JP2017021612A - 金銭処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】手動のロック部材の移動規制を解除する簡易なロック構造を備えた金銭処理機を提供する。
【解決手段】蓋61と操作部材64とロック部材66と係合部とを備えている。操作部材64は、バネの付勢力によって移動した基端位置と、その反対方向の外力を受けて、装填されている硬貨投入口部と干渉する先端位置との間で移動可能な先端部64bを備え、ロック部材66は、操作部材64の付勢方向と同一方向に付勢され、操作部材64が先端位置に移動するとき係合して移動し、かつ操作部材64が基端位置にあるときロック位置にあり、先端位置にあるときロック解除位置にある。係合部は外装部に設けられて蓋61に対して施錠と解錠とを行う。ロック部材66は、ロック位置で係合部に対して施錠され、ロック解除位置で係合部に対して解錠されるロック爪部66aを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、利用者によって操作されるセルフ店等に設置される金銭処理機に関する。
近年、セルフの店舗、例えばセルフのガソリンスタンド等が普及している。かかる店舗では、顧客自身が給油操作、及び金銭処理機を介して支払い操作を行う。この種の金銭処理機は、内部に金銭が収容される容器と接客用の外装部を表面に有する防盗扉とを備えている。顧客は、防盗扉が閉じられた状態で操作部を介して支払い等の操作を行う。一方、例えば金銭詰まり等へのエラー対応や金銭の回収、補充は店員によって行われるが、その場合、防盗扉が開けられたまま作業が行われる。防盗扉が開けられると、機器の動作モード等を報知するコード表示部や金銭収容部が見える状態となり、保安乃至は安全性が損われる虞がある。そこで、コード表示部を外装部に設けると共に、鍵付きで蓋を被せるようにすることが考えられる。かかる構造を採用すれば、安全性を高く維持できる。しかしながら、外装部には、既に接客用の各種操作部が配置されているため、サイズ的には硬貨投入口部の真横にコード表示部を配置し得るものの、専用の鍵穴部を別途設けるほどのスペース的余裕がないことから、更なる工夫を要する。
特許文献1には、筐体内を隔板で上下に仕切って、重要な部材を収容するための上扉と、遊技構造物等を収容するための下扉とを設けた遊技機が記載されている。この遊技機は、上扉を開閉するための鍵穴部を設けると共に、下扉を閉じたときに、この鍵穴部が下扉で覆われるようにした、いわゆる二重ロック構造を備えている。
特開2009−136630号公報
硬貨投入口部は、硬貨を1枚ずつ投入するスリットを備える一方、硬貨一括投入モードでは硬貨投入口部を引き出して、いわゆる開放可能に構成されていることから、硬貨投入口部を引き出したときに露出する箇所に、コード表示部の蓋の鍵穴部を設けることが考えられる。すなわち、特許文献1に記載の二重ロック構造のように、硬貨投入口部が開成されたときに、コード表示部の蓋を開閉する鍵穴が露出するように配置する態様が考えられる。しかしながら、露出した位置に鍵穴を設けることは配置的に、また操作上も容易ではなく、さらに硬貨投入口部の開閉を行う専用の鍵穴部に加えて、コード表示部の蓋を開閉する鍵穴部を設けることはいたずらに構成の複雑化を招く。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、隣接する操作部の開放を受けて露出することで手動のロック部材の移動規制を解除する簡易なロック構造を備えた金銭処理機を提供することを目的とする。
本発明は、外装部の表面であって、装填と引出とが操作可能な第1の操作部に隣接して配置され、前面に開閉用の蓋を有する第2の操作部を備えた金銭処理機において、前記蓋は、一の方向への付勢力によって位置する第1の位置と前記付勢力に抗する方向に外力を受けて、装填時における前記第1の操作部と干渉する第2の位置との間で移動可能な作用部を備えた操作部材と、前記一の方向と同一方向に付勢されて移動可能にされると共に、前記操作部材が前記第2の位置側に移動するとき前記操作部材と係合して移動させられ、かつ前記操作部材が前記第1の位置にあるときロック位置にあり、前記操作部材が前記第2の位置にあるときロック解除位置にあるロック部材とを備え、前記外装部は、前記蓋に対して施錠と解錠とを行う係合部を備え、前記ロック部材は、前記ロック位置で前記係合部に対して施錠され、前記ロック解除位置で前記係合部に対して解錠されるロック爪部を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、外力を作用させて操作部材を第1の位置から第2の位置に移動させる場合、第1の操作部が装填されている状態では操作部材の作用部が第1の操作部と干渉し、第2の位置への移動が規制される。