JP2018178281A - 防振性を有するブラジャー - Google Patents
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Description
該カップ部上又は該連結部と該カップ部との境界部から、該カップ部の少なくとも一部及び該ウイング部の少なくとも一部を覆うように配置されたサブウイング部
を有するブラジャーであって、
該サブウイング部が、該本体と接合されている接合部と、該本体と接合されていない非接合部とを有し、接合部の少なくとも一部は、該カップ部のバストトップHから該ウイング部の背中心Cまでを最短距離で繋ぐ線分が最長になるようにブラジャーを配置したときに:
バストトップHから連結部とカップ部との境界部の上端点Qまでを最短距離で繋ぐ線分上と;
バストトップHから背中心Cまでを最短距離で繋ぐ線分上において、該線分と同一方向の法線を有する平面を規定した場合に、該バストトップHから該背中心Cに向かって、該バストトップHから該背中心Cまでの距離の55〜100%の位置の該平面上と;
に存在する、ブラジャー。
[2] 該カップ部が、
カップ上縁に沿って延びる上縁高応力部であって、カップ中央部の伸長応力S1に対する上縁高応力部の伸張応力S2の比S2/S1が2/1〜400/1である、上縁高応力部、若しくは
カップ下縁に沿って延びる下縁高応力部であって、カップ中央部の伸長応力S1に対する下縁高応力部の伸張応力S3の比S3/S1が2/1〜400/1である下、縁高応力部、
又はこれらの両方を有する、上記態様1に記載のブラジャー。
[3] 肩紐部の平均断面積が20〜120mm2である、上記態様1又は2に記載のブラジャー。
[4] 肩紐部のカップ部前中心側端点の距離が最大となるようにブラジャーを配置したときに、肩紐部のカップ部前中心側端点と該連結部の前中心下端点とを結んで形成される三角形の面積に占めるブラジャー構成素材が存在しない部分の面積の割合が60%以上である、上記態様1〜3のいずれかに記載のブラジャー。
[5] 最大着圧が50hPa以下である、上記態様1〜4のいずれかに記載のブラジャー。
本開示の一態様は、
一対のカップ部と、該カップ部の前中心側を互いに連結する連結部と、該カップ部の脇側に隣接するウイング部と、端部が該カップ部と該ウイング部とに連結された肩紐部とを有する本体、並びに
該カップ部上若しくは該連結部と該カップ部との境界部から、該カップ部の少なくとも一部及び該ウイング部の少なくとも一部を覆うように配置されたサブウイング部
を有するブラジャーを提供する。
(1)バストトップHから連結部とカップ部との境界部の上端点Q(以下、点Qともいう。)までを最短距離で繋ぐ線分L1(以下、線分L1ともいう。)上と;
(2)バストトップHから背中心Cまでを最短距離で繋ぐ線分I(以下、線分Iともいう。)上において、該線分Iと同一方向の法線を有する平面Sを規定した場合に、該バストトップHから該背中心Cに向かって、該バストトップHから該背中心Cまでの距離の55〜100%の位置の該平面上と;
に存在する。このような配置のサブウイング部は、揺れを低減しつつ、外観上の胸を小さく見せることを可能とする点で有利である。
E1={(m2/m1)×(1+E2/100)−1}×100 (1)
を満たすことが好ましい。
E2={(アンダーバストサイズ/ブラジャーの最下部の周長)×100}−100
E2は上記の式に従い、ブラジャーのサイズによって決定されるべき数値である。
これらの数値を用い、(1)式に従い、ブラジャー着用時のサブウイング部ヨコ方向伸長率E1が算出される。
なお、サブウイング部長さm1と本体の接合部間長さm2との関係においては、以下の関係を満たすことが好ましい。
1.01×m1≦m2≦1.5×m1 (2)
接合部間長さm2に対し、サブウイング部の長さが短いことで、製品時及び着用時にサブウイングが弛むことなく着用が可能となり、外観形状が美しいまま、十分な防振性能を有することが可能となる。
100cN/inch≦σ1≦1000cN/inch (3)
を満たすことが好ましい。
0.5≦YR1/YR2≦3 (4)
を満たすことが好ましい。YR1/YR2が0.5以上であれば、サブウイング部109の長さをウイング部103の長さとの対比で極端に短くすることなく、外観形状を美しく維持したまま、十分な防振性を得ることができ、YR1/YR2が3.0以下であれば、サブウイング部109をウイング部との対比で極端に伸長することなく、防振性を発現させる応力が得られ、且つ、バスト部の締め付け感を抑制できる。好ましくは、0.5≦YR1/YR2≦2.5、特に好ましくは、0.7≦YR1/YR2≦2.0である。YR1、YR2は、JIS L1096.8.12.1 A法のカットストリップ法に準拠して得られた、荷重―歪関係から、荷重を以下の式を参考に、応力に換算し、ひずみ0〜0.1部分の傾きとして算出される。
応力[N/m2]=ひずみ0.1時の荷重[N]/(生地の測定幅[m]×生地の厚み[m])
ヤング率(YR1及びYR2)[Pa]=応力[N/m2]/(0.1)
カップ部と肩紐部の境界であるW1(PからP1の線分)に存在することが好ましく、ウイング部103側の接合部は、ウイングの上端と下端とに亘って延びていることが好ましい。さらに接合部以外の部分では、サブウイング部109の高さが本体の高さと同等以上であることが好ましい。
JIS L1096.8.12.1 A法のカットストリップ法に準拠し、生地サンプルの応力を計測した。10%伸張時応力特性については任意に設定した第1の方向の伸張10%時応力と、第1の方向と垂直の第2の方向の伸張10%時応力(幅2.5cmあたり)を測定し、これらの平均値を算出した。ヤング率は、応力計測値の歪0〜10%部分の平均傾きを算出した値を用いて計算を実施した。
