JP2018177483A - アウトリガー監視システム - Google Patents

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和也 西村
秀信 長友
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秀信 長友
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Abstract

【課題】橋梁点検車の点検作業時の走行中に,アウトリガーが構造物等と接触することを防止する技術を提供する。【解決手段】アウトリガー監視システムは,車両本体の左側の前後2つのアウトリガー16aの先端をそれぞれ撮像し監視する2つの監視カメラ17a,17bと,運転席キャビン2内に設置され,監視カメラ17a,17bによって撮像された画像を映し出す監視モニターと,を備えている。ここで,監視カメラ17a,17bと監視モニターとは,トラックシャーシ4上等に配線された蛇腹ケーブル19によって接続されている。【選択図】図5

Description

本発明は,アウトリガー監視システム等に関する。さらに詳しくいうと本発明は,橋梁点検車が備えるアウトリガーを監視する監視システム,ならびに,当該監視システムに用いられる監視カメラ等に関する。
橋梁点検車と呼ばれる,橋梁等の構造物の点検を行う車両がある(特許文献1,2)。
橋梁点検車は,道路を走行可能な車両の後部に,ブームと呼ばれる伸縮・屈曲等が可能な部材を備え,ブームの先端に作業台が設置される構成となっている。橋梁点検車は,通常,道路の左側を走行しながら,橋梁の側面ないし下面に作業台を配置し,作業台上を作業者が移動することにより,目視で,橋梁の点検を行うことを可能とするものである。
橋梁点検車において,ブームや作業台,当該作業台上を移動する作業者など,車両本体以外の部分は,かなりの重量を有するとともに,極端に左側に突出しており,重心を不安定にする要因となる。そのため,橋梁点検車においては,重心を安定させることを目的として,アウトリガーと呼ばれる部材を備えることが必須となっている。
アウトリガーは,橋梁点検車のみではなく,クレーン車など他の車両においても,車両を安定させる目的で用いられる。しかるに,橋梁点検車におけるアウトリガーは,他の車両におけるアウトリガーとは異なる特徴を有している。
すなわち,アウトリガーを用いる他の車両のほとんどが定まった位置において作業を行うことから,アウトリガーは左右に広がる形で固定して用いられる。
これに対し,橋梁点検車においては,道路の左側を走行しながら作業を行うこととなるため,アウトリガーは,橋梁点検車の左側に広がる形で用いられ,かつ,重心を安定させつつ移動できる構成となっている。このことから,アウトリガーの先端(道路との設置点)には,ローラが備えつけられている。
特開2001−039690号公報 特開2004−142895号公報
かかる橋梁点検車のアウトリガーであるが,課題を有することを発明者らは発見した。すなわち,アウトリガーが死角となって運転席からの目視が困難な点である。
通常,橋梁点検車の走行ならびにその周辺確認は,橋梁点検車に備えつけられたサイドミラーで運転者が目視することにより行われる。
しかるに,アウトリガーは,橋梁点検車の左側に広がる形で用いられるため,アウトリガーの先端(左端)は,サイドミラーで目視できる範囲をはるかに超えてしまう。このことから,橋梁点検車の走行中に,ガードレールや遮音壁などの構造物にアウトリガーが接触し,これらの構造物を傷つけてしまうということがあった。
上記事情を背景として,本発明では,橋梁点検車の点検作業時の走行中に,アウトリガーが構造物等と接触することを防止する技術の開発を課題とする。
発明者らは,鋭意研究の結果,アウトリガーの先端を撮像することによって監視しながら車両の走行を行うことが可能なシステムに想到し,発明を完成させたものである。
本発明は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,走行可能な車両が備えるアウトリガーを監視するためのアウトリガー監視システムであって,
前記アウトリガーの先端を撮像することによって監視することを特徴とするアウトリガー監視システムである。
本発明の第二の構成は,前記アウトリガーの先端を撮像し監視する監視カメラと,前記車両の運転席内に設置され,前記監視カメラによって撮像された画像を映し出す監視モニターと,を備えたことを特徴とする第一の構成に記載のアウトリガー監視システムである。
本発明の第三の構成は,前記監視カメラに接続され,電気供給ないし映像データ送信を行う蛇腹線と,前記蛇腹線を巻き取る回転式リールをさらに備えることを特徴とする第一又は第二の構成に記載のアウトリガー監視システムである。
