に固定し、エアシリンダロッド21を引き出す。
なお、図4〜7に示すようにサンプル20の固定は、エアシリンダロッド駆動方向に対して垂直方向に行う。
固定したサンプル20に、長さ200mm×幅24mmのセロテープ24(ニチバン(株)製、NO.405−1P)を圧着する。
セロテープ24の一端は、サンプル固定器具23に圧着し、他端は、サンプル20の端辺において90度に折り返し、サンプル固定器具23の上方であって、エアシリンダロッド駆動方向同一直線上に設置したデジタルフォースゲージ25(日本電産シンポ(株)製、FGP−50)に巻き付ける。
エアシリンダ21に流入するエアーをレギュレータが0.59MPaを示すように調整し、エアシリンダロッド22をヘッド方向へ駆動させ、サンプル20からセロテープ24を引き剥がし、フォースゲージ25が記録した最大値を剥離力とした。
なお、エアシリンダロッド22の駆動距離は、サンプル20の幅方向長さよりも長いものを使用する。
まず、被転写体の樹脂層と保護層転写シートの転写層とを重ね合わせ、次いで、ラミネーター(日本ジー・ビー・シー(株)製、型番GL835PRO)を使用してこれらをラミネートする。
なお、ラミネートは、上下のロール温度150℃、ラミネートスピード15.07mm/秒、ロールニップ幅1mmで行うものとする。
をラミネートする。
ラミネート後、保護層転写シートの基材を剥離することで、被転写体に転写層を転写することが出来る。
図8に示すように、被転写体30は、支持体31と、受容層32を少なくとも備える。また、一実施形態において、被転写体30は、支持体31上にクッション層33を備える。また、一実施形態において、被転写体30は、受容層32上に樹脂層34を備える。また、一実施形態において、被転写体30は、支持体31又はクッション層33上にバリア層35を備える。さらに、一実施形態において、被転写体30は、支持体31又はクッション層33上に絵柄層36を備える。
以下、被転写体を構成する各層について説明する。
支持体は、受容層を保持することができる程度の機械的強度、及び熱転写時に加えられる熱に耐えることができる程度の耐熱性を有していれば特に限定されることなく、従来公知のものを使用することができる。
支持体として、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート紙(RC原紙)、キャストコート紙、壁紙、裏打ち用紙、合成樹脂含浸紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙、セルロース繊維紙、セルロース紙の表裏をポリエチレンでコートした銀塩写真の印画用紙の支持体として使用されるレジンコート紙、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等から構成されるフィルムを使用することができる。
また、合成樹脂に白色顔料や、充填材を加えて成膜することにより得られる、内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム(多孔質フィルム)も使用できる。
このような積層合成紙は2層体でもよいが、支持体の風合いや質感を出すために、セルロース繊維紙(芯材として使用)の両面に合成紙、プラスチックフィルムや多孔質フィルムを貼合した3層体もしくは3層以上の積層体であってもよい。また、コート紙、レジンコート紙、プラスチックフィルム等の表面上に中空粒子を分散させた樹脂層(中空粒子層)を塗設し、断熱性を付与した積層体であってもよい。
受容層は、顔写真等の画像情報や、カードの種類、氏名、住所、生年月日、有効期限等の文字情報(以下、これらをまとめて個人情報という場合がある)が記録される層であり、画像情報や文字情報の他、画像情報の枠や文字情報以外の固定文字等のフォーマット印刷が施されていてもよい。
また、低いエネルギーで画像の濃淡を表現できると共に、画像耐久性を向上させることができるため、ポストキレート染料を使用することが好ましい。
