JP4035486B2 - アウトリガー装着体 - Google Patents
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Description
一方、従来、図10に示すようなアウトリガー100も知られている。このアウトリガー100は、脚立等の設置脚101に面接触状に取り付けるレール102と、このレール102に沿って移動自在に保持されたスライダ103と、このスライダ103に揺動自在に連結された脚部材104と、この脚部材104とレール102との間に連結されたリンク105とを有している。スライダ103にはレール102に対して摺動させた後、その位置付けをロックしたりロック解除したりするレバー操作部106が設けられている。このレバー操作部106は、スライダ103の上部側に設けられていたが、アウトリガー100の不使用時においてレール102と脚部材104とを並行させ、密接状態にさせたときにはスライダ103がレール102の上端部に位置付けられることから、レバー操作部106もレール102の上端部(最上位置)に位置付けられることになる。
なお、レール102と脚部材104との間を連結しているリンク105はスライダ103の摺動に伴って上下揺動するが、レール102に対してはその下端部寄りで連結され、この位置は不変であることから、レール102の取付位置が設置脚101のかなり上の方になってしまう場合では、脚部材104の下端部を接地させたときにリンク105がこの脚部材104を設置脚101側へ引き込むことになってしまい、そのために脚部材104は斜め方向への張り出しが不足し、結果としてアウトリガー100としての効果不足をもたらすこともあった。
一方、脚部材104を開いたり閉じたりさせるため、レール102に沿ってスライダ103を摺動させるには、上記したようにレバー操作部106はロック解除操作をしたままの状態にする。すなわち、スライダ103の摺動前と摺動後との2回にわけてレバー操作部106をロック解除操作したりロック操作したりする必要があり、これが面倒であるということがあった。
即ち、本発明に係るアウトリガー装着体2は、脚立や梯子、作業台など、設置脚3を有したものであって、この設置脚3の側面に対して本発明に係るアウトリガー1が設けられている。このアウトリガー装着体2は、左右一対の設置脚3と、左右の設置脚3相互間に設けられた上下複数段のステップ4と、左右の設置脚3の両外向きとなる側面に上部と下部とに離れて設けられる上下一対の揺動支点部7、9を介して設けられたアウトリガー1とを有するアウトリガー装着体2において、前記アウトリガー1は、上部側の揺動支点部7に対して下げ振り方向で揺動自在に保持された上脚部5と、この上脚部5に長手方向に沿って摺動自在に保持された下脚部6と、この下脚部6と下部側の揺動支点部9との間に両端部を揺動自在とさせて連結された開度設定リンク8とを有し、前記上脚部5に、この上脚部5に対して下脚部6を摺動させた位置付けをロック及びロック解除することのできる伸縮操作部20を設け、前記下脚部6と開度設定リンク8との連結位置が、下部側の揺動支点部9よりも高い位置にあって、前記連結位置が下部側の揺動支点部9を支点とした開度設定リンク8の揺動軌跡上で規制されることによって、前記伸縮操作部20のロック解除操作をしながら上部側の揺動支点部7を支点として上脚部5を開閉した場合、上脚部5を開く動作と下脚部6が自重により延び出す動作とが連動し、上脚部5を閉じる動作と下脚部6を上脚部5側へ引き上げる動作とが連動する。
下脚部6に対しその長手方向に沿ってラックレール37を設けると共に、上脚部5に設けられた伸縮操作部20として、下脚部6のラックレール37に噛合可能なブレーキ片28を具備したものさせてこのブレーキ片28をラックレール37に接離可能にする。また伸縮操作部20は、ブレーキ片28に対してラックレール37への噛合状態を付勢させるバネ部材30と、ブレーキ片28を上記バネ部材30の付勢力に抗してラックレール37から離反可能とさせる操作体29とを有したものとすればよい。従って、ブレーキ片28は操作体29へ操作力を加えない限りラックレール37への噛合状態が保持される。
図1は、本発明に係るアウトリガー1の一実施形態を装着して成るアウトリガー装着体2を示している。図例のアウトリガー装着体2は脚立としてあり、左右の設置脚3を一対としてこれが前後に二対あり、左右で対を成す設置脚3の相互間には上下複数段のステップ4が設けられている。そして、前後いずれかで左右対となった設置脚3に対して、それらの両外向きとなる側面にそれぞれアウトリガー1が装着されている。
このアウトリガー1は上脚部5と下脚部6とを有している。上脚部5には上部側の揺動支点部7が設けられている。下脚部6には開度設定リンク8が連結され、この開度設定リンク8の先端に下部側の揺動支点部9が設けられている。上部側の揺動支点部7と下部側の揺動支点部9とは互いに上部と下部とに離れて設けられる。
