JP2018174695A - 太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材 - Google Patents

太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材を提供する。【解決手段】太陽光パネル用架台の固定構造は、太陽光パネルを支持するフレーム構造体と、設置面に配設される設置面側構造体と、フレーム構造体と設置面側構造体とを相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材10Bと、を備える。固定部材10Bは、第一軸線51周りに傾斜可能な第一固定部材52と、第一軸線51と交差する第二軸線53周りに傾斜可能な第二固定部材54とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材に関する。
従来から、太陽光パネルを設置するための太陽光パネル用の架台が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の太陽光パネル用架台では、太陽光パネルを支持するフレーム構造体(架台フレーム)と、設置面に配設される設置面側構造体(垂直支柱およびブレース)とを、固定部材(ブレース取付桟および止着金具)により連結する構成となっている。
特開2014−148820号公報
特許文献1に記載の太陽光パネル用架台では、フレーム構造体の傾斜角度を調整するに際して固定部材(ブレース取付桟および止着金具)が一方向に対する傾斜のみを許容するため、フレーム構造体の傾斜角度の調整が容易でない。
そこで、本発明は、比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、太陽光パネルを支持するフレーム構造体と、設置面に配設される設置面側構造体と、フレーム構造体と設置面側構造体とを相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材と、を備える太陽光パネル用架台の固定構造である。固定部材は、第一軸線周りに傾斜可能な第一固定部材と、第一軸線と交差する第二軸線周りに傾斜可能な第二固定部材とを有する。
本発明の第2の態様は、二つの構造体を相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材である。固定部材は、第一軸線周りに傾斜可能な第一固定部材と、第一軸線と交差する第二軸線周りに傾斜可能な第二固定部材と、を備える。第一固定部材は、第一下部と第一上部とを有する。第一固定部材の第一上部は、第二固定部材の少なくとも一部を収容する第一収容部を有し、第一収容部は、第一中間部と、第一中間部の両側部から上方に延在する一対の上部側面部とを有してU字状に形成される。第一固定部材の第一下部は、第一軸線を区画する第一ボス部と、第一中間部の両側部から第一ボス部へと延在する一対の第一傾斜面部とを有し、第一ボス部の中心軸線は、第一中間部を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部は幅方向に関して対称な形状を有する。
本発明に係る太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材によれば、比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造を示す斜視図である。 図2は、第一固定部材と第二固定部材とブラケット部材とを相互に固定した状態を示す斜視図である。 図3は、図2の分解斜視図である。 図4は、本発明の第二実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造を示す斜視図である。 図5は、第一固定部材と第二固定部材と梁材とを相互に固定した状態を示す斜視図である。 図6は、図5の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。なお、図面において、矢印Wは太陽光パネル用架台の幅方向(横方向)を示し、矢印Dは太陽光パネル用架台の奥行き方向(縦方向)を示し、矢印Hは太陽光パネル用架台の高さ方向を示す。
[第一実施形態]
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造は、太陽光パネルを支持するフレーム構造体(図示せず)と、設置面に配設される設置面側構造体1Aと、フレーム構造体と設置面側構造体1Aとを連結して固定する固定部材10Aと、を備える。
図示はしないが、フレーム構造体は、太陽光パネルを支持する第一フレーム部材(垂木)と、第一フレーム部材を支持し、かつ、直交方向に延在する第二フレーム部材とから主に構成される。例えば、第一フレーム部材および第二フレーム部材はそれぞれ、中空材から構成される。また、例えば、第一フレーム部材は、太陽光パネル用架台の幅方向Wに延在し、第二フレーム部材は、太陽光パネル用架台の奥行き方向Dに延在する。
図1に示すように、設置面側構造体1Aは、第一支柱部材2と、第一支柱部材2に対してスライド可能に組み合わされる第二支柱部材3とから主に構成される。第一支柱部材2および第二支柱部材3はそれぞれ、断面U字状の形材から構成されている。また、第一支柱部材2および第二支柱部材3は、太陽光パネル用架台の高さ方向Hに延在している。
第一フレーム部材、第二フレーム部材、第一支柱部材2および第二支柱部材3は、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
これらの各部材がアルミニウム合金製の押出形材からなることにより、鋼材からなるものとした場合と比較すると、太陽光パネル用架台全体を軽量化することが可能になる。また、これらの各部材の寸法精度を高めることができ、太陽光パネル用架台の設置を容易かつ正確に行うことができると共に、優れた耐食性および外観を得ることができる。さらに、長尺の部材を比較的低コストで製造することができるため、製造コストを低減することができると共に、アルミニウム合金はリサイクル性に比較的優れているため、太陽光パネル用架台の撤去後に材料を再利用することができる。
図1から図3に示すように、固定部材10Aは、第一軸線11周りに傾斜可能な第一固定部材12と、第一軸線11と交差する第二軸線13周りに傾斜可能な第二固定部材14とを有する。本実施形態では、第一軸線11と第二軸線13とが互いに直交するように第一固定部材12および第二固定部材14は配置されている。
第一固定部材12は、第一固定部材12の下部を構成する第一下部15と、第一固定部材12の上部を構成する第一上部16と、第一下部15と第一上部16との間に配設される第一中間部(第一底面部)17とを有する。第一下部15は、設置面側構造体1Aの第一支柱部材2に第一締結部材18を介して固定され、第一上部16は、第二固定部材14の第二下部29に第二締結部材19を介して固定される。
第一固定部材12の第一下部15は、第一軸線11を区画する円筒状の第一ボス部20と、第一中間部17の両側部から第一ボス部20へと延在する一対の第一傾斜面部21,21とを有する。第一ボス部20は、第一締結部材18のボルト18aが挿通される第一下部ボルト孔22を有している。第一ボス部20の中心軸線(第一軸線11)は、第一中間部17を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部15は、第一固定部材12の幅方向に関して対称な形状を有する。第一中間部17と第一ボス部20と一対の第一傾斜面部21,21とで囲まれる領域には、少なくとも一つの第一ホロー部23が形成される。本実施形態では、第一中間部17の幅方向の中央部と第一ボス部20の幅方向の中央部とが仕切部24で繋がれており、前記領域には二つの第一ホロー部23が幅方向に間隔をおいて形成されている。
