JP6819021B2 - トイレ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、洗浄装置本体とリモコンの間で無線信号を送受信するトイレ装置に関する。
従来から、洗浄装置本体とその洗浄装置本体の間で無線通信を行うリモコンとを備えたトイレ装置が知られている。トイレ装置とリモコンとの間の無線通信に使用される無線伝送媒体としては赤外光や電波が一般的である。このようなトイレ装置においては、操作時の姿勢の自由度が高いため利便性の高いトイレ装置を実現できる。
ところで、学校や会社などのパブリックスペースにおいては、このトイレ装置を設置したトイレ室を複数設けたトイレスペースを有する場合がある。この場合、各トイレ室に設置される洗浄装置本体ごとにリモコンを設置するため、あるトイレ室内に設置されたリモコンが他のトイレ室内に設置された洗浄装置本体を誤動作させる恐れがあった。そこで、このような衛生洗浄装置では、あるリモコンが特定の洗浄装置本体のみを動作させることができるように、リモコン固有の識別コードを洗浄装置本体に記憶させるペアリングと呼ばれる作業が行われていた。
特許文献1においては、ペアリングのために電源投入から一定時間内の着座検知によって、識別コード記憶モードを実行できるようにしていた。この特許文献1では、複雑な操作を必要とせず、また、入力手段を追加する必要もなく、洗浄装置本体の既存の機能を利用して識別コード記憶モードを実行でき、リモコン固有の識別コードを洗所装置本体に記憶させることができる。
特開2011−069121号公報
しかしながら、特許文献1のように電源投入からの通常使用時に起こりえる事象によって、識別コード記憶モードを実行するように設定すると、意図しないタイミングでの識別コード記憶モードの実行が想定以上に多く発生する。例えば、トイレルームの電源を集中管理している公共施設では夜間や休日において電源オフされる場合があり、また、ホテルにおいては、客室毎にルームキーの差込と連動して電源がオンオフされる場合がある。この場合、電源オン時に使用者が洗浄装置本体に着座すると、リモコンの識別コード記憶を意図していないのに識別コード記憶モードが実行されてしまい、その状態で隣のトイレ装置からのリモコンの識別コードを記憶してしまうという、誤記憶が発生することがあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、識別コード記憶モードが設定者の意図しないタイミングで実行されることを防ぎ、識別コードの誤記憶を抑制できるトイレ装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、給水源から供給された洗浄水を便器へ供給する通水流路を有する洗浄装置本体と、この洗浄装置本体を遠隔操作するために、操作信号を無線送信するリモコンと、を備えたトイレ装置であって、洗浄装置本体は、通水流路における洗浄水の通水を検知する通水検出手段と、リモコンに固有の識別コードを記憶しておく記憶手段と、リモコンから無線送信された操作信号に記憶手段に記憶された識別コードが含まれているかを判断し、その結果に基づいて洗浄装置本体を動作させる通常動作モードを実行する制御手段と、を有しており、制御手段は、通水検出手段による洗浄装置本体の通水流路における洗浄水の通水を検出時に通水検出手段の信号に基づいて初期通水を判定すると共に、初期通水時にリモコンから無線送信された識別コードを記憶手段に記憶させる識別コード記憶モードを実行することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、洗浄装置本体に設けられている通水検出手段によって洗浄装置本体の通水流路へ初期通水されたことを検出して、識別コード記憶モードを実行することができる。
そのため、洗浄装置本体に通水して使用されている状態で電源オンオフされても識別コード記憶モードが実行されることがなく、洗浄装置本体を設置して最初に通水した初期通水時、または、設定者が洗浄装置本体の内部の洗浄水を排出した後に通水を行うことで意図時に初期通水状態とした時に識別コード記憶モードが実行されるので、設定者が意図しないタイミングで識別コード記憶モードが実行されてしまうことを防ぐことができる。
従って、識別コード記憶モードの実行のために、複雑な操作や入力手段を追加する必要がなく、かつ、識別コードの誤記憶を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、洗浄装置本体は、洗浄水を貯める貯水タンクと、この貯水タンク内の貯水水位を検出する水位検出手段とを備えており、水位検出手段は、通水検出手段であって、貯水タンクの水位変化に基づいて通水を検出するものであり、制御手段は、水位検出手段による水位変化が所定値以上であると初期通水と判定することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、貯水タンクの水位変化が所定値以上、例えば、通常使用時における所定の水位変化量以上であると初期通水であると判定することにより、通常の使用時に誤って初期通水を検出することがない。
