JP2018188837A - 浴室ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽が壁体および扉で囲繞されており、扉からの湯水の流出を防止することができる浴室ユニットを提供する。【解決手段】浴室ユニットは、湯を溜める浴槽1と、浴槽1を囲繞するように浴槽1の周縁部10に配設された壁体および扉2と、扉2を嵌める枠部とを備える。枠部は、周縁部10に配設された下枠4cを有する。第1パッキン55は、扉2の内障子2aにおける底部である下框23と下枠4cとの隙間を封止する。第1パッキン56は、扉2の外障子2bにおける底部である下框33と下枠4cとの隙間を封止する。【選択図】図4

Description

本発明は、浴室ユニットに関する。
近年では、専らシャワー装置から吐出される湯水を浴び、浴槽に溜めた湯に浸かることなく入浴を行う生活様式が見られるようになってきた。このような生活様式に合わせて、シャワー装置から吐出された湯水を受ける浴槽と、該浴槽を囲繞するように配設された壁部とを備えるコンパクトな浴室ユニットが考案されている。
例えば、特許文献1には、バスルームとトイレルームを別部屋にした浴室ユニットが開示されている。この浴室ユニットは、床面の一方側に設けられた浴槽と、該床面の他方側に設けられた便器と、浴槽と便器との間に配設されたサッシとを備える。浴室ユニットは、サッシによってバスルームとトイレルームとに仕切られる。
実用新案登録第3149129号公報
特許文献1に記載の浴室ユニットは、サッシによってバスルームが仕切られているが、バスルーム内で使用した湯水のトイレルーム側への流出を防止する手段は見られず、湯水がトイレルーム側へ流出する蓋然性があった。浴室ユニットは、バスルーム内で使用した湯水がトイレルーム側へ流出した場合、トイレルーム側に溜まった水を拭き取る手間がかかってしまう。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浴槽が壁体および扉で囲繞されており、扉からの湯水の流出を防止することができる浴室ユニットを提供することにある。
本発明に係る浴室ユニットは、湯を溜める浴槽と、前記浴槽を囲繞するように前記浴槽の周縁部に配設された壁体および扉と、前記扉を嵌める枠部と、を備える浴室ユニットにおいて、前記枠部は前記周縁部に配設された下枠を有し、前記扉の底部と前記下枠との隙間を封止する第1シール部材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、浴室ユニットは、浴槽が壁体および扉で囲繞されており、扉からの湯水の流出を防止することができる。
本発明の実施形態に係る浴室ユニットの外観を示す斜視図である。 浴室ユニットの正面図である。 図2に示すA−A線による浴室ユニットの断面図である。 扉の中央部における縦断面図である。 車輪部の外観を示す斜視図である。 下枠の端部における斜視図である。 内障子の戸尻框底部における斜視図である。 内障子の戸尻框底部における端面図である。 図2に示すB−B線による枠部の断面図である。 扉と枠部との間のパッキンによる封止箇所を説明するための模式図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図10を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る浴室ユニット100の外観を示す斜視図、図2は浴室ユニット100の正面図、図3は図2に示すA−A線による浴室ユニット100の断面図である。浴室ユニット100は、浴槽1、扉2、枠部4、壁部61および排水部7等を備える。浴槽1は、平面視矩形状をなし、湯を溜めることができる深皿状であり、底部11に排水口12を有する。浴槽1の下方には、排水口12に接続される排水部7が設けられている。浴槽1は、周縁部10に配設された壁部61および扉2によって周囲が覆われて囲繞されており、上方を天井62によって覆われている。
