JP4600823B2 - 電子回路解析プログラム、方法及び装置 - Google Patents

電子回路解析プログラム、方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子回路の動作をシミュレーションにより確認する電子回路解析プログラム、方法及び装置に関し、特に電子回路の動作を波形解析のシミュレーションにより確認する電子回路解析プログラム、方法及び装置に関する。
近年の電子回路、例えばLSI(Large Scale Integration)、プリント回路基板(Printed Circuit Board)、マルチチップモジュール等の高速化に伴い、LSIやパッケージ、プリント回路基板の層構成や材料等の設計変更が信号波形伝送に及ぼす影響を無視できないものが増えてきている。このため設計時や設計変更時における信号波形解析がますます重要になっている。
図23は電子回路解析装置の一例を示すブロック図である。この電子回路解析装置は、回路情報入力記憶部300、解析モデル作成部302、解析部304、解析結果判定部306、表示部308で構成される。
回路情報入力記憶部300は電子回路のシミュレーションに用いる解析条件、レイアウトデータ、素子モデルデータ、パラメータデータを入力情報として格納する。解析条件は、解析周波数や解析時間等である。レイアウトデータは、基板のレイアウトの設計時のデータである。素子モデルデータは、素子の電気的特性を所定のフォーマットで記述したものである。パラメータデータは、基板の材質や形状に対応した解析用のパラメータである。
解析モデル作成部302は、回路情報入力記憶部300に格納された入力情報を基にシミュレーションのための解析モデルを作成し、解析部304へ出力するモデルを用いてシミュレーションを行い、電子回路の任意の測定位置に対して算出される波形を解析結果として解析結果判定部306と表示部308へ出力する。波形とは例えば、時間に伴う電圧値の変化を表すものである。
解析結果判定部306は、所定の条件を用いて、解析結果の良否判定を行い、良または不良を判定結果として表示部308へ出力する。所定の条件とは例えば、素子のデータシート等に記載された定格電圧の閾値である。ここで解析結果判定部306は、解析結果が複数あれば、複数の良否判定を行う。
例えば、解析結果が電圧波形、良否判定の閾値が最大定格電圧値である場合、電圧波形のピーク値が最大定格電圧値以下であれば判定結果を良とし、最大定格電圧値を超えていれば判定結果を不良とする。また、良否判定の閾値がVIH(Highと判定される下限の電圧値)である場合、High期待の時刻の間、解析結果における電圧は閾値VIHを超えていれば判定結果を良とし、閾値VIH以下であれば判定結果を不良とする。表示部308は、解析結果と、判定結果である良または不良を表示する。
特開平10−21267号公報
ところで、LSI作成元は信号波形解析に使用する素子モデルとして、IBISモデル(Input/Output Buffer Information Specification Model)やSPICEモデル(カルフォルニア大学バークレイ校で開発された電子回路シミュレータをベースとしたSPICE系シミュレータで使用される業界標準モデル)、暗号化されたSPICEモデル等の形式で提供している。
これら素子モデルはLSIの設計変更や素子モデルの作成条件、測定条件による不具合修正で改版されることが多くなっている。また、近年ではLSIの高速化に伴いLSI単体での設計が難しくなっており、LSIモデルの改版に伴ってプリント回路基板の設計変更が必要となるケースがある。
従来の電子回路解析装置では、素子モデルやプリント回路基板の設計が変更される度に信号波形解析と波形判定を行い、回路の波形品質やタイミング条件に問題がないかを確認する必要がある。しかしながら、LSI及びプリント回路基板の高速化、高密度化に伴い信号波形解析を必要とするネットの数は増えており、設計変更の度に全ての信号波形解析を行うには多くのCPU時間と人手による確認時間を必要とする。
この場合、素子モデルの改版内容が回路の動作条件における波形に及ぼす影響が少ない場合には信号波形解析を再度行う必要が無いが、再解析の要否を判断するには素子モデルの変更内容の把握等の信号波形解析に関する専門知識が必要となり、仮に判断できたとしても全ての解析対象に対して人手で判断するのには多くの時間がかかってしまう問題がある。
本発明は、設計変更時における信号波形解析の必要性を自動判断し、解析が必要となる電子回路のみを自動で解析して波形品質及びタイミングを自動判定させることで、解析にかかる時間を短縮する電子回路解析プログラム、方法及び装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理説明図である。本発明は、コンピュータで実行される電子回路解析プログラムを提供する。本発明の電子回路解析プログラムは、コンピュータに、
電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、
を実行させることを特徴とする。
更に本発明の電子回路解析プログラムは、解析要否判断ステップで波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断ステップを実行させることを特徴とする。
ここで、電子回路は、基板に実装された集積回路のドライバ素子、ドライバ素子の出力を接続した回路基板上の伝送路、及び伝送路を入力接続した別の集積回路のレシーバ素子で構成される伝送回路である。
電子回路の変更した素子モデルは、ドライバ素子モデル、伝送路等価回路モデル、レシーバ素子モデル、集積回路のパッケージ等価回路モデルを含む。
解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定する。
解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が閾値を超える場合に波形解析の必要性の有りを判定する。
更に本発明にあっては、
回路情報入力ステップは、変更前の素子モデルを使用している電子回路の波形解析結果を入力し、
解析要否判断ステップは、波形解析の必要なしと判定した場合、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性が所定の許容範囲を外れた場合に、変更前の素子モデルについての解析波形の再判定の必要性を出力し、
