JP2018188907A - 伸縮脚装置における伸縮ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高所作業装置に設けられた伸縮脚装置における伸縮ロック装置を提供する。【解決手段】伸縮脚のラック歯に係脱自在に係止するロック体(44)を備えた伸縮ロック機構(24)の上方に位置して操作レバー(35)を有する操作機構(25)と、前記操作機構と伸縮ロック機構を連結すると共に上下方向に直線移動自在な連結手段(26)と、前記連結手段を下向きに付勢するスプリング(54)を設け、前記操作レバーの操作により連結手段(26)を上向きに牽引することにより前記ロック体(44)をラック歯(23a)から離脱させる構成とされ、前記連結手段の下端部と前記伸縮ロック機構の間に、該連結手段に同行して上下方向に直線移動する作動手段(47)と、前記ロック歯の反対側でロック体から延設された回動手段(48)と、両端部がそれぞれ前記作動手段と回動手段に枢結された傾斜アーム手段(49)とから成る運動方向変換機構(27)を設けている。【選択図】図10

Description

本発明は、脚立や、作業台や、梯子等の高所作業装置に設けられた伸縮脚装置における伸縮ロック装置に関する。
従来、脚立等の高所作業装置における伸縮脚装置は、主脚と、該主脚に沿って摺動自在な伸縮脚とから成り、前記伸縮脚に前記摺動方向に列設された多数のラック歯を設けると共に、前記主脚に取付けたブラケットに前記ラック歯に対し係脱自在に係止するロック歯を備えたロックレバーを回動自在に軸支し、これにより伸縮ロック装置を構成している。
そこで、前記ロックレバーによる係止を解除し、伸縮脚を摺動することにより、脚体を所定の長さとした状態で、ロックレバーを再び係止すれば、作業者の搭乗位置を所望の高さとした状態で高所作業を行うことができる。
例えば、脚立の場合、一般的に、図1に示すように構成されており、左右に配置される第1脚体1aと第2脚体1bを備え、両脚体1a、1bの上端部を相互に枢結手段(図示省略)により枢結することにより、開閉可能に構成され、開いた状態で連結される係脱自在な開き止め装置2を設けている。
第1脚体1a及び第2脚体1bは、それぞれ一対の脚柱1c、1cの間に天板3を設けると共に、最下位の桟部材4aと上方の踏桟4bを含む複数の桟を架設することにより梯子状に形成され、各脚柱1cは、主脚5と、該主脚5に摺動自在に嵌挿された伸縮脚6とから成る伸縮脚装置を構成している。
図2に示すように、伸縮脚6には、前記摺動方向に列設された多数のラック歯7aを有する帯状のラック7が設けられており、これに対して、主脚5の下端近傍に固定された固定部8から前記ラック歯7aに係脱自在に係止するロックレバー12を設けることにより伸縮ロック機構9が構成されている。前記固定部8は、最下位の桟部材4aと、該桟部材4aを主脚5に固定する最下位のブラケット10aの両者又は何れか一方により構成されている。
前記主脚5、伸縮脚6、桟部材4a、踏桟4bは、それぞれアルミニウムの押出材により形成されている。前記主脚5は、前記脚柱1cの内側に向けて開口する断面溝形の溝型部材から成り、下端部にガイド筒体11を固着しており、前記伸縮脚6は、前記ガイド筒体11を挿通して主脚5の内部に摺動自在に嵌挿され、前記ラック歯7aを主脚5の溝開口部に臨ませている。
伸縮ロック機構9は、前記ラック歯7aと、これに係脱自在に係止するロック歯12aを備えたロックレバー12により構成され、前記固定部8に枢軸13を介して正逆回動方向に揺動自在に軸支され、該ロックレバー12を正転方向に弾発付勢するスプリング14を設けている。前記ロックレバー14は、前記枢軸13に軸支された軸受部から前記ラック7に向けて延びるアームの前面に前記ロック歯14aを設けると共に、アームの反対側に桟部材4aの下側に向けて延びるレバー部12bを設けている。
前記スプリング14は、前記枢軸13に外挿される一対のコイル部と、両コイル部から延びる両端部をそれぞれ桟部材4aの下面と前記レバー部12bに弾接させている。これにより、ロックレバー12は、スプリング14により図示矢印Dで示すように押し下げられることにより、正転方向A1に向けて回動付勢され、ロック歯12aをラック歯7aに係止する。そこで、作業者が指先等で前記レバー部12bをスプリングに抗して矢印Uで示すように押し上げると、ロックレバー12が逆転方向A2に回動することにより、ロック歯12aをラック歯7aから離脱する。