試験片の幅:2.5cm
試験片のつかみ長さ:10cm
伸張速度:30cm/min
各部材の生地サンプルについて上記条件で測定を行ったが、試験片のつかみ長さが取れない場合には適宜長さを変更した。試験片の幅が取れない場合には、適宜幅を変更し、得られた応力値を2.5cm幅あたりの数値に換算した。
JIS L1096.8.12.1 A法のカットストリップ法に準拠し、22.1Nまでの伸びを計測し、設定の応力に対応する伸びを求めた。
伸縮性編地の伸張応力は次の方法により測定した。
試料の大きさ:長さ100mm(把持部を除く)
試験片の幅:25mm
引張り試験機:テンシロン引張り試験機((株)オリエンテック製 RTC−1210A)
初荷重:0.1N
引張り速度:300mm/min
引張り長及び測定:30%伸張まで伸張し、同じ速度で伸張後元の長さに戻し(回復させ)、この条件で伸張、回復を3回繰り返し、3回目の30%伸張時の伸張応力値を求めた。
JIS L1096.8.12.1 A法のカットストリップ法に準拠し、肩紐部の伸張時応力特性を計測した。肩紐の長さ方向に0.5(N)×断面積(mm2)の荷重をかけ、伸度(%)を測定した。なお補強部の肩紐が存在する場合は、身生地の肩紐部と補強部の肩紐の各々の伸度を測定した。
試験片のつかみ長さ:10cm
伸張速度:30cm/min
各部材の生地サンプルについて上記条件で測定を行ったが、試験片のつかみ長さが取れない場合には適宜長さを変更した。試験片の幅が取れない場合には、適宜幅を変更し測定した。
身長160cm±8cmで(トップバスト−アンダーバスト)によるブラジャーサイズが38DD(イギリスサイズ)(日本サイズでは85E)である5名の被験者にブラジャーを着用させ、トレッドミルで速度4.5km/h、1分間に140歩のペースで、着地時に片足が地面から離れているように小走りさせた。(この際、鎖骨部及びバストトップ部に直径1.3cmの反射球を取り付けておき、反射球を2台の高速カメラ(250コマ/SEC)で20秒間撮影した。鎖骨部の揺れは7.0cm程度とした。着用時の胸の揺れの指標として、(バストトップの揺れ)−(鎖骨の揺れ)(cm)の20秒間での(極大値の平均)−(極小値の平均)(cm)を算出し、ヨコ(X)、タテ(Y)及び奥行き(Z)の値のうち最も大きい方向の値を着用時の揺れ(cm)とし、(トップバスト−アンダーバスト)(cm)で除して揺れ値とした。5名の結果を平均して算出した。
着用時の揺れの測定時、3軸加速度計(SA12ZSCA:富士セラミックス社製)を被験者のバストトップの近傍(ブラジャーの内側に位置することとなる)に直接取り付けておき、上記揺れの測定試験時と同様に、トレッドミルで速度4.5km/h、1分間に140歩のペースで、着地時に片足が地面から離れているように小走りさせた。この際の20秒間の測定において、x方向(ヨコ方向)、y方向(タテ方向)、z方向(奥行方向)の加速度を測定し、各方向の(極大値の平均)−(極小値の平均)(m/s2)を各3方向について算出した。なお、加速度は、各方向の値において、5名の被験者の結果を平均して算出を行った。
図12を参照し、ブラジャー着用時のブラジャーの左右トップを結んだ線上と胸骨柄から垂直にZ軸方向(胸骨柄からブラジャー方向)伸ばした線が直交する点をGとし、胸骨柄から点Gまでの距離をバスト高さとして測定を行った。
(株)エイエムアイ・テクノ社製の多点接触圧計(AMI3037−10)を用いて、ブラジャー着用時に、ウイング部における下辺テープ部、ウイング部中央部、肩紐部の肩中央部、肩紐部の後側付け根部、カップ上方、カップ脇部、及びカップ下方において、着用者とブラジャーとの間にセンサーを挿入して着圧を測定し、得られた値のうち最大値を最大着圧(hPa)とした。
快適性
(5)の着用試験時に以下の基準で評価し、モニターの評価を平均した。
5: 圧迫感がほとんどなく非常に快適である
4: 圧迫感が小さく快適である
3: やや圧迫感があるが不快ではない。
2: 圧迫感があり不快である
1: 圧迫感が強く非常に不快である
揺れ感
(5)の着用試験時に以下の基準で評価し、モニターの評価を平均した。
5: 胸の揺れが気にならない
4: 胸の揺れがあまり気にならない
3: どちらともいえない
2: 胸の揺れが気になる
1: 胸の揺れがかなり気になる
バストボリュームの見え方
ブラジャー着用時にモニターに鏡に映った自身のシルエットを見てもらい、ブラを着用することでのバストボリュームの見え方を評価し、モニターの評価を平均した。
5: バストの大きさが特に気にならない
4: バストの大きさがあまり気にならない
3: 特に変わらない
2: バストの大きさがやや気になる
1: バストの大きさがかなり気になる
以下の方法で、図6に示す形状である、イギリスサイズ38DDのブラジャー(日本サイズのE85に対応)(トップバスト寸法とアンダーバスト寸法との差は、20cm、バストトップから背中心線までの最短距離が最長になるようにブラジャーを配置したときの当該最短距離は、30cm)を作製した。
図7を参照し、実施例1のブラジャーにおいて、サブウイングの形状を変更したものを作製した。カップ上部接合端部が点P1であり、カップ下部接合端部が点Kであり、点P1から線分L1の中点を通って点Kに至る線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点P1と点Kとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン33dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を28cmとし、m1を25.5cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は30.7%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは254cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は1.19であった。
