JP2018159199A - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このように構成された本発明においては、洗浄装置本体の電源が投入されると、この洗浄装置本体に設定されている識別コードを送信する識別コード送信モードが実行され、リモコンが所定の操作が行われると洗浄装置本体から送信された識別コードを記憶手段に記憶する識別コード記憶モードを実行することができる。
そのため、洗浄装置本体が電源投入されて、且つ、リモコンが所定操作されることで、洗浄装置本体に設定されている識別コードがリモコンの記憶手段に記憶されるため、洗浄装置本体の電源がオンオフされても識別コード記憶モードが実行されることがなく、設定者が意図してリモコンを所定操作しないと識別コード記憶モードが実行されるので、設定者が意図しないタイミングで識別コードがリモコンの記憶手段に記憶されてしまうことを防ぐことができる。
従って、識別コード記憶モードの実行のために、洗浄装置本体での操作や入力手段を追加する必要がなく、かつ、識別コードの誤記憶を抑制することができる。
このように構成された本発明においては、リモコン制御手段が識別コードの記憶を完了すると、アンサーバック処理を実行して識別コード記憶モードを終了し、本体制御手段はアンサーバック処理による返信信号を受信して識別コード送信モードの実行を終了することができる。
そのため、リモコンに識別コードが記憶されると、速やかに識別コード送信モードおよび識別コード記憶モードの実行が終了されるため、記憶させたい洗浄装置本体以外から送信された識別コードがリモコンに誤記憶されてしまうことを抑制できる。
まず、図1乃至図4により、本発明の実施形態によるトイレ装置について説明を行う。
図1は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置を備えたトイレ装置が設置されたトイレスペースの概略構成を示す図である。図2は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置を備えたトイレ装置の斜視図である。図3は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置の有する洗浄装置本体の機能ブロック図である。
図4は、本発明の実施形態による衛生洗浄装置の有するリモコンの機能ブロック図である。
図2乃至図4に示すように、トイレ装置1は、いわゆる洋式腰掛便器の便器2と、便器2の上方に載置された洗浄装置本体4と、トイレ室内の壁面に設けられ、洗浄装置本体4を遠隔操作可能なリモコン6と、を備えている。なお、本実施形態において、洗浄装置本体4と、リモコン6とが本発明の衛生洗浄装置である。
洗浄装置本体4は、便器2の上面に配置された樹脂製の便座10と、この便座10を覆うように配置された樹脂性の便蓋12と、便器2の後方に配置されたケーシング14と、を備える。この便座10と便蓋12は、上下方向に回動自在にケーシング14に軸支されている。また、ケーシング14は、樹脂製の外観部材であり、便器2の上面に取り付けられたプレート部材(図示せず)と係合される係合部(図示せず)と、この係合部とプレート部材との係合を解除する着脱解除部16とを、有し、便器2の上面に着脱自在に載置されている。
タンク本体46は、通水流路38と接続され、通水流路38に洗浄水を通水させ便器2の導水路に洗浄水を供給する。
水位検知センサ48は、タンク本体46内に設けられたフロートスイッチであり、タンク本体46内の洗浄水が所定水位になるとこのフロートスイッチがオンとなり、水位が所定値を下回るとフロートスイッチがオフの状態となる。
給排水ユニット40は、排水弁及び給水弁を開閉することで、洗浄水を通水流路38に通水させ便器2に供給すると共に、タンク本体46に給水源からの洗浄水を供給することができる。
ここで、着脱センサ20の検知状態がオンになっていると、プレート部材とケーシング14の係合部とが係合され、洗浄装置本体4が便器2に装着された状態となっており、着脱センサ20の検知状態がオフになっていると、ケーシング14の係合部とプレート部材との係合が解除され、洗浄装置本体4が便器2から取り外された状態となっている。
ここで、着座センサ22の検知状態オンであると、使用者が便座10に着座した状態であり、着座センサ22の検知状態オフであると、使用者が便座10に着座していない状態である。
また、通常動作モードにおいて、本体制御ユニット26は、着脱センサ20の検知に基づいて、リモコン6からの操作信号を無視し、局部洗浄ユニット32及び給排水ユニット40の動作を禁止したり、着座センサ22が検知した使用者の着座の有無に基づいて、給排水ユニット40を動作させたりすることができる。
また、本体メモリ28には、識別コード送信モードで使用する所定時間T1が記憶されている。なお、所定時間T1は0分〜20分に設定されている。
また、リモコン制御ユニット60は、操作スイッチ54の何れかが使用者によって長押しされる等の所定の操作があると、本体通信ユニット24の本体送信部52から送信された識別コードをリモコンメモリ56に記憶させる識別コード記憶モードを実行することができる。
また、リモコン制御ユニット60は、識別コードの記憶を完了するとアンサーバック処理を実行して識別コード記憶モードを終了するようになっている。なお、リモコン制御ユニット60で行われる識別コード記憶モードの詳細については後述する。
一方で、ステップS4の処理において、識別コード送信モードを実行してからの経過時間Tが所定時間T1以上である場合、本体制御ユニット26は、後述するステップS7の処理に進む。
一方で、ステップS5の処理において、記憶成立コードの受信がない場合は、本体制御ユニット26は、ステップS4に戻り処理を再開する。
一方で、ステップS6の処理において、記憶成立コードに含まれている識別コードが本体メモリ28の記憶している識別コードと一致しないと、本体制御ユニット26は、ステップS4に戻り処理を再開する。
一方で、ステップS12の処理において、洗浄装置本体4からの識別コードの送信を確認すると、リモコン制御ユニット60は、ステップS13の処理に進み、操作スイッチ54からの操作信号を確認し、操作スイッチ54の所定操作の有無を確認する。