判定結果処理ステップは、判定ステップから出力された再判定の必要性に応じて対応する電子回路の解析波形を表示する。
本発明は電子回路解析方法を提供する。本発明の電子回路解析方法は、
電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。
更に本発明の電子回路解析方法は、解析要否判断ステップで波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断ステップを備えたことを特徴とする。
本発明は電子回路解析装置を提供する。本発明の電子回路解析装置は、
電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力記憶部10と、
回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する設計変更対象回路検出部30と、
変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断部46と、
解析要否判断部46による波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理部52と、
解析要否判断部46で波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断部50と、
を備えたことを特徴とする。
なお、本発明による電子回路解析方法及び装置の詳細は、本発明の電子回路解析プログラムの場合と基本的に同じになる。
本発明によれば、素子モデルとしてドライバ、レシーバ、プリント回路基板、LSIパッケージ等の設計変更が発生した際に、変更された素子モデルを使用している電子回路を検出し、素子モデルの変更が検出された電子回路の伝送波形に影響を与えるか否かの波形解析の要否を解析前に判断し、解析が必要な電子回路のみの波形解析が自動的に行われ、人為的な解析の要否検討が不要となり、伝送波形に影響を与えない電子回路については波形解析そのものが不要になり、解析時間を短縮することができる。また専門知識を持たない人でも、素子モデルの変更時における波形解析の必要性を事前に知ることができる。
また変更後の素子モデルが変更前と同一と判断されて波形解析の必要なしと判断された場合にも、変更後の素子モデルを使用している電子回路の設計要求条件、例えば電圧マージン、タイミング、スレッショルド等の動作条件が厳しくなっている場合には、既存の波形解析結果についての良否判定を変更後の設計要求条件を使用して自動的に行われ、素子モデルの変更に伴う解析結果の要否検討を不要にできる。
図2は本発明による電子回路解析装置の機能構成のブロック図である。図2において、本発明の電子回路解析装置は、回路情報入力記憶部10、解析モデル作成部12、解析部14、解析結果判定部16、表示部18、更に波形解析支援部20で構成される。このうち波形解析支援部20以外は従来の波形解析装置と同じ構成部分である。
回路情報入力記憶部10に対しては、電子回路情報データベース22、設計変更素子モデルデータベース24、変更設計条件データベース26及び既存解析結果データベース28が設けられている。
電子回路情報データベース22には、基板回路設計の済んだ電子回路のシミュレーションに必要な情報として
(1)解析条件
(2)レイアウトデータ
(3)素子モデルデータ
(4)パラメータデータ
が格納されている。
解析条件は解析周波数や解析時間などであり、レイアウトデータは基板のレイアウトの設計時のデータである。また素子モデルデータは、電子回路に使用しているドライバやレシーバなどの素子の電気的特性を、例えばIBISモデルに従ってフォーマットして記述したデータである。更にパラメータデータは、プリント基板の材質や形状に対応した解析用のパラメータである。
設計変更素子モデルデータベース24には、電子回路情報データベース22に格納している電子回路で使用されている改版等により変更が行われた変更素子モデルについての素子モデルデータを格納している。設計変更素子モデルデータベース24は電子回路情報データベース22と設計変更後の電子回路情報データベースとの差分から生成される。変更設計条件データベース26には、LSIや回路基板の改版に伴う変更された電子回路の設計条件、具体的には設計回路についての電圧マージン、タイミング、スレッショルドなどの動作条件のデータが格納されている。
更に既存解析結果データベース28には、電子回路情報データベース22に保存されている電子回路について、既に波形解析が行われた解析結果が格納されている。回路情報入力記憶部10は、電子回路の解析が要求された際に、各データベースの情報を読み込んで記憶する。
波形解析支援部20には、設計変更対象回路検出部30、解析対象回路記憶部32、判定部34及び判定結果処理部52が設けられている。設計変更対象回路検出部30は、設計変更素子モデルデータベース24に基づいて、回路情報入力記憶部10に記憶している変更された素子モデルを使用している電子回路を検出し、解析対象回路記憶部32に記憶する。
判定部34は、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する。判定結果処理部52は、波形解析の必要性を判定した電子回路については、解析モデル作成部12、解析部14及び解析結果判定部16に対し波形解析を指示し、波形解析の必要なしを判定した電子回路については、その旨を表示部18に表示する。
判定部34には、特性算出部36、類似度算出部44、解析要否判断部46、判定閾値記憶部48及び判定要否判断部50が設けられている。また判定結果処理部52には波形解析指示部54と波形判定指示部56が設けられている。
特性算出部36には、この実施形態にあっては、電圧電流特性算出部38、過渡特性算出部40及び周波数特性算出部42の3つが設けられ、解析対象回路に使用している変更後の素子モデルについて各特性を算出する。
類似度算出部44は、特性算出部36で算出された電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性のそれぞれについて、変更前の素子モデルの特性との類似度を算出する。変更前の素子モデルの特性は、既存解析結果データベース28に保存されているものを使用する。
