JP2018171662A - 緩衝部材、カバー装置、工作機械 - Google Patents

緩衝部材、カバー装置、工作機械 Download PDF

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Abstract

【課題】衝撃を確実に緩和する緩衝部材、カバー装置、工作機械を提供する。【解決手段】緩衝部材100は内側のカバーの左端部に設け、平面視X字形状を呈す。腕部120は左斜め前方に延び、腕部125は左斜め後方に延びる。腕部120と腕部125は、前後に対称な形状且つ左右に同じ長さである。腕部120、125が突出部31よりも左方に延びる長さをL3は、当接部材35が規制板30から左方に突出する長さL4よりも長い。カバー装置の収縮時、左壁64は緩衝部材100に対して相対的に右方へ移動する。腕部120、125は当接部材35が左壁64に当接する前に左壁64に接触し、弾性的に撓んでカバー装置の収縮速度を減速する。故に緩衝部材100は当接部材35が左壁64に衝突する時の衝撃を緩和する。【選択図】図10

Description

本発明は、緩衝部材、カバー装置、工作機械に関する。
工作機械は、コラム又はテーブル等を送り機構で移動し、被加工物を加工する。加工時、切屑、切削液の飛沫等は飛散する。工作機械は、送り機構を覆うカバー装置を備える。カバー装置は、切屑、切削液の飛沫等が送り機構内へ侵入するのを防止する。カバー装置は、複数のカバーを備える。複数のカバーは入れ子状に重なり合い、カバー装置全体を伸縮自在に構成する。
例えば特許文献1に記載のカバー装置は、弾性体を備える。弾性体はゴム等で形成し、カバーの後端部内面に固定する。カバー装置が伸びると、前側のカバーの後端部と後側のカバーの前端部が重なる。前側のカバーの弾性体は、後側のカバー前端部に設けたストッパ板に衝突する。弾性体は、前側のカバーと後側のカバーの衝突時の衝撃を緩和する。
特許第5970977号公報
しかしながらカバー装置は、弾性体とストッパ板の衝突時に、僅かな振動を生ずる可能性がある。工作機械の工具は、被加工物における二つの加工位置間を相対移動する時、被加工物の表面近くを通過する時がある。該時、僅かな振動が生ずると、工具は被加工物と接触し、被加工物に接触痕を残す可能性があった。
本発明の目的は、衝撃を確実に緩和する緩衝部材、カバー装置、工作機械を提供することである。
本発明の第一態様によれば、入れ子状に重ね合わせて伸縮自在に形成する二つの移動体が相対的に伸びた状態及び相対的に縮んだ状態の少なくとも一方の状態の時、前記二つの移動体の間に位置し、前記二つの移動体に弾性的に当接する当接部材を備えるカバー装置に設け、前記二つの移動体と前記当接部材の衝突時の衝撃を緩和する緩衝部材において、前記緩衝部材は、弾性体からなり、前記二つの移動体のうちの一方の移動体の端部のうち、他方の移動体と重なる側の端部に取付ける取付部と、前記二つの移動体が伸び縮み伸縮方向の一方側にて前記取付部から一対に突出し、且つ夫々の先端部へ向けて、前記取付部側よりも前記先端部側の間隔を互いに広げつつ延びる二本の腕部と、を備え、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部から、前記他方の移動体の端部に向けて、前記二本の腕部が前記伸縮方向に延びる長さは、前記伸縮方向における前記当接部材の長さよりも長いことを特徴とする緩衝部材が提供される。
第一態様において、当接部材は二つの移動体の間に位置し、二つの移動体が相対的に伸びる時と縮む時に互いに衝突する時の衝撃を緩和する。緩衝部材は、一方の移動体の端部に設ける。緩衝部材の二本の腕部は、他方の移動体と重なる側の一方の移動体の端部から、他方の移動体の端部に向けて、伸縮方向に延びる長さが、伸縮方向における当接部材の長さよりも長い。故に二つの移動体が伸び縮みする過程で、二本の腕部の先端部は、当接部材が二つの移動体に当接するよりも先に他方の移動体に接触する。二本の腕部は、先端部の間隔を広げて弾性的に撓み、二つの移動体が当接部材に衝突する迄の間に、二つの移動体が伸び縮みする速度を減速する。故に緩衝部材は、二つの移動体と当接部材が衝突する時の衝撃を確実に緩和することができる。
第一態様の前記二本の腕部は、前記伸縮方向と直交する方向において対称な角度、且つ同じ長さで前記取付部から延びてもよい。二本の腕部は対称に設けたので、一本の腕部が片当たりせず、二本の腕部で他方の移動体に均等に押圧力を与えることができる。故に二つの移動体は、緩衝部材の押圧によって伸縮方向が相対的に傾くことがなく、減速時にがたつかない。
第一態様の前記取付部は、前記伸縮方向と直交する方向に延び、両端において前記二本の腕部の夫々の基端部に接続する接続部を備えてもよい。二本の腕部は、接続部によって基端部間が伸縮方向と直交する方向に離れている。即ち二本の腕部は、先端部間が互いに基端部間よりも離れた位置で、他方の移動体に当接する。二本の腕部が、より広範囲において他方の移動体に均等に押圧力を与えるので、二つの移動体は、伸縮方向への相対的な移動が相対的に傾かず、減速時にがたつかない。
第一態様の前記接続部は、前記二本の腕部の夫々の前記基端部の間に、前記伸縮方向一方側の端部を他方側へ向けて切り欠く切欠部を形成してもよい。二本の腕部が撓む時、接続部には伸縮方向と直交する方向に引張り応力が加わる。該時、接続部は、切欠部にて伸縮方向と直交する方向に広がることができるので、引張り応力を緩和することができる。故に、二本の腕部がより柔軟に撓むことができるので、緩衝部材は、先端部が他方の移動体に接触する時の衝撃をより緩和でき、且つ二つの移動体が伸び縮みする速度を確実に減速することができる。また、切欠部は、接続部にかかる引張り応力を緩和するので、接続部に繰返し応力がかかることによる破損を抑制できる。
第一態様の前記二本の腕部は、前記先端部をR面取りしてもよい。先端部が他方の移動体に当接する時、R面取りした部分は、他方の移動体の表面に引掛かることなく円滑に滑る。故に二本の腕部は、円滑に撓むことができる。よって緩衝部材は、先端部が他方の移動体に接触する時の衝撃をより緩和でき、且つ二つの移動体が伸び縮みする速度を確実に減速することができる。
