JP2018163576A - 部品位置検出プログラム、部品位置検出方法および情報処理装置 - Google Patents

部品位置検出プログラム、部品位置検出方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回路設計時において、実装後の部品の位置関係が適切かを判定すること。【解決手段】部品位置検出プログラムは、コンピュータに、回路図の回路上に始点と対象部品とを設定する処理を実行させる。部品位置検出プログラムは、コンピュータに、始点と対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントする処理を実行させる。部品位置検出プログラムは、コンピュータに、カウントされたラインの数から部品の位置関係を判定する処理を実行させる。部品位置検出プログラムは、コンピュータに、判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する処理を実行させる。【選択図】図7

Description

本発明は、部品位置検出プログラム、部品位置検出方法および情報処理装置に関する。
電子機器の開発では、回路設計、実装設計、基板への部品実装、検査・評価と段階的に開発作業が行われる。回路設計では、回路設計用のCAD(Computer Aided Design)を用いて、要求される機能を満たすように部品の接続関係を定めた回路図が作成される。実装設計では、回路図を元に、実装設計用のCADを用いて、部品や配線を基板に実装する際の配置パターンを示す実装図が作成される。このように、電子機器の開発では、回路設計の段階で部品の接続関係が設計され、実装設計の段階で実際の部品の配置関係が定まる。
特開平6−119415号公報 特開2014−186705号公報
ところで、電子機器では、部品の位置関係によって、不具合を発生する場合がある。電子機器の開発では、実装設計の段階で、実装設計用のCADを用いて部品の配置を確認し、不具合のチェックが行われる。そして、不具合を生じた場合、回路設計の段階に戻って回路の修正が行われる場合がある。このように、回路設計に戻って回路の修正が行われた場合、開発期間が長くなり、開発費用の増加や、製品化の遅れによる機会損失が発生する。
1つの側面では、回路設計時において、実装後の部品の位置関係が適切かを判定できる部品位置検出プログラム、部品位置検出方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
1つの側面では、部品位置検出プログラムは、コンピュータに、回路図の回路上に始点と対象部品とを設定する処理を実行させる。部品位置検出プログラムは、コンピュータに、始点と対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントする処理を実行させる。部品位置検出プログラムは、コンピュータに、カウントされたラインの数から部品の位置関係を判定する処理を実行させる。部品位置検出プログラムは、コンピュータに、判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する処理を実行させる。
一実施態様によれば、回路設計時において、実装後の部品の位置関係が適切かを判定できる。
図1は、情報処理装置の構成を示す図である。 図2は、ルール情報の一例を示した図である。 図3Aは、実施例1における回路図の一例を示す図である。 図3Bは、実施例1における実装図の一例を示す図である。 図3Cは、シミュレーションによって得られる信号の一例を示す図である。 図4Aは、誤動作の発生を説明する図である。 図4Bは、ノイズ経路を説明する図である。 図5Aは、実施例1における修正した回路図の一例を示す図である。 図5Bは、実施例1における修正した実装図の一例を示す図である。 図6は、実施例1における回路図の別の一例を示す図である。 図7は、部品位置検出処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施例2における回路図の一例を示す図である。 図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する部品位置検出プログラム、部品位置検出方法および情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
[情報処理装置の構成]
実施例1に係る情報処理装置10について説明する。図1は、情報処理装置の構成を示す図である。
情報処理装置10は、設計者による回路設計を支援する装置であり、例えば、パーソナルコンピュータやサーバコンピュータなどのコンピュータなどである。情報処理装置10は、1台のコンピュータとして実装してもよく、また、複数台のコンピュータによるクラウドとして実装することもできる。本実施例では、情報処理装置10を1台のコンピュータとした場合を例として説明する。情報処理装置10は、開発中の電子機器の回路を設計する設計者が使用するコンピュータである。例えば、情報処理装置10は、回路設計用のCADのソフトウェアが動作する設計装置である。なお、情報処理装置10は、ネットワークを介して設計者が使用する端末装置と通信可能に接続され、端末装置から回路設計に関する各種の操作情報を受け付け、処理結果を端末装置に送信するサーバコンピュータであってもよい。例えば、情報処理装置10は、クラウドでCADのサービスを提供するサーバコンピュータであってもよい。