解析要否判断部46は、類似度算出部44で算出された電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性の各類似度につき、判定閾値記憶部48に記憶されている判定閾値との比較を行い、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性の全てが判定閾値以上の場合に、判定対象となった変更素子モデルを使用している電子回路についての波形解析は必要なしと判断する。
一方、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性のうちの少なくともいずれか1つについて判定閾値未満であった場合には波形解析の必要ありと判断し、判定結果処理部52に設けている波形解析指示部54に対する出力で、解析モデル作成部12、解析部14及び解析結果判定部16による波形解析処理の実行を指示し、解析結果を表示部18に表示させる。
判定要否判断部50は、解析要否判断部46で波形解析の必要がないと判断された変更後素子モデルを使用した電子回路につき、変更設計条件データベース26から得られた変更後の設計要求条件、即ち変更素子モデルを使用した電子回路についての例えば動作条件である電圧マージン、タイミング及びスレッショルドなどが、変更前の素子モデルにおける設計要求条件より厳しい場合に、変更素子モデルが同一と見なされた既存の素子モデルを使用している電子回路について、既存解析結果データベース28に格納している既存の波形解析結果に対し変更設計条件を適用して波形解析結果の良否を判定する処理を、波形判定指示部56による解析結果判定部16に対する指示で実行させ、結果を表示部18に表示させる。
図3は本発明による電子回路解析装置が実現されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図である。
図3において、MPU200のバス202には、RAM204、ROM206、ハードディスクドライブ208、キーボード212,マウス214,ディスプレイ216を備えた入出力デバイスコントローラ210、及びネットワークアダプタ218が設けられている。
ハードディスクドライブ208には本発明の電子回路解析処理を実行するプログラムがローディングされており、コンピュータの起動時に読み出されてRAM204上に展開され、MPU200により実行される。
図4は図2の実施形態で解析対象とする電子回路の説明図である。図4において、解析対象となる電子回路は、プリント回路基板58上に例えばLSI60,62を実装しており、LSI60に設けられたドライバ64−1〜64−5からの出力をプリント回路基板58上の伝送パターンを介して、LSI62に配置しているレシーバ66−1〜66−5に入力している。
このような図4の電子回路についてのシミュレーションに必要な情報は、図2の電子回路情報データベース22に保存されており、最初に電子回路が作成された段階では従来と同様、解析モデル作成部12、解析部14による電子回路のシミュレーションで波形解析が行われ、解析結果として得られた波形につき解析結果判定部16で良否が判定され、波形解析結果及び良否判定結果は既存解析結果データベース28に格納されている。
図4のような電子回路につき、その後、電子回路に使用しているドライバ、レシーバ、回路基板、更にはLSIのパッケージなどに設計変更があった場合には、設計変更後に改めて、本発明による波形解析装置を使用した波形解析が必要となる。
図5は図4の電子回路について、ドライバ及びレシーバの素子モデルを変更した場合の電子回路の説明図である。図5にあっては、プリント回路基板58に実装されたLSI60,62につき、LSI60のドライバ64−20,64−30と、LSI62のレシーバ66−20,66−40の素子モデルの変更が行われた場合を例にとっている。
図6は本発明が解析対象とする電子回路モデルの等価回路図である。図6の電子回路等価モデルは、ドライバ素子モデル68とレシーバ素子モデル70を備え、両者の間にドライバ素子モデル68を実装したLSIのパッケージ等価回路モデル72、プリント回路基板の伝送路パターンを対象とした伝送路等価回路モデル74、更にレシーバ素子モデル70を実装したLSIのパッケージ等価回路モデル76で構成されている。
図7は図6のパッケージ等価回路モデル72の回路図であり、抵抗成分78,84、キャパシタ成分80及びインダクタンス成分82で構成されており、LSIのパッケージ変更に伴い、これらの各成分の値が異なった値を持つことになる。
図8は図の伝送路等価回路モデル74の回路図である。伝送路等価回路モデル74は、抵抗成分86,92、インダクタンス成分88及びキャパシタ成分90で構成される。伝送路等価回路モデル74は、電子回路のプリント回路基板の材質や形状に対応して各成分が固有の値を持っており、プリント回路基板に設計変更が起きて材質や形状が変わると、各成分の値が変更された値となる。
図9は本発明の電子回路解析で使用する素子モデルの具体例として、IBISモデルで提供されるドライバのデータフォーマットに判定に関するパラメータを付加したものの説明図であり、図10はその続きである。
図9,図10において、ドライバ電圧電流特性モデル94は、
(A)特性に関するパラメータ
(B)判定に関するパラメータ
で構成されている。
このうち特性に関するパラメータは、
(1)電源電圧
(2)入出力容量
(3)プルアップの電圧電流特性
(4)プルダウンの電圧電流特性
(5)グランドクランプの電圧電流特性
(6)パワークランプの電圧電流特性
(7)素子の立ち上がり時間
(8)素子の立ち下がり時間
(9)負荷抵抗
(10)タイミング測定電圧
から構成されている。
一方、判定に関するパラメータとしては
(1)クロックが入力されてからデータが出力されるまでの時間の最小値
(2)クロックが入力されてからデータが出力されるまでの時間の最大値
が設定されている。
このようなIBISモデルとして提供されるドライバ電圧電流特性モデルのデータは、LSIや回路基板に使用している素子である例えばドライバを電圧電流特性のみによって表現した素子モデルとして扱うことができる。
図11は本発明による電子回路解析の対象となるレシーバについてのIBISモデルとして提供されるデータフォーマットに判定に関するパラメータ、セットアップ時間、ホールド時間を付加したものの説明図である。
