JP2018162606A - 装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】閂機構の破壊に対する防犯性を向上する。【解決手段】筐体本体および前記筐体本体を開閉する扉部を有する筐体と、前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ第1の固定位置に移動可能に設けられ、前記扉部の第1の側から前記筐体本体側に突出する、金属の板状部材からなる第1の閂と、前記第1の閂との係合により前記第1の固定位置における前記第1の閂の移動を制限する第1の係合部と、前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ第2の固定位置に移動可能に設けられ、前記扉部の第2の側から前記筐体本体側に突出する、金属の板状部材からなる第2の閂と、第1のリロック部と、前記第1の閂が前記第1の固定位置にある状態において、前記第1のリロック部を前記第1の閂と前記第1のリロック部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第1のリロック部が前記第1の閂と係合しない位置に保持する第1のワイヤーと、を備える、装置。【選択図】図7

Description

本発明は、装置に関する。
昨今、金融機関のATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
自動取引装置は、現金を収納する現金収納部を備え、当該現金収納部は、防犯性の観点から金庫内に設けられる場合がある。金庫は、金庫の扉を閉状態に固定する閂、および当該閂の移動を制限するためのロックを有し得る。自動取引装置に設けられる金庫の構成は、例えば下記特許文献1に開示されている。
特開2009−19380号公報
しかし、ロックが破壊されると、閂が移動可能になり、閂による閉状態の固定が解除され、金庫の扉が開いてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、防犯性をより向上することが可能な、新規かつ改良された装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、筐体本体および前記筐体本体を開閉する扉部を有する筐体と、前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ第1の固定位置に移動可能に設けられ、前記扉部の第1の側から前記筐体本体側に突出する、金属の板状部材からなる第1の閂と、前記第1の閂との係合により前記第1の固定位置における前記第1の閂の移動を制限する第1の係合部と、前記第1の閂との係合により前記第1の固定位置における前記第1の閂の移動を制限する第2の係合部と、前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ第2の固定位置に移動可能に設けられ、前記扉部の第2の側から前記筐体本体側に突出する、金属の板状部材からなる第2の閂と、第1のリロック部と、第2のリロック部と、前記第1の閂が前記第1の固定位置にある状態において、前記第1のリロック部を前記第1の閂と前記第1のリロック部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第1のリロック部が前記第1の閂と係合しない位置に保持する第1のワイヤーと、前記第1の閂が前記第1の固定位置にある状態において、前記第2のリロック部を前記第1の閂と前記第2のリロック部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第2のリロック部が前記第1の閂と係合しない位置に保持する第2のワイヤーと、前記第1の係合部を覆うように設けられた第1のカバー部材と、前記第2の係合部を覆うように設けられた第2のカバー部材と、前記第1のワイヤーを支持する第1のスライド部材と、前記第2のワイヤーを支持する第2のスライド部材と、を備え、前記第1のスライド部材に前記第1のカバー部材の一部が挿入されることで、前記第1のワイヤーを弛ませる方向への前記第1のスライド部材のスライド移動が制限され、前記第2のスライド部材に前記第2のカバー部材の一部が挿入されることで、前記第2のワイヤーを弛ませる方向への前記第2のスライド部材のスライド移動が制限される、を備える、装置が提供される。
前記第1のワイヤーおよび前記第2のワイヤーは、延伸方向が異なる複数の辺部分を有してもよい。
前記第1のワイヤーは、前記第1の係合部の少なくとも一部を囲うように設けられ、前記第2のワイヤーは、前記第2の係合部の少なくとも一部を囲うように設けられてもよい。
以上説明したように本発明によれば、防犯性をより向上することが可能である。
