JP2017203853A - レンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カムフォロアとカム溝を用いた駆動機構において、変局部でも滑らかな駆動ができるレンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器を提供する。【解決手段】 少なくとも1本のカム溝を有する第1の枠体と、前記第1の枠体に対して相対的に移動可能であって、前記カム溝に係合している少なくとも1つのカムフォロアを有する第2の枠体と、を備えたレンズ鏡筒であって、前記カムフォロアが所定の条件を満足する形状になっている。【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒に関し、特にカム溝とカムフォロアを有するものに関する。
従来、レンズやレンズの構成要素を光軸方向に動かす為に、カムフォロアとカム溝が用いられている。このカムフォロアとカム溝を用いた駆動機構として、特許文献1が開示されている。特許文献1ではカム溝は溝幅が異なる複数の領域を備え、カムフォロワは、複数の外径を有する形状で形成され、前記カム溝の複数の領域毎に異なる部位でカム溝の内側面に接触するように構成されている。
特開2008−217000号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された駆動機構で手動のレンズ駆動機構を採用した場合は、溝幅が異なるカム溝の領域に遷移する変局部のガタツキやトルクの変化をより敏感に感じる為、操作味の低下となる。
本発明は、カムフォロアとカム溝を用いた駆動機構において、変局部でも滑らかな駆動ができるレンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器を提供することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、
少なくとも1本のカム溝を有する第1の枠体と、
前記第1の枠体に対して相対的に移動可能であって、前記カム溝に係合している少なくとも1つのカムフォロアを有する第2の枠体と、を備えたレンズ鏡筒であって、
前記第2の枠体が前記第1の枠体に対して相対的に移動する方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交する第2の方向視において、前記カムフォロアの前記第1の方向の幅をDf1とし、前記カムフォロアの前記第1の方向と直交する方向の幅をDf2とするとき、
1.1<Df2/Df1<1.6
を満足することを特徴とする。
本発明によれば、カムフォロアとカム溝を用いた駆動機構において、変局部でも滑らかな駆動ができるレンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器を提供することができる。
本発明の実施例のカムフォロアを表した図。 実施例の交換レンズ(沈胴状態)の断面図。 実施例の交換レンズ(沈胴状態および繰出し状態)を示す外観側面図。 実施例の交換レンズにおける発光部の分解斜視図。 本発明の実施例である交換レンズ(繰出し状態)を含む撮像システムの構成を示す断面図。 本実施例のカム環展開図。 本実施例のジェットピンを表した図。 本実施例のメイン鏡筒を表した図。 本実施例の撮影位置のカム環とメイン鏡筒にジェットピンを重ねた図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図5には、本発明の実施例である光学機器としての交換レンズ200と該交換レンズ200が取り外し可能に装着される撮像装置としてのデジタルカメラ500とにより構成される撮像システムの構成を示している。
図5では、繰出し状態にある交換レンズ200の断面を示している。以下の説明において、図5に示す交換レンズ200(後述するレンズ鏡筒)の光軸AXLが延びる方向のうち左側を物体側または前側といい、右側を像側または後側という。また、図2には、沈胴状態にある交換レンズ200の断面を示している。さらに、図3(a),(b)にはそれぞれ、沈胴状態および繰出し状態にある交換レンズ200の外観を示している。