図11のレシーバ電圧電流特性モデル96は
(A)特性に関するパラメータ
(B)判定に関するパラメータ
の2つから構成される。
特性に関するパラメータは
(1)電源電圧
(2)入出力容量
(3)グランドクランプの電圧電流特性
(4)パワークランプの電圧電流特性
で構成される。
一方、判定に関するパラメータは
(1)スレッショルド電圧low側
(2)スレッショルド電圧
(3)スレッショルド電圧high側
(4)オーバーシュート電圧
(5)アンダーシュート電圧
(6)セットアップ時間
(7)ホールド時間
で構成されている。
このような図9,図10のドライバ電圧電流特性モデル94及び図11のレシーバ電圧電流特性モデル96に対し、この素子モデルが変更された場合に、図2の特性算出部36に設けた電圧電流特性算出部38にあっては、例えば図12のようにドライバについての電圧電流特性を算出する。
図12(A)はドライバ64についての電圧電流特性を算出するための回路であり、入力端子98に対しビット「1」またはビット「0」を固定した状態で、可変電圧源100を調整し、出力端子102に対する出力電圧Vと出力電流Iを算出する。
図12(B)はドライバ64の電圧電流特性の算出結果であり、特性104が入力端子98をビット「1」に固定した場合の電圧電流特性である。また特性105が、入力端子98をビット「0」に固定したときの電圧電流特性である。
図13は図11のレシーバ電圧電流特性モデル96についての電圧電流特性の算出処理の説明図である。図13(A)はレシーバ66について電圧電流特性を算出するための回路であり、出力端子108の出力電圧Vを可変電圧源107を調整しながら変化させ、このときの出力電流Iを求める。
図13(B)はレシーバ66の電圧電流特性の算出結果であり、電圧Vの変化に対する電流Iとして特性110が得られている。
ここで図12及び図13に示したドライバ64の電圧電流特性及びレシーバ66の電圧電流特性は、DCスイープによる解析特性として知られている。このようなドライバ64とレシーバ66の電圧電流特性の算出結果につき、更に図2の判定部34にあっては、類似度算出部44で変更前のドライバ及びレシーバに対する変更後のドライバまたはレシーバの電圧電流特性の類似度を算出している。
この電圧電流特性の類似度は、変更前の素子モデルの電圧電流特性と変更後の素子モデルの電圧電流特性の誤差をパーセント表示で求めた場合、類似度は次式で与えられる。
(類似度)=(100%)−(パーセント誤差) (式1)
このような類似度の算出を行うことで、誤差が大きいほど類似度が小さくなる数値を求めることができる。
図14は本発明の解析対象となる回路で使用されているドライバ64を例にとって、図2の特性算出部36に設けた過渡特性算出部40による算出処理の説明図である。図14(A)はドライバ64のカット特性を算出するための回路であり、矩形パルスを発生するパルス発生源116をドライバ64の入力端子98に接続し、出力は抵抗118を介して出力端子102に接続し、出力端子102は電源電圧+Vcにプルアップ接続している。
図14(B)はドライバ64のパルス入力に対する立ち上がり波形である。この立ち上がり波形は、特性120が変更前のドライバであり、特性122が変更後のドライバである。
このような過渡特性が算出できたならば、図2の類似度算出部44において、変更前の立ち上がり特性120と変更後の立ち上がり特性122の類似度を算出する。
過渡特性についての類似度の算出は次の手順で行われる。
(1)全波形データの振幅範囲で最大値Vmaxと最小値Vminを求める。
(2)各時間における類似度を、各時間tにおける電圧値V1に対して、前後Δt時間の範囲にある比較対照波形の電圧値V2(t2)との絶対値誤差の最小値から算出する。
類似度=(100%)−Min(|V1−V2(t2)|)/(Vmax−Vmin)×100%
(t−Δt)≦t2≦(t+Δt)
(式2)
図14(C)はドライバ64の過渡特性の算出における立ち下がり特性であり、特性124が変更前の立ち下がり特性であり、特性126が変更後の立ち下がり特性である。このドライバ64の立ち下がり特性についても、図14(B)の立ち上がり特性の場合と同様、
(1)全波形データの振幅範囲の最大値Vmaxと最小大値Vminを求める。
(2)各時間における類似度を、各時間tにおける電圧値V1に対して、前後Δt時間の範囲にある比較対照波形の電圧値V2(t2)との絶対値誤差の最小値から算出する。
類似度=(100%)−Min(|V1−V2(t2)|)/(Vmax−Vmin)×100%
(t−Δt)≦t2≦(t+Δt)
(式3)
図15は図2の特性算出部36に設けた周波数特性算出部42で算出されるドライバの周波数特性であり、この周波数特性は通常、ACスイープ解析を行って求めている。図15はドライバの周波数特性として、Sパラメータの中のS11パラメータで与えられるS12通過特性112の算出結果である。このS12通過特性112は、ドライバを4端子網とした場合の電源と負荷のインピーダンスが同じZ0のときの電力利得に対する逆方向の電力利得を示している。
図16はドライバについてSパラメータのACスイープで算出されたS11反射特性114である。このS11反射特性114は、ドライバの入力段から反射される電力をドライバの入力段に入射する電力で割った値として算出される。これ以外にも、必要に応じてS21通過特性やS22反射特性などを算出してもよい。
図17は図2の解析要否判断部46で電圧電流特性の類似度に対する波形解析の要否の判断に使用する判定閾値の説明図である。図17において、電圧電流特性閾値テーブル128には、周波数範囲に分けて、判定閾値となるV−I特性(電圧電流特性)が設定されている。周波数範囲としては
(1)1Hz〜10MHz
(2)10MHz〜100MHz
(3)100MHz〜300MHz
の3つの帯域に分けている。
これらの周波数範囲において、V−I特性として波形解析の要否をする判定基準は次のようになる。
(1)周波数1Hz〜10MHzについては、0ボルト〜電源電圧、且つ電流の絶対値が100mA以下の範囲において類似度が90%以上、それ以外の条件で類似度が80%以上。
(2)10MHz〜100MHzの周波数帯域において、0ボルト〜電源電圧、且つ電流の絶対値が100mA以下の範囲において類似度が95%以上、それ以外の条件で類似度が90%以上。