第一固定部材12の第一上部16は、第二固定部材14の第二下部29を収容する第一収容部25を有する。第一収容部25は、第一中間部17と、第一中間部17の両側部から上方に延在する一対の上部側面部26,26とを有してU字状に形成されている。上部側面部26はそれぞれ、第一中間部17の両側部から垂直(直角)に立ち上がるように形成されている。また、上部側面部26には、第二締結部材19のボルト19aが挿通される第一上部ボルト孔27が貫通形成されており、この第一上部ボルト孔27は、第一固定部材12の高さ方向に沿って延びる長孔形状に形成されている。さらに、上部側面部26の外側面には、第一固定部材12の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造28が形成されている。
第二固定部材14は、第二固定部材14の下部を構成する第二下部29と、第二固定部材14の上部を構成する第二上部30と、第二下部29と第二上部30との間に配設される第二中間部(第二底面部)31とを有する。第二下部29は、第一固定部材12の第一上部16に第二締結部材19を介して固定され、第二上部30は、ブラケット部材32を介してフレーム構造体に固定される。
第二固定部材14の第二下部29は、第二軸線13を区画する円筒状の第二ボス部33と、第二中間部31の両側部から第二ボス部33へと延在する一対の第二傾斜面部34,34とを有する。第二ボス部33は、第二締結部材19のボルト19aが挿通される第二下部ボルト孔35を有している。第二ボス部33の中心軸線(第二軸線13)は、第二中間部31を幅方向に等分する線と平行に配置され、第二下部29は、第二固定部材14の幅方向に関して対称な形状を有する。第二中間部31と第二ボス部33と一対の第二傾斜面部34,34とで囲まれる領域には、少なくとも一つの第二ホロー部36が形成される。本実施形態では、前記領域には一つの第二ホロー部36が形成されている。
第二固定部材14の第二上部30は、第二中間部31と、第二中間部31の両側部に連続して形成される一対の係合部37,37とを有し、係合部37は、ブラケット部材32に係合される。この係合部37は、第二中間部31の両側部から垂直(直角)に立ち上がるように形成される立ち上がり部38と、立ち上がり部38の上端から幅方向内側に延在する係合片39とから構成されている。このような係合部37が、第二固定部材14の全長に亘って形成されている。さらに、第二中間部31には、ブラケット部材32を第二固定部材14に対して固定するためのボルト(図示せず)が挿通される第二上部ボルト孔40が貫通形成されており、この第二上部ボルト孔40は、丸孔形状に形成されている。
ブラケット部材32は、幅方向の中央部分に上下に一対配置され、ボルトの頭部またはナットを収容可能な収容部41と、収容部41を間に挟んで幅方向の外側部分にそれぞれ配置されたホロー部42と、ホロー部42の外側面に形成されたブラケット側係合部43とを有する。収容部41は、ブラケット部材32の幅方向の中央部分に上下に形成された溝部44と、溝部44の開口端に形成され、ブラケット部材32の幅方向内側にそれぞれ突出する一対の突出部45,45とから構成されている。このような収容部41が、ブラケット部材32の全長に亘って形成されている。ブラケット側係合部43は、ホロー部42の外側面から幅方向外側に延在するブラケット側係合片46から構成されている。このようなブラケット側係合部43が、ブラケット部材32の全長に亘って形成されている。
第一固定部材12、第二固定部材14およびブラケット部材32は、第一支柱部材2および第二支柱部材3等と同様に、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
第一固定部材12の第一下部15と設置面側構造体1Aの第一支柱部材2との締結は、ボルト18aおよびナット(図示せず)からなる第一締結部材18を介して行う。具体的には、まず、第一支柱部材2に形成されたホロー部4に第一固定部材12の第一下部15を収容する。次いで、ボルト18aの軸部を、第一支柱部材2の一側部に形成されたボルト孔、第一固定部材12の第一下部ボルト孔22、第一支柱部材2の他側部に形成されたボルト孔に挿入して、このボルト18aの軸部の先端を第一支柱部材2の他側部から突出させる。そして、このボルト18aの軸部にナットを締め付けると、第一固定部材12および第一支柱部材2がボルト18aおよびナットによって挟持される。これにより、第一固定部材12の第一下部15と設置面側構造体1Aの第一支柱部材2とが締結される。
第一固定部材12の第一上部16と第二固定部材14の第二下部29との締結は、ワッシャー(座金)47と、ボルト19aおよびナット(図示せず)からなる第二締結部材19とを介して行う。具体的には、まず、第一固定部材12の第一収容部25に第二固定部材14の第二下部29を収容する。次いで、ボルト19aの軸部を、ワッシャー47、第一固定部材12の一側部側の第一上部ボルト孔27、第二固定部材14の第二下部ボルト孔35、第一固定部材12の他側部側の第一上部ボルト孔27、ワッシャー47に挿入して、このボルト19aの軸部の先端を第一固定部材12の他側部側のワッシャー47から突出させる。そして、このボルト19aの軸部にナットを締め付けると、第一固定部材12および第二固定部材14がボルト19aおよびナットによって挟持される。これにより、第一固定部材12の第一上部16と第二固定部材14の第二下部29とが締結される。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造は、太陽光パネルを支持するフレーム構造体と、設置面に配設される設置面側構造体1Aと、フレーム構造体と設置面側構造体1Aとを相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材10Aと、を備える。固定部材10Aは、第一軸線11周りに傾斜可能な第一固定部材12と、第一軸線11と交差する第二軸線13周りに傾斜可能な第二固定部材14とを有する。
フレーム構造体を設置面側構造体1Aに対して固定する際、フレーム構造体はねじれが生じないように固定する必要がある。そのようにしないと、フレーム構造体における太陽光パネルの支持面にねじれが生じ、太陽光パネルの支持に支障をきたす可能性がある。太陽光パネル用架台のフレーム構造体と設置面側構造体1Aとを連結して固定するための固定部材10A(第一固定部材12および第二固定部材14)が、異なる二方向に対する傾斜機能を有するため、比較的容易に、フレーム構造体をねじれが生じないように固定することが可能となる。
以上より、本実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造によれば、比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
(2)第一固定部材12は、第一下部15と第一上部16とを有し、第一下部15は、設置面側構造体1Aに固定され、第一上部16は、第二固定部材14に固定される。
