JP2018159199A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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義浩 久野
Yoshihiro Kuno
義浩 久野
藤田 将継
Masatsugu Fujita
将継 藤田
宏一 坂西
Koichi Sakanishi
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Abstract

【課題】 本件発明は識別コード記憶モードが設定者の意図しないタイミングで実行されることを防ぎ、識別コードの誤記憶を抑制できるトイレ装置を提供することを目的とする。【解決手段】 洗浄装置本体と、リモコンと、を備えた衛生洗浄装置であって、リモコンは、固有の識別コードを記憶する記憶手段と、識別コードを操作信号と共に無線送信するリモコン制御手段と、を有し、洗浄装置本体は操作信号に含まれる識別コードと設定されている識別コードとを比較し、その結果に基づいて洗浄装置本体を動作させる通常動作モードを実行する本体制御手段を有し、本体制御手段は、電源投入を検出するとリモコンに向けて設定されている識別コードを無線送信する識別コード送信モードを実行すると共に、リモコン制御手段は、所定の操作が行われると識別コードを記憶手段に記憶させる識別コード記憶モードを実行することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、本発明は、洗浄装置本体とリモコンの間で無線信号を送受信する衛生洗浄装置に関する。
従来から、洗浄装置本体とその洗浄装置本体の間で無線通信を行うリモコンとを備えた衛生洗浄装置が知られている。衛生洗浄装置とリモコンとの間の無線通信に使用される無線伝送媒体としては赤外光や電波が一般的である。このような衛生洗浄装置においては、操作時の姿勢の自由度が高いため利便性の高い衛生洗浄装置を実現できる。
ところで、学校や会社などのパブリックスペースにおいては、この衛生洗浄装置を設置したトイレ室を複数設けたトイレスペースを有する場合がある。この場合、各トイレ室に設置される洗浄装置本体ごとにリモコンを設置するため、あるトイレ室内に設置されたリモコンが他のトイレ室内に設置された洗浄装置本体を誤動作させる恐れがあった。そこで、このような衛生洗浄装置では、あるリモコンが特定の洗浄装置本体のみを動作させることができるように、リモコン固有の識別コードを洗浄装置本体に記憶させるペアリングと呼ばれる作業が行われていた。
特許文献1においては、ペアリングのために電源投入から一定時間内の着座検知によって、識別コード記憶モードを実行できるようにしていた。この特許文献1では、複雑な操作を必要とせず、また、入力手段を追加する必要もなく、洗浄装置本体の既存の機能を利用して識別コード記憶モードを実行でき、リモコン固有の識別コードを洗所装置本体に記憶させることができる。
特開2011−069121号公報
しかしながら、特許文献1のように電源投入からの通常使用時に起こりえる事象によって、識別コード記憶モードを実行するように設定すると、意図しないタイミングでの識別コード記憶モードの実行が想定以上に多く発生する。例えば、トイレルームの電源を集中管理している公共施設では夜間や休日において電源オフされる場合があり、また、ホテルにおいては、客室毎にルームキーの差込と連動して電源がオンオフされる場合がある。この場合、電源オン時に使用者が装置に着座すると、リモコンの識別コード記憶を意図していないのに識別コード記憶モードが実行されてしまい、その状態で隣の衛生洗浄装置からのリモコンの識別コードを記憶してしまうという、誤記憶が発生することがあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、識別コード記憶モードが設定者の意図しないタイミングで実行されることを防ぎ、識別コードの誤記憶を抑制できる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、使用者の局部を洗浄水によって洗浄する洗浄装置本体と、この洗浄装置本体を遠隔操作するために、操作信号を無線送信するリモコンと、を備えた衛生洗浄装置であって、リモコンは、固有の識別コードを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された識別コードを操作信号と共に洗浄装置本体へ向けて無線送信するリモコン制御手段と、を有し、洗浄装置本体は、リモコンから無線送信された操作信号に含まれている識別コードと設定されている識別コードとを比較し、その結果に基づいて洗浄装置本体を動作させる通常動作モードを実行する本体制御手段を有し、本体制御手段は、電源投入を検出するとリモコンに向けて設定されている識別コードを無線送信する識別コード送信モードを実行すると共に、リモコン制御手段は、所定の操作が行われると識別コードを記憶手段に記憶させる識別コード記憶モードを実行することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、洗浄装置本体の電源が投入されると、この洗浄装置本体に設定されている識別コードを送信する識別コード送信モードが実行され、リモコンが所定の操作が行われると洗浄装置本体から送信された識別コードを記憶手段に記憶する識別コード記憶モードを実行することができる。