浴槽1は、直方体状のフレーム構造体である架台80の上部に周縁部10が支持されており、該架台80の内側に収容される。架台80は、下部の四隅等に脚部80aを有し、脚部80aによって室内の床111に載置されている。尚、浴室ユニット100は、浴槽1の上方の壁部61に配設されるシャワー装置および吐水装置等を備えるが、これらの装置については図示を省略する。
壁部61は、浴槽1の長手方向に沿う一側に配設された壁体61a、浴槽1の長手方向の両端部であって壁体61aの両側に配設される壁体61bおよび61cで構成されている。扉2は、浴槽1の長手方向に沿う他側に配設されており、壁体61aに対向する。扉2は、引き違い戸であり、内障子2aおよび外障子2bともスライドさせることにより開閉することができる。扉2は、浴槽1の周縁部10および天井62の間に設けられており、枠部4内に嵌め込まれている。
内障子2aは、長方形状に組み立てられた戸先框21、戸尻框22、下框23および上框24の内側にガラス製または樹脂製等の板20を嵌め込んで構成されている。また、外障子2bは、長方形状に組み立てられた戸先框31、戸尻框32、下框33および上框34の内側にガラス製または樹脂製等の板30を嵌め込んで構成されている。
枠部4は、左縦枠4a、右縦枠4b、下枠4c、上枠4dおよび下端枠4eを備え、浴槽1の長手方向に沿う他側に配設されている。左縦枠4aおよび右縦枠4bは、浴槽1の隅部に配設されており、浴槽1の周縁部10の下方から上方に亘って直線状に延びている。左縦枠4aおよび右縦枠4bの下端部は、浴室ユニット100を載置する床111に接触または若干の隙間が空く程度に床111に近接している。左縦枠4aおよび右縦枠4bは、上端側が、ほぼ天井62の高さ位置まで延びている。下枠4cは、浴槽1の周縁部10上に添うように、左縦枠4aおよび右縦枠4b間に設けられている。上枠4dは、左縦枠4aおよび右縦枠4bの上端部に連結されている。また、下端枠4eは、左縦枠4aおよび右縦枠4bの下端部に連結されている。
左縦枠4a、右縦枠4b、下枠4cおよび下端枠4eで囲まれる領域には、着脱可能にエプロン部63が嵌め込まれており、扉2側の浴槽1の側部を遮蔽する。エプロン部63を取り外すことで、浴槽1の側方から浴槽1裏の排水部7の点検および修理等を行うことができる。尚、浴室ユニット100は、浴槽1の側方に洗い場床が設けられておらず、浴槽1内で入浴が行われるものである。
排水部7は、トラップ部71、オーバーフロー配管72および排水管接続部73を備え、床111と浴槽1との間に設けられる。トラップ部71は、浴槽1の排水口12に連結される受け口71aを有し、浴槽1からの排水を排水管接続部73へ流す。トラップ部71は、内部に水が溜まった状態を保ち、排水経路を排水で封じる。オーバーフロー配管72は、一端部がトラップ部71に連結され、他端部が浴槽1に設けられたオーバーフロー栓(図示略)に連結される。
排水管接続部73は、一端部がトラップ部71に連結され、他端部に排水配管が接続され、該排水配管は建築側の排水口に接続される。排水管接続部73は、トラップ部71からの排水を建築側の排水口へ流す。排水管接続部73は、十分な排水量を確保するために、より内径寸法が大きい排水配管が接続できるものとする必要があり、例えばA50(外径約60mm)サイズの排水配管が接続できるものとする。排水管接続部73は、トラップ部71側から建築側の排水口へ向けて下降する勾配をつけてある。排水管接続部73は、例えば1/50の勾配をつけてあり、浴槽1の下方で1mの距離に亘って配管接続したときにトラップ部71側と建築側の排水口側との高低差が20mmとなる。
図4は扉2の中央部における縦断面図であり、図5は車輪部35の外観を示す斜視図である。図4において、紙面の左右方向は見込み方向であり、紙面に垂直な方向は見付け方向である。内障子2aは、戸先框21および戸尻框22の上部に取り付けられた車輪部25を有している。車輪部25は、戸先框21および戸尻框22の上部に固定された本体部25aと、本体部25aに見込み方向の軸回りに回転可能に支持される車輪25bとを有する。車輪25bは、上枠4dに設けたレール部51に載せられている。レール部51は、細長い板状をなし、見込み方向に車輪25bが載せられる程度の幅寸法を有し、上枠4dの全長に亘って延びる。内障子2aは、レール部51によって支持されており、車輪25bが回転しながらレール部51を走行することによって開閉する。