図1に示すように、情報処理装置10は、入力部20と、表示部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。なお、情報処理装置10は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば、通信インタフェース等の機能部を有してもよい。
入力部20は、各種の情報を入力する入力デバイスである。入力部20としては、マウスやキーボードなどの操作の入力を受け付ける入力デバイスが挙げられる。入力部20は、各種の情報の入力を受付ける。例えば、入力部20は、回路図への部品の配置や配置した部品の接続関係、部品を接続する配線の種別を指示する各種の操作の入力を受け付ける。入力部20は、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報を制御部23に入力する。
表示部21は、各種情報を表示する表示デバイスである。表示部21としては、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などの表示デバイスが挙げられる。表示部21は、各種情報を表示する。例えば、表示部21は、回路図や操作画面など各種の画面を表示する。
記憶部22は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部22は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。
記憶部22は、制御部23で実行されるOS(Operating System)や各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部22は、回路設計用のCADのソフトウェアのプログラムや後述する部品位置検出処理を実行するプログラムを記憶する。さらに、記憶部22は、制御部23で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部22は、CADマスタデータ30と、設計データ31と、ルール情報32とを記憶する。
CADマスタデータ30は、回路設計用のCADの動作で使用する各種の情報を記憶したデータである。CADマスタデータ30には、部品データ30Aが含まれている。
部品データ30Aには、回路設計で使用可能な部品に関する各種の情報が記憶されている。例えば、部品データ30Aには、部品の種別や、部品の端子から出力される信号の種別などの情報が記憶されている。
設計データ31は、回路設計用のCADにより回路を設計したデータである。設計データ31には、設計した回路図の情報が記憶されている。例えば、設計データ31には、部品の配置や、部品の接続関係などに関する情報が記憶されている。
ルール情報32は、位置関係が不適切な部品の判定に用いるルールに関する情報を記憶したデータである。本実施例では、回路図で配線を示すラインをトレースして、部品が接続される接続点までのラインの数により、部品間の位置関係を判別する。ルール情報32には、不具合が発生する部品の組み合わせごとに、不具合が発生する位置関係となるラインの数の条件が記憶されている。
図2は、ルール情報の一例を示した図である。ルール情報32は、「始点」、「対象ライン」、「対象部品1」、「対象部品2」、「判定」の各項目を有する。図2に示すルール情報32は、一例であり、その他の項目が追加されてもよい。
始点の項目は、ラインの数をカウントする始点を記憶する領域である。始点は、回路部品で指定してもよく、回路部品と配線との接続点で指定してもよく、コネクタで指定してもよい。始点の項目には、例えば、始点とする回路部品を指定する情報が格納される。対象ラインの項目は、部品間の位置関係の判定を行う対象とするラインの種別を記憶する領域である。対象ラインの「電源」は、電源のラインを判定対象のラインとすることを示す。「リセット信号」は、リセット信号が流れるラインを判定対象のラインとすることを示す。「信号」は、信号が流れるラインを判定対象のラインとすることを示す。
対象部品1の項目は、位置関係の判定の対象とする一方の部品の種別を記憶する領域である。対象部品2の項目は、位置関係の判定の対象とする他方の部品の種別を記憶する領域である。判定条件の項目は、不具合を発生する位置関係の条件を記憶する領域である。判定条件の項目には、不具合を発生する位置関係をNGとして、NGとする条件が記憶されている。
例えば、図2に示す1行目は、始点がスイッチングレギュレータ、対象ラインが電源ラインの場合、コンデンサと、抵抗について位置関係の判定を行うことを示す。また、始点からコンデンサまでのライン数≧始点から抵抗までのライン数の場合、不具合を発生する位置関係であることを示す。