従って、ロック部材がロック解除位置に移動できず、蓋は解錠が規制される。一方、第1の操作部材が引き出された状態では、操作部材の作用部は第1の操作部と干渉しないため、第2の位置への移動が許可される。従って、ロック部材がロック解除位置に移動できるため、蓋は解錠が許可される。このように、第1の操作部が引き出された場合にのみ、第2の操作部の蓋を開閉する(解錠する)ことができるので、専用の鍵を付設することなく、ロック部材の移動規制を簡易な機構で解除可能にして保安性乃至は安全性を確保する。
また、前記操作部材は、前記蓋の一部の開口から露出する基端部を有し、前記基端部を第1の方向と反対に方向に押し込むことで、第2の位置に移動可能にされていることを特徴とする。この構成によれば、蓋の一部の開口に露出した基端部を押し込む操作で解錠状態に移行させることが可能となる。
また、前記第1の操作部は硬貨投入口部であり、前記第2の操作部はコード表示部であることを特徴とする。この構成によれば、機器の現状況の情報が不用意に漏れることが防止される。
また、前記ロック爪部及び前記係合部の一方は、互いに摺接する部位がテーパ状に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、蓋を閉じる方向への簡単な操作のみで蓋を閉じることが可能となる。
本発明によれば、手動のロック部材の移動規制を解除する簡易なロック構造を備えることができる。
本発明に係る金銭処理機の外観構成を説明する外観図である。 金銭処理機の外装部の外観構成を説明する外観図である。 硬貨投入口部の構成を示すもので、開放途中における外観図である。 硬貨投入口部の構成を示すもので、開放状態における外観図である。 第1実施形態に係るコード表示部の蓋の開放状態における外観図である。 第1実施形態に係るコード表示部の蓋の内側から見たロック機構部の斜視図である。 第1実施形態に係るコード表示部の蓋の内側から見たロック機構部を半透明で示した状態の斜視図である。 蓋のロックとロック解除との手順を説明する動作図である。
図1において、金銭処理機12は、セルフ店やセルフ用として適宜設置され、顧客自身によって金銭支払い処理に供するもので、前面に接客用の外装部10と、その後部の容器11とで構成されている。外装部10は、料金精算として顧客が操作可能なように、紙幣、硬貨の投入操作やお釣りとして払い出された紙幣、硬貨の取り出し操作を行うための各部を備えている。例えば、金銭処理機12が、セルフのガソリンスタンドに設置されている態様では、顧客自身によって給油操作されたガソリン給油量に応じた料金を計算し、その額を報知する。次いで、顧客から紙幣及び硬貨の投入を検知すると、投入金額を識別して、精算処理し、お釣りがある場合、お釣りの払い出しを行う。あるいは、先に必要な金額の支払いを受けて、その金額に応じた給油量を提供する態様でもよい。また、外装部10は、店員(管理者)が行う各種の作業に供する、後述の構成部を備えている。
容器11は、一般的であるので詳細な説明は省略するが、内部には紙幣処理部及び硬貨処理部を備えている。すなわち、容器11は、紙幣や硬貨を金種別に振り分ける振り分け部、それらを収容する収容部、紙幣や硬貨の受領、払出しのための機構部を備えると共に、精算処理及び前記機構部の制御を行う制御部を備えている。
図2に示すように、外装部10は、所定形状、例えば正面視で長方形を有する扉部等の本体フレーム1を備えている。本体フレーム1は所定サイズを有し、その正面側には、紙幣投入・払出口部2、硬貨投入口部3、硬貨払出トレイ部4、一括排出部5、コード表示部6及びインターホン部7が配設されている。なお、容器11を挟んで他面側にも同様の外装部10’を備えてもよい。
