JP2018193968A - スタータ - Google Patents

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JP2018193968A
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将文 重内
Masafumi SHIGEUCHI
将文 重内
忠 清水
Tadashi Shimizu
忠 清水
今井 順一
Junichi Imai
順一 今井
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Abstract

【課題】この発明は、耐摩耗性に優れたスタータを提供するものである。【解決手段】シフトレバーは、レバー支点部がハウジングに形成されたハウジング凹部に配置され、ハウジング凹部の凹部受け面で支持されるレバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、ハウジングのハウジング凹部の開口側に固定受け面がハウジング凹部の凹部受け面と相対して配置され、シフトレバーのレバー支点部をハウジング凹部の凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、ハウジング凹部の凹部受け面と固定部材の固定受け面の少なくともいずれか一方側がシフトレバーのレバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った形状に構成されたものである。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば電磁スイッチのプランジャの往復動に連動してシフトレバーがシーソ回動して、ピニオン歯車がリング歯車と噛合いし、あるいは解除されるスタータに関するものである。
従来、電磁スイッチのプランジャの往復動に連動してシフトレバーがシーソ回動して、ピニオン歯車がリング歯車と歯合しあるいは解除されるスタータにおいて、シフトレバーのレバー支点部の支持方法は、特開2006−336491号公報で知られているように、ハウジングに形成された凹溝にシフトレバーのレバー支点部が配置され、センターケースに設けられた突起部(蓋部)を凹溝の開口部に嵌め合わせて、シフトレバーのレバー支点部を支持している。
シフトレバーのレバー支点部は曲面または円筒状となっている。また、シフトレバーのレバー支点部を支持するハウジングに形成された凹溝の支持する受け面もしくはもう一方のレバー支点部を支持するセンターケースに設けられた突起部(固定部材)のシフトレバーのレバー支点部を支持する受け面はいずれも平面となっている。
特開2006−336491号公報
上述した従来のスタータは、シフトレバーのレバー支点部とこのレバー支点部を支持する部品の受け面は円筒状と平面での当接となるので当接する面が小さくなり、シフトレバーが回動することにより、シフトレバー支点部とこのレバー支点部を支持する部品の受け面の摩耗が増加する恐れがあるという問題点があった。
また、スタータが搭載される内燃機関作動時の振動、あるいは内燃機関が搭載された使用環境によるスタータの外部からの振動により、シフトレバーのレバー支点部とこのレバー支点部を支持する部品の受け面が摩耗するという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、シフトレバーのレバー支点部とこのレバー支点部を支持する部品の受け面との摩耗を抑制することができるスタータを提供するものである。
この発明に係わるスタータは、モータと、前記モータへの通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャを有する電磁スイッチと、前記モータからの回転力を伝える出力軸と、前記出力軸に軸方向に摺動自在に係合され、ピニオン歯車を介してリング歯車に歯合するオーバーランニングクラッチと、一端側が前記オーバーランニングクラッチに係合され、他端側が前記電磁スイッチの前記プランジャ側に係合され、レバー支点部を支点にシーソ回動するシフトレバーと、前記出力軸、前記オーバーランニングクラッチ、前記シフトレバーを内包するハウジングとを備え、前記電磁スイッチが駆動され、前記プランジャが吸引されると、前記シフトレバーがシーソ回動して、前記オーバーランニングクラッチが前記リング歯車方向へ摺動されて、前記ピニオン歯車と前記リング歯車が歯合するスタータであって、前記シフトレバーは、前記レバー支点部が前記ハウジングに形成されたハウジング凹部に配置され、前記ハウジング凹部の凹部受け面で支持される前記レバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、前記ハウジングの前記ハウジング凹部の開口側に固定受け面が前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と相対して配置され、前記シフトレバーの前記レバー支点部を前記ハウジング凹部の前記凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と前記固定部材の前記固定受け面の少なくともいずれか一方側が前記シフトレバーの前記レバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った形状に構成されたものである。
また、この発明に係わるスタータは、モータと、前記モータへの通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャを有する電磁スイッチと、前記モータからの回転力を伝える出力軸と、前記出力軸に軸方向に摺動自在に係合され、ピニオン歯車を介してリング歯車に歯合するオーバーランニングクラッチと、一端側が前記オーバーランニングクラッチに係合され、他端側が前記電磁スイッチの前記プランジャ側に係合され、レバー支点部を支点にシーソ回動するシフトレバーと、前記出力軸、前記オーバーランニングクラッチ、前記シフトレバーを内包するハウジングとを備え、前記電磁スイッチが駆動され、前記プランジャが吸引されると、前記シフトレバーがシーソ回動して、前記オーバーランニングクラッチが前記リング歯車方向へ摺動されて、前記ピニオン歯車と前記リング歯車が歯合するスタータであって、前記シフトレバーは、前記レバー支点部が前記ハウジングに形成されたハウジング凹部に配置され、前記ハウジング凹部の凹部受け面で支持される前記レバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、前記ハウジングの前記ハウジング凹部の開口側に固定受け面が前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と相対して配置され、前記シフトレバーの前記レバー支点部を前記ハウジング凹部の前記凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と前記固定部材の前記固定受け面の少なくともいずれか一方側が前記シフトレバーの前記レバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状に構成されたものである。
