JP2018162983A - 電流検出装置 - Google Patents

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洋 高田
Hiroshi Takada
洋 高田
雅巳 對間
Masami Taima
雅巳 對間
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Abstract

【課題】環境温度の変化による性能の低下を抑制すること。
【解決手段】部分的に間隙を有する環状のコア10と、コア10を被覆する緩衝材11と、緩衝材を介在させてコア10と一体化されるハウジング12と、コア10の間隙に配置される磁気センサ13を含み、緩衝材11の硬度がハウジング12の硬度よりも小さく設定されている、電流検出装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホール素子等の磁気センサ(電磁変換素子)を用いて電流を検出する電流検出装置に関する。
電流検出装置に関する従来技術は、例えば特開2011−153935号公報(特許文献1)に開示されている。当該文献に開示される電流検出器は、外装ケースと、この外装ケース内に設けられた環状のコアと、このコアの磁気ギャップ内に位置してコアを通過する電流の大きさを検知するホール素子とを備える。そして、コアには、その磁路に沿う全長の内、一部の長さに亘ってコアの表面を覆うモールド樹脂部が磁路に沿う一箇所ないし複数箇所に成形されている。このコアとモールド樹脂部からなるコア部品は、モールド樹脂部の表面が外装ケースの内面に接触した状態で、外装ケースの内部に固定されている。
ところで、上記したような従来の電流検出装置では、それぞれ樹脂からなる外装ケースやモールド樹脂部が環境温度の変化によって膨張や収縮を生じた際に、これらとコアとの線熱膨張率の差が比較的大きいことに起因してコアに応力が掛かり、コアの位置ずれを生じる等によって電流検出装置の性能の低下を引き起こす場合がある。
特開2011−153935号公報
本発明に係る具体的態様は、環境温度の変化による性能の低下を抑制することが可能な電流検出装置を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る一態様の電流検出装置は、(a)部分的に間隙を有する環状のコアと、(b)前記コアを被覆する緩衝材と、(c)前記緩衝材を介在させて前記コアと一体化されるハウジングと、(d)前記コアの前記間隙に配置される磁気センサを含み、(e)前記緩衝材の硬度が前記ハウジングの硬度よりも小さく設定されている、電流検出装置である。
上記構成によれば、環境温度の変化による性能の低下を抑制することが可能な電流検出装置が得られる。
図1は、一実施形態の電流検出装置の構成を示す断面図である。 図2は、電流検出装置の分解斜視図である。 図3は、電流検出装置を構成するコアおよび緩衝材の構成を部分的に断面で示した斜視図である。 図4は、電流検出装置を構成するコア、緩衝材、ハウジングの構成を部分的に断面で示した斜視図である。 図5は、複数の電流路に対応した電流検出装置の構成例を示す斜視図(部分断面図)である。
図1は、一実施形態の電流検出装置の構成を示す断面図である。図2は、電流検出装置の分解斜視図である。図3は、電流検出装置を構成するコアおよび緩衝材の構成を部分的に断面で示した斜視図である。図4は、電流検出装置を構成するコア、緩衝材、ハウジングの構成を部分的に断面で示した斜視図である。各図に示す電流検出装置1は、コア10、緩衝材11、ハウジング12、磁気センサ13、回路基板14を含んで構成されている。この電流検出装置1は、コア10の内側の貫通孔15に配置されるバスバー等の電流路(図示省略)に流れる計測対象電流の大きさを検出するためのものである。
コア10は、略C字状、すなわち一部に間隙16を有する略環状の部材であり、ヒステリシスの小さいパーマロイなどの磁性体材料を用いて形成されている。
緩衝材11は、コア10のほぼ全体を被覆するように設けられている。詳細には、緩衝材11は、コア10の間隙16の部分についてはそのほとんどを被覆せずにそれ以外の部分をすべて被覆するように設けられている。この緩衝材11は、熱可塑性ポリウレタン樹脂など熱可塑性の軟質樹脂を用いて形成されている。ここでいう「軟質」とは、ハウジング12の形成に用いられる材料に対して相対的に硬度が小さいという意味である。
ハウジング12は、コア10および緩衝材11と一体に設けられており、これらを収容する。詳細には、ハウジング12は、コア10および緩衝材11の全体を覆うように設けられている。また、ハウジング12は、コア10および緩衝材11の図中における側面との間に間隙を有して配置された側壁を有する。このハウジング12は、一般にエンジニアリングプラスチックと称される合成樹脂を用いてインサート成形などの方法により形成される。このような合成樹脂としては、例えば、ガラスを含有させたPBT(ポリブチレンテレフタレート)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)などを用いることができる。
