JP2018194691A - レンズ鏡筒、光学機器およびレンズ鏡筒の製造方法 - Google Patents

レンズ鏡筒、光学機器およびレンズ鏡筒の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズの相対倒れを抑制しつつ、ピント調整されたレンズ鏡筒、光学機器およびレンズ鏡筒の製造方法を提供すること。【解決手段】地板と、第1のレンズを保持する第1の保持部材と、第2のレンズを保持し、第1のレンズに対して光軸に沿って相対的に移動可能な第2の保持部材と、を有し、第1の保持部材は、第2のレンズに対する第1のレンズの光軸に直交する方向の位置、および第2のレンズに対する地板の光軸方向の位置の少なくとも一方が調整された後、接着剤を介して地板に固定される。【選択図】図11

Description

本発明は、レンズ鏡筒、光学機器およびレンズ鏡筒の製造方法に関する。
従来、レンズ鏡筒内のレンズを調整するための技術が提案されている。特許文献1では、第1のレンズホルダーに固定される第1のレンズと、第2のレンズホルダーに固定され、光学記録媒体に対向する対向面を有する第2のレンズとから構成される2群レンズを有する光学ピックアップ用対物レンズの調整方法を開示している。特許文献1では、第1のレンズホルダーと第2のレンズホルダーと、を光軸に略垂直な接触面において接触させ、接触面に垂直な軸を中心として回転させて第1のレンズと第2のレンズ間の相対的な傾きを調整する。また、第1のレンズホルダーに対して第2のレンズホルダーを接触面内にて相対的に平行移動させることにより第1のレンズと第2のレンズの偏芯を調整する。特許文献2では、第1レンズ群を保持する第1レンズ枠の傾きを調整する機構と、第2レンズ群を保持する第2レンズ枠と、を備え、第2レンズ枠は第2レンズ群の光軸方向へ移動可能であり、第1および第2レンズ枠は当接可能であるレンズ鏡筒を開示している。
特許第3462997号公報 特開2012−145873号公報
近年、移動環に保持したレンズと、移動環を保持するベースに固定したレンズが平行になるようにレンズの倒れを抑制することが困難であるという問題が生じている。特許文献1の方法では、倒れ調整と偏芯調整は可能であるが、2つのレンズ間隔の調整をするためには調整機構を鏡筒内部に設ける必要があり、結果として鏡筒が大型化してしまう。また、特許文献2のレンズ鏡筒は、傾き調整機構を有するため、大型化し、重量も増してしまう。
本発明は、レンズの相対倒れを抑制しつつ、ピント調整されたレンズ鏡筒、光学機器およびレンズ鏡筒の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、地板と、第1のレンズを保持する第1の保持部材と、第2のレンズを保持し、前記第1のレンズに対して光軸に沿って相対的に移動可能な第2の保持部材と、を有し、前記第1の保持部材は、前記第2のレンズに対する前記第1のレンズの前記光軸に直交する方向の位置、および前記第2のレンズに対する前記地板の光軸方向の位置の少なくとも一方が調整された後、接着剤を介して前記地板に固定されることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのレンズ鏡筒の製造方法は、地板と、第1のレンズを保持する第1の保持部材と、第2のレンズを保持し、前記第1のレンズに対して光軸に沿って相対的に移動可能な第2の保持部材と、を有するレンズ鏡筒の製造方法であって、前記第2の保持部材を前記光軸に沿って移動可能に前記地板に取り付けるステップと、前記第1の保持部材を前記第2のレンズで保持した状態で、前記第2のレンズに対する前記第1のレンズの前記光軸に直交する方向の位置、および前記第2のレンズに対する前記地板の光軸方向の位置の少なくとも一方を調整するステップと、接着剤を介して前記第1の保持部材を前記地板に固定するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズの相対倒れを抑制しつつ、ピント調整されたレンズ鏡筒を提供することができる。