第一態様の前記当接部材は二組あり、一組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部と、前記一方の移動体と重なる側の前記他方の移動体の端部との間に位置し、前記二つの移動体が相対的に伸びた状態の時、前記二つの移動体に弾性的に当接し、二組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部と、前記一方の移動体と重なる側とは反対側の前記他方の移動体の端部との間に位置し、前記二つの移動体が相対的に縮んだ状態の時、前記二つの移動体に弾性的に当接し、前記二本の腕部は二組あり、一組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部にて、前記一方の移動体と重なる側の前記他方の移動体の端部へ向けて、前記取付部から一対に突出し、二組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部にて、前記一方の移動体と重なる側とは反対側の前記他方の移動体の端部へ向けて、前記取付部から一対に突出してもよい。一組目の二本の腕部は、二つの移動体が相対的に伸びる過程で他方の移動体に当接し、二つの移動体と当接部材の衝突時の衝撃を緩和することができる。二組目の二本の腕部は、二つの移動体が相対的に縮む過程で他方の移動体に当接し、二つの移動体と当接部材の衝突時の衝撃を緩和することができる。故に緩衝部材は、二つの移動体の伸びる時と縮む時の双方において、二つの移動体と当接部材が衝突する時の衝撃を確実に緩和することができる。
本発明の第二態様によれば、複数のカバーを入れ子状に重ね合わせて全体を伸縮自在に形成し、且つ可動体に固定すると共に、前記可動体を駆動する送り機構を保護する工作機械のカバー装置において、前記複数のカバーは、内側カバーと、前記内側カバーの外側に重なる外側カバーと、を少なくとも備え、前記外側カバーと重なる側の前記内側カバーの一端部は、前記内側カバーの外面側に突出し、且つ請求項1〜6の何れかに記載の緩衝部材の前記二本の腕部を配置する切り欠き状の凹部を有する第一突出部と、前記内側カバーの内面側に突出し、且つ前記緩衝部材の前記取付部を取り外し可能に装着する装着部を有する第二突出部と、前記装着部に前記取付部を装着し、且つ前記凹部に前記二本の腕部を配置した前記緩衝部材と、前記第二突出部に設け、且つ前記内側カバーと重なる側とは反対側の前記外側カバーの一端部側を向けて突出する第一当接部材と、を有し、前記外側カバーの一端部は、前記外側カバーの内面側に突出し、前記カバー装置が縮んだ状態で前記第一当接部材に当接する第三突出部を有し、前記内側カバーと重なる側の前記外側カバーの他端部は、前記外側カバーの内面側に突出する第四突出部と、前記第四突出部に設け、前記カバー装置が伸びた状態で前記第一突出部に当接する第二当接部材を有し、二組の前記二本の腕部のうち、一組目の前記二本の腕部は前記第四突出部へ向けて延び、且つ前記カバー装置の伸張時、前記第一突出部が前記第二当接部材に当接する前に前記第二当接部材に当接し、二組目の前記二本の腕部は前記第三突出部へ向けて延び、且つ前記カバー装置の収縮時、前記第一当接部材が前記第三突出部に当接する前に前記第三突出部に当接することを特徴とするカバー装置が提供される。第二態様に係るカバー装置は第一態様に係る緩衝部材を備えているので、第一態様と同様の効果を得ることができる。
本発明の第三態様によれば、工具又は被削材の少なくとも何れか一方を回転して相対的に接触させることで、前記被削材を加工する工作機械であって、前記工具又は前記被削材を固定する可動体と、前記可動体を駆動する送り機構と、前記可動体に固定し、前記送り機構を保護する請求項7に記載のカバー装置と、を備えたことを特徴とする工作機械が提供される。第三態様に係る工作機械は、第一態様に係る緩衝部材と第二態様に係るカバー装置を備えているので、第一態様及び第二態様と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記請求項1〜8の発明特定事項の一部を任意に組み合わせてもよい。
工作機械1の斜視図である。 カバー装置12を右前上方視した斜視図である。 カバー装置12を左後下方視した斜視図である。 図3のI−I線で前方視したカバー装置12の断面図である。 図3の円C内を別方向から拡大視した斜視図である。 緩衝部材100を右後上方視した斜視図である。 緩衝部材100の平面図である。 カバー装置12の伸張時にワイパ20に当接する前の緩衝部材100の平面図である。 カバー装置12の伸張時にワイパ20の当接部21と規制板30の突出部31が当接した時の緩衝部材100の平面図である。 カバー装置12の収縮時に左壁64に当接する前の緩衝部材100の平面図である。 カバー装置12の収縮時に当接部材35と左壁64が当接した時の緩衝部材100の平面図である。
図面を参照し本発明の一実施形態の工作機械1を説明する。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。工作機械1の左右方向、前後方向、上下方向を夫々、工作機械1のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とする。
図1を参照し、工作機械1の構造を説明する。工作機械1は、基台2、機械本体3、テーブル10、工具交換装置17等を備える。基台2は略直方体状の鉄製土台である。機械本体3は基台2上部後方に設け、テーブル10上面に保持した被削材(図示略)を切削する。基台2は上部中央に送り機構(図示略)を備える。送り機構はテーブル10をX軸方向とY軸方向に移動する。送り機構は後述する。工具交換装置17は機械本体3のコラム5の上部に設けたフレーム18に固定する。工具交換装置17は機械本体3の主軸(図示略)に装着した工具を他の工具と交換する。