磁気センサ13は、磁場を検出してその大きさに応じた電気信号(電圧等)を発生するものである。この磁気センサ13は、ホール効果に基づいて動作するものであり、コア10の間隙16に配置されている。
回路基板14は、磁気センサ13から出力される電気信号に基づいて、貫通孔15に配置された電流路に流れる計測対象電流の大きさを検出するためのものである。この回路基板14は、図示のようにコア10および緩衝材11の図中上側を覆うようにしてハウジング12に取り付けられている。
次に、緩衝材11の材質についてさらに詳細に説明する。緩衝材11は、コア10とハウジング12の熱膨張率の差に起因するコア10への応力を緩和するためにコア10とハウジング12の間に設けられている。このような効果を得るためには、ハウジング12の形成に用いられる材料よりも緩衝材11の形成に用いられる材料の硬度が相対的に小さいことが必要であり、例えば相対的に20%以上硬度が小さいことが好ましい。
具体的には、以下のような計算式により、ハウジングの硬度を基準とした緩衝材の硬度低下率(硬度差)を求めた場合に、その値が20%以上であることが好ましく、50%以上であることがさらに好ましく、上限としては95%以下とすることが好ましい。
100−(緩衝材の硬度/ハウジングの硬度)×100=硬度低下率(%)
例えば、上記に例示した熱可塑性ポリウレタン樹脂を用いて緩衝材11を形成し、かつ、ガラスを含有させたPBTを用いてハウジング12を形成した場合には、各々の硬度が以下の通りであり、硬度低下率は90%となる。
緩衝材11の硬度:
ロックウェル−R=10 (*ショア−Dの計測値である80に基づき換算)
ハウジング12の硬度:
ロックウェル−R=100
以上のような実施形態によれば、コア10とハウジング12の間に軟質樹脂の緩衝材11を介在させていることから、環境温度の変化に起因するコア10への応力負荷を緩和することができる。従って、環境温度の変化による電流検出装置の性能の低下を抑制することができる。また、性能低下を抑制できることからコアの体積縮小を図ることができるので、電流検出装置の小型化並びに軽量化を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では1つの電流路に対応する電流検出装置の構成例を示していたが複数の電流路に対応した電流検出装置に本発明を適用することも可能である。
図5は、複数の電流路に対応した電流検出装置の構成例を示す斜視図(部分断面図)である。図示の例の電流検出装置1aは、3つの電流路にそれぞれ対応して、コア10aとこれを覆う緩衝材11a、コア11bとこれを覆う緩衝材11b、コア10cとこれを覆う緩衝材11c、各コア10a〜10cにそれぞれ対応する磁気センサ13a、13b、13c、各コア10a〜10cに共通に設けられたハウジング12aおよび回路基板14aを備えている。この電流検出装置1aは、各貫通孔15a、15b、15cに配置される電流路(図示略)に流れる電流をそれぞれ検出することができる。
1、1a:電流検出装置
10、10a、10b、10c:コア
11、11a、11b、11c:緩衝材
12、12a:ハウジング
13、13a、13b、13c:磁気センサ
14、14a:回路基板
15、15a、15b、15c:貫通孔
16:間隙

Claims (4)

  1. 部分的に間隙を有する環状のコアと、
    前記コアを被覆する緩衝材と、
    前記緩衝材を介在させて前記コアと一体化されるハウジングと、
    前記コアの前記間隙に配置される磁気センサと、
    を含み、
    前記緩衝材の硬度が前記ハウジングの硬度よりも小さく設定されている、
    電流検出装置。
  2. 前記ハウジングは、樹脂材料を用いて構成され、
    前記緩衝材は、前記ハウジングを構成する樹脂材料よりも硬度の小さい軟質樹脂材料を用いて構成されている、
    請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記ハウジングの硬度を基準とした前記緩衝材の硬度の低下率が50%以上である、
    請求項1又は2に記載の電流検出装置。
  4. 前記ハウジングは、少なくとも前記間隙の部分を除いた前記コア及び前記緩衝材の全体を被覆するように設けられている、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電流検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020045572A1 (ja) 2018-08-31 2020-03-05 株式会社アドメテック 内視鏡下癌治療システム

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