同様に、外障子2bは、戸先框31および戸尻框32の上部に取り付けられた車輪部35を有している。車輪部35は、戸先框31および戸尻框32の上部に固定された本体部35aと、本体部35aに見込み方向の軸回りに回転可能に支持される車輪35bとを有する。車輪35bは、上枠4dに設けたレール部52に載せられている。レール部52は、細長い板状をなし、見込み方向に車輪35bが載せられる程度の幅寸法を有し、上枠4dの全長に亘って延びる。外障子2bは、レール部52によって支持されており、車輪35bが回転しながらレール部52を走行することによって開閉する。
内障子2aの下框23は、下枠4cに案内される被案内板26を有する。被案内板26は、見付け方向に垂直な断面が逆さL字状をなし、下框23の全長に亘って細長く延びる。被案内板26は、L字状の水平な一辺側が下框23の底部に取り付けられており、鉛直に配設される他辺側が後述する下枠4cの案内溝54cに嵌め込まれる。外障子2bの下框33は、下枠4cに案内される被案内板36を有する。被案内板36は、見付け方向に垂直な断面が逆さL字状をなし、下框33の全長に亘って細長く延びる。被案内板36は、L字状の水平な一辺側が下框33の底部に取り付けられており、鉛直に配設される他辺側が後述する下枠4cの案内溝54dに嵌め込まれる。
下枠4cは、基台部53、並びに、内障子2aおよび外障子2bを案内するガイド部54を有する。浴槽1の扉2側の周縁部10下方には、周縁部に沿って延びるフレーム体80bが設けられており、フレーム体80bにアングル部材82が固定されている。アングル部材82は、見付け方向の断面が横L字状をなし、左縦枠4aから右縦枠4bに亘って延びる。基台部53は、アングル部材82に固定され、アングル部材82と扉2側の浴槽1の周縁部10とを跨ぐように設けられており、左縦枠4aから右縦枠4bに亘って延びる。
基台部53は、見込み方向における浴槽1の周縁部10側に形成される座部53a、見込み方向における周縁部10側の反対側に形成される外縁部53b、およびガイド部54を把持する把持部53cを有する。座部53aの上面は、平坦状であり、浴槽1側に向うにつれて下降する緩い勾配をもつ。この勾配によって、座部53aの上面に降りかかった水は、浴槽1の周縁部10へ流れ落ちる。外縁部53bは、座部53aよりも一段高く形成されており、水が外部に流れ出ないように堰き止める。外縁部53bは、浴槽1側と反対側の角部53dが上方に対して凸状に膨らみを持った形状としてある。把持部53cは、座部53aと外縁部53bの間に形成されており、上方に開口する凹所をなす。
ガイド部54は、脚部54a、対向面部54b、案内溝54cおよび案内溝54dを有する。脚部54aは、基台部53の把持部53cに上方から差し込まれ、把持部53cによって把持されている。ガイド部54は、脚部54aを把持部53cに差し込むことで基台部53に取り付けられ、脚部54aを把持部53cから引き抜くようにして取り外すことができる。
対向面部54bは、内障子2aの下框23および外障子2bの下框33の底部に対向するガイド部54の上面として形成されている。対向面部54bによって形成されるガイド部54の上面は、平坦状であり、浴槽1側に向うにつれて下降する緩い勾配をもつ。この勾配によって、ガイド部54の上面に降りかかった水は、浴槽1の周縁部10へ流れ落ちる。案内溝54cは、内障子2aの下框23に設けた被案内板26に対応する位置において、対向面部54bを穿つようにして左縦枠4aから右縦枠4bに亘って設けられている。案内溝54dは、外障子2bの下框33に設けた被案内板36に対応する位置において、対向面部54bを穿つようにして左縦枠4aから右縦枠4bに亘って設けられている。案内溝54cおよび54dの側面部には、水抜き孔(図示略)が設けられている。