この発明に係わるスタータによれば、シフトレバーのレバー支点部がハウジングに形成されたハウジング凹部に配置され、ハウジング凹部の凹部受け面で支持されるレバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、ハウジングのハウジング凹部の開口側に固定受け面がハウジング凹部の凹部受け面と相対して配置され、シフトレバーのレバー支点部をハウジング凹部の凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、ハウジング凹部の凹部受け面と固定部材の固定受け面の少なくともいずれか一方側がシフトレバーのレバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った形状に構成されたことにより、シフトレバーのレバー支点部とこのレバー支点部を支持する部品の受け面との摩耗を抑制することができるスタータを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わるスタータを一部断面で示す全体図である。 この発明の実施の形態1に係わるスタータにおけるシフトレバーを示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係わるスタータにおけるシフトレバーを示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態1に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態2に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態2に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態3に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態3に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態4に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。 この発明の実施の形態5に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図5に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるスタータを一部断面で示す全体図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるスタータにおけるシフトレバーを示す側面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるスタータにおけるシフトレバーを示す正面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。
スタータは、図1に示すように、回転力を発生するモータ1と、このモータ1で発生した回転力を減速する減速機構部2と、減速機構部2により減速された回転力を後述するオーバーランニングクラッチ3へ伝達する出力軸2aと、この出力軸2aに軸方向に摺動自在に支持され、回転力の一方向のみを伝達するオーバーランニングクラッチ3と、内燃機関を始動するためのリング歯車4に歯合し回転力を伝えるピニオン歯車3aと、モータ1への通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャ11を有する電磁スイッチ6とを備えている。
シフトレバー5はレバー支点部5aを支点にシーソ回動する。オーバーランニングクラッチ3はシフトレバー5の一端側5b1と回動自在に連結されており、シフトレバー5の他端側5b2は電磁スイッチ6のプランジャ11側のフック7に連結されている。
電磁スイッチ6は通電することで磁界を発生するコイル8と、磁界の発生により電磁力を発生し、プランジャ11を反フック側方向へ吸引し、可動接点9aを備えたシャフト9をカバー10に備えた固定接点10aに押し付けるプランジャ11と、電磁スイッチ6の動作が完了した際に、プランジャ11を元の位置に戻す荷重を発生するプランジャスプリング12を備えている。尚、可動接点9aおよび固定接点10aはモータ1を駆動させる接点である。
すなわち、電磁スイッチ6が駆動され、プランジャ11が吸引されると、シフトレバー5がレバー支点部5aを支点としてシーソ回動し、オーバーランニングクラッチ3がリング歯車4方向へ摺動されて、ピニオン歯車3aとリング歯車4が歯合する。
更に、スタータは減速機構部2、出力軸2a、オーバーランニングクラッチ3、シフトレバー5などを内包するハウジング13を備えている。
ハウジング13にはリング歯車4の反対側にモータ1と電磁スイッチ6をそれぞれ取り付けるためのモータ取付用開口部13aおよび電磁スイッチ取付用開口部13bを備え、モータ取付用開口部13aと電磁スイッチ取付用開口部13bの間にはシフトレバー5のレバー支点部5aを内包するハウジング凹部13cを有しており、固定部材14によってシフトレバー5のレバー支点部5aを挟持している。
シフトレバー5はシーソ回動するレバー支点部5aが曲面もしくは円筒状であってハウジング13のハウジング凹部13cにレバー支点部5aがシーソ回動可能に配置され、レバー支点部5aはハウジング凹部13cの凹部受け面13dで支持されている。
ハウジング13のハウジング凹部13cの開口側に固定受け面14aがハウジング凹部13cの凹部受け面13dと相対して配置され、シフトレバー5のレバー支点部5aをハウジング凹部13cの凹部受け面13dとで挟持する固定部材14が設けられている。
