JP2018166992A - 留置針組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤作動が生じず、より安定した手技を行うことができる留置針組立体を提供する。
【解決手段】留置針組立体1は、筐体5を保持して対象部位に内針3及び外針21を穿刺した後、筐体5を保持している手の親指又は人差し指で内筒6の内筒操作部66を先端方向に押すことで、外針21のみを血管内へさらに送出させると共に、内針基4の揺動の阻止を解除することができ、スイッチ7のスイッチ操作部74を基端方向に引くだけで内針基4を揺動させることで圧縮スプリングS(付勢部材)に抗した内針基4の支持が解除し、圧縮スプリングSにより内針基4を基端方向へ移動させ、内針3が筐体5内へ収容されるように構成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、血管等に穿刺されて輸液ライン等との接続に用いられる留置針を備える留置針組立体に関する。
従来、外針に内針を挿入し、内針に案内させて外針を血管等に穿刺した後、内針を抜去して留置された外針に輸液ラインを接続するようにした留置針が知られている。しかし、従来の留置針では外針から内針を抜去する際に、血管に留置した外針から患者の血液が流出して医師や看護師に付着したり、抜去した内針を医師や看護師に誤って穿刺したりすることがある。
そこで、管状の外針及び該外針の基端部が固定される外針基と、前記外針及び外針基の内部に挿通可能な内針及び該内針の基端部が固定される内針基と、前記内針基を軸方向及び径方向に移動可能に収納する筒状の筐体と、前記外針基を取外し自在に保持し、前記筐体に対して所定の第1位置から前記外針の針先方向の第2位置まで移動可能な移動部材と、前記内針基を前記筐体の基端方向へ付勢するバネとを備える留置針組立体が知られている(例えば特許文献1参照)。
この留置針組立体において、前記移動部材は、前記第1位置にあるときに前記筐体内での前記内針基の径方向の移動を阻止する移動阻止部と、前記第2位置にあるときに前記内針基を前記筐体内で径方向に押圧して径方向に移動させる押圧部とを有する。
これにより、この留置針組立体では、前記内針基は、前記移動部材が前記第1位置にあるときは、前記バネによる付勢力に抗して前記筐体の前方位置に係止されると共に、前記移動阻止部によって径方向への移動が阻止される。一方、前記移動部材が前記第2位置に移動されたときは、前記内針基の前記移動阻止部による径方向への移動阻止が解除され、前記内針基が前記押圧部により前記筐体内で径方向に押圧されて径方向に移動されることにより前記筐体との係止が解除され、前記バネの付勢力により前記筐体の基端方向に移動され、前記内針の先端部が前記筐体内に収容される。
したがって、この留置針組立体によれば、抜去された内針は筐体に収納されるので、外針から内針を抜去する際の血液飛散、及び医師や看護師に対する内針の誤穿刺を防止することができる。
特開2013−22263号公報
しかしながら、特許文献1の留置針組立体は、前記移動部材を前記第2位置に移動させるとバネによって内針の後退を発動するため、該移動部材を前記第2位置に移動させて外針だけを体内に挿入し位置決めをする途中で、誤って内針の後退が発動されるという不都合がある。
以上に鑑み、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、誤作動を防止しつつより安定した手技を行うことができる留置針組立体を提供することを目的とする。
本発明に係る留置針組立体は、管状の外針と、該外針の基端部が固定される外針基と、前記外針及び外針基の内部に挿通可能な内針と、該内針の基端部が固定される内針基と、前記内針基を軸方向及び径方向に移動可能に収納する筒状の筐体と、先端部において前記外針基を取外し自在に保持し、前記筐体に対して所定の第1位置から前記外針の針先方向の第2位置まで移動可能な移動部材と、前記内針基を前記筐体の基端方向へ付勢する付勢部材と、前記筐体に対して所定の第3位置から前記外針の針先と反対方向の第4位置まで移動可能なスイッチとを備え、前記移動部材は、前記第1位置にあるときに前記筐体内での前記内針基の径方向の移動を阻止する移動阻止部を有し、前記内針基は、前記移動部材が前記第1位置にあるときは、前記付勢部材による付勢力に抗して前記筐体に係止されると共に、前記移動阻止部によって径方向への移動が阻止され、前記移動部材が前記第2位置に移動されたときは、前記移動阻止部による径方向への移動阻止が解除され、前記スイッチは、前記第4位置にあるときに前記内針基を前記筐体内で径方向に押圧して径方向に移動させる押圧部を有し、前記内針基は、前記押圧部により前記筐体内で径方向に押圧されて径方向に移動されることにより前記筐体との係止が解除され、前記付勢部材の付勢力により前記筐体の基端方向に移動され、前記内針の先端部が前記筐体内に収容されることを特徴とする。