離型材としてはポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系又はリン酸エステル系界面活性剤、シリコーンオイル、反応型シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、及び各種シリコーン樹脂等が挙げられ、これらの中でも、シリコーンオイルが好ましい。シリコーンオイルとしては油状のシリコーンオイルを用いることができるが、硬化型のシリコーンオイルが好ましい。硬化型シリコーンオイルとしては反応硬化型、光硬化型、及び触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型及び触媒硬化型のシリコーンオイルが特に好ましい。
また、一実施形態において、受容層は、フタル酸エステル化合物、セバシン酸エステル化合物、及びリン酸エステル化合物等の可塑材を含む。
一実施形態において、被転写体は、受容層上に、樹脂層を備える。被転写体が樹脂層を備えることにより、被転写体と、染料層を備える熱転写シートとの融着及び転写した色素の逆転写を防止することができる。
ポリエチレンの中でも、エチレンアクリル変性ポリエチレン、ウレタン変性ポリエチレン、パラフィン変性ポリエチレン、低分子量ポリエチレン(重量平均分子量400〜3000)がより好ましく、エチレンアクリル変性ポリエチレン及び低密度ポリエチレンが特に好ましい。
また、一実施形態において、樹脂層は、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス等のポリオレフィン系ワックスを含む。
一実施形態において、被転写体は、支持体上に、文字情報が形成される絵柄層を備える。また、一実施形態において、絵柄層は、着色剤及びバインダー樹脂を含む。
バインダー樹脂としては、(メタ)アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、アセタール系樹脂、及びポリカーボネート系樹脂等が挙げられ、これらの中でも、(メタ)アクリル系樹脂が好ましい。
一実施形態において、被転写体は、支持体上にクッション層を備える。被転写体がクッション層を備えることにより、受容層に形成する画像の品質をより良好なものとすることができる。
また、一実施形態において、クッション層は、上記した活性光線硬化性樹脂の硬化物である活性光線硬化樹脂を含む。クッション層が、活性光線硬化樹脂を含むことにより、被転写体の耐薬品性を向上させることができる。
さらに、一実施形態において、クッション層は、上記した重合開始剤を含む。
一実施形態において、被転写体は、支持体上にバリア層を備える。被転写体がクッション層を備える場合、バリア層は、クッション層上に設けられることが好ましい。
なお、本発明において、「水溶性樹脂」とは、1気圧下、25℃の水100質量部に、1質量部以上溶解する樹脂を意味する。
水溶性樹脂としては、例えば、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
厚さ25μmのPETフィルム上に、下記の組成からなるプライマー層形成用塗工液を、グラビアコート法により塗布した後、乾燥させ、厚さ0.5μmのプライマー層を形成させた。
(プライマー層形成用塗工液の組成)
・水系ポリウレタン系樹脂(固形分35%) 8質量部
(DIC(株)製、ハイドラン(登録商標)AP−40N)
・エポキシ系樹脂 0.3質量部
(DIC(株)製、ウォーターゾール(登録商標)WSA−950)
・水 10質量部
・溶剤 50質量部
(日本アルコール販売(株)製、ソルミックス(登録商標)A−11)
<離型層形成用塗工液の組成>
・シリコーンアクリル樹脂 67質量部
((株)ダイセル製、セルトップ(登録商標)226)
・硬化触媒 3質量部
((株)ダイセル製、セルトップ(登録商標)CAT−A)
・ポリエステル系樹脂 3質量部
(東洋紡(株)製、UR−3500)
・トルエン 100質量部
・メチルエチルケトン 200質量部
<保護層形成用塗工液の組成>
・多官能アクリレート 20質量部
(新中村化学工業(株)製、NKエステルA−9300)
・ウレタンアクリレート 20質量部
(新中村化学工業(株)製、NKオリゴマーEA1020)
・ウレタンアクリレート 10質量部
(新中村化学工業(株)製、NKエステルU−15HA)
・反応性バインダー(不飽和基含有) 5質量部
(新中村化学工業(株)製、NKポリマーC24T)
・フィラー(体積平均粒子径12nm) 40質量部
