JP2018157681A - 導電部材の固定構造 - Google Patents

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洋和 小森
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Abstract

【課題】製造コストが低減された、導電部材の固定構造を提供する
【解決手段】多芯ケーブル11の固定構造12は、少なくとも1つの電線18を含むと共に、屈曲した形状で固定された多芯ケーブル11と、多芯ケーブル11が挿入可能な開口部32を有する把持部21を備え、把持部21が多芯ケーブル11に外嵌されている複数のクリップ20と、複数のクリップ20同士の相対的位置が固定された状態で取り付けられているブラケット13と、を備え、複数のクリップ20は、開口部32の開口方向Cが、屈曲した多芯ケーブル11の復元力が作用する方向と交差する方向を向いた状態で、ブラケット13に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示された技術は、導電部材の固定構造に関する。
従来、ワイヤーハーネス等の導電部材を固定する構造として、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、バネ性を有する金属板からなり、両側平板部の一端を連結する円弧部でワイヤハーネスを外嵌し、上記両側平板部の先端側にボルト穴を備え、被固定材から突設させたブラケット上に上記両側平板部を重ねて搭載し、これらのボルト穴と上記ブラケットに設けたボルト穴とを連通させてボルトとナットとで締結してワイヤハーネスを被固定材に沿って配索固定するワイヤハーネス固定用クリップであって、上記両側平板部のいずれか一方の先端を屈曲させて平板形状のストッパー部を設け、該ストッパー部を上記固定材に当接させて上記ボルト・ナットの締結時に回り止めされる構成としている。
特開2004−222393号公報
上記のクリップが、車両の外部等、クリップが腐食する恐れがある箇所で使用される場合には、クリップには防食用の塗装が施される。
しかしながら、上記の構成によると、バネ性を有する金属板により構成されたワイヤーハーネス固定用のクリップは、ワイヤーハーネスにそって曲げ加工されるようになっている。このため、安価な塗料を用いた場合には、クリップを変形させたときに塗膜が剥がれることが懸念される。
塗膜が剥がれることを抑制しようとすると、高価な塗料を用いる必要があるため、製造コストが上昇するという問題があった。
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、製造コストが低減された、導電部材の固定構造を提供することを目的とする。
本明細書に開示された技術は、導電部材の固定構造であって、少なくとも1つの電線を含むと共に、屈曲した形状で固定された導電部材と、前記導電部材が挿入可能な開口部を有する把持部を備え、前記把持部が前記導電部材に外嵌されている複数のクリップと、前記複数のクリップ同士の相対的位置が固定された状態で取り付けられている取り付け部材と、を備え、前記複数のクリップは、前記開口部の開口方向が、屈曲した前記導電部材の復元力が作用する方向と交差する方向を向いた状態で、前記取り付け部に取り付けられている。
上記の構成によれば、屈曲した導電部材は復帰変形しようとするので、クリップの把持部に対して、導電部材から復元力が作用する。その際、把持部の開口方向は、導電部材の復元力の作用する方向と交差する方向を向いているので、把持部によって導電部材の復元力を確実に受けることができる。これにより、合成樹脂材からなるクリップによって、導電部材を屈曲した状態で固定することができる。この結果、金属部材を塑性変形させる必要がないので、金属部材に特殊な表面処理を施す必要がなくなる。この結果、製造コストを低減させることができる。
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記導電部材は、複数の電線の周囲がシースによって包囲された多芯ケーブルであってもよい。
多芯ケーブルは複数の電線を含むので、復元力が大きくなる傾向にある。このため、本明細書に記載された技術を適用することにより、多芯ケーブルを屈曲した状態で、確実に固定することができる。
取り付け部材は金属製のブラケットであってもよい。
上記の構成によれば、複数のクリップ同士の相対的位置を確実に保持することができる。
前記クリップ及び前記取り付け部材の一方には、前記クリップ及び前記取り付け部材の他方と当接することにより、前記クリップと前記取り付け部材とが相対的に回転することが抑制される回り止め部が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、クリップと取り付け部材とが相対的に回転することが抑制される。これにより、クリップの開口部の開口方向が変化することを抑制することができるので、クリップによって導電部材を確実に保持することができる。