本発明によれば、筐体を保持して対象部位に内針及び外針を穿刺した後、移動部材を第2位置へ移動させて外針のみを前進させるだけで内針基の径方向への移動阻止を解除することができる。
次いで、スイッチを第4位置に移動させる操作を行うだけで、内針基と筐体との係止が解除され、付勢部材により筐体の基端方向へ移動されるので、格別の操作を要することなく内針を筐体内に収納することができる。
このとき、内針基の径方向への移動阻止の解除と、内針基と筐体との係止の解除とが、移動部材とスイッチとの操作に夫々分けられているため、誤って内針の後退が発動され、予期せぬ衝撃が生じることを防止できる。また、移動部材及びスイッチは、いずれも外針の軸線方向に沿って移動されるため、手技の際に外針の針先が径方向にぶれることを防止できる。
したがって、本発明によれば、バネによって内針を筐体内に収納する際に、誤作動を防止しつつ、より安定した手技を行うことができる。
また、本発明において、前記内針基の外周面には、前記筐体に係止される被係止部と、前記被係止部より基端側に前記スイッチの押圧部で押圧される被押圧部とが夫々形成され、前記筐体の内周面には、前記被係止部を係止する係止部と、前記係止部より先端側に前記内針基を支持する支持部とが夫々形成され、前記付勢部材は、前記筐体の支持部と前記内針基の被係止部との間に挟持され、前記スイッチの押圧部は前記筐体内に挿入されて前記内針基の被係止部と前記内針基の被押圧部との間に配置され、前記内針基の被押圧部と前記スイッチの押圧部との互いに対向する面の少なくとも一方には、前記内針基を前記筐体内で径方向に押圧して径方向に移動させる傾斜面が形成され、前記移動部材は、前記移動阻止部が前記内針基を挟んで前記押圧部の反対側に配置されることが好ましい。
これによれば、上述した留置針組立体を簡易な構成で実現できるとともに、スイッチの押圧部を前記筐体内に挿入して、内針基の被係止部及び被押圧部の間に配置することで、筐体の支持部、付勢部材、内針基の被係止部、筐体の係止部、スイッチの押圧部、内針基の被押圧部の順で配置できるので留置針組立体の全長を短くすることができる。
また、本発明において、前記移動部材は、該移動部材を前記第1位置から前記第2位置まで移動させる際に指掛け可能な移動部材操作部を有し、前記スイッチは、該スイッチを前記第3位置から前記第4位置まで移動させる際に指掛け可能なスイッチ操作部を有し、前記第1位置における移動部材操作部の基端側に隣接して、前記第3位置における前記スイッチ操作部が配置されることが好ましい。
これによれば、筐体を保持して対象部位に内針及び外針を穿刺した後、例えば、筐体を保持している手の親指又は人差し指を移動部材操作部に掛けて先端方向の第2位置まで移動させた後、その指を戻して、元の第2位置に隣接されたスイッチ操作部に指を掛けて基端方向に引く動作をすることで、内針を抜去して筐体に収納することができる。したがって、手技の際に、複数の手指を用いたり、持ち直したりする動作が不要となるので、操作を容易に行うことができる。
また、本発明において、前記移動部材は、該移動部材を前記第1位置から前記第2位置まで移動させる際に指掛け可能な移動部材操作部を有し、前記スイッチは、該スイッチを前記第3位置から前記第4位置まで移動させる際に指掛け可能なスイッチ操作部を有し、
第3位置における前記スイッチ操作部は、第1位置における前記移動部材操作部と第2位置における前記移動部材操作部との間に配置されるように構成してもよい。
これによれば、筐体を保持して対象部位に内針及び外針を穿刺した後、例えば、筐体を保持している手の親指又は人差し指を移動部材操作部に掛けて先端方向の第2位置まで移動させた後、その指を戻す際に、スイッチ操作部に指を掛けて基端方向に引くことで、内針を抜去して筐体に収納することができる。したがって、手技の際に、複数の手指を用いたり、持ち直したりする動作が不要となるので、操作を容易に行うことができる。
さらに、第3位置における前記スイッチ操作部を、第1位置における前記移動部材操作部と第2位置における前記移動部材操作部との間に配置する場合、前記移動部材操作部は、前記移動部材から前記径方向に延びる柱部と、該柱部から前記軸方向及び前記径方向に交わる方向に延設された庇部とを有し、前記第1位置において前記スイッチ操作部を該庇部の収納可能であることが好ましい。
これによれば、第3位置における前記スイッチ操作部は、前記移動部材操作部の庇部により覆われているため、誤作動を防止することができる。
また、本発明において、前記移動部材は、前記筐体及び前記スイッチの少なくとも一方によって径方向の回転が抑制されることが好ましい。
