JP2018179339A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実にチューブとフィンとを接合させることの可能な熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器は、所定の隙間を有して積層配置される複数のチューブと、隣り合うチューブの間の隙間に配置される複数のフィン22とを備える。フィン22は、接合部220と、切り欠き部223とを有する。接合部220は、チューブの外面に対向して配置され、チューブの外面にろう付けにより接合される。切り欠き部223は、接合部220からチューブの外面に向かって突出している。切り欠き部223におけるチューブの外面に対向している部分Pは、ろう付けによりチューブの外面に接合される。
【選択図】図2

Description

本開示は、熱交換器に関する。
従来、特許文献1に記載の熱交換器がある。特許文献1に記載の熱交換器は、コア部と、補強片とを備えている。コア部は、所定の隙間を有して積層配置される複数のチューブと、隣り合うチューブ間に配置される複数のフィンとを有している。チューブ及びフィンは、ろう付けにより互いに接合されている。補強片は、チューブの積層方向におけるコア部の両端部にそれぞれ設けられている。特許文献1に記載の熱交換器では、その製造の際に、コア部及び補強片を仮組みした後、寸法のばらつきを抑制するために、熱交換器に対して補強片の外側からワイヤを巻き付けるとともに、このワイヤを結束することによりコア部を外側から押さえ付けて圧縮している。そして、ワイヤにより圧縮力を付与した状態のまま、熱交換器を炉内に投入することにより、チューブとフィンとをろう付けにより接合させている。
特公平6−54199号公報
ところで、特許文献1に記載されるような熱交換器では、チューブとフィンとを接合させるためには、それらの寸法を厳しく管理して、チューブとフィンとの間の隙間を小さくするか、ワイヤの圧縮力をより大きくしてチューブとフィンとを接触させる方法が考えられる。しかしながら、このような方法を採用すると、寸法管理のために生産性が低下したり、圧縮力によりチューブやフィンに意図しない変形が発生したりし易くなる。仮にチューブやフィンの意図しない変形によりそれらの間に隙間が形成されると、その部分でチューブとフィンとがろう付けされ難くなるため、結果としてチューブとフィンとに未接合部分が形成されるおそれがある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より確実にチューブとフィンとを接合させることの可能な熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決する熱交換器(10)は、所定の隙間を有して積層配置される複数のチューブ(21)と、隣り合うチューブの間の隙間に配置される複数のフィン(22)と、を備える。フィンは、接合部(220)と、突出部(223,223a,223b,224a,224b,225)と、を有する。接合部は、チューブの外面に対向して配置され、チューブの外面にろう付けにより接合される。突出部は、接合部からチューブの外面に向かって突出している。突出部におけるチューブの外面に対向している部分(P,P1,P2)は、ろう付けによりチューブの外面(210)に接合される。
この構成によれば、チューブとフィンとをろう付けさせる際に、チューブとフィンの接合部との間に隙間が形成されていたとしても、フィンの突出部がチューブの外面に接触する。これにより、フィンの突出部とチューブの外面との接触部分がろう付け基点となって、チューブとフィンの接合部とがろう付けされるため、より確実にチューブとフィンとを接合させることが可能となる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、より確実にチューブとフィンとを接合させることの可能な熱交換器を提供できる。
図1は、第1実施形態の熱交換器の概略構成を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態のフィンの斜視構造を示す斜視図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面構造を示す断面図である。 図4は、第1実施形態の熱交換器の製造プロセスの一部を示す正面図である。 図5は、第1実施形態の熱交換器の製造時におけるチューブとフィンとの位置関係を示す断面図である。 図6は、第1実施形態の熱交換器の製造時におけるチューブとフィンとの位置関係を示す断面図である。 図7は、第1実施形態の熱交換器の製造時におけるチューブとフィンとの位置関係を示す断面図である。 