デジタルカメラ(以下、単にカメラという)500は、その内部に撮影光学系からの光を受光するCCDセンサまたはCMOSセンサ等の撮像素子600を備えている。カメラ500は、ミラーレスデジタルカメラであってもよいし、一眼レフデジタルカメラであってもよい。また、デジタルビデオカメラであってもよい。さらに、本実施例では、レンズ交換型撮像システムについて説明するが、レンズ一体型カメラ(光学機器)も本発明の実施例に含まれる。
交換レンズ200は、被写体の光学像(被写体像)を形成する撮影光学系を有する。本実施例の交換レンズ200は、被写体に近接しての撮影であるマクロ撮影が可能な単焦点マクロレンズである。また、交換レンズ200において、可動鏡筒ユニットAとベース鏡筒ユニットBとによってレンズ鏡筒が構成される。
撮影時には、後述するベース鏡筒ユニットBに対して可動鏡筒ユニットAが繰り出した繰出し状態となり、全体として先細り形状のレンズ鏡筒が形成される。一方、非撮影時には、ベース鏡筒ユニットBに対して可動鏡筒ユニットAが収納された(沈胴した)沈胴状態となり、撮像システムをコンパクトに持ち運ぶことが可能となる。
撮影光学系は、物体側から像側に順に、前端レンズ(第1レンズ)1aと、防振レンズ2と、前側中間レンズ1bと、絞りユニット34と、後側中間レンズ1cと、フォーカスレンズ3と、後端レンズ4とを含む。
5は前端レンズ1a、前側中間レンズ1bおよび後側中間レンズ1cを保持する第1保持枠である。防振レンズ2は、防振アクチュエータによって光軸AXLに直交する方向にシフトすることで手振れ補正を行う。防振アクチュエータは、シフト保持枠8aに設けられたマグネット8bと第1保持枠5に固定された防振ベース枠8cに設けられたコイル8dとにより構成される。
11は可動鏡筒ユニットAのベースとなるメイン保持枠である。第1保持枠5、絞りユニット34およびこれら第1保持枠5と絞りユニット34の外周を囲む前側鏡筒21は、メイン保持枠11にビスにより固定されている。前側鏡筒21、メイン保持枠11、第1保持枠5およびこれらに取り付けられたレンズ1a〜1c,2,3、絞りユニット34等によって可動鏡筒ユニットAが構成される。前側鏡筒21の最も物体側である前端部分には、後述する発光部とアクセサリ装着部とが設けられている。
10はフォーカスレンズ3を保持するフォーカス保持枠である。フォーカス保持枠10は、可動鏡筒ユニットAにおいてメイン保持枠11に設けられた案内機構および駆動機構によって光軸AXLが延びる方向である光軸方向に移動されて焦点調節を行う。絞りユニット34は、撮影光学系を通過して撮像素子600に到達する光量を調節する。
14はベース鏡筒ユニットBのベースとなる案内筒であり、その周方向3箇所には光軸方向に延びる案内溝部が形成されている。16はカム環であり、案内筒14に対して、バヨネット結合により光軸方向への移動が阻止されつつ案内筒14の外周において光軸回りで回転可能に取り付けられている。
カム環16には、可動鏡筒ユニットAをベース鏡筒ユニットBに対して繰出したり沈胴させたりするためのカム溝部が設けられており、メイン鏡筒11に設けられたカムフォロアがカム溝部と案内溝部とに係合している。このため、カム環16がユーザにより回転操作されると可動鏡筒ユニットAが光軸方向に移動する。なお、カム機構について、後ほど詳細に記述する。
31はレンズの駆動用ICやCPU等が実装されたメイン基板であり、案内筒14の後端に固定されている。
32はマウントであり、案内筒14にビスにより固定されている。マウント32は不図示の接点ブロックを有し、該接点ブロックとメイン基板31とが不図示の配線(FPC等)によって電気的に接続されている。
また、マウント32は、後端レンズ4を保持している。交換レンズ200は、マウント32におけるバヨネット結合によってカメラ500に装着される。カメラ500に装着された交換レンズ200は、接点ブロックを通してカメラ500との通信を行うことができるとともに、カメラ500から電源供給を受ける。カメラ500から供給された電源を用いて、交換レンズ200の絞りユニット34、防振アクチュエータおよび後述するフォーカスアクチュエータを動作させたり、発光部を点灯させたりすることができる。