特開2011−226061号公報
上述のように、伸縮ロック機構9は、伸縮脚6の長手方向に列設されたラック歯7aにロックレバー12のロック歯12aを係脱自在に係止することにより伸縮脚6を固定する構成とされている。従って、伸縮脚6の伸縮ストロークを確保するためには、つまり、伸縮脚6の最大伸長状態と最小収縮状態の何れにおいてもロック歯12aをラック歯7aに係脱可能とするように構成するためには、ロックレバー12を主脚5の下端近傍に設けることが必要条件である。
しかしながら、その結果、作業者は、伸縮脚6を伸縮させるために伸縮ロック機構9のロックを解除するときは、脚柱1cの下端近傍位置に配設されたロックレバー12を操作しなければならない。このため、作業者は、ロックレバー12を操作する都度、高所作業台を持ち上げるか又は自らが低い姿勢とすることを強いられ、煩雑な作業が求められる。しかも、このような煩雑な作業を複数本の脚柱1cの全てについて行う必要がある。
更に、ロックレバー12は、スプリング14の付勢力だけでロック歯12aをラック歯7aに係止しているので、衝撃等により、スプリング14に抗する外力が与えられたとき、逆転方向A2に回動するおそれがあり、これにより、万一、ロック歯12aがラック歯7aから離脱すると、高所作業中の作業者の安全を脅かすという重大な問題がある。
本発明は、上記に鑑み、高所作業台の低位置に配設された伸縮ロック機構の係脱動作を高位置で遠隔操作可能とした操作装置を提供すると共に、構造上、衝撃その他によりロックレバーが不慮に逆転してロック状態を解除するおそれがないように安全に構成した装置を提供することを主要な課題としている。
そこで、上記課題を解決するために本発明が手段として構成したところは、高所作業装置の主脚に摺動自在な伸縮脚を嵌挿した伸縮脚装置に関して、伸縮脚の摺動方向に列設されたラック歯に対して係脱自在なロック歯を有するロック体を回動自在に軸支して成る伸縮ロック機構を設け、前記ロック体を正転位置に回動したときロック歯をラック歯に係止させ、逆転位置に回動したときロック歯をラック歯から離脱させる構成において、前記伸縮ロック機構の上方に位置して操作レバーを有する操作機構と、前記操作機構と伸縮ロック機構を連結すると共に上下方向に直線移動自在な連結手段と、前記連結手段を下向きに付勢するスプリングを設け、前記操作レバーを休止位置としたとき前記ロック体をラック歯に係止させ、前記操作レバーを作動位置としたとき前記連結手段を上向きに牽引することにより前記ロック体をラック歯から離脱させるように構成しており、前記連結手段の下端部と前記伸縮ロック機構の間に、該連結手段に同行して上下方向に直線移動する作動手段と、前記ロック歯の反対側でロック体から延設された回動手段と、両端部がそれぞれ前記作動手段と回動手段に枢結された傾斜アーム手段とから成る運動方向変換機構を設けて成る点にある。
前記運動方向変換機構及び伸縮ロック機構は、主脚に設けたハウジングに内装することが好ましく、その際、該ハウジングの外部両側部に上下方向に移動自在な操作片を設け、該操作片を前記作動手段に連結することが好ましい。
前記主脚は、高所作業装置の内側に開口する溝型部材により形成する場合、前記連結手段は、前記溝型部材の開口を被うカバー部材を構成することが好ましい。
本発明によれば、高所作業台の低位置に配設された伸縮ロック機構24のロック解除とロック動作を高位置に設けた操作機構25により行うことができるので、伸縮脚21の伸縮に際して、作業者が高所作業台を持ち上げたり、自身が低い姿勢としたりするような必要はなく、簡単容易に作業を行うことができる効果がある。
特に、連結手段26の下端部と伸縮ロック機構24の間に、上下方向に直線移動させられる作動手段47を設けると共に、該作動手段47とロック体44の回動手段48の相互をリンク構造として連結する傾斜アーム手段49を設け、運動方向変換機構27を構成しているので、作業者が意図して操作することにより伸縮ロック機構24のロック解除とロック動作をスムースに行うことができる反面、伸縮ロック機構24に意図しない不慮の外力が作用する危険事態が発生した場合は、ロックの解除を好適に妨げることが可能であり、これにより高所作業の安全を確保できるという効果がある。
