JP2018189914A - 光ファイバ - Google Patents

光ファイバ Download PDF

Info

Publication number
JP2018189914A
JP2018189914A JP2017094735A JP2017094735A JP2018189914A JP 2018189914 A JP2018189914 A JP 2018189914A JP 2017094735 A JP2017094735 A JP 2017094735A JP 2017094735 A JP2017094735 A JP 2017094735A JP 2018189914 A JP2018189914 A JP 2018189914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
optical fiber
refractive index
wavelength
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017094735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7069566B2 (ja
Inventor
義典 山本
Yoshinori Yamamoto
義典 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2017094735A priority Critical patent/JP7069566B2/ja
Priority to KR1020180049505A priority patent/KR102638033B1/ko
Priority to RU2018116578A priority patent/RU2771518C2/ru
Priority to US15/973,851 priority patent/US10222545B2/en
Priority to CN201810447918.9A priority patent/CN108873156B/zh
Publication of JP2018189914A publication Critical patent/JP2018189914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7069566B2 publication Critical patent/JP7069566B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02004Optical fibres with cladding with or without a coating characterised by the core effective area or mode field radius
    • G02B6/02009Large effective area or mode field radius, e.g. to reduce nonlinear effects in single mode fibres
    • G02B6/02014Effective area greater than 60 square microns in the C band, i.e. 1530-1565 nm
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/028Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/028Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
    • G02B6/0281Graded index region forming part of the central core segment, e.g. alpha profile, triangular, trapezoidal core
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03616Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
    • G02B6/03622Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 2 layers only
    • G02B6/03627Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 2 layers only arranged - +