シフトレバー5のレバー支点部5aに対するハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか少なくともいずれか一方側がレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部に沿った曲面形状で構成されており、シフトレバー5のレバー支点部5aと当接するハウジング凹部13cの凹部受け面13d、もしくは固定部材14の固定受け面14aの当接面を大きくしたものである。
このように当接面を大きくしたことにより、スタータ外部からの振動あるいはスタータ作動時の電磁スイッチ6のプランジャ11の往復動に連動してシフトレバー5がシーソ回動することに起因する摩耗の低減を図ることができる。したがって、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
図4に示す一例は、ハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dをシフトレバー5のレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部に沿った曲面形状で構成したものであり、ハウジング凹部13cの凹部受け面13dとレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部との当接面を大きくした場合を示している。
図5に示す一例は、固定部材14の固定受け面14aをシフトレバー5のレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部に沿った曲面形状で構成したものであり、固定部材14の固定受け面14aとレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部との当接面を大きくした場合を示している。
図4あるいは図5のいずれにおいても、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図6および図7に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図6はこの発明の実施の形態2に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。図7はこの発明の実施の形態2に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。
上述した実施の形態1においては、ハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか少なくともいずれか一方側がシフトレバー5のレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部に沿った曲面形状で構成された場合について述べたが、この実施の形態2においては、ハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dと固定部材14の固定受け面14aの少なくともいずれか一方側がシフトレバー5のレバー支点部5aの曲面あるいは円筒状に沿った2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状に構成されたものである。
すなわち、シフトレバー5のレバー支点部5aに対するハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか、少なくともいずれか一方側にレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部が、2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状となるように、例えばV型形状もしくは多角形とし、レバー支点部5aと凹部受け面13d、あるいは固定受け面14aの当接面を増大させたものである。
このように当接面を増大させたことにより、スタータ外部からの振動あるいはスタータ作動時の電磁スイッチ6のプランジャ11の往復動に連動してシフトレバー5がシーソ回動することに起因する摩耗の低減を図ることができる。したがって、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
図6に示す一例は、ハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dをシフトレバー5のレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部に沿った2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状で構成したものであり、ハウジング凹部13cの凹部受け面13dとレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部との当接面を大きくした場合を示している。
図7に示す一例は、固定部材14の固定受け面14aをシフトレバー5のレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部に沿った2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状で構成したものであり、固定部材14の固定受け面14aとレバー支点部5aの曲面もしくは円筒状部との当接面を大きくした場合を示している。
図6あるいは図7のいずれにおいても、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図8および図9に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図8はこの発明の実施の形態3に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。図9はこの発明の実施の形態3に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。
樹脂製のシフトレバー5で、スタータ作動時の電磁スイッチ6のプランジャ11の往復動に連動してシフトレバー5がシーソ回動するときのレバー支点部5aとハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dあるいは固定部材14の固定受け面14aが、シーソ回動するときの当接する範囲全部、もしくは一部に、シフトレバー5のレバー支点部5aに耐摩耗に適切な耐摩耗部材15を配置したものである。耐摩耗部材15としては例えば鋼材、鋼板、もしくは高強度樹脂などが使用される。