そのため、洗浄装置本体が電源投入されて、且つ、リモコンが所定操作されることで、洗浄装置本体に設定されている識別コードがリモコンの記憶手段に記憶されるため、洗浄装置本体の電源がオンオフされても識別コード記憶モードが実行されることがなく、設定者が意図してリモコンを所定操作しないと識別コード記憶モードが実行されるので、設定者が意図しないタイミングで識別コードがリモコンの記憶手段に記憶されてしまうことを防ぐことができる。
従って、識別コード記憶モードの実行のために、洗浄装置本体での操作や入力手段を追加する必要がなく、かつ、識別コードの誤記憶を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、リモコン制御手段は、識別コード記憶モードにおいて、記憶手段に識別コードを記憶したことを洗浄装置本体へ返送するアンサーバック処理を実行して識別コード記憶モード終了し、本体制御手段は、リモコンからの返信信号を受信すると識別コード送信モードを終了することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、リモコン制御手段が識別コードの記憶を完了すると、アンサーバック処理を実行して識別コード記憶モードを終了し、本体制御手段はアンサーバック処理による返信信号を受信して識別コード送信モードの実行を終了することができる。
そのため、リモコンに識別コードが記憶されると、速やかに識別コード送信モードおよび識別コード記憶モードの実行が終了されるため、記憶させたい洗浄装置本体以外から送信された識別コードがリモコンに誤記憶されてしまうことを抑制できる。
本発明によれば、識別コード記憶モードが設定者の意図しないタイミングで実行されることを防ぎ、識別コードの誤記憶を抑制できる衛生洗浄装置を提供することができる。
本発明の実施形態による衛生洗浄装置を備えたトイレ装置が設置されたトイレスペースの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態による衛生洗浄装置を備えたトイレ装置の斜視図である。 本発明の実施形態による衛生洗浄装置の有する洗浄装置本体の機能ブロック図である。 本発明の実施形態による衛生洗浄装置の有するリモコンの機能ブロック図である。 本発明の実施形態による衛生洗浄装置に備えられた本体制御ユニットによる識別コードを送信する際のフローチャートである。 本発明の実施形態による衛生洗浄装置に備えられたリモコン制御ユニットによる識別コードを記憶する際のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による衛生洗浄装置について説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
まず、図1乃至図4により、本発明の実施形態によるトイレ装置について説明を行う。
図1は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置を備えたトイレ装置が設置されたトイレスペースの概略構成を示す図である。図2は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置を備えたトイレ装置の斜視図である。図3は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置の有する洗浄装置本体の機能ブロック図である。
図4は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置の有するリモコンの機能ブロック図である。
図1に示すように、公共施設等のトイレルームSには、複数のトイレ室が設けられており、各個室内にはトイレ装置1がそれぞれ設置されている。
図2乃至図4に示すように、トイレ装置1は、いわゆる洋式腰掛便器の便器2と、便器2の上方に載置された洗浄装置本体4と、トイレ室内の壁面に設けられ、洗浄装置本体4を遠隔操作可能なリモコン6と、を備えている。なお、本実施形態において、洗浄装置本体4と、リモコン6とが本発明の衛生洗浄装置である。
便器2は、使用者の排泄物を受けるボウル形状のボウル部8と、一端がボウル部8の下方に接続され、他端が排水管(図示せず)に接続された排水路(図示せず)と、ボウル部8に洗浄水を導く導水路(図示せず)とを備え、ボウル部8に排泄された排泄物を導水路からの洗浄水で洗い流し、排水路から排水管に排出することができる。