図8は、第1実施形態の熱交換器の製造時におけるチューブとフィンとの位置関係を示す断面図である。 図9は、第1実施形態の変形例の熱交換器におけるフィンの斜視構造を示す斜視図である。 図10は、第1実施形態の変形例の熱交換器におけるフィンの斜視構造を示す斜視図である。 図11は、第1実施形態の変形例の熱交換器におけるフィンの斜視構造を示す斜視図である。 図12は、第2実施形態の熱交換器におけるフィンの斜視構造を示す斜視図である。 図13は、他の実施形態の熱交換器におけるチューブとフィンとの位置関係を示す断面図である。 図14は、他の実施形態の熱交換器におけるチューブとフィンとの位置関係を示す断面図である。 図15は、他の実施形態の熱交換器におけるフィンの接合部の拡大構造を示す斜視図である。 図16は、他の実施形態の熱交換器におけるフィンの接合部の拡大構造を示す斜視図である。 図17は、他の実施形態の熱交換器におけるフィンの接合部の拡大構造を示す斜視図である。 図18は、他の実施形態の熱交換器におけるフィンの接合部の拡大構造を示す斜視図である。 図19は、他の実施形態の熱交換器におけるフィンの接合部の拡大構造を示す斜視図である。
以下、熱交換器の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態の熱交換器について説明する。図1に示されるように、本実施形態の熱交換器10は、コア部20と、一対のタンク30,31と、一対のサイドプレート40,41とを備えている。
コア部20は、複数のチューブ21と、複数のフィン22とにより構成されている。複数のチューブ21は、矢印Xで示される方向に所定の隙間を有して積層配置されている。チューブ21は、矢印Zで示される方向に長手方向を有する扁平状の管からなる。矢印Zで示される方向は、矢印Xで示される方向に直交する方向である。以下では、矢印Xで示される方向を「チューブ積層方向X」とも称し、矢印Zで示される方向を「チューブ長手方向Z」とも称する。
チューブ21の内部には、熱媒体の流れる流路が長手方向Zに延びるように形成されている。隣り合うチューブ21,21の間には、矢印Yで示される方向に空気が流れる。矢印Yで示される方向は、チューブ積層方向X及びチューブ長手方向Zの両方に直交する方向である。以下では、矢印Yで示される方向を「空気流れ方向Y」とも称する。
フィン22は、隣り合うチューブ21,21の間の隙間に配置されている。フィン22は、薄く長い金属板をつづら折りに加工することにより形成される、いわゆるコルゲートフィンである。フィン22は、隣り合うチューブ21,21のそれぞれの側面にろう付けにより接合されている。フィン22は、隣り合うチューブ21,21の間の隙間を流れる空気との接触面積を増やすことにより、チューブ21の内部を流れる熱媒体と空気との間の熱交換を促進させる機能を有している。
一対のタンク30,31は、コア部20のチューブ長手方向Zの両端部にそれぞれ設けられている。一対のタンク30,31は、チューブ積層方向Xに延びるように形成されており、各チューブ21の長手方向Zの両端部にそれぞれ連結されている。各タンク30,31の内部流路は、各チューブ21の内部流路に連通されている。一方のタンク30には、流入口32が設けられている。流入口32は、図中に矢印で示されるように一方のタンク30の内部流路内に熱媒体を供給する部分である。他方のタンク31には、流出口33が設けられている。流出口33は、図中に矢印で示されるように他方のタンク31の内部流路内から熱媒体を排出する部分である。
一対のサイドプレート40,41は、コア部20のチューブ積層方向Xの両端部にそれぞれ配置されている。一対のサイドプレート40,41は、チューブ長手方向Zに延びるように形成されており、一対のタンク30,31にそれぞれ連結されている。一対のサイドプレート40,41は、コア部20を補強する機能を有している。
熱交換器10では、一方のタンク30の流入口32から供給される熱媒体が当該タンク30の内部流路を介して各チューブ21の内部へと流れる。各チューブ21の内部を流れる熱媒体は、隣り合うチューブ21,21の間の隙間を流れる空気と熱交換を行う。チューブ21を通過することで熱交換を終えた熱媒体は、他方のタンク31の内部流路を介して流出口33から排出される。
次に、本実施形態のフィン22の構造について詳しく説明する。
図2に示されるように、フィン22は、チューブ長手方向Zに接合部220と平板部221とを交互に有している。フィン22は、接合部220で折り曲げられることにより、全体としてつづら折り状に加工された形状を有している。フィン22の幅方向は、空気流れ方向Yに平行である。また、フィン22の長手方向は、チューブ長手方向Zに平行である。以下では、矢印Yで示される方向を「フィン幅方向Y」とも称し、矢印Zで示される方向を「フィン長手方向Z」とも称する。