(日産化学工業(株)製、MEK−AC2140)
・界面活性剤(アクリル系界面活性剤) 0.1部
(楠本化学(株)製、LF−1984)
・トルエン 200質量部
・メチルエチルケトン 200質量部
<プライマー層形成用塗工液の組成>
・ポリエステル系樹脂 3.3質量部
(東洋紡(株)、バイロン(登録商標)200)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 2.7質量部
(日信化学工業(株)、ソルバイン(登録商標)CNL)
・ポリイソシアネート硬化剤 1.5質量部
(三井化学(株)製、タケネート(登録商標)D110N)
・トルエン 3.3質量部
・メチルエチルケトン 6.7質量部
<接着層形成用塗工液の組成>
・変性ポリオレフィン系樹脂 31.5質量部
(ユニチカ(株)製、アローベース(登録商標)SQ1221NQ)
・(メタ)アクリル系樹脂(Tg:76℃) 3.5質量部
(東亞合成(株)製、ジュリマー(登録商標)AT−613)
・水 36質量部
・イソプロピルアルコール 18質量部
接着層形成用塗工液の組成及び/又は接着層の厚さを表1に示した組成に変更した以外は、実施例1と同様にして、保護層転写シートを得た。
接着層形成用塗工液における(メタ)アクリル系樹脂を、東亞合成(株)製の(メタ)アクリル系樹脂(Tg:44℃)に変更した以外は、実施例1と同様にして、保護層転写シートを得た。
接着層形成用塗工液における(メタ)アクリル系樹脂を、ユニチカ(株)製の(メタ)アクリル系樹脂(Tg:28℃)に変更した以外は、実施例2と同様にして、保護層転写シートを得た。
<接着性評価>
下記条件で、実施例及び比較例により得られた保護層転写シートを用いて、下記のようにして作製した被転写体の樹脂層上へ転写層(保護層+プライマー層+接着層)を転写した。
具体的には、まず、被転写体の樹脂層と、保護層転写シートの転写層とを重ね合わせ、ラミネーター(日本ジー・ビー・シー(株)製、型番GL835PRO)を使用し、上下のロール温度150℃、ラミネートスピード15.07mm/秒、ロールニップ幅1mmの条件にて、ラミネートした。次いで、保護層転写シートの基材を剥離し、被転写体の樹脂層上に転写層を転写した。
転写層と、樹脂層との接着力を以下の方法により測定し、その測定結果を表1にまとめた。
まず、転写層を転写した被転写体を、常温(25℃)、常湿(50%)環境下において、1時間放置した後、長さ90mm×幅60mmのサンプルにカットした。
次いで、固定器具を接合したエアシリンダロッドを備えるエアシリンダ(SMC(株)製、MGPM20−50)を準備し、サンプルを、転写層側の面が上となるよう、サンプル固定器具上に固定し、エアシリンダロッドを引き出した。
なお、被転写体の固定は、エアシリンダロッド駆動方向に対して垂直方向に行った。
固定したサンプルに、長さ200mm×幅24mmのセロテープ(ニチバン(株)製、NO.405−1P)を、圧着した。
なお、セロテープの一端をサンプル固定器具に圧着し、他端をサンプルの端辺において90度に折り返し、サンプル固定器具の上方であって、エアシリンダロッド駆動方向同一直線上に設置したデジタルフォースゲージ(日本電産シンポ(株)製、FGP−50)に巻き付けた。
エアシリンダに流入するエアーをレギュレータが0.59MPaを示すように調整し、エアシリンダが備えるエアシリンダロッドをヘッド方向へ駆動させ、サンプルからセロテープを引き剥がし、フォースゲージが記録した最大値を接着力とした。
なお、エアシリンダロッドの駆動距離は、80mmとした。
厚さ188μmの白色PETフィルムの一方の面に、グラビアコーターにより、下記組成のクッション層形成用塗工液を塗布し、乾燥させた後、水銀灯(300mJ/cm2)を用いて活性光線を照射し、硬化させ、厚さ10μmのクッション層を形成させた。
<クッション層形成用塗工液の組成>
・ウレタンアクリレートオリゴマー 50質量部
(新中村化学工業(株)製、NKオリゴUA−160TM)
・アクリル酸エステルポリマー 30質量部
(新中村化学工業(株)製、バナレジンGH−5270)
・ウレタンアクリレートオリゴマー 18質量部
(新中村化学工業(株)製、NKオリゴUA−1280T)
・重合開始剤 2質量部