そのため、通常使用時において、識別コードの記憶を目的とせず識別コードが誤記憶されてしまうことを防止できる。
本発明において、好ましくは、洗浄装置本体は、洗浄水の通水によって発電する発電機を備えており、発電機は、通水検出手段であって、洗浄水の通水による発電の有無によって通水を検出するものであり、制御手段は、発電機からの発電量が所定値により小さい期間が一定期間以上継続すると初期通水であると判定することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、発電機からの発電量が所定値により小さい期間が一定気期間以上継続されている場合、例えば、通常使用時の発電状態とは異なるエア噛み状態で発電が継続されている場合に初期通水であると判定することにより、通常の使用時に誤って初期通水を検出することがない。
そのため、通常使用時において、識別コードの記憶を目的とせず識別コードが誤記憶されてしまうことを防止できる。
本発明によれば、識別コード記憶モードが設定者の意図しないタイミングで実行されることを防ぎ、識別コードの誤記憶を抑制できるトイレ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態によるトイレ装置が設置されたトイレスペースの概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態によるトイレ装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態によるトイレ装置の有する洗浄装置本体の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態によるトイレ装置の有するリモコンの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態によるトイレ装置に備えられた本体制御ユニットによる識別コードを記憶する際のフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるトイレ装置の有するリモコンの機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態によるトイレ装置に備えられた本体制御ユニットによる識別コードを記憶する際のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態によるトイレ装置について説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
まず、図1乃至図4により、本発明の第1実施形態によるトイレ装置について説明を行う。
図1は、本発明の第1実施形態によるトイレ装置が設置されたトイレスペースの概略構成を示す図である。図2は、本発明の第1実施形態によるトイレ装置の斜視図である。
図3は、本発明の第1実施形態によるトイレ装置の有する洗浄装置本体の機能ブロック図である。図4は、本発明の第1実施形態によるトイレ装置の有するリモコンの機能ブロック図である。
図1に示すように、公共施設等のトイレルームSには、複数のトイレ室が設けられており、各個室内にはトイレ装置1がそれぞれ設置されている。
図2乃至図4に示すように、トイレ装置1は、いわゆる洋式腰掛便器の便器2と、便器2の上方に載置された洗浄装置本体4と、トイレ室内の壁面に設けられ、洗浄装置本体4を遠隔操作可能なリモコン6と、を備えている。
便器2は、使用者の排泄物を受けるボウル形状のボウル部8と、一端がボウル部8の下方に接続され、他端が排水管(図示せず)に接続された排水路(図示せず)と、ボウル部8に洗浄水を導く導水路(図示せず)とを備え、ボウル部8に排泄された排泄物を導水路からの洗浄水で洗い流し、排水路から排水管に排出することができる。
洗浄装置本体4は、便器2の上面に配置された樹脂製の便座10と、この便座10を覆うように配置された樹脂性の便蓋12と、便器2の後方に配置されたケーシング14と、を備える。この便座10と便蓋12は、上下方向に回動自在にケーシング14に軸支されている。また、ケーシング14は、樹脂製の外観部材であり、便器2の上面に取り付けられたプレート部材(図示せず)と係合される係合部(図示せず)と、この係合部とプレート部材との係合を解除する着脱解除部16とを、有し、便器2の上面に着脱自在に載置されている。