紙幣投入・払出口部2は、紙幣投入口21と紙幣払出口22とが隣接して、例えば上下に配設されている。紙幣投入口21は、差し込まれた紙幣を容器11の前述した紙幣処理部に搬入して収容するものであり、紙幣払出口22は、その紙幣処理部からお釣りとしての紙幣を搬出して払い出すものである。
本体フレーム1の右上部には硬貨投入口部3を装填する空間である装填部1A(図3参照)が形成され、その後部側には開口部30(図3参照)が形成されている。硬貨投入口部3は、この装填部1Aで回動可能に支持されることで本体フレーム1に対して装填及び引出操作可能にされている。硬貨投入口部3は、正面部31を備え、正面部31には、下部側に装填及び引出操作のための回動支持部32、中央の半球状の凹部33及び適所の鍵穴部34を有する。凹部33の底部には硬貨が投入可能なスリットが穿設されている。なお、図では示していないが、硬貨投入口部3の下方には、投入された硬貨を公知のように金種鑑別して金種毎に収容する硬貨処理部が備えられている。硬貨投入口部3の詳細は後述する。
硬貨払出トレイ部4は、容器11内の硬貨収容部と連通しており、お釣りとしての硬貨が払い出される。お釣り硬貨の払出し処理は、公知のように容器11内の硬貨処理部によって行われ、お釣りの払出しがある場合には、例えば金種毎に割り振られた硬貨収容部からお釣りとしての硬貨が金種毎に選択されて搬出され、硬貨払出トレイ部4に払い出される。
一括排出部5は、硬貨払出トレイ部4の底部に一部構成を利用して設けられている。硬貨払出トレイ部4の底部中央には、所定形状、例えば長方形状をした開口50Aが穿設されており、営業終了時に開口50Aを開放して硬貨収容部の硬貨を一括で排出(回収)する。
コード表示部6は、金銭処理機12の各種の状態(例えば硬貨詰まり等の異常状態など)をコード情報で表示するもので、通常は蓋61(図5参照)で閉ざされている。蓋61の詳細は後述する。インターホン部7は、操作方法が分からないなどの顧客によってボタン71が押されると、有線又は無線を介して店員に通報して、店員に説明を求めたり、呼び出したりするものである。
次に図3、図4を参照して、硬貨投入口部3を説明する。まず図4に示すように、回動支持部32は、装填部1Aの下部となる本体フレーム1に設けられた左右一対の軸受321と、硬貨投入口部3の下部に設けられた軸322とを備え、軸322が軸受321周りに回動可能に軸支されている。硬貨投入口部3は、図3、図4に示すように、正面部31の裏側に硬貨投入用の各部材乃至は補強用の左右の側壁部311を備えている。硬貨投入口部3は、軸受321周りに回動することで、上端位置では装填部1Aに装填された状態とされ、下端位置では全開放(引出)された状態とされる。硬貨投入口部3は通常は装填状態にあって、鍵穴部34に図略の鍵を差し込んで、例えばロック部341をキーロック(ロック状態)にして、1枚ずつの硬貨の投入を受け付ける。一方、硬貨の補充を行う場合、鍵を鍵穴部34に差し込んで、キーロックの解除操作を行い、次いで解除状態で、硬貨投入口部3を手前側に引き出すように、すなわち図3さらには図4のように全開放位置まで回動させる。図4の状態では、補充用の硬貨が開口部30から一気に投入可能となる。投入された硬貨は、公知のように金種毎に鑑別されて硬貨処理部に収容される。なお、鍵穴部34は一般的な鍵を採用する態様の他、小型の専用鍵を採用し、省スペース化に適した小型の鍵穴とすることが好ましい。
装填部1Aの左側(図3、図4参照)には、仕切り壁1Bを介してコード表示部6が配置されている。コード表示部6は、本体フレーム1内に専用のキャビネット60(図5参照)を有し、その前部を蓋61で開閉するようになっている。キャビネット60には、公知のように、コード表示用のLED601が左右に配列され、その下部に対応するコード内容が表記された表記部602が設けられている。機器の動作モードや動作状態に応じたLED601が点灯する。店員は、点灯したLED601に対応するコード内容を参照して現状を認識し、対応する処置や作業を実行する。
図5に示すように、本体フレーム1のうちのキャビネット60の左右両側となる位置には、蓋61を支持し、また開閉するための各部材が設けられている。すなわち、キャビネット60の右側には蓋61を支持する支持軸6Aが垂直に取付けられ、一方、左側には蓋61の施錠、解錠用として機能する側壁6Bが立設されている。側壁6Bの中央には係合孔61Bが形成されている。なお、支持軸6A,側壁6Bは、外装部10の本体フレーム1に設けられているとしてもよい。