前記複数のクリップのうち、一のクリップの開口部の開口方向と、他のクリップの開口部の開口方向と、のなす角度が180°であることが好ましい。
上記の構成によれば、導電部材の復元力を把持部によって確実に受けることができるので、導電部材を、屈曲した状態で確実に固定することができる。
本明細書に開示された技術によれば、製造コストが低減された、導電部材の固定構造を得ることができる。
実施形態1に係る多芯ケーブルの固定構造を示す斜視図 多芯ケーブルの固定構造を示す平面図 多芯ケーブルの固定構造を示す底面図 多芯ケーブルの固定構造を示す、図1とは異なる角度から見た斜視図 図4におけるV−V線断面図 クリップを示す正面図 ブラケットの長孔に貫入した状態の貫入部を示す側面図 実施形態2に係る多芯ケーブルの固定構造を示す正面図
<実施形態1>
本明細書に開示された技術の実施形態1を、図1ないし図7を参照しつつ説明する。本実施形態は、車両の車体10に、多芯ケーブル11(導電部材の一例)を固定するための、多芯ケーブル11の固定構造12である。本実施形態に係る多芯ケーブル11の固定構造12は、例えば、車両のタイヤハウスの内側のように、狭い空間内に多芯ケーブル11を屈曲させた状態で配索する場合に用いることができる。
1.ブラケット13
図3に示すように、車体10には、ブラケット13が、ボルト14により固定されるようになっている。ブラケット13は金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。本実施形態では、ブラケット13は横長のトラック形状をなしている。ブラケット13の一方の端部寄りの位置には丸孔15が貫通形成されており、他方の端部寄りの位置には、ブラケット13が細長く延びる方向と同じ方向に延びる長孔16が形成されている。
丸孔15には、ボルト14が挿通されて、車体10に設けられたボルト孔(図示せず)に螺合されるようになっている。これにより、ブラケット13が車体10に固定されるようになっている。一方、長孔16には、後述する貫入部17が貫入されるようになっている。
2.多芯ケーブル11
多芯ケーブル11は、複数(本実施形態では4つ)の電線18の外周をシース19で包囲してなる。4つの電線18は、比較的に直径の大きな2つの電力線18Aと、電力線18Aに比べて直径の小さな2つの信号線18Bと、からなる。以下の説明において、電力線18Aと信号線18Bとをまとめて説明する際には、電線18として説明する。
シース19は絶縁性の合成樹脂からなり、筒状をなしている。シース19と、電線18との間には、紙、合成樹脂製のフィルム、天然繊維、合成繊維、合成樹脂製の介在物等が配されていてもよいし、また、何も配されていない構成としてもよい。本実施形態では、シース19と電線18との間には何も配されていない。
3.クリップ20
シース19の外面には、クリップ20が外嵌されている。クリップ20は、絶縁性の合成樹脂からなる。クリップ20は、多芯ケーブル11を把持する把持部21と、ブラケット13の長孔16に貫入される貫入部17と、を備える。
把持部21は、基部22と、基部22から延びる2本のアーム部23と、を備える。把持部21は、側方から見て、略C字状をなしている。2本のアーム部23の間は開口部32とされる。把持部21には、複数の肉抜き部24が、把持部21の表面から陥没して形成されている。これらの肉抜き部24により、クリップ20の質量が軽減されるとともに、成型後にクリップ20が変形することが抑制されるようになっている。
2本のアーム部23は拡開方向に弾性変形可能になっている。2本のアーム部23のうち、一方がアーム部23には、先端から基部22に向かって折り返して延びる、弾性片25が形成されている。弾性片25は、薄い板状をなしており、アーム部23よりも弾性変形しやすいように形成されている。弾性片25は、アーム部23が弾性変形する方向と同じ方向に弾性変形可能とされている。
弾性片25の先端には、多芯ケーブル11のシース19の外面と当接する当接部26が形成されている。当接部26の先端面は、シース19の外面に倣った形状であって、円弧の一部を構成している。
2本のアーム部23と基部22との間には、多芯ケーブル11が収容される収容空間27が設けられている。収容空間27は、多芯ケーブル11のシース19の外形状に倣った形状に形成されており、円弧の一部を構成している。
2本のアーム部23のうち、弾性片25が設けられたアーム部23の外面には、ブラケット13と当接することにより、クリップ20がブラケット13に対して相対的に回動することを抑制する、回り止め部28が形成されている。
回り止め部28は、側方から見て、アーム部23の外面からL字状に曲がった形状で突出している。回り止め部28の先端部は、把持部21から貫入部17に向かう方向に沿って延びており、基部22よりも貫入部17側に延出されている。