洗浄装置本体4は、ケーシング14の内部に、機能ユニット18と、洗浄装置本体4が便器2から着脱されたことを検知する着脱センサ20と、便座10への着座を検知する着座センサ22と、リモコン6からの操作信号を受信する本体通信ユニット24と、着脱センサ20、着座センサ22で検知した信号及び本体通信ユニット24で受信した操作信号に基づいて、機能ユニット18を動作させる本体制御ユニット26と、後述するリモコン6の識別コードを記憶する本体メモリ28と、本体制御ユニット26の所定の動作からの経過時間を計測するタイマー30と、を有する。なお、この洗浄装置本体4は、コンセントOと接続されており、使用者がケーシング14に設けられた電源スイッチ(図示せず)を押すことで電源が投入されると、コンセントOから電力供給を受けて動作が開始される。
機能ユニット18は、使用者の局部を洗浄する局部洗浄ユニット32と、局部洗浄ユニット32に洗浄水を供給する局部洗浄タンク34と、便器2を洗浄する洗浄水を貯水する便器洗浄タンク36と、便器2と便器洗浄タンク36とを接続する通水流路38と、便器洗浄タンク36の洗浄水を給排水させる給排水ユニット40と、を有する。
局部洗浄ユニット32は、ノズル42と、ノズル42と局部洗浄タンク34とを接続する通水流路44と、通水流路44を開閉する電磁弁(図示せず)と、ノズル42を駆動させるモータ(図示せず)と、が設けられており、ケーシング14の内部からボウル部8内に進出させたノズル42から洗浄水を噴射し、使用者の局部を洗浄することができる。
局部洗浄タンク34は、給水源(図示せず)と接続され、使用者の局部を洗浄するため洗浄水を貯水している。この局部洗浄タンク34は、給水装置(図示せず)が駆動することで給水源から洗浄水が供給されており、所定量の洗浄水が貯水されている。また、局部洗浄タンク34は、給水源からの洗浄水をヒーター(図示せず)で温めて貯水可能であり、局部洗浄ユニット32に水だけでなく温水の洗浄水を供給できる。
便器洗浄タンク36は、便器2を洗浄水するための所定量の洗浄水を貯水可能なタンク本体46と、タンク本体46の貯水水位を検知する水位検知センサ48とを有する。
タンク本体46は、通水流路38と接続され、通水流路38に洗浄水を通水させ便器2の導水路に洗浄水を供給する。なお、本実施形態において、便器洗浄タンク36が貯水タンクである。
水位検知センサ48は、タンク本体46内に設けられたフロートスイッチであり、タンク本体46内の洗浄水が所定水位になるとこのフロートスイッチがオンとなり、水位が所定値を下回るとフロートスイッチがオフの状態となる。
また、本実施形態において、水位検知センサ48は通水検出手段であり、タンク本体46の水位変化によって、通水流路38における洗浄水の通水を検知することができる。
具体的には、水位検知センサ48は、フロートスイッチがオフの状態からオンの状態になりタンク本体46の水位変化を検知すると通水流路38における洗浄水の通水があったと検知する。
なお、本実施形態において、タンク本体46の水位変化とは、タンク本体46からの排水が停止した状態からタンク本体46の所定水位まで洗浄水が給水されるまでの水位変化のことである。
給排水ユニット40は、タンク本体46と通水流路38を開閉する排水弁(図示せず)と、給水源からタンク本体46に洗浄水を供給する給水流路(図示せず)と、給水流路を開閉する給水弁(図示せず)と、を有する。
給排水ユニット40は、排水弁及び給水弁を開閉することで、洗浄水を通水流路38に通水させ便器2に供給すると共に、タンク本体46に給水源からの洗浄水を供給することができる。
着脱センサ20は、便器2に取り付けられたプレート部材とケーシング14の係合部との係合を検知するホールセンサであり、ホールセンサからの信号に基づいて洗浄装置本体4が便器2から着脱されたか検知することができる。
ここで、着脱センサ20の検知状態がオンになっていると、プレート部材とケーシング14の係合部とが係合され、洗浄装置本体4が便器2に装着された状態となっており、着脱センサ20の検知状態がオフになっていると、ケーシング14の係合部とプレート部材との係合が解除され、洗浄装置本体4が便器2から取り外された状態となっている。
着座センサ22は、赤外線式の測距センサであり、ケーシング14に設けられた計測窓22aから赤外線を照射し、便座10に着座した使用者を検知することができる。
ここで、着座センサ22の検知状態オンであると、使用者が便座10に着座した状態であり、着座センサ22の検知状態オフであると、使用者が便座10に着座していない状態である。
本体通信ユニット24は、リモコン6からの無線信号を受信する受信部50と、無線信号を送信する送信部52と、を有する。この本体通信ユニット24は、リモコン6と電波を介した電波通信方式により、相互通信を行うことができる。
本体制御ユニット26は、マイクロプロセッサ、インターフェイス回路及びこれらを作動させるソフトウェア等(以上、図示せず)により構成されており、機能ユニット18、着脱センサ20、着座センサ22、本体通信ユニット24、本体メモリ28、タイマー30、水位検知センサ48とそれぞれ接続されている。また、本体制御ユニット26は、コンセントO(図2参照)から供給される電力により作動される。