平板部221には、複数のルーバ部222が形成されている。ルーバ部222は、平板部221に対して傾斜するように鎧窓状に切り起こされた部分である。このルーバ部222により、隣り合うチューブ21,21の間の隙間を流れる空気とフィン22とが接触し易くなるため、結果的に熱交換器10の熱交換性能を向上させることができる。
接合部220は、ろう付けによりチューブ21に接合される部分である。図3に示されるように、接合部220は、チューブ21の外面210に対向するとともに、チューブ21の外面210に平行に形成されている。接合部220には、チューブ21の外面210に向かって切り起こされた切り欠き部223が形成されている。切り欠き部223は、チューブ21の外面210に対向する部分Pを有している。切り欠き部223は、フィン幅方向Yにおける一端部が切り起こされるように形成されている。本実施形態では、切り欠き部223が突出部に相当する。
次に、本実施形態の熱交換器10の製造方法について説明する。
熱交換器10を製造する際には、まず、図4に示されるように、コア部20、タンク30,31、及びサイドプレート40,41を仮組みする。なお、図4では、コア部20を構成するチューブ21及びフィン22の図示が割愛されている。この際、図5に示されるように、チューブ21とフィン22との間には所定の隙間が形成されている。また、チューブ21、タンク30,31、及びサイドプレート40,41のそれぞれの外面には、ろう材が予め配置されている。
その後、図4に示されるように、サイドプレート40,41の外側からワイヤWを巻き付けた後、ワイヤWを締め付けることにより、チューブ積層方向Xの圧縮力をコア部20に付与する。このワイヤWの圧縮力により、サイドプレート40,41及びコア部20がチューブ積層方向Xに変形して、図6に示されるようにチューブ21とフィン22との隙間が小さくなる。この際、フィン22の切り欠き部223がチューブ21に押されることにより、切り欠き部223が接合部220に向かって変形する。
ワイヤWの圧縮力を更に増加させると、図7に示されるように、チューブ21の外面210とフィン22の接合部220とが接触する。このワイヤWにより仮固定された熱交換器10を炉に入れて加熱し、各部材のろう材を融解させることにより、ろう付けにより各部材が一体的に固定される。その後、熱交換器10からワイヤWを取り外すことにより、熱交換器10の製造が完了する。
ところで、ワイヤWの圧縮力を増加させたとしても、図8に示されるようにフィン22の一部の接合部220とチューブ21の外面210との間に隙間が形成される可能性がある。この場合、チューブ21とフィン22とを接合させるためには、それらの寸法を厳しく管理してチューブ21とフィン22との間の隙間を小さくするか、ワイヤWの圧縮力をより大きくしてチューブ21とフィン22とを接触させる方法が考えられる。しかしながら、このような方法を採用すると、寸法管理のために生産性が低下したり、圧縮力によりチューブ21やフィン22に意図しない変形が発生したりし易くなるため、好ましくない。
この点、本実施形態の熱交換器10では、図8に示されるようにフィン22の一部の接合部220とチューブ21の外面210との間に隙間が形成された場合でも、フィン22の切り欠き部223がチューブ21の外面210に接触する。より詳しくは、切り欠き部223におけるチューブ21の外面210に対向している部分Pが、チューブ21の外面210に接触する。そのため、炉内で各部材のろう材が融解する際に、切り欠き部223とチューブ21の外面210との接触部分がろう付け基点となって、フィン22がチューブ21の外面210にろう付けにより接合される。これにより、より確実にフィン22とチューブ21とを接合させることができる。
以上説明した本実施形態の熱交換器10によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)フィン22の切り欠き部223とチューブ21の外面210との接触部分がろう付け基点となって、チューブ21とフィン22の接合部220とがろう付けされるため、より確実にチューブ21とフィン22とを接合させることが可能となる。また、チューブ21とフィン22との間の隙間の寸法的な制限を緩和することも可能である。
(2)切り欠き部223は、接合部220からチューブ21の外面210に向かって切り起こされるように形成されている。これにより、ワイヤWの圧縮力によりチューブ21の外面210が切り欠き部223に押さえ付けられる際に、切り欠き部223が容易に変形する。したがって、ワイヤWによりコア部20を圧縮する際に、切り欠き部223からチューブ21に加わる反力が小さくなる。よって、ワイヤWの圧縮力が大きくなり過ぎることがないため、チューブ21やフィン22に意図しない変形が発生し難くなっている。