さらに、本発明において、前記移動部材は、片持ち梁状の形状を備えた切れ込みを形成することで、前記第2位置へ移動した後、再度第1位置に戻る事を抑制されるように構成されることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る留置針組立体の分解斜視図である。 図1の留置針組立体における内針基の詳細を示す図である。 図1の留置針組立体におけるストッパの詳細を示す図である。 図1の留置針組立体における内筒の詳細を示す図である。 図1の留置針組立体におけるスイッチの詳細を示す図である。 図1の留置針組立体における外筒の詳細を示す図である。 図1の留置針組立体におけるケースが移動するときの様子を示す断面図である。 変形例における内筒の基端部を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る留置針組立体の分解斜視図である。
図1に示すように、留置針組立体1は、対象部位に留置される留置部2と、留置部2に挿入される内針3と、内針3の基端部が固定される内針基4と、内針基4を軸方向及び径方向に移動可能に収納して保持する筐体5と、筐体5に対し、所定の第1位置から留置部2の針先方向の第2位置まで摺動し得るように取り付けられる内筒6と、筐体5の基端方向へ内針基4を付勢する圧縮スプリングSと、筐体5に対して所定の第3位置から留置部2の針先と反対方向の第4位置まで摺動しうるように取り付けられるスイッチ7とを備える。
内筒6は、本発明における移動部材を構成する。また、圧縮スプリングSは、本発明における付勢部材を構成する。なお、第1位置は、後述するように、図7Aにおける内筒6の位置であり、第2位置は、図7B乃至7Dにおける内筒6の位置である。また、第3位置は、図7A及び図7Bにおけるスイッチ7の位置であり、第4位置は、図7C及び図7Dにおけるスイッチ7の位置である。
留置部2は、管状の外針21と、外針21の基端部が固定された外針基22とを備える。外針21は、先端部に削ぎ竹状の穿刺部21aを備える。
内針3は、その先端が外針21の先端から突出するように、外針21及び外針基22の内部に挿入される。
筐体5は、外筒8と、外筒8に固定されるストッパ9とを備える。筐体5の先端部には、プロテクタ10が取り付けられ、留置部2や内針3が保護される。
図2は、内針基4の詳細を示す。図2Aは平面図、図2Bは正面図、図2Cは図2AのC−C断面図である。
図2に示すように、内針基4は、内針3が挿入されて固定される中空円筒状の内針固定部41と、内針固定部41の基端側に隣接し、内針固定部41よりも径が大きい中空円筒状のフィルタ挿入部42とを備える。
内針固定部41からフィルタ挿入部42へ移行する部分は、後述する突出部とともに、圧縮スプリングSにより押圧される段差部43となっている。
フィルタ挿入部42の上部かつ先端側には、内針基4の軸線に直交する方向に沿って延在する被係止部44が設けられている。被係止部44の先端面は、段差部43と面一になっている。
フィルタ挿入部42の上部かつ基端側には、スイッチ7が第3位置から第4位置へ移動されるときに該スイッチ7により下方へ押下される突出部45が設けられている。突出部45には、該押下を可能にするための傾斜面45aが設けられる。突出部45は、本発明における被押圧部を構成する。
フィルタ挿入部42で生じる血液のフラッシュバックを視認できるように、フィルタ挿入部42の周囲は透明の部材で構成される。フィルタ挿入部42には、気体のみを通過させ、液体の通過を抑制するフィルタ(散気栓)46(図1)が挿入される。
図3は、ストッパ9の詳細を示す。図3Aは平面図、図3Bは正面図、図3Cは左側面図、図3Dは右側面図、図3Eは底面図、図3Fは図3AのF−F断面図である。
図3に示すように、ストッパ9は、略円筒状の底面側が切り欠かれて開口している部分円筒部91と、該部分円筒部91の先端を閉塞する天板部92と、基端を閉塞する底板部93とを有する。
部分円筒部91の外径は内筒6の内径と同程度乃至それより若干小さい大きさを有し、かつ、部分円筒部91の内径は内針基4と同程度乃至それより若干大きい大きさを有する。
部分円筒部91の上方かつ先端側には、長手方向に沿って延びる矩形状のストッパスリット部94が形成されている。
部分円筒部91には、ストッパスリット部94の先端側に隣接して、内針基4の被係止部44が嵌合された状態で係止される係止収納部95が形成されている。係止収納部95の基端側面は、被係止部44の先端面を支持し、かつ内針基4が後述の支持解除位置まで揺動されたときに該支持が解除される係止部95aを構成する。
部分円筒部91の上部には、ストッパスリット部94の基端側に隣接して、後述する内筒6の内筒スリット部63に摺動可能に嵌合する凸部96が設けられている。
天板部92は、円環状かつ平板状の部材として構成される。該円環の軸線は、筐体5の軸線に一致する。