(3)100MHz〜300MHzの周波数範囲で、0ボルト〜電源電圧、且つ電流の絶対値が100mA以下の範囲においての類似度が99%以上、それ以外の条件で類似度が95%以上。
この電圧電流特性閾値テーブル128の内容から明らかなように、周波数が高くなるほど波形解析を不要とするための類似度を高くしている。
図18はAC特性として知られた過渡特性についての過渡特性閾値テーブル130の説明図である。図18において、過渡特性閾値テーブル130は、1Hz〜10MHz、10MHz〜100MHz、100MHz〜300MHzの3つの周波数範囲に分けて、過渡特性電圧軸として閾値を設定している。この過渡特性電圧軸として与えられる閾値特性は、例えば周波数1Hz〜10MHzを例にとると次のようになる。
(1)回路内の全ての素子で誤差50mV以内に収まっていること。
(2)回路内の全ての素子に対し電圧誤差の最大値の総和をとった値が100mV以内に収まっていること。
(3)回路内の全ての素子で許容時間が100ps以内に収まっていること。
(4)回路内の全ての素子に対し許容時間の最大値の総和をとった値が1000ps以内に収まっていること。
この過渡特性電圧軸の値は周波数が高くなるほど、その値が厳しくなり、より高い類似度を閾値としている。
図19は本発明における周波数特性の類似度に対する波形解析の要否を判定するための閾値を設定した周波数特性閾値テーブル132の説明図である。この周波数特性閾値テーブル132にあっては
(1)1Hz〜10MHzの周波数範囲で類似度90%以上
(2)10MHz〜100MHzの周波数範囲で類似度95%以上
(3)100MHz〜300MHzの周波数範囲で類似度99%以上
を、波形解析を不要とする判定閾値として設定している。
図20は本発明におけるドライバの電圧電流特性に対する波形解析の要否判定の説明図である。図20において、変更前のドライバの特性が特性104,105であったとすると、変更後のドライバについて波形解析を不要とする範囲を例えば、類似度90%の閾値特性104−1と類似度80%の閾値特性104−2を設定する。
そして、図17の電圧電流特性閾値テーブル128に示したように、ある周波数範囲につき電圧Vが0〜電源電圧の範囲で且つ電流の絶対値が100mA以下の範囲において、90%類似度特性104−1の範囲内に変更後のドライバの電圧電流特性が収まっていれば、変更前のドライバと同一と見なし、波形解析は必要なしとする。この場合、90%の類似度を要求する以外の範囲については、80%閾値特性104−2の範囲内に収まっていればよい。
図21は本発明におけるレシーバの電圧電流特性に対する波形解析要否判定の説明図であり、変更前のレシーバの電圧電流特性110に対し、90%閾値特性110−1と80%閾値特性110−2を類似度の閾値特性として設定している。
そして、図17の電圧電流特性閾値テーブル128のある周波数範囲に示したように、電圧Vが0〜電源電圧で且つ電流Iの絶対値が100mA以下の範囲において、変更後のレシーバの電圧電流特性が90%閾値特性110−1の範囲内に収まっており、それ以外の部分で80%閾値特性110−2の範囲内に収まっていれば、変更後のレシーバは変更前のレシーバと同一と見なし、波形解析は不要と判断する。
なお図20,図21は、ドライバとレシーバの電圧電流特性についての波形解析の要否の判断を特性グラフで説明しているが、素子モデルの過渡特性及び周波数特性についても、図18の過渡特性閾値テーブル130及び図19の周波数特性閾値テーブル132に従った類似度閾値の設定などによる波形解析の要否判定が行われることになる。
図22は本発明による電子回路解析処理のフローチャートである。図22において、ステップS1で電子回路情報データベース22から電子回路情報として、基板レイアウト、素子モデル、基板パラメータを含む電子回路情報を入力する。続いてステップS2で既存解析結果データベース28から各電子回路ごとに既存解析結果を入力する。
この既存解析結果には、波形解析結果に加え、電子回路の電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性の解析結果も含まれる。次にステップS3で設計変更素子モデルデータベース24から、変更された素子モデルを入力する。更に、変更設計条件データベース26から、設計変更された素子モデルに伴う電子回路の変更設計条件を読み込む。
続いてステップS4で、設計変更対象回路検出部30により、変更された素子モデルを含む電子回路を検出する。この変更された素子モデルには、本発明の電子回路が図6のような素子モデルを対象としていることから、ドライバやレシーバの素子モデル以外に、LSIパッケージの変更に伴うパッケージ等価回路モデルやプリント回路基板の材質や形状の変更に伴う伝送路等価回路モデルも含んでいる。
続いてステップS5で、変更された素子モデルの電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を特性算出部36で算出し、ステップS6で変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの各特性の類似度を算出する。次にステップS7で電圧電流特性の類似度は判定閾値記憶部48から与えられる閾値以上か否かチェックする。
閾値以上であればステップS8に進み、過渡特性の類似度は閾値以上か否かチェックする。閾値以上であれば、ステップS9で周波数特性の類似度は閾値以上か否かチェックし、閾値以上であればステップS12に進む。即ち、ステップS12は電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性の全ての類似度につき閾値以上であった場合に、波形解析不要を決定して表示部18に表示させる。
一方、ステップS7,S8,S9のいずれかで電圧電流特性、過渡特性もしくは周波数特性の類似度が閾値未満であった場合には、波形解析の必要性がありと判断し、ステップS10で、変更された素子モデルの電子回路の波形解析を判定結果処理部52に設けた波形解析指示部54から、解析モデル作成部12、解析部14に対し指示し、これにより変更モデルを含む電子回路のシミュレーションによる解析を行って解析波形を求め、更に解析波形について解析結果判定部16で良否を判定した結果を得て、ステップS11で解析波形及び判定結果を表示部18に表示する。