(3)切り欠き部223は、フィン幅方向Yにおける一端部が切り起こされるように形成されている。これにより、フィン長手方向Zの一端部を切り起こす場合と比較すると、切り欠き部223の切り起こし量を大きくすることができる。
(変形例)
次に、第1実施形態の熱交換器10の変形例について説明する。
図9に示されるように、本変形例のフィン22の接合部220には、2つの切り欠き部223a,223bがフィン幅方向Yに並ぶように形成されている。一方の切り欠き部223aは、フィン幅方向Yにおけるフィン22の外縁226aに近い側の端部が切り起こされるように形成されている。他方の切り欠き部223bも、フィン幅方向Yにおけるフィン22の外縁226bに近い側の端部が切り起こされるように形成されている。
このようにフィン22の接合部220に複数の切り欠き部223a,223bが形成されていれば、ワイヤWによりコア部20に圧縮力を付与した際に、切り欠き部223a,223bのそれぞれの部分P1,P2がチューブ21の外面210に接触する。すなわち、ろう付け基点を複数設けることができるため、より確実にチューブ21とフィン22とを接合させることが可能となる。
なお、図10に示されるように、他方の切り欠き部223bは、フィン幅方向Yにおけるフィン22の中央に近い側の端部が切り起こされるように形成されていてもよい。また、図11に示されるように、切り欠き部223a,223bが共に、フィン幅方向Yにおけるフィン22の中央に近い側の端部が切り起こされるように形成されていてもよい。
<第2実施形態>
次に、熱交換器10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の熱交換器10との相違点を中心に説明する。
図12に示されるように、本実施形態のフィン22の接合部220には、チューブ21の外面210に向かって凸状に突出する凸部224a,224bがフィン幅方向Yに並ぶように形成されている。本実施形態では、凸部224a,224bが突出部に相当する。
以上説明した本実施形態の熱交換器10によれば、以下の(4)〜(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(4)チューブ21とフィン22とをろう付けさせる際に、チューブ21とフィン22の接合部220との間に隙間が形成されたとしても、フィン22の凸部224a,224bがチューブ21の外面210に接触する。より詳しくは、凸部224aにおけるチューブ21の外面210に対向している部分P1、及び凸部224bにおけるチューブ21の外面210に対向している部分P2がチューブ21の外面210に接触する。そのため、炉内で各部材のろう材が融解する際に、凸部224a,224bとチューブ21の外面210との接触部分がろう付け基点となって、フィン22がチューブ21の外面210にろう付けにより接合される。これにより、より確実にフィン22とチューブ21とを接合させることができる。
(5)凸部224a,224bは、チューブ21の外面210に向かって凸状に突出するように形成されている。これにより、ワイヤWの圧縮力によりチューブ21の外面210が凸部224a,224bに押さえ付けられる際に、凸部224a,224bが容易に変形する。したがって、ワイヤWによりコア部20を圧縮する際に、凸部224a,224bからチューブ21に加わる反力が小さい。よって、ワイヤWの圧縮力が大きくなり過ぎることがないため、チューブ21やフィン22に意図しない塑性変形が発生し難くなっている。
(6)チューブ21の接合部220をプレス加工するだけで、接合部220に凸部224a,224bを形成することができる。よって、凸部224a,224bの形成が容易となる。
<他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態及び第2実施形態の熱交換器10の構成は、空気流れ方向Yに複数のチューブが並べて配置されている熱交換器にも適用可能である。例えば図13に示されるように空気流れ方向Yに並べて2つのチューブ21a,21bが配置されている熱交換器では、図中に示されるようなフィン22を用いることが可能である。このフィン22の接合部220には、一方のチューブ21aの外面210aに向かって突出する切り欠き部223aと、他方のチューブ21bの外面210bに向かって突出する切り欠き部223bとが形成されている。