天板部92の中央部には、内針基4の内針固定部41が遊嵌される円形貫通孔92aが形成されている。円形貫通孔92aの孔径は、内針固定部41の外径より若干大きく構成されているので、円形貫通孔92aは、内針基4が基端方向へ抜去し得るように、かつ、内針基4の基端側が後述する所定の支持位置から支持解除位置まで揺動して径方向へ移動し得るように、内針基4の先端側を緩く支持する。
天板部92基端側の面は、圧縮スプリングSの先端を支持する支持部92bとなっている。天板部92の下方には、後述する内筒6の揺動阻止部65に対応する凹部92cが形成されている。
底板部93は、部分円筒部91の外径より大径な円盤状かつ平板状の部材として構成される。該円盤の軸線は、筐体5の軸線に一致する。底板部93の基端面には、筐体5の軸線と上下方向とを含む平面と平行に延びる一対の爪部93aが、該軸線を挟み隣接して設けられている。
図4は、内筒6の詳細を示す。図4Aは平面図、図4Bは正面図、図4Cは左側面図、図4Dは右側面図、図4Eは図4AのE−E断面図である。
図4に示すように、内筒6は、中空円筒状の外針基取付部61と、外針基取付部61の基端側で隣接し、外針基取付部61より大径な中空円筒状の円筒部62とを備える。外針基取付部61と円筒部62とは連通し、それらの軸線はいずれも筐体5の軸線に一致する。
外針基取付部61の外周面は、外針基22の基端部が外嵌されて取外し自在に取り付けられる。また、外針基取付部61の内周面は、内針基4の内針固定部41が進退可能に挿入される。
円筒部62の内径は、ストッパ9の部分円筒部91の外径より大、かつ、ストッパ9の底板部93の径より小である。円筒部62の外径は、ストッパ9の底板部93の径と同程度の大きさを有する。この結果、円筒部62は、ストッパ9が基端部側から進退可能に挿入され、内筒6の基端と底板部93の先端側面とが接することで、それ以上の該挿入が抑制される。
円筒部62の上方には、基端部から先端側に長手方向に沿って延びる矩形状の内筒スリット部63が形成されている。内筒スリット部63とストッパ9のストッパスリット部94との短手方向の幅は同程度の大きさに形成されている。内筒スリット部63の基端と円筒部62の基端との間には、該内筒スリット部63より幅狭な組立溝64が設けられている。組立溝64の基端側には、基端に向かうに従い溝の幅が漸次広くなる一対の傾斜部64aとなっている。
円筒部62内周面の下方には、先端から基端側に延びる凸状の揺動阻止部65が設けられている。揺動阻止部65は、内針基4の径方向の移動を阻止するものであり、本発明の移動阻止部を構成する。また、この揺動阻止部65とストッパ9の凹部92cとが嵌合することにより、内筒6の内部でストッパ9が相対的に回動することを防止できる。
円筒部62の上部かつ先端には、内筒6を第1位置から第2位置へ移動させるための内筒操作部66が設けられている。内筒操作部66は、図4Cに示すように、軸線を含んで上下方向に延びる平面を挟んで設けられた一対の柱部66a,66aと、両柱部66aを結ぶ架橋部66b(本発明の庇部に相当。)とによって、アーチ形状に形成されている。内筒操作部66は、後述するスイッチ操作部74が通過可能なように、一対の柱部66a,66aが、スイッチ操作部74の幅より離間して設けられている。内筒操作部66は、本発明の移動部材操作部を構成する。
柱部66aの基端側は、筐体5を保持している手の親指又は人差し指で内筒6を筐体5の先端方向に押しやすいように、上方がやや先端側に傾斜した面となっている。
図5は、スイッチ7の詳細を示す。図5Aは平面図、図5Bは正面図、図5Cは左側面図、図5Dは右側面図、図5Eは底面図、図5Fは図5AのA−A断面図である。
図5に示すように、スイッチ7は、長手方向に沿って延びる矩形状の上部板状部材71と、該上部板状部材71の下方で平行に延びる矩形状の下部板状部材72と、上部板状部材71の基端部と下部板状部材72の基端部とを結合して基端方向に延びる結合部73とを有する。
図5C及び図5Dに示すように、上部板状部材71の短手方向の幅は、下部板状部材72の短手方向の幅と同程度であり、結合部73の短手方向の幅よりも大である。
また、内筒6の内筒スリット部63の短手方向の幅は、結合部73の幅を超え上部板状部材71の幅未満の大きさである。これにより、結合部73は内筒スリット部63に嵌入され摺動可能であるが、上部板状部材71及び下部板状部材72は無理に変形させない限り内筒スリット部63を通過しない。
上部板状部材71は内筒6の外周面に沿うように湾曲し、下部板状部材72は内針基4のフィルタ挿入部42の外周面に沿うように湾曲し、結合部73はストッパ9の外周面に沿うように湾曲している。