高所作業装置の1例としての脚立を示しており、従来の一般的な伸縮脚装置を備えた脚立を示す斜視図である。 図1の矢印Eで示す部分に関して従来の伸縮ロック機構を示す断面図である。 本発明の1実施形態に関して、伸縮脚装置と、伸縮ロック機構と、操作機構と、連結手段の構成部品を分解状態で示す斜視図である。 操作機構の構成部品を分解状態で示す斜視図である。 操作機構の構成部品を組立状態で示す斜視図である。 操作機構の作用を示しており、(A)は操作レバーを休止位置とした状態を示す断面図、(B)は操作レバーを作動位置とした状態を示す断面図である。 伸縮ロック機構のハウジングを分解状態で示す斜視図である。 伸縮ロック機構と運動方向変換機構の構成部品を分解状態で示す斜視図である。 伸縮ロック機構と運動方向変換機構の構成部品を組立状態としてハウジングに内装する前の状態示す斜視図である。 伸縮ロック機構の作用を示しており、ロック歯がラック歯に係止されたロック状態を示す断面図である。 伸縮ロック機構の作用を示しており、連結手段を介して作動手段を上向き移動することによりロック歯をラック歯から離脱させたロック解除状態を示す断面図である。 伸縮ロック機構の作用に関して、ハウジングの外側に設けられた操作片を外観状態で示す断面図である。 運動方向変換機構と伸縮ロック機構の構成及び作用に関して、(A)は相互関係を示す正面図、(B)は操作機構を介して意図的にロック体によるロックを解除する場合の作用を示す正面図、(C)は衝撃等により不慮にロック体がロック解除方向には回動しない作用を示す正面図である。
以下図面に基づいて本発明の代表的な実施形態を詳述する。
(伸縮脚装置)
伸縮脚装置は、図1に示した脚柱1cと同様の脚立等の高所作業装置の脚柱を提供するものであり、図3に示すように、主脚20と、該主脚20に摺動自在に嵌挿された伸縮脚21により構成され、主脚20の下端近傍位置にブラケット22を介して桟部材23(図10ないし図12参照)を固着しており、上方の所定高さ位置には、図1に示したブラケット10bや踏桟4bを固着している。
図示のように、主脚20及び伸縮脚21は、アルミニウム等の押出部材により形成されており、主脚20は、高所作業装置の内側に開口する溝型部材から成り、伸縮脚21は、主脚20の溝内部に摺動自在に嵌挿される中空部材により構成されている。
伸縮脚21は、主脚20の溝部が開口する側に位置して、該伸縮脚21の摺動方向に多数のラック歯23aを設けている。具体的には、伸縮脚21の溝形通路に、ラック歯23aを備えた帯板状のラック23を装入し固着している。
そこで、図3に示すように、前記ブラケット22が設けられる主脚20の下端近傍位置に伸縮ロック機構24が設けられ、主脚20の上方位置に操作機構25が設けられ、伸縮ロック機構24と操作機構25を連結する連結手段26が設けられており、連結手段26の下端部と伸縮ロック機構24の間には運動方向変換機構27が設けられている。
後述するように、前記伸縮ロック機構24及び運動方向変換機構27は、前記ブラケット22に一体形成されたハウジング28に内装されるように構成され、該ハウジング28は、蓋部材29により閉蓋される。
(連結手段)
前記連結手段26は、前記主脚20を形成する溝型部材の開口を被う板状のカバー部材30により構成されている。カバー部材30は、上端部に取付金具31を介して溝開口の横断方向に配置された軸部材から成る引上げ手段32を設け、下端部に連結用窓孔33を開設している。
(操作機構)
図4ないし図6に示すように、前記操作機構25は、主脚20に固着される取付台34と、操作レバー35及び作動レバー36により構成されている。
取付台34は、主脚20の両外側面に固着される固着部34aと、主脚20の溝開口を被う断面ほぼコ字形のブラケット部34bを一体に形成し、前記ブラケット部34bの両内側面に前記カバー部材30の両側縁部を摺動自在に保持する一対の溝部34cを備えると共に、ブラケット部34bから突出する一対の軸受部34dを設けている。