本発明の実施形態による自動取引装置の構成を示した説明図である。 本発明の実施形態による自動取引装置の後面を示す説明図である。 本発明の実施形態による金庫30の基本構成を示す説明図である。 リロックの構成を示す説明図である。 本発明の実施形態による閂機構の動作を示す説明図である。 主閂が固定位置においてロックされた状態を示す説明図である。 応用例による構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<0.自動取引装置の構成>
本発明の実施形態は、主に、自動取引装置の内部に設けられる金庫に関する。以下では、自動取引装置の構成を概略的に説明した後に、本発明の実施形態による金庫の構成を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による自動取引装置20の構成を示した説明図である。自動取引装置20は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置20は、金融機関の営業店、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置される。
このような自動取引装置20は、図1に示したように、表示入力部22、通帳挿入口24、カード挿入排出口26、レシート排出口27、接客口28および金庫30を備える。
表示入力部22は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部および顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、図1においては表示部および入力部の機能が自動取引装置20において一体的に構成される例を示しているが、表示部および入力部の機能は分離して構成されてもよい。
通帳挿入口24は顧客の通帳を挿入および排出するための開口部である。カード挿入排出口26は、顧客の磁気カードを挿入および排出するための開口部である。また、レシート排出口27は、取引情報が印字されたレシートを排出するための開口部である。接客口28は、顧客による現金の入金口、および顧客への現金の出金口としての機能を有する。なお、現金は、紙幣であってもよいし、硬貨であってもよい。
自動取引装置20は、入金取引で顧客により入金された現金、または出金取引で顧客に出金される現金を収納する現金収納部(図示せず。)を有する。金庫30は、当該現金収納部を格納する装置である。金庫30の扉部は自動取引装置20の後面側に設けられ、操作者は、自動取引装置20の後面側から金庫30を開閉することが可能である。
図2は、自動取引装置20の後面を示す説明図である。図2に示したように、金庫30は、筐体本体32および扉部34からなる筐体を有し、扉部34にはノブ36、ダイヤルロック部39およびキーロック部40が設けられる。扉部34は筐体本体32に対して開閉可能に取り付けられている。操作者が、ダイヤルロック部39またはキーロック部40に解錠操作を行いノブ36を回転させると、扉部34に設けられた閂がノブ36の回転に連動して、筐体本体32に入り込む位置と、筐体本体32に入り込まない位置との間で移動する。
なお、図1および図2には、自動取引装置20が後面側から金庫30にアクセス可能な後面機である例を示したが、前面側から金庫30にアクセス可能な前面機にも本発明の実施形態を適用可能である。また、本明細書においては、自動取引装置20に設けられる金庫30に本発明の実施形態が適用される例を主に説明するが、本発明の実施形態の適用先は自動取引装置20に設けられる金庫30に限定されない。例えば、本発明の実施形態は、単独で利用される金庫に適用されてもよいし、他の装置に設けられる金庫に適用されてもよい。
<1.金庫の構成>
続いて、図3〜図6を参照して、本発明の実施形態による金庫30の構成をより具体的に説明する。
図3は、本発明の実施形態による金庫30の基本構成を示す説明図である。図3に示したように、本発明の実施形態による金庫30は、筐体本体32と、扉部34と、蝶番部38と、閂機構100と、を備える。
筐体本体32は、現金収納部を格納する空間を形成する。扉部34は、筐体本体32の開口面に設けられる。扉部34は、蝶番部38を介して筐体本体32に連結されており、扉部34は、蝶番部38が有する回転軸周りに回転することにより、筐体本体32を開閉する。
閂機構100は、扉部34が筐体本体32に対して閉じられた閉状態をロックするための機構である。閂機構100は、図2に示したように、例えばガイドピン101〜105、主閂110、リンク130、ロック部140、ロック閂142、副閂150、リロック160およびワイヤー162を有する。
ガイドピン101〜105は扉部34に固定されたピンである。リンク130はノブ36と同一の回転軸に支持されている。リンク130は、主閂110側に突出するリンクピン134を有する。
主閂110は、ガイド孔111〜113、可動孔114、段差部115、スライドピン116および突出部118を有する、金属の板状部材からなる第1の閂の一例である。ガイド孔111〜113は、同一方向(図3の例では水平方向)に沿って形成された孔である。ガイド孔111にはガイドピン101が挿入され、ガイド孔112にはガイドピン102が挿入され、ガイド孔113にはガイドピン103が挿入される。