(BASFジャパン社製、イルガキュア(登録商標)127)
・メチルエチルケトン 100質量部
<受容層形成用塗工液の組成>
・ポリビニルブチラール樹脂 6.0質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)BX−1)
・金属イオン含有化合物 4.0質量部
(Ni2+[C7H15COC(COOCH3)=C(CH3)O−]2)
・メチルエチルケトン 80質量部
・酢酸n−ブチル 10質量部
<樹脂層形成用塗工液の組成>
・ポリプロピレンワックスエマルジョン(30%固形分) 33質量部
(東邦化学工業(株)製、ハイテックE433N)
・水 67質量部
上記のように被転写体へ転写した保護層転写シートの転写性を、下記評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:未転写部の発生が、保護層転写シートの転写開始端部から0.5mm未満であった。
B:未転写部の発生が、保護層転写シートの転写開始端部から0.5mm以上、1.0mm未満であった。
NG:未転写部の発生が、保護層転写シートの転写開始端部から1.0mm以上であった。
上記のように作製した被転写体のクッション層のバリア層未形成部分上に、オフセット機を用いた平版オフセット印刷法により、UV硬化型オフセットインキ墨、藍、紅、黄(以上、DIC(株)製、ダイキュア(登録商標))を用いた4色印刷を、AMスクリーン網点の多色印刷(静物画)を施し、絵柄層を形成させた。
次いで、受容層上に、下記テストプリンター条件において、下記のようにして作製した熱転写シートを用い、イエロー、マゼンタ、シアンの染料からなる画像を印画した。
具体的には、まず、被転写体の樹脂層と、保護層転写シートの転写層とを重ね合わせ、ラミネーター(日本ジー・ビー・シー(株)製、型番GL835PRO)を使用し、上下のロール温度150℃、ラミネートスピード15.07mm/秒、ロールニップ幅1mmの条件にて、ラミネートした。次いで、保護層転写シートの基材を剥離し、被転写体の樹脂層上に転写層を転写した。
250サイクル毎に表面の状態を目視にて観察し、下記基準に基づいて、評価した(摩耗輪:CS−10F、荷重:500gf)。また、250サイクル毎に摩耗輪を研磨した。評価結果を表1にまとめた。
A:3000サイクル実施後の画像が良好であった。
B:2000サイクル実施後の画像が良好であったが、3000サイクル実施後の画像は良好ではなかった。
NG:2000サイクル実施後の画像が良好ではなかった。
基材として厚さ6μmの易接着処理済みPETフィルム上に、下記組成の耐熱滑性層用塗工液を塗布、乾燥し、基材の一方の面に乾燥時の厚さが1μmの耐熱滑性層を形成した。
次いで、基材の他方の面に、イエロー染料層用塗工液、マゼンタ染料層用塗工液、シアン染料層用塗工液をそれぞれ乾燥時の厚さが1.1μmとなるように面順次塗布、乾燥し、染料層を形成し、熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液>
・ポリビニルブチラール樹脂 2.0質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)BX−1)
・ポリイソシアネート硬化剤 9.2質量部
(DIC(株)製、バーノック(登録商標)D750)
・リン酸エステル 1.3質量部
(第一工業製薬(株)製、プライサーフ(登録商標)A208S)
・タルク 0.3質量部
(日本タルク工業(株)製、ミクロエース(登録商標)P−3)
・メチルエチルケトン 43.6質量部
・トルエン 43.6質量部
<イエロー染料層用塗工液>
・下記の化学式で表される色素Y−1 3.0質量部
・ポリビニルブチラール 5.5質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)KS−5)
・エポキシ変性アクリル樹脂 1.0質量部
(東亞合成(株)製、レゼタGP−305)
・ウレタン変性シリコーンオイル 0.5質量部
(大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP2105)
・メチルエチルケトン80質量部
・トルエン10質量部
・下記の化学式で表される色素M−1 3.0質量部