上部板状部材71の上部かつ先端には、スイッチ7を第3位置から第4位置へ移動させるためのスイッチ操作部74が設けられている。スイッチ操作部74の先端側は、筐体5を保持している手の親指又は人差し指で基端方向に押しやすいように、上方がやや基端側に傾斜した面となっている。
上部板状部材71の両側面には、スイッチ操作部74の基端側に隣接して一対の張出部75,75が設けられている。張出部75,75は、上部板状部材71の短手方向に沿って夫々延出している。
下部板状部材72の先端部には、上下に貫通し、内針基4の突出部45が嵌合される押圧収納部76が形成されている。押圧収納部76の先端側面は、スイッチ7が第4位置へ移動するときに内針基4の突出部45と接触して該突出部45を下方に押下し、内針基4に後述する揺動を生じさせる押圧部76aを構成する。なお、実施形態では、突出部45に押下を可能にするための傾斜面45aが設けられているが、本発明はこれに限られず、押圧部76aに、押下を可能にする傾斜面を設けてもよい。
下部板状部材72の底面のうち押圧収納部76の周縁部は、内筒6の揺動阻止部65と協働して揺動防止機構を構成する。すなわち、該周縁部と揺動阻止部65とは、内筒6が第1位置から第2位置へ移動されるまで、内針基4のフィルタ挿入部42を上下方向から挟み込んで、内針基4が下方向に揺動するのを阻止する。
図6は外筒8の詳細を示す。図6Aは平面図、図6Bは正面図、図6Cは左側面図、図6Dは右側面図、図6Eは図6AのE−E断面図、図6Fは図6BのF−F断面図である。
図6に示すように、外筒8は、両側面に一対の滑止部81aが形成された中空円筒状の本体部81と、該本体部81の基端に設けられた円盤状の平板状部材である底部82とを備える。
外筒8の上部は、先端から中央部までにわたってスリット状に開放している外筒スリット部83が形成されている。
外筒スリット部83の先端側は、内筒6の内筒操作部66の横幅と同等の幅を有し、内筒操作部66を第1位置において収納する内筒収納部83aとなっている。
外筒スリット部83は、内筒収納部83aの基端側に隣接して一対の戻り防止部83bが設けられている。一対の戻り防止部83bは、外筒スリット部83の対向する縁部から夫々接近する方向に凸状に張り出すことで形成され、スイッチ7が第3位置から第4位置に移動したときに、スイッチ7の張出部75,75と接してそれ以上の移動を阻止する。
外筒スリット部83は、戻り防止部83bの基端側に隣接して、内筒収納部83aより幅狭でスイッチ7を収納するスイッチ収納部83cが形成されている。
底部82は、中央が矩形状に開口した円盤状であり、ストッパ9の爪部93aを係止する。底部82の開口端縁において、先端側面は、爪部93aが乗り越え易いように傾斜面となっており、他方、基端側面は、乗り越えた爪部93aが基に戻るのを阻止できるように、外筒8の軸線に垂直な面となっている。
留置針組立体1の組立は次のようにして行われる。
すなわち、図1〜図6から理解されるように、まず、内針基4のフィルタ挿入部42に、上述のフィルタ(散気栓)46を挿入する。次に、圧縮スプリングSを圧縮しながら、その一端が、内針基4の段差部43を押圧するようにして、内針基4の内針固定部41に装着する。
次に、内針基4に対し、ストッパ9を上方から装着する。すなわち、ストッパ9先端の天板部92に内針固定部41が嵌合して天板部92が圧縮スプリングSの他端を押圧し、かつ、内針基4の被係止部44をストッパ9の係止収納部95に嵌合するように、内針基4に対してストッパ9を配置する。このとき、係止収納部95の係止部95aは、圧縮スプリングSの付勢力に抗して、内針基4の被係止部44を係止することになる。
これにより、内針基4の先端側は、天板部92によって内針基4の基端側が下方に揺動し得るように支持される。
次に、ストッパ9に対し、スイッチ7を上から装着する。すなわち、内針基4の突出部45にスイッチ7の押圧収納部76を嵌合させ、かつ、ストッパ9のストッパスリット部94に沿ってスイッチ7の下部板状部材72を嵌入させる。
これにより、スイッチ7は、ストッパ9に対して第3位置に取り付けられたことになる。
次に、内筒6の基端側からストッパ9の先端部を挿入し、内筒6の基端がストッパ9の底板部93に接するまで、内筒6を、内針基4、ストッパ9及びスイッチ7に対してスライドさせる。
すなわち、内筒6の組立溝64は傾斜部64aを備えるので、スイッチ7の結合部73とストッパ9の凸部96とが、順次、組立溝64を乗り越えて、内筒スリット部63に挿入される。さらに、ストッパ9を前進させていくと、スイッチ7の上部板状部材71と下部板状部材72との間に挟み込まれるように、内筒の円筒部62が挿入される。内筒6の先端部までストッパ9を前進させていくと、内針基4の内針固定部41が外針基取付部61に挿入され、かつ、内筒6の揺動阻止部65に、ストッパ9の凹部92cが嵌合されると共に、内針基4のフィルタ挿入部42の下部を支持する。