29は外装リングであり、案内筒14の後側外周を覆う円筒部を有し、その内周側に設けられたフランジ部が案内筒14とマウント32とにより挟み込まれることで固定される。
19はマニュアルフォーカス(MF)リングであり、案内筒14の前側外周において光軸回りで回転可動に支持されている。MFリング19を回転させると、その回転を不図示のセンサが検出し、その回転量に応じて不図示のフォーカスモータが駆動してフォーカスレンズ3が移動する。これにより、マニュアルフォーカスが行われる。また、カメラ500からのAF制御信号に応じてフォーカスモータが駆動されることでもフォーカスレンズ3は移動する。これにより、オートフォーカス(AF)が行われる。
35は操作リングであり、カム環16にその外周面を覆うように取り付けられている。案内筒14、カム環16、マウント32、外装リング29、MFリング19および操作リング35等によりレンズ鏡筒において最も径方向(光軸に直交する方向)の外側に配置されたベース鏡筒ユニットBが構成される。外装リング29、MFリング19および操作リング35は、ベース鏡筒ユニットBにおいて最も径方向外側に配置された最外周部材である。
図3(a),(b)に示す36は照明スイッチであり、LED素子27を点灯させたり消灯したりするためにユーザによりオン/オフ操作される。
次に、前側鏡筒21の前端部分に設けられた発光部およびアクセサリ装着部の構成について、さらに図4を併せ用いて用いて説明する。
発光部において、リング状の拡散板22と、円弧状の2つのライトガイド23と、リング状のカバー板24とが物体側から順に配置され、さらに2つのライトガイド23のそれぞれにおける円弧方向一端には光源であるLED素子27が配置されている。各LED素子27は、その発光面がライトガイド23の円弧方向一端面に対向するように配置されている。2つのLED素子27は2つのライトガイド23とともにフレキシブルプリント配線板28上に実装され、LEDユニットを構成している。
拡散板22は、前側鏡筒21のリング状の前端部分に設けられた凹部21bに前側から組み付けられ、該凹部21bの底面(平面)に接着される。また、LEDユニットおよびカバー板24は、前側鏡筒21の前端部分に後側(裏側)から組み付けられ、2つのビス25によって前端部分に固定される。この際、2つのライトガイド23は2つのLED素子27とともに凹部21bの周方向2箇所に形成された円弧形状の穴部内に配置される。これにより、ライトガイド23の前面が拡散板22の後面に対向する。また、カバー板24の後側には、リング状のシート26が配置される。
さらに、発光部が配置された凹部21bの径方向内側の壁を形成するリング状の円筒部21dの内周面、つまりは発光部よりも径方向内側には、アクセサリ装着部として、雌ねじであるフィルタねじ21bが形成されている。円筒部21dの内周面の後端には、前側を向いたリング状の平面部21dが設けられている。
図5に示すように、平面部21dの内周に形成された円形開口からは、前述した第1保持枠5のうち前端レンズ1aを保持した部分が前側に突出する。これにより、フィルタねじ21bの内周に面し、かつ前側に向かって開口する凹形状の空間Sが形成される。この空間Sを利用して不図示の光学フィルタ(保護フィルタ等のアクセサリ)の外周面に形成された雄ねじが係合することで、前端レンズ1aを覆うように前側鏡筒21に光学フィルタが装着される。
このように本実施例では、前側鏡筒21(可動鏡筒ユニットA)における最も物体側の前端部分のうち前端レンズ1aよりも径方向外側に発光部が設けられている。また、前側鏡筒21の前端部分のうち前端レンズ1aよりも径方向外側であって発光部よりも径方向内側にはフィルタねじ21bが設けられている。
ここで、発光部とフィルタねじ21bは、前端レンズ1aの物体側の面頂点APに対して径方向に並ぶように配置されている。言い換えれば、フィルタねじ21bは、発光部の拡散板22の光出射面よりも像側(物体側とは反対側)の位置に設けられている。つまり、フィルタねじ21bが発光部より前側に突出した位置に設けられるのではなく、発光部とフィルタねじ21bとが光軸方向における同じ位置(領域)に設けられている。