ここで操作スイッチ54の所定操作とは、操作スイッチ54を長押したことであり、リモコン6の通常使用時に使用者が行う操作とは異なる操作のことである。
このステップS13の処理を行う際には、本体制御ユニット26はステップS2の処理を行い、識別コード送信モードを実行しており、識別コードを所定間隔で送信している。
ステップS15の処理において、識別コードの記憶を確認するとリモコン制御ユニット60は、ステップS16の処理に進み、リモコンメモリ56に記憶した識別コードを含んだ記憶成立コードをリモコン通信ユニット58から洗浄装置本体4に送信する。
ここで、ステップS16の処理においてリモコン6から送信された記憶成立コードは、本体制御ユニット26がステップS5及びステップS6の処理を行う際に使用される。
なお、本実施形態において、ステップS16の処理がリモコン制御ユニット60で行われるアンサーバック処理であり、記憶成立コードがアンサーバック処理におけるリモコン6から送信される返信信号である。
まず、本発明の実施形態による衛生洗浄装置によれば、洗浄装置本体4の電源が投入されると、この洗浄装置本体4に設定されている識別コードを送信する識別コード送信モードが実行され、リモコン6が設定者によって所定の操作を行われると洗浄装置本体4から送信された識別コードを記憶手段に記憶する識別コード記憶モードを実行することができる。
そのため、洗浄装置本体4が電源投入されて、且つ、リモコン6が所定操作されることで、洗浄装置本体4に設定されている識別コードがリモコン6のリモコンメモリ56に記憶されるため、洗浄装置本体4の電源がオンオフされても識別コード記憶モードが実行されることがなく、設定者が意図してリモコン6を所定操作しないと識別コード記憶モードが実行されるので、設定者が意図しないタイミングで識別コードがリモコン6のリモコンメモリ56に記憶されてしまうことを防ぐことができる。
従って、識別コード記憶モードの実行のために、洗浄装置本体4での操作や入力手段を追加する必要がなく、かつ、識別コードの誤記憶を抑制することができる。
そのため、リモコン6に識別コードが記憶されると、速やかに識別コード送信モードおよび識別コード記憶モードの実行が終了されるため、記憶させたい洗浄装置本体4以外から送信された識別コードがリモコン6に誤記憶されてしまうことを抑制できる。
例えば、本実施形態においては、リモコン制御ユニット60は、操作スイッチ54の何れかが使用者によって長押しされると識別コード記憶モードを実行するが、操作スイッチ54の複数のスイッチを同時に押すことで識別コード記憶モードを実行可能にしてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 便器
4 洗浄装置本体
6 リモコン
8 ボウル部
10 便座
12 便蓋
14 ケーシング
16 着脱解除部
18 機能ユニット
20 着脱センサ
22 着座センサ
22a 計測窓
24 本体通信ユニット
26 本体制御ユニット
28 本体メモリ
30 タイマー
32 局部洗浄ユニット
34 局部洗浄タンク
36 便器洗浄タンク
38 通水流路
40 給排水ユニット
42 ノズル
44 通水流路
46 タンク本体
48 水位検知センサ
50 本体受信部
52 本体送信部
54 操作スイッチ
56 リモコンメモリ
58 リモコン通信ユニット
60 リモコン制御ユニット
62 リモコン受信部
64 リモコン送信部
Claims (2)
- 使用者の局部を洗浄水によって洗浄する洗浄装置本体と、この洗浄装置本体を遠隔操作するために、操作信号を無線送信するリモコンと、を備えた衛生洗浄装置であって、
前記リモコンは、固有の識別コードを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された識別コードを前記操作信号と共に前記洗浄装置本体へ向けて無線送信するリモコン制御手段と、を有し、
前記洗浄装置本体は、前記リモコンから無線送信された前記操作信号に含まれている識別コードと設定されている識別コードとを比較し、その結果に基づいて前記洗浄装置本体を動作させる通常動作モードを実行する本体制御手段を有し、
前記本体制御手段は、電源投入を検出すると前記リモコンに向けて設定されている識別コードを無線送信する識別コード送信モードを実行すると共に、前記リモコン制御手段は、所定の操作が行われると前記識別コードを前記記憶手段に記憶させる識別コード記憶モードを実行することを特徴とする衛生洗浄装置。 - 前記リモコン制御手段は、前記識別コード記憶モードにおいて、前記記憶手段に前記識別コードを記憶したことを前記洗浄装置本体へ返送するアンサーバック処理を実行して前記識別コード記憶モードを終了し、
前記本体制御手段は、前記リモコンからの返信信号を受信すると前記識別コード送信モードを終了することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017055849A JP2018159199A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 衛生洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017055849A JP2018159199A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 衛生洗浄装置 |
Publications (1)
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JP2018159199A true JP2018159199A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63796370
Family Applications (1)
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2017
- 2017-03-22 JP JP2017055849A patent/JP2018159199A/ja active Pending
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