ステップS12で波形解析不要を決定して表示した場合には、ステップS13で変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの設計要求条件を入力し、ステップS14で変更前の素子モデルと変更後の素子モデルを使用している電子回路についての設計要求条件が同一かもしくは緩やかになっている場合には、ステップS15に進み、既存解析波形についての設計要求条件に対する判定の必要性なしを決定して、表示部18に表示する。
これに対し、ステップS14で変更後の設計条件が変更前に対し厳しくなっていることを判別した場合には、ステップS16に進み、波形判定指示部56から解析結果判定部16に対し、変更後の設計要求条件に基づく既存解析波形の判定をステップS16で指示する。そしてステップS17で、変更された設計変更要求条件に見合った解析波形の判定結果を表示する。
また本発明は電子回路解析処理に使用されるプログラムを提供するものである。この電子回路解析処理を実行するプログラムは、図22のフローチャートの処理内容に従った実行手順を備えており、図3に示したコンピュータのハードウェア環境で実行されることになる。
また上記の実施形態は、変更後の素子モデルの特性を算出した後に、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの類似度を算出し、この類似度に基づいて波形解析の要否を判定閾値との比較で判断しているが、素子モデルの特性を算出した後、変更前と変更後の素子モデルの特性の誤差を検出し、この誤差について予め定めた波形判定の閾値と比較して、波形判定の要否を判断するようにしてもよい。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)

(付記1)
コンピュータに、
電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
前記波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、
を実行させることを特徴とする電子回路解析プログラム。(1)
(付記2)
付記1記載の電子回路解析プログラムに於いて、更に、前記解析要否判断ステップで波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断ステップを実行させることを特徴とする電子回路解析プログラム。(2)
(付記3)
付記1記載の電子回路解析プログラムに於いて、前記電子回路は、基板に実装された集積回路のドライバ素子、前記ドライバ素子の出力を接続した前記回路基板上の伝送路、及び前記伝送路を入力接続した別の集積回路のレシーバ素子で構成される伝送回路であることを特徴とする電子回路解析プログラム。(3)
(付記4)
付記3記載の電子回路解析プログラムに於いて、前記電子回路の素子モデルは、ドライバ素子モデル、伝送路等価回路モデル、レシーバ素子モデル、集積回路のパッケージ等価回路モデルを含むこと特徴とする電子回路解析プログラム。(4)
(付記5)
付記1記載の電子回路解析プログラムに於いて、前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以上の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が前記閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析プログラム。(5)
(付記6)
付記1記載の電子回路解析プログラムに於いて、前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以下の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が前記閾値を越える場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析プログラム。(6)
(付記7)
付記2記載の電子回路解析プログラムに於いて、前記判定要否判断ステップは、前記変更後の素子モデルの設計要求条件が変更前に対し厳しくなった場合に、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させることを特徴とする電子回路解析プログラム。(7)
(付記8)
電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
前記波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、
を備えたことを特徴とする電子回路解析方法。(8)
(付記9)
付記8記載の電子回路解析方法に於いて、更に、前記解析要否判断ステップで波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断ステップを備えたことを特徴とする電子回路解析方法。(9)
(付記10)
付記8記載の電子回路解析方法に於いて、前記電子回路は、基板に実装された集積回路のドライバ素子、前記ドライバ素子の出力を接続した前記回路基板上の伝送路、及び前記伝送路を入力接続した別の集積回路のレシーバ素子で構成される伝送回路であることを特徴とする電子回路解析方法。
(付記11)
付記10記載の電子回路解析方法に於いて、前記電子回路の素子モデルは、ドライバ素子モデル、伝送路等価回路モデル、レシーバ素子モデル、集積回路のパッケージ等価回路モデルを含むこと特徴とする電子回路解析方法。
(付記12)
付記8記載の電子回路解析方法に於いて、前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以上の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が前記閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析方法。
(付記13)
付記8記載の電子回路解析方法に於いて、前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以下の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が前記閾値を越える場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析方法。