機械本体3は、コラム5、主軸ヘッド6、主軸、制御箱19等を備える。コラム5は鉄製柱状部材であり、基台2上部後方に立設する。主軸ヘッド6はコラム5前面に沿ってZ軸方向に昇降する。主軸は主軸ヘッド6内部に回転可能に支持する。主軸は工具を装着し、主軸モータ11の駆動で高速回転する。主軸モータ11は主軸ヘッド6上部に設ける。制御箱19はコラム5後面側に取付ける。制御箱19は内側に各種装置を格納する。各種装置は、例えば、NC制御基板、DCスイッチング電源、ブレーカ、工具交換装置17用のインバータ、配線ダクト、サーボアンプ等である。
送り機構はY軸送り機構8、運搬体7、X軸送り機構9を備える。Y軸送り機構8は基台2上面に設ける。Y軸送り機構8は運搬体7をY軸方向に移動する。Y軸送り機構8は一対のY軸レール(図示略)、Y軸ボール螺子(図示略)、Y軸モータ(図示略)を備え、Y軸レールとY軸ボール螺子はY軸方向に延びる。Y軸ボール螺子は一対のY軸レールの間に配置する。運搬体7はY軸レールに沿って移動する。運搬体7は直方体状を呈し、下面にナット(図示略)を備える。ナットはY軸ボール螺子に螺合する。Y軸モータはY軸ボール螺子を回転し、運搬体7をナットと共にY軸方向に移動する。
X軸送り機構9は運搬体7上面に設ける。X軸送り機構9はテーブル10をX軸方向に移動する。X軸送り機構9は一対のX軸レール(図示略)、X軸ボール螺子(図示略)、X軸モータ(図示略)等を備え、X軸レール、X軸ボール螺子はX軸方向に延びる。X軸ボール螺子は一対のX軸レールの間に配置する。テーブル10はX軸レールに沿って移動する。テーブル10は下面にナット(図示略)を備え、ナットはX軸ボール螺子に螺合する。X軸モータはX軸ボール螺子を回転し、テーブル10をナットと共にX軸方向に移動する。テーブル10は運搬体7を介してY軸方向に移動する。即ちテーブル10はX軸送り機構9、Y軸送り機構8、運搬体7により、X軸方向とY軸方向に移動する。工作機械1はテーブル10に配置する被加工物と工具の相対移動で、被加工物を切削する。
テーブル10は右側にカバー装置12、左側にカバー装置13を備える。X軸送り機構9の一部はテーブル10右側部から右側にて外部に露出する。カバー装置12は、X軸送り機構9の外部に露出する部分を覆う。図2に示すように、カバー装置12は断面山形状の三個のカバー41〜43を入れ子状に重ね合わせた構造である。カバー41〜43は夫々上壁、前壁、後壁を有し、互いに摺動自在に重なり合う。カバー41が最も小さく、カバー42、43の順に大きい。
カバー43はテーブル10の右側部に固定する。テーブル10は右方向に移動すると、カバー42、41を右方向に順次押し込む。矢印Aで示すように、カバー41〜43は入れ子状に重なるので、カバー装置12全体は収縮する。テーブル10は左方向に移動すると、カバー42、41を外側に引き出す。矢印Bで示すように、カバー装置12全体は伸長する。即ちカバー装置12は、テーブル10の移動に追従して左右方向(X軸方向)に伸縮する。
図1に示すように、X軸送り機構9の一部はテーブル10左側部から左側において外部に露出する。カバー装置13はX軸送り機構9の外部に露出する部分を覆う。カバー装置13はカバー装置12と同様の構造であり、テーブル10のX軸方向における移動に追従して左右方向(X軸方向)に伸縮する。運搬体7は前側にカバー装置14、後ろ側にY軸後カバー(図示略)を備える。カバー装置14は運搬体7(テーブル10)のY軸方向における移動に追従して前後方向(Y軸方向)に伸縮する。Y軸後カバーは断面山形状の板金である。Y軸後カバーは運搬体7(テーブル10)と共にY軸方向に移動する。運搬体7がコラム5側に移動すると、コラム5は下部内部にY軸後カバーを収納する。
図2〜図4を参照し、カバー装置12の構造を具体的に説明する。カバー装置12は左右方向に伸縮する。故にカバー41〜43の移動方向は左右方向である。カバー装置13、14はカバー装置12と同様の構造なので説明を省略する。
カバー41は上壁51、前壁52、後壁53、左壁54、前下壁55、後下壁56、右壁57、取付板58を備える。上壁51の側方視断面は山形状を呈す。前壁52は上壁51の前端から下方に延び、下部に前下壁55を有する。前下壁55は前壁52下端から後方に略直角に折り返して延びる。後壁53は上壁51の後端から下方に延び、下部に後下壁56を有する。後下壁56は後壁53下端から前方に略直角に折り返して延びる。左壁54は、上壁51の左端から下方に延びる。左壁54の上下方向の長さは、前壁52の上下方向の長さより短い。カバー41の側方視断面は略逆U字状を呈す。
右壁57はカバー41の右端部に設け、右端側の開口の一部を覆う。取付板58は上壁51下面に固定し、且つ運搬体7の右端部に固定する。故にカバー41は、運搬体7上を左右に移動するテーブル10に対し、相対的に左右に移動する。
規制板30は左壁54左面に設け、左壁54と一体に螺子で固定する。規制板30は前後方向に長く、左壁54と略同形状を呈する金属部材である。規制板30は左壁54を補強する。左壁54と規制板30は、下端部の前後方向中央部に山形状の切欠部59を有する。切欠部59はX軸送り機構9との干渉を避ける。
図4に示すように、規制板30は、カバー41の上壁51よりも上方に突出する突出部31を備える。突出部31が突出する長さは、カバー41上面とカバー42下面の間隙の大きさより短い。故に突出部31上端はカバー42下面に接しない。カバー装置12の伸張時、カバー42のワイパ20は突出部31右面に当接し、カバー41、42間の更なる伸張を規制する。ワイパ20は後述する。突出部31は、前後方向にて略対称な2カ所に、下方に凹み左右に貫通する凹部32を形成する。規制板30は、凹部32の下方に矩形穴33を形成する(図5参照)。カバー41の左壁54は、矩形穴33に対応する位置に略同形状の穴部を有する。緩衝部材100は矩形穴33にて取付部140を固定し、二つの腕部110、115を凹部32に配置する。緩衝部材100は後述する。