これにより、第一固定部材12を設置面側構造体1Aに、所望の傾斜角度に傾斜させて固定することが可能となる。
(3)第一固定部材12の第一上部16は、第二固定部材14の少なくとも一部を収容する第一収容部25を有し、第一収容部25は、第一中間部17と、第一中間部17の両側部から上方に延在する一対の上部側面部26,26とを有してU字状に形成される。上部側面部26の外側面に、第一固定部材12の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造28が形成されている。
第一固定部材12の第一上部16に第一収容部25を形成することにより、第一固定部材12と第二固定部材14とを安定的に固定することが可能となり、また、第二固定部材14を第一固定部材12に対して傾斜させ易くすることが可能となる。また、第一固定部材12の上部側面部26の外側面に凹凸構造28を形成することにより、同様な凹凸構造48(図3参照)を形成したワッシャー47を用いてボルトナット固定を行うことで、第一固定部材12と第二固定部材14との固定強度を向上させることが可能となる。
(4)第一固定部材12の第一下部15は、第一軸線11を区画する第一ボス部20と、第一中間部17の両側部から第一ボス部20へと延在する一対の第一傾斜面部21,21とを有する。第一ボス部20の中心軸線(第一軸線11)は、第一中間部17を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部15は幅方向に関して対称な形状を有する。
第一固定部材12の第一中間部17から第一ボス部20までを一対の第一傾斜面部21,21によって繋ぐことにより、第一固定部材12を傾斜させる際に設置面側構造体1Aと干渉し難い構造とすることができる。このため、第一固定部材12の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第一固定部材12を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第一固定部材12の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(5)第二固定部材14は、第二下部29と第二上部30とを有し、第二下部29は、第一固定部材12に固定され、第二上部30は、ブラケット部材32を介してフレーム構造体に固定される。
これにより、第二固定部材14を第一固定部材12に、所望の傾斜角度に傾斜させて固定することが可能となる。また、第二固定部材14とフレーム構造体との間にブラケット部材32を介在させることにより、フレーム構造体の位置を微調整することが可能となる。
(6)第二固定部材14の第二上部30は、第二中間部31と、第二中間部31の両側部に連続して形成される一対の係合部37,37とを有し、係合部37は、ブラケット部材32に係合される。
これにより、係合部37を用いてブラケット部材32の仮止めを行うことができ、例えば他の長尺系部材を第二固定部材14に対して固定し易くすることが可能となる。
(7)第二固定部材14の第二下部29は、第二軸線13を区画する第二ボス部33と、第二中間部31の両側部から第二ボス部33へと延在する一対の第二傾斜面部34,34とを有する。第二ボス部33の中心軸線(第二軸線13)は、第二中間部31を幅方向に等分する線と平行に配置され、第二下部29は幅方向に関して対称な形状を有する。
第二固定部材14の第二中間部31から第二ボス部33までを一対の第二傾斜面部34,34によって繋ぐことにより、第二固定部材14を傾斜させる際に第一固定部材12と干渉し難い構造とすることができる。このため、第二固定部材14の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第二固定部材14を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第二固定部材14の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(8)ブラケット部材は、幅方向の中央部分に上下に一対配置され、ボルトの頭部またはナットを収容可能な収容部41と、収容部41を間に挟んで幅方向の外側部分にそれぞれ配置されたホロー部42と、ホロー部42の外側面に形成されたブラケット側係合部43とを有する。
ブラケット部材32の中央部分の上下に収容部41を形成することにより、ボルトまたはナットの位置決めを行い易くできると共に、相手側の部材(フレーム構造体、第二固定部材14)との接触面積を上下面に広く確保することができる。また、ブラケット部材32にホロー部42を形成することにより、ブラケット部材32の強度を向上させることができる。ブラケット部材32にブラケット側係合部43を形成することにより、ブラケット側係合部43を用いてブラケット部材32の仮止めを行うことができ、ブラケット部材32を第二固定部材14に対して固定し易くすることが可能となる。
(9)第一固定部材12、第二固定部材14およびブラケット部材32は、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
これにより、これらの各部材を鋼材からなるものとした場合と比較すると、固定部材10A全体およびブラケット部材32を軽量化することが可能になる。また、これらの各部材の寸法精度を高めることができ、太陽光パネル用架台の設置を容易かつ正確に行うことができると共に、優れた耐食性および外観を得ることができる。さらに、アルミニウム合金はリサイクル性に比較的優れているため、太陽光パネル用架台の撤去後に、第一固定部材12、第二固定部材14およびブラケット部材32の材料を再利用することができる。
(10)固定部材10Aは、第一軸線11周りに傾斜可能な第一固定部材12と、第一軸線11と交差する第二軸線13周りに傾斜可能な第二固定部材14と、を備える。第一固定部材12は、第一下部15と第一上部16とを有する。第一固定部材12の第一上部16は、第二固定部材14の少なくとも一部を収容する第一収容部25を有し、第一収容部25は、第一中間部17と、第一中間部17の両側部から上方に延在する一対の上部側面部26,26とを有してU字状に形成される。第一固定部材12の第一下部15は、第一軸線11を区画する第一ボス部20と、第一中間部17の両側部から第一ボス部20へと延在する一対の第一傾斜面部21,21とを有し、第一ボス部20の中心軸線(第一軸線11)は、第一中間部17を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部15は幅方向に関して対称な形状を有する。
二つの構造体を連結して固定するための固定部材10A(第一固定部材12および第二固定部材14)が、異なる二方向に対する傾斜機能を有するため、これら二つの構造体を、所望の傾斜角度に傾斜させて固定することが可能となる。
以上より、固定部材10Aによれば、比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