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

【課題】ITU-T G.652勧告に準拠する汎用的なSMFと同等のMACを有するとともに曲げロスを小さく抑えることができる光ファイバを提供する。
【解決手段】光ファイバ1Aは、最大屈折率nを有するコア11と、前記コアの周囲に設けられ屈折率nを有するクラッド13と、を含む。前記コアの径方向の屈折率分布がα乗であって、αが1.5〜10である。Δ=100×(n −n )/(2n ) なる式で表される前記コアの中心位置の比屈折率差Δが0.3%〜0.5%である。前記コアの直径が9μm〜14μmである。ゼロ分散波長が1300nm〜1324nmである。ケーブルカットオフ波長が1260nm以下である。直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスが0.25dB以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバに関するものである。
国際規格ITU-T G.652で勧告されるシングルモード光ファイバ(SMF)は、最も汎用的な光ファイバとして世界中の光通信システムにおいて幅広く用いられている。このG.652では、波長1310nmにおけるSMFのモードフィールド径(MFD)が公称値8.6μm〜9.2μm(トレランス±0.4μm)と勧告されている。MFDがこの範囲内にあることにより、SMFの端面同士を融着接続する際に、融着されるSMF間のMFD不整合を小さく抑えることができ、融着損失を小さく抑えることができる。また、G.652では、SMFのケーブルカットオフ波長λccが1260nm以下と勧告されている。λccがこの範囲にあることにより、波長1310nm付近およびそれ以上の波長における信号光のシングルモード動作を保証することができる。
一方、光ファイバを小径に曲げた状態で敷設したり、1本のケーブル中に多くの光ファイバを高密度に収納したりするためには、光ファイバの曲げ損失を小さく抑えることが望まれる。光ファイバの曲げ損失を小さく抑えるためには、光ファイバのMAC値を小さくすればよいことが知られている。MACは、波長1310nmにおけるMFD[μm]をファイバカットオフ波長λc[μm]で割った値である。すなわち、光ファイバの曲げ損失を小さくするには、MFDを小さくすることが有効であり、また、λcを長くすることが有効である。
米国特許第7,876,990号明細書
しかし、前述の通り、MFDを小さくした光ファイバは、既存のSMFとのMFD不整合が大きくなり融着損失が大きくなってしまう。また、λcを長くした光ファイバは、信号光のシングルモード動作を保証できなくなる。
特許文献1では、コアの径方向の屈折率分布がα乗であってαが2.5〜3.0であるSMFの発明が開示されている。この文献では、コアα乗をこの範囲内にすることにより伝送損失を低くできると記載されている。しかし、この文献では、曲げロスの改善は考慮されていない。また、この文献に開示されたSMFはディプレストを有していない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、ITU-T G.652勧告に準拠する汎用的なSMFと同等のMACを有するとともに曲げロスを小さく抑えることができる光ファイバを提供することを目的とする。
本発明の光ファイバは、最大屈折率nを有するコアと、前記コアの周囲に設けられ前記最大屈折率nより小さい屈折率nを有するクラッドと、を含み、前記コアの径方向の屈折率分布がα乗であって、αが1.5〜10であり、Δ=100×(n −n )/(2n ) なる式で表される前記コアの中心位置の比屈折率差Δが0.3%〜0.5%であり、前記コアの直径2aが9μm〜14μmであり、ゼロ分散波長が1300nm〜1324nmであり、ケーブルカットオフ波長λccが1260nm以下であり、直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスが0.25dB以下である。
本発明の光ファイバは、ITU-T G.652勧告に準拠する汎用的なSMFと同等のMACを有するとともに、曲げロスを小さく抑えることができる。
図1(a)は、第1実施形態の光ファイバ1Aの断面を示す図である。図1(b)は、第1実施形態の光ファイバ1Aの径方向の屈折率分布を示す図である。 図2は、第1実施形態の光ファイバの屈折率分布n(r)の諸例を示す図である。 図3は、第1実施形態の光ファイバを曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスとコアα乗との関係を示すグラフである。 図4は、第1実施形態の光ファイバのゼロ分散波長とコアα乗との関係を示すグラフである。 図5は、第1実施形態の光ファイバのλccとコアα乗との関係を示すグラフである。 図6(a)は、第2実施形態の光ファイバ1Bの断面を示す図である。図6(b)は、第2実施形態の光ファイバ1Bの径方向の屈折率分布を示す図である。 図7は、第2実施形態の光ファイバの屈折率分布n(r)の諸例を示す図である。 図8は、第2実施形態の光ファイバを曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスとΔとの関係を示すグラフである。 図9は、第2実施形態の光ファイバのゼロ分散波長とΔとの関係を示すグラフである。 図10は、第2実施形態の光ファイバのλccとΔとの関係を示すグラフである。 図11は、第2実施形態の光ファイバの屈折率分布n(r)の他の諸例を示す図である。 図12は、第2実施形態の光ファイバを曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスとコアα乗との関係を示すグラフである。 図13は、第2実施形態の光ファイバのゼロ分散波長とコアα乗との関係を示すグラフである。 図14は、第2実施形態の光ファイバのλccとコアα乗との関係を示すグラフである。 図15は、実施例のファイバ1〜8の諸元を纏めた表である。 図16は、実施例のファイバ9〜15の諸元を纏めた表である。 図17は、実施例のファイバ16〜24の諸元を纏めた表である。