この本体制御ユニット26は、本体通信ユニット24が受信したリモコン6の操作信号に基づいて機能ユニット18を動作させる通常動作モードと、後述するリモコン6の識別コードを本体メモリ28に記憶する識別コード記憶モードを実行できる。
通常動作モードにおいて、本体制御ユニット26は、予め本体メモリ28に記憶されたリモコン6の識別コードが、リモコン6から送信された無線信号に含まれるかを判断し、その結果に基づいて機能ユニット18を動作させる。そのため、隣接したトイレ室内に設置されたトイレ装置1のリモコン6から送信された操作信号で、洗浄装置本体4の機能ユニット18が誤動作することを抑制することができる。
また、通常動作モードにおいて、本体制御ユニット26は、着脱センサ20の検知に基づいて、リモコン6からの操作信号を無視し、局部洗浄ユニット32及び給排水ユニット40の動作を禁止したり、着座センサ22が検知した使用者の着座の有無に基づいて、給排水ユニット40を動作させたりすることができる。
識別コード記憶モードにおいて、本体制御ユニット26は、電源投入後における水位検知センサ48からの出力状態によって給排水ユニット40の給水流路における洗浄水の初期通水を検出すると、リモコン6から無線送信された識別コードを本体メモリ28に記憶させる識別コード記憶モードを実行することができる。なお、本体制御ユニット26で行われる識別コード記憶モードの詳細については後述する。
ここで、タンク本体46から便器2に洗浄水の供給を行う通常使用時には、タンク本体46から便器2に洗浄水を排水すると同時に、タンク本体46に給水源から洗浄水の給水が行われており、排水弁が閉じられ、タンク本体46からの排水が停止した状態において、タンク本体46内には洗浄水が既に所定水量溜まった状態となっている。一方で、初期通水時には、タンク本体46からの排水が停止した状態において、タンク本体46内に洗浄水が溜まっていない空の状態からフロートスイッチがオンとなる所定水量まで給水が行われるため、通常使用時よりタンク本体46の所定水量までの水位変化量が大きく溜まるまでの時間が長くなる。
つまり、本体制御ユニット26は、水位検知センサ48であるフロートスイッチのオフからオンに切り替わる時間から水位変化量を算出し、その算出した水位変化量が通常使用時における水位変化量以上であると、初期通水と判定することができる。
本体メモリ28は、本体制御ユニット26が通常動作モードから識別コード記憶モードに移行した際に、リモコン6から送信された識別コードを記憶することができる。
また、本体メモリ28には、通常使用時の水位変化量や識別コード記憶モードで使用する所定時間T1が記憶されている。なお、所定時間T1は0分〜20分に設定されている。
リモコン6は、使用者に操作される操作スイッチ54と、リモコン6の識別コードを記憶しているリモコンメモリ56と、洗浄装置本体4の本体通信ユニット24と無線通信を行うリモコン通信ユニット58と、操作スイッチ54の操作信号に識別コードを含ませてリモコン通信ユニット58から送信させるリモコン制御ユニット60と、を有する。
操作スイッチ54は、複数のスイッチから構成されており、使用者に各スイッチが押されるとそのスイッチに対応した操作信号が出力されるようになっている。
リモコンメモリ56は、識別コードが記憶されている。この識別コードは、リモコン固有のID情報であり、リモコン6ごとにそれぞれ異なっている。
リモコン制御ユニット60は、マイクロプロセッサ、インターフェイス回路及びこれらを作動させるソフトウェア等(以上、図示せず)により構成されており、操作スイッチ54が操作されると、識別コードを含んだ無線信号をリモコン通信ユニット58から洗浄装置本体4に送信するが、操作スイッチ54の何れかが使用者によって長押しされると、一定間隔でリモコンメモリ56に記憶された識別コードをリモコン通信ユニット58から送信させることができる。
次に、図5を参照して、本体制御ユニットによる識別コードの記憶する際の動作について、説明を行う。図5は、本発明の第1実施形態によるトイレ装置に備えられた本体制御ユニットによる識別コードを記憶する際のフローチャートである。
図5に示すように、まず、ステップS1において、本体制御ユニット26の電源が投入されると、通常動作モードで本体制御ユニット26が動作を開始する。次いで、ステップS2の処理において、本体制御ユニット26は、水位検知センサ48がタンク本体46の水位変化を検出し、通水流路38への洗浄水の通水を検出したかを確認する。
ステップS2の処理において、水位検知センサ48がタンク本体46の水位変化を検知せず、通水流路38への洗浄水の通水を検知しない場合は、本体制御ユニット26は、水位検知センサ48が通水流路38への洗浄水の通水を検知するまで、ステップS2の処理を繰り返す。