図8を参照し、実施例1のブラジャーにおいて、サブウイング部の形状を変更したものを作製した。カップ上部接合端部が点P1であり、カップ下部接合端部が点Kであり、点P1からバストトップHを通って点Kに至る線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点P1と点Kとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン33dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を26cmとし、m1を23.5cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は31.7%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは266cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は1.19であった。
図9を参照し、実施例1のブラジャーにおいて、サブウイングの形状を変更したものを作製した。カップ上部接合端部が点Pであり、カップ下部接合端部が点Yであり、点Pから線分L1と交わって点Yに至る線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点Pと点Yとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン33dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を28cmとし、m1を25.5cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は30.7%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは254cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は1.19であった。
図10を参照し、実施例1のブラジャーにおいて、サブウイングの形状を変更したものを作製した。カップ上部接合端部が点P1であり、カップ下部接合端部が点Wであり、点P1から線分L1と交わって点Wに至る線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点P1と点Wとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン33dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を28cmとし、m1を25.5cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は30.7%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは254cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は1.19であった。
実施例1のブラジャーにおいて、カップ上部接合端部が、カップ上縁周縁部上の点Qから点P1まで連続する部位であり、カップ下部接合端部が点Wであり、更に、カップ部周縁に沿って点Qから点Wまで延びる線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点P1と点Wとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン33dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を31cmとし、m1を30cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は23%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは130cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は1.19であった。
実施例1のブラジャーにおいて、カップ上部接合端部が、カップ上縁周縁部上の点Qから点P1まで連続する部位であり、カップ下部接合端部が点Wであり、更に、カップ部周縁に沿って点Qから点Wまで延びる線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点P1と点Wとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン33dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を31cmとし、m1を26cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は42%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは744cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は2.6であった。