本発明の光ファイバは、最大屈折率nを有するコアと、前記コアの周囲に設けられ前記最大屈折率nより小さい屈折率nを有するクラッドと、を含む。前記コアの径方向の屈折率分布がα乗であって、αが1.5〜10である。Δ=100×(n −n )/(2n ) なる式で表される前記コアの中心位置の比屈折率差Δが0.3%〜0.5%である。前記コアの直径2aが9μm〜14μmである。ゼロ分散波長が1300nm〜1324nmである。ケーブルカットオフ波長λccが1260nm以下である。また、直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスが0.25dB以下である。この光ファイバは、ITU-T G.652に準拠する特性を有するとともに、曲げロスをITU-T G.657.A1相当とすることができる。
本発明の光ファイバは、前記コアの周囲であって前記コアと前記クラッドとの間に設けられ、前記最大屈折率nおよび前記屈折率nの双方より小さい屈折率nを有するディプレストを更に含むのが好適である。Δ=100×(n −n )/(2n ) なる式で表される前記ディプレストの比屈折率差Δが−0.1%〜0%であるのが好適である。ディプレストが設けられることにより、曲げロスを更に小さく抑えることができる。前記ディプレストの外直径2bと前記コアの直径2aとの比(b/a)が2.4〜4.0であるのが好適である。
αが2.0〜5.0であるのが好適である。αをこの範囲とすることにより、曲げロスを更に小さく抑えることができる。
直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスが0.03dB以下であるのが好適である。この光ファイバの曲げロスをITU-T G.657.A2相当とすることができる。
ファイバカットオフ波長λcとケーブルカットオフ波長λccとの差(λc−λcc)が50nm〜100nmであるのが好適である。
本発明の光ファイバは、前記クラッドの周囲に設けられ紫外線硬化型樹脂からなる第一樹脂層と、前記第一樹脂層の周囲に設けられ紫外線硬化型樹脂からなる第二樹脂層と、を更に含むのが好適である。前記クラッドの外直径が124.3μm〜125.7μmであり、前記第二樹脂層の外直径が188μm〜210μmであるのが好適である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(第1実施形態)
図1(a)は、第1実施形態の光ファイバ1Aの断面を示す図である。図1(b)は、第1実施形態の光ファイバ1Aの径方向の屈折率分布を示す図である。光ファイバ1Aは、コア11と、このコア11の周囲に設けられたクラッド13と、を含む。コア11は、最大屈折率nを有する。クラッド13は、nより小さい屈折率nを有する。例えば、コア11はGeOを含むシリカガラスからなり、クラッド13は純シリカガラスからなる。
光ファイバ1Aの径方向の屈折率分布n(r)は、コアα乗パラメータ(α)を用いて下記(1)式で近似される。rは、コア11の中心からの径方向距離である。aは、コア11の半径であり、n(r)がクラッド13の屈折率nと等しくなる径方向距離rである。Δは、コア11において屈折率が最大となる中心位置とクラッド13との間の比屈折率差であり、下記(2)式で表される。
光ファイバ1Aは、クラッド13の周囲に設けられた第一樹脂層14と、第一樹脂層14の周囲に設けられた第二樹脂層15と、を更に含む。第一樹脂層14および第二樹脂層15は紫外線硬化型樹脂からなる。第一樹脂層14のヤング率は、第二樹脂層15のヤング率より小さい。
図2は、第1実施形態の光ファイバの屈折率分布n(r)の諸例を示す図である。横軸はコア中心からの径方向距離rである。縦軸はクラッドの屈折率nを基準とする比屈折率差Δである。クラッドが純シリカガラスからなるとし、波長1310nmにおけるMFDが9.0μmとなり、λcが1280nmとなり、MACが7.0となるように、Δおよびaを調整した。コアα乗は1〜10の範囲内の各値とした。
図3〜図5は、図2に示した第1実施形態の光ファイバの曲げロス、ゼロ分散波長またはλccとコアα乗との関係を示すグラフである。なお、図2〜図5は、コアにおいて屈折率が一様であるステップ型の場合の曲げロス、ゼロ分散波長またはλccの値も示している。
図3は、第1実施形態の光ファイバを曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスとコアα乗との関係を示すグラフである。このグラフから、コアα乗を1.5〜10乗の範囲内にすることにより、ステップ型コアよりも、同じMACに対して曲げロスを小さくできることが分かる。さらに、コアα乗を2〜5乗の範囲内にすることにより、さらに曲げロスを小さくできることが分かる。
図4は、第1実施形態の光ファイバのゼロ分散波長とコアα乗との関係を示すグラフである。このグラフから、コアα乗が小さいと、ゼロ分散波長が長くなって、ITU-T G.652で勧告される範囲(1300〜1324nm)を外れたゼロ分散波長となることから、コアα乗は2乗以上が好ましいことが分かる。
図5は、第1実施形態の光ファイバのλccとコアα乗との関係を示すグラフである。このグラフから、コアα乗を1.5〜10乗の範囲内とすることで、ITU-T G.652で勧告されるλccの範囲内(1260nm以下)にできることが分かる。
(第2実施形態)
図6(a)は、第2実施形態の光ファイバ1Bの断面を示す図である。図6(b)は、第2実施形態の光ファイバ1Bの径方向の屈折率分布を示す図である。光ファイバ1Bは、コア11と、このコア11の周囲に設けられたディプレスト12と、このディプレスト12の周囲に設けられたクラッド13と、を含む。コア11は、最大屈折率nを有する。クラッド13は、nより小さい屈折率nを有する。ディプレスト12は、nおよびnの双方より小さい屈折率nを有する。例えば、コア11はGeOを含むシリカガラスからなり、ディプレスト12はFを含むシリカガラスからなり、クラッド13は純シリカガラスからなる。