案内溝54cの開口部の縁には第1パッキン55が、案内溝54dの開口部の縁には第1パッキン56が設けられている。第1パッキン55は、内障子2aの下框23に設けた被案内板26に接触する。第1パッキン56は、外障子2bの下框33に設けた被案内板36に接触する。第1パッキン55および第1パッキン56は、左縦枠4aから右縦枠4bに亘って設けられるが、後述するように、ガイド部54の見付け方向の両端部に配設されるスペーサ57には設けられていない。第1パッキン55および第1パッキン56は、案内溝54cおよび案内溝54dにおける隙間を塞ぐことで、浴室ユニット100内から扉2を通して外部へ水が流出することを防ぐ。第1パッキン55および第1パッキン56は、見込み方向に突起して、案内溝54cおよび案内溝54dを部分的に覆うように配設されている。
対向面部54bは、2つの案内溝54cによって3つの部分に隔てられるが、各部分によって形成されるガイド部54の上面の面積は、案内溝54cの開口面積よりも広い。また、第1パッキン55および第1パッキン56が、案内溝54cおよび案内溝54dの開口部の縁から見込み方向に突起するため、案内溝54cの開口面積はより小さくなる。
図6は下枠4cの端部における斜視図である。スペーサ57は、ガイド部54の案内溝54cに連なる案内溝57c、および左縦枠4a側を切り欠いた切欠部57dを有し、基台部53に着脱可能に取り付けられている。スペーサ57の案内溝57cは、ガイド部54の案内溝54cよりも開口幅を狭くしてあり、パッキンは設けられていない。切欠部57dは、内障子2aの浴槽1側と反対側である外側に設けられている。スペーサ57は、パッキンが設けられていないので、案内溝57cに湯水が流れ込む可能性がある。案内溝57cに流れ込んで、案内溝57cから外側へ流出した水は、切欠部57dから基台部53の座部53aに流れ落ち、浴槽1側へ戻される。尚、スペーサ57は、基台部53から取り外すことで、ガイド部54の端部に手指を掛けてガイド部54を取り外す作業を行うために設けられている。尚、ガイド部54は、見付け方向に概ね等分に3分割された構成となっており、各部分の繋ぎ目2箇所に薄板状のカバー片(図示略)を設けて連結されており、カバー片の箇所で折り曲げ易くなっている。ガイド部54を取り外す際には、上述のようにスペーサ57を基台部53から取り外し、ガイド部54の一部分の端部を上方へ持ち上げ、繋ぎ目の箇所で上方へ屈曲させ、更に、ガイド部54の残余の部分を内障子2a及び外障子2b下から見付け方向へ引き抜くようにする。
図7は内障子2aの戸尻框22底部における斜視図であり、図8は内障子2aの戸尻框22底部における端面図である。戸尻框22の底部には、キャップ58が取り付けられている。キャップ58は、板状をなし、底部から突起してガイド部54の案内溝54cに嵌め合わされる突起部58aを有する。キャップ58の底部には、戸尻框22の見込み方向の全幅に亘って第2パッキン58bが設けられている。第2パッキン58bは、突起部58a部分において、ガイド部54の案内溝54cにおける内側面および底面、並びに第1パッキン55に接触する。第2パッキン58bは、ガイド部54の対向面部54bに接触する。第2パッキン58bは、外障子2b側において、被案内板36に接触し、後述する第3パッキン22aに連なる。
図9は図2に示すB−B線による枠部4の断面図である。左縦枠4aは、内側左縦枠41、外側左縦枠42、アングルピース部43および第4パッキン44aを有する。内側左縦枠41は、角筒状をなし、浴槽1の周縁部10の上方に重なるように配設されており、周縁部10の隅部に設けられる上下方向の支柱81に固定されている。内側左縦枠41は、浴槽1の周縁部10から天井62に亘って形成されている。
外側左縦枠42は、角筒状をなし、内側左縦枠41に見込み方向に連続して形成されており、浴槽1の周縁部10の外側に配設されている。外側左縦枠42は、左縦枠4aの全長に亘って形成されている。アングルピース部43は、外側左縦枠42に連続し、外側左縦枠42の外側に見込み方向に突き出すように設けられている。アングルピース部43は、外側左縦枠42と同様に左縦枠4aの全長に亘って形成されている。
