JP2018192882A - 車両用熱交換器のシャッター構造 - Google Patents

車両用熱交換器のシャッター構造 Download PDF

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Tadashi Yamaguchi
匡史 山口
明宏 前田
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Abstract

【課題】製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制しつつ、車両用熱交換器に対する通風量を適切に調整可能な車両用熱交換器のシャッター構造を提供する。【解決手段】シャッター装置1は、送風装置60による空気流れに関して、冷凍サイクル装置45を構成する凝縮器40の下流側であって、エンジン冷却水回路55におけるラジエータ50の上流側に配置されている。シャッター装置1は、矩形の枠状に形成されたフレーム部材10に、複数のブレード部材15を配置して構成されており、凝縮器40及びラジエータ50の通風量を調整する。作動機構部20は、第1圧力導入部21を有しており、凝縮器40内の冷媒圧力が導入される。第1圧力導入部21の圧力の増大によって、第1作動部材23が変位すると、第1作動部材23の変位は、スライドシャフト30により各ブレード部材15に伝達され、各ブレード部材の姿勢を開状態に変化させる。【選択図】図11

Description

本発明は、車両用熱交換器のシャッター構造に関する。
従来、車両用熱交換器の通風量を調整するために、車両用熱交換器にシャッターを設けることが知られている。
このような車両用熱交換器におけるシャッター構造に関する技術として、特許文献1に記載された発明が知られている。特許文献1に記載された発明においては、ラジエータに対して車両前方側に位置するグリル開口部に、シャッター機構が配置されており、複数の可動フィンと、モータとを有している。そして、当該シャッター機構は、モータの作動を制御して各可動フィンの姿勢を変更することで、グリル開口部を介したラジエータの通風量を調整可能に構成されている。
特開2014−080250号公報
ここで、特許文献1に記載された技術において、各可動フィンの姿勢を変更してラジエータの通風量を調整する為には、モータを作動させる必要がある。従って、特許文献1に係る技術を適用する場合には、モータ等のアクチュエータを配置する必要があり、製品コストを増大させてしまう。又、モータの作動には電力が必要となる為、特に、電気自動車やハイブリット車に適用した場合には、車両の燃費を低下させてしまう。
本発明は、これらの点に鑑みてなされており、製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制しつつ、車両用熱交換器に対する通風量を適切に調整可能な車両用熱交換器のシャッター構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用熱交換器のシャッター構造は、
熱交換媒体が内部を通過する複数の積層されたチューブ(41a、51a)を有し、隣り合うチューブの間を通過する空気と熱交換媒体とを熱交換させる車両用熱交換器(40、50)に対し、前記空気流れの上流側又は下流側に配置され、車両用熱交換器の通風量を調整する車両用熱交換器のシャッター構造であって、
チューブの間における開口断面積が最小となる閉状態と、チューブの間における開口断面積が最大となる開状態とに変更可能に配置された複数のブレード部材(15)と、
車両用熱交換器に接続され、熱交換媒体の圧力が導入される圧力導入部(21、24)と、
圧力導入部内に配置され、熱交換媒体の圧力が増大する程、予め定められた開方向に変位する作動部材(23、26)と、
圧力導入部内における作動部材の変位を各ブレード部材に伝達する伝達部材(30)と、を有し、
複数のブレード部材の姿勢は、熱交換媒体の圧力の増大に伴って、開状態となるように変更される。
当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、圧力導入部内に導入される熱交換媒体の圧力変化に伴って、作動部材及び伝達部材を介して、各ブレード部材の姿勢を変化させて、車両用熱交換器の通風量を調整することができる。
従って、当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、各ブレード部材の姿勢を変化させる為のアクチュエータや当該アクチュエータを作動させる為のエネルギー等を必要としない為、製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制することができる。
又、当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、圧力導入部内における熱交換媒体の圧力の増大に伴って、各ブレード部材の姿勢が開状態となるように変更する為、車両用熱交換器に対する通風量を適切に調整することができ、車両用熱交換器における熱交換媒体と空気の間の熱交換を適切に実行させることができる。
又、請求項3に記載の車両熱交換器のシャッター構造は、
第1熱交換媒体が内部を通過する複数の積層されたチューブ(41a)を有し、隣り合うチューブの間を通過する空気と第1熱交換媒体とを熱交換させる第1熱交換器(40)と、
第1熱交換器における空気流れ上流側又は下流側に配置されており、第1熱交換媒体と異なる第2熱交換媒体が内部を通過する複数の積層されたチューブ(51a)を有し、隣りあうチューブの間を通過する空気と第2熱交換媒体とを熱交換させる第2熱交換器(50)と、
第1熱交換器及び第2熱交換器における空気流れの経路上に配置され、第1熱交換器における通風量及び第2熱交換器における通風量を調整する車両用熱交換器のシャッター構造であって、
第1熱交換器及び第2熱交換器におけるチューブの間の開口断面積が最小となる閉状態と、第1熱交換器及び第2熱交換器におけるチューブの間の開口断面積が最大となる開状態とに変更可能に配置された複数のブレード部材(15)と、
第1熱交換器に接続され、第1熱交換媒体の圧力が導入される第1圧力導入部(21)と、
第1圧力導入部内に配置され、第1熱交換媒体の圧力が増大する程、予め定められた開方向に変位する第1作動部材(23)と、
第2熱交換器に接続され、第2熱交換媒体の圧力が導入される第2圧力導入部(24)と、
第2圧力導入部内に配置され、第2熱交換媒体の圧力が増大する程、開方向に変位する第2作動部材(26)と、
第1圧力導入部内における第1作動部材の変位又は第2圧力導入部内における第2作動部材の変位を各ブレード部材に伝達する伝達部材(30)と、を有し、
複数のブレード部材の姿勢は、第1熱交換媒体の圧力の増大又は第2熱交換媒体の圧力の増大に伴って、開状態となるように変更される。
当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、第1圧力導入部内に導入される第1熱交換媒体の圧力変化に伴って、第1作動部材及び伝達部材を介して、各ブレード部材の姿勢を変化させることができる。即ち、当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、第1熱交換器内の第1熱交換媒体の状態に応じて、第1熱交換器及び第2熱交換器に対する通風量を調整することができる。