さらに内筒6の先端に接するまでストッパ9を前進させると、スイッチ7のスイッチ操作部74が、内筒6の内筒操作部66のアーチ状の下部に入り込み収納される。内筒6の内側の長さとストッパ9の外側の長さとは同程度であるため、内筒6の先端に接するまでストッパ9を前進させたときに、内筒6の基端がストッパ9の底板部93に接する。
これにより内筒6は、ストッパ9に対して第1の位置に取り付けられたことになるとともに、内筒6の第1位置における内筒操作部66の位置と、スイッチ7の第3位置におけるスイッチ操作部74の位置とが長手方向において、概略一致することになる。
このとき、内筒6の揺動阻止部65は、スイッチ7の第2板状部材の底面及びストッパ9の内周面とによって、内針基4のフィルタ挿入部42を上下から挟み込むことで支持し、フィルタ挿入部42が天板部92を中心として下方向に揺動するのを阻止した状態となる。
また、この揺動阻止部65とストッパ9の凹部92cとにより、内筒6の内部でストッパ9が相対的に回動することを防止される。
次に、外筒8の先端側から内筒6の基端部を挿入し、ストッパ9の底板部93が外筒の底部82に接するまで、外筒8を、内針基4、ストッパ9、スイッチ7及び内筒6に対してスライドさせる。このとき、スイッチ7の上部板状部材71と内筒6の内筒操作部66とが、外筒8の外筒スリット部83によって案内される。
すなわち、スイッチ7を外筒スリット部83に沿うように挿入していき、スイッチ7の上部板状部材71をスイッチ収納部83cに収納するとともに、内筒操作部66を内筒収納部83aに収納する。さらに、内筒6を外筒8の基端に接するまで挿入し、更に基端方向に押し込むと、ストッパ9の爪部93aが外筒8の底部82に設けられた開口を乗り越えて係止される。これにより、外筒8の装着が完了し、内筒6は外筒8に対して第1位置に取り付けられたことになる。
次に、内針3の基端部に接着剤を塗布し、該基端部を内針基4の内針固定部41に挿入して接着する。
次に、内筒6の外針基取付部61を留置部2の外針基22に嵌合することにより、留置部2を内筒6に取り付ける。さらに、外筒8の先端部をプロテクタ10の基端部に挿入してプロテクタ10を外筒8に取り付ける。これにより、留置針組立体1の組立てが完了する。
留置針組立体1の使用に際しては、まず、留置針組立体1からプロテクタ10を取り外し、外針21を露出させる。
次に、筐体5を保持し、内針3及び外針21を、血管の対象部位に穿刺する。このとき、内針3及び外針21が血管に穿刺されたことは、内針基4のフィルタ挿入部42において、血液のフラッシュバックが生じることにより確認することができる。
なお、内針基4の基端部は、フィルタ挿入部42に挿入されたフィルタ(散気栓)46により閉塞されているので、内針基4の基端部から血液が流出することはなく、かつ先端側への血液の逆流が制限される。
る。
以上のように、内筒6が第1位置に位置するとき、内針基4は、図7Aに示すように、内針固定部41の先端側がストッパ9の天板部92によって揺動可能に支持され、ストッパ9の係止部95aにより、圧縮スプリングSの付勢力に抗して、内針基4の被係止部44を介して支持されている。
また、内筒6の揺動阻止部65がフィルタ挿入部42の下部を支持していることにより、フィルタ挿入部42の下方への揺動が阻止されている。
次に、内筒操作部66を、筐体5を保持している手の親指又は人差し指で押すことにより、外針21のみを血管内へさらに送出する。これにより、内筒6が第1位置から先端方向へ移動されて第2位置に至ると、図7Bに示すように、揺動阻止部65がフィルタ挿入部42の下部から外れて、フィルタ挿入部42よりも径の大きな円筒部62の位置に移動する。
これにより、揺動阻止部65による内針基4の揺動の阻止が解除されることになる。
次に、スイッチ7のスイッチ操作部74を、筐体5を保持している手の親指又は人差し指で引く。これにより、スイッチ7が第3位置から基端方向へ移動されて第4位置に至ると、図7Cに示すように、スイッチ7の押圧部76aが内針基4の突出部45に接触し、突出部45を押下する。これにより、内針基4がストッパ9の天板部92を中心として揺動し、内針基4のフィルタ挿入部42が下方に変位する。これに伴い、内針基4の被係止部44は、下方に変位してストッパ9の係止部95aによって支持される位置から外れ、係止部95aによる被係止部44の支持が解除される。
これにより、図7Dに示すように、圧縮スプリングSが伸張し、内針基4をストッパ9の底板部93に接するまで移動させる。これに伴い、内針基4に固定された内針3は外針21から引き抜かれ、筐体5内に収容される。
なお、スイッチ7が第4位置に到達すると、外筒8の戻り防止部83bがスイッチ7の張出部75に接触するので、スイッチ7のそれ以上の移動は阻止される。