第4パッキン44aは、左縦枠4aの見込み方向の中央部から見付け方向に突起する壁部44に取り付けられている。第4パッキン44aは、内障子2aの浴槽1側でなく左縦枠4aの見込方向の中央部側に配設されている。壁部44は、内側左縦枠41と同様に、浴槽1の周縁部10から天井62に亘って形成されている。第4パッキン44aは、下枠4cから上枠4dに亘って配設されていても良いし、下枠4cから、下枠4cと上枠4dとの間の中央部に亘って配設されていても良い。第4パッキン44aは、内障子2aの戸先框21の先端部に接触する。
同様に、右縦枠4bは、内側右縦枠46、外側右縦枠47、アングルピース部48および第4パッキン49aを有する。内側右縦枠46は、角筒状をなし、浴槽1の周縁部10の上方に重なるように配設されており、周縁部10の隅部に設けられる上下方向の支柱81に固定されている。内側右縦枠46は、浴槽1の周縁部10から天井62に亘って形成されている。
外側右縦枠47は、角筒状をなし、内側右縦枠46に見込み方向に連続して形成されており、浴槽1の周縁部10の外側に配設されている。外側右縦枠47は、右縦枠4bの全長に亘って形成されている。アングルピース部48は、外側右縦枠47に連続し、外側右縦枠47の外側に見込み方向に突き出すように設けられている。アングルピース部48は、外側右縦枠47と同様に右縦枠4bの全長に亘って形成されている。
第4パッキン49aは、右縦枠4bの見込み方向の中央部から見付け方向に突起する壁部49に取り付けられている。壁部49は、内側右縦枠46と同様に、浴槽1の周縁部10から天井62に亘って形成されている。第4パッキン49aは、下枠4cから上枠4dに亘って配設されていても良いし、下枠4cから、下枠4cと上枠4dとの間の中央部に亘って配設されていても良い。第4パッキン49aは、外障子2bの戸先框31の先端部に接触する。
上述のように第4パッキン44aが内障子2aの浴槽1側でなく左縦枠4aの見込み方向の中央部に配設され、第4パッキン49aも右縦枠4bの見込み方向の中央部に配置されていることで、枠部4全体の見込み方向の幅寸法を小さく抑えることができる。
内障子2aの戸尻框22は、見込み方向の端部において、外障子2bの戸尻框32側の側面に第3パッキン22aを有する。第3パッキン22aは、戸尻框32の戸尻框22側の側面に接触し、下端部が第2パッキン58bに連なる。第3パッキン22aは、下枠4cから上枠4dに亘って配設されていても良いし、下枠4cから、下枠4cと上枠4dとの間の中央部に亘って配設されていても良い。
次に浴室ユニット100の作用について説明する。ユーザは扉2を開閉して浴室内外への移動を行う。内障子2aまたは外障子2bを開状態としたときに、扉2側における浴槽1の周縁部10には、下枠4cのガイド部54が現れる。ガイド部54は、上述のように対向面部54bによってガイド部54の上面が形成されており、ユーザが手を着き易く、足を載せ易いので、浴室内外への移動が容易となる。また、ユーザは、下枠4c部分にガイド部54の上面が形成されていることを目視により認識することができ、跨ぎ易いという印象を受け得る。
下枠4cにおける基台部53の外縁部53bは、ガイド部54の上面とほぼ同じ高さの上面を有することで、ユーザがさらに手を着き易く、足を載せ易くなるので、浴室内外への移動がさらに容易となる。また、ユーザは、下枠4cにおいて広範囲な面が形成されていることを認識することができ、跨ぎ易いという印象をより受け易くなる。
下枠4cにおいて、第1パッキン55および第1パッキン56は、見込み方向に突起し、案内溝54cおよび案内溝54dを部分的に覆うように配設されている。このため、案内溝54cおよび案内溝54dが第1パッキン55および第1パッキン56によって部分的に塞がってガイド部54の上面が広くなり、ユーザがさらに手を着き易く、足を載せ易くなるので、浴室内外への移動がさらに容易となる。また、ユーザは、下枠4cにおいてさらに広範囲な面が形成されていることを認識することができ、跨ぎ易いという印象をより受け易くなる。
図10は、扉2と枠部4との間のパッキンによる封止箇所を説明するための模式図である。図10において、パッキンが設けられている箇所を太い実線で示しており、また紙面に垂直な方向にパッキンが設けられている箇所は黒丸印で示している。