ステップS2の処理において、水位検知センサ48が通水流路38への洗浄水の通水を検知すると、本体制御ユニット26は、ステップS3の処理に進み、水位検知センサ48が検知したタンク本体46の水位変化量が本体メモリ28に記憶された通常使用時におけるタンク本体46の水位変化量以上(所定値以上)であるかを確認する。
ステップS3の処理において、タンク本体46の水位変化量が通常使用時におけるタンク本体46の水位変化量以上であると、本体制御ユニット26は、ステップS4の処理に進み、検知した通水が初期通水であると判定される。次いで、ステップS5の処理において、本体制御ユニット26は、通常動作モードから識別コード記憶モードに移行する。
一方で、ステップS3の処理において、タンク本体46の水位変化量が通常使用時におけるタンク本体46の水位変化量を超えない場合、本体制御ユニット26はステップS2の処理に戻り、処理を再開する。
ステップS5において、識別コード記憶モードに移行すると、ステップS6に進み、本体制御ユニット26は、識別コード記憶モードに移行してからの経過時間Tをタイマー30で計測開始する。次いで、ステップS7において、本体制御ユニット26は、経過時間Tが本体メモリ28に記憶された所定時間T1以上であるか確認し、識別コード記憶モードに移行から所定時間経過したかを確認する。
ステップS7の処理において、識別コード記憶モードに移行からの経過時間Tが所定時間T1を越えていない場合、本体制御ユニット26は、ステップS8の処理に進み、リモコン6から送信される識別コードを本体通信ユニット24が受信したかを確認する。
一方で、ステップS7の処理において、識別コード記憶モード移行からの経過時間Tが所定時間T以上である場合、本体制御ユニット26は、後述するステップS10の処理に進む。
ステップS8の処理において、識別コードを受信すると、本体制御ユニット26は、ステップS9の処理に進み、本体メモリ28に受信した識別コードを記憶させる。次いで、ステップS10の処理に進む。
一方で、ステップS8の処理において、識別コードの受信がない場合は、本体制御ユニット26は、ステップS7に戻り処理を再開する。
なお、本実施形態においては、ステップS1の時点において、リモコン6は、設定者によって操作スイッチ54が既に操作され、リモコン6から一定間隔で識別コードが送信されるようになっているものとする。
ステップS10の処理において、本体制御ユニット26は、識別コード記憶モードを終了させ、通常動作モードに移行する。ステップS10の処理が終了すると、ステップS11の処理に進み、本体制御ユニット26は、識別コード記憶に関する一連の処理を終了させる。なお、ステップS11の処理が終了すると、一度電源を切った後に再度電源を投入されるまで、ステップS1の処理は実行されない。
つぎに、上述した本発明の第1実施形態によるトイレ装置における作用について説明する。
まず、本発明の第1実施形態によるトイレ装置1によれば、洗浄装置本体4に設けられている通水検出手段である水位センサ48によって洗浄装置本体4の通水流路38へ初期通水されたことを検出して、識別コード記憶モードを実行することができる。
そのため、洗浄装置本体4に通水して使用されている状態で電源オンオフされても識別コード記憶モードが実行されることがなく、洗浄装置本体4を設置して最初に通水した初期通水時、または、設定者が洗浄装置本体4の内部の洗浄水を排出した後に通水を行うことで意図時に初期通水状態とした時に識別コード記憶モードが実行されるので、設定者が意図しないタイミングで識別コード記憶モードが実行されてしまうことを防ぐことができる。
従って、識別コード記憶モードの実行のために、複雑な操作や入力手段を追加する必要がなく、かつ、識別コードの誤記憶を抑制することができる。
また、本発明の第1実施形態によるトイレ装置1によれば、タンク本体46の水位変化が通常使用時における所定の水位変化量以上であると初期通水であると判定することにより、通常の使用時に誤って初期通水を検出することがない。
そのため、通常使用時において、識別コードの記憶を目的とせず識別コードが誤記憶されてしまうことを防止できる。
次に、図6及び図7により、本発明の第2実施形態を説明する。図6は、本発明の第2実施形態によるトイレ装置の有するリモコンの機能ブロック図である。図7は、本発明の第2実施形態によるトイレ装置に備えられた本体制御ユニットによる識別コードを記憶する際のフローチャートである。
この第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図6に示すように、本発明の第2実施形態によるトイレ装置1の洗浄装置本体70は、発電機72と、本体制御ユニット74、本体メモリ76を備えている。