また、第一固定部材12の第一中間部17から第一ボス部20までを一対の第一傾斜面部21,21によって繋ぐことにより、第一固定部材12を傾斜させる際に固定対象の構造体と干渉し難い構造とすることができる。このため、第一固定部材12の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第一固定部材12を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第一固定部材12の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(11)第一固定部材12の第一中間部17と第一ボス部20と一対の第一傾斜面部21,21とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第一ホロー部23が形成される。
第一固定部材12に第一ホロー部23を形成することにより、第一固定部材12の強度を向上させることができる。
(12)第一固定部材12の上部側面部26は、第一中間部17から垂直に立ち上がるように形成されている。
これにより、第一固定部材12の第一上部16に固定する他の部材(第二固定部材14)を一対の上部側面部26,26により挟み込むことができ、第一固定部材12と他の部材(第二固定部材14)とを安定的に固定することが可能となる。
(13)第一固定部材12の上部側面部26の外側面に、第一固定部材12の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造28が形成されている。
第一固定部材12の上部側面部26の外側面に凹凸構造28を形成することにより、同様な凹凸構造48(図3参照)を形成したワッシャー47を用いてボルトナット固定を行うことで、第一固定部材12と他の部材(第二固定部材14)との固定強度を向上させることが可能となる。
(14)第二固定部材14は、第二下部29と第二上部30とを有する。第二固定部材14の第二上部30は、第二中間部31と、第二中間部31の両側部に連続して形成され、他の部材に係合される一対の係合部37,37とを有する。第二固定部材14の第二下部29は、第二軸線13を区画する第二ボス部33と、第二中間部31の両側部から第二ボス部33へと延在する一対の第二傾斜面部34,34とを有し、第二ボス部33の中心軸線(第二軸線13)は、第二中間部31を幅方向に等分する線と平行に配置され、第二下部29は幅方向に関して対称な形状を有する。
第二固定部材14の第二中間部31から第二ボス部33までを一対の第二傾斜面部34,34によって繋ぐことにより、第二固定部材14を傾斜させる際に他の部材(第一固定部材12)と干渉し難い構造とすることができる。このため、第二固定部材14の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第二固定部材14を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第二固定部材14の重心バランスを良好にすることが可能となる。
また、係合部37を用いて他の部材(ブラケット部材32)の仮止めを行うことができ、例えば他の長尺系部材を第二固定部材14に対して固定し易くすることが可能となる。
(15)第二固定部材14の第二中間部31と第二ボス部33と一対の第二傾斜面部34,34とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第二ホロー部36が形成される。
第二固定部材14に第二ホロー部36を形成することにより、第二固定部材14の強度を向上させることができる。
(16)二つの構造体は、太陽光パネル用架台のフレーム構造体および設置面側構造体1Aである。
これにより、太陽光パネル用架台のフレーム構造体と設置面側構造体1Aとを互いに傾斜させて固定することができ、太陽光パネル用架台としては比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
(17)第一固定部材12および第二固定部材14は、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
これにより、これらの各部材を鋼材からなるものとした場合と比較すると、固定部材10A全体を軽量化することが可能になる。また、これらの各部材の寸法精度を高めることができ、太陽光パネル用架台の設置を容易かつ正確に行うことができると共に、優れた耐食性および外観を得ることができる。さらに、アルミニウム合金はリサイクル性に比較的優れているため、太陽光パネル用架台の撤去後に、第一固定部材12および第二固定部材14の材料を再利用することができる。
[第二実施形態]
図4に示すように、本発明の第二実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造は、太陽光パネルを支持するフレーム構造体(図示せず)と、設置面に配設される設置面側構造体1Bと、フレーム構造体と設置面側構造体1Bとを連結して固定する固定部材10Bと、を備える。
図示はしないが、フレーム構造体は、太陽光パネルを支持する第一フレーム部材(垂木)と、第一フレーム部材を支持し、かつ、直交方向に延在する第二フレーム部材とから主に構成される。例えば、第一フレーム部材および第二フレーム部材はそれぞれ、中空材から構成される。また、例えば、第一フレーム部材は、太陽光パネル用架台の幅方向Wに延在し、第二フレーム部材は、太陽光パネル用架台の奥行き方向Dに延在する。
図4に示すように、設置面側構造体1Bは、支柱部材6を備える。支柱部材6は、断面ハット形状の形材から構成されて、太陽光パネル用架台の高さ方向Hに延在している。
第一フレーム部材、第二フレーム部材および支柱部材6は、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
これらの各部材がアルミニウム合金製の押出形材からなることにより、鋼材からなるものとした場合と比較すると、太陽光パネル用架台全体を軽量化することが可能になる。また、これらの各部材の寸法精度を高めることができ、太陽光パネル用架台の設置を容易かつ正確に行うことができると共に、優れた耐食性および外観を得ることができる。さらに、長尺の部材を比較的低コストで製造することができるため、製造コストを低減することができると共に、アルミニウム合金はリサイクル性に比較的優れているため、太陽光パネル用架台の撤去後に材料を再利用することができる。
図4から図6に示すように、固定部材10Bは、第一軸線51周りに傾斜可能な第一固定部材52と、第一軸線51と交差する第二軸線53周りに傾斜可能な第二固定部材54とを有する。本実施形態では、第一軸線51と第二軸線53とが互いに直交するように第一固定部材52および第二固定部材54は配置されている。
第一固定部材52は、第一固定部材52の下部を構成する第一下部55と、第一固定部材52の上部を構成する第一上部56と、第一下部55と第一上部56との間に配設される第一中間部(第一底面部)57とを有する。第一下部55は、設置面側構造体1Bの支柱部材6に第一締結部材58を介して固定され、第一上部56は、第二固定部材54の第二下部69に第二締結部材59を介して固定される。
第一固定部材52の第一下部55は、第一軸線51を区画する円筒状の第一ボス部60と、第一中間部57の両側部から第一ボス部60へと延在する一対の第一傾斜面部61,61とを有する。第一ボス部60は、第一締結部材58のボルト58aが挿通される第一下部ボルト孔62を有している。第一ボス部60の中心軸線(第一軸線51)は、第一中間部57を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部55は、第一固定部材52の幅方向に関して対称な形状を有する。第一中間部57と第一ボス部60と一対の第一傾斜面部61,61とで囲まれる領域には、少なくとも一つの第一ホロー部63が形成される。本実施形態では、第一中間部57の幅方向の中央部と第一ボス部60の幅方向の中央部とが仕切部64で繋がれており、前記領域には二つの第一ホロー部63が幅方向に間隔をおいて形成されている。