実施例1のブラジャーにおいて、カップ上部接合端部が、カップ上縁周縁部上の点Qから点P1まで連続する部位であり、カップ下部接合端部が点Wであり、更に、カップ部周縁に沿って点Qから点Wまで延びる線分に亘ってサブウイング部とカップ部とが接合されており(したがって点P1と点Wとがそれぞれサブウイング部の上辺端部及び下辺端部であり)、バストトップHから背中心Cに向かって80%の位置に実施例1と同様のウイング部側接合部を有するサブウイング部を、ナイロン56dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。本ブラジャーにおいては、m2を31cmとし、m1を29cmとした結果、着用時のサブウイング部の伸長率であるE1は27%となった。本伸長率におけるサブウイング部の伸張応力σは322cN/inchであった。なお、サブウイング部とウイング部のヤング率比であるYR1/YR2は1.19であった。
実施例1のブラジャーにおいて、カップ部の上縁高応力部及び下縁高応力部を設けないブラジャーを作製し、着用試験を実施した。
実施例1のブラジャーにおいて、肩紐部を経糸に640dtexポリウレタンに70dtexのナイロン加工糸をダブルカバーリングした糸(ドラフト3.5)と155dtexのナイロン加工糸を1本交互で配し、緯糸に155dtexのナイロン加工糸を用いた織物にて作製した。W1において、幅1.0cm、厚みは1.5mm及び、W2において、幅1.0cm、厚みは1.5mm、中間点であるW3において、幅1.0cm、厚みは1.5cm(平均断面積は15mm2)とし取り付けた。肩紐部の長さ方向の伸度は肩中央部で72%であった。
図11を参照し、実施例1のブラジャーにおいて、サブウイング部の形状を変更したものを作製した。バストトップHから背中心Cに向かって、15%の位置(カップ部上に存在)に第1の接合部を、80%の位置に第2の接合部(ウイング部上に存在)を有するサブウイング部を、ナイロン44dtex及びポリウレタン44dtex及び挿入糸としてポリウレタン310dtexからなるパワーネットにより形成した。パワーネットのヨコ方向の30%伸張応力は2.70Nであった。また、サブウイング部におけるLbは、ウイング部の長さに対して85%にて形成した。
実施例1のブラジャーにおいて、サブウイング部を設置しないものを作製し、着用試験を実施した。
101 カップ部
102 連結部
103 ウイング部
104 上縁高応力部
105 下縁高応力部
106 長さ調節機構
107aS カップ部側接合部
107bS ウイング部側接合部
109 サブウイング部
110 肩紐部
111 ブラジャー構成素材で覆われない部分
C 背中心
G ブラジャーの左右トップを結んだ線上と胸骨柄から垂直にZ軸方向(胸骨柄からブラジャー方向)に伸ばした線が直交する点
H バストトップ
I バストトップと背中心とを結ぶ線分
K カップ最下点
L1 バストトップから連結部とカップ部との境界部の上端点までを最短距離で繋ぐ線分
Q 連結部とカップ部との境界部の上端点
P 肩紐部とカップ部との脇側の連結点
P1 肩紐部とカップ部との前中心側の連結点
P’ 肩紐部とウイング部との脇側の連結点
P’1 肩紐部とウイング部との背中心側の連結点
P2 肩紐部とカップ部との前中心側の連結点
P3 連結部の前中心下端点
S 平面
T 三角形
W 連結部とカップ部との境界部の下部端点
Y ウイング部とカップ部との境界部の下部端点
Claims (5)
- 一対のカップ部と、該カップ部の前中心側を互いに連結する連結部と、該カップ部の脇側に隣接するウイング部と、端部が該カップ部と該ウイング部とに連結された肩紐部とを有する本体、並びに
該カップ部上又は該連結部と該カップ部との境界部から、該カップ部の少なくとも一部及び該ウイング部の少なくとも一部を覆うように配置されたサブウイング部
を有するブラジャーであって、
該サブウイング部が、該本体と接合されている接合部と、該本体と接合されていない非接合部とを有し、接合部の少なくとも一部は、該カップ部のバストトップHから該ウイング部の背中心Cまでを最短距離で繋ぐ線分が最長になるようにブラジャーを配置したときに:
バストトップHから連結部とカップ部との境界部の上端点Qまでを最短距離で繋ぐ線分上と;
バストトップHから背中心Cまでを最短距離で繋ぐ線分上において、該線分と同一方向の法線を有する平面を規定した場合に、該バストトップHから該背中心Cに向かって、該バストトップHから該背中心Cまでの距離の55〜100%の位置の該平面上と;
に存在する、ブラジャー。 - 該カップ部が、
カップ上縁に沿って延びる上縁高応力部であって、カップ中央部の伸長応力S1に対する上縁高応力部の伸張応力S2の比S2/S1が2/1〜400/1である、上縁高応力部、若しくは
カップ下縁に沿って延びる下縁高応力部であって、カップ中央部の伸長応力S1に対する下縁高応力部の伸張応力S3の比S3/S1が2/1〜400/1である下、縁高応力部、
又はこれらの両方を有する、請求項1に記載のブラジャー。 - 肩紐部の平均断面積が20〜120mm2である、請求項1又は2に記載のブラジャー。
- 肩紐部のカップ部前中心側端点の距離が最大となるようにブラジャーを配置したときに、肩紐部のカップ部前中心側端点と該連結部の前中心下端点とを結んで形成される三角形の面積に占めるブラジャー構成素材が存在しない部分の面積の割合が60%以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のブラジャー。
- 最大着圧が50hPa以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のブラジャー。
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