発電機72は、給排水ユニット40の給水流路内に設けられた水車を有し、便器洗浄時において、給排水ユニット40が動作し、タンク本体46内への洗浄水の給水が開始されると、給排水ユニット40の給水流路内を洗浄水が通過する際に水車が回転し発電が行われる。
この発電機72により発電された電力によって、給排水ユニット40の電磁弁等を動作させることができる。
また、本実施形態において、発電機72は通水検出手段であり、発電の有無でタンク本体46から通水流路38に通水されたかを検知することができる。
具体的には、発電機72は、便器洗浄時の給排水ユニット40の動作に連動して発電を行うので、発電があると通水流路38における洗浄水の通水ありとなり、発電がないと通水なしとなる。
本体制御ユニット74は発電機72及び本体メモリ76と接続されており、発電機72からの発電量に基づいて、初期通水を判定し通常動作モードから識別コード記憶モードに移行する。
具体的には、初期通水時には、給排水ユニット40の給水流路内は、空気で満たされており、タンク本体46に給水が開始されると、給水流路内を流れる洗浄水に空気が混入するエア噛みが発生する。このエア噛み状態における発電機72での発電量は、給排水ユニット40の給水流路内が洗浄水で満たされた状態から給水開始される通常使用時よりも低い発電量となる。
つまり、本体制御ユニット74は、発電機72での発電量が通常時より低いエア噛み状態で発電が継続されていると初期通水と判定する。
本体メモリ28は、本体制御ユニット26が通常動作モードから識別コード記憶モードに移行した際に、リモコン6から送信された識別コードを記憶することができる。
また、本体メモリ28には、通常使用時の発電機72での発電量や識別コード記憶モードで使用する所定時間T1が記憶されている。なお、所定時間T1は0分〜20分に設定されている。
次に、本体制御ユニット74による識別コードの記憶する際の動作について説明を行う。
図7に示すように、まず、ステップS21において、本体制御ユニット74の電源が投入されると、通常動作モードで本体制御ユニット74が動作を開始する。次いで、ステップS22の処理において、本体制御ユニット74は、通水流路38への通水を検知するために、発電機72での発電の有無を確認する。
ステップS22の処理において、発電機72での発電が確認できない場合、発電を確認するまで、ステップS22の処理を繰り返す。
一方、ステップS22の処理において、発電機72での発電を確認すると、ステップS23の処理に進み、本体制御ユニット74は、発電機72で発電された発電量が本体メモリ76に記憶された通常使用時の発電量以下で所定時間継続しているかを確認する。
ステップS23の処理において、発電機72での発電量が通常使用時の発電量以下で所定時間継続していると、本体制御ユニット74は、ステップS24の処理に進み、初期通水を検出したと判定される。次いで、ステップS25の処理において、本体制御ユニット74は通常動作モードから識別コード記憶モードに移行する。
一方で、ステップS23の処理において、発電機72で発電された発電量が通常使用時の発電量以下で所定時間継続していない場合、本体制御ユニット74はステップS22の処理に戻り、処理を再開する。
ステップS25において、識別コード記憶モードに移行すると、ステップS26に進み、本体制御ユニット74は、識別コード記憶モードに移行してからの経過時間Tを計測開始する。次いで、ステップS27において、本体制御ユニット74は、経過時間Tが本体メモリ76に記憶された所定時間T1以上であるか確認し、識別コード記憶モードに移行から所定時間経過したかを確認する。
ステップS27の処理において、識別コード記憶モードに移行からの経過時間Tが所定時間T1を越えていない場合、本体制御ユニット74は、ステップS28の処理に進み、リモコン6から送信される識別コードを本体通信ユニット24が受信したかを確認する。
一方で、ステップS27の処理において、識別コード記憶モード移行からの経過時間Tが所定時間T以上である場合、本体制御ユニット74は、後述するステップS30の処理に進む。
ステップS28の処理において、リモコン6から識別コードを受信すると、本体制御ユニット74は、ステップS29の処理に進み、本体メモリ76に識別コードを記憶させる。次いで、ステップS30の処理に進む。
一方で、ステップS28の処理において、識別コードの受信がない場合は、本体制御ユニット74は、ステップS27に戻り処理を再開する。
なお、本実施形態においては、ステップS21の時点において、リモコン6は、設定者によって操作スイッチ54が既に操作され、リモコン6から一定間隔で識別コードが送信されるようになっているものとする。