図1に戻り、制御部23は、情報処理装置10を制御するデバイスである。制御部23としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部23は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部23は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部23は、設計制御部40と、設定部41と、カウント部42と、判定部43と、出力部44とを有する。なお、制御部21の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する部品位置検出処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
設計制御部40は、回路設計用のCADのソフトウェアの動作を処理部として示したものあり、回路設計に関する各種の制御を行う。例えば、設計制御部40は、表示部21への各種情報の表示させる制御を行う。例えば、設計制御部40は、表示部21に回路図や操作画面など各種の画面を表示させる。また、設計制御部40は、入力部20を介して、回路設計に関する操作を受け付ける。例えば、設計制御部40は、回路図への部品の配置や配置した部品の接続関係、部品を接続する配線の種別を指示する各種の操作の入力を受け付ける。設計制御部40は、受け付けた操作に応じて、表示部21に表示された回路図や操作画面を変更して表示させる。
設計者は、入力部20に対して回路設計に関する操作を行い、回路図を作成する。例えば、電子機器の開発では、設計者は、回路図への部品の配置や配置した部品の接続関係、部品を接続する配線の種別を指示する各種の操作の入力を行い、開発中の電子機器についての要求される機能を満たすように回路図を作成する。
ここで、電子機器の開発の流れを説明する。上述のように、電子機器の開発では、回路設計、実装設計、基板への部品実装、検査・評価と段階的に開発作業が行われる。回路設計では、要求される機能を満たすように部品の接続関係を定めた回路図が作成される。
図3Aは、実施例1における回路図の一例を示す図である。回路図には、回路を構成する各部品と、各部品を接続する配線を示すラインが示されている。図3Aの例は、負荷部品102に所定の電圧の電力を供給する電源回路の回路図100を示している。回路図100は、接地されているスイッチングレギュレータIC(Integrated Circuit)101が配置されている。このスイッチングレギュレータIC101は、他への電源としてパルス信号を出力する端子101Aにライン1を介してコイルLの一端が接続されている。コイルLの他端は、ライン2を介して抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の当該一端は、さらに、ライン3を介してコンデンサCの一端に接続されている。コンデンサCの他端は、接地されている。また、コンデンサCの一端は、さらに、ライン4を介して負荷部品102に接続されている。また、抵抗R1の他端は、抵抗R2の一端と接続されている。抵抗R2の他端は、接地されている。また、抵抗R1と抵抗R2の接続点は、ライン5を介して、スイッチングレギュレータIC101の端子101Bに接続されている。コイルLの他端とライン2との接続点は、L接続点とする。抵抗R1の一端とライン2との接続点は、R接続点とする。コンデンサCの一端とライン3との接続点は、C接続点とする。
回路図100は、スイッチングレギュレータIC101の端子101Aから出力したパルス信号をコイルLおよびコンデンサCにより平滑化して負荷部品102に定電圧の電力を供給するよう設計されている。また、回路図100は、コイルLの他端の電圧を、抵抗R1および抵抗R2で分圧して端子101Bにフィードバックするよう設計されている。そして、回路図100は、スイッチングレギュレータIC101が端子101Bの電圧に応じて端子101Aから出力するパルス信号のPWM(pulse width modulation)制御を行うことで、負荷部品102に一定の電圧の電力を供給するよう設計されている。
実装設計では、回路図を元に、実装設計用のCADを用いて、実装図が作成される。例えば、実装設計の実施者は、回路図の部品やラインを、配置効率が良くなるように基板内に順に配置して回路図を実装図に反映させる。一般的に、実装設計の実施者は、回路図のあるラインに接続した部品を、左から右または上から下の順に近い位置に配置して回路図を実装図に反映させる。
図3Bは、実施例1における実装図の一例を示す図である。図3Bに示す実装図150は、図3Aに示す回路図100を反映させた配置パターンの一例である。実装図150では、図3Aに示す回路図100のスイッチングレギュレータIC101、負荷部品102、コイルL、コンデンサC、抵抗R1、抵抗R2、L接続点、R接続点、C接続点に対応する部分に同じ符号を付している。