可動孔114は、ガイド孔111〜113と異なる方向(図2の例では垂直方向)に沿って形成された孔である。可動孔114には、リンク130に設けられたリンクピン134が挿入される。スライドピン116は、後述する副閂150のスライド孔156に挿入される挿入部の一例である。
ロック部140は、ロック閂142の一部を支持しており、ダイヤルロック操作またはキーロック操作などの操作者によるロック操作に基づき、ロック部140からのロック閂142の突出量を制御する。例えば、一方のロック部140はダイヤルロック操作に基づいて動作し、他方のロック部140はキーロック操作に基づいて動作してもよい。図3に示した2組のロック部140およびロック閂142は、各々、主閂110と係合する第1の係合部、および第2の係合部として機能する。
副閂150は、ガイド孔154および155と、スライド孔156を有する、金属の板状部材からなる第2の閂の一例である。ガイド孔154および155は、同一方向(図3の例では垂直方向)に沿って形成された孔である。ガイド孔154にはガイドピン104が挿入され、ガイド孔155にはガイドピン105が挿入される。なお、ガイドピン104および105は扉部34に固定されたピンである。
スライド孔156は、主閂110の移動方向の成分、および副閂150の移動方向の成分を有する方向に沿って形成された孔部である。なお、主閂110の移動方向はガイド孔111〜113の形成方向であり、副閂150の移動方向はガイド孔154および155の形成方向である。スライド孔156には主閂110のスライドピン116が挿入される。
リロック160は、主閂110と扉部34の異なる厚み位置に配置される。すなわち、リロック160は主閂110の移動経路上に位置しない。突出部118は、主閂110のリロック160側の面上に設けられる。突出部118とリロック160の扉部34における厚み位置は少なくとも一部で重複する。図3に示した2つのリロック160は、各々、第1のリロック部および第2のリロック部として機能する。
ワイヤー162は、リロック160を、リロック160が突出部118と係合しない位置に保持する保持部の一例である。図4は、リロック160周辺を示す図であり、リロック160は、図4に示したように、扉部34に固定されたスプリング164により突出部118とリロック160が係合する位置へ付勢されている。ワイヤー162は、当該付勢力に対抗してリロック160を保持する。なお、リロック160の主閂110の移動方向上での位置は、図示しないガイド部材により固定されている。図3に示した2本のワイヤー162は、各々、第1のワイヤーおよび第2のワイヤーとして機能する。
<2.金庫の動作>
図3に示した閂機構100の状態では、主閂110の端部110hおよび副閂150の端部150hのいずれも筐体本体32に入り込んでいないので、扉部34の回転は制限されていない。このため、操作者は、ノブ36を引くことにより、扉部34を開くことが可能である。一方、操作者がノブ36を回転させると、主閂110の移動と連動して副閂150が移動し、主閂110の端部110hおよび副閂150の端部150hが筐体本体32に入り込む。以下、図5を参照して主閂110と副閂150の連動について具体的に説明する。
図5は、本発明の実施形態による閂機構100の動作を示す説明図である。操作者がノブ36を回転させると、ノブ36の回転に連動してリンク130も回転する。リンク130が回転すると、リンクピン134が可動孔114内を摺動しながら可動孔114の側壁を押す。
ここで、主閂110のガイド孔111〜113にはガイドピン101〜103が挿入されているので、主閂110の移動方向は、ガイド孔111〜113の形成方向(長手方向)に制限される。このため、主閂110は、リンクピン134が可動孔114の側壁を押す力に基づいてガイド孔111〜113の形成方向に沿って移動し、図5に示したように、主閂110の端部110hが筐体本体32に入り込む。
このように、主閂110の端部110hが筐体本体32に入り込む場合、すなわち、主閂110が扉部34と筐体本体32を跨ぐ第1の固定位置にある場合、操作者がノブ36を引いても、主閂110の端部110hが筐体本体32に引っ掛かるので、扉部34は開かない。
さらに、上述した主閂110の移動の間に、主閂110に設けられたスライドピン116が副閂150のスライド孔156内を摺動しながらスライド孔156の側壁を押す。
ここで、スライド孔156は、主閂110の移動方向の成分およびガイド孔154および155の形成方向の成分を有する方向に沿って形成されているので、スライドピン116がスライド孔156の側壁を押す力の方向成分も、主閂110の移動方向の成分およびガイド孔154および155の形成方向の成分からなる。しかし、副閂150のガイド孔154および155にはガイドピン104および105が挿入されているので、副閂150の移動方向は、ガイド孔154および155の形成方向(長手方向)に制限される。このため、副閂150は、スライドピン116がスライド孔156の側壁を押す力に基づいてガイド孔154および155の形成方向に沿って移動し、図6に示したように、副閂150の端部150hが筐体本体32に入り込む。