洗浄装置本体4は、便器2の上面に配置された樹脂製の便座10と、この便座10を覆うように配置された樹脂性の便蓋12と、便器2の後方に配置されたケーシング14と、を備える。この便座10と便蓋12は、上下方向に回動自在にケーシング14に軸支されている。また、ケーシング14は、樹脂製の外観部材であり、便器2の上面に取り付けられたプレート部材(図示せず)と係合される係合部(図示せず)と、この係合部とプレート部材との係合を解除する着脱解除部16とを、有し、便器2の上面に着脱自在に載置されている。
洗浄装置本体4は、ケーシング14の内部に、機能ユニット18と、洗浄装置本体4が便器2から着脱されたことを検知する着脱センサ20と、便座10への着座を検知する着座センサ22と、リモコン6からの操作信号を受信する本体通信ユニット24と、着脱センサ20、着座センサ22で検知した信号及び本体通信ユニット24で受信した操作信号に基づいて、機能ユニット18を動作させる本体制御ユニット26と、識別コードを記憶している本体メモリ28と、本体制御ユニット26の所定の動作からの経過時間を計測するタイマー30と、を有する。なお、この洗浄装置本体4は、コンセントOと接続されており、使用者がケーシング14に設けられた電源スイッチ(図示せず)を押すことで電源が投入されると、コンセントOから電力供給を受けて動作が開始される。
機能ユニット18は、使用者の局部を洗浄する局部洗浄ユニット32と、局部洗浄ユニット32に洗浄水を供給する局部洗浄タンク34と、便器2を洗浄する洗浄水を貯水する便器洗浄タンク36と、便器2と便器洗浄タンク36とを接続する通水流路38と、便器洗浄タンクの洗浄水を給排水させる給排水ユニット40と、を有する。
局部洗浄ユニット32は、ノズル42と、ノズル42と局部洗浄タンク34とを接続する通水流路44と、通水流路44を開閉する電磁弁(図示せず)と、ノズル42を駆動させるモータ(図示せず)と、が設けられており、ケーシング14の内部からボウル部8内に進出させたノズル42から洗浄水を噴射し、使用者の局部を洗浄することができる。
局部洗浄タンク34は、給水源(図示せず)と接続され、使用者の局部を洗浄するため洗浄水を貯水している。この局部洗浄タンク34は、給水装置(図示せず)が駆動することで給水源から洗浄水が供給されており、所定量の洗浄水が貯水されている。また、局部洗浄タンク34は、給水源からの洗浄水をヒーター(図示せず)で温めて貯水可能であり、局部洗浄ユニット32に水だけでなく温水の洗浄水を供給できる。
便器洗浄タンク36は、便器2を洗浄水するための所定量の洗浄水を貯水可能なタンク本体46と、タンク本体46の貯水水位を検知する水位検知センサ48とを有する。
タンク本体46は、通水流路38と接続され、通水流路38に洗浄水を通水させ便器2の導水路に洗浄水を供給する。
水位検知センサ48は、タンク本体46内に設けられたフロートスイッチであり、タンク本体46内の洗浄水が所定水位になるとこのフロートスイッチがオンとなり、水位が所定値を下回るとフロートスイッチがオフの状態となる。
給排水ユニット40は、タンク本体46と通水流路38を開閉する排水弁(図示せず)と、給水源からタンク本体46に洗浄水を供給する給水流路(図示せず)と、給水流路を開閉する給水弁(図示せず)と、を有する。
給排水ユニット40は、排水弁及び給水弁を開閉することで、洗浄水を通水流路38に通水させ便器2に供給すると共に、タンク本体46に給水源からの洗浄水を供給することができる。
着脱センサ20は、便器2に取り付けられたプレート部材とケーシング14の係合部との係合を検知するホールセンサであり、ホールセンサからの信号に基づいて洗浄装置本体4が便器2から着脱されたか検知することができる。
ここで、着脱センサ20の検知状態がオンになっていると、プレート部材とケーシング14の係合部とが係合され、洗浄装置本体4が便器2に装着された状態となっており、着脱センサ20の検知状態がオフになっていると、ケーシング14の係合部とプレート部材との係合が解除され、洗浄装置本体4が便器2から取り外された状態となっている。
着座センサ22は、赤外線式の測距センサであり、ケーシング14に設けられた計測窓22aから赤外線を照射し、便座10に着座した使用者を検知することができる。
ここで、着座センサ22の検知状態オンであると、使用者が便座10に着座した状態であり、着座センサ22の検知状態オフであると、使用者が便座10に着座していない状態である。
本体通信ユニット24は、リモコン6からの無線信号を受信する本体受信部50と、無線信号を送信する本体送信部52と、を有する。この本体通信ユニット24は、リモコン6と電波を介した電波通信方式により、相互通信を行うことができる。
本体制御ユニット26は、マイクロプロセッサ、インターフェイス回路及びこれらを作動させるソフトウェア等(以上、図示せず)により構成されており、機能ユニット18、着脱センサ20、着座センサ22、本体通信ユニット24、本体メモリ28、タイマー30、水位検知センサ48とそれぞれ接続されている。また、本体制御ユニット26は、コンセントO(図2参照)から供給される電力により作動される。