本発明の第四の構成は,前記アウトリガーの先端部に識別マークを備えたことを特徴とする第一から第三の構成に記載のアウトリガー監視システムである。
本発明の第五の構成は,前記アウトリガーを照らすアウトリガーライトを備えたことを特徴とする第一から第四の構成に記載のアウトリガー監視システムである。
本発明の第六の構成は,第二から第五の構成に記載のアウトリガー監視システムに用いられる監視カメラである。
本発明の第七の構成は,第一から第五の構成に記載のアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車である。
本発明により,橋梁点検車の点検作業時の走行中に,アウトリガーが構造物等と接触することを防止する技術の提供が可能となった。
本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車を左後方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車の前側のアウトリガー周りの構成を示す,左後方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車の後側のアウトリガー周りの構成を示す,左後方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車の前側のアウトリガーが左側に広がった状態を示す,左後方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車の前側および後側のアウトリガーが左側に広がった状態を示す,左後方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車をあらゆる角度から見た全体斜視図 図6(c)の拡大図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムに用いられる監視カメラと監視モニターとを接続するケーブルの配線状態を示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムに用いられる監視モニターを示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムに用いられる識別マークを示す斜視図 本発明のアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車を模式的に示す平面図(上面図)
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
<<I.アウトリガー監視システムの概要>>
本発明のアウトリガー監視システムは,走行可能な車両が備えるアウトリガーの先端を撮像することによって監視することを発明の要旨とする。
すなわち,本発明のアウトリガー監視システムは,橋梁点検車のように,アウトリガーを広げた状態のまま走行することが必要な車両に適用されるシステムであって,アウトリガーの先端を撮像することによって監視することを特徴とするものである。そのため,本発明のアウトリガー監視システムは,アウトリガーの先端を撮像し監視する監視カメラと,車両の運転席内に設置され,前記監視カメラによって撮像された画像を映し出す監視モニターと,を必須の構成要素とする。
加えて,当該システムに用いられる監視カメラ,ならびに,当該システムを備えた橋梁点検車についても,本願における発明として見出されたものである。
監視カメラは,アウトリガーの先端を撮像し監視するための機能を果たす。監視カメラは,かかる撮像・監視機能を果たしうる限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
監視カメラの設置位置については,アウトリガーの先端を撮像・監視しうる限り,特に限定されるものではなく,カメラの性能ないしはアウトリガーの先端の移動幅などを考慮して適宜選択することができる。
監視カメラは,典型的には,図1から図5に示すように,アウトリガーの先端における上部に設置すればよい。なお,これらの図面においては,車両本体の左側のアウトリガーの先端上部に監視カメラを設置するようにしているが,車両本体の右側のアウトリガーに監視カメラを設置することを排除する趣旨ではなく,必要に応じ,適宜,設置する場所や個数を変えることも可能である。
監視カメラの機能については,アウトリガーの先端を撮像・監視しうる限り,特に限定されるものではない。
典型的には,自動車等の車両に装備されるバックモニターカメラと同様の機能を備えていればよい。すなわち,視認性を十分に確保できるような撮像機能を有するとともに,外気温の変化や雨などにも耐えうるカメラを用いればよい。