・第1実施形態及び第2実施形態の熱交換器10の構成は、内柱を有するチューブにより構成される熱交換器にも適用可能である。例えば図14に示されるような内柱211を有するチューブ21により構成される熱交換器では、図中に示されるようなフィン22を用いることが可能である。チューブ21の内部空間は、内柱211を挟んで第1内部空間S1と第2内部空間S2とに区画されている。フィン22には、チューブ21の外面210における第1内部空間S1に対応する部分に向かって突出する切り欠き部223aと、チューブ21の外面における第2内部空間S2に対応する部分に向かって突出する切り欠き部223bとが形成されている。
・フィン22の接合部220に形成されている突出部の形状は、切り欠き部223,223a,223bや凸部224a,224bのような形状に限らず、適宜変更可能である。例えば図15に示されるように、フィン22の接合部220には、フィン長手方向Zの一端部がチューブ21の外面210に向かって切り起こされるような切り欠き部225が形成されていてもよい。また、図16に示されるように、フィン22の接合部220には、フィン幅方向Yの中央部がチューブ21の外面210に向かって切り起こされるような切り欠き部225が形成されていてもよい。さらに、図17に示されるように、フィン22の接合部220には、フィン長手方向Zの中央部がチューブ21の外面210に向かって切り起こされるような切り欠き部225が形成されていてもよい。また、図18に示されるように、フィン22の接合部220には、フィン幅方向Yの中央部がチューブ21の外面210に向かって湾曲するような切り欠き部225が形成されていてもよい。さらに、図19に示されるように、フィン22の接合部220には、フィン長手方向Zの中央部がチューブ21の外面210に向かって湾曲するような切り欠き部225が形成されていてもよい。
・フィン22の接合部220に形成されている切り欠き部等の数は、適宜変更可能である。すなわち、フィン22の接合部220には、切り欠き部等が単数又は複数形成されていればよい。
・上記実施形態の熱交換器10ではチューブ21にろう材が配置されていたが、フィン22にろう材が配置されていてもよいし、チューブ21及びフィン22の両方にろう材が配置されていてもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
P,P1,P2:部分
10:熱交換器
21:チューブ
22:フィン
210:外面
220:接合部
223,223a,223b,225:切り欠き部(突出部)
224a,224b:凸部(突出部)

Claims (7)

  1. 所定の隙間を有して積層配置される複数のチューブ(21)と、
    隣り合うチューブの間の隙間に配置される複数のフィン(22)と、を備え、
    前記フィンは、
    前記チューブの外面に対向して配置され、前記チューブの外面にろう付けにより接合される接合部(220)と、
    前記接合部から前記チューブの外面に向かって突出する突出部(223,223a,223b,224a,224b,225)と、を有し、
    前記突出部における前記チューブの外面に対向している部分(P,P1,P2)は、
    ろう付けにより前記チューブの外面(210)に接合されている
    熱交換器。
  2. 前記接合部には、
    前記突出部が複数形成されている
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記突出部は、
    前記接合部から前記チューブの外面に向かって切り起こされた切り欠き部(223,223a,223b,225)からなる
    請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記切り欠き部は、
    前記フィンの幅方向における一端部が切り起こされるように形成されている
    請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記切り欠き部は、
    前記フィンの幅方向における前記フィンの外縁に近い側の端部が切り起こされるように形成されている
    請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記切り欠き部は、
    前記フィンの幅方向における前記フィンの中央に近い側の端部が切り起こされるように形成されている
    請求項4に記載の熱交換器。
  7. 前記突出部は、
    前記接合部から凸状に突出した凸部(224a,224b)からなる
    請求項1又は2に記載の熱交換器。
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