これにより、フィルタねじが発光部より前側に突出した円筒部に設けられる場合に比べて、前端レンズ1aを被写体に近接させることができる。また、発光部から発せられた照明光が、フィルタねじ21bが設けられた円筒部21dによって遮られることもない。
次にカムフォロアとカム溝による繰出し機構について詳細に説明する。図1は本発明の実施例のカムフォロアを表した図であり、図6は本実施例のカム環展開図であり、図7は本実施例のジェットピン(移動部材)を表した図である。そして、図8は本実施例のメイン鏡筒を表した図である。
図8で示すように11aはカムフォロアで2つある。40はジェットピンであり、ラジアル方向にスライド可能にメイン鏡筒11の保持部11保持されている。また、光軸中心側からラジアル方向外側に向かって付勢する不図示のバネ(弾性部材)が配置されており、カム溝16dを付勢することにより、可動鏡筒ユニットAのガタツキを抑制している。本実施例における付勢手段とは、このジェットピン40及びバネの総称であり、弾性部材は軸部40bの周囲に設けられている。
2つのカムフォロア11aとジェットピン40は120度等分に配置されている。11cは直進ガイド部であり3箇所120度等分で配置されている。直進ガイド部11cは案内筒14の直進ガイド部と勘合することで、光軸回りの回転が規制され、光軸方向のみの可動できるようにガイドされる。11bは衝撃カムフォロアである。
カム環16に設けられたカム溝について説明する。カム溝16aはカムフォロア11aが係合し、カム溝16dはジェットピン40が係合している。これにより、カム環16を回すことにより、メイン鏡筒11を介して可動鏡筒ユニットAは、沈動状態から、撮影位置、マクロ位置へと状態を遷移させることができる。
ここで、沈胴位置は、全長を小さくして携帯性を向上し、撮影位置で撮影が可能となる。マクロ位置は、全体が繰出すことによって、撮影位置に比べてより近接撮影が可能となる。それぞれの位置は、ロックスイッチ37により、カム環16の回転が規制され、不用意に状態が切り変わらないようになっている。ロックスイッチ37を被写体側に押し上げながら、操作リング35を回すことで、状態切換えが可能となる。ロックスイッチ37は被写体側にバネ付勢されている為、各ポジション位置で被写体側に移動して、回転が規制される構成となっている。本実施例ではカム溝16aおよび16dを主カム溝とする。
16bは衝撃カム溝(副カム溝)である。衝撃カムフォロア11bと隙間を持って近接するように設定されている。衝撃カム溝16bは、ジェットピン40と係合するカム溝16dの近傍に配置されている。つまり、互いに同じ形状の複数の主カム溝のうち衝撃カム溝にもっとも近いカム溝にジェットピン40が係合している。具体的には本実施例では、衝撃カム溝16bはカム溝16dに対して、30度位相をずらして設けられている。
衝撃カム溝16bはカムの駆動範囲全域では、衝撃カムフォロア11bと接する事はないが、落下などにより可動鏡筒ユニットAに強い衝撃が加わった場合に、鏡筒が変形することで、衝撃カム溝16bと衝撃カムフォロア11bが接触して衝撃を受ける。これにより、カムピンの脱落や破損を防ぐ事ができる。
ジェットピン40は衝撃を受けた時に、付勢力に抗して力が働いた場合、ジェットピン40は光軸中心方向に押されることになる。またジェットピン40とメイン鏡筒11勘合ガタ分も変位する余地がある。これにより、ジェットピン40近傍で、衝撃時に鏡筒の変位が置き易い。
これによってジェットピン40はカム溝16dから脱落する懸念がある。衝撃カム溝16bをジェットピン40と係合するカム溝16dの近傍に設けたことで、ジェットピン40側の変位をここで浮けることで、ジェットピン40の脱落や、破損を防止することができる。また衝撃カムのテーパー部16iは金型の構成上テーパー角を大きくしている。つまり、衝撃カム溝16bは主カム溝としてのカム溝16a及び16dよりも幅が広い。
衝撃が前側から加わった場合、衝撃カムフォロア11bはテーパー部16j側が当節して衝撃を受ける。よってテーパー部16iはテーパー角を大きくしても問題がない。また、衝撃カム溝16bはカム溝16dの図面上左側(沈胴位置側)に配置している。このようにすることで、金型上、上述したような、テーパー部16iと16jの関係が作り易い。