貫入部17は、基部22から突出する軸部29と、軸部29の先端から折り返すように延びる複数(本実施形態では6つ)の抜け止め部30と、を有する。軸部29の外形状は、ブラケット13の長孔16の孔縁よりも小さく形成されており、長孔16に貫入可能に形成されている。
抜け止め部30は、軸部29の先端から基部22側に向かって延びる板状をなしている。抜け止め部30は、長孔16の径方向に弾性変形可能に形成されている。抜け止め部30の先端には、長孔16の径方向の外方に突出する係止突起31が形成されている。この係止突起31が、長孔16の口縁部に係止することにより、クリップ20がブラケット13から抜けることが抑制されるようになっている。
クリップ20の貫入部17が、ブラケット13の長孔16に貫入された状態で、クリップ20の回り止め部28の先端部は、ブラケット13の側縁の近傍に位置するようになっている。これにより、クリップ20の貫入部17がブラケット13の長孔16内で回転しようとしても、回り止め部28の先端部が、ブラケット13の側縁と当接することにより、クリップ20がブラケット13に対して相対的に回転することが抑制されるようになっている。回り止め部28の先端部と、ブラケット13の側縁とは面接触するようになっている。これにより、クリップ20とブラケット13とは確実に回り止めされるようになっている。
4.多芯ケーブル11の固定構造
図1に示すように、多芯ケーブル11は略U字状に屈曲した状態で固定されている。多芯ケーブル11のシース19には2つのクリップ20が外嵌されている。多芯ケーブル11のうち、クリップ20よりも下方に延びる部分については省略している。
図2及び図3に示すように、多芯ケーブル11は屈曲されている。このように屈曲された多芯ケーブル11は、復帰変形しようとする。これにより、クリップ20に対しては、多芯ケーブル11の復元力が作用する。復元力の方向は、図2及び図3において、矢線Aで示すように、屈曲された多芯ケーブル11が拡開する方向となっている。このため、仮に、クリップ20の開口部32の開口方向が矢線Aで示す方向を向いていた場合、2本のアーム部23の間から、多芯ケーブル11が外れてしまうおそれがある。
一方、仮に、クリップ20の開口部32の開口方向が、矢線Bで示すように、内向きであった場合、今度は、多芯ケーブル11のシース19が2本のアーム部23の間を、下方に滑り落ちてしまうおそれがある。
本実施形態においては、2つのクリップ20の開口部32の開口方向は、それぞれ、多芯ケーブル11の復元力の作用する方向と交差する方向を向いている。これにより、ケーブルが復帰して拡開しようとする力を、2つのアーム部23の一方が、確実に受けるようになっている。これにより、2つのクリップ20によって、多芯ケーブル11が固定されるようになっている。
5.多芯ケーブル11の固定方法
続いて、多芯ケーブル11の固定方法の一例について以下に説明する。多芯ケーブル11の固定方法は下記の手順に限定されない。
まず、クリップ20の貫入部17を、ブラケット13の長孔16に貫入させる。すると、抜け止め部30が長孔16の口縁部に当接することにより、縮径方向に弾性変形する。更に貫入部17を長孔16内に挿入すると、抜け止め部30が復帰変形し、係止突起31が長孔16の口縁部に当接することにより、クリップ20がブラケット13から抜け止めされた状態で固定される。
更に、クリップ20の回り止め部28がブラケット13の側縁に当接することにより、クリップ20は、ブラケット13に対して、回り止めされた状態で固定される。
続いて、ブラケット13の丸孔15内に、ボルト14を挿通し、車体10のボルト孔に螺合することにより、ブラケット13を車体10に固定する。
続いて、多芯ケーブル11を、クリップ20の把持部21の開口部32内に嵌め入れる。2つのアーム部23は、多芯ケーブル11のシース19と当接することにより、拡開方向に弾性変形する。更に多芯ケーブル11を把持部21の奥方に押し込むと、弾性片25が弾性変形する。更に多芯ケーブル11を把持部21の奥方に押し込むと、把持部21の内側に形成された収容空間27内に多芯ケーブル11が収容される。すると、弾性片25が復帰変形し、多芯ケーブル11のシース19に、多芯ケーブル11の径方向の外側から当接する。これにより、多芯ケーブル11が把持部21の開口部32から外れることが抑制される。
6.実施形態の作用、効果
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態に係る多芯ケーブル11の固定構造12は、少なくとも1つの電線18を含むと共に、屈曲した形状で固定された多芯ケーブル11と、多芯ケーブル11が挿入可能な開口部32を有する把持部21を備え、把持部21が多芯ケーブル11に外嵌されている複数のクリップ20と、複数のクリップ20同士の相対的位置が固定された状態で取り付けられているブラケット13と、を備え、複数のクリップ20は、開口部32の開口する方向が、屈曲した多芯ケーブル11の復元力が作用する方向と交差する方向を向いた状態で、ブラケット13に取り付けられている。