図2〜図4に示すように、当接部材35は、規制板30左面の前後方向にて略対称な2カ所、且つ凹部32の斜め下方に設ける。当接部材35は、例えば硬度50のニトリルゴム等、弾性を有する材質からなる部材である。カバー装置12が収縮すると、一対の当接部材35はカバー42の左壁64右面に当接し、カバー41、42間の更なる収縮を規制する。
カバー42はカバー41よりも一回り大きく、且つカバー41と略同形状を呈す。カバー42は上壁61、前壁62、後壁63、左壁64、前下壁65、後下壁66を備える。カバー42は、上壁61の右端部67にワイパ20を備える。上壁61の右端部67は、縁部が斜め下方へ向けて屈曲する。ワイパ20は前後方向に延びる平面視細長の略長方形状であり、上壁61の右端部67にて下面に沿って固定する。ワイパ20は、例えば硬度80のフッ素ゴム等、弾性を有する材質からなる部材である。
図4に示すように、ワイパ20は、当接部21と摺動部22を備える。当接部21はワイパ20の左端部に所定間隔で複数設け、左方に突出する。当接部21は、前後方向において、緩衝部材100の配置位置を避けて形成する(図8参照)。ワイパ20の左端部は平面視凹凸形状である。カバー装置12が伸長すると、当接部21は、カバー41の規制板30の突出部31に当接する。摺動部22はワイパ20の右端部に沿って設け、右斜め下方に延び、カバー41の上壁51上面に当接する。カバー装置12の伸縮時、ワイパ20の右端部は上壁51上面に摺擦し、カバー41とカバー42の間への切削屑の進入を防ぐ。
図2に示すように、ワイパ25は上下方向に延びる正面視細長の略長方形状であり、前壁62と後壁63の夫々の右端部にて下面に沿って固定する。ワイパ25は、例えばゴム又は樹脂等の弾性を有する材質からなる。ワイパ25はワイパ20と略同様の構成であり、当接部がなく、摺動部を備える。ワイパ25の摺動部は、カバー装置12の前面側と後面側にてカバー41とカバー42の間への切削屑の進入を防ぐ。
規制板30は左壁64左面にも設け、左壁64と一体に螺子で固定する。規制板30は左壁64を補強する。左壁64と規制板30は、下端部の前後方向中央部に山形状の切欠部69を有する。切欠部69はX軸送り機構9との干渉を避ける。カバー42の規制板30にも左面に上述の一対の当接部材35を固定し、且つ上壁61よりも上方に突出する突出部31を設ける。カバー42の突出部31は、カバー43のワイパ20の当接部21に当接する。
図2、図3に示すように、カバー43はカバー42よりも一回り大きく、且つカバー41、42と略同形状を呈す。カバー43は上壁71、前壁72、後壁73、前下壁75、後下壁76、取付板78を有する。上壁71の右端部77は、縁部が斜め下方へ向けて屈曲する。ワイパ20はカバー42と同様に上壁71の右端部77下面に沿って固定する。ワイパ25も同様に、前壁72と後壁73の夫々の右端部にて下面に沿って固定する。取付板78は上壁71上面に固定し、且つテーブル10の右側部に固定する。故にカバー43はテーブル10と一体に移動する。
補強板29は左壁74左面に設け、左壁74と一体に螺子で固定する。補強板29は前後方向に長く、左壁74と略同形状を呈する金属部材である。補強板29は左壁74を補強する。左壁74と補強板29は、下端部の前後方向中央部に山形状の切欠部79を有する。切欠部79はX軸送り機構9との干渉を避ける。
カバー42の前下壁65と後下壁66の下面は、カバー43の前下壁75と後下壁76の上面を滑動する。カバー41の前下壁55と後下壁56の下面は、カバー42の前下壁65と後下壁66の上面を滑動する。故にカバー装置12は直線上を伸縮する。
図3〜図7を参照し、緩衝部材100について説明する。以下説明では、カバー41の後部側に設けた緩衝部材100を例に説明する。他の緩衝部材100は、以下に例示する緩衝部材100と同様の構成なので説明を省略する。
緩衝部材100は平面視X字形状であり、例えば硬度80のフッ素ゴム等、弾性を有する材質の1部品からなる部材である。緩衝部材100は、取付部140、二組の接続部130、135、二組の一対の腕部110、115、120、125を有する。取付部140は、緩衝部材100を規制板30に取付ける部位であり、略直方体形状を呈する。引掛部150は取付部140の下部にて右方に突出する。引掛部150は取付部140から突出する根元部分に、前後の幅が細い細幅部151を有する。
二組の接続部130、135は夫々前後方向に延びる略直方体形状であり、左右に並ぶ位置関係で一体に設ける。取付部140上端は、接続部135下端に接続する。接続部130左端は接続部135右端に接続し、引掛部150上方に位置する。
一対の腕部110、115は角柱形状を呈する。腕部110の基端部112は接続部130の前端部に接続し、先端部111は基端部112の右斜め前方に延びる。腕部115の基端部117は接続部130の後端部に接続し、先端部116は基端部117の右斜め後方に延びる。腕部110、115は、上面縁部にR面取りを施す。先端部111、116の右角部はR面取りを施し、曲面形状を呈する。腕部110と腕部115は、前後方向において対称な角度、且つ同じ長さで接続部130から右方に延びる。腕部110、115の上下方向の長さは、カバー41上面とカバー42下面の間隙の大きさより短い。腕部110、115は、上下方向においてワイパ20と略同じ高さに位置する。
先端部111、116は、基端部112、117に対し、伸縮方向を基準に略45度傾けて設けると好ましい。基端部112、117に対する先端部111、116の傾き角度が45度よりも、より小さくなる程、腕部110、115は先端部111、116の間隔を広げて弾性的に撓みにくくなる。該時、緩衝部材100は、ワイパ20本体部との衝突時の衝撃が、より大きくなる可能性がある。基端部112、117に対する先端部111、116の傾き角度が45度よりも、より大きくなる程、腕部110、115は先端部111、116の間隔を広げて弾性的に撓みやすくなる。該時、緩衝部材100は、カバー41、42が伸張する速度を十分に減速しにくくなり、当接部21と突出部31の衝突時の衝撃が、より大きくなる可能性がある。