(付記14)
付記9記載の電子回路解析方法に於いて、前記判定要否判断ステップは、前記変更後の素子モデルの設計要求条件が変更前に対し厳しくなった場合に、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させることを特徴とする電子回路解析方法。
(付記15)
電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力部と、
前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出部と、
変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断部と、
前記解析要否判断部による波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理部と、
前記解析要否判断部で波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断部と、
を備えたことを特徴とする電子回路解析装置。(10)
(付記16)
付記15記載の電子回路解析装置に於いて、前記電子回路は、基板に実装された集積回路のドライバ素子、前記ドライバ素子の出力を接続した前記回路基板上の伝送路、及び前記伝送路を入力接続した別の集積回路のレシーバ素子で構成される伝送回路であることを特徴とする電子回路解析装置。
(付記17)
付記16記載の電子回路解析装置に於いて、前記電子回路の素子モデルは、ドライバ素子モデル、伝送路等価回路モデル、レシーバ素子モデル、集積回路のパッケージ等価回路モデルを含むこと特徴とする電子回路解析装置。
(付記18)
付記15記載の電子回路解析装置に於いて、前記解析要否判断部は、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以上の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が前記閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析装置。
(付記19)
付記15記載の電子回路解析装置に於いて、前記解析要否判断部は、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以下の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が前記閾値を越える場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析装置。
(付記20)
付記15記載の電子回路解析装置に於いて、前記判定要否判断部は、前記変更後の素子モデルの設計要求条件が変更前に対し厳しくなった場合に、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させることを特徴とする電子回路解析装置。
本発明の原理説明図 本発明による電子回路解析装置の機能構成のブロック図 本発明による電子回路解析装置が実現されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図 本発明が解析対象とする電子回路の説明図 図4の電子回路について素子モデルを変更した場合の説明図 本発明が解析対象とする電子回路モデルの等価回路図 図6のパッケージ等価回路モデルの回路図 の伝送路等価回路モデルの回路図 本発明で使用するIBISモデルで提供されるドライバのデータフォーマット説明図 図9に続くドライバのデータフォーマット説明図 本発明で使用するIBISモデルで提供されるレシーバのデータフォーマット説明図 本発明におけるドライバについての電圧電流特性解析の説明図 本発明におけるレシーバについての電圧電流特性解析の説明図 本発明における過渡特性解析の説明図 本発明における周波数解析で得られたS12通過特性の説明図 本発明における周波数解析で得られたS11反射特性の説明図 本発明で使用する電圧電流特性に対する解析要否判定閾値の説明図 本発明で使用する過渡特性に対する解析要否判定閾値の説明図 本発明で使用する周波数特性に対する解析要否判定閾値の説明図 本発明におけるドライバの電圧電流特性に対する解析要否判定の説明図 本発明におけるレシーバの電圧電流特性に対する解析要否判定の説明図 本発明による電子回路解析処理のフローチャート 従来の電子回路解析装置の説明図
符号の説明
10:回路情報入力記憶部
12:解析モデル作成部
14:解析部
16: 解析結果判定部
18: 表示部
20:波形解析支援部
22:電子回路情報データベース
24:設計変更素子モデルデータベース
26:変更設計条件データベース
28:既存解析結果データベース
30:設計変更対象回路検出部
32:解析対象回路記憶部
34:判定部
36:特性算出部
38:電圧電流特性算出部
40:過渡特性算出部
42:周波数特性算出部
44:類似度算出部
46:解析要否判断部
48:判定閾値記憶部
50:判定要否判断部
52:判定結果処理部
54:波形解析指示部
56:波形判定指示部
58:プリント回路基板
60,62:LSI
64,64−1〜64−5,64−20,64−30:ドライバ
66,66−1〜66−2,66−20,66−40:レシーバ
68:ドライバ素子モデル
70:レシーバ素子モデル
72,76:パッケージ等価回路モデル
74:伝送路等価回路モデル
78,84,86,92:抵抗成分
80,90:キャパシタ成分
82,88:インダクタンス成分
94:ドライバ電圧電流特性モデル
96:レシーバ電圧電流特性モデル
112:S12通過特性
114:S11反射特性
128:電圧電流特性閾値テーブル
130:過渡特性閾値テーブル
132:周波数特性閾値テーブル

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
    前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
    変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
