JP2018186237A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置を示す図である。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態に係る半導体装置100の製造方法の一例に関する。第2の実施形態では、半導体チップ110及び伝熱体120を個別に準備し、これらを接合する。図2は、半導体チップ110の準備方法を工程順に示す断面図であり、図3は、伝熱体120の準備方法を工程順に示す断面図であり、図4は、第2の実施形態に係る製造方法を工程順に示す断面図である。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態に係る半導体装置100の製造方法の他の一例に関する。第3の実施形態は、伝熱体120の準備方法の点で第2の実施形態と相違する。図5は、伝熱体120の準備方法を工程順に示す断面図である。
次に、第4の実施形態について説明する。図6は、第4の実施形態に係る半導体装置を示す図である。
半導体チップと、
前記半導体チップに接し、前記半導体チップで発生した熱を伝達する伝熱体と、
を有し、
前記伝熱体は、
ダイヤモンドの結晶領域と、
前記結晶領域と前記半導体チップとの間の非晶質炭素領域と、
を有し、
前記非晶質炭素領域の前記半導体チップ側の表面における密度は、前記結晶領域との界面における密度より低いことを特徴とする半導体装置。
前記半導体チップは高電子移動度トランジスタを含むことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
前記半導体チップは、Si基板、SiC基板、GaN基板、サファイア基板、GaAs基板、InP基板又はGe基板を含むことを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置。
前記非晶質炭素領域の前記半導体チップ側の表面における密度は2.5g/cm3以下であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記非晶質炭素領域の前記結晶領域との界面における密度は3.0g/cm3以上3.52g/cm3以下であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
半導体チップの一表面及びダイヤモンドの一表面を研磨する工程と、
前記ダイヤモンドの一表面に非晶質炭素領域を形成し、前記非晶質炭素領域及び結晶領域を備えた伝熱体を形成する工程と、
真空中で、前記半導体チップの研磨された一表面及び前記伝熱体の前記非晶質炭素領域が形成された一表面に希ガスを照射して前記一表面の両方を活性化させる工程と、
真空中で、前記活性化した前記半導体チップの一表面及び前記伝熱体の一表面を互いに密着させて、前記半導体チップ及び前記伝熱体を互いに接合する工程と、
を有し、
前記非晶質炭素領域の前記半導体チップ側の表面における密度は、前記結晶領域との界面における密度より低いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
前記半導体チップの一表面及び前記ダイヤモンドの一表面の表面粗さRaを前記研磨により1nm以下とすることを特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
前記ダイヤモンドの一表面に非晶質炭素領域を形成する工程は、当該一表面を改質する工程を有することを特徴とする付記6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
当該一表面を改質する工程は、真空中で、当該一表面に希ガスを照射する工程を有することを特徴とする付記8に記載の半導体装置の製造方法。
前記ダイヤモンドの一表面に非晶質炭素領域を形成する工程は、化学気相成長法により当該一表面に非晶質炭素膜を形成する工程を有することを特徴とする付記6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
前記半導体チップは高電子移動度トランジスタを含むことを特徴とする付記6乃至10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
前記半導体チップは、Si基板、SiC基板、GaN基板、サファイア基板、GaAs基板、InP基板又はGe基板を含むことを特徴とする付記6乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
前記非晶質炭素領域の前記半導体チップ側の表面における密度は2.5g/cm3以下であることを特徴とする付記6乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
前記非晶質炭素領域の前記結晶領域との界面における密度は3.0g/cm3以上3.52g/cm3以下であることを特徴とする付記6乃至13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
110:半導体チップ
111:半導体基板
112:素子領域
113:膜
120:伝熱体
121:結晶領域
122:非晶質炭素領域
123:ダイヤモンド
130:チャンバ
131:希ガスビーム
Claims (8)
- 半導体チップと、
前記半導体チップに接し、前記半導体チップで発生した熱を伝達する伝熱体と、
を有し、
前記伝熱体は、
ダイヤモンドの結晶領域と、
前記結晶領域と前記半導体チップとの間の非晶質炭素領域と、
を有し、
前記非晶質炭素領域の前記半導体チップ側の表面における密度は、前記結晶領域との界面における密度より低いことを特徴とする半導体装置。 - 前記半導体チップは高電子移動度トランジスタを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 半導体チップの一表面及びダイヤモンドの一表面を研磨する工程と、
前記ダイヤモンドの一表面に非晶質炭素領域を形成し、前記非晶質炭素領域及び結晶領域を備えた伝熱体を形成する工程と、
真空中で、前記半導体チップの研磨された一表面及び前記伝熱体の前記非晶質炭素領域が形成された一表面に希ガスを照射して前記一表面の両方を活性化させる工程と、
真空中で、前記活性化した前記半導体チップの一表面及び前記伝熱体の一表面を互いに密着させて、前記半導体チップ及び前記伝熱体を互いに接合する工程と、
を有し、
前記非晶質炭素領域の前記半導体チップ側の表面における密度は、前記結晶領域との界面における密度より低いことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記半導体チップの一表面及び前記ダイヤモンドの一表面の表面粗さRaを前記研磨により1nm以下とすることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ダイヤモンドの一表面に非晶質炭素領域を形成する工程は、当該一表面を改質する工程を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
- 当該一表面を改質する工程は、真空中で、当該一表面に希ガスを照射する工程を有することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ダイヤモンドの一表面に非晶質炭素領域を形成する工程は、化学気相成長法により当該一表面に非晶質炭素膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体チップは高電子移動度トランジスタを含むことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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