本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒を備える撮像装置の概略図である。 レンズ鏡筒の分解斜視図である。 望遠撮影状態のレンズ鏡筒の断面図である。 広角撮影状態のレンズ鏡筒の断面図である。 沈胴状態のレンズ鏡筒の断面図である。 被写体側から見た場合のフォーカスレンズユニットの分解斜視図である。 像面側から見た場合のフォーカスレンズユニットの分解斜視図である。 フォーカスレンズユニットの斜視図である。 フォーカスレンズユニットの正面図である。 フォーカスレンズユニットの上面図である。 光学調整時のフォーカスレンズユニットの断面図である。 フォーカスレンズユニットの背面図である。 フォーカスモータが3群筒に組み込まれる前の状態を示す図である。 フォーカスモータが3群筒に組み込まれた状態を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒LBを備える撮像装置IAの概略図である。レンズ鏡筒LBは、撮像光学系IOSを保持する。カメラ本体CBは、撮像素子IEを保持する。レンズ鏡筒LBは、カメラ本体CBと一体的に構成されていてもよいし、カメラ本体CBに着脱可能に取り付けられるように構成されていてもよい。また、レンズ鏡筒LBが撮像素子IEを保持していてもよい。
本発明は、カメラ本体に着脱可能に取り付けられるレンズ鏡筒やレンズ一体型カメラだけでなく、ビデオカメラや監視カメラ等の撮影装置、双眼鏡等の観察装置、および液晶プロジェクタ等の画像投射装置等の光学機器にも適用することができる。
図2は、レンズ鏡筒LBの分解斜視図である。図3は、望遠撮影状態のレンズ鏡筒LBの断面図である。図4は、広角撮影状態のレンズ鏡筒LBの断面図である。図5は、沈胴状態のレンズ鏡筒LBの断面図である。
本実施形態のレンズ鏡筒LBは、1群レンズ1、2群レンズ2、3群レンズ3、4群レンズ4、5群レンズ5、光学フィルタ6、撮像素子7、および絞りユニット8を備える。各レンズ群が図5の収納位置から図4のワイド撮影可能位置まで移動することで、レンズ鏡筒LBは撮影可能状態になる。また、各レンズ群が図3のテレ撮影可能位置と図4のワイド撮影可能位置との間を撮像光学系の光軸に沿って移動することで、撮影倍率を変更することができる。
1群レンズ保持枠10は、1群レンズ1を接着剤により固定している。接着剤は、化粧板によって隠される。1群レンズ保持枠10の像面側の端部には内向きにフォロアピンが設けられている。
絞りユニット8は、絞り羽根、羽根駆動リング、および絞りモータで構成される絞り機構を保持している。絞りユニット8の像面側には像面側に突出した3本の脚が設けられており、各脚の先端には外周側(径方向外側)に突出したフォロアピンが設けられている。
2群レンズ保持枠20は、2群レンズ2、2群レンズ2を光軸に直交する面内で移動させる光学手ぶれ補正機構、およびシャッター機構を保持している。2群レンズ保持枠20の像面側には像面側に突出した3本の脚が設けられており、各脚の先端には外周側(径方向外側)に突出したフォロアピンが設けられている。
5群レンズ保持枠50は、5群レンズ5を固定している。5群レンズ保持枠50の外周には、径方向外側に突出した3本のフォロアピンが設けられている。遮光板55は、5群レンズ保持枠50の外側と固定筒72の内周を塞いでおり、外周には径方向外側に突出した3本のフォロアピンが設けられている。
撮像素子7は、撮像素子保持枠71に保持され、撮像光学系により結像された被写体像を光電変換し、画像信号として出力する。撮像素子保持枠71には、固定筒72とカバー筒73が固定されている。
固定筒72の外側には、駆動環74が固定筒72に対して回転可能に保持されている。駆動環74の外周には不図示の歯車が設けられており、不図示の減速機構を介してズームモータ79によって回転駆動される。固定筒72の内周には、移動カム環75が配置されている。移動カム環75の外周には、不図示の3本のフォロアピンが120°等分に設けられており、また不図示の3本の駆動キーが120°等分に設けられている。フォロアピンは、固定筒72の内周に設けられているカム溝72Aに係合する。駆動キーは、固定筒72に設けられている貫通カム溝72Bを挿通して、駆動環74の内周に光軸に沿って設けられている不図示の駆動溝に係合する。駆動環74がズームモータ79によって回転すると、駆動溝を介して移動カム環75に回転トルクが伝達され、移動カム環75はカム溝72Aの軌跡に従って回転しながら光軸に沿って移動する。
移動カム環75の外周と固定筒72の内周との間には、カムカバー筒78が配置されている。カムカバー筒78は、移動カム環75にスナップフィットで固定されている。移動カム環75の内周には、直進案内筒76が配置されている。直進案内筒76の被写体側の端部には、外周方向に沿ってフランジ部が設けられている。フランジ部の像面側の面は、移動カム環75の被写体側の端面に接している。直進案内筒76の像面側の端部には、直進案内板77が直進案内筒76にスナップフィットで固定されている。直進案内板77は、平板形状で、被写体側の面は移動カム環75の像面側の端面に接している。