第一固定部材52の第一上部56は、第二固定部材54の第二下部69を収容する第一収容部65を有する。第一収容部65は、第一中間部57と、第一中間部57の両側部から上方に延在する一対の上部側面部66,66とを有してU字状に形成されている。上部側面部66はそれぞれ、第一中間部57の両側部から垂直(直角)に立ち上がるように形成されている。また、上部側面部66には、第二締結部材59のボルト59aが挿通される第一上部ボルト孔67が貫通形成されており、この第一上部ボルト孔67は、第一固定部材52の高さ方向に沿って延びる長孔形状に形成されている。さらに、上部側面部66の外側面には、第一固定部材52の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造68が形成されている。
第二固定部材54は、第二固定部材54の下部を構成する第二下部69と、第二固定部材54の上部を構成する第二上部70とを有する。第二下部69は、第一固定部材52の第一上部56に第二締結部材59を介して固定され、第二上部70は、梁材71を介してフレーム構造体に固定される。
第二固定部材54の第二下部69は、第二軸線53を区画する円筒状の第二ボス部72と、第二上部70から第二ボス部72へと延在する一対の第二傾斜面部73,73とを有する。第二ボス部72は、第二締結部材59のボルト59aが挿通される第二下部ボルト孔74を有している。第二ボス部72の中心軸線(第二軸線53)は、第二上部70を幅方向に等分する線と平行に配置され、第二下部69は、第二固定部材54の幅方向に関して対称な形状を有する。第二上部70と第二ボス部72と一対の第二傾斜面部73,73とで囲まれる領域には、少なくとも一つの第二ホロー部75が形成される。本実施形態では、前記領域には一つの第二ホロー部75が形成されている。
第二固定部材54の第二上部70は、第二固定部材54の幅方向に延在する板状部76を有し、板状部76は、梁材71に固定される。この板状部76の下面には、第二固定部材54の幅方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造77が形成され、板状部76の上面には、梁材71が載置されて固定される。このため、板状部76には、梁材71を第二固定部材54に対して固定するためのボルト78が挿通される第二上部ボルト孔79が貫通形成されており、この第二上部ボルト孔79は、太陽光パネル用架台の幅方向Wに沿って延びる長孔形状に形成されている。
梁材71は、断面ハット形状の形材から構成されて、第二固定部材54の幅方向(すなわち、第一軸線51の延在方向)に延在する。このような梁材71が、第二固定部材54の第二上部70(板状部76)に載置されて固定される。具体的には、梁材71は、底板部80と、底板部80の両側部から上方に延在する一対の側板部81,81と、側板部81の上端から梁材71の幅方向外側へと突出する突出板部82とを有して構成されている。そして、底板部80に、梁材71を第二固定部材54に対して固定するためのボルト78が挿通される梁材側下部ボルト孔83(図6参照)が貫通形成され、突出板部82には、梁材71を第二フレーム部材に対して固定するためのボルト(図示せず)が挿通される梁材側上部ボルト孔84が貫通形成されている。梁材側下部ボルト孔83(図6参照)は、太陽光パネル用架台の奥行き方向Dに沿って延びる長孔形状に、梁材側上部ボルト孔84は丸孔形状に、それぞれ形成されている。梁材71のボルト孔(梁材側下部ボルト孔83)と、第二固定部材54のボルト孔(第二上部ボルト孔79)とが、互いに直交する向きに沿って延びる長孔であるため、梁材71と第二固定部材54との固定の際に、前後方向及び幅方向に対する位置決めが容易となる。
本実施形態では、前述の第一固定部材52と第二固定部材54とが組み合わせられた組立体(アセンブリ)85が複数配設される。そして、梁材71は、一端部が一の組立体85の第二固定部材54に固定され、他端部が他の組立体85の第二固定部材54に固定される。すなわち、梁材71を複数の第二固定部材54(板状部76)の間に架け渡して固定することにより、ラーメン構造(柱梁構造)を形成している。
第一固定部材52、第二固定部材54および梁材71は、断面ハット形状の支柱部材6等と同様に、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
第一固定部材52の第一下部55と設置面側構造体1Bの支柱部材6との締結は、ボルト58aおよびナット(図示せず)からなる第一締結部材58を介して行う。具体的には、まず、支柱部材6に形成されたホロー部7に第一固定部材52の第一下部55を収容する。次いで、ボルト58aの軸部を、支柱部材6の一側部に形成されたボルト孔、第一固定部材52の第一下部ボルト孔62、支柱部材6の他側部に形成されたボルト孔に挿入して、このボルト58aの軸部の先端を支柱部材6の他側部から突出させる。そして、このボルト58aの軸部にナットを締め付けると、第一固定部材52および支柱部材6がボルト58aおよびナットによって挟持される。これにより、第一固定部材52の第一下部55と設置面側構造体1Bの支柱部材6とが締結される。
第一固定部材52の第一上部56と第二固定部材54の第二下部69との締結は、ワッシャー(座金)86と、ボルト59aおよびナット59bからなる第二締結部材59とを介して行う。具体的には、まず、第一固定部材52の第一収容部65に第二固定部材54の第二下部69を収容する。次いで、ボルト59aの軸部を、ワッシャー86、第一固定部材52の一側部側の第一上部ボルト孔67、第二固定部材54の第二下部ボルト孔74、第一固定部材52の他側部側の第一上部ボルト孔67、ワッシャー86に挿入して、このボルト59aの軸部の先端を第一固定部材52の他側部側のワッシャー86から突出させる。そして、このボルト59aの軸部にナット59bを締め付けると、第一固定部材52および第二固定部材54がボルト59aおよびナット59bによって挟持される。これにより、第一固定部材52の第一上部56と第二固定部材54の第二下部69とが締結される。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造は、太陽光パネルを支持するフレーム構造体と、設置面に配設される設置面側構造体1Bと、フレーム構造体と設置面側構造体1Bとを相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材10Bと、を備える。固定部材10Bは、第一軸線51周りに傾斜可能な第一固定部材52と、第一軸線51と交差する第二軸線53周りに傾斜可能な第二固定部材54とを有する。
フレーム構造体を設置面側構造体1Bに対して固定する際、フレーム構造体はねじれが生じないように固定する必要がある。そのようにしないと、フレーム構造体における太陽光パネルの支持面にねじれが生じ、太陽光パネルの支持に支障をきたす可能性がある。太陽光パネル用架台のフレーム構造体と設置面側構造体1Bとを連結して固定するための固定部材10B(第一固定部材52および第二固定部材54)が、異なる二方向に対する傾斜機能を有するため、比較的容易に、フレーム構造体をねじれが生じないように固定することが可能となる。
