JP2018184803A - アンカー及び支持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンカー10を用いたワイヤーロープ伏工100の模式図である。ワイヤーロープ伏工100とは、縦方向に張られている複数のワイヤーロープ30と横方向に張られている複数のワイヤーロープ31とを交差させ、そのワイヤーロープ30の端部をアンカー10により地盤に固定したものである。交差したワイヤーロープ30の下には浮石等の斜面から落下する可能性のある物があり、ワイヤーロープ伏工100により斜面から落下しないように抑えられている。各ワイヤーロープ30、31は、必ずしも直線に張られるものではなく、斜面や崖の面などの複雑な形状の面に沿って設置することができる。なお、実施の形態1において、アンカー10を使用した構造としてワイヤーロープ伏工100を一例として説明するが、アンカー10を使用した構造はこれだけに限定されるものではない。例えば、アンカー10により地盤に固定される落石防護網や、防護柵等であっても良い。また、アンカー10に取り付けられる物は、ワイヤーロープ30に限定されるものではない。例えば、ワイヤー、ロープ、鎖、又は鋼材等を取り付けて使用しても良い。なお、ワイヤーロープ30は、本願発明の支持部材に相当するものである。
(1)実施の形態1に係るアンカー10、210、310、410は、両端に開口部を有する中空の筒部材15と、筒部材15を軸方向に貫通する芯部材20と、を備える。芯部材20は、当該芯部材20の中心軸が筒部材15の中心軸から外れた位置に配置される。
このように構成されることにより、ワイヤーロープ伏工100等を構成するワイヤーロープ30の張力がかかっても、強度及び剛性の高いアンカー10、210、310、410を提供することができる。そのため、アンカー10、210、310、410を使用した支持構造80も、アンカー10、210、310、410の設置箇所を減らすことができ、設置費用を低減できる。また、アンカー10、210、310、410を使用した支持構造80を適用したワイヤーロープ伏工100等が支持可能な荷重を高めることができ、性能を向上させることができる。
このように構成されることにより、アンカー10、210、310、410にかかる曲げモーメントにより発生する引っ張り応力を強度の高い芯部材20が受け持つことができる。そのため、アンカー10、210、310、410の強度がより向上し、破損の発生を抑えることができる。アンカー10、210、310、410を使用した支持構造80を適用した、ワイヤーロープ伏工100は、落石等の発生を防止する効果を高めることができる。
このように構成されることにより、アンカー10、210、310、410の筒部材15の部分の軸方向に対し垂直な各断面において、筒部材15に対する芯部材20の位置が同じ位置に配置される。そのため、アンカー10、210、310、410の筒部材15の部分のどの断面においても、同じ強度を確保することができる。例えば、土層50等の堆積物を構成する物の性状が地盤表面からの深さによって異なる場合に、曲げモーメントがかけられたアンカー10、210、310、410に発生する最大引っ張り応力が筒部材15の軸方向のどの位置で発生しても、強度の高いアンカー10、210、310、410を提供することができる。
このように構成されることにより、筒部材15の内部における芯部材20の配置を常に同じ位置に組み立てることができる。よって、ワイヤーロープ伏工100等の設置現場においてアンカー10、210、310、410を組み立て、設置する際に常に同じ強度のアンカー10、210、310、410を得ることができる。
このように構成されることにより、筒部材15の部分の強度及び剛性が高く、大きい面積で受働土圧を受けることができるアンカー10、210、310、410が得られる。また、設置現場において筒部材15の内部に充填材40を充填することができるため、施工も容易である。
このように構成されることにより、アンカー10、210、310、410は、筒部材15の内部の所定位置に芯部材20を容易に取り付けることができる。そして、筒部材15の内部に充填材40を充填する空間を確実に確保できるため、筒部材15が所定の強度を安定して得られるようになる。
このように構成されることにより、アンカー10、210、310、410は、筒部材15の内部の所定位置に芯部材20を容易に取り付けることができる。そして、筒部材15の内部に充填材40を充填する空間を確実に確保できるため、筒部材15が所定の強度を安定して得られるようになる。芯部材20は、端面部材11、14に予め設けられた芯部材支持穴を通し設置されるため、芯部材20の組み付けも容易で精度高く位置決めができる。