蓋61は、図5〜図7に示すように、キャビネット60の開口形状に対応する長方形をした、不透明な蓋盤610を備えている。蓋盤610の左右一方側には上下一対の軸受62が設けられており、この軸受62に、支持軸6Aが軸支されて、蓋盤610が支持軸6A周りに回動可能になっている。
蓋盤610は、軸受62の反対側の立設された側壁63を有すると共に、側壁63と関わる長尺の操作部材64、及び操作部材64と関わるロック部材66を備えている。なお、図では見えていないが、蓋盤610の適所であって、操作部材64の先端64b側が露出する位置には、露出可能な所要寸法、厚みを有する切欠が形成されている。
側壁63の適所には開口631が穿設されている。開口631は、操作部材64の基端部64aを嵌合するものである。
操作部材64は、長尺本体の基端に基端部64aを、先端に先端部64bを有し、さらに、長尺方向の途中に長尺方向に長い長孔641、及び長尺方向と直交する方向に突出した係合部642を有する。基端部64aは外部から操作可能に配置されて、操作部位として機能し、先端部64bは作用部位として機能する。蓋盤610の適所であって、操作部材64の長孔641と対向する位置には長孔641を貫通するピン611が立設されている。また、蓋盤610には適所にリブが立設されて、操作部材64の上下をガイドすることで左右方向への円滑な移動を確保している。操作部材64は、ピン611によって長孔641の寸法分だけ左右方向に移動可能に構成され、図6に示すように右側に移動した状態(第1の位置)では、基端側64aが側壁63の開口631とほぼ面一となり、かつ先端部64bが蓋盤610の左端から殆ど(硬貨投入口部3を閉じた状態で側壁部311に当接しない寸法分しか)露出せず、一方、左側に移動した状態(第2の位置)では、後述するように、係合部642を介してロック部材66を解錠する。
操作部材64は、図7に示すように、蓋盤610のピン611との間に付勢部材、例えばバネ65が掛けられており、このバネ65によって常時基端側(図7の右方向)に付勢されている。
ロック部材66は、長尺本体の基端にロック爪部66aを有し、さらに、長尺方向の途中に係合部642と当接する係合部661、及び長尺方向の途中に長尺方向に長い長孔662を有する。蓋盤610の適所であって、ロック部材66の長孔662と対向する位置には長孔662を貫通するピン612が立設されている。なお、操作部材64と同様、蓋盤610の適所のリブによるガイドによってロック部材66の左右方向への円滑な移動を確保している。ロック部材66は、ピン612によって長孔662の寸法分だけ左右方向に移動可能に構成され、図6に示すように右側に移動した状態(ロック位置)では、ロック爪部66aが側壁6Bの係合孔61Bに嵌合可能な位置まで達し、すなわち施錠可能な状態となり、一方、左側に移動した状態(ロック解除位置)では、ロック爪部66aが側壁6Bの係合孔61Bから外れ、すなわち蓋61が解錠可能な状態となる。
ロック部材66は、図7に示すように、係止部66bと蓋盤610のピン612との間に付勢部材、例えばバネ67が掛けられており、このバネ67によって常時ロック爪部66a側(図7の右方向)に付勢されている。また、ロック部材66のロック爪部66aは、先端側がテーパ状に屈曲されている(図8参照)。従って、ロック爪部66aが右端に達している状態で、蓋61が軸受62周りに閉じられる方向に回動されると、ロック部材66は、側壁6Bに当接して、バネ67の付勢力に抗して押し戻されつつ、最終的に係合孔61Bに嵌り込む。
図8を参照して、ロック部材66の動きを説明する。まず施錠から説明すると、図8(a)において、蓋61が閉じられる方向に回動され、すなわちロック部材66が側壁6Bに当接する方向に回動する(図では説明の便宜上、上方向への移動で示している)。このときは、ロック部材66はバネ67によって基端側に達している。次いで、図8(b)で、ロック部材66の回動によってロック爪部66aが側壁6Bに当接する。この時点から、さらに蓋61が回動されると、図8(c)のように、ロック部材66は、バネ67の付勢力に抗して矢印Xで示す方向に押し戻されながら回動する。すなわち、ロック部材66は操作部材64の係合部642によって基端方向へのみ付勢することから、ロック部材66は、付勢方向と反対方向に移動することが可能である。