光ファイバ1Bの径方向の屈折率分布n(r)は、コアα乗パラメータ(α)を用いて下記(3)式で近似される。rは、コア11の中心からの径方向距離である。aは、コア11の半径であり、n(r)がクラッド13の屈折率nと等しくなる径方向距離rである。bは、ディプレスト12の外半径である。Δは、クラッド13に対するディプレスト12の比屈折率差であり、下記(4)式で表される。
光ファイバ1Bは、クラッド13の周囲に設けられた第一樹脂層14と、第一樹脂層14の周囲に設けられた第二樹脂層15と、を更に含む。第一樹脂層14および第二樹脂層15は紫外線硬化型樹脂からなる。第一樹脂層14のヤング率は、第二樹脂層15のヤング率より小さい。
図7は、第2実施形態の光ファイバの屈折率分布n(r)の諸例を示す図である。横軸はコア中心からの径方向距離rである。縦軸はクラッドの屈折率nを基準とする比屈折率差Δである。クラッドが純シリカガラスからなるとし、波長1310nmにおけるMFDが9.0μmとなり、λcが1280nmとなり、MACが7.0となるように、Δおよびaを調整した。コアα乗は2.5乗とした。Δは−0.1〜0%の範囲内の各値とした。
図8〜図10は、図7に示した第2実施形態の光ファイバの曲げロス、ゼロ分散波長またはλccとΔとの関係を示すグラフである。
図8は、第2実施形態の光ファイバを曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスとΔとの関係を示すグラフである。このグラフから、Δが負であって絶対値が大きい方が、曲げロスを小さく抑えることができるので望ましいことが分かる。
図9は、第2実施形態の光ファイバのゼロ分散波長とΔとの関係を示すグラフである。このグラフから、Δが−0.1%より小さくなる(絶対値が大きくなる)と、ゼロ分散波長がITU-Tで勧告される範囲よりも短くなるので、Δは−0.1%以上が望ましいことが分かる。
図10は、第2実施形態の光ファイバのλccとΔとの関係を示すグラフである。このグラフから、Δが−0.1〜0%の範囲内で、λccはITU-TG.652で勧告される範囲内であることが分かる。
図11は、第2実施形態の光ファイバの屈折率分布n(r)の他の諸例を示す図である。横軸はコア中心からの径方向距離rである。縦軸はクラッドの屈折率nを基準とする比屈折率差Δである。クラッドが純シリカガラスからなるとし、波長1310nmにおけるMFDが9.0μmとなり、λcが1280nmとなり、MACが7.0となるように、Δおよびaを調整した。Δは−0.02%とした。コアα乗は1〜10の範囲内の各値とした。
図12〜図14は、図11に示した第2実施形態の光ファイバの曲げロス、ゼロ分散波長またはλccとコアα乗との関係を示すグラフである。なお、図11〜図14は、コアにおいて屈折率が一様であるステップ型の場合の曲げロス、ゼロ分散波長またはλccの値も示している。
図12は、第2実施形態の光ファイバを曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスとコアα乗との関係を示すグラフである。このグラフから、コアα乗を1.5〜10乗の範囲内にすることにより、ステップ型コアよりも、同じMACに対して曲げロスを小さくできることが分かる。さらに、コアα乗を2〜5乗の範囲内にすることにより、さらに曲げロスを小さくできることが分かる。
図13は、第2実施形態の光ファイバのゼロ分散波長とコアα乗との関係を示すグラフである。このグラフから、コアα乗が小さいと、ゼロ分散波長が長くなって、ITU-T G.652で勧告される範囲(1300〜1324nm)を外れたゼロ分散波長となることから、コアα乗は2乗以上が好ましいことが分かる。
図14は、第2実施形態の光ファイバのλccとコアα乗との関係を示すグラフである。このグラフから、コアα乗を1.5〜10乗の範囲内とすることで、ITU-T G.652で勧告されるλccの範囲内(1260nm以下)にできることが分かる。
(実施例)
図15は、実施例のファイバ1〜8の諸元を纏めた表である。図16は、実施例のファイバ9〜15の諸元を纏めた表である。これらの表は、上から順に、α乗、コアの中心位置の比屈折率差Δ、ディプレストの比屈折率差Δ、コアの直径2a、ディプレストの外直径2b、比(b/a)、ゼロ分散波長、波長1310nmでのモードフォールド径MFD、波長1310nmでの実効断面積Aeff、波長1550nmでのモードフォールド径MFD、波長1550nmでの実効断面積Aeff、ファイバカットオフ波長λc、ケーブルカットオフ波長λcc、差(λc−λcc)、MAC、曲げ直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロス、を示している。ファイバ1〜15のうち、ファイバ4,5,13,14は、ディプレストを有しない第1実施形態のものであり、他のファイバは、ディプレストを有する第2実施形態のものである。
図17は、実施例のファイバ16〜24の諸元を纏めた表である。この表は、上から順に、クラッドの外直径、第一樹脂層の外直径、第二樹脂層の外直径、を示している。
光ファイバは、124.3〜125.7μmのクラッド外直径を持つのが好ましい。光ファイバの一つの実施例として、第一樹脂層の外径(直径)は180〜200μmであり、第二樹脂層の外径(直径)は235〜255μmである。別の実施例として、第一樹脂層の外径(直径)が150〜175μm、第二樹脂層の外径(直径)が188〜210μmであってもよい。このように樹脂の被覆径が従来の光ファイバよりも細いことで、ケーブル中にさらに高密度に光ファイバを収納することが出来るので、より好ましい。
1A,1B…光ファイバ、11…コア、12…ディプレスト、13…クラッド、14…第一樹脂層、15…第二樹脂層。