この本体制御ユニット26は、本体通信ユニット24が受信したリモコン6の操作信号に基づいて機能ユニット18を動作させる通常動作モードと、後述する識別コードをリモコン6に無線送信する識別コード送信モードを実行できる。
通常動作モードにおいて、本体制御ユニット26は、予め本体メモリ28に記憶された識別コードが、リモコン6から送信された無線信号に含まれるかを判断し、識別コードが含まれている場合にのみ機能ユニット18を動作させる。そのため、隣接したトイレ室内に設置されたトイレ装置1のリモコン6から送信された操作信号で、洗浄装置本体4の機能ユニット18が誤動作することを抑制することができる。
また、通常動作モードにおいて、本体制御ユニット26は、着脱センサ20の検知に基づいて、リモコン6からの操作信号を無視し、局部洗浄ユニット32及び給排水ユニット40の動作を禁止したり、着座センサ22が検知した使用者の着座の有無に基づいて、給排水ユニット40を動作させたりすることができる。
識別コード送信モードにおいて、本体制御ユニット26は、電源投入を検出するとリモコン6に向けて本体メモリ28に記憶されている識別コードを本体通信ユニット24の本体送信部52からリモコン6に向けて一定の間隔で無線送信することができる。なお、本体制御ユニット26で行われる識別コード送信モードの詳細については後述する。
本体メモリ28は、識別コードを記憶している。この識別コードは、洗浄装置本体4固有のID情報であり、洗浄装置本体4にそれぞれ異なるID情報が設定されている。
また、本体メモリ28には、識別コード送信モードで使用する所定時間T1が記憶されている。なお、所定時間T1は0分〜20分に設定されている。
リモコン6は、使用者に操作される操作スイッチ54と、識別コードを記憶するリモコンメモリ56と、洗浄装置本体4の本体通信ユニット24と無線通信を行うリモコン通信ユニット58と、操作スイッチ54の操作信号に識別コードを含ませてリモコン通信ユニット58から送信させるリモコン制御ユニット60と、を有する。このリモコン6は電源(図示せず)から電力供給を受けて動作している。
操作スイッチ54は、複数のスイッチから構成されており、使用者に各スイッチが押されるとそのスイッチに対応した操作信号が出力されるようになっている。
リモコンメモリ56は、洗浄装置本体4から送信されてきた識別コードを記憶することができる。
リモコン通信ユニット58は、本体通信ユニット24の本体送信部52から送信された識別コードを含む無線信号を受信するリモコン受信部62と、操作スイッチ54の操作信号及び識別コードを本体通信ユニット24の本体受信部50に無線送信するリモコン送信部64と、を有する。
リモコン制御ユニット60は、マイクロプロセッサ、インターフェイス回路及びこれらを作動させるソフトウェア等(以上、図示せず)により構成されている。このリモコン制御ユニット60は、通常の使用時において、操作スイッチ54が操作されると、リモコンメモリ56に記憶された識別コードを含んだ無線信号をリモコン通信ユニット58から洗浄装置本体4に送信する通常動作モードで動作する。
また、リモコン制御ユニット60は、操作スイッチ54の何れかが使用者によって長押しされる等の所定の操作があると、本体通信ユニット24の本体送信部52から送信された識別コードをリモコンメモリ56に記憶させる識別コード記憶モードを実行することができる。
また、リモコン制御ユニット60は、識別コードの記憶を完了するとアンサーバック処理を実行して識別コード記憶モードを終了するようになっている。なお、リモコン制御ユニット60で行われる識別コード記憶モードの詳細については後述する。
次に、図5を参照して、本体制御ユニットによる識別コードを送信する際の動作について、説明を行う。図5は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置に備えられた本体制御ユニットによる識別コードを送信する際のフローチャートである。
図5に示すように、まず、ステップS1において、設定者によって洗浄装置本体4に電源が投入されると、本体制御ユニット26は電源投入を検知する。次いで、ステップS2の処理において、本体制御ユニット26は、識別コード送信モードで動作を開始する。この識別コード送信モードにおいて、本体制御ユニット26は、本体メモリ28に予め記憶されている識別コードを含む無線信号を本体通信ユニット24の本体送信部52から所定間隔で送信している。
ステップS2において、識別コード送信モードで動作が開始されると、ステップS3の処理に進み、本体制御ユニット26は、識別コード送信モードを実行してからの経過時間Tをタイマー30で計測開始する。次いで、ステップS4において、本体制御ユニット26は、経過時間Tが本体メモリ28に記憶された所定時間T1以上であるか確認し、識別コード送信モードを実行してから所定時間経過したかを確認する。