又、当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、第2圧力導入部内に導入される第2熱交換媒体の圧力変化に伴って、第2作動部材及び伝達部材を介して、各ブレード部材の姿勢を変化させることができる。即ち、当該車両用熱交換器のシャッター構造では、第2熱交換器内の第2熱交換媒体の状態に応じて、第1熱交換器及び第2熱交換器に対する通風量を調整することができる。
そして、当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、第1圧力導入部内における第1熱交換媒体の圧力、又は第2圧力導入部内における第2熱交換媒体の圧力の増大に伴って、各ブレード部材の姿勢が開状態となるように変更する為、第1熱交換器及び第2熱交換器に対する通風量を適切に調整することができ、第1熱交換器及び第2熱交換器における熱交換を適切に実行させることができ、例えば、フェイルセーフ機能をもたせることができる。
又、当該車両用熱交換器のシャッター構造によれば、各ブレード部材の姿勢を変化させる為のアクチュエータや当該アクチュエータを作動させる為のエネルギー等を必要としない為、製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制することができる。
尚、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
一実施形態に係る車両用冷却装置を示す斜視図である。 一実施形態に係る車両用冷却装置の回路構成図である。 一実施形態に係るシャッター装置における作動機構部の拡大斜視図である。 一実施形態に係るシャッター装置における作動機構部の内部構成図である。 一実施形態におけるスライドシャフト、シャフト保持部材の取付態様を示す斜視図である。 図5におけるVI−VI断面を示す断面図である。 シャッター装置におけるブレード部材の斜視図である。 図5におけるVIII−VIII断面を示す断面図である。 一実施形態に係る車両用冷却装置の水平断面図である。 通常時におけるシャッター装置の状態を示す説明図である。 第1圧力導入部内が高圧な場合におけるシャッター装置の作動を示す説明図である。 第2圧力導入部内が高圧な場合におけるシャッター装置の作動を示す説明図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の実施形態において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
そして、以下の説明で前後左右上下の方向を用いて説明するときは、車両用シートに着座した乗員から見た前後左右上下の方向を示すものとする。そして、各図に適宜示す矢印についても同様の定義を用いており、車両幅方向とは左右方向に相当している。
先ず、本発明に係る車両用熱交換器のシャッター構造を適用した車両用冷却装置の概略構成について、図1、図2を参照しつつ説明する。本実施形態に係る車両用冷却装置は、車両エンジン56を駆動源として走行する車両に搭載されており、シャッター装置1と、凝縮器40と、ラジエータ50と、送風装置60とを有して構成されている。尚、図1では、便宜上、各構成機器の間隔を広げて図示している。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用冷却装置では、車両前方から車両後方に向かって、凝縮器40、シャッター装置1、ラジエータ50、送風装置60の順番で配置されており、車両前方側から車両後方に向かって空気が流れるように構成されている。
シャッター装置1は、矩形状の枠として形成されたフレーム部材10と、複数のブレード部材15と、作動機構部20とを有して構成されており、凝縮器40とラジエータ50の間を流れる空気流れの経路上に配置されている。
当該シャッター装置1は、作動機構部20によって各ブレード部材15の姿勢を変更することで、凝縮器40及びラジエータ50を通過する空気の量(即ち、通風量)を調整することができる。このシャッター装置1の具体的構成については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。
凝縮器40は、シャッター装置1に対する車両前方側に配置されており、凝縮器コア部41と、凝縮器コア部41の右側に配置されたヘッダタンク42と、凝縮器コア部41の左側に配置されたヘッダタンク43とを有している。即ち、凝縮器40は、送風装置60による空気流れに関して、シャッター装置1に対する上流側に配置されている。
図2に示すように、当該凝縮器40は、冷凍サイクル装置45の構成機器の一つであり、冷凍サイクル装置45を循環する冷媒と空気との間の熱交換によって冷媒を冷却する熱交換器である。凝縮器40は、本発明における車両用熱交換器及び第1熱交換器として機能し、冷媒は、熱交換媒体及び第1熱交換媒体として機能する。
尚、冷凍サイクル装置45で用いられる冷媒としては、HFC系冷媒(具体的には、R134a)を採用しており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない蒸気圧縮式の亜臨界冷凍サイクルを構成している。もちろん、冷媒としてHFO系冷媒(例えば、R1234yf)等を採用してもよい。
冷凍サイクル装置45は、車両用空調装置における蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成しており、凝縮器40に加えて、圧縮機46と、減圧部47(例えば、膨張弁やキャピラリチューブ等)と、蒸発器48とを有している。
従って、当該冷凍サイクル装置45では、圧縮機46によって高温高圧状態に圧縮された冷媒から、凝縮器40を通過する空気に対して放熱させることができる。その後、当該冷凍サイクル装置45において、凝縮器40から流出した冷媒は、減圧部47で減圧された後、蒸発器48内に流入して空気から吸熱し、圧縮機46に再度吸い込まれる。
凝縮器40において、凝縮器コア部41は、その熱交換面(即ち、コア面)が鉛直方向に伸びるように配置されている。当該凝縮器コア部41は、断面扁平状に形成された複数のチューブ41aと、各チューブ41aの間に配置されチューブ41aに一体に設けられた波形のフィン41bとを有して構成されている。
各チューブ41aは、冷凍サイクル装置45を循環する冷媒が内部を流通する管部材であり、当該チューブ41aの扁平面(平坦面)が車両前後方向と平行になるように配置されている。又、当該チューブ41aは、凝縮器コア部41において車両左右方向に従って水平に伸びるように積層配置されており、チューブ41aの両端部は、凝縮器コア部41の左右に位置するヘッダタンク42及びヘッダタンク43の内部に夫々連通するように接続されている。
従って、当該凝縮器40において、冷凍サイクル装置45を循環する冷媒を、複数のチューブ41aからなる凝縮器コア部41と、ヘッダタンク42及びヘッダタンク43とを介して流通させることができる。この時、凝縮器コア部41におけるチューブ41aの間を通過する空気と、各チューブ41aを流れる冷媒とを、チューブ41a及びフィン41bを介して熱交換させることができる。即ち、当該凝縮器40は、チューブ41aが水平方向に伸びるように配置されたクロスフロー型の熱交換器として構成されている。