Claims (7)

  1. 最大屈折率nを有するコアと、前記コアの周囲に設けられ前記最大屈折率nより小さい屈折率nを有するクラッドと、を含み、
    前記コアの径方向の屈折率分布がα乗であって、αが1.5〜10であり、
    Δ=100×(n −n )/(2n ) なる式で表される前記コアの中心位置の比屈折率差Δが0.3%〜0.5%であり、
    前記コアの直径2aが9μm〜14μmであり、
    ゼロ分散波長が1300nm〜1324nmであり、
    ケーブルカットオフ波長λccが1260nm以下であり、
    直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスが0.25dB以下である、
    光ファイバ。
  2. 前記コアの周囲であって前記コアと前記クラッドとの間に設けられ、前記最大屈折率nおよび前記屈折率nの双方より小さい屈折率nを有するディプレストを更に含み、
    Δ=100×(n −n )/(2n ) なる式で表される前記ディプレストの比屈折率差Δが−0.1%〜0%である、
    請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 前記ディプレストの外直径2bと前記コアの直径2aとの比(b/a)が2.4〜4.0である、
    請求項2に記載の光ファイバ。
  4. αが2.0〜5.0である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光ファイバ。
  5. 直径30mmで10ターン巻いたときの波長1550nmにおける曲げロスが0.03dB以下である、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の光ファイバ。
  6. ファイバカットオフ波長λcとケーブルカットオフ波長λccとの差(λc−λcc)が50nm〜100nmである、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の光ファイバ。
  7. 前記クラッドの周囲に設けられ紫外線硬化型樹脂からなる第一樹脂層と、前記第一樹脂層の周囲に設けられ紫外線硬化型樹脂からなる第二樹脂層と、を更に含み、
    前記クラッドの外直径が124.3μm〜125.7μmであり、
    前記第二樹脂層の外直径が188μm〜210μmである、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の光ファイバ。
JP2017094735A 2017-05-11 2017-05-11 光ファイバ Active JP7069566B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017094735A JP7069566B2 (ja) 2017-05-11 2017-05-11 光ファイバ
KR1020180049505A KR102638033B1 (ko) 2017-05-11 2018-04-30 광파이버
RU2018116578A RU2771518C2 (ru) 2017-05-11 2018-05-04 Оптическое волокно
US15/973,851 US10222545B2 (en) 2017-05-11 2018-05-08 Optical fiber
CN201810447918.9A CN108873156B (zh) 2017-05-11 2018-05-11 光纤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017094735A JP7069566B2 (ja) 2017-05-11 2017-05-11 光ファイバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018189914A true JP2018189914A (ja) 2018-11-29
JP7069566B2 JP7069566B2 (ja) 2022-05-18

Family

ID=64097704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017094735A Active JP7069566B2 (ja) 2017-05-11 2017-05-11 光ファイバ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10222545B2 (ja)
JP (1) JP7069566B2 (ja)
KR (1) KR102638033B1 (ja)
CN (1) CN108873156B (ja)
RU (1) RU2771518C2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019159719A1 (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社フジクラ 光ファイバ
JPWO2019017324A1 (ja) * 2017-07-18 2020-03-26 株式会社フジクラ 光ファイバ、及び、その製造方法
WO2020162406A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 古河電気工業株式会社 光ファイバ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110045456B (zh) * 2019-03-01 2020-10-27 江苏永鼎股份有限公司 一种超低损耗大有效面积的单模光纤及其制备方法
CN112987169A (zh) * 2019-12-02 2021-06-18 中国移动通信有限公司研究院 一种光纤