ところで、電子機器は、多機能化が進み、ICを駆動させる様々な電源が生成されているが、部品の配置位置によっては、装置の誤動作や電子機器から放射する電磁ノイズが他の電子機器への影響が懸念される。
電子機器の開発では、回路設計の段階で部品の接続関係が設計され、実装設計の段階で実際の部品の配置関係が定まる。このため、従来の電子機器の開発では、実装設計の段階で、部品の配置関係を確認し、電磁ノイズの発生などの不具合のチェックが行われる。
実装設計では、例えば、実装図150に対して、電磁ノイズの発生などの不具合のチェックが行われる。例えば、実装設計のチェックでは、実装図150の回路に疑似的に信号を流した状態を計算によってシミュレーションし、電磁ノイズの発生などの不具合のチェックが行われる。
図3Cは、シミュレーションによって得られる信号の一例を示す図である。図3Cは、R接続点およびC接続点を流れる信号の電圧波形が示されている。実装図150では、出力電圧を平滑するC接続点より、電圧レベルを監視するR接続点がコイルLに近い。このため、図3Cに示すように、R接続点を流れる信号の電圧波形の電圧レベルの変動が大きく、フィードバックの変動が多くなるため、誤動作が発生する虞がある。また、実装図150では、変動が大きい信号が流れる経路が大きく、ノイズが発生するノイズ経路が大きくなりノイズ放射も大きくなる。
図4Aは、誤動作の発生を説明する図である。R接続点を流れる信号の電圧波形の電圧レベルの変動が大きい場合、ライン5を流れるフィードバックの信号の電圧波形の変動も大きく、誤動作が発生する虞がある。
図4Bは、ノイズ経路を説明する図である。実装図150では、ノイズが減衰されるC接続点までの経路が遠いため、ノイズが発生するノイズ経路が大きくなりノイズ放射も大きくなる。
電子機器の開発では、実装設計の段階で不具合が発見された場合、回路設計に戻って回路の修正が行われる場合がある。しかし、回路設計に戻って回路の修正が行われた場合、開発期間が長くなり、開発費用の増加や、製品化の遅れによる機会損失が発生する。
そこで、本実施例に係る情報処理装置10は、回路設計時において、実装後の部品の位置関係が適切かを判定できるよう以下のように構成している。
図1に戻る。設定部41は、各種の設定を行う。例えば、設定部41は、判定対象とする回路図に位置関係を判定する対象範囲、対象部品を設定する。例えば、設定部41は、回路図の回路上に始点と対象部品とを設定する。始点と対象部品は、設計者が指定してもよく、自動で設定してもよい。設定部41は、設計者が指定した始点および対象部品を、始点および対象部品と設定してもよい。
例えば、設計者による回路設計時に、不具合のチェックを行う場合、設定部41は、設計者が回路図に対して選択を行った際に、選択した対象を始点と設定する。例えば、設定部41は、回路設計時に、設計者が、回路図の部品や接続点、コネクタを選択した場合、選択した部品や接続点、コネクタを始点と設定する。設定部41は、選択した始点からの信号が流れるラインをトレースし、選択した始点からの信号が流れる各部品をそれぞれ対象部品と設定する。なお、設定部41は、信号が流れるラインの途中または末端に対して部品が配置された場合やラインが接続された場合、ラインを流れる信号の出力元を始点と設定してもよい。そして、設定部41は、始点からの信号が流れるラインをトレースし、選択した始点からの信号が流れる各部品をそれぞれ対象部品と設定する。例えば、設定部41は、部品データ30Aに基づき、始点とされた部品について、信号を出力する端子や、出力される信号の種別を特定し、信号が流れるラインをトレースし、選択した始点からの信号が流れる各部品をそれぞれ対象部品と設定する。すなわち、設定部41は、始点からの信号が流れる部品と始点の組み合わせを求め、組み合わせごとに、始点と対象部品を順に設定する。
また、例えば、設計済みの回路図に対して不具合のチェックを行う場合、設定部41は、回路図から信号を出路する部品等を順に始点と選択する。そして、設定部41は、選択した始点からの信号が流れるラインをトレースし、選択した始点からの信号が流れる各部品をそれぞれ対象部品と設定する。すなわち、設定部41は、始点を順に変えて、それぞれの始点からの信号が流れるラインをトレースし、それぞれの始点からの信号が流れる各部品をそれぞれ対象部品として、始点と対象部品の組み合わせを求め、組み合わせごとに、始点と対象部品を順に設定する。
カウント部42は、設定された始点と対象部品ごとに、始点と対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントする。例えば、カウント部42は、部品間の線、部品と線の分岐ポイントとの間の線、分岐ポイントと分岐ポイントの間の線、分岐ポイントと部品の間の線をそれぞれ1つのラインとして、始点から対象部品に至るまでのラインの数をカウントする。