ステップS4の処理において、識別コード送信モードを実行してからの経過時間Tが所定時間T1を越えていない場合、本体制御ユニット26は、ステップS5の処理に進み、リモコン6から送信される記憶成立コードを受信したかを確認する。
一方で、ステップS4の処理において、識別コード送信モードを実行してからの経過時間Tが所定時間T1以上である場合、本体制御ユニット26は、後述するステップS7の処理に進む。
ステップS5の処理において、記憶成立コードを受信すると、本体制御ユニット26は、ステップS6の処理に進み、記憶成立コードに含まれている識別コードが本体メモリ28の記憶している識別コードと一致しているか否かを確認する。
一方で、ステップS5の処理において、記憶成立コードの受信がない場合は、本体制御ユニット26は、ステップS4に戻り処理を再開する。
ステップS6の処理において、記憶成立コードに含まれている識別コードが本体メモリ28の記憶している識別コードと一致していると、本体制御ユニット26は、ステップS7の処理に進む。
一方で、ステップS6の処理において、記憶成立コードに含まれている識別コードが本体メモリ28の記憶している識別コードと一致しないと、本体制御ユニット26は、ステップS4に戻り処理を再開する。
ステップS7の処理において、本体制御ユニット26は、識別コード送信モードを終了し、通常動作モードに移行する。次いで、ステップS8の処理に進み、本体制御ユニット26は、識別コードの記憶に関する一連の処理を終了させる。なお、ステップS8の処理が終了すると、一度電源を切った後に再度電源を投入されるまで、識別コード送信モードは実行されない。
次に、図6を参照して、リモコン制御ユニットによる識別コードの記憶する際の動作について、説明を行う。図6は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置に備えられたリモコン制御ユニットによる識別コードを記憶する際のフローチャートである。
図6に示すように、まず、ステップS11において、リモコン6に電源が投入されると、リモコン制御ユニット60の通常動作モードで動作を開始する。次いで、ステップS12の処理において、洗浄装置本体4から送信された識別コードをリモコン通信ユニット58が受信しているか否かを確認し、洗浄装置本体4が識別コードを送信しているかを確認する。つまり、リモコン制御ユニット60は、本体制御ユニット26がステップS2の処理を実行し、識別コード記憶モードで動作しているかを確認する。
ステップS12の処理において、洗浄装置本体4からの識別コードの送信を確認できない場合、リモコン制御ユニット60は、洗浄装置本体4からの識別コードの送信を確認するまでステップS12の処理を繰り返す。
一方で、ステップS12の処理において、洗浄装置本体4からの識別コードの送信を確認すると、リモコン制御ユニット60は、ステップS13の処理に進み、操作スイッチ54からの操作信号を確認し、操作スイッチ54の所定操作の有無を確認する。
ここで操作スイッチ54の所定操作とは、操作スイッチ54を長押したことであり、リモコン6の通常使用時に使用者が行う操作とは異なる操作のことである。
ステップS13の処理において、操作スイッチ54の所定操作がある場合、リモコン制御ユニット60は、ステップS14の処理に進み、通常動作モードから識別コード記憶モードに移行する。次いで、ステップS15の処理に進み、リモコン制御ユニット60は、識別コードを受信し、その受信した識別コードの記憶が完了したかを確認する。
このステップS13の処理を行う際には、本体制御ユニット26はステップS2の処理を行い、識別コード送信モードを実行しており、識別コードを所定間隔で送信している。
ステップS15の処理において、リモコンメモリ56への識別コードの記憶が完了していない場合、リモコン制御ユニット60は、リモコンメモリ56への識別コードの記憶が完了するまで、ステップS15の処理を繰り返し行う。
ステップS15の処理において、識別コードの記憶を確認するとリモコン制御ユニット60は、ステップS16の処理に進み、リモコンメモリ56に記憶した識別コードを含んだ記憶成立コードをリモコン通信ユニット58から洗浄装置本体4に送信する。
ここで、ステップS16の処理においてリモコン6から送信された記憶成立コードは、本体制御ユニット26がステップS5及びステップS6の処理を行う際に使用される。
なお、本実施形態において、ステップS16の処理がリモコン制御ユニット60で行われるアンサーバック処理であり、記憶成立コードがアンサーバック処理におけるリモコン6から送信される返信信号である。
次いで、ステップS17の処理において、識別コード記憶モードを終了し、通常動作モードに移行し処理が終了する。
つぎに、上述した本発明の実施形態によるトイレ装置における作用について説明する。