前記操作レバー35は、前記軸受部34dの内側に嵌入される一対のアーム部35a、35aを連結する平板状のレバー部35bを備え、両アーム部の内側に位置してレバー部35bから延設された相互に対向する連動軸35cを設けている。
前記作動レバー36は、前記操作レバー35の両アーム部35a、35aの間に挿入される筒軸36aの一方側の周面から引上げレバー36bを延設し、他方側の周面から連動レバー36cを延設すると共に、該連動レバー36cの両側に前記連動軸35cを嵌入させる連動孔36dを設けている。
このような構成に基づいて、図5及び図6に示すように、前記連動孔36dに連動軸35cを嵌入することにより作動レバー36を操作レバー35に組付けた状態で、操作レバー35の一対のアーム部35aを取付台34の一対の軸受部34dの間に嵌挿し、該軸受部34dとアーム部35aと筒軸36aに枢軸37を挿通することにより回動自在に枢結し、これにより操作機構25を構成している。
そこで、連結手段26を構成するカバー部材30が前記溝部34cに沿って嵌入され、前記引上げ手段32を引上げレバー36bの上に載置させられる。尚、連結手段26は、後述するスプリングにより下向きに付勢され、引上げ手段32を引上げレバー36bの上面に当接している。
操作機構25の作用を図6に示している。図5(A)は、操作レバー35を休止位置P1に位置させた状態を示している。連結手段26はスプリングにより下向きに付勢されているが、この状態では、後述するように伸縮ロック機構24がラック歯23aに係止しているので、連結手段26は、停止させられている。
図5(B)に示すように、操作レバー35を休止位置P1から作動位置P2まで回動すると、連動孔36dと連動軸35cを介して連結された作動レバー36が連動して回動させられ、引上げレバー36bにより引上げ手段32を引上げる。これにより、連結手段26がスプリングに抗して引上げられ、この際、連結手段26は、前記溝部34cに沿って主脚20の長手軸線と平行な直線Lに沿って上向きに直線移動する。これにより、後述するように、伸縮ロック機構24がラック歯23aから離脱させられる。
図示のように、操作レバー35は、休止位置P1とされたときブラケット部34bから離反して傾斜姿勢を保持しており、作業者が指先を押付けることにより、操作レバー35を作動位置P2まで回動させるように構成することが好ましい。尚、指先の押圧力を解放すると、連結手段26がスプリングにより下動し、後述するように、伸縮ロック機構24をラック歯23aに係止させる。
(伸縮ロック機構及び運動方向変換機構)
図7は、前記ハウジング28及び蓋部材29を示し、図8ないし図13は、前記伸縮ロック機構24及び運動変換機構27の構成と作用を示している。
図7に示すように、主脚20の下端部の両該側面に固着されるブラケット22から一体に形成されたハウジング28は、主脚20を形成する溝型部材の開口を被う隔壁28aの両側から突出する一対の側壁28bを備えると共に、両側壁28bを連結壁28cで連結することにより、上下を開口する箱形に形成されている。
前記隔壁28aには伸縮ロック機構24をラック歯23aに臨ませるための連通窓孔38が開設され、前記側壁28bには上縁に位置して開口すると共に下向きに延びるスリット39が形成されている。
これに対して、前記蓋部材29は、前記ハウジング28の上部開口を閉蓋する蓋板部29aの両側から前記側壁28bに内嵌される嵌入壁29bを延設すると共に、該嵌入壁29bの上方に位置して前記スリット29の上部開口を被うアーム状の支持片29cを設けている。尚、両支持片29cの間には、ハウジング28の内外を連通させる開口空間Sが形成されている。
前記蓋部材29の嵌入壁29bには後述するスプリングの下端部を固定するための固定軸40が架設されている。嵌入壁29bは、固定軸40の上方に位置して、後述する伸縮ロック機構24の枢支軸を挿通するための軸孔41を設けており、該軸孔41と連通する軸孔42がハウジング28の側壁28bにも設けられている。
図8に示すように、前記伸縮ロック機構24は、回動軸を構成する筒軸43を貫設したロック体44から成り、前記ラック歯23aに係脱自在に係止するロック歯45aを備えたアーム45を延設している。