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512463A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 コーニング インコーポレイテッド 低損失光ファイバ
US20130136406A1 (en) * 2011-11-29 2013-05-30 Dana Craig Bookbinder Low bend loss optical fiber
JP2015503122A (ja) * 2011-11-30 2015-01-29 コーニング インコーポレイテッド 低曲げ損失光ファイバ
JP2016518620A (ja) * 2013-04-08 2016-06-23 コーニング インコーポレイテッド 低曲げ損失の光ファイバ
US20160304392A1 (en) * 2015-04-15 2016-10-20 Corning Incorporated Low loss optical fibers with fluorine and chlorine codoped core regions
US20170075061A1 (en) * 2015-09-15 2017-03-16 Corning Incorporated Low bend loss single mode optical fiber with chlorine updoped cladding

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419418B1 (ko) * 2002-04-03 2004-02-21 삼성전자주식회사 분산 제어 광섬유
JP2008058662A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバおよび光ファイバテープならびに光インターコネクションシステム
CN101373238B (zh) * 2008-08-20 2010-09-08 富通集团有限公司 弯曲损耗不敏感的单模光纤
JP2012212115A (ja) * 2011-03-23 2012-11-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバ、光ファイバコードおよび光ファイバケーブル
CN104991307A (zh) * 2015-07-31 2015-10-21 长飞光纤光缆股份有限公司 一种超低衰减大有效面积的单模光纤

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512463A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 コーニング インコーポレイテッド 低損失光ファイバ
US20130136406A1 (en) * 2011-11-29 2013-05-30 Dana Craig Bookbinder Low bend loss optical fiber
JP2015503122A (ja) * 2011-11-30 2015-01-29 コーニング インコーポレイテッド 低曲げ損失光ファイバ
JP2016518620A (ja) * 2013-04-08 2016-06-23 コーニング インコーポレイテッド 低曲げ損失の光ファイバ
US20160304392A1 (en) * 2015-04-15 2016-10-20 Corning Incorporated Low loss optical fibers with fluorine and chlorine codoped core regions
US20170075061A1 (en) * 2015-09-15 2017-03-16 Corning Incorporated Low bend loss single mode optical fiber with chlorine updoped cladding

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019017324A1 (ja) * 2017-07-18 2020-03-26 株式会社フジクラ 光ファイバ、及び、その製造方法
WO2019159719A1 (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社フジクラ 光ファイバ
US11048039B2 (en) 2018-02-13 2021-06-29 Fujikura Ltd. Optical fiber
WO2020162406A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 古河電気工業株式会社 光ファイバ
JPWO2020162406A1 (ja) * 2019-02-05 2021-12-16 古河電気工業株式会社 光ファイバ
US11719879B2 (en) 2019-02-05 2023-08-08 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical fiber

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180124729A (ko) 2018-11-21
RU2771518C2 (ru) 2022-05-05
RU2018116578A3 (ja) 2021-06-10
US20180329137A1 (en) 2018-11-15
JP7069566B2 (ja) 2022-05-18
KR102638033B1 (ko) 2024-02-16
CN108873156B (zh) 2021-08-10
CN108873156A (zh) 2018-11-23
US10222545B2 (en) 2019-03-05
RU2018116578A (ru) 2019-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4833071B2 (ja) シングルモード光ファイバ
JP7069566B2 (ja) 光ファイバ
JP5468075B2 (ja) 少なくとも2つのクラッドを有するマルチモードファイバ
JP6486533B2 (ja) 光ファイバ
JPS62501733A (ja) 単一モ−ド光ファイバ
JPWO2004092794A1 (ja) 光ファイバ
JP2010181641A (ja) 光ファイバ
WO2020162406A1 (ja) 光ファイバ
RU2008110935A (ru) Оптическое волокно
JP4268115B2 (ja) シングルモード光ファイバ
JP6155380B2 (ja) 光ファイバ及びその製造方法
JP2019164371A (ja) 光ファイバ
RU2755736C1 (ru) Нечувствительное к потерям на изгибах одномодовое волокно с мелкой канавкой и соответствующая оптическая система
JP6393338B2 (ja) 光ファイバおよびその製造方法
WO2012128250A1 (ja) 光ファイバ、光ファイバコードおよび光ファイバケーブル
WO2021039914A1 (ja) 光ファイバ
US11860407B2 (en) Optical fiber
US11714228B2 (en) Optical fiber and method of manufacturing optical fiber
CN110824610B (zh) 一种弯曲不敏感单模光纤
WO2023112968A1 (ja) 光ファイバ
JP2023101891A (ja) 光ファイバ
JP2004021075A (ja) 分散補償光ファイバおよびそれを用いた光伝送路
BR112020012102B1 (pt) Fibra óptica monomodo insensível à perda por curvatura e sistema de transmissão de fibra óptica

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7069566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150