図1に示すように、凝縮器40のヘッダタンク42には、冷媒導入管44が接続されている。当該冷媒導入管44は、シャッター装置1の作動機構部20を構成する第1圧力導入部21に接続されており、凝縮器40内における冷媒の圧力を第1圧力導入部21に導入する機能を果たす。第1圧力導入部21の構成等については後に詳細に説明する。
ラジエータ50は、シャッター装置1の車両後方側に配置されており、ラジエータコア部51と、ラジエータコア部51の上方に配置されたヘッダタンク52と、ラジエータコア部51の下部に配置されたヘッダタンク53とを有している。即ち、ラジエータ50は、送風装置による空気流れに関して、凝縮器40及びシャッター装置1に対する下流側に配置されている。
図2に示すように、ラジエータ50は、車両の駆動源である車両エンジン56を冷却する為のエンジン冷却水回路55の構成機器の一つであり、当該エンジン冷却水回路55を循環するエンジン冷却水と空気との間の熱交換によってエンジン冷却水を冷却する熱交換器である。ラジエータ50は、本発明における車両用熱交換器及び第2熱交換器として機能し、エンジン冷却水は、熱交換媒体及び第2熱交換媒体として機能する。
ここで、エンジン冷却水回路55は、ラジエータ50及び車両エンジン56の間にてエンジン冷却水を循環可能に構成されており、エンジン冷却水を圧送するウォータポンプ57と、流路切替部58と、エンジン冷却水回路55を循環するエンジン冷却水を加温する為の電熱ヒータ59とを有している。
流路切替部58は、サーモスタットや三方弁等によって構成されており、エンジン冷却水回路55におけるエンジン冷却水の流路を切り替える際に作動する。当該エンジン冷却水回路55では、流路切替部58は、ラジエータ50の流出口側からウォータポンプ57及び車両エンジン56へと向かうエンジン冷却水の流路上に配置されている。
当該流路切替部58は、エンジン冷却水が所定温度未満である場合には、エンジン冷却水がラジエータ50を迂回する流路を流れるようにし、エンジン冷却水の温度が所定温度以上である場合には、車両エンジン56から流出したエンジン冷却水がラジエータ50を通過するように作動する。従って、エンジン冷却水回路55によれば、車両エンジン56の廃熱で温められたエンジン冷却水を、ラジエータ50で空気と熱交換させることで冷却することができる。
本実施形態に係るラジエータ50において、ラジエータコア部51は、その熱交換面(コア面)が鉛直方向に伸びるように配置される。当該ラジエータコア部51は、断面扁平状に形成された複数のチューブ51aと、各チューブ51aの間に配置されチューブ51aに一体に設けられた波形のフィン51bとを有して構成されている。
各チューブ51aは、エンジン冷却水回路55を循環するエンジン冷却水が内部を流通する管部材であり、当該チューブ51aの扁平面(平坦面)が車両前後方向と平行になるように配置されている。そして、当該チューブ51aは、ラジエータコア部51において車両上下方向に従って鉛直に伸びるように積層配置されており、チューブ51aの両端部は、ラジエータコア部51の上下に位置するヘッダタンク52及びヘッダタンク53の内部に夫々連通するように接続されている。
従って、当該ラジエータ50において、エンジン冷却水回路55を循環するエンジン冷却水を、複数のチューブ51aからなるラジエータコア部51と、ヘッダタンク52及びヘッダタンク53とを介して流通させることができる。この時、ラジエータコア部51におけるチューブ51aの間を通過する空気と、各チューブ51aを流れるエンジン冷却水とを、チューブ51a及びフィン51bを介して熱交換させることができる。つまり、当該ラジエータ50は、エンジン冷却水が流れるチューブ51aが車両上下方向に伸びるように配置されたダウンフロー型の熱交換器として構成されている。
図1に示すように、ラジエータ50のヘッダタンク52には、冷却水導入管54が接続されている。当該冷却水導入管54は、シャッター装置1の作動機構部20を構成する第2圧力導入部24に接続されており、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力を第2圧力導入部24に導入する機能を果たす。第2圧力導入部24の構成等については後に詳細に説明する。
当該車両用冷却装置において、送風装置60は、凝縮器40、シャッター装置1、ラジエータ50に対して車両後方側に配置されている。即ち、送風装置60は、車両用冷却装置における空気流れに関して、凝縮器40、シャッター装置1、ラジエータ50に対する下流側に配置されている。
図1に示すように、当該送風装置60は、ファン61と、電動モータ62と、シュラウド63とを備えている。ファン61は、空気を送風する軸流式の送風ファンであり、回転軸を中心に回転するように構成されている。電動モータ62は、ファン61に回転動力を与える電動機であり、当該電動モータ62の回転軸にファン61が固定されている。
そして、電動モータ62は、シュラウド63に設けられた複数のステー64によって、シュラウド63における所定位置に支持されている。シュラウド63は、電動モータ62を保持すると共に、ファン61により誘起される空気流れが凝縮器40及びラジエータ50を通過するように空気流れをガイドする部品である。
次に、本実施形態に係るシャッター装置1の具体的構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、本実施形態に係る車両用冷却装置においては、シャッター装置1は、凝縮器40よりも車両後方側であって、ラジエータ50よりも車両前方側に配置されている。
当該シャッター装置1は、矩形状の枠として形成されたフレーム部材10の内側に、複数のブレード部材15を所定間隔で並列して有している。本実施形態に係るフレーム部材10及びブレード部材15は、例えば、樹脂材料によって構成されている。そして、各ブレード部材15は、フレーム部材10に対して回動可能に配置されている。
フレーム部材10は、凝縮器40の凝縮器コア部41及びラジエータ50のラジエータコア部51の空気通過面の外形に対応した大きさとなっており、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51に近接して配置されている。従って、当該シャッター装置1は、各ブレード部材15の回動量を調整することで、凝縮器コア部41の通風量及びラジエータコア部51の通風量を調整することができる。
当該シャッター装置1は、フレーム部材10の上部における左側部分に、各ブレード部材15を作動させる為の作動機構部20と、スライドシャフト30とを有している。スライドシャフト30は、後述するシャフト保持部材35によって、フレーム部材10の上部に配置されており、車両左右方向へスライド移動可能に取り付けられている。
図1に示すように、作動機構部20は、フレーム部材10における左上の角部分に配置されており、スライドシャフト30の端部である当接部31に当接するように取り付けられている。当該作動機構部20は、第1圧力導入部21と、第2圧力導入部24とを有して構成されている。