さらに、蓋61が回動されてロック爪部66aが側壁6bを乗り越えて係合孔61Bまで臨むと、図8(d)のように、ロック爪部66aはバネ67の付勢力によって係合孔61Bに嵌り込む。この状態で、蓋61は施錠された状態となる。
後に、蓋61を開放する場合、硬貨投入口部3が開放され、操作部材64の基端部64aが押し込まれて、係合部642が係合部661と係合して、図8(e)のように、ロック部材66を押し込むことで、側壁6Bの係合孔61Bから外れて、解錠可能な状態となる。
なお、ロック爪部66aをテーパ状とせず、蓋61を閉じる際にロック爪部66aの先端と摺接する側壁6Bの部位をテーパ状に屈曲形成してもよい。
また、第1実施形態では、操作部材64の操作として、基端部64aを先端側に押し込む、いわゆるスライド式としたが、第2実施形態として、スライド式に代えて回動式を採用してもよい。例えば、長尺の操作部材64を中間の回動軸で回動可能に軸支し、蓋61の開放状態において、基端部64aに相当する部位を回動方向に操作することで先端部64bに相当する部位が仕切り壁1Bから装填部1A内に露出するようにし、蓋61の閉成状態では、側壁部311に当たって回動しない構成としてもよい。
また、第1実施形態では、隣接する硬貨投入口部3側に蓋61の開閉軸となる軸受62を設けたが、第3実施形態として、左右の反対側に軸受を設けるように構成してもよい。例えば、蓋61及び側壁6Bを左右反対側に構成し、操作部材64の基端部64aを装填部1A側から押し込むようにしてもよい。
また、前記実施形態では、硬貨投入口部3を第1の操作部とし、コード表示部6を第2の操作部としたが、第1の操作部は、硬貨投入口部3に限定されず、装填と引出、乃至は挿着脱可能な構成を少なくとも備え、かつ装填時に操作部材の先端部64b(作用部)が干渉して押し込めない態様を備えていればよい。また、第1の操作部は鍵穴部を必ずしも備えていなくてもよい。さらに、第2の操作部は、コード表示部に限定されず、少なくとも開閉可能な蓋構造を備えていればよい。
また、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12 金銭処理機
10 外装部
3 硬貨投入口部(第1の操作部材)
6 コード表示部(第2の操作部材)
61 蓋
62 軸受
63 側壁
631 開口
64 操作部材
64a 基端部
64b 先端部(作用部)
65,67 バネ
66 ロック部材
66a ロック爪部
6B 側壁
61B 係合孔(係合部)

Claims (4)

  1. 外装部の表面であって、装填と引出とが操作可能な第1の操作部に隣接して配置され、前面に開閉用の蓋を有する第2の操作部を備えた金銭処理機において、
    前記蓋は、
    一の方向への付勢力によって位置する第1の位置と前記付勢力に抗する方向に外力を受けて、装填時における前記第1の操作部と干渉する第2の位置との間で移動可能な作用部を備えた操作部材と、
    前記一の方向と同一方向に付勢されて移動可能にされると共に、前記操作部材が前記第2の位置側に移動するとき前記操作部材と係合して移動させられ、かつ前記操作部材が前記第1の位置にあるときロック位置にあり、前記操作部材が前記第2の位置にあるときロック解除位置にあるロック部材とを備え、
    前記外装部は、前記蓋に対して施錠と解錠とを行う係合部を備え、
    前記ロック部材は、前記ロック位置で前記係合部に対して施錠され、前記ロック解除位置で前記係合部に対して解錠されるロック爪部を有することを特徴とする金銭処理機。
  2. 前記操作部材は、前記蓋の一部の開口から露出する基端部を有し、前記基端部を第1の方向と反対に方向に押し込むことで、第2の位置に移動可能にされていることを特徴とする請求項1に記載の金銭処理機。
  3. 前記第1の操作部は硬貨投入口部であり、前記第2の操作部はコード表示部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の金銭処理機。
  4. 前記ロック爪部及び前記係合部の一方は、互いに摺接する部位がテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金銭処理機。
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