例えば、図3Aに示す回路図100では、R接続点およびC接続点は、線が分岐する分岐ポイントとなっている。カウント部42は、ラインをトレースして、ラインの数をカウントする際に、分岐ポイントまでを1つのラインとしてカウントする。例えば、カウント部42は、始点をスイッチングレギュレータIC101とし、対象部品を抵抗R1とした場合、スイッチングレギュレータIC101から抵抗R1へ至るライン1、2をそれぞれ1ラインとしてラインの数を2とカウントする。また、カウント部42は、始点をスイッチングレギュレータIC101とし、対象部品をコンデンサCとした場合、スイッチングレギュレータIC101からコンデンサCへ至るライン1、2、3をそれぞれ1ラインとしてラインの数を3とカウントする。また、カウント部42は、始点をスイッチングレギュレータIC101とし、対象部品を負荷部品102とした場合、スイッチングレギュレータIC101から負荷部品102へ至るライン1、2、3、4をそれぞれ1ラインとしてラインの数を4とカウントする。
判定部43は、カウントされたラインの数から部品の位置関係を判定する。例えば、判定部43は、カウントされたラインの数から、位置関係が不適切の部品があるかを判定する。例えば、判定部43は、始点から信号が流れる各部品について、各部品のラインの数を比較し、位置関係が不適切の部品があるかを判定する。ここで、ラインの数は、始点からラインに沿った位置関係が遠いほど値が大きくなる。よって、ラインの数を比較することでラインに沿った場合の部品の位置関係を比較できる。
本実施例では、位置関係が不適切な部品の判定に用いるルールをルール情報32に記憶している。
判定部43は、ルール情報32に記憶されたルールを満たす位置関係となる部品があるかを判定する。例えば、判定部43は、始点された部品について、部品データ30Aから、部品の種別や、部品の端子から出力される信号の種別などを特定する。そして、判定部43は、始点からのラインの数がカウントされた各対象部品のラインの数を比較し、ルール情報32に記憶されたルールを満たす部品があるかを判定する。例えば、図3Aに示す回路図100では、端子101Aが負荷部品102へ電力を供給する電源ラインであり、端子101Aに対して抵抗R1のラインの数が2であり、コンデンサCのラインの数が3であるため、ルール情報32の1行目に該当する。この場合、回路図100では、コンデンサCと抵抗R1を位置関係が不適切な部品と判定する。
出力部44は、各種の出力を行う。例えば、出力部44は、判定部43による判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する。例えば、出力部44は、位置関係が不適切な部品を識別可能に表示する。例えば、出力部44は、部品および始点から部品に至るラインの色や背景を変えて強調表示させ、エラーメッセージを表示する。例えば、図3Aに示す回路図100では、コンデンサC、抵抗R1、ライン1、ライン2およびライン3を強調表示させ、エラーメッセージを表示する。
これにより、設計者は、表示内容から位置関係が不適切な部品があることを把握できる。設計者は、位置関係が不適切な部品を修正する。
図5Aは、実施例1における修正した回路図の一例を示す図である。回路図200は、図3Aに示した回路図100のコンデンサCと抵抗R1の位置関係の修正を行った場合を示している。回路図200は、コイルLの他端は、ライン2を介してコンデンサCの一端に接続されている。コンデンサCの一端は、さらに、ライン3を介して抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の一端は、さらに、ライン4を介して負荷部品102に接続されている。すなわち、回路図200では、図3Aに示した回路図100から、コンデンサCと抵抗R1の位置を入れ替える修正が行われている。これにより、回路図200では、R接続点を流れる信号の電圧波形の電圧レベルの変動が小さくでき、フィードバックの変動も小さくできるため、誤動作を抑制できる。
図5Bは、実施例1における修正した実装図の一例を示す図である。図5Bに示す実装図250は、図5Aに示す回路図200を反映させた配置パターンの一例である。実装図250では、図5Aに示す回路図200のスイッチングレギュレータIC101、負荷部品102、コイルL、コンデンサC、抵抗R1、抵抗R2、L接続点、R接続点、C接続点に対応する部分に同じ符号を付している。また、実装図250では、変動が大きい信号が流れる経路が小さく、ノイズが発生するノイズ経路が小さくなりノイズ放射も小さくなる。
ここで、例えば、回路図で接続点のXYなどの座標を読込み、座標間の距離を算出して位置関係が不適切な部品を判断することが考えられる。しかしながら、回路図上での座標間の距離では、誤認識する場合がある。
図6は、実施例1における回路図の別の一例を示す図である。回路図300は、位置関係が不適切な部品が無い良好な回路図である。回路図300は、スイッチングレギュレータIC101の端子SW1から出力したパルス信号をコイルL7およびコンデンサC104により平滑化して、定電圧の電力を供給するよう設計されている。また、回路図300は、供給する電圧を、抵抗R29、抵抗R30と抵抗R31とで分圧して端子VFBにフィードバックするよう設計されている。抵抗R29の接続点は、R接続点とする。コンデンサC104の接続点は、C接続点とする。回路図300では、スイッチングレギュレータIC101の端子SW1からR接続点へのラインに沿った距離Lrは、端子SW1からC接続点へのラインに沿った距離Lcよりも大きく、電気的に遠い設計とされている。