このように、主閂が第1の固定位置にある場合には、副閂150も扉部34と筐体本体32を跨ぐ第2の固定位置にある。図5に示したように、主閂が第1の固定位置にあり、かつ、副閂150が第2の固定位置にある場合、主閂110の端部110hおよび副閂150の端部150hが筐体本体32に引っ掛かるので、扉部34は開かない。
図6は、主閂110が固定位置においてロックされた状態を示す説明図である。操作者がダイヤルロック操作またはキーロック操作などのロック操作を行うと、図6に示したように、ロック部140が、ロック閂142をロック部140から突出させる。これにより、主閂110の段差部115とロック閂142が係合するので、主閂110が第1の固定位置においてロックされる。同時に、副閂150が第2の固定位置においてロックされる。
図6に示した状態において、ロック部140またはロック閂142が破壊されると、主閂110がスライド可能になってしまい、主閂110および副閂150が筐体本体32から外れてしまう。リロック160およびワイヤー162は、ロック部140またはロック閂142の破壊行為への対策のために設けられた構成である。
ワイヤー162が切断されると、スプリング164の付勢力により、リロック160が移動する。そして、リロック160が突出部118と係合する。これにより、ロック閂142が機能を失っても、リロック160と突出部118との係合により、主閂110の固定を維持する。
<3.効果>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、扉部34の垂直方向の辺側(第1の側)から主閂110が筐体本体32に入り込み、扉部34の水平方向の辺側(第2の側)から副閂150が筐体本体32に入り込む。従って、扉部34の垂直方向の辺に沿って主閂110の端部110hが破壊されても扉部34は開かず、副閂150の位置の特定および破壊にはさらなる時間がかかるので、防犯性を向上することが可能である。
また、ロック部140またはロック閂142の破壊行為により、ワイヤー162が切断されると、スプリング164の付勢力により、リロック160が突出部118と係合する。これにより、ロック閂142が機能を失っても、リロック160と突出部118との係合により、主閂110の固定を維持することができる。リロック160はロック部140およびロック閂142から離れた位置にあるので、リロック160の位置の特定および破壊にはさらなる時間がかかる。したがって、本発明の実施形態によれば、防犯性を一層向上することが可能である。
また、ワイヤー162は、図6に示したように、ロック部140およびロック閂142の少なくとも一部を囲うように、延伸方向が異なる複数の辺部を有してもよい。かかる構成によれば、ワイヤー162がロック部140およびロック閂142の少なくとも一部を囲う方向の範囲内からの破壊行為で、ワイヤー162が切断され得る。従って、多様な方向からの破壊行為への対策を実現することが可能である。
<4.応用例>
続いて、本発明の実施形態の応用例を説明する。図7は、本発明の実施形態の応用例を示す説明図である。本発明の応用例によれば、図7に示したように、カバー部材170、スライド部材180およびガイド部材190がさらに設けられる。
カバー部材170は、ロック部140を覆うように扉部34に固定される。カバー部材170は、ロック部140側に屈曲する屈曲部172を有し、当該屈曲部172の先端は、スライド部材180に設けられた孔に挿入される。
ガイド部材190は、開口192および開口194を有し、扉部34に固定される。スライド部材180は、ガイド部材190の開口192および開口194に挿入される。また、スライド部材180は孔を有し、当該孔にカバー部材170の一部(屈曲部172の先端)が挿入される。スライド部材180は、ワイヤー162を支持するワイヤー支持部182を有する。
図7に示したように、カバー部材170の屈曲部172の先端がスライド部材180に挿入された状態においては、スライド部材180がカバー部材170に支持されるので、スライド部材180のスライド移動が制限される。
一方、ロック部140の破壊行為により、カバー部材170が破損または変形すると、屈曲部172の先端がスライド部材180の孔から外れ得る。屈曲部172の先端がスライド部材180の孔から外れると、スライド部材180がカバー部材170による支持から解放されるので、ガイド部材190の開口192および開口194の中を、ワイヤー162が緩む方向へスライド移動する。
スライド部材180のスライド移動によりワイヤー162が緩むと、リロック160が付勢力により図6に示した突出部118と係合する。これにより、ワイヤー162が切断されなくても、ロック部140への破壊行為に応じて主閂110の固定を維持することが可能となる。