以上より、本実施形態に係る太陽光パネル用架台の固定構造によれば、比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
(2)第一固定部材52は、第一下部55と第一上部56とを有し、第一下部55は、設置面側構造体1Bに固定され、第一上部56は、第二固定部材54に固定される。
これにより、第一固定部材52を設置面側構造体1Bに、所望の傾斜角度に傾斜させて固定することが可能となる。
(3)第一固定部材52の第一上部56は、第二固定部材54の少なくとも一部を収容する第一収容部65を有し、第一収容部65は、第一中間部57と、第一中間部57の両側部から上方に延在する一対の上部側面部66,66とを有してU字状に形成される。上部側面部66の外側面に、第一固定部材52の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造68が形成されている。
第一固定部材52の第一上部56に第一収容部65を形成することにより、第一固定部材52と第二固定部材54とを安定的に固定することが可能となり、また、第二固定部材54を第一固定部材52に対して傾斜させ易くすることが可能となる。また、第一固定部材52の上部側面部66の外側面に凹凸構造68を形成することにより、同様な凹凸構造87(図6参照)を形成したワッシャー86を用いてボルトナット固定を行うことで、第一固定部材52と第二固定部材54との固定強度を向上させることが可能となる。
(4)第一固定部材52の第一下部55は、第一軸線51を区画する第一ボス部60と、第一中間部57の両側部から第一ボス部60へと延在する一対の第一傾斜面部61,61とを有する。第一ボス部60の中心軸線(第一軸線51)は、第一中間部57を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部55は幅方向に関して対称な形状を有する。
第一固定部材52の第一中間部57から第一ボス部60までを一対の第一傾斜面部61,61によって繋ぐことにより、第一固定部材52を傾斜させる際に設置面側構造体1Bと干渉し難い構造とすることができる。このため、第一固定部材52の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第一固定部材52を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第一固定部材52の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(5)第二固定部材54は、第二下部69と第二上部70とを有し、第二下部69は、第一固定部材52に固定され、第二上部70は、梁材71を介してフレーム構造体に固定される。
これにより、第二固定部材54を第一固定部材52に、所望の傾斜角度に傾斜させて固定することが可能となる。また、第二固定部材54とフレーム構造体との間に梁材71を介在させることにより、フレーム構造体の位置を微調整することが可能となる。
(6)第二固定部材54の第二上部70は、第二固定部材54の幅方向に延在する板状部76を有する。板状部76の下面に、第二固定部材54の幅方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造77が形成され、板状部76の上面に、梁材71が載置されて固定される。
第二固定部材54の第二上部70(板状部76)の下面に凹凸構造77を形成することにより、同様な凹凸構造を形成したワッシャー(図示せず)を用いてボルトナット固定を行うことで、第二固定部材54と梁材71との固定強度を向上させることが可能となる。
(7)第二固定部材54の第二下部69は、第二軸線53を区画する第二ボス部72と、板状部76の下面から第二ボス部72へと延在する一対の第二傾斜面部73とを有する。第二ボス部72の中心軸線(第二軸線53)は、第二上部70を幅方向に等分する線と平行に配置され、第二下部69は幅方向に関して対称な形状を有する。
第二固定部材54の第二上部70(板状部76)から第二ボス部72までを一対の第二傾斜面部73,73によって繋ぐことにより、第二固定部材54を傾斜させる際に第一固定部材52と干渉し難い構造とすることができる。このため、第二固定部材54の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第二固定部材54を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第二固定部材54の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(8)第一固定部材52と第二固定部材54とが組み合わせられた組立体85が複数配設される。梁材71は、一端部が一の組立体85の第二固定部材54に固定され、他端部が他の組立体85の第二固定部材54に固定される。
梁材71を複数の第二固定部材54(板状部76)の間に架け渡して固定することにより、ラーメン構造(柱梁構造)を形成し、強度が高い固定構造を得ることが可能となる。
(9)第一固定部材52、第二固定部材54および梁材71は、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
これにより、これらの各部材を鋼材からなるものとした場合と比較すると、固定部材10B全体および梁材71を軽量化することが可能になる。また、これらの各部材の寸法精度を高めることができ、太陽光パネル用架台の設置を容易かつ正確に行うことができると共に、優れた耐食性および外観を得ることができる。さらに、アルミニウム合金はリサイクル性に比較的優れているため、太陽光パネル用架台の撤去後に、第一固定部材52、第二固定部材54および梁材71の材料を再利用することができる。
(10)固定部材10Bは、第一軸線51周りに傾斜可能な第一固定部材52と、第一軸線51と交差する第二軸線53周りに傾斜可能な第二固定部材54と、を備える。第一固定部材52は、第一下部55と第一上部56とを有する。第一固定部材52の第一上部56は、第二固定部材54の少なくとも一部を収容する第一収容部65を有し、第一収容部65は、第一中間部57と、第一中間部57の両側部から上方に延在する一対の上部側面部66,66とを有してU字状に形成される。第一固定部材52の第一下部55は、第一軸線51を区画する第一ボス部60と、第一中間部57の両側部から第一ボス部60へと延在する一対の第一傾斜面部61,61とを有し、第一ボス部60の中心軸線(第一軸線51)は、第一中間部57を幅方向に等分する線と平行に配置され、第一下部55は幅方向に関して対称な形状を有する。
二つの構造体を連結して固定するための固定部材10B(第一固定部材52および第二固定部材54)が、異なる二方向に対する傾斜機能を有するため、これら二つの構造体を、所望の傾斜角度に傾斜させて固定することが可能となる。
以上より、固定部材10Bによれば、比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