図8に示すように、腕部110、115が規制板30の突出部31よりも右方に延びる長さをL1とする。ワイパ20の当接部21がワイパ20本体部から左方に突出する長さをL2とする。L1はL2より大きい。故にカバー装置12の伸張時、腕部110、115は、カバー42と共に緩衝部材100に対して相対的に左方へ移動するワイパ20の当接部21が突出部31右面に当接するよりも先に、ワイパ20本体部に当接する。
図3〜図7に示すように、接続部130右面は、前後方向の略中央に、接続部130を上下方向に貫通して左方に切欠く切欠部131を設ける。接続部130は、切欠部131が前後の幅を広げる変形をすることで、左端部側よりも右端部側を前後に延ばす変形がしやすい。腕部110、115は、先端部111、116にて左方へ向かう押圧力を受けた時、基端部112、117に対して先端部111、116側が左方へ撓む。腕部110、115の変形に伴い前後方向への引張り応力を受けた時、接続部130は、切欠部131が変形することによって、基端部112、117間における応力の集中を回避することができる。
一対の腕部120、125は角柱形状を呈する。腕部120の基端部122は接続部135の前端部に接続し、先端部121は基端部122の左斜め前方に延びる。腕部125の基端部127は接続部135の後端部に接続し、先端部126は基端部127の左斜め後方に延びる。腕部120、125は、上面縁部にR面取りを施す。先端部121、126の左角部はR面取りを施し、曲面形状を呈する。腕部120と腕部125は、前後方向において対称な角度、且つ同じ長さで接続部135から左方に延びる。腕部120、125の上下方向の長さは、カバー41上面とカバー42下面の間隙の大きさより短い。
先端部121、126は、基端部122、127に対し、伸縮方向を基準に略45度傾けて設けると好ましい。基端部122、127に対する先端部121、126の傾き角度が45度よりも、より小さくなる程、腕部120、125は先端部121、126の間隔を広げて弾性的に撓みにくくなる。該時、緩衝部材100は、カバー42の左壁64右面との衝突時の衝撃が、より大きくなる可能性がある。基端部122、127に対する先端部121、126の傾き角度が45度よりも、より大きくなる程、腕部120、125は先端部121、126の間隔を広げて弾性的に撓みやすくなる。該時、緩衝部材100は、カバー41、42が伸張する速度を十分に減速しにくくなり、当接部材35とカバー42の左壁64右面との衝突時の衝撃が、より大きくなる可能性がある。
図10に示すように、腕部120、125が規制板30の突出部31よりも左方に延びる長さをL3とする。当接部材35が規制板30から左方に突出する長さをL4とする。L3はL4より大きい。故にカバー装置12の収縮時、腕部120、125は、緩衝部材100に対して相対的に右方へ移動するカバー42の左壁64右面に、当接部材35が当接するよりも先に当接することができる。
図3〜図7に示すように、接続部135左面は、前後方向の略中央に、接続部135を上下方向に貫通して右方に切欠く切欠部136を設ける。接続部135は、切欠部136が前後の幅を広げる変形をすることで、右端部側よりも左端部側を前後に延ばす変形がしやすい。腕部120、125は、先端部121、126にて右方へ向かう押圧力を受けた時、基端部122、127に対して先端部121、126側が右方へ撓む。腕部120、125の変形に伴う応力を受けた時、接続部135は、切欠部136が変形することによって、基端部122、127間における応力の集中を回避することができる。
緩衝部材100を規制板30に固定する時、取付部140は矩形穴33に規制板30左面側から引掛部150を挿入する。引掛部150は変形し、矩形穴33を通過して左壁54右面側に位置し、細幅部151を矩形穴33に配置する。取付部140は引掛部150との間に規制板30と左壁54を挟んで保持することで、規制板30左面に固定する。
取付部140上部は上壁51上面と略同じ高さに位置する。接続部130は凹部32に位置し、一対の腕部110、115を突出部31の右側に配置する。一対の腕部110、115は夫々の先端部111、116を右斜め前方、右斜め後方に延ばして配置する。接続部135は突出部31の左側に位置し、一対の腕部120、125を突出部31の左側に配置する。一対の腕部120、125は夫々の先端部121、126を左斜め前方、左斜め後方に延ばして配置する。一対の腕部110、115、120、125と接続部130、135は、カバー42の上壁61下面に接触しない。一対の腕部110、115はカバー41の上壁51上面上に位置するが、上面に密着せず滑動可能である。
緩衝部材100を規制板30から取外す時、緩衝部材100は、引掛部150を変形して左向きに矩形穴33を通すことで、取付け時と逆の手順にて取外す。緩衝部材100の取外し時、引掛部150は細幅部151にて取付部140から切断してもよい。
カバー装置12の伸縮時における緩衝部材100の動作を説明する。以下説明では、上述のカバー41後部側に設けた緩衝部材100を例に説明する。
カバー装置12はテーブル10のX軸方向の移動に伴い伸縮する。テーブル10が右方に移動すると、カバー43はテーブル10と共に右方に移動する。カバー43の左壁74は、カバー42の規制板30に設けた当接部材35に当接すると、カバー42を相対的に右方に移動する。カバー42の左壁64は、カバー41の規制板30に設けた当接部材35に当接すると、カバー42の相対的な移動を停止する。カバー41〜43が入れ子状に重なるので、カバー装置12全体は収縮する。
テーブル10が左方に移動すると、カバー43はテーブル10と共に左方に移動する。カバー43の右端部77に設けたワイパ20は、カバー42の規制板30の突出部31に当接すると、カバー42を相対的に左方に移動する。カバー42の右端部67に設けたワイパ20は、カバー41の規制板30の突出部31に当接すると、カバー42の相対的な移動を停止する。カバー41、42がカバー43から相対的に引き出されるので、カバー装置12全体は伸張する。