    前記波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、を実行させ、
    前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以上の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が前記閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析プログラム。
  2. コンピュータに、
    電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
    前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
    変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
    前記波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、を実行させ、
    前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以下の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が前記閾値を越える場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析プログラム。
  3. コンピュータに、
    電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
    前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
    変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
    前記波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、を実行させ、
    前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以上の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が前記閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析方法。

  4. コンピュータに、
    電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力ステップと、
    前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出ステップと、
    変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断ステップと、
    前記波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理ステップと、を実行させ、
    前記解析要否判断ステップは、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以下の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が前記閾値を越える場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とすることを特徴とする電子回路解析方法。

  5. 電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力部と、
    前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出部と、
    変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断部と、
    前記解析要否判断部による波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理部と、
    前記解析要否判断部で波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断部とを備え、
    前記解析要否判断部は、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の類似度を算出し、全ての特性の類似度が所定の閾値以上の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の類似度が前記閾値未満の場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析装置。
  6. 電子回路を記述した素子モデルを含む回路情報を入力する回路情報入力部と、
    前記回路情報から変更された素子モデルを使用している電子回路を検出する変更回路検出部と、
    変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性を比較して波形解析の要否を判断する解析要否判断部と、
    前記解析要否判断部による波形解析要否の判断結果を表示すると共に、波形解析の必要性を判定した変更後の素子モデルを使用している電子回路の波形解析を指示して実行させる判定結果処理部と、
    前記解析要否判断部で波形解析不要を判断した際に、変更後の素子モデルを含む電子回路の設計要求条件が変更前に対し変化していた場合、既存の波形解析結果が変更後の設計要求条件を満たすか否かの良否判定を指示して実行させ、判定結果を表示させる判定要否判断部とを備え、
    前記解析要否判断部は、変更前の素子モデルと変更後の素子モデルの特性として、電圧電流特性、過渡特性及び周波数特性を算出すると共にそれぞれの特性の誤差を算出し、全ての特性の誤差が所定の閾値以下の場合に波形解析の必要性の無しを判定し、少なくとも何れか1つの特性の誤差が前記閾値を越える場合に波形解析の必要性の有りを判定することを特徴とする電子回路解析装置。
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