また、第一固定部材52の第一中間部57から第一ボス部60までを一対の第一傾斜面部61,61によって繋ぐことにより、第一固定部材52を傾斜させる際に固定対象の構造体と干渉し難い構造とすることができる。このため、第一固定部材52の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第一固定部材52を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第一固定部材52の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(11)第一固定部材52の第一中間部57と第一ボス部60と一対の第一傾斜面部61,61とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第一ホロー部63が形成される。
第一固定部材52に第一ホロー部63を形成することにより、第一固定部材52の強度を向上させることができる。
(12)第一固定部材52の上部側面部66は、第一中間部57から垂直に立ち上がるように形成されている。
これにより、第一固定部材52の第一上部56に固定する他の部材(第二固定部材54)を一対の上部側面部66,66により挟み込むことができ、第一固定部材52と他の部材(第二固定部材54)とを安定的に固定することが可能となる。
(13)第一固定部材52の上部側面部66の外側面に、第一固定部材52の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造68が形成されている。
第一固定部材52の上部側面部66の外側面に凹凸構造68を形成することにより、同様な凹凸構造87(図6参照)を形成したワッシャー86を用いてボルトナット固定を行うことで、第一固定部材52と他の部材(第二固定部材54)との固定強度を向上させることが可能となる。
(14)第二固定部材54は、第二下部69と第二上部70とを有する。第二固定部材54の第二上部70は、第二固定部材54の幅方向に延在し、下面に第二固定部材54の幅方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造77を備える板状部76を有する。第二固定部材54の第二下部69は、第二軸線53を区画する第二ボス部72と、板状部76の下面から第二ボス部72へと延在する一対の第二傾斜面部73,73とを有し、第二ボス部72の中心軸線(第二軸線53)は、第二上部70を幅方向に等分する線と平行に配置され、第二下部69は幅方向に関して対称な形状を有する。
第二固定部材54の第二上部70(板状部76)から第二ボス部72までを一対の第二傾斜面部73,73によって繋ぐことにより、第二固定部材54を傾斜させる際に他の部材(第一固定部材52)と干渉し難い構造とすることができる。このため、第二固定部材54の傾斜範囲を広くすることが可能となる。また、第二固定部材54を幅方向に関して対称な形状とすることにより、第二固定部材54の重心バランスを良好にすることが可能となる。
(15)第二固定部材54の板状部76と第二ボス部72と一対の第二傾斜面部73,73とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第二ホロー部75が形成される。
第二固定部材54に第二ホロー部75を形成することにより、第二固定部材54の強度を向上させることができる。
(16)二つの構造体は、太陽光パネル用架台のフレーム構造体および設置面側構造体1Bである。
これにより、太陽光パネル用架台のフレーム構造体と設置面側構造体1Bとを互いに傾斜させて固定することができ、太陽光パネル用架台としては比較的簡単な構造で二方向に対する傾斜に対応することが可能となる。
(17)第一固定部材52および第二固定部材54は、アルミニウム合金製の押出形材からなる。
これにより、これらの各部材を鋼材からなるものとした場合と比較すると、固定部材10B全体を軽量化することが可能になる。また、これらの各部材の寸法精度を高めることができ、太陽光パネル用架台の設置を容易かつ正確に行うことができると共に、優れた耐食性および外観を得ることができる。さらに、アルミニウム合金はリサイクル性に比較的優れているため、太陽光パネル用架台の撤去後に、第一固定部材52および第二固定部材54の材料を再利用することができる。
ところで、本発明の太陽光パネル用架台の固定構造および固定部材は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1 設置面側構造体
10 固定部材
11 第一軸線
12 第一固定部材
13 第二軸線
14 第二固定部材
15 第一下部
16 第一上部
17 第一中間部
20 第一ボス部
21 第一傾斜面部
23 第一ホロー部
25 第一収容部
26 上部側面部
28 凹凸構造
29 第二下部
30 第二上部
31 第二中間部
32 ブラケット部材
33 第二ボス部
34 第二傾斜面部
36 第二ホロー部
37 係合部
41 収容部
42 ホロー部
43 ブラケット側係合部
51 第一軸線
52 第一固定部材
53 第二軸線
54 第二固定部材
55 第一下部
56 第一上部
57 第一中間部
60 第一ボス部
61 第一傾斜面部
62 第一下部ボルト孔
63 第一ホロー部
65 第一収容部
66 上部側面部
68 凹凸構造
69 第二下部
70 第二上部
71 梁材
72 第二ボス部
73 第二傾斜面部
75 第二ホロー部
76 板状部
77 凹凸構造
85 組立体

Claims (24)

  1. 太陽光パネルを支持するフレーム構造体と、
    設置面に配設される設置面側構造体と、
    前記フレーム構造体と前記設置面側構造体とを相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、第一軸線周りに傾斜可能な第一固定部材と、前記第一軸線と交差する第二軸線周りに傾斜可能な第二固定部材とを有する
    ことを特徴とする太陽光パネル用架台の固定構造。
  2. 前記第一固定部材は、第一下部と第一上部とを有し、
    前記第一下部は、前記設置面側構造体に固定され、
    前記第一上部は、前記第二固定部材に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  3. 前記第一固定部材の前記第一上部は、前記第二固定部材の少なくとも一部を収容する第一収容部を有し、
    前記第一収容部は、第一中間部と、前記第一中間部の両側部から上方に延在する一対の上部側面部とを有してU字状に形成され、
    前記上部側面部の外側面に、前記第一固定部材の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造が形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  4. 前記第一固定部材の前記第一下部は、前記第一軸線を区画する第一ボス部と、前記第一中間部の両側部から前記第一ボス部へと延在する一対の第一傾斜面部とを有し、
    前記第一ボス部の中心軸線は、前記第一中間部を幅方向に等分する線と平行に配置され、前記第一下部は幅方向に関して対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  5. 前記第二固定部材は、第二下部と第二上部とを有し、
    前記第二下部は、前記第一固定部材に固定され、
    前記第二上部は、ブラケット部材を介して前記フレーム構造体に固定される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  6. 前記第二固定部材の前記第二上部は、第二中間部と、前記第二中間部の両側部に連続して形成される一対の係合部とを有し、