次にジェットピン40の形状について詳細に説明する。40aは摺動部で円錐形状をしている。摺動部40a(テーパー部)のテーパー角は、カム溝16dとのテーパー角と同じになるように設定されている。40cは勘合部(接触部)であり、メイン鏡筒に勘合している。より具体的には勘合部40cがメイン鏡筒に設けられた穴の内周に接触している。40bは軸部であり、不図示の圧縮バネが嵌められることにより、カム溝への付勢力を出している。
次にカムフォロア11aの形状について、詳細に説明する。図1(a)はカムフォロア11aの斜視図である。図1(b)はカムフォロア11aをラジアル方向から見た図である。カムフォロア11aはこのようにラジアル方向から見ると、円をベースに、2組の平行な接線部(菱形形状)を持ち、その交点をフィレットをかけた形状をしている。立体的な形状では、円錐形状部をベースに、2組の平行な面を有し、面の交線部にフィレットをかけた形状をしている。
具体的には41aは円錐部である。41aはジェットピン40の摺動部40aと同一の形状(テーパー角と径)を有している。そこから平面部41bが接する面として円周方向に伸びている。また平面部41cも円錐部41aと接する面であり、41bとはαの角度を成している。
次にカム溝の構成について説明する。カム溝16aはまず沈胴位置があり、可動鏡筒ユニットAは最も繰り込まれた位置にあり、この位置では全体がコンパクトに収納できる。
16eは繰出し領域である。カムの交角はβになっている。ここで、先述したカムフォロア11aのαに関しては、α>βの関係にある。具体的には本実施例では、α=55.5度に対して、β=55度である。
このようにすることで、繰出し領域16eでは、カムフォロアの円錐部41aと摺動し、平面部41cは逃げている(接していない)。このようにすることで、繰出し領域16eでカム溝に詰まることなくスムーズに駆動することができ、さらに、カムフォロアをできるだけ大きくして、強度を確保することができる。また、平面部41cが逃げていれば、41cに関しては要求精度が低くなり、型の加工が簡単になる。
16gは円周カム部であり、水平なカム(光軸に対して垂直なカム)になっている。16g内に撮影位置があり、この位置までカム環16を回すことで、撮影が可能になる。16fは変局部であり、円周カム部16gと繰出し領域16eをRで繋げている。16iは円周カム部であり、水平なカム(光軸に対して垂直なカム)になっている。
16i内にマクロ位置があり、この位置までカム環16を回すことで、通常撮影よりさらに近接撮影(マクロ撮影)が可能になる。16hは撮影位置とマクロ位置の繋ぎ部で、カムの交角は、β以下となっている。これによりこの領域でもカムフォロアの円錐部41aと摺動する。
図9(a)は本実施例の撮影位置のカム環とメイン鏡筒にジェットピンを重ねた図である(図1のA−A断面方向)。また、図9(b)は本実施例の繰出し位置のカム環とメイン鏡筒にジェットピンを重ねた図である(図1のB−B断面方向)。図9(a)及び(b)から、ジェットピン40とカムフォロア11aが、カムの接する断面においては同一の断面を持っていることが分かる。またこの時のカム溝及びカムフォロアのテーパー角はθで一律になっていることも分かる。
撮影位置とマクロ位置のカムを円周カム16g、16iとしたことにより、可動鏡筒ユニットAは高い精度で光軸方向の位置及び、光軸に対する倒れを保つことができる。その理由の1つ目は、カム環の回転角度は撮影位置に対して、回転誤差が出る可能性がある。しかし回転誤差が生じた場合でも、カムの高さ位置が変わらない。理由の2つ目は、カム溝及びカムフォロアは120度等分で設計しているが、製造誤差によりずれる可能性がる。その場合でもカム溝高さがずれない。
理由の3つ目は、製造面においても、ある幅を持ってカム溝高さを保証すれば良いので、角度ずれを気にせず測定も可能な為、型の補正がし易い。理由の4つ目として、カムの交角が水平なので、カム交角が大きい場合に来れば、カムとカム溝の光軸方向ガタを小さく抑えることができる。(カム交角が大きい場合は、カムフォロアの円周方向ガタがあると、光軸方向のガタになる)。