上述したように、第1圧力導入部21は、冷媒導入管44を介して、凝縮器40のヘッダタンク42と接続されている。従って、第1圧力導入部21内には、凝縮器40内の冷媒圧力が導入される。即ち、当該第1圧力導入部21は、本発明における圧力導入部及び第1圧力導入部として機能する。第1圧力導入部21の外側には、スプリング保持部22が形成されている。スプリング保持部22は、スライドシャフト30に弾性力を付与する為のコイルスプリング27の端部を保持している。コイルスプリング27は、本発明における弾性部材として機能する。
図3、図4に示すように、第1圧力導入部21の端部における内側には、第1作動部材23が配置されており、第1圧力導入部21の端部から外部へ突出するように取り付けられている。当該第1作動部材23は、円筒状に形成された第1圧力導入部21の中心に沿ってスライド移動可能に配置されており、その端部は、第1圧力導入部21内を閉塞している。
従って、第1作動部材23は、冷媒導入管44を介して第1圧力導入部21内に導入された凝縮器40の冷媒圧力に応じて変位して、第1圧力導入部21の端部からの突出量を変化させる。そして、第1作動部材23は、スライドシャフト30の端部に形成された当接部31に接触するように配置されている為、第1作動部材23の変位によって、スライドシャフト30を車両右側方向へ移動させることができる。当該第1作動部材23は、本発明における作動部材及び第1作動部材として機能する。
一方、第2圧力導入部24は、第1圧力導入部21の車両後方側に配置されており、冷却水導入管54を介して、ラジエータ50のヘッダタンク52内と接続されている。従って、第2圧力導入部24内には、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が導入される。即ち、当該第2圧力導入部24は、本発明における圧力導入部及び第2圧力導入部として機能する。第2圧力導入部24の外側には、スプリング保持部25が形成されている。スプリング保持部25は、スライドシャフト30に弾性力を付与する為のコイルスプリング27の端部を保持している。コイルスプリング27は、本発明における弾性部材として機能する。
そして、第2圧力導入部24の端部における内部には、第2作動部材26が配置されており、第2圧力導入部24の端部から外部へ突出するように取り付けられている。当該第2作動部材26は、円筒状に形成された第2圧力導入部24の中心に沿ってスライド移動可能に配置されており、その端部は、第2圧力導入部24内を閉塞している。
従って、第2作動部材26は、冷却水導入管54を介して第2圧力導入部24内に導入されたラジエータ50におけるエンジン冷却水の圧力に応じて変位して、第2圧力導入部24の端部からの突出量を変化させる。そして、第2作動部材26は、スライドシャフト30の端部に形成された当接部31に接触するように配置されている為、第2作動部材26の変位によって、スライドシャフト30を車両右側方向へ移動させることができる。当該第2作動部材26は、本発明における作動部材及び第2作動部材として機能する。
図3等に示すように、スライドシャフト30は、シャッター装置1におけるフレーム部材10の上部において、車両左右方向にスライド移動可能に取り付けられている。フレーム部材10の断面は、車両後方側が開放された溝形状を為すように形成されており、スライドシャフト30は、溝形状の内部を車両左右方向にスライド移動する。当該スライドシャフト30は、作動機構部20における第1作動部材23、第2作動部材26と接触する当接部31と、当接部31から伸びる平板状のシャフト本体部33とを有している。
図3、図4に示すように、当接部31は、スライドシャフト30の一端部に形成されており、作動機構部20を構成する第1作動部材23と、第2作動部材26と接触するように配置されている。従って、第1作動部材23、第2作動部材26の突出量が増大することで、当接部31が車両右方向へ押し込まれ、スライドシャフト30をスライド移動させることができる。
そして、当接部31の車両前後方向両側部分には、スプリング取付部32が夫々形成されている。車両前方側のスプリング取付部32には、第1圧力導入部21のスプリング保持部22に保持されたコイルスプリング27の端部が取り付けられている。一方、車両後方側のスプリング取付部32には、第2圧力導入部24のスプリング保持部25に保持されたコイルスプリング27の端部が取り付けられている。
従って、各コイルスプリング27は、スライドシャフト30を介して、第1圧力導入部21内の第1作動部材23と、第2圧力導入部24内の第2作動部材26に対して弾性力を作用させることができる。第1作動部材23に対して、コイルスプリング27の弾性力は、第1圧力導入部21内に導入された冷媒圧力の向きと逆向きに作用する。又、第2作動部材26に対して、第2圧力導入部24内に導入されたエンジン冷却水の圧力の向きと逆向きに作用する。
そして、シャフト本体部33は、当接部31からまっすぐに伸びる平板状に形成されており、フレーム部材10の上部において、溝形状の内側に配置されている。当該シャフト本体部33は、フレーム部材10において、車両左右方向に沿って伸びるように配置されている。
シャフト本体部33には歯部34が形成されている。当該歯部34は、シャフト本体部33の車両前方側の面において、車両左右方向に沿うように形成された複数の歯によって構成されている。当該歯部34は、フレーム部材10における各ブレード部材15に形成されたギア部18と夫々噛み合うように構成されており、ラックアンドピニオン機構として機能する。これにより、スライドシャフト30の車両左右方向へのスライド移動は、各ブレード部材15に伝達され、ブレード部材15の回動に変換される。
図1に示すように、スライドシャフト30は、フレーム部材10の右上部分及び左上部分に取り付けられたシャフト保持部材35によって、フレーム部材10の上部に対して車両左右方向にスライド移動可能に取り付けられている。図5、図6に示すように、当該シャフト保持部材35は、樹脂材料によって構成されており、保持片36と、外側開口部37と、内側開口部38とを有している。
保持片36は、シャフト保持部材35の上縁部から上方に突出するように形成されている。スライドシャフト30が配置されたフレーム部材10に対して、シャフト保持部材35を取り付けた場合には、保持片36は、フレーム部材10の上部におけるスライドシャフト30の車両後方側に配置され、フレーム部材10からのスライドシャフト30の脱落を防止する。
外側開口部37は、シャフト保持部材35において、枠状に形成されたフレーム部材10の外側面に位置する部分に形成された開口部である。当該外側開口部37は、フレーム部材10の外側面における所定位置(即ち、フレーム部材10の右上部及び左上部)に形成された爪部13によって挿通される。
一方、内側開口部38は、シャフト保持部材35において、枠状に形成されたフレーム部材10の内側面に位置する部分に形成された開口部である。当該内側開口部38は、フレーム部材10の内側面における所定位置(即ち、フレーム部材10の右上部及び左上部)に形成された凸部14によって挿通される。