図8に示すように、カバー41の緩衝部材100は腕部110、115の夫々を右斜め前方、右斜め後方へ延ばし、先端部111、116を突出部31の右方にL1離れた位置に配置する。カバー装置12の伸張時、カバー42のワイパ20は、カバー41の緩衝部材100に対して相対的に左方へ移動する。当接部21はワイパ20本体部から左方にL2突出する。L2はL1より小さい。故に腕部110、115の先端部111、116は、当接部21が突出部31に当接する前に、ワイパ20本体部に接触する。先端部111、116は、右角部にR面取りが施してある。故にワイパ20が相対的に腕部110、115を左方に押圧すると、先端部111、116は夫々、ワイパ20本体部に当接しながら前方と後方に滑り、前後方向の間隔を円滑に広げることができる。
図9に示すように、腕部110、115は先端部111、116の間隔を広げて弾性的に撓む。故に、カバー41が相対的に左方に移動する速度は、腕部110、115がワイパ20本体部に当接してから当接部21が突出部31に当接する迄の間に減速する。腕部110、115は対称に設けたので、一方の腕部がワイパ20本体部に片当たりすることなく、ワイパ20本体部に略同時に当接し、略均等に押圧力を与える。更に、腕部110と腕部115は、接続部130によって、前後方向に離れて位置する。腕部110、115は、接続部130がない時と比べ、より広範囲においてワイパ20本体部に均等に押圧力を与えることができる。
腕部110、115の先端部111、116間が更に広がると、接続部130は、基端部112、117と接続する部分において、前後方向に引張り応力を受ける。切欠部131は、前後の幅を広げる変形をすることで、接続部130にかかる引張り応力を緩和する。故に腕部110、115は、柔軟に撓んで先端部111、116間を更に広げることができる。
緩衝部材100は、腕部110、115と接続部130の弾性変形によって、カバー装置12の伸張時にカバー41が相対的に左方に移動する速度を減速する。当接部21と突出部31が衝突する時の衝撃は、緩衝部材100がない時よりも緩和する。故に工作機械1は、衝撃に伴う振動で工具と被削材が接触することを防止できる。
図10に示すように、カバー41の緩衝部材100は腕部120、125の夫々を左斜め前方、左斜め後方へ延ばし、先端部121、126を突出部31の左方にL3離れた位置に配置する。カバー装置12の収縮時、カバー42の左壁64は、カバー41の緩衝部材100に対して相対的に右方へ移動する。カバー41の当接部材35は、規制板30から左方にL4突出する。L4はL3より小さい。故に腕部120、125の先端部121、126は、当接部材35が左壁64に当接する前に、左壁64に接触する。先端部121、126は、左角部にR面取りが施してある。故に左壁64が相対的に腕部120、125を右方に押圧すると、先端部121、126は夫々、左壁64に当接しながら前方と後方に滑り、前後方向の間隔を円滑に広げることができる。
図11に示すように、腕部120、125は先端部121、126の間隔を広げて弾性的に撓む。故に、カバー42が相対的に右方に移動する速度は、腕部120、125が左壁64に当接してから当接部材35が左壁64に当接する迄の間に減速する。腕部120、125は対称に設けたので、一方の腕部が左壁64に片当たりすることなく、左壁64に略同時に当接し、略均等に押圧力を与える。更に、腕部120と腕部125は、接続部135によって、前後方向に離れて位置する。腕部120、125は、接続部135がない時と比べ、より広範囲において左壁64に均等に押圧力を与えることができる。
腕部120、125の先端部121、126間が更に広がると、接続部135は、基端部122、127と接続する部分において、前後方向に引張り応力を受ける。切欠部136は、前後の幅を広げる変形をすることで、接続部135にかかる引張り応力を緩和する。故に腕部120、125は、柔軟に撓んで先端部121、126間を更に広げることができる。
緩衝部材100は、腕部120、125と接続部135の弾性変形によって、カバー装置12の収縮時にカバー42が相対的に右方に移動する速度を減速する。当接部材35と左壁64が衝突する時の衝撃は、緩衝部材100がない時よりも緩和する。故に工作機械1は、衝撃に伴う振動で工具と被削材が接触することを防止できる。
上記実施形態では、カバー装置12の伸縮動作におけるカバー41後部側に設けた緩衝部材100の作用を説明した。カバー装置12〜14の伸縮動作における他の緩衝部材100の作用も同じである。
以上説明したように、当接部21はカバー41、42の間に位置し、カバー41、42が相対的に伸びる時に互いに衝突する時の衝撃を緩和する。当接部材35はカバー41、42の間に位置し、カバー41、42が相対的に縮む時に互いに衝突する時の衝撃を緩和する。緩衝部材100は、カバー41の左端部に設ける。緩衝部材100の腕部110、115は、カバー42と重なる側のカバー41の左端部から、カバー42の右端部に向けて伸縮方向に延びる長さが、伸縮方向における当接部21の長さよりも長い。緩衝部材100の腕部120、125は、カバー41の左端部から、カバー42の左端部に向けて伸縮方向に延びる長さが、伸縮方向における当接部材35の長さよりも長い。故にカバー41、42が伸び縮みする過程で、腕部110、115の先端部111、116は、当接部21がカバー41に当接するよりも先にカバー42に接触する。腕部120、125の先端部121、126は、当接部材35がカバー42に当接するよりも先にカバー42に接触する。腕部110、115は、先端部111、116の間隔を広げて弾性的に撓み、カバー41が当接部21に衝突する迄の間に、カバー41、42が相対的に伸張する速度を減速する。腕部120、125は、先端部121、126の間隔を広げて弾性的に撓み、カバー42が当接部材35に衝突する迄の間に、カバー41、42が相対的に収縮する速度を減速する。故に緩衝部材100は、カバー41、42と当接部21、当接部材35が衝突する時の衝撃を確実に緩和することができる。