この後、内筒6の外針基取付部61を外針基22から取り外すことにより、外針基22を伴う外針21を、対象部位に留置することができる。留置された外針基22に輸液ライン等を接続することにより、輸液等の処置が施される。
以上のように、本実施形態によれば、筐体5を保持して対象部位に内針3及び外針21を穿刺した後、筐体5を保持している手の親指又は人差し指で内筒6の内筒操作部66に指を掛け先端方向に押すことで、外針21のみを血管内へさらに送出させると共に、内針基4の揺動の阻止を解除することができる。そして、スイッチ7のスイッチ操作部74に指を掛け基端方向に引くだけで内針基4を揺動させることで圧縮スプリングS(付勢部材)に抗した内針基4の支持が解除し、圧縮スプリングSにより内針基4を基端方向へ移動させ、内針3を筐体5内へ収容することができる。
このとき、内針基4の揺動の阻止を解除することは、内筒操作部66を先端方向に押す操作によって行い、内針基4を揺動させてストッパ9による支持を解除することは、スイッチ操作部74を基端方向に引く操作によって行うよう、操作が分けられているため、誤って内針3の後退が発動され、予期せぬタイミングで内針が収容されることを防止できる。
また、上述した内筒操作部66を先端方向に押す操作、及び、スイッチ操作部74を基端方向に引く操作は、いずれも外針21の軸線方向に沿っているため、手技の際に外針の針先が径方向にぶれることを防止できる。
また、本実施形態では、内筒6の第1位置における内筒操作部66の位置と、スイッチ7の第3位置におけるスイッチ操作部74の位置とが長手方向において、概略一致していることから、指を伸ばす・曲げるという動作をするだけで、内筒操作部66を先端方向に押す操作及びスイッチ操作部74を基端方向に引く操作を行うことができる。したがって、手技の際に、複数の手指を用いたり、持ち直したりする動作が不要となるので、容易に作動させることができる。
また、スイッチ7の結合部73とストッパ9の凸部96とが、内筒6の内筒スリット部63の対向する両縁によって挟まれ、さらに、スイッチ7の上部板状部材71が外筒8の戻り防止部83b,83bに挟まれるため、スイッチ7を介して、ストッパ9、内筒6及び外筒8が相対的に回動することが防止されているので、手技を安定して行うことができる。
また、スイッチ7は、図5Bに示すように、上部板状部材71と下部板状部材72とが結合部73によって結合された略音叉形状であるため、スイッチ操作部74を基端方向に引く操作をした際に、上部板状部材71及び下部板状部材72の長手方向に沿って圧縮及び引張が働く。したがって、捻じれや撓みが生じないので、幅を狭く設計することができる。また、上記略音叉形状を有するため、内針基4の突出部45にスイッチ7の押圧収納部76を嵌合させた状態で、下部板状部材72を内筒6の円筒部62の内部に入り込むように組み立てることができる。したがって、本実施形態によれば、簡易な構成で留置針組立体1の小型化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されない。
例えば、本実施形態では、内筒操作部66は、一対の柱部66a,66aと、両柱部66aを結ぶ架橋部66bとによって、アーチ状に形成されているが、架橋部66bを省略して一対の柱部66a,66aとしてもよく、架橋部66b及び柱部66aを省略して1個の柱部66aとしてもよく、柱部66aを省略してL字状の内筒操作部66としてもよい。
また、例えば、本実施形態では、内筒操作部66のアーチ状にするとともに、その内側にスイッチ操作部74を配置することで、内筒6の第1位置における内筒操作部66の位置と、スイッチ7の第3位置におけるスイッチ操作部74の位置とを長手方向において一致させたが、第3位置におけるスイッチ操作部74を、内筒6の第1位置における内筒操作部66の位置の基端側に隣接させて配置してもよい。
また、図8に示すように、内筒6が第1位置から第2位置へ移動された後、内筒6が第1位置の方へ戻るのを防止する戻り防止機構67を内筒6の基端部に設けてもよい。
戻り防止機構67は、内筒スリット部63からの切れ込みにより形成され、内筒スリット部63の長手方向に延びた一対の片持ち梁状の部分の自由端において、内筒スリット部63内に突出した部分として構成される。これにより戻り防止機構67は、内筒6が第1位置から第2位置へ移動したときに、ストッパ9の凸部96によって弾性的に押圧され、復帰することができるようになっている。
戻り防止機構67の内筒6先端側は、ストッパ9の凸部96が乗り越え易いように傾斜面となっている。また、戻り防止機構67の中央部の対向する側縁は、乗り越えた凸部96が嵌まり込んで基に戻るのを阻止できるように、凸部96に対応したコの字状に切り欠かれている。
これにより、内筒6が第1位置の方へ戻って穿刺部位から外針21が外れたりするのを防止することができる。