ブレーキ片28の後端部が下脚部6の内底部に当接したときに生起するブレーキ力を高めるため、下脚部6の内部にはその長手方向に沿ってラックレール37が設けられている。またブレーキ片28の後端部には、ラックレール37に対して噛合可能なラック歯列38が設けられている。これらラックレール37とラック歯列38とが噛合することで上脚部5に対する下脚部6の滑りの無いブレーキ力が生起することになるので、上脚部5に対する下脚部6の位置付けも、このラックレール37やラック歯列38の細かな歯ピッチに応じて微調節できるものである。
図9に示すように開度設定リンク8は、下脚部6の長手方向中間位置に一端部が揺動自在に連結され、その他端部に下部側の揺動支点部9が揺動自在に連結される。本実施形態では、スチール製の丸棒材を素材としてその両端部をL字状に直角に曲げ、これら曲げた部分をそれぞれ連結用端部8a,8bとすることで開度設定リンク8を形成させてある。なお、開度設定リンク8と下脚部6との連結は、一方の連結用端部8aを下脚部6に対してその左右方向へ串刺し状に差し通し、割りピン等の抜け止め手段47を施してある。また下部側の揺動支点部9は、開度設定リンク8の他方の連結用端部8bを上下揺動自在に保持させるもので、本実施形態では、コ字状のブラケット48に対してその左右方向へ連結用端部8bを串刺し状に差し通し、割りピン等の抜け止め手段49を施すものとしてある。このブラケット48をタッピングネジやボルト・ナット等によってアウトリガー装着体2の設置脚3へネジ止めすればよい。
このような構成のアウトリガー装着体2では、設置脚3を設置した後、伸縮操作部20の操作体29を押し下げ方向へ操作しながら、そのまま上部側の揺動支点部7を支点として上脚部5を開いてゆく。すると、この上脚部5から下脚部6が自重で下方へ延び出すが、このとき、下脚部6と開度設定リンク8との連結位置が下部側の揺動支点部9を支点とした開度設定リンク8の揺動軌跡上で規制されるようになるため、下脚部6の延び出しは上脚部5の開度を大きくさせるのと連動するようになり、やがて下脚部6の下端部が接地の状態に至る。従って、下脚部6は、接地面が平坦であるか否かに影響されることなく、ともかく接地面に達するまで延び出しを続けることになる。すなわち、確実に、接地面に接地することになり、しかも接地面レベル(起伏や段差等の有無)に応じて、上脚部5(アウトリガー1全体)としての開度が拡縮することになる。下脚部6が所定長さ延びきったところで伸縮操作部20の操作体29を放せば、自動的にロック状態になる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
2 アウトリガー装着体
3 設置脚
5 上脚部
6 下脚部
7 上部側の揺動支点部
8 開度設定リンク
9 下部側の揺動支点部
20 伸縮操作部
28 ブレーキ片
29 操作体
30 バネ部材
37 ラックレール
Claims (4)
- 左右一対の設置脚(3)と、左右の設置脚(3)相互間に設けられた上下複数段のステップ(4)と、左右の設置脚(3)の両外向きとなる側面に上部と下部とに離れて設けられる上下一対の揺動支点部(7、9)を介して設けられたアウトリガー(1)とを有するアウトリガー装着体(2)において、
前記アウトリガー(1)は、上部側の揺動支点部(7)に対して下げ振り方向で揺動自在に保持された上脚部(5)と、この上脚部(5)に長手方向に沿って摺動自在に保持された下脚部(6)と、この下脚部(6)と下部側の揺動支点部(9)との間に両端部を揺動自在とさせて連結された開度設定リンク(8)とを有し、
前記上脚部(5)に、この上脚部(5)に対して下脚部(6)を摺動させた位置付けをロック及びロック解除することのできる伸縮操作部(20)を設け、
前記下脚部(6)と開度設定リンク(8)との連結位置が、下部側の揺動支点部(9)よりも高い位置にあって、前記連結位置が下部側の揺動支点部(9)を支点とした開度設定リンク(8)の揺動軌跡上で規制されることによって、前記伸縮操作部(20)のロック解除操作をしながら上部側の揺動支点部(7)を支点として上脚部(5)を開閉した場合、上脚部(5)を開く動作と下脚部(6)が自重により延び出す動作とが連動し、上脚部(5)を閉じる動作と下脚部(6)を上脚部(5)側へ引き上げる動作とが連動することを特徴とするアウトリガー装着体。 - 前記伸縮操作部(20)は上脚部(5)の下端部寄りに設けられていることを特徴とする請求項1記載のアウトリガー装着体。
- 前記下脚部(6)にはその長手方向に沿ってラックレール(37)が設けられており前記上脚部(5)に設けられた伸縮操作部(20)がラックレール(37)に対して噛合可能なブレーキ片(28)を具備しこのブレーキ片(28)をラックレール(37)へ接離可能になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアウトリガー装着体。
- 前記伸縮操作部(20)は、ブレーキ片(28)に対してラックレール(37)への噛合状態を付勢させるバネ部材(30)と、ブレーキ片(28)を上記バネ部材(30)の付勢力に抗してラックレール(37)から離反可能とさせる操作体(29)とを有し、ブレーキ片(28)は操作体(29)へ操作力を加えない限りラックレール(37)への噛合状態が保持されることを特徴とする請求項3記載のアウトリガー装着体。
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