理由の5つ目として、カムフォロア11aの平面部41aを有している為、カム溝16g部と面で接触する為、安定した保持ができる。また、耐衝撃性にも優れており、衝撃が加わった際にも、面で衝撃を受けることができるため、衝撃を分散し易、カム溝に打痕が付き難い。また、カムフォロア11aを円錐形状にした場合に比べ、カムフォロア11aは体積が確保されているので、カムフォロアの強度があり、破損を防ぐことができる。
2つのカム溝16aとカム溝16dの3つのカム溝は同形状で3等分に形成されている。さらに、カムのテーパー角と溝幅に関しては、沈胴位置からマクロ位置まで一律になっている。この為、3つを同一の幅で管理して、同じように金型を作成すれば良いので、作成が容易になる。このようにできた理由としては、カムフォロア11aに関しては、カム溝と接しているのは、円錐部41aと平面部41bのみである。先述したように、円錐部41はジェットピン40と同じテーパー角を持っている。
平面部41bに関しても、その円錐部に接する平面できていることから、平面部41bの2つの平面の幅とテーパー角は、ジェットピン40と同じになる。これにより、カムフォロア11aはジェットピン40と同じカム溝を通る事ができる。
上記説明において、カムフォロア11aの円錐部41aはジェットピン40と同じ大きさの円錐部を持っている例について述べました。カム環16を回転させる為のトルクに関しては、カム交角が大きい繰出し領域16eや変局部16fでトルクが大きくなり易い。一方円周カム部の16gや16iは回転トルクが小さくなる。
その為、円錐部41aのみわずかに小さく作成する事で、繰出し領域16eや変局部16fの回転トルクを小さくすることができる。円錐部41aを小さくしても、撮影にする円周カム部の16gや16iの保持精度に全く影響しないので、光学性能を犠牲にすることなく、操作トルクの均一化をすることができる。
本実施例では操作リング35を介して、手動でカム環16を回転させる構成である、電動でカム環を回す場合と違い、カム環回転によるトルク変化を敏感に感じてしまい、操作味の低下につながる。上記のように回転トルクの均一化をはかれば、操作味の向上につながる。また本実施例では、カム溝を均一かつ同一形状で作成できるため、引っかかりの少ない滑らかな操作が実現できる。
以上述べたように、カムフォロアとジェットピンによるカムのガタ寄せを行った構成においても、カムのガタ寄せとカムによる位置決め精度と耐衝撃性を確保しつつ、金型の作成が簡単な構成をとることができる。
また、本実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。例えば、本実施例では、カム環16の内周側にカム溝がある例について述べてきたが、カム環の外周側にカム溝を構成した場合も同様の構成をとることができる。
また、本実施例ではカムフォロアの形状について、円錐部と円錐部に接する2組の平行な平面部を有する形状と説明したが、カムフォロアは次に示すような形状であってもよい。
まず、メイン保持枠11(第2の枠体)がカム環16(第1の枠体)に対して相対的に移動可能な方向を第1の方向とし、第1の方向と直交する方向を第2の方向とする。そして、図1(b)に示すように第2の方向視において、カムフォロアの第1の方向の幅をDf1とし、カムフォロアの第1の方向と直交する方向の幅をDf2とする。このとき、カムフォロアの形状が、
1.1<Df2/Df1<1.6 (1)
を満足する形状であってもよい。カムフォロアをこのような形状とすることで、Df2/Df1=1.0となるカムフォロアと比べてカムフォロア自身の耐衝撃性を高めることができる。
さらに、カムフォロアとカム溝との接触面積がDf2/Df1=1.0となるカムフォロアよりも多い。このため、レンズ鏡筒に光軸方向(第1の方向)の衝撃が加わった際にカムフォロアがカム溝に押しつけられることによるカム溝の変形量を低減することができる。また、Df2/Df1を1.6未満とすることで従来技術のようにカム溝の幅を位置によって大きく変更する必要がないために、変局部でも滑らかな駆動を実現することができる。