扉2の内障子2aにおける底部である下框23と下枠4cとの間の隙間は、下框23の被案内板26と、下枠4cの案内溝54cとの間に生じる可能性があるが、第1パッキン55によって封止される。また、扉2の外障子2bにおける底部である下框33と下枠4cとの間の隙間は、下框33の被案内板36と、下枠4cの案内溝54dとの間に生じる可能性があるが、第1パッキン56によって封止される。これによって、浴室ユニット100は、下枠4cの大部分において、扉2と枠部4との間の隙間を封止することができ、浴室ユニット100内で使用する湯水が扉2から外部へ流出することを防止することができる。
下枠4cの端部には、スペーサ57を設けているため、スペーサ57幅の分、扉2の底部と下枠4cとの間に隙間が生じるが、上述のように、スペーサ57に設けた切欠部57dから基台部53の座部53aへと流出した湯水が流れ込み、浴槽1側へ戻るので、浴室ユニット100の外部への湯水の流出を防止することができる。
扉2の底部と下枠4cとの間の隙間は、内障子2aの戸尻框22の底部において生じる可能性があるが、第2パッキン58bによって封止される。第2パッキン58bは、見込み方向に沿って設けられ、案内溝54cの内側面および底面に接触し、第1パッキン55および外障子2bの被案内板36に連なる。これによって、浴室ユニット100は、扉2と下枠4cとの間における隙間の封止効果を高めることができる。
内障子2aの戸尻框22と外障子2bの戸尻框32との間に隙間が生じる可能性があるが、第3パッキン22aによって封止される。第3パッキン22aは、下端部が第2パッキン58bに連なる。第3パッキン22aは、図10に太い実線で示すように下枠4cから、下枠4cと上枠4dとの間の中央部、即ち扉2の上下方向における中央部に亘って配設されていても良いし、図10に点線で示すように延長して、下枠4cから上枠4dに亘って配設されていても良い。これによって、浴室ユニット100は、扉2内に生じる隙間を介して湯水が外部へ流出することを防止することができる。
また、第3パッキン22aを下枠4cから、扉2の上下方向における中央部に亘って配設することにより、中央部から上枠4dまでの間の隙間を、換気時に空気が吸引される吸気口とすることができる。これによって、浴室ユニット100は、入浴中のユーザに外気が当たり難くい位置に吸気口を設けることができる。
内障子2aの戸先框21と左縦枠4aとの間、および外障子2bの戸先框31と右縦枠4bとの間に隙間が生じる可能性があるが、第4パッキン44aおよび第4パッキン49aによって封止される。第4パッキン44aおよび第4パッキン49aは、図10に太い実線で示すように下枠4cから、下枠4cと上枠4dとの間の中央部、即ち扉2の上下方向における中央部に亘って配設されていても良いし、図10に点線で示すように延長して、下枠4cから上枠4dに亘って配設されていても良い。これによって、浴室ユニット100は、扉2と、左縦枠4aおよび右縦枠4bとの間に生じる隙間を介して湯水が外部へ流出することを防止することができる。
また、第4パッキン44aおよび第4パッキン49aを下枠4cから、扉2の上下方向における中央部に亘って配設することにより、中央部から上枠4dまでの間の隙間を、換気時に空気が吸引される吸気口とすることができる。これによって、浴室ユニット100は、入浴中のユーザに外気が当たり難くい位置に吸気口を設けることができる。
次に、実施形態の浴室ユニット100の特徴を説明する。
本発明の実施形態に係る浴室ユニット100は、湯を溜める浴槽1と、浴槽1を囲繞するように浴槽1の周縁部10に配設された壁体61a、61bおよび61c、並びに扉2と、扉2を嵌める枠部4とを備える。枠部4は、周縁部10に配設された下枠4cを有する。第1パッキン55は、扉2の内障子2aにおける底部である下框23と下枠4cとの隙間を封止する。第1パッキン56は、扉2の外障子2bにおける底部である下框33と下枠4cとの隙間を封止する。これによって、浴室ユニット100は、下枠4cの大部分において、扉2と枠部4との間の隙間を封止することができ、浴室ユニット100内で使用する湯水が扉2から外部へ流出することを防止することができる。