図6に示すように、樹脂製のシャフト保持部材35を変形させて、フレーム部材10の爪部13及び凸部14がそれぞれ外側開口部37及び内側開口部38内に位置するように取り付けることで、シャフト保持部材35をフレーム部材10の所定位置に固定することができる。
これにより、図5に示すように、シャフト保持部材35の保持片36がフレーム部材10に取り付けられたスライドシャフト30の車両後方側に位置する為、シャフト保持部材35は、フレーム部材10からスライドシャフト30が脱落することを防止しつつ、フレーム部材10に対して、車両左右方向へスライド移動可能な状態でスライドシャフト30を取り付けることができる。
枠状に形成されたフレーム部材10の上部には、上側軸受部11が形成されている。図7に示すように、当該上側軸受部11は、フレーム部材10における枠の内側に位置する面によって構成されており、車両前後方向に伸びる複数のスリットを有している。上側軸受部11の各スリット内には、ブレード部材15の回転軸17が配置される。従って、上側軸受部11は、スライドシャフト30のシャフト本体部33と協働することで、各ブレード部材15を開状態と閉状態に変更可能に支持する。
一方、枠状をなすフレーム部材10の下部には、下側軸受部12が形成されており、上側軸受部11と対向するように形成されている。当該下側軸受部12は、下側のフレーム部材10における枠の内側に位置する面によって構成されており、複数の軸穴を有している。下側軸受部12の各軸穴には、ブレード部材15の回転軸17が夫々挿入される。従って、下側軸受部12は、各ブレード部材15を開状態と閉状態に変更可能に支持する。
図1等に示すように、各ブレード部材15は、矩形の枠状に形成されたフレーム部材10の内側において、所定間隔で並列されている。隣り合うブレード部材15の間隔は、ラジエータコア部51の隣り合うチューブ51aの間隔に対応している。
そして、各ブレード部材15は、図7に示すように、略板状に形成されたシャッターブレード部16と、回転軸17と、ギア部18とを有している。シャッターブレード部16は、略長方形をなす板状に形成されており、その短辺方向の長さは、ラジエータコア部51における隣接するチューブ51aの間隔に対応している。
シャッターブレード部16における上端部及び下端部には、回転軸17が配置されている。回転軸17は、シャッターブレード部16の短辺方向における中央部分において、長手方向(即ち、車両上下方向に)に沿って伸びる軸状に形成されており、ブレード部材15の回動動作の中心として機能する。ブレード部材15の上側の回転軸17は、上側軸受部11のスリット内に配置され、ブレード部材15の下側の回転軸17は、下側軸受部12の軸穴に挿入される。
ブレード部材15における上側の回転軸17には、ギア部18が形成されている。ギア部18は、回転軸17の中心軸と一致するように形成された歯車であり、その外周面には複数の歯が形成されている。
図8に示すように、フレーム部材10に対して複数のブレード部材15及びスライドシャフト30を取り付けた場合、ブレード部材15におけるギア部18の歯は、スライドシャフト30における歯部34と噛み合う。従って、スライドシャフト30を車両左右方向にスライド移動させることで、回転軸17を中心として、各ブレード部材15を回動させることができる。即ち、スライドシャフト30は、本発明における伝達部材として機能する。
このように構成された車両用冷却装置は、図9に示すように、シャッター装置1を、凝縮器40よりも車両後方側であって、ラジエータ50よりも車両前方側に配置して構成されており、ラジエータ50よりも車両後方側に配置された送風装置60によって、車両前方側から車両方向側へ空気を通過させることができる。
これにより、本実施形態に係る車両用冷却装置は、凝縮器40における冷媒と、凝縮器コア部41を通過する空気との間で熱交換させることができ、冷媒を冷却することができる。又、当該車両用冷却装置は、ラジエータ50におけるエンジン冷却水と、ラジエータコア部51を通過する空気との間で熱交換させることができるので、エンジン冷却水を冷却することができ、ひいては、車両エンジン56を冷却することができる。
そして、図9に示すように、シャッター装置1は、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51に近接して配置されている為、各ブレード部材15の回動量を調整することによって、凝縮器40における通風量及びラジエータ50における通風量を調整することができる。
続いて、本実施形態に係る車両用冷却装置の具体的な作動例について、図面を参照しつつ説明する。先ず、通常時における車両用冷却装置の状態について説明する。本実施形態に係る車両用冷却装置の通常時とは、凝縮器40内の冷媒圧力が予め定められた値以下であり、且つ、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が予め定められた所定値以下である状態をいう。
通常時としては、例えば、冷凍サイクル装置45の作動が停止しており、且つ、エンジン冷却水回路55において、エンジン冷却水の流れがラジエータ50を通過していない状態を挙げることができる。
この通常時において、第1圧力導入部21内の冷媒圧力、及び、第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力は、所定の値以下となる為、スライドシャフト30は、コイルスプリング27の弾性力によって初期位置に位置する。この初期位置とは、スライドシャフト30のスライド移動範囲において、最も車両左側(即ち、閉方向側)の位置を意味する。
そして、スライドシャフト30の歯部34が各ブレード部材15のギア部18と噛み合っている為、各ブレード部材15の姿勢は、シャッター装置1におけるスライドシャフト30の位置に対応する。図10に示すように、スライドシャフト30が初期位置にある場合、各ブレード部材15は、シャッターブレード部16の短辺方向が車両左右方向に沿った状態となり、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51の熱交換面を覆った閉状態となる。この閉状態では、凝縮器コア部41における隣り合うチューブ41aの間の開口断面積、及び、ラジエータコア部51における隣り合うチューブ51aの間の開口断面積が最小となっている。
又、この時、各コイルスプリング27の弾性力は、スライドシャフト30の当接部31を介して、第1作動部材23、第2作動部材26に作用する。これにより、第1作動部材23は、第1圧力導入部21内に進入していき、第2作動部材26は、第2圧力導入部24内に進入していくことになる。本実施形態においては、スライドシャフト30が初期位置にある場合の第1作動部材23、第2作動部材26の位置を、それぞれの初期位置とする。
続いて、凝縮器40内の冷媒圧力が上昇した場合における車両用冷却装置の作動について、図面を参照しつつ説明する。例えば、冷凍サイクル装置45の作動は、車両用空調装置による冷房運転を行う場合に開始される。具体的には、冷凍サイクル装置45における圧縮機46の作動が開始され、圧縮された冷媒が凝縮器40に流入する。これにより、凝縮器40内の冷媒圧力は、冷凍サイクル装置45の作動に伴って上昇する。