図7には、一方のロック部140について設けられるカバー部材170(第1のカバー部材)、スライド部材180(第1のスライド部材)およびガイド部材190(第1のガイド部材)のみを示しているが、他方のロック部についても同様にカバー部材170(第2のカバー部材)、スライド部材180(第2のスライド部材)およびガイド部材190(第2のガイド部材)が設けられる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、上記実施形態では2本のワイヤー162が用いられる例を説明したが、1本のワイヤー162が用いられてもよい。
20 自動取引装置
30 金庫
32 筐体本体
34 扉部
36 ノブ
38 蝶番部
100、200、300、400、500、600 閂機構
101〜108 ガイドピン
110 主閂
111〜113 ガイド孔
114 可動孔
115 段差部
116 スライドピン
118 突出部
119 スライドピン
130 リンク
134 リンクピン
140 ロック部
142 ロック閂
150 副閂
154、155 ガイド孔
156 スライド孔
160 リロック
162 ワイヤー
164 スプリング
170 カバー部材
172 屈曲部
180 スライド部材
182 ワイヤー支持部
190 ガイド部材
192、194 開口
閂機構100は、扉部34が筐体本体32に対して閉じられた閉状態をロックするための機構である。閂機構100は、図3に示したように、例えばガイドピン101〜105、主閂110、リンク130、ロック部140、ロック閂142、副閂150、リロック160およびワイヤー162を有する。
可動孔114は、ガイド孔111〜113と異なる方向(図3の例では垂直方向)に沿って形成された孔である。可動孔114には、リンク130に設けられたリンクピン134が挿入される。スライドピン116は、後述する副閂150のスライド孔156に挿入される挿入部の一例である。

Claims (3)

  1. 筐体本体および前記筐体本体を開閉する扉部を有する筐体と、
    前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ第1の固定位置に移動可能に設けられ、前記扉部の第1の側から前記筐体本体側に突出する、金属の板状部材からなる第1の閂と、
    前記第1の閂との係合により前記第1の固定位置における前記第1の閂の移動を制限する第1の係合部と、
    前記第1の閂との係合により前記第1の固定位置における前記第1の閂の移動を制限する第2の係合部と、
    前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ第2の固定位置に移動可能に設けられ、前記扉部の第2の側から前記筐体本体側に突出する、金属の板状部材からなる第2の閂と、
    第1のリロック部と、
    第2のリロック部と、
    前記第1の閂が前記第1の固定位置にある状態において、前記第1のリロック部を前記第1の閂と前記第1のリロック部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第1のリロック部が前記第1の閂と係合しない位置に保持する第1のワイヤーと、
    前記第1の閂が前記第1の固定位置にある状態において、前記第2のリロック部を前記第1の閂と前記第2のリロック部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第2のリロック部が前記第1の閂と係合しない位置に保持する第2のワイヤーと、
    前記第1の係合部を覆うように設けられた第1のカバー部材と、
    前記第2の係合部を覆うように設けられた第2のカバー部材と、
    前記第1のワイヤーを支持する第1のスライド部材と、
    前記第2のワイヤーを支持する第2のスライド部材と、
    を備え、
    前記第1のスライド部材に前記第1のカバー部材の一部が挿入されることで、前記第1のワイヤーを弛ませる方向への前記第1のスライド部材のスライド移動が制限され、
    前記第2のスライド部材に前記第2のカバー部材の一部が挿入されることで、前記第2のワイヤーを弛ませる方向への前記第2のスライド部材のスライド移動が制限される、装置。
  2. 前記第1のワイヤーおよび前記第2のワイヤーは、延伸方向が異なる複数の辺部分を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1のワイヤーは、前記第1の係合部の少なくとも一部を囲うように設けられ、
    前記第2のワイヤーは、前記第2の係合部の少なくとも一部を囲うように設けられる、請求項2に記載の装置。



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