このようにシフトレバー5のレバー支点部5aに耐摩耗部材15を配置したことにより、スタータ外部からの振動あるいはスタータ作動時の電磁スイッチ6のプランジャ11の往復動に連動してシフトレバー5がシーソ回動することに起因する摩耗の低減を図ることができる。したがって、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
図8に示す一例は、固定部材14の固定受け面14a側のシフトレバー5のレバー支点部5aに耐摩耗部材15を配置したものである。
図9に示す一例は、ハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13d側のシフトレバー5のレバー支点部5aに耐摩耗部材15を配置したものである。
図8あるいは図9のいずれにおいても、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図10に基づいて説明する。図10はこの発明の実施の形態4に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。
シフトレバー5のレバー支点部5aに対するハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか、少なくともいずれか一方側に、シフトレバー5の材質に対し耐摩耗に適切な耐摩耗部材16を配置したものである。耐摩耗部材16としては例えば鋼材、鋼板、もしくは高強度樹脂などが使用される。
このようにハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか少なくともいずれか一方側に耐摩耗部材16を配置したことにより、スタータ外部からの振動あるいはスタータ作動時の電磁スイッチ6のプランジャ11の往復動に連動してシフトレバー5がシーソ回動することに起因する摩耗の低減を図ることができる。したがって、シフトレバー5のレバー支点部5aとこのレバー支点部5aを支持する部品の受け面の摩耗低減となり部品寿命が延びるので、耐摩耗性に優れ、長寿命のスタータを得ることができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図11に基づいて説明する。図11はこの発明の実施の形態5に係わるスタータを示す図3A−A線における断面拡大図である。
シフトレバー5のレバー支点部5aに対するハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか、少なくともいずれか一方側に弾性を備えた弾性部材17を配置したものである。弾性部材17としては例えばゴムやエラストマー樹脂などが使用される。
このようにハウジング13のハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aか少なくともいずれか一方側に弾性部材17を配置したことにより、シフトレバー5のレバー支点部5aとハウジング凹部13cの凹部受け面13dか、もしくは、固定部材14の固定受け面14aとの隙間がなくなり、スタータ作動時の電磁スイッチ6のプランジャ11の往復動に連動してシフトレバー5がシーソ回動可能な範囲で弾性部材17とシフトレバー5の締め代を設定し、スタータ外部からの振動によるシフトレバー5のシーソ回動を規制することにより摩耗低減を図ることができる。
ここで、上述した実施の形態1〜5において、スタータのシフトレバー5のレバー支点部5aの摩耗に対して、効果を奏する内容を説明したが、このスタータは、モータ1に対してピニオン歯車3aが、上下方向になるような配置で搭載される場合、例えば、船外機用に使用する場合において、上下振動によるシフトレバー5のレバー支点部5aの摩耗に対しての効果が期待できる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、耐摩耗性に優れたスタータの実現に好適である。
1 モータ、2a 出力軸、3 オーバーランニングクラッチ、3a ピニオン歯車、4 リング歯車、5 シフトレバー、5a レバー支点部、6 電磁スイッチ、11 プランジャ、13 ハウジング、13c ハウジング凹部、13d 凹部受け面、14 固定部材、14a 固定受け面、15 耐摩耗部材、16 耐摩耗部材、17 弾性部材
この発明に係わるスタータは、モータと、前記モータへの通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャを有する電磁スイッチと、前記モータからの回転力を伝える出力軸と、前記出力軸に軸方向に摺動自在に係合され、ピニオン歯車を介してリング歯車に歯合するオーバーランニングクラッチと、一端側が前記オーバーランニングクラッチに係合され、他端側が前記電磁スイッチの前記プランジャ側に係合され、レバー支点部を支点にシーソ回動するシフトレバーと、前記出力軸、前記オーバーランニングクラッチ、前記シフトレバーを内包するハウジングとを備え、前記電磁スイッチが駆動され、前記プランジャが吸引されると、前記シフトレバーがシーソ回動して、前記オーバーランニングクラッチが前記リング歯車方向へ摺動されて、前記ピニオン歯車と前記リング歯車が歯合するスタータであって、前記シフトレバーは、前記レバー支点部が前記ハウジングに形成されたハウジング凹部に内包されて配置され、前記ハウジング凹部の奥部側の凹部受け面で支持される前記レバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、前記ハウジングの前記ハウジング凹部の開口側に固定受け面が前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と相対して配置され、前記ハウジング凹部の開口部を塞いで前記シフトレバーの前記レバー支点部を前記ハウジング凹部の前記凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、前記ハウジング凹部の前記凹部受け面は前記シフトレバーの前記レバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った形状に構成されたものである。