監視カメラによって撮像された画像は,有線的もしくは無線的に,監視モニターに同時送信される。
監視モニターは,送信された画像を映し出すことができる限り,特に限定されるものではなく,車両内に設置される通常のモニターを用いればよい。また,監視カメラが複数に及ぶ場合には,図9に示すように,これらの監視カメラによって撮像された画像を,分割して映し出すなどすればよい。
本発明において,前記監視カメラに接続され,電気供給ないし映像データ送信を行う蛇腹線と,前記蛇腹線を巻き取る回転式リールをさらに備えることが好ましい。
この好ましい構成によれば,アウトリガー先端上部に設置された監視カメラの横の広がりに対して,伸縮自在に対応することが可能となり,本発明のアウトリガー監視システムの汎用性を向上させる効果を有する。
このような構成として,典型的には,図8に示すような,蛇腹内部に電気の供給線等を有する蛇腹ケーブル,ならびに蛇腹ケーブルを巻き取るための回転式リールを設ければよい。
本発明においては,アウトリガーの先端部に識別マークを備えるようにすることが好ましい。
この好ましい構成によれば,アウトリガー先端部の視認性を高めることが可能となり,アウトリガーと構造物との接触防止をより確実に行うことができるという効果が得られる。
識別マークについては,アウトリガーの先端部の視認性を高めうる限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
典型的には,図10に示すように,アウトリガーの先端部に赤色の目印を付すなどすればよい。
本発明においては,アウトリガーを照らすアウトリガーライトを備えるようにすることが好ましい。
この好ましい構成によれば,比較的暗い場合であっても,アウトリガーを照らして視認性を高めることが可能となることから,アウトリガーと構造物との接触防止をより確実に行うことができるという効果が得られる。
アウトリガーライトの設置位置については,アウトリガーの先端を照らして見やすくしうる限り,特に限定されるものではなく,ライトの性能等を勘案して,種々の位置に設置することができる。典型的には,図7に示すように,アウトリガーの近傍もしくは後輪の近傍などに設置するなどすればよい。
図11に,本発明のアウトリガー監視システムを模式化して示す。
図11では,橋梁点検車Aにおいて,アウトリガーBおよびB’が左側に広がっており,これらアウトリガーBおよびB’の各先端部に監視カメラCおよびC’が設置されている。また,橋梁点検車Aの運転席内には,運転者の見やすい位置に,監視モニターDが設置されている。
橋梁点検車Aは,点検作業時において,このようにアウトリガーBおよびB’を広げた状態のまま,前方の進行方向に,適宜,走行(移動)を行う。
<<II.実施の形態>>
<橋梁点検車の構成>
本発明の一実施の形態における,アウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車の全体構成について,図1から図7を参照しながら説明する。
図1は,本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車を左後方から見た斜視図,図2は,当該橋梁点検車の前側のアウトリガー周りの構成を示す,左後方から見た斜視図,図3は,当該橋梁点検車の後側のアウトリガー周りの構成を示す,左後方から見た斜視図,図4は,当該橋梁点検車の前側のアウトリガーが左側に広がった状態を示す,左後方から見た斜視図,図5は,当該橋梁点検車の前側および後側のアウトリガーが左側に広がった状態を示す,左後方から見た斜視図,図6は,当該橋梁点検車をあらゆる角度から見た全体斜視図,図7は,図6(c)の拡大図である。
図1から図7に示すように,本実施の形態におけるアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車(車両)1は,前方に運転席キャビン2を有し,前後のタイヤ(前輪,後輪)3a,3bによって走行可能なトラックシャーシ4をベースに構成されている。運転席キャビン2後方のトラックシャーシ4上には,上方に突出して旋回台5が水平旋回可能に取り付けられている。そして,旋回台5は,当該旋回台5の下部に設けられた旋回台モーター(不図示)によって駆動できるようにされている。旋回台5の上部には,ブーム伸縮シリンダ12によって伸縮動可能なブーム6が枢着されている。そして,ブーム6は,当該ブーム6と旋回台5とを結んで張り渡されたブーム起伏シリンダ7により,旋回台5に対して起伏動できるようにされている。