前記運動方向変換機構27は、前記連結手段26にジョイント部材46を介して連結されることにより該連結手段26に同行して上下方向に直線移動する作動手段47と、前記ロック歯45aの反対側でロック体44から延設されたアーム状の回動手段48と、両端部がそれぞれ前記作動手段47と回動手段48に枢結される傾斜アーム手段49により構成されている。
図8及び図9に示すように、前記作動手段47は、離間して形成された下向きの軸受部50と上向きの連結片51を備え、前記軸受部50の上部から側方に張出すストッパ52を形成している。作動手段47は、前記連結片51に連結されたジョイント部材46を介して連結手段26に連結され、このため、ジョイント部材46は、上端部に設けた断面L形の差込片46aを連結手段26の連結用窓孔33に挿入係止させられる。
前記傾斜アーム手段49は、一対のアーム部49aの一方の端部に筒軸49bを設けると共に、他方の端部にリング状の軸受49cを設け、両アーム部を横桟49dにより連結一体化している。
傾斜アーム手段49の前記筒軸49bは、前記作動手段47の両軸受部50の間に嵌入され、移動枢軸53を介して相互に回動自在に枢結される。この際、一対の筒軸49bの間に形成された隙間にコイル状のスプリング54の上端フック部54aが挿入され、移動枢軸53に係止される。傾斜アーム手段49の前記軸受49cは、ロック体44に設けられた回動手段48の先端部を挟んだ状態で、枢結ピン55を介して相互に回動自在に枢結される。
図9に示すように、ジョイント部材46を備えた作動手段47と傾斜アーム手段49とロック体44の回動手段48を相互に枢結することにより構成されたユニットは、ハウジング28に内装される。図示省略しているが、これと同時に、蓋部材29がハウジング28に装着される。
伸縮ロック機構24を構成するロック体44は、上述したように軸孔41、42に挿着される枢支軸56を筒軸43に挿通することにより、回動自在に軸支され、連通窓孔38を介してロック歯45aを伸縮脚21のラック歯23aに臨まされる。
前記ロック体44に枢結された傾斜アーム手段49と作動手段47は、軸受部50と筒軸49bを移動枢軸53により枢結された状態で、該移動枢軸53の両端部をハウジング28のスリット39に摺動自在に嵌入させられる。従って、作動手段47は、スリット39に案内された状態で上下方向に直線移動が可能である。
伸縮ロック機構24及び運動方向変換機構27をハウジング28に装入した状態で、蓋部材29がハウジング28に装着される。この際、前記スリット39の上部開口が蓋部材29の支持片29cにより閉じられ、該支持片29cの上に作動手段47のストッパ52が載置される。
上端フック部54aを介して前記移動枢軸53に係止されたスプリング54は、下端フック部54bを蓋部材29の固定軸40に係止され、前記移動枢軸53をスリット39の下端に向けて弾発付勢し、図10に示すように、ロック体44を正転方向A1に向けて回動させることにより、ロック歯45aをラック歯23aに係止する。
作動手段47の上部とジョイント部材46は、蓋部材29の開口空間Sを介して上方の外部空間に配置され、ジョイント部材46の差込片46aを連結手段26の連結用窓孔33に挿入係止している。
(操作片)
本発明の好ましい実施形態は、作動手段47をハウジング28の両外側から移動操作可能とする操作片57を設けている。図8及び図9に示すように、操作片57は、ハウジング28の側壁28bの外側に配置された状態で移動枢軸53を挿通させる孔57aを有すると共に、スリット39に回動不能な状態で挿入される挿入片57bと、該挿入片57bから延設されて作動手段47の軸受部50に対して回動不能に嵌合される嵌合片57cを設けている。
(作用)
上記のように構成した伸縮ロック装置は、遠隔操作を行うための操作機構25を操作しない状態、つまり、図6(A)に示すように、操作レバー35を休止位置P1とした状態においては、スプリング54により、前記作動手段47及びジョイント部材46を介して、連結手段26は、引上げ手段32を引上げレバー36bに当接させた下動位置で停止している。この状態で、図10に示すように、スプリング54により下向きに付勢された作動手段47は、ストッパ52により所定の下動位置に停止しており、傾斜アーム手段49を介してロック体44を正転方向A1に向けて回動させ、ロック歯45aをラック歯23aに係止している。即ち、伸縮ロック装置は、伸縮脚装置をロックしている。