・ポリビニルブチラール 5.5質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)KS−5)
・エポキシ変性アクリル樹脂 1.0質量部
(東亞合成(株)製、レゼタGP−305)
・ウレタン変性シリコーンオイル 0.5質量部
(大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP2105)
・メチルエチルケトン 80質量部
・トルエン 10質量部
・下記の化学式で表される色素C−1 3.0質量部
・ポリビニルブチラール 5.5質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)KS−5)
・エポキシ変性アクリル樹脂 1.0質量部
(東亞合成(株)製、レゼタGP−305)
・ウレタン変性シリコーンオイル 0.5質量部
(大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP2105)
・メチルエチルケトン 80質量部
・トルエン 10質量部
・サーマルヘッド:KEE−57−12GAN2−STA(京セラ(株)製)
・印画電圧:25.5(V)
・発熱体平均抵抗値:5545(Ω)
・主走査方向印字密度:300(dpi)
・副走査方向印字密度:300(dpi)
・ライン周期:2(msec./line)
・印字開始温度:30(℃)
上記実施例及び比較例において作製した保護層転写シートを5cm×5cmの大きさにカットしたサンプルを2枚ずつ作製した。
この2枚のサンプルを、一方の接着層と、他方の基材とが接するように重ね合わせた。次いで、重ね合わせたサンプルを1.47MPaの荷重をかけながら、オーブンで45℃、85%RHの環境下、48時間加熱した。加熱後、2枚のサンプルを手で剥がし、下記基準に基づいて、評価した。
(評価基準)
A:サンプル同士を容易に剥がすことができた。
B:サンプル同士を剥がすことができたが、若干抵抗が生じた。
C:サンプル同士が強固に接着しており、サンプル同士を剥がすのが困難であった(剥離できなかった場合を含む)。
11:基材
12:保護層
13:接着層
14:転写層
15:離型層
16:剥離層
17:背面層
18:プライマー層
20:サンプル
21:エアシリンダ
22:エアシリンダロッド
23:サンプル固定器具
24:セロテープ
25:デジタルフォースゲージ
30:被転写体
31:支持体
32:受容層
33:クッション層
34:樹脂層
35:バリア層
36:絵柄層
Claims (7)
- 基材と、前記基材上の、保護層及び接着層を備える転写層と、を備え、
前記接着層が、ポリオレフィン系樹脂及び(メタ)アクリル系樹脂を含むことを特徴とする、保護層転写シート。 - 前記接着層における前記ポリオレフィン系樹脂と前記(メタ)アクリル系樹脂との含有量比(ポリオレフィン系樹脂/(メタ)アクリル系樹脂)が、質量基準で、9/1以上、6/4以下である、請求項1に記載の保護層転写シート。
- 前記(メタ)アクリル系樹脂のガラス転移温度が、40℃以上、100℃以下である、請求項1又は2に記載の保護層転写シート。
- 前記接着層の厚さが、0.3μm以上、5.0μm以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の保護層転写シート。
- 前記基材と前記保護層との間に、離型層および剥離層の少なくともいずれか一方をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の保護層転写シート。
- 前記保護層と前記接着層との間に、プライマー層をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の保護層転写シート。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の保護層転写シートと、被転写体とのセットであって、
前記被転写体上に転写された前記保護層転写シートが備える転写層の前記被転写体に対する接着力が、0.7N/mm以上であることを特徴とする、セット。
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