上述したように、凝縮器40内の冷媒は、冷媒導入管44を介して、第1圧力導入部21内に導入される為、第1圧力導入部21内の冷媒圧力は、凝縮器40内の冷媒圧力の上昇に伴って上昇する。
そして、第1作動部材23の位置は、第1圧力導入部21内に導入された冷媒圧力と、スライドシャフト30を介して作用するコイルスプリング27の弾性力の釣り合いによって定められる。従って、第1作動部材23は、第1圧力導入部21内の冷媒圧力の上昇に伴って、コイルスプリング27の弾性力に抗して、第1圧力導入部21の端部から車両右方向側に突出するように変位する。
図11に示すように、第1作動部材23の車両右側方向への変位によって、スライドシャフト30は、車両右側方向(即ち、開方向)へ移動する。このスライドシャフト30のスライド移動は、歯部34と各ギア部18によって、各ブレード部材15の回動に変換される。即ち、凝縮器40内における冷媒の圧力が大きい程、第1作動部材23及びスライドシャフト30の変位が大きくなり、各ブレード部材15の回動量も大きくなる。
これにより、当該車両用冷却装置は、シャッター装置1における各ブレード部材15を回動させることによって、凝縮器コア部41における隣り合うチューブ41aの間、及びラジエータコア部51における隣り合うチューブ51aの間の開口断面積を最大となる開状態にすることができる。この開状態では、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51の熱交換面がシャッター装置1における複数のブレード部材15によって覆われていない状態となる。
この結果、凝縮器コア部41におけるチューブ41aの間の隙間と、ラジエータコア部51におけるチューブ51aの間の隙間を空気が自由に通過でき、凝縮器40における冷媒の放熱や車両エンジン56の冷却が促進される。
又、当該車両用冷却装置によれば、凝縮器40における冷媒の圧力が大きい程、凝縮器40及びラジエータ50の通気量が大きくなるように、シャッター装置1における各ブレード部材15を作動させることができる。つまり、当該車両用冷却装置によれば、凝縮器40内における冷媒圧力の大きさに応じて、凝縮器40及びラジエータ50における熱交換性能を適切に調整することができる。
次に、ラジエータ50内のエンジン冷却水の圧力が上昇した場合における車両用冷却装置の作動について、図面を参照しつつ説明する。
例えば、エンジン冷却水回路55の作動は、車両エンジン56の作動開始に伴って、ウォータポンプ57の作動を開始することで行われる。エンジン冷却水回路55を循環するエンジン冷却水は、車両エンジン56の廃熱によって温められる。
そして、エンジン冷却水の温度が所定値以上になると、流路切替部58を構成するサーモスタットによって、ラジエータ50にエンジン冷却水が流入するようにエンジン冷却水回路55の流路が切り替えられる。これにより、ラジエータ50内のエンジン冷却水の温度が上昇すると共に、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力も上昇する。
上述したように、ラジエータ50内のエンジン冷却水は、冷却水導入管54を介して、第2圧力導入部24内に導入される為、第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力は、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力の上昇に伴って上昇する。
そして、第2作動部材26の位置は、第2圧力導入部24内に導入されたエンジン冷却水の圧力と、スライドシャフト30を介して作用するコイルスプリング27の弾性力の釣り合いによって定められる。従って、第2作動部材26は、第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力の上昇に伴って、コイルスプリング27の弾性力に抗して、第2圧力導入部24の端部から車両右方向側に突出するように変位する。
図12に示すように、第2作動部材26の車両右側方向への変位によって、スライドシャフト30は、車両右側方向(即ち、開方向)へ移動する。この場合においても、スライドシャフト30のスライド移動は、歯部34と各ギア部18によって、各ブレード部材15の回動に変換される。即ち、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が大きい程、第2作動部材26及びスライドシャフト30の変位が大きくなり、各ブレード部材15の回動量も大きくなる。
これにより、当該車両用冷却装置は、シャッター装置1における各ブレード部材15を回動させることによって、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51の熱交換面が覆われていない開状態とすることができる。この結果、凝縮器コア部41におけるチューブ41aの間の隙間と、ラジエータコア部51におけるチューブ51aの間の隙間を空気が自由に通過でき、凝縮器40における冷媒の放熱や車両エンジン56の冷却が促進される。
又、当該車両用冷却装置によれば、ラジエータ50におけるエンジン冷却水の圧力が大きい程、凝縮器40及びラジエータ50の通気量が大きくなるように、シャッター装置1における各ブレード部材15を作動させることができる。つまり、当該車両用冷却装置によれば、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力の大きさに応じて、凝縮器40及びラジエータ50における熱交換性能を適切に調整することができる。
尚、本実施形態において、凝縮器40内の冷媒圧力とラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が両方とも上昇した場合、第1作動部材23の先端及び第2作動部材26の先端の内、より開方向側に位置する先端の位置に応じて、スライドシャフト30の移動量が決定され、各ブレード部材15の回動量が決定される。
即ち、凝縮器40内の冷媒圧力と、ラジエータ50におけるエンジン冷却水の圧力の何れか一方の圧力が所定値よりも低い状態であっても、他方の圧力が所定値よりも高くなった時点で、凝縮器40及びラジエータ50の通風量を増大させて、冷媒の放熱及び車両エンジン56の冷却を促進させることができる。即ち、当該車両用冷却装置によれば、シャッター装置1をフェイルセーフとして機能させることができる。
続いて、当該車両用冷却装置において、シャッター装置1における各ブレード部材15を回動させて、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51の熱交換面を覆った閉状態とする際の作動について説明する。尚、本実施形態における閉状態は、図10に示す状態に相当しており、スライドシャフト30、第1作動部材23、第2作動部材26が夫々の初期位置に位置する状態を意味する。
例えば、凝縮器40内における冷媒圧力が低下すると、第1圧力導入部21内の冷媒圧力は、それに伴って低下していく。この第1圧力導入部21内の冷媒圧力がコイルスプリング27の弾性力よりも小さくなると、第1作動部材23は、コイルスプリング27の弾性力によって、車両左側方向(即ち、閉方向)へ変位していく。