腕部110と腕部115は対称に設けたので、カバー装置12の伸張時に一本の腕部110又は115が片当たりせず、二本の腕部110、115でカバー42に均等に押圧力を与えることができる。腕部120と腕部125は対称に設けたので、カバー装置12の収縮時に一本の腕部120又は125が片当たりせず、二本の腕部120、125でカバー42に均等に押圧力を与えることができる。故にカバー41、42は、緩衝部材100の押圧によって伸縮方向が相対的に傾くことがなく、減速時にがたつかない。
腕部110、115は、接続部130によって基端部112、117間が伸縮方向と直交する方向に離れている。即ち二本の腕部110、115は、先端部111、116間が互いに基端部112、117間よりも離れた位置で、カバー42に当接する。腕部120、125は、接続部135によって基端部122、127間が伸縮方向と直交する方向に離れている。即ち二本の腕部120、125は、先端部121、126間が互いに基端部122、127間よりも離れた位置で、カバー42に当接する。二本の腕部110、115及び120、125が、より広範囲において他方の移動体に均等に押圧力を与えるので、カバー41、42は、伸縮方向への相対的な移動が相対的に傾かず、減速時にがたつかない。
二本の腕部110、115又は120、125が撓む時、接続部130又は135には伸縮方向と直交する方向に引張り応力が加わる。該時、接続部130又は135は、切欠部131又は136にて伸縮方向と直交する方向に広がることができるので、引張り応力を緩和することができる。故に、二本の腕部110、115又は120、125がより柔軟に撓むことができるので、緩衝部材100は、先端部111、116又は121、126がカバー42に接触する時の衝撃をより緩和でき、且つカバー41、42が伸び縮みする速度を確実に減速することができる。また、切欠部131、136は、接続部130、135にかかる引張り応力を緩和するので、接続部130、135に繰返し応力がかかることによる破損を抑制できる。
先端部111、116、121、126は、カバー42に当接する側の面にR面取りを施す。先端部111、116がカバー42に当接する時、R面取りした部分は、ワイパ20本体部の表面に引掛かることなく円滑に滑る。先端部121、126がカバー42に当接する時、R面取りした部分は、左壁64の表面に引掛かることなく円滑に滑る。故に腕部110、115、120、125は、円滑に撓むことができる。よって緩衝部材100は、先端部111、116、121、126がカバー42に接触する時の衝撃をより緩和でき、且つカバー41、42が伸び縮みする速度を確実に減速することができる。
腕部110、115は、カバー41、42が相対的に伸びる過程でカバー42に当接し、カバー41、42と当接部21の衝突時の衝撃を緩和することができる。腕部120、125は、カバー41、42が相対的に縮む過程でカバー42に当接し、カバー41、42と当接部材35の衝突時の衝撃を緩和することができる。故に緩衝部材100は、カバー41、42の伸びる時と縮む時の双方において、カバー41、42と当接部21、当接部材35が衝突する時の衝撃を確実に緩和することができる。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更を加えることができる。緩衝部材100の切欠部131、136はなくてもよい。緩衝部材100の接続部130、135はなくてもよい。該時、腕部110、115、120、125の基端部112、117、122、127は夫々、取付部140の上部に接続してもよい。腕部110、115、120、125の先端部111、116、121、126は、R面取りが施してなくてもよい。
緩衝部材100は、腕部110、115と、腕部120、125を有するが、腕部110、115又は腕部120、125のどちらか一方を有する構成であってもよい。該時、腕部110、115を有する緩衝部材と、腕部120、125を有する緩衝部材を、カバー41右端部に夫々独立に設けてもよい。
緩衝部材100は、カバー41の前部と後部に夫々一つずつ設けるが、夫々二つずつ設けてもよいし、それ以上の数を設けてもよい。カバー装置12の伸張時、緩衝部材100はワイパ20の本体部に当接するが、カバー41、42の右端部67、77に当接する構成であってもよい。当接部材35はカバー41の規制板30左面に設けたが、カバー42の左壁64右面に設けてもよいし、規制板30左面と左壁64右面の互いに対向する位置に夫々設けてもよい。
カバー装置12は三つのカバー41〜43を備えるが、少なくとも二つのカバーを備えていればよい。カバー41〜43の断面は山形状であるが、これ以外の形状でもよい。カバー41〜43の断面は例えば上壁が平坦な略逆U字状、又は上壁が円弧状に湾曲した形状であってもよい。工作機械1は工具を回転し、テーブル10上の被削材に工具を接触して切削するが、例えばテーブル10上で被削材を回転し、工具を被削材に接触して切削してもよい。
上記実施形態において、カバー41とカバー42又はカバー42とカバー43は、本発明の「二つの移動体」に相当する。カバー41とカバー42の関係では、カバー41は本発明の「内側カバー」に相当し、カバー42は本発明の「外側カバー」に相当する。カバー42とカバー43の関係では、カバー42は本発明の「内側カバー」に相当し、カバー43は本発明の「外側カバー」に相当する。当接部21、当接部材35は、本発明の「当接部材」に相当する。そのうちの当接部材35は、本発明の「第一当接部材」に相当し、当接部21は、本発明の「第二当接部材」に相当する。テーブル10は、本発明の「可動体」に相当する。X軸送り機構9、Y軸送り機構8は、本発明の「送り機構」に相当する。突出部31は、本発明の「第一突出部」に相当する。規制板30は、本発明の「第二突出部」に相当する。カバー42の左壁64、カバー43の左壁74は、本発明の「第三突出部」に相当する。カバー42の右端部67、カバー43の右端部77は、本発明の「第四突出部」に相当する。
1 工作機械
8 Y軸送り機構
9 X軸送り機構
10 テーブル
12〜14 カバー装置
21 当接部