直進案内板77の外周には、複数の不図示の直進キーが外周側に延出して設けられており、固定筒72の内周に設けられている直進溝72Cに係合することで、直進案内板77の回転を規制する。したがって、駆動環74がズームモータ79によって回転すると、直進案内筒76および直進案内板77は、回転せずに移動カム環75とともに光軸に沿って移動する。
移動カム環75の外周には不図示の3本のカム溝が120°等分に設けられており、内周には不図示の3本の第1のカム溝、3本の第2のカム溝、および3本の第3のカム溝がそれぞれ120°等分に設けられている。外周に設けられているカム溝は、1群レンズ保持枠10のフォロアピンに係合する。第1のカム溝は絞りユニット8のフォロアピンに係合し、第2のカム溝は2群レンズ保持枠20のフォロアピンに係合し、第3のカム溝は後述する3群筒30のフォロアピンに係合する。
直進案内筒76に設けられたフランジ部の外周には、直進キーが設けられており、1群レンズ保持枠10の内周に設けられている直進溝に係合することで、1群レンズ保持枠10の回転を規制する。直進案内筒76の筒本体部には、3本の第1の直進貫通溝と3本の第2の直進貫通溝がそれぞれ120°等分に設けられている。第1の直進貫通溝は、光軸と第1の直進貫通溝の中心とを結ぶ線に平行な壁によって構成され、絞りユニット8のフォロアピン根元部に設けられた直進案内部に係合し、絞りユニット8の回転を規制する。また、第1の直進貫通溝は、2群レンズ保持枠20のフォロアピン根元部に設けられた直進案内部に係合することで、2群レンズ保持枠20の回転を規制する。第2の直進貫通溝は、光軸と第2の直進貫通溝の中心とを結ぶ線に平行な壁によって構成され、3群筒30のフォロアピン30A根元部に設けられた直進案内部30Bに係合することで、3群筒30の回転を規制する。
駆動環74の内周には、3本の第1のカム溝と3本の第2のカム溝が120°等分に設けられている。
第1のカム溝は、5群レンズ保持枠50のフォロアピンにカム係合する。第2のカム溝は、遮光板55のフォロアピンにカム係合する。
固定筒72には、3本の貫通直進溝が120°等分に設けられている。固定筒72の内周には、5群レンズ保持枠50および遮光板55が設けられている。5群レンズ保持枠50の外周に設けられているフォロアピンの根元の直進案内部が固定筒72の貫通直進溝に係合することで、5群レンズ保持枠50の回転が規制される。遮光板55の外周にはフォロアピンが設けられ、フォロアピン根元の直進案内部が固定筒72に設けられた直進溝に係合することで、遮光板55の回転が規制される。
以下、図6から図12を参照して、3群レンズ3および4群レンズ4を備えるフォーカスレンズユニット300の構成について説明する。図6は、被写体側から見た場合のフォーカスレンズユニット300の分解斜視図である。図7は、像面側から見た場合のフォーカスレンズユニット300の分解斜視図である。図8は、フォーカスレンズユニット300の斜視図である。図9は、フォーカスレンズユニット300の正面図である。図10は、フォーカスレンズユニット300の上面図である。図11は、光学調整時のフォーカスレンズユニット300の断面図である。図12は、フォーカスレンズユニット300の背面図である。
第1の保持部材としての3群レンズホルダー31は3群レンズ3を保持し、4群レンズホルダー40は4群レンズ4を保持している。3群レンズホルダー31は、接着剤35を介して3群筒(地板)30に固定されている。3群筒30は、駆動力を供給するフォーカスモータ33、および4群レンズホルダー40を光軸に沿って移動可能に支持するガイド軸32を固定している。フォーカスモータ33には、板金部材が一体に取り付けられている。板金部材の先端には、フランジ部(メカストッパ)33Aが設けられている。フランジ部33Aとフォーカスモータ33との間には、スクリュー部33Cが設けられている。スクリュー部33Cは、不図示の回路からの通電により回転する。ガイド軸32は、保持部材としての4群レンズホルダー40のスリーブ部40A,40Bと嵌合し、4群レンズホルダー40を直進案内する。4群レンズホルダー40には、ラック(当接部材)42が取り付けられている。ラック42は、スクリュー部33Cに螺合し、スプリング43によって光軸方向および径方向へ片寄せされている。4群レンズホルダー40は、合焦時にフォーカスモータ33の駆動によって、3群筒30に対して光軸に沿って移動することで、被写体像を撮像素子7の結像面に合焦させる。