また、この発明に係わるスタータは、モータと、前記モータへの通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャを有する電磁スイッチと、前記モータからの回転力を伝える出力軸と、前記出力軸に軸方向に摺動自在に係合され、ピニオン歯車を介してリング歯車に歯合するオーバーランニングクラッチと、一端側が前記オーバーランニングクラッチに係合され、他端側が前記電磁スイッチの前記プランジャ側に係合され、レバー支点部を支点にシーソ回動するシフトレバーと、前記出力軸、前記オーバーランニングクラッチ、前記シフトレバーを内包するハウジングとを備え、前記電磁スイッチが駆動され、前記プランジャが吸引されると、前記シフトレバーがシーソ回動して、前記オーバーランニングクラッチが前記リング歯車方向へ摺動されて、前記ピニオン歯車と前記リング歯車が歯合するスタータであって、前記シフトレバーは、前記レバー支点部が前記ハウジングに形成されたハウジング凹部に内包されて配置され、前記ハウジング凹部の奥部側の凹部受け面で支持される前記レバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、前記ハウジングの前記ハウジング凹部の開口側に固定受け面が前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と相対して配置され、前記ハウジング凹部の開口部を塞いで前記シフトレバーの前記レバー支点部を前記ハウジング凹部の前記凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、前記ハウジング凹部の前記凹部受け面は前記シフトレバーの前記レバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状に構成されたものである。

Claims (5)

  1. モータと、
    前記モータへの通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャを有する電磁スイッチと、
    前記モータからの回転力を伝える出力軸と、
    前記出力軸に軸方向に摺動自在に係合され、ピニオン歯車を介してリング歯車に歯合するオーバーランニングクラッチと、
    一端側が前記オーバーランニングクラッチに係合され、他端側が前記電磁スイッチの前記プランジャ側に係合され、レバー支点部を支点にシーソ回動するシフトレバーと、
    前記出力軸、前記オーバーランニングクラッチ、前記シフトレバーを内包するハウジングとを備え、
    前記電磁スイッチが駆動され、前記プランジャが吸引されると、前記シフトレバーがシーソ回動して、前記オーバーランニングクラッチが前記リング歯車方向へ摺動されて、前記ピニオン歯車と前記リング歯車が歯合するスタータであって、
    前記シフトレバーは、前記レバー支点部が前記ハウジングに形成されたハウジング凹部に配置され、前記ハウジング凹部の凹部受け面で支持される前記レバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、
    前記ハウジングの前記ハウジング凹部の開口側に固定受け面が前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と相対して配置され、前記シフトレバーの前記レバー支点部を前記ハウジング凹部の前記凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、
    前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と前記固定部材の前記固定受け面の少なくともいずれか一方側が前記シフトレバーの前記レバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った形状に構成された
    ことを特徴とするスタータ。
  2. モータと、
    前記モータへの通電を開閉し、磁気吸引力により移動するプランジャを有する電磁スイッチと、
    前記モータからの回転力を伝える出力軸と、
    前記出力軸に軸方向に摺動自在に係合され、ピニオン歯車を介してリング歯車に歯合するオーバーランニングクラッチと、
    一端側が前記オーバーランニングクラッチに係合され、他端側が前記電磁スイッチの前記プランジャ側に係合され、レバー支点部を支点にシーソ回動するシフトレバーと、
    前記出力軸、前記オーバーランニングクラッチ、前記シフトレバーを内包するハウジングとを備え、
    前記電磁スイッチが駆動され、前記プランジャが吸引されると、前記シフトレバーがシーソ回動して、前記オーバーランニングクラッチが前記リング歯車方向へ摺動されて、前記ピニオン歯車と前記リング歯車が歯合するスタータであって、
    前記シフトレバーは、前記レバー支点部が前記ハウジングに形成されたハウジング凹部に配置され、前記ハウジング凹部の凹部受け面で支持される前記レバー支点部が曲面あるいは円筒状に構成され、
    前記ハウジングの前記ハウジング凹部の開口側に固定受け面が前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と相対して配置され、前記シフトレバーの前記レバー支点部を前記ハウジング凹部の前記凹部受け面とで挟持する固定部材が設けられ、
    前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と前記固定部材の前記固定受け面の少なくともいずれか一方側が前記シフトレバーの前記レバー支点部の曲面あるいは円筒状に沿った2つ以上の平面もしくは曲面の組合せ形状に構成された
    ことを特徴とするスタータ。
  3. 前記シフトレバーは樹脂製あり、前記レバー支点部の前記ハウジング凹部の前記凹部受け面に接触する部位、もしくは前記固定部材の前記固定受け面に接触する部位の少なくともいずれか一方側の一部に耐摩耗部材が配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスタータ。
  4. 前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と前記固定部材の前記固定受け面の少なくともいずれか一方側に耐摩耗部材が配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスタータ。
  5. 前記ハウジング凹部の前記凹部受け面と前記固定部材の前記固定受け面の少なくともいずれか一方側に弾性体が配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスタータ。
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