この回路図300に対して、座標間の距離を算出した場合、スイッチングレギュレータIC101の端子SW1から抵抗R29の距離は、距離Lrxと算出される。そして、距離Lrxが距離Lcより近いため、抵抗R1がコンデンサCよりも近く、位置関係が不適切な部品と誤判定される場合がある。
一方、本実施形態に係る情報処理装置10は、始点と対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントすることで、座標的な距離ではなく、電気的な経路での距離を求めることができる。回路図の経路の部品は、経路に沿って順に実装図に反映される。例えば、実装設計の実施者は、回路図のあるラインに接続した部品を、左から右または上から下の順に近い位置に配置して回路図を実装図に反映させる。よって、回路図の電気的な経路での距離から特定される部品の配置関係は、実装図に反映にも反映される。これにより、情報処理装置10は、回路図の電気的な経路での距離を求めることで、実装した際の位置関係を判別でき、実装後に位置関係が不適切となる部品を適切に判別できる。
[処理の流れ]
次に、情報処理装置10が、回路図から不具合が発生する位置関係の部品を検出する部品位置検出処理の流れについて説明する。図7は、部品位置検出処理の一例を示すフローチャートである。この部品位置検出処理は、所定のタイミング、例えば、設計者が回路図に対して選択を行ったタイミングで実行される。
設定部41は、設計者が回路図に対して選択した対象を始点と設定し、部品データ30Aから部品に関するデータを収集して、始点とされた部品について、信号を出力する端子や、出力される信号の種別を特定する(ステップS10)。設定部41は、信号が流れるラインをトレースし、選択した始点からの信号が流れる各部品をそれぞれ対象部品と設定する(ステップS11)。
カウント部42は、設定された始点と対象部品ごとに、始点と対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントする(ステップS12)。
判定部43は、ルール情報32に記憶されたルールを読み込む(ステップS13)。判定部43は、ルール情報32に記憶されたルールを満たす位置関係となる部品があるかを判定する(ステップS14)。判定の結果、ルールを満たす位置関係となる部品がない場合(ステップS14:No)、判定部43は、処理を終了する。
一方、判定の結果、ルールを満たす位置関係となる部品がある場合(ステップS14:Yes)、出力部44は、位置関係が不適切である旨を出力し(ステップS15)、処理を終了する。これにより、設計者は、位置関係が不適切な部品を修正できる。回路図は、修正が行われた後、再度、部品位置検出処理が行われる構成であってもよい。
このように、本実施例に係る情報処理装置10は、回路図の回路上に始点と対象部品とを設定する。情報処理装置10は、始点と前記対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントする。情報処理装置10は、カウントされたラインの数から部品の位置関係を判定する。情報処理装置10は、判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する。これにより、情報処理装置10は、回路設計時において、実装後の部品の位置関係が適切かを判定できる。
また、本実施例に係る情報処理装置10は、回路図の回路上で始点からの信号が流れる部品を対象部品として順に設定する。情報処理装置10は、対象部品ごとに、始点から当該対象部品に至るまでのラインの数をカウントする。情報処理装置10は、対象部品に設定された各部品のラインの数を比較することで、部品の位置関係を判定する。これにより、情報処理装置10は、始点からの信号が流れる各部品について、実装後の部品の位置関係が適切かを判定できる。
また、本実施例に係る情報処理装置10は、回部品間の線、部品と線の分岐ポイントとの間の線、分岐ポイントと分岐ポイントの間の線、分岐ポイントと部品の間の線をそれぞれ1つのラインとして、始点から対象部品に至るまでのラインの数をカウントする。これにより、情報処理装置10は、ラインの数から電気的な経路での距離を求めることができ、位置関係が不適切な部品を適切に判別できる。
また、本実施例に係る情報処理装置10は、始点からの距離が第1部品より近いと位置関係が不適切である第2部品について、第1部品のライン数と第2部品のライン数とが等しい場合も、位置関係が不適切である判定する。これにより、情報処理装置10は、第1部品と第2部品の位置関係により、不具合が発生することを抑制できる。