なお、カムフォロアの形状が、
1.15<Df2/Df1<1.30 (1´)
を満足するとより好ましい。本実施例においては、Df2/Df1=1.25となっているが、もちろんDf2/Df1の値は前述の条件式(1)あるいは(1´)に記載の範囲を満たす数字であればよい。
また、図6に示すように、カム溝は前述の第1の方向に延びる第1の領域と、この第1の領域とは異なる第2の領域とを有している。より具体的には第1の領域とは前述の撮影位置及びマクロ位置を含む領域であり、第2の領域は沈胴位置を含む領域である。ここで、図6に示すように第2の方向視における第1の領域の幅をDg1とし、第2の領域の幅をDg2とするとき、カム溝が、
0.9≦Dg2/Dg1≦1.1 (2)
を満足する形状であってもよい。この式(2)はカム溝の幅がどの位置であってもほぼ一定であることを意味し、式(1)を満たす形状のカムフォロアであれば、このような幅がほぼ一定のカム溝を用いたとしても変局部でも滑らかな駆動を実現することができる。さらに、従来技術のようにカム溝の幅を位置によって大きく変更する必要がないためにより簡易で安価な構成を実現することができる。
また、図1(b)に示すようにカムフォロアは次に示す条件も満足する形状であってもよい。第2の方向視におけるカムフォロアの第2の領域が延びる方向と直交する方向の幅をDf3とする。このとき、カムフォロアの形状が、
0.9≦Df3/Df1≦1.1 (3)
も満足する形状であってもよい。この式(3)は、カムフォロアがカム溝の第2の領域から第1の領域に変位する際にカム溝と摺動するカムフォロア表面の領域(円錐部)が、ある直径を持つ同一円周上に位置していることを意味する。カムフォロアが式(3)を満たす形状であれば、前述のようにカム溝の幅を位置ごとに大きく調整する必要がない。
なお、前述の式(1)及び(3)に記載のカムフォロアの寸法に関するパラメータは、図1(b)に示すようにカムフォロアを第2の方向から見た(第2の方向に直交する断面にカムフォロアを垂直に投影した)ときのパラメータである。より詳細には、カムフォロアの高さ方向視において、カムフォロアの上面(図1(a)において最も手前側のカムフォロアの面)の形状で各パラメータを計測してもよい。なお、カムフォロアの上面ではなくカムフォロアの高さ方向と直交する任意の断面でカムフォロアを切断した際の切断面の形状で各パラメータを計測してもよい。
また、前述の第2の方向はより詳細には第2の枠体が第1の枠体に対して相対的に移動可能な第1の方向及び第1、第2の枠体間の相対的な回転運動方向に垂直な方向である。第2の方向は、カムフォロアが設けられている位置における第1の方向と垂直でカムフォロアが突出している方向ともいえる。
また、Df1、Df2、Df3はカムフォロアの各方向の幅であるが、より詳細には各方向の幅のうち最大の幅である。言い換えれば、Df1、Df2、Df3は第2の方向視においてカムフォロアの重心を通る各方向の幅である。
なお、本実施例におけるレンズ鏡筒とは、本実施例のように繰り出し機構を持つレンズ鏡筒の場合には可動鏡筒ユニットAとベース鏡筒ユニットBの総称と解釈してもよく、可動鏡筒ユニットAとベース鏡筒ユニットBのそれぞれをレンズ鏡筒と解釈してもよい。繰り出し機構を持たないレンズ鏡筒の場合にはそれ全体をレンズ鏡筒と解釈してもよい。
また、本実施例で示すカムフォロアのテーパー角は全方位で同一になっており、従来技術よりも簡易な構成のカム溝を実現することができる。言い換えれば、本実施例で示すカムフォロアを前述の第2の方向(高さ方向)に直交する任意の複数の断面で切断した場合、各断面での切断面は互いに相似な形状になっている。
また、本実施例では主カム溝が3本、副カム溝が1本ある構成を開示したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。第1の枠体が少なくとも1本のカム溝を有する構成であればよく、主格カム溝が2本あるいは4本以上ある構成や、副カム溝が2本以上ある構成などであってもよい。
1a 前端レンズ
A 可動鏡筒ユニット
B ベース鏡筒ユニット
21 前側鏡筒
22 拡散板