又、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が低下すると、第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力も、それに伴って低下していく。この第2圧力導入部24内のエンジン冷却水の圧力がコイルスプリング27の弾性力よりも小さくなると、当該第2作動部材26は、コイルスプリング27の弾性力によって閉方向に変位していく。
こうして、第1作動部材23及び第2作動部材26が閉方向へ変位していくと、スライドシャフト30も、コイルスプリング27の弾性力によって、閉方向に変位する。このスライドシャフト30の閉方向へのスライド移動は、歯部34及び各ギア部18を介して、各ブレード部材15の回動に変換され、各ブレード部材15のシャッターブレード部16は、図10に示すように、凝縮器コア部41及びラジエータコア部51の熱交換面を覆う状態となる。
これにより、当該シャッター装置1によれば、凝縮器40内の冷媒圧力及びラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力の低下によって、シャッター装置1を閉じることができ、凝縮器40及びラジエータ50における通気量を低下させ、熱交換性能を低下させることやエンジンルーム内への外気導入を抑制することでエンジン等の暖機促進を可能とする。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用冷却装置によれば、凝縮器40から第1圧力導入部21内に導入される冷媒圧力の変化によって、第1作動部材23及びスライドシャフト30を介して、各ブレード部材15の姿勢を変化させることができ、凝縮器40及びラジエータ50の通風量を調整して、熱交換性能を調整することができる。
従って、当該車両用冷却装置によれば、各ブレード部材15の姿勢を変化させる為のアクチュエータや当該アクチュエータを作動させる為のエネルギー等を必要としない為、製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制することができる。
又、当該車両用冷却装置によれば、第1圧力導入部21内における冷媒圧力の増大に伴って、各ブレード部材15の姿勢が開状態となるように変更する為、凝縮器40及びラジエータ50に対する通風量を適切に調整することができ、凝縮器40及びラジエータ50における熱交換性能を適切に調整することができる。
そして、第1作動部材23には、スライドシャフト30を介して、コイルスプリング27の弾性力が作用しており、当該第1作動部材23は、コイルスプリング27の弾性力によって閉方向に付勢されている。
従って、車両用冷却装置は、第1圧力導入部21内の冷媒圧力が低下すると、コイルスプリング27の弾性力によって、各ブレード部材15を回動させて閉状態にすることができる。これにより、当該車両用冷却装置は、凝縮器40内の冷媒圧力が低下した場合には、凝縮器40及びラジエータ50の熱交換性能を低く調整することができる。
又、本実施形態に係る車両用冷却装置によれば、ラジエータ50から第2圧力導入部24内に導入されるエンジン冷却水の圧力変化によって、第2作動部材26及びスライドシャフト30を介して、各ブレード部材15の姿勢を変化させることができ、凝縮器40及びラジエータ50の通風量を調整して、熱交換性能を調整することができる。
従って、当該車両用冷却装置によれば、各ブレード部材15の姿勢を変化させる為のアクチュエータや当該アクチュエータを作動させる為のエネルギー等を必要としない為、製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制することができる。
又、当該車両用冷却装置によれば、第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力の増大に伴って、各ブレード部材15の姿勢が開状態となるように変更する為、凝縮器40及びラジエータ50に対する通風量を適切に調整することができ、凝縮器40及びラジエータ50における熱交換性能を適切に調整することができる。
そして、第2作動部材26には、スライドシャフト30を介して、コイルスプリング27の弾性力が作用しており、当該第2作動部材26は、コイルスプリング27の弾性力によって閉方向に付勢されている。
従って、車両用冷却装置は、第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力が低下すると、コイルスプリング27の弾性力によって、各ブレード部材15を回動させて閉状態にすることができる。これにより、当該車両用冷却装置は、ラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が低下した場合には、凝縮器40及びラジエータ50の熱交換性能を低く調整することができる。
そして、本実施形態に係る車両用冷却装置によれば、第1圧力導入部21内における冷媒圧力、又は第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力の増大に伴って、各ブレード部材15の姿勢が開状態となるように変更する為、凝縮器40及びラジエータ50に対する通風量を適切に調整することができる。これにより、当該車両用冷却装置によれば、凝縮器40及びラジエータ50における熱交換性能を適切に調整することができ、シャッター装置1に対して、例えば、フェイルセーフ機能をもたせることができる。
又、当該車両用冷却装置によれば、凝縮器40及びラジエータ50の内圧に応じて、シャッター装置1を作動させる為、各ブレード部材の姿勢を変化させる為のアクチュエータや当該アクチュエータを作動させる為のエネルギー等を必要としない。この為、当該車両用冷却装置は、製品コストの増大や車両の燃費の低下を抑制することができる。
そして、第1作動部材23及び第2作動部材26には、スライドシャフト30を介して、コイルスプリング27の弾性力が作用しており、当該第1作動部材23及び第2作動部材26は、コイルスプリング27の弾性力によって閉方向に付勢されている。
従って、車両用冷却装置は、第1圧力導入部21内における冷媒圧力及び第2圧力導入部24内におけるエンジン冷却水の圧力が低下すると、コイルスプリング27の弾性力によって、各ブレード部材15を回動させて閉状態にすることができる。これにより、当該車両用冷却装置は、凝縮器40内の冷媒圧力及びラジエータ50内におけるエンジン冷却水の圧力が低下した場合には、凝縮器40及びラジエータ50の熱交換性能を低く調整することができる。
(他の実施形態)
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した各実施形態を適宜組み合わせても良いし、上述した実施形態を種々変形することも可能である。
(1)上述した実施形態においては、第1熱交換媒体として冷凍サイクルにおける冷媒を用い、第2熱交換媒体としてエンジン冷却水を用いていたが、この態様に限定されるものではない。本発明における熱交換媒体、第1熱交換媒体及び第2熱交換媒体として、熱交換器を通過する空気と熱交換可能な媒体であれば、種々の媒体を用いることができる。例えば、電気冷却系に係る低水温の冷却水を用いても良いし、インタークーラの過給圧や、ATF、エンジンオイル等を用いても良い。