また、扉2は引き違い戸であり、扉2の内障子2aにおける戸尻框22の底部と下枠4cとの隙間を封止し、見込み方向に延びる第2パッキン58bが設けられている。これにより、浴室ユニット100は、扉2と下枠4cとの間における隙間の封止効果を高めることができる。
浴室ユニット100には、扉2の内障子2aにおける戸尻框22と、扉2の外障子2bにおける戸尻框32との隙間を封止し、一端部が第2パッキン58bに連なり、上下方向に延びる第3パッキン22aが設けられている。また浴室ユニット100には、内障子2aの戸先框21および外障子2bの戸先框31と、扉2の縦枠である左縦枠4aおよび右縦枠4bとの隙間を封止し、下枠4cから上方に延びる第4パッキン44aおよび第4パッキン49aが設けられている。これにより、浴室ユニット100は、扉2と、左縦枠4aおよび右縦枠4bとの間に生じる隙間、並びに扉2内に生じる隙間を介して湯水が外部へ流出することを防止することができる。
また、第4パッキン44aおよび第4パッキン49aは、扉2の上下方向における中途部まで延びている。これにより、浴室ユニットは、中央部から上枠4dまでの間の隙間を、換気時に空気が吸引される吸気口とすることができ、入浴中のユーザに外気が当たり難くすることができる。
上述の実施形態においては、扉2として引き違い戸の例を示したが、扉2は引き戸等であってもよい。また、枠部4は、扉2の縦および横の寸法に応じた大きさとしてもよい。上述の実施形態において、左縦枠4aおよび右縦枠4bは、上端側がほぼ天井62の高さ位置まで延びている例を示したが、扉2の縦方向の寸法に応じた長さ寸法で浴槽1の周縁部10から上方に延びていればよく、天井62の高さ位置まで延びていなくてもよい。同様に、下枠4c、上枠4dおよび下端枠4eは、扉2の横方向の寸法に応じた長さ寸法とすれば良い。下枠4cは、浴槽1の周縁部10において両端部間の全体に亘って延びる他、両端部間より狭く部分的に設けられていても良く、上枠4dおよび下端枠4eも下枠4cに合わせた寸法とすれば良い。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
1 浴槽、 10 周縁部、 2 扉、 2a 内障子、 2b 外障子、
21 戸先框、 22 戸尻框、 22a 第3パッキン(第3シール部材)、
31 戸先框、 32 戸尻框、 4 枠部、 4a 左縦枠(縦枠)、
4b 右縦枠(縦枠)、 4c 下枠、
44a,49a 第4パッキン(第4シール部材)、
55,56 第1パッキン(第1シール部材)、
58b 第2パッキン(第2シール部材)、 61a,61b,61c 壁体、
100 浴室ユニット。

Claims (4)

  1. 湯を溜める浴槽と、前記浴槽を囲繞するように前記浴槽の周縁部に配設された壁体および扉と、前記扉を嵌める枠部と、を備える浴室ユニットにおいて、
    前記枠部は前記周縁部に配設された下枠を有し、
    前記扉の底部と前記下枠との隙間を封止する第1シール部材が設けられていることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 前記扉は引き違い戸であり、
    前記扉の内障子における戸尻框の底部と前記下枠との隙間を封止し、見込み方向に延びる第2シール部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浴室ユニット。
  3. 前記扉の内障子における戸尻框と前記扉の外障子における戸尻框との隙間を封止し、一端部が前記第2シール部材に連なり、上下方向に延びる第3シール部材が設けられており、
    前記扉の内障子および外障子における各戸先框と前記扉の縦枠との隙間を封止し、前記下枠から上方に延びる第4シール部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の浴室ユニット。
  4. 前記第4シール部材は、前記扉の上下方向における中途部まで延びていることを特徴とする請求項3に記載の浴室ユニット。
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