上記実施例1では、部品間の線、部品と分岐ポイントとの間の線、分岐ポイントと分岐ポイントの間の線、分岐ポイントと部品の間の線をそれぞれ1つのラインとして、ラインの数をカウントする場合を説明した。実施例2では、ラインの数のカウントの別な手法を説明する。
実施例2に係る情報処理装置10は、図1に示した実施例1に係る情報処理装置10と同様の構成であるため、同一部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
ここで、回路設計用のCADには、回路図の画面に、等間隔でポイントが2次元状に配置され、ポイントに合わせて部品の接続関係が示す回路が配置されるものがある。
図8は、実施例2における回路図の一例を示す図である。図8には、図3Aに示した回路図100が示されている。回路図100には、等間隔でポイントが2次元状に配置され、ポイントに合わせて部品の接続関係が示す回路が配置されるものがある。
カウント部42は、設定された始点と対象部品ごとに、始点と対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ポイント間を繋ぐ線を1つのラインとして、始点から対象部品に至るまでのラインの数をカウントする。例えば、カウント部42は、ポイント間を繋ぐ線を1つのラインとして、始点から前記対象部品に至るまでのラインの数をカウントする。例えば、カウント部42は、始点をスイッチングレギュレータIC101とし、対象部品を抵抗R1とした場合、スイッチングレギュレータIC101から抵抗R1へ至るライン1で1ライン、ライン2で1ラインとして、ラインの数を2とカウントする。また、カウント部42は、スイッチングレギュレータIC101からコンデンサCへ至るライン1で1ライン、ライン2で1ライン、ライン3で2ラインとして、ラインの数を4とカウントする。また、カウント部42は、スイッチングレギュレータIC101から負荷部品102へ至るライン1で1ライン、ライン2で1ライン、ライン3で2ライン、ライン4で4ラインとして、ラインの数を8とカウントする。
判定部43は、ルール情報32に記憶されたルールを満たす位置関係となる部品があるかを判定する。例えば、図8に示す回路図100では、端子101Aが負荷部品102へ電力を供給する電源ラインであり、端子101Aに対して抵抗R1のラインの数が2であり、コンデンサCのラインの数が4であるため、ルール情報32の1行目に該当する。この場合、回路図100では、コンデンサCと抵抗R1を位置関係が不適切な部品と判定する。
このように、情報処理装置10は、ポイント間を繋ぐ線を1つのラインとして、始点から対象部品に至るまでのラインの数をカウントしても、位置関係が不適切な部品を同様に判定できる。
このように、情報処理装置10は、回路図に等間隔でポイントが2次元状に配置され、ポイントに合わせて部品の接続関係が示す回路が配置される場合、ポイント間を繋ぐ線を1つのラインとして、始点から対象部品に至るまでのラインの数をカウントする。これにより、情報処理装置10は、ラインの数から実装後に近い位置関係を求めることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
例えば、上記の実施例では、ルール情報32に、不具合が発生する部品の組み合わせごとに、不具合が発生する位置関係となるラインの数の条件を記憶させる。判定部43は、ルール情報32の条件を満たす場合に、不具合が発生するものと判定する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ルール情報32に、不具合が発生する部品の組み合わせごとに、不具合が発生しない位置関係となるラインの数の条件を記憶させる。判定部43は、ルール情報32の条件を満たさない場合に、不具合が発生するものと判定してもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、情報処理装置10の機能を複数のサーバに分散して実装させるような構成であってもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[システム]
さて、これまで開示のシステムに関する各実施例について説明したが、各実施例における情報処理装置10のハードウェア構成の一例について説明する。各装置で行われる各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。上記の各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、ハードウェア構成の一例として、上記の各実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、図9に示すコンピュータ7000と同様のハードウェア構成により実現できる。図9に示すように、コンピュータ7000は、各種演算処理を実行するプロセッサ7001と、入出力装置7002と、通信装置7003とを有する。また、コンピュータ7000は、各種情報を一時記憶するRAM7004と、ハードディスク装置7005とを有する。また、各装置7001〜7005は、バス7006に接続される。