又、第1熱交換媒体と、第2熱交換媒体の関係性は、冷媒とエンジン冷却水のように、異なる種類の熱交換媒体である必要はなく、異なる回路を循環する熱交換媒体であれば、同種類の熱交換媒体(例えば、冷却水)であっても良い。
(2)又、上述した実施形態においては、図1、図3等に示すように、シャッター装置1の左上部分に第1圧力導入部21等からなる作動機構部20を配置していたが、この態様に限定されるものではない。作動機構部20をシャッター装置1の右上部分に配置しても良い。又、作動機構部20及びスライドシャフト30を、シャッター装置1の下部に配置しても良いし、シャッター装置1における上部及び下部に配置することも可能である。
(3)そして、上述した実施形態においては、作動機構部20によってスライドシャフト30を車両左右方向にスライド移動させる構成であったが、この態様に限定されるものではない。例えば、作動機構部20によって、スライドシャフト30を車両上下方向にスライド移動させても良い。この場合には、シャッター装置1における各ブレード部材15は、その回転軸17が車両左右方向に沿って伸びるように、フレーム部材10に取り付けられる。
(4)又、上述した実施形態では、シャッター装置1の大きさを凝縮器コア部41やラジエータコア部51の熱交換面に対応する大きさとし、シャッター装置1によって凝縮器コア部41やラジエータコア部51の熱交換面の全面を覆うことができるように構成していたが、これに限定されるものではない。
シャッター装置1の大きさは、必ずしも凝縮器コア部41やラジエータコア部51に対応していなくてもよく、例えば、凝縮器コア部41やラジエータコア部51の熱交換面よりも小さくし、シャッター装置1によって凝縮器コア部41やラジエータコア部51の熱交換面の一部を開状態または閉状態にするように構成することも可能である。
(5)そして、上述した実施形態においては、シャッター装置1を、車両用熱交換器である凝縮器40の空気流れ下流側で、且つ、車両用熱交換器であるラジエータ50の空気流れ上流側に配置していたが、この態様に限定されるものではない。即ち、必ずしも2つの車両用熱交換器を用いた態様に限定されるものではなく、シャッター装置1の空気流れ上流側又は下流側の何れかに車両用熱交換器が配置された構成であれば、本発明を適用することができる。
(6)又、上述した2つの車両用熱交換器に対するシャッター装置1の配置に関しても、上述した実施形態のように、2つの車両用熱交換器(例えば、凝縮器40、ラジエータ50)の間に配置する態様に限定されるものではない。例えば、空気流れに関して、2つの車両用熱交換器の何れに対しても上流側となるように、シャッター装置1を配置しても良いし、2つの車両用熱交換器の何れに対しても下流側となるように配置してもよい。
(7)そして、上述した実施形態においては、シャッター装置1によって開閉される熱交換器として、クロスフロー型の熱交換器にあたる凝縮器40と、ダウンフロー型の熱交換器にあたるラジエータ50を用いていたが、この態様に限定されるものではない。本発明に係る車両用熱交換器における熱交換媒体の流れ方向については、要求される仕様や用途に応じて適宜変更することができる。
1 シャッター装置
15 ブレード部材
20 作動機構部
21 第1圧力導入部
23 第1作動部材
24 第2圧力導入部
26 第2作動部材
30 スライドシャフト
40 凝縮器
50 ラジエータ

Claims (4)

  1. 熱交換媒体が内部を通過する複数の積層されたチューブ(41a、51a)を有し、隣り合う前記チューブの間を通過する空気と前記熱交換媒体とを熱交換させる車両用熱交換器(40、50)に対し、前記空気流れの上流側又は下流側に配置され、前記車両用熱交換器の通風量を調整する車両用熱交換器のシャッター構造であって、
    前記チューブの間における開口断面積が最小となる閉状態と、前記チューブの間における開口断面積が最大となる開状態とに変更可能に配置された複数のブレード部材(15)と、
    前記車両用熱交換器に接続され、前記熱交換媒体の圧力が導入される圧力導入部(21、24)と、
    前記圧力導入部内に配置され、前記熱交換媒体の圧力が増大する程、予め定められた開方向に変位する作動部材(23、26)と、
    前記圧力導入部内における前記作動部材の変位を各ブレード部材に伝達する伝達部材(30)と、を有し、
    前記複数のブレード部材の姿勢は、前記熱交換媒体の圧力の増大に伴って、前記開状態となるように変更される車両用熱交換器のシャッター構造。
  2. 前記圧力導入部内の前記作動部材に対して前記開方向と逆の閉方向に弾性力を作用させる弾性部材(27)を有する請求項1に記載の車両用熱交換器のシャッター構造。
  3. 第1熱交換媒体が内部を通過する複数の積層されたチューブ(41a)を有し、隣り合う前記チューブの間を通過する空気と前記第1熱交換媒体とを熱交換させる第1熱交換器(40)と、
    前記第1熱交換器における空気流れ上流側又は下流側に配置されており、前記第1熱交換媒体と異なる第2熱交換媒体が内部を通過する複数の積層されたチューブ(51a)を有し、隣りあう前記チューブの間を通過する空気と前記第2熱交換媒体とを熱交換させる第2熱交換器(50)と、
    前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器における空気流れの経路上に配置され、前記第1熱交換器における通風量及び前記第2熱交換器における通風量を調整する車両用熱交換器のシャッター構造であって、
    前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器における前記チューブの間の開口断面積が最小となる閉状態と、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器における前記チューブの間の開口断面積が最大となる開状態とに変更可能に配置された複数のブレード部材(15)と、
    前記第1熱交換器に接続され、前記第1熱交換媒体の圧力が導入される第1圧力導入部(21)と、
    前記第1圧力導入部内に配置され、前記第1熱交換媒体の圧力が増大する程、予め定められた開方向に変位する第1作動部材(23)と、
    前記第2熱交換器に接続され、前記第2熱交換媒体の圧力が導入される第2圧力導入部(24)と、
    前記第2圧力導入部内に配置され、前記第2熱交換媒体の圧力が増大する程、前記開方向に変位する第2作動部材(26)と、
    前記第1圧力導入部内における前記第1作動部材の変位又は前記第2圧力導入部内における前記第2作動部材の変位を各ブレード部材に伝達する伝達部材(30)と、を有し、
    前記複数のブレード部材の姿勢は、前記第1熱交換媒体の圧力の増大又は前記第2熱交換媒体の圧力の増大に伴って、前記開状態となるように変更される車両用熱交換器のシャッター構造。
  4. 前記第1圧力導入部内の前記第1作動部材、及び前記第2圧力導入部内の前記第2作動部材に対して前記開方向と逆の閉方向に弾性力を作用させる弾性部材(27)を有する請求項3に記載の車両用熱交換器のシャッター構造。
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