3群筒30の像面側には、像面側に突出した3本の脚30Cが設けられている。脚30Cの先端には、外周に突出したフォロアピン30Aが設けられている。フォロアピン30Aの根元部に設けられた直進案内部30Bは、前述したように、直進案内筒76に設けられた第2の直進貫通溝を挿通することで、3群筒30の回転を規制している。
以上説明したように、本実施形態では、ズームモータ79が駆動すると、駆動環74が回転し、その回転に伴って移動カム環75が回転しながら光軸に沿って移動する。直進案内板77および直進案内筒76は、回転せずに移動カム環75とともに光軸に沿って移動する。また、1群レンズ保持枠10、絞りユニット8、2群レンズ保持枠20、3群筒30、5群レンズ保持枠50、および遮光板55はそれぞれ、回転せずにそれぞれのカム溝の軌跡に従って光軸に沿って移動する。
以下、フォーカスレンズユニット300の光学調整について説明する。図6および図7の状態において、まず、3群レンズ3および4群レンズ4はそれぞれ、3群レンズホルダー31および4群レンズホルダー40に圧入固定された後、接着される。なお、接着でなくて熱加締めや溶着などで固定されてもよい。次に、ガイド軸32は、4群レンズホルダー40のスリーブ部40A、40Bに軸支され、同時に3群筒30の軸受部30E,30Fに圧入固定される。また、同時に4群レンズホルダー40のキー40Cは、3群筒30の溝30Dの間に嵌められる。キー40Cが溝30Dに嵌められることで、3群筒30および4群レンズホルダー40は、ガイド軸32を中心とした相対回転を規制される。
したがって、図9において、4群レンズホルダー40および3群筒30は、紙面に平行な方向では、ガイド軸32により位置が固定され、紙面に垂直な方向、すなわち光軸方向では、移動することができる。4群レンズホルダー40は、4群レンズホルダー40のスリーブ部40Aが3群筒30の軸受部30Eに衝突する状態Xと4群レンズホルダー40のスリーブ部40Bが3群筒30の軸受部30Fに衝突する状態Yとの間で光軸に沿って移動することができる。
その後、図11に示されるように、4群レンズ4の被写体側に設けられた平面部4Aを3群レンズホルダー31に設けられた平面部31Aに当接させる。平面部4Aと平面部31Aを当接させた状態、具体的には、4群レンズ4が3群レンズホルダー31を保持した状態では、3群レンズ3と4群レンズ4の倒れはこれらの部材の間に配置されている3群レンズホルダー31の製造誤差の範囲で一定となる。また、この状態において、3群レンズ3と4群レンズ4の光学偏芯調整が行われる。さらに、ガイド軸32により光軸に垂直な方向の位置が決まっている3群筒30の4群レンズ4に対する光軸方向の位置が調整される。3群筒30の光軸方向の位置を調整することは、3群筒30がカム軌跡に従って移動する場合の3群レンズホルダー31の光軸方向の位置を調整したことになる。そのため、この調整でピント調整が行われる。
調整後、3群レンズホルダー31は、3群筒30に接触していない状態(空中に浮かせた状態)で図9に示される領域35A,35B,35Cに接着剤35を充填後、固体化させることで3群筒30に固定される。本実施形態では、接着剤35として、非接触の2つの物体を固定するための液体またはゲル状のUV照射にて固体化し硬化する接着剤が使用される。
3群筒30と3群レンズホルダー31との接着後、4群レンズ4と3群レンズホルダー31が非接触となるように両者の光軸方向における相対位置関係を変化させる。このとき、ラック42およびスプリング43を4群レンズホルダー40に組み込んでおく。その後、図13に示されるように、スクリュー部33Cにラック42を噛み合わせながらフォーカスモータ33をA方向に沿って移動させ、フォーカスモータ33の鍵部33Bを3群筒30の圧入部30Hに挟み込まれた状態で圧入固定する。同時に、鍵部33Bは、図11に示される半円形状部30Gに挟み込まれた状態で圧入固定される。図14は、フォーカスモータ33が3群筒30に組み込まれた状態を示している。
その後、図10のハッチングされている領域35D,35Eに接着剤35を充填後、固体化させることで、フォーカスモータ33に取り付けられている板金部材から伸びている腕33D,33Eを3群筒30の窪み部とともに接着する。フォーカスモータ33を接着固定することにより、フォーカスモータ33を固定するビスを廃止できるため、3群筒30の変形を防止することができる。結果として、3群筒30の変形によりレンズの向きが変わることを防止することができる。