    前記係合部は、前記ブラケット部材に係合される
    ことを特徴とする請求項5に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  7. 前記第二固定部材の第二下部は、前記第二軸線を区画する第二ボス部と、前記第二中間部の両側部から前記第二ボス部へと延在する一対の第二傾斜面部とを有し、
    前記第二ボス部の中心軸線は、前記第二中間部を幅方向に等分する線と平行に配置され、前記第二下部は幅方向に関して対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  8. 前記ブラケット部材は、幅方向の中央部分に上下に一対配置され、ボルトの頭部またはナットを収容可能な収容部と、前記収容部を間に挟んで幅方向の外側部分にそれぞれ配置されたホロー部と、前記ホロー部の外側面に形成されたブラケット側係合部とを有することを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  9. 前記第一固定部材、前記第二固定部材および前記ブラケット部材は、アルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  10. 前記第二固定部材は、第二下部と第二上部とを有し、
    前記第二下部は、前記第一固定部材に固定され、
    前記第二上部は、梁材を介して前記フレーム構造体に固定される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  11. 前記第二固定部材の前記第二上部は、前記第二固定部材の幅方向に延在する板状部を有し、
    前記板状部の下面に、前記第二固定部材の幅方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造が形成され、
    前記板状部の上面に、前記梁材が載置されて固定される
    ことを特徴とする請求項10に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  12. 前記第二固定部材の第二下部は、前記第二軸線を区画する第二ボス部と、前記板状部の下面から前記第二ボス部へと延在する一対の第二傾斜面部とを有し、
    前記第二ボス部の中心軸線は、前記第二上部を幅方向に等分する線と平行に配置され、前記第二下部は幅方向に関して対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項11に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  13. 前記第一固定部材と前記第二固定部材とが組み合わせられた組立体が複数配設され、
    前記梁材は、一端部が一の前記組立体の前記第二固定部材に固定され、他端部が他の前記組立体の前記第二固定部材に固定される
    ことを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  14. 前記第一固定部材、前記第二固定部材および前記梁材は、アルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載の太陽光パネル用架台の固定構造。
  15. 二つの構造体を相対的に傾斜可能に連結して固定する固定部材であって、
    前記固定部材は、
    第一軸線周りに傾斜可能な第一固定部材と、
    前記第一軸線と交差する第二軸線周りに傾斜可能な第二固定部材と、を備え、
    前記第一固定部材は、第一下部と第一上部とを有し、
    前記第一固定部材の前記第一上部は、前記第二固定部材の少なくとも一部を収容する第一収容部を有し、
    前記第一収容部は、第一中間部と、前記第一中間部の両側部から上方に延在する一対の上部側面部とを有してU字状に形成され、
    前記第一固定部材の前記第一下部は、前記第一軸線を区画する第一ボス部と、前記第一中間部の両側部から前記第一ボス部へと延在する一対の第一傾斜面部とを有し、
    前記第一ボス部の中心軸線は、前記第一中間部を幅方向に等分する線と平行に配置され、前記第一下部は幅方向に関して対称な形状を有する
    ことを特徴とする固定部材。
  16. 前記第一中間部と前記第一ボス部と前記一対の第一傾斜面部とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第一ホロー部が形成されることを特徴とする請求項15に記載の固定部材。
  17. 前記上部側面部は、前記第一中間部から垂直に立ち上がるように形成されていることを特徴とする請求項15または16に記載の固定部材。
  18. 前記上部側面部の外側面に、前記第一固定部材の高さ方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造が形成されていることを特徴とする請求項15から17のいずれか一項に記載の固定部材。
  19. 前記第二固定部材は、第二下部と第二上部とを有し、
    前記第二固定部材の前記第二上部は、第二中間部と、前記第二中間部の両側部に連続して形成され、他の部材に係合される一対の係合部とを有し、
    前記第二固定部材の第二下部は、前記第二軸線を区画する第二ボス部と、前記第二中間部の両側部から前記第二ボス部へと延在する一対の第二傾斜面部とを有し、
    前記第二ボス部の中心軸線は、前記第二中間部を幅方向に等分する線と平行に配置され、前記第二下部は幅方向に関して対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項15から18のいずれか一項に記載の固定部材。
  20. 前記第二中間部と前記第二ボス部と前記一対の第二傾斜面部とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第二ホロー部が形成されることを特徴とする請求項19に記載の固定部材。
  21. 前記第二固定部材は、第二下部と第二上部とを有し、
    前記第二固定部材の前記第二上部は、前記第二固定部材の幅方向に延在し、下面に前記第二固定部材の幅方向に間隔を隔てて凹部および凸部を複数形成してなる凹凸構造を備える板状部を有し、
    前記第二固定部材の第二下部は、前記第二軸線を区画する第二ボス部と、前記板状部の下面から前記第二ボス部へと延在する一対の第二傾斜面部とを有し、
    前記第二ボス部の中心軸線は、前記第二上部を幅方向に等分する線と平行に配置され、前記第二下部は幅方向に関して対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項15から18のいずれか一項に記載の固定部材。
  22. 前記板状部と前記第二ボス部と前記一対の第二傾斜面部とで囲まれる領域に、少なくとも一つの第二ホロー部が形成されることを特徴とする請求項21に記載の固定部材。
  23. 前記二つの構造体は、太陽光パネル用架台のフレーム構造体および設置面側構造体であることを特徴とする請求項15から22のいずれか一項に記載の固定部材。
  24. 前記第一固定部材および前記第二固定部材は、アルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする請求項15から23のいずれか一項に記載の固定部材。
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