30 規制板
31 突出部
32 凹部
33 矩形穴
35 当接部材
41〜43 カバー
64、74 左壁
67、77 右端部
100 緩衝部材
110、115、120、125 腕部
111、116、121、126 先端部
112、117、122、127 基端部
130、135 接続部
131、136 切欠部
140 取付部

Claims (8)

  1. 入れ子状に重ね合わせて伸縮自在に形成する二つの移動体が相対的に伸びた状態及び相対的に縮んだ状態の少なくとも一方の状態の時、前記二つの移動体の間に位置し、前記二つの移動体に弾性的に当接する当接部材を備えるカバー装置に設け、前記二つの移動体と前記当接部材の衝突時の衝撃を緩和する緩衝部材において、
    前記緩衝部材は、弾性体からなり、
    前記二つの移動体のうちの一方の移動体の端部のうち、他方の移動体と重なる側の端部に取付ける取付部と、
    前記二つの移動体が伸び縮み伸縮方向の一方側にて前記取付部から一対に突出し、且つ夫々の先端部へ向けて、前記取付部側よりも前記先端部側の間隔を互いに広げつつ延びる二本の腕部と、
    を備え、
    前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部から、前記他方の移動体の端部に向けて、前記二本の腕部が前記伸縮方向に延びる長さは、前記伸縮方向における前記当接部材の長さよりも長いことを特徴とする緩衝部材。
  2. 前記二本の腕部は、前記伸縮方向と直交する方向において対称な角度、且つ同じ長さで前記取付部から延びることを特徴とする請求項1に記載の緩衝部材。
  3. 前記取付部は、前記伸縮方向と直交する方向に延び、両端において前記二本の腕部の夫々の基端部に接続する接続部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の緩衝部材。
  4. 前記接続部は、前記二本の腕部の夫々の前記基端部の間に、前記伸縮方向一方側の端部を他方側へ向けて切り欠く切欠部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の緩衝部材。
  5. 前記二本の腕部は、前記先端部をR面取りしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の緩衝部材。
  6. 前記当接部材は二組あり、
    一組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部と、前記一方の移動体と重なる側の前記他方の移動体の端部との間に位置し、前記二つの移動体が相対的に伸びた状態の時、前記二つの移動体に弾性的に当接し、
    二組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部と、前記一方の移動体と重なる側とは反対側の前記他方の移動体の端部との間に位置し、前記二つの移動体が相対的に縮んだ状態の時、前記二つの移動体に弾性的に当接し、
    前記二本の腕部は二組あり、
    一組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部にて、前記一方の移動体と重なる側の前記他方の移動体の端部へ向けて、前記取付部から一対に突出し、
    二組目は、前記他方の移動体と重なる側の前記一方の移動体の端部にて、前記一方の移動体と重なる側とは反対側の前記他方の移動体の端部へ向けて、前記取付部から一対に突出すること
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の緩衝部材。
  7. 複数のカバーを入れ子状に重ね合わせて全体を伸縮自在に形成し、且つ可動体に固定すると共に、前記可動体を駆動する送り機構を保護する工作機械のカバー装置において、
    前記複数のカバーは、
    内側カバーと、
    前記内側カバーの外側に重なる外側カバーと、
    を少なくとも備え、
    前記外側カバーと重なる側の前記内側カバーの一端部は、
    前記内側カバーの外面側に突出し、且つ請求項1〜6の何れかに記載の緩衝部材の前記二本の腕部を配置する切り欠き状の凹部を有する第一突出部と、
    前記内側カバーの内面側に突出し、且つ前記緩衝部材の前記取付部を取り外し可能に装着する装着部を有する第二突出部と、
    前記装着部に前記取付部を装着し、且つ前記凹部に前記二本の腕部を配置した前記緩衝部材と、
    前記第二突出部に設け、且つ前記内側カバーと重なる側とは反対側の前記外側カバーの一端部側を向けて突出する第一当接部材と、
    を有し、
    前記外側カバーの一端部は、
    前記外側カバーの内面側に突出し、前記カバー装置が縮んだ状態で前記第一当接部材に当接する第三突出部を有し、
    前記内側カバーと重なる側の前記外側カバーの他端部は、
    前記外側カバーの内面側に突出する第四突出部と、
    前記第四突出部に設け、前記カバー装置が伸びた状態で前記第一突出部に当接する第二当接部材を有し、
    二組の前記二本の腕部のうち、
    一組目の前記二本の腕部は前記第四突出部へ向けて延び、且つ前記カバー装置の伸張時、前記第一突出部が前記第二当接部材に当接する前に前記第二当接部材に当接し、
    二組目の前記二本の腕部は前記第三突出部へ向けて延び、且つ前記カバー装置の収縮時、前記第一当接部材が前記第三突出部に当接する前に前記第三突出部に当接すること
    を特徴とするカバー装置。
  8. 工具又は被削材の少なくとも何れか一方を回転して相対的に接触させることで、前記被削材を加工する工作機械であって、
    前記工具又は前記被削材を固定する可動体と、
    前記可動体を駆動する送り機構と、
    前記可動体に固定し、前記送り機構を保護する請求項7に記載のカバー装置と、
    を備えたことを特徴とする工作機械。
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