1…留置針組立体、21…外針、22…外針基、3…内針、4…内針基、44…被係止部、45…突出部(被押圧部)、45a…傾斜面、5…筐体、6…内筒(移動部材)、65…揺動阻止部(移動阻止部)、66…内筒操作部(移動部材操作部)、66a…柱部、66b…架橋部(庇部)、7…スイッチ、74…スイッチ操作部、76a…押圧部、92a…円形貫通孔(支持部)、95a…係止部、S…圧縮スプリング(付勢部材)。

Claims (7)

  1. 管状の外針と、該外針の基端部が固定される外針基と、前記外針及び外針基の内部に挿通可能な内針と、該内針の基端部が固定される内針基と、前記内針基を軸方向及び径方向に移動可能に収納する筒状の筐体と、
    先端部において前記外針基を取外し自在に保持し、前記筐体に対して所定の第1位置から前記外針の針先方向の第2位置まで移動可能な移動部材と、
    前記内針基を前記筐体の基端方向へ付勢する付勢部材と、
    前記筐体に対して所定の第3位置から前記外針の針先と反対方向の第4位置まで移動可能なスイッチとを備え、
    前記移動部材は、前記第1位置にあるときに前記筐体内での前記内針基の径方向の移動を阻止する移動阻止部を有し、
    前記内針基は、前記移動部材が前記第1位置にあるときは、前記付勢部材による付勢力に抗して前記筐体に係止されると共に、前記移動阻止部によって径方向への移動が阻止され、前記移動部材が前記第2位置に移動されたときは、前記移動阻止部による径方向への移動阻止が解除され、
    前記スイッチは、前記第4位置にあるときに前記内針基を前記筐体内で径方向に押圧して径方向に移動させる押圧部を有し、
    前記内針基は、前記押圧部により前記筐体内で径方向に押圧されて径方向に移動されることにより前記筐体との係止が解除され、前記付勢部材の付勢力により前記筐体の基端方向に移動され、前記内針の先端部が前記筐体内に収容されることを特徴とする留置針組立体。
  2. 請求項1記載の留置針組立体において、
    前記内針基の外周面には、前記筐体に係止される被係止部と、前記被係止部より基端側に前記スイッチの押圧部で押圧される被押圧部とが夫々形成され、
    前記筐体の内周面には、前記被係止部を係止する係止部と、前記係止部より先端側に前記内針基を支持する支持部とが夫々形成され、
    前記付勢部材は、前記筐体の支持部と前記内針基の被係止部との間に挟持され、
    前記スイッチの押圧部は前記筐体内に挿入されて前記内針基の被係止部と前記内針基の被押圧部との間に配置され、
    前記内針基の被押圧部と前記スイッチの押圧部との互いに対向する面の少なくとも一方には、前記内針基を前記筐体内で径方向に押圧して径方向に移動させる傾斜面が形成され、
    前記移動部材は、前記移動阻止部が前記内針基を挟んで前記押圧部の反対側に配置されていることを特徴とする留置針組立体。
  3. 請求項1または2に記載の留置針組立体において、
    前記移動部材は、該移動部材を前記第1位置から前記第2位置まで移動させる際に指掛け可能な移動部材操作部を有し、
    前記スイッチは、該スイッチを前記第3位置から前記第4位置まで移動させる際に指掛け可能なスイッチ操作部を有し、
    前記第1位置における移動部材操作部の基端側に隣接して、前記第3位置における前記スイッチ操作部が配置されることを特徴とする留置針組立体。
  4. 請求項1または2に記載の留置針組立体において、
    前記スイッチは、該スイッチを前記第3位置から前記第4位置まで移動させる際に指掛け可能なスイッチ操作部を有し、
    前記移動部材は、該移動部材を前記第1位置から前記第2位置まで移動させる際に指掛け可能な移動部材操作部を有し、
    第3位置における前記スイッチ操作部は、第1位置における前記移動部材操作部と第2位置における前記移動部材操作部との間に配置されることを特徴とする留置針組立体。
  5. 請求項4に記載の留置針組立体において、
    前記移動部材操作部は、前記移動部材から前記径方向に延びる柱部と、該柱部から前記軸方向及び前記径方向に交わる方向に延設された庇部とを有し、前記第1位置において前記スイッチ操作部を該庇部の収納可能であることを特徴とする留置針組立体。
  6. 請求項1または2に記載の留置針組立体において、
    前記移動部材は、前記筐体及び前記スイッチの少なくとも一方によって径方向の回転が抑制される留置針組立体。
  7. 請求項1または2に記載の留置針組立体において、
    前記移動部材は、片持ち梁状の形状を備えた切れ込みを形成することで、前記第2位置へ移動した後、再度第1位置に戻る事を抑制される留置針組立体。
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