まず、本発明の実施形態による衛生洗浄装置によれば、洗浄装置本体4の電源が投入されると、この洗浄装置本体4に設定されている識別コードを送信する識別コード送信モードが実行され、リモコン6が設定者によって所定の操作を行われると洗浄装置本体4から送信された識別コードを記憶手段に記憶する識別コード記憶モードを実行することができる。
そのため、洗浄装置本体4が電源投入されて、且つ、リモコン6が所定操作されることで、洗浄装置本体4に設定されている識別コードがリモコン6のリモコンメモリ56に記憶されるため、洗浄装置本体4の電源がオンオフされても識別コード記憶モードが実行されることがなく、設定者が意図してリモコン6を所定操作しないと識別コード記憶モードが実行されるので、設定者が意図しないタイミングで識別コードがリモコン6のリモコンメモリ56に記憶されてしまうことを防ぐことができる。
従って、識別コード記憶モードの実行のために、洗浄装置本体4での操作や入力手段を追加する必要がなく、かつ、識別コードの誤記憶を抑制することができる。
また、本発明の実施形態による衛洗浄装置によれば、リモコン制御ユニット60がリモコンメモリ56に識別コードの記憶を完了すると、アンサーバック処理を実行して識別コード記憶モードを終了し、本体制御ユニット26はアンサーバック処理による返信信号を受信して識別コード送信モードの実行を終了することができる。
そのため、リモコン6に識別コードが記憶されると、速やかに識別コード送信モードおよび識別コード記憶モードの実行が終了されるため、記憶させたい洗浄装置本体4以外から送信された識別コードがリモコン6に誤記憶されてしまうことを抑制できる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではなく、前述の本実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、本実施形態においては、リモコン制御ユニット60は、操作スイッチ54の何れかが使用者によって長押しされると識別コード記憶モードを実行するが、操作スイッチ54の複数のスイッチを同時に押すことで識別コード記憶モードを実行可能にしてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 トイレ装置
2 便器
4 洗浄装置本体
6 リモコン
8 ボウル部
10 便座
12 便蓋
14 ケーシング
16 着脱解除部
18 機能ユニット
20 着脱センサ
22 着座センサ
22a 計測窓
24 本体通信ユニット
26 本体制御ユニット
28 本体メモリ
30 タイマー
32 局部洗浄ユニット
34 局部洗浄タンク
36 便器洗浄タンク
38 通水流路
40 給排水ユニット
42 ノズル
44 通水流路
46 タンク本体
48 水位検知センサ
50 本体受信部
52 本体送信部
54 操作スイッチ
56 リモコンメモリ
58 リモコン通信ユニット
60 リモコン制御ユニット
62 リモコン受信部
64 リモコン送信部

Claims (2)

  1. 使用者の局部を洗浄水によって洗浄する洗浄装置本体と、この洗浄装置本体を遠隔操作するために、操作信号を無線送信するリモコンと、を備えた衛生洗浄装置であって、
    前記リモコンは、固有の識別コードを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された識別コードを前記操作信号と共に前記洗浄装置本体へ向けて無線送信するリモコン制御手段と、を有し、
    前記洗浄装置本体は、前記リモコンから無線送信された前記操作信号に含まれている識別コードと設定されている識別コードとを比較し、その結果に基づいて前記洗浄装置本体を動作させる通常動作モードを実行する本体制御手段を有し、
    前記本体制御手段は、電源投入を検出すると前記リモコンに向けて設定されている識別コードを無線送信する識別コード送信モードを実行すると共に、前記リモコン制御手段は、所定の操作が行われると前記識別コードを前記記憶手段に記憶させる識別コード記憶モードを実行することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記リモコン制御手段は、前記識別コード記憶モードにおいて、前記記憶手段に前記識別コードを記憶したことを前記洗浄装置本体へ返送するアンサーバック処理を実行して前記識別コード記憶モードを終了し、
    前記本体制御手段は、前記リモコンからの返信信号を受信すると前記識別コード送信モードを終了することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
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Citations (8)

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