ブーム6の先端部には,ホルダ8が揺動可能に枢着されている。そして,ホルダ8は,当該ホルダ8とブーム6とを結んで張り渡されたホルダ揺動シリンダ9によって揺動できるようにされている。また,ホルダ8内には,複数のポスト10が入れ子式に嵌挿されており,当該複数のポスト10は,ポスト伸縮シリンダ11によって伸縮できるようにされている。
複数のポスト10の先端部には,ポスト10に対して揺動・旋回可能に作業台ブラケット13が設けられており,当該作業台ブラケット13には作業台14が設置されている。なお,作業台14には,旋回台5の水平旋回,ブーム6の起伏・伸縮,ホルダ8の揺動を行わせるために作業者が操作できる操作装置15が設けられている。
以上のような構成を備えた橋梁点検車1は,道路の左側を走行しながら,橋梁の側面ないし下面に作業台14を配置し,作業台14上を作業者が移動することにより,目視で,橋梁の点検を行うために使用される。
このような態様で使用される橋梁点検車1においては,ブーム6や作業台14,当該作業台14上を移動する作業者など,車両本体以外の部分は,かなりの重量を有するとともに,極端に左側に突出しており,重心を不安定にする要因となる。そのため,橋梁点検車1においては,重心を安定させることを目的として,アウトリガーと呼ばれる部材を備えることが必須となっている。
このため,本実施の形態の橋梁点検車1においては,車両本体の前後左右の四箇所にそれぞれ,上下方向に伸縮可能なジャッキ16bを備えたアウトリガー16aが左右方向外側に拡幅可能に設けられている。また,ジャッキ16bの下端には,車両の前後方向に転動自在なローラ16cが取り付けられている。
通常の走行時には,ジャッキ16bが縮められ,かつ,アウトリガー16aが収納状態とされる(図1,図6(a)から(d),図7の状態)。
橋梁点検車1は,上記のような態様で使用され,点検作業時には,左側の2つのアウトリガー16aのみが左方向外側に拡幅され,かつ、ジャッキ16bが伸長されて,ジャッキ16bの下端のローラ16cが道路に接するようにされる(図4,図5,図6(e),(f)の状態)。そして,この状態で,橋梁点検車1は,道路の左側を走行しながら,橋梁の側面ないし下面に作業台14を配置し,作業台14上を作業者が移動することにより,目視で,橋梁の点検が行われる。しかし,このままでは,橋梁点検車1の走行中に,ガードレールや遮音壁などの構造物にアウトリガーが接触し,これらの構造物を傷つけてしまう虞がある。
<アウトリガー監視システム>
本実施の形態の橋梁点検車1においては,アウトリガーの先端を撮像し監視する監視カメラと,車両の運転席内に設置され,前記監視カメラによって撮像された画像を映し出す監視モニターと,を備えるようにされている(アウトリガー監視システム)。
以下,本実施の形態のアウトリガー監視システムについて,図8から図10をも参照しながら説明する。
図8は,本発明の一実施の形態におけるアウトリガー監視システムに用いられる監視カメラと監視モニターとを接続するケーブルの配線状態を示す斜視図,図9は,当該アウトリガー監視システムに用いられる監視モニターを示す斜視図,図10は,当該アウトリガー監視システムに用いられる識別マークを示す斜視図である。
図1から図9に示すように,本実施の形態のアウトリガー監視システムは,車両本体の左側の前後2つのアウトリガー16aの先端をそれぞれ撮像し監視する2つの監視カメラ17a,17bと,運転席キャビン2内に設置され,監視カメラ17a,17bによって撮像された画像を映し出す監視モニター18と,を備えている。ここで,監視カメラ17a,17bと監視モニター18とは,トラックシャーシ4上等に配線された蛇腹ケーブル19によって接続され,蛇腹ケーブル19は回転式リール22に巻き取られる形でアウトリガーの横方向の広がりに対応するよう構成されている。そして,これにより,監視カメラ17a,17bによって撮像された画像は,有線的に,監視モニター18に同時に送信される。また,2つの監視カメラ17a,17bによって別々に撮像された画像は,図9に示すように,1つの監視モニター18上に分割して映し出される。図9中,参照符号18aは監視カメラ17aによって撮像された画像,参照符号18bは監視カメラ17bによって撮像された画像をそれぞれ示している。
監視カメラ17aは,車両本体の左側前方に設けられたアウトリガー16aのジャッキ16bの上端に設置されており,当該監視カメラ17aは,左側方斜め下に向けられている。また,監視カメラ17bは,車両本体の左側後方に設けられたアウトリガー16aのジャッキ16bの上端に設置されており,当該監視カメラ17aも,左側方斜め下に向けられている。そして,これにより,橋梁の点検作業中に,アウトリガー16aのジャッキ16bの下端部がガードレールや遮音壁などの構造物に接触しないことを確認しながら、橋梁点検車1を走行させることが可能となる。