図10に示されるように、ラック42のストッパー面42Aはフォーカスモータ33のフランジ部33Aの内周に接触し、4群レンズホルダー40は被写体側に移動できない状態Zになっている。そのため、4群レンズホルダー40の光軸方向の移動範囲が状態Zから状態Xまでに規制され、4群レンズ4は3群レンズホルダー31に接触しなくなる。そのため、4群レンズ4は、組立後、部品の衝突により傷つくことも、調整が狂うこともなくなる。
以上説明したように、4群レンズ4および3群レンズホルダー31を接触させた状態で、3群レンズホルダー31を3群筒30に空中接着を行うことで、3群レンズ3と4群レンズ4の相対倒れを抑制することができる。
また、3群筒30を浮かせた状態で3群レンズホルダー31と3群筒30との間の空間を接着剤35により埋め固めることで、簡易に調整できるとともに、調整機構を内部に搭載する必要がなくなるため、小型化に有利である。
また、調整接着後、4群レンズ4が3群レンズホルダー31に接触することを防止した状態で、4群レンズホルダー40はガイド軸32を介して光軸に沿って移動することができる。
なお、本実施形態では、3群レンズホルダー31を4群レンズ4の上に載せて調整したが、本発明はこれに限定されない。例えば、3群レンズホルダー31を設けることなく、3群レンズ3を4群レンズ4の上に載せて調節してもよい。
また、本実施形態では、4群レンズ4は、ガイド軸32により光軸に沿って移動するが、他の群と同様にフォロアピンでカム溝によって光軸に沿って移動するように構成してもよい。
また、調整時に3群レンズホルダー31を受けるのは4群レンズ4でなく、4群レンズホルダー40が3群レンズホルダー31を持ち上げてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
3 3群レンズ(第1のレンズ)
4 4群レンズ(第2のレンズ)
30 3群筒(地板)
31 3群レンズホルダー(第1の保持部材)
35 接着剤
40 4群レンズホルダー(第2の保持部材)

Claims (8)

  1. 地板と、
    第1のレンズを保持する第1の保持部材と、
    第2のレンズを保持し、前記第1のレンズに対して光軸に沿って相対的に移動可能な第2の保持部材と、を有し、
    前記第1の保持部材は、前記第2のレンズが前記第1の保持部材を保持した状態で、前記第2のレンズに対する前記第1のレンズの前記光軸に直交する方向の位置、および前記第2のレンズに対する前記地板の光軸方向の位置の少なくとも一方が調整された後、接着剤を介して前記地板に固定されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第2の保持部材に取り付けられ、前記第2のレンズが前記第1の保持部材に接触する前に、前記地板に取り付けられたメカストッパに当接する当接部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. メカストッパおよび前記当接部材は、前記第1の保持部材が前記接着剤を介して前記地板に固定された後、取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第2の保持部材を駆動させるための駆動力を供給するモータを更に有し、
    前記メカストッパは、前記モータに取り付けられた板金であることを特徴とする請求項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記メカストッパは、接着剤を介して前記地板に固定されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記地板に固定され、前記第2の保持部材を前記光軸に沿って移動可能に支持するガイド軸を更に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
  8. 地板と、第1のレンズを保持する第1の保持部材と、第2のレンズを保持し、前記第1のレンズに対して光軸に沿って相対的に移動可能な第2の保持部材と、を有するレンズ鏡筒の製造方法であって、
    前記第2の保持部材を前記光軸に沿って移動可能に前記地板に取り付けるステップと、
    前記第1の保持部材を前記第2のレンズで保持した状態で、前記第2のレンズに対する前記第1のレンズの前記光軸に直交する方向の位置、および前記第2のレンズに対する前記地板の光軸方向の位置の少なくとも一方を調整するステップと、
    接着剤を介して前記第1の保持部材を前記地板に固定するステップと、を有することを特徴とするレンズ鏡筒の製造方法。
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