上記の構成によれば、屈曲した多芯ケーブル11は復帰変形しようとするので、クリップ20の把持部21に対して、多芯ケーブル11から復元力が作用する。その際、把持部21の開口方向は、多芯ケーブル11の復元力の作用する方向と交差する方向を向いているので、把持部21によって多芯ケーブル11の復元力を確実に受けることができる。これにより、合成樹脂材からなるクリップ20によって、多芯ケーブル11を屈曲した状態で固定することができる。この結果、金属部材を塑性変形させる必要がないので、金属部材に特殊な表面処理を施す必要がなくなる。この結果、製造コストを低減させることができる。
また、本実施形態に係る導電部材は、複数の電線18の周囲がシース19によって包囲された多芯ケーブル11である。
多芯ケーブル11は複数の電線18を含むので、復元力が大きくなる傾向にある。このため、本明細書に開示された技術は多芯ケーブル11に好適に適用することが可能であって、多芯ケーブル11を屈曲した状態で、確実に固定することができる。
また、本実施形態においては、クリップ20は金属製のブラケット13に取り付けられている。これにより、複数のクリップ20同士の相対的位置を確実に保持することができる。
また、本実施形態においては、クリップ20及びブラケット13の一方には、クリップ20及びブラケット13の他方と当接することにより、クリップ20とブラケット13とが相対的に回転することが抑制される回り止め部28が設けられている。
上記の構成によれば、クリップ20とブラケット13とが相対的に回転することが抑制される。これにより、クリップ20の把持部21の開口部32の開口方向が変化することを抑制することができるので、クリップ20によって多芯ケーブル11を確実に保持することができる。
<実施形態2>
次に、本明細書に開示された技術の実施形態2を図8を参照しつつ説明する。本実施形態に係る多芯ケーブル11の固定構造41においては、多芯ケーブル11は、S字状に屈曲した状態で、3つのクリップ40A,40B40Cによって固定されている。図8において左側に位置する、上方に凸状に屈曲した部分は、矢線Pで示す方向に復元力を作用させる。一方、図12において右側に位置する、下方に屈曲した部分は、矢線Qで示す方向に復元力を作用させる。
3つのクリップ40A,40B,40Cのうち、左端に位置するクリップ40Aの把持部21は、紙面を貫通する方向の手前側に開口している。また、中央に位置するクリップ40Bの把持部21も、紙面を貫通する方向の手前側に開口している。一方、右端部に位置するクリップ40Cの把持部21は、紙面を貫通する方向の奥側に開口している。
本実施形態においては、図8の中央のクリップ40Bの把持部21と、右端部のクリップ40Cの把持部21とは、それぞれの開口部32の開口方向のなす角度が180°に設定されている。
また、本実施形態においては、図8の左端のクリップ40Aの把持部21と、中央のクリップ40Bの把持部21とは、それぞれの開口部32は同じ方向に開口している。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、複数のクリップ40A,40B,40Cのうち、一のクリップ40Bの開口部32の開口方向と、他のクリップ40Cの開口部32の開口方向と、のなす角度が180°である。
上記の構成によれば、多芯ケーブル11の復元力を把持部21によって確実に受けることができるので、多芯ケーブル11を、屈曲した状態で確実に固定することができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)一のクリップ20の開口部32の開口方向と、他のクリップ20の開口部32の開口方向とのなす角度は、屈曲した導電部材の復元力が作用する方向と交差する方向であれば、任意の角度をなしていてもよい。
(2)本実施形態に係る導電部材は、複数の電線18の周囲がシース19によって包囲された多芯ケーブル11であったが、これに限られず、芯線の周囲を絶縁被覆で覆ってなる電線としてもよい。この芯線は、複数の金属細線が撚り合わされた撚り線でもよく、また、棒状の金属からなる、いわゆる単芯線でもよい。
(3)本実施形態によれば、多芯ケーブル11は4つの電線18を有する構成としたが、これに限られず、多芯ケーブル11は、2つ、3つ、又は5つ以上の複数の電線18を有する構成としてもよい。
(4)本実施形態によれば、取り付け部材は金属製のブラケット13であったが、これに限られず、取り付け部材は、車両の車体10であってもよい。つまり、クリップ20は車両の車体10に直接取り付けてもよい。また、ブラケット13は合成樹脂製であってもよく、必要に応じて任意の材料を適宜に選択することができる。
(5)本実施形態においては、回り止め部28は、クリップ20に設けられる構成としたが、これに限られず、回り止め部28は、ブラケット13に設けられる構成としてもよいし、また、クリップ20とブラケット13の双方に設けられる構成としてもよい。また、回り止め部28は省略してもよい。
11:多芯ケーブル
12:多芯ケーブルの固定構造
13:ブラケット
18:電線
18A:電力線