このように構成されることにより、芯部材20は筒部材15に着脱自在に取り付けることができ、芯部材20の突出部20aの長さの調整も自在にできる。よって、アンカー10、210、310、410は、設置現場の状況に合わせて自在に寸法調整ができ、地盤に固定される強度も安定して得られるため、ワイヤーロープ伏工100等の構造物の品質も向上する。
このように構成されることにより、筒部材15の内部に充填材40を充填する空間を確実に確保でき、かつ充填材40の注入作業も確実に行える。また、筒部材15の下側の端面部材14から支持層60に設けられた削孔61に充填材40を注入することも可能である。
このように構成されることにより、芯部材20を強度の高い材質で構成するため、アンカー10、210、310、410の強度が更に向上する。
このように構成されることにより、筒部材15は、製造が容易でかつ土層50からの受働土圧に対し強度が高い。また、アンカー10、210、310、410の筒部材15の軸方向に垂直な断面において、最大引っ張り応力が出る位置が1点になるため、その1点に芯部材20を配置することにより、確実に強度の高いアンカー10、210、310、410を得ることができる。
このように構成されることにより、上記(1)〜(11)に記載した効果を有するアンカー10、210、310、410を使用した支持構造80が得られる。
(14)また、実施の形態1に係る支持構造80によれば、アンカー10、210、310、410は、筒部材15の内部において筒部材15のワイヤーロープ30から受ける荷重方向側の面に対し対向する面に近い側の領域Bに芯部材20の断面が配置される。領域Bは、筒部材15の軸方向垂直断面の面積の半分の面積を占める。
このように構成されることにより、アンカー10、210、310、410が高い強度及び剛性を出せる方向にワイヤーロープ30から荷重がかかるため、支持構造80が受けられる荷重が高くなる。そして、支持構造80を適用したワイヤーロープ伏工100等の性能も向上する。
Claims (14)
- 両端に開口部を有する中空の筒部材と、
前記筒部材を軸方向に貫通する芯部材と、を備え、
前記芯部材は、
当該芯部材の中心軸が前記筒部材の中心軸から外れた位置に配置される、アンカー。 - 前記芯部材は、
前記筒部材の内周面に接している、請求項1に記載のアンカー。 - 前記芯部材の中心軸は、
前記筒部材の中心軸と平行に配置される、請求項1又は2に記載のアンカー。 - 前記芯部材は、
前記筒部材の両端の前記開口部の少なくとも一方から突出している、請求項1〜3の何れか1項に記載のアンカー。 - 前記筒部材は、
内部の前記芯部材以外の部分に充填材が充填されている、請求項1〜4の何れか1項に記載のアンカー。 - 前記筒部材の両端に取り付けられる端面部材を更に備え、
前記端面部材は、
前記芯部材の中心軸が所定の位置に配置されるように位置決めする、請求項1〜5の何れか1項に記載のアンカー。 - 前記端面部材は、
前記芯部材を通す芯部材支持穴を備える、請求項6に記載のアンカー。 - 前記芯部材は、
両端部にネジ部を備え、
前記ネジ部にナットが螺合し、
前記端面部材は、
前記ナットと前記筒部材の端面との間に位置し、
前記ナットは、
締結されて前記芯部材の中心軸方向に移動しないように固定される、請求項6又は7に記載のアンカー。 - 前記端面部材は、
さらに充填材注入穴を備える、請求項6〜8の何れか1項に記載のアンカー。 - 前記芯部材は、
PC棒鋼により構成される、請求項1〜9の何れか1項に記載のアンカー。 - 前記筒部材は、
円筒形状である、請求項1〜10の何れか1項に記載のアンカー。 - 支持部材と、
請求項1〜11の何れか1項に記載のアンカーと、を備え、
前記アンカーは、
地中に埋設され、
前記支持部材の端部は、
前記アンカーの端部に取り付けられる、支持構造。 - 前記アンカーは、
前記支持部材から受ける荷重により前記アンカーの断面に引張応力が発生する領域に前記芯部材の断面が配置されるように構成される、請求項12に記載の支持構造。 - 前記アンカーは、
前記筒部材の内部の前記筒部材の前記支持部材から受ける荷重方向側の面に対し対向する面に近い側の領域に前記芯部材の断面が配置され、
前記領域は、
前記筒部材の軸方向垂直断面の面積の半分の面積を占める、請求項12に記載の支持構造。
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