図10に示すように,アウトリガー16aの先端部,すなわち,ジャッキ16bの下端部には,識別マーク20が付されている。ここでは,ジャッキ16bの色と異なる赤色の塗料を塗布することによって識別マーク20が形成されている。そして,これにより、アウトリガー16aの先端部の視認性を高め,構造物とより明確に区別することが可能となることから,アウトリガー16aと構造物との接触防止をより確実に行うことが可能となる。
図7に示すように,本実施の形態のアウトリガー監視システムは,車両本体の左側の前後2つのアウトリガー16aの先端部,すなわち,ジャッキ16bの下端部を照らすアウトリガーライト21a,21bを備えている。そして,これにより、比較的暗い場合であっても,アウトリガー16aを照らして視認性を高めることが可能となることから,アウトリガー16aと構造物との接触防止をより確実に行うことが可能となる。なお,この場合,上記識別マーク20を蛍光塗料を用いて形成することにより,アウトリガー16aの視認性をさらに高めることが可能となる。
ここで,左側の前方のアウトリガー16aの先端部を照らすアウトリガーライト21aは,アウトリガー16aの近傍に設置されている。また,左側の後方のアウトリガー16aの先端部を照らすアウトリガーライト21bは,後輪3bの近傍に設置されている。
なお,本実施の形態においては,車両本体の左側の前後2つのアウトリガー16aの先端をそれぞれ撮像し監視する2つの監視カメラ17a,17bを備える場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。車両本体の右側の前後2つのアウトリガーの先端を撮像し監視する監視カメラを備えていてもよい。
また,本実施の形態においては,監視カメラ17a,17bがアウトリガー16aのジャッキ16bの上端に設置されている場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。監視カメラは,アウトリガーの先端を撮像することができれば,車両上のどこに設置されていてもよい。
1 橋梁点検車(車両)
2 運転席キャビン
3a,3b 前後のタイヤ(前輪,後輪)
4 トラックシャーシ
5 旋回台
6 ブーム
7 ブーム起伏シリンダ
8 ホルダ
9 ホルダ揺動シリンダ
10 ポスト
11 ポスト伸縮シリンダ
12 ブーム伸縮シリンダ
13 作業台ブラケット
14 作業台
15 操作装置
16a アウトリガー
16b ジャッキ
16c ローラ
17a,17b 監視カメラ
18 監視モニター
18a,18b 分割画像
19 蛇腹ケーブル
20 識別マーク
21a,21b アウトリガーライト
22,回転式リール

Claims (7)

  1. 走行可能な車両が備えるアウトリガーを監視するためのアウトリガー監視システムであって,
    前記アウトリガーの先端を撮像することによって監視することを特徴とするアウトリガー監視システム。
  2. 前記アウトリガーの先端を撮像し監視する監視カメラと,前記車両の運転席内に設置され,前記監視カメラによって撮像された画像を映し出す監視モニターと,を備えたことを特徴とする請求項1に記載のアウトリガー監視システム。
  3. 前記監視カメラに接続され,電気供給ないし映像データ送信を行う蛇腹線と,
    前記蛇腹線を巻き取る回転式リールをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のアウトリガー監視システム。
  4. 前記アウトリガーの先端部に識別マークを備えたことを特徴とする請求項1から3に記載のアウトリガー監視システム。
  5. 前記アウトリガーを照らすアウトリガーライトを備えたことを特徴とする請求項1から4に記載のアウトリガー監視システム。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載のアウトリガー監視システムに用いられる監視カメラ。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載のアウトリガー監視システムを備えた橋梁点検車。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110670480A (zh) * 2019-08-22 2020-01-10 湖南桥康智能科技有限公司 一种桥梁检修设备维护仓
JP2020093877A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社アイチコーポレーション 作業車の安全装置

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