23 ライトガイド
27 LED素子
200 交換レンズ

Claims (15)

  1. 少なくとも1本のカム溝を有する第1の枠体と、
    前記第1の枠体に対して相対的に移動可能であって、前記カム溝に係合している少なくとも1つのカムフォロアを有する第2の枠体と、を備えたレンズ鏡筒であって、
    前記第2の枠体が前記第1の枠体に対して相対的に移動する方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交する第2の方向視において、前記カムフォロアの前記第1の方向の幅をDf1とし、前記カムフォロアの前記第1の方向と直交する方向の幅をDf2とするとき、
    1.1<Df2/Df1<1.6
    を満足することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第2の方向視において、前記カム溝は前記第1の方向と直交する方向に延びる第1の領域と、前記第1の領域とは異なる第2の領域とを有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第2の方向視における前記第1の領域の幅をDg1とし、前記第2の領域の幅をDg2とするとき、
    0.9≦Dg2/Dg1≦1.1
    を満足することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第2の方向視における前記カムフォロアの前記第2の領域が延びる方向と直交する方向の幅をDf3とするとき、
    0.9≦Df3/Df1≦1.1
    を満足することを特徴とする請求項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記カムフォロアは、円錐部と前記円錐部に接する2組の平行な平面部を有する形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記円錐部はテーパー部を有することを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記平面部は前記第1の領域が延びる方向と平行であることを特徴とする請求項5または6に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記第2の枠体を前記第1の枠体に対してラジアル方向に付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記付勢手段は、前記第2の枠体に対して前記ラジアル方向に相対的に移動可能な移動部材と弾性部材とを備えていることを特徴とする請求項8に記載のレンズ鏡筒。
  10. 前記移動部材は、前記第2の枠体に設けられた穴部の内周に接触する複数の接触部と、前記複数の接触部との間に設けられた軸部とを有しており、
    前記弾性部材は前記軸部の周囲に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のレンズ鏡筒。
  11. 前記移動部材は前記カムフォロアが有する円錐部のテーパー部と等しいテーパー角を有する円錐形状を有することを特徴とする請求項9または10に記載のレンズ鏡筒。
  12. 前記第1の枠体は互いに同じ形状の複数の主カム溝と、前記主カム溝よりも広い幅の副カム溝とを有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  13. 前記複数の主カム溝のうち前記副カム溝に最も近い主カム溝に前記移動部材が勘合していることを特徴とする請求項12に記載のレンズ鏡筒。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒に保持された撮影光学系と、を備えることを特徴とする光学機器。
  15. 前記撮影光学系からの光を受光する撮像素子をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の光学機器。
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