ハードディスク装置7005には、上記各実施例で示した設定部41、カウント部42、判定部43および出力部44の各処理部と同様の機能を有する部品位置検出プログラムが記憶される。ハードディスク装置7005には、部品位置検出プログラムを実現するための各種データが記憶される。例えば、ハードディスク装置7005には、ルール情報32が記憶される。
プロセッサ7001は、ハードディスク装置7005に記憶された各プログラムを読み出して、RAM7004に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ7000を上記各実施例で示した設定部41、カウント部42、判定部43および出力部44として機能させることができる。なお、上記の各プログラムは、必ずしもハードディスク装置7005に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ7000が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ7000が読み出して実行するようにしてもよい。
10 情報処理装置
20 入力部
21 表示部
22 記憶部
23 制御部
30 CADマスタデータ
30A 部品データ
31 設計データ
32 ルール情報
40 設計制御部
41 設定部
42 カウント部
43 判定部
44 出力部

Claims (7)

  1. 回路図の回路上に始点と対象部品とが設定され、
    前記始点と前記対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントし、
    カウントされたラインの数から部品の位置関係を判定し、
    判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする部品位置検出プログラム。
  2. 前記設定する処理は、前記始点と前記対象部品とが設定された後、前記回路図の回路上で前記始点からの信号が流れる部品を対象部品として順に設定し、
    前記カウントする処理は、前記対象部品ごとに、前記始点から当該対象部品に至るまでのラインの数をカウントし、
    前記判定する処理は、前記対象部品に設定された各部品のラインの数を比較することで、部品の位置関係を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品位置検出プログラム。
  3. 前記カウントする処理は、部品間の線、部品と線の分岐ポイントとの間の線、分岐ポイントと分岐ポイントの間の線、分岐ポイントと部品の間の線をそれぞれ1つのラインとして、前記始点から前記対象部品に至るまでのラインの数をカウントする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の部品位置検出プログラム。
  4. 前記回路図は、等間隔でポイントが2次元状に配置され、ポイントに合わせて部品の接続関係が示す回路が配置され、
    前記カウントする処理は、ポイント間を繋ぐ線を1つのラインとして、前記始点から前記対象部品に至るまでのラインの数をカウントする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の部品位置検出プログラム。
  5. 前記判定する処理は、前記始点からの距離が第1部品より近く位置関係が不適切である第2部品について、前記第1部品のライン数と前記第2部品のライン数とが等しい場合も、位置関係が不適切である判定する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の部品位置検出プログラム。
  6. 回路図の回路上に始点と対象部品とが設定され、
    前記始点と前記対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントし、
    カウントされたラインの数から部品の位置関係を判定し、
    判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする部品位置検出方法。
  7. 回路図の回路上に始点と対象部品とを設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記始点と前記対象部品との間にある部品の接続関係からラインをトレースして、ラインの数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によりカウントされたラインの数から部品の位置関係を判定する判定部と、
    前記判定部による判定の結果、位置関係が不適切である場合、位置関係が不適切である旨を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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