伸縮脚装置のロックを解除し、主脚20に対して伸縮脚21を伸縮させるためには、図6(B)に示すように、指先等で押圧することにより操作レバー35を作動位置P2まで回動すると、引上げレバー36bが引上げ手段32を引上げ、連結手段26と共に、ジョイント部材46を介して作動手段47をスプリング54に抗して上動させる。連結手段26の上端部は、取付台34の溝部34cにより上下方向の直線Lに沿うように案内されており、作動手段47は移動枢軸53を介してスリット39により上下方向の直線Lに沿うように案内されているので、上向きに直線移動させられる。
これにより、図11に示すように、上動する作動手段47により傾斜アーム手段49が牽引され、その結果、ロック体44が逆転方向A2に回動され、ロック歯45aをラック歯23aから離脱するので、伸縮脚21を伸縮することが可能になる。
尚、伸縮脚21を伸縮させた後は、操作機構25の操作レバー35に対する押圧を解放すれば、スプリング54により、作動手段47が下向き移動され、ロック体44を正転方向A1に回動してロック歯45aをラック歯23aに係止すると共に、連結手段26を下向き移動することにより操作レバー35を休止位置P1とする。
このようにして伸縮ロック機構24は、上方位置の操作機構25を遠隔操作することにより、ロックとロック解除が行われるので、作業者は、操作を容易に行うことができる。
その一方において、作業者が主脚20の下方位置で伸縮ロック機構24のロックとロック解除の操作を必要とするときは、指先等で操作片57を押上げれば良い。図12に示すように、操作片57は、ハウジング28の両外側に配置されており、好ましくは桟部材4aに干渉しない上方位置に配置されているので、指先等で簡単容易に押し上げることができる。操作片57を押し上げると、スリット39に沿って移動枢軸53が上向きに直線移動することにより、作動手段47を同行して移動させ、傾斜アーム手段49を介してロック体44を逆転方向A2に回動し、ロックを解除する。操作片57に対する押上力を解放すると、スプリング54による作動手段47の下向き移動を介してロック体44を正転方向A1に回動し、再びロック状態とする。
(特徴的構成と作用)
図13は、本発明の特徴的構成と作用を示している。上述のように、連結手段26は、取付台34の溝部34cに案内され、作動手段47は、ハウジング28のスリット39に案内されることにより、それぞれ上下方向の直線Lに沿って直線移動だけが可能とされている。これに対して、図13(A)に示すように、ロック体44は、前記直線Lから離間した位置に回動手段48を延設しており、作動手段47と回動手段48の相互をリンク構造として連結する傾斜アーム手段49は、前記直線Lに対して角度θで示す方向に向けて傾斜させられている。
このため、上述のように連結手段26と共に作動手段47を上下方向に直線移動させたときは、傾斜アーム手段49が前記角度θを変えながら回動手段48を牽引し又は押動することができるので、直線移動をロック体44の回動運動に好適に変換させ、ロック解除又はロックを行うことが可能である。
その一方において、図13(C)に示すように、伸縮ロック機構24をロックした状態で、高所作業装置に対する衝撃その他により、ロック体44に意図しない逆転方向の外力X1が与えられたとき、回動手段48の回動方向の力X2により傾斜アーム手段49に作用する押動力X3は、前記直線Lに対して前記角度θで傾斜しているため、作動手段47を直線Lに沿って上動させる方向に向けて作用しない。つまり、回動手段48の回動運動を作動手段47の直線Lに沿う直線運動に変換することは困難である。因みに、図示実施形態の場合、上述のように移動枢軸53はスリット39の内部で拘束され、上向きの直線移動だけが許されるので、前記押動力X3が相当に大きい場合でも、簡単に上動しない。
その結果、伸縮ロック機構24は、操作機構25や操作片57により作業者が意図して操作を行う場合には、スムースにロック解除とロックを可能にするが、ロック体44に対して意図しない不慮の外力が作用する危険な事態が発生した場合においては、ロック状態の解除が妨げられており、高所作業の安全を確保する。