ステップS30の処理において、本体制御ユニット74は、識別コード記憶モードを終了させ、通常動作モードに移行する。ステップS30の処理が終了すると、ステップS31の処理に進み、本体制御ユニット74は、識別コード記憶に関する一連の処理を終了させる。なお、ステップS31の処理が終了すると、一度電源を切った後に再度電源を投入されるまで、ステップS21の処理は実行されない。
つぎに、上述した本発明の第2実施形態によるトイレ装置における作用について説明する。
まず、本発明の第2実施形態によるトイレ装置1によれば、発電機72からの発電量が所定値により小さい期間が一定期間以上継続されている場合、例えば、通常使用時の発電状態とは異なるエア噛み状態で発電が継続されている場合に初期通水であると判定することにより、通常の使用時に誤って初期通水を検出することがない。
そのため、通常使用時において、識別コードの記憶を目的とせず識別コードが誤記憶されてしまうことを防止できる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではなく、前述の本実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、本実施形態においては、本体制御ユニット74がタンク本体46から通水流路38を介して便器2に初期通水されたかを判定し、通常動作モードから識別コード記憶モードに移行していたが、本体制御ユニットが局部洗浄タンク34から通水流路44を介してノズル42に洗浄水を初期通水されたかを判定し、通常動作モードから識別コード記憶モードを移行してもよい。
また、本実施形態において、通水検出手段は、タンク本体46の水位変化を検知する水位検知センサ48や給排水ユニット40の給水流路に設けられた発電機72であり、これらによって間接的に通水流路38への通水を検出しているが、通水流路38内に通水検出手段を設け、通水流路38への通水を検出するようにしてもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 トイレ装置
2 便器
4 洗浄装置本体
6 リモコン
8 ボウル部
10 便座
12 便蓋
14 ケーシング
16 着脱解除部
18 機能ユニット
20 着脱センサ
22 着座センサ
22a 計測窓
24 本体通信ユニット24
26 本体制御ユニット
28 本体メモリ
30 タイマー
32 局部洗浄ユニット
34 局部洗浄タンク
36 便器洗浄タンク
38 通水流路
40 給排水ユニット
42 ノズル
44 通水流路
46 タンク本体
48 水位検知センサ
50 受信部
52 送信部
54 操作スイッチ
56 リモコンメモリ
58 リモコン通信ユニット
60 リモコン制御ユニット
70 洗浄装置本体
72 発電機
74 本体制御ユニット
76 本体メモリ

Claims (3)

  1. 給水源から供給された洗浄水を便器へ供給する通水流路を有する洗浄装置本体と、この洗浄装置本体を遠隔操作するために、操作信号を無線送信するリモコンと、を備えたトイレ装置であって、
    前記洗浄装置本体は、前記通水流路における洗浄水の通水を検知する通水検出手段と、前記リモコンに固有の識別コードを記憶しておく記憶手段と、前記リモコンから無線送信された操作信号に前記記憶手段に記憶された識別コードが含まれているかを判断し、その結果に基づいて前記洗浄装置本体を動作させる通常動作モードを実行する制御手段と、を有しており、
    前記制御手段は、前記通水検出手段による前記洗浄装置本体の通水流路における洗浄水の通水を検出時に前記通水検出手段の信号に基づいて初期通水を判定すると共に、前記初期通水の時に前記リモコンから無線送信された識別コードを前記記憶手段に記憶させる識別コード記憶モードを実行することを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記洗浄装置本体は、洗浄水を貯める貯水タンクと、この貯水タンク内の貯水水位を検出する水位検出手段とを備えており、
    前記水位検出手段は、前記通水検出手段であって、前記貯水タンクの水位変化に基づいて通水を検出するものであり、
    前記制御手段は、前記水位検出手段による水位変化が所定値以上であると初期通水と判定することを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
  3. 前記洗浄装置本体は、洗浄水の通水によって発電する発電機を備えており、
    前記発電機は、前記通水検出手段であって、洗浄水の通水による発電の有無によって通水を検出するものであり、
    前記制御手段は、前記発電機からの発電量が所定値により小さい期間が一定期間以上継続すると初期通水であると判定することを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
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