更に、図示実施形態のように、連結手段26によりカバー部材30を構成しておけば、主脚20を構成する溝型部材に対する異物の浸入を防止することができるので、侵入した異物によりロック歯45aとラック歯23aの咬み合い係止が妨げられる事態を招来しないという利点がある。
1a 第1主脚
1b 第2主脚
1c 脚柱
2 開き止め装置
3 天板
4a 桟部材
4b 踏桟
5 主脚
6 伸縮脚
7 ラック
7a ラック歯
8 固定部
9 伸縮ロック機構
10a、10b ブラケット
11 ガイド筒
12 ロックレバー
12a ロック歯
12b レバー部
13 枢軸
14 スプリング
20 主脚
21 伸縮脚
22 ブラケット
23 ラック
23a ラック歯
24 伸縮ロック機構
25 操作機構
26 連結手段
27 運動方向変換機構
28 ハウジング
28a 隔壁
28b 側壁
28c 連結壁
29 蓋部材
29a 蓋板部
29b 嵌入壁
29c 支持片
30 カバー部材
31 取付金具
32 引上げ手段
33 連結用窓孔
34 取付台
34a 固着部
34b ブラケット部
34c 溝部
34d 軸受部
35 操作レバー
35a アーム部
35b レバー部
35c 連動軸
36 作動レバー
36a 筒軸
36b 引上げレバー
36c 連動レバー
36d 連動孔
37 枢軸
38 連通窓孔
39 スリット
40 固定軸
41、42 軸孔
43 筒軸
44 ロック体
45 アーム
45a ロック歯
46 ジョイント部材
46a 差込片
47 作動手段
48 回動手段
49 傾斜アーム手段
49a アーム部
49b 筒軸
49c 軸受
49d 横桟
50 軸受部
51 連結片
52 ストッパ
53 移動枢軸
54 スプリング
54a 上端フック部
54b 下端フック部
55 枢結ピン
56 枢支軸
57 操作片
57a 孔
57b 挿入片
57c 嵌合片

Claims (3)

  1. 高所作業装置の主脚に摺動自在な伸縮脚を嵌挿した伸縮脚装置に関して、伸縮脚の摺動方向に列設されたラック歯に対して係脱自在なロック歯を有するロック体を回動自在に軸支して成る伸縮ロック機構を設け、前記ロック体を正転位置に回動したときロック歯をラック歯に係止させ、逆転位置に回動したときロック歯をラック歯から離脱させる構成において、
    前記伸縮ロック機構(24)の上方に位置して操作レバー(35)を有する操作機構(25)と、前記操作機構と伸縮ロック機構を連結すると共に上下方向に直線移動自在な連結手段(26)と、前記連結手段を下向きに付勢するスプリング(54)を設け、前記操作レバーを休止位置(P1)としたとき前記ロック体(44)をラック歯(23a)に係止させ、前記操作レバーを作動位置(P2)としたとき前記連結手段(26)を上向きに牽引することにより前記ロック体(44)をラック歯(23a)から離脱させるように構成しており、
    前記連結手段の下端部と前記伸縮ロック機構の間に、該連結手段に同行して上下方向に直線移動する作動手段(47)と、前記ロック歯の反対側でロック体から延設された回動手段(48)と、両端部がそれぞれ前記作動手段と回動手段に枢結された傾斜アーム手段(49)とから成る運動方向変換機構(27)を設けて成ることを特徴とする伸縮脚装置における伸縮ロック装置。
  2. 前記運動方向変換機構及び伸縮ロック機構は、主脚に設けたハウジング(28)に内装されており、該ハウジングの外部両側部に上下方向に移動自在な操作片(57)を設け、該操作片を前記作動手段(47)に連結して成ることを特徴とする請求項1に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック装置。
  3. 前記主脚は、高所作業装置の内側に開口する溝型部材から成り、前記連結手段(26)は、前記溝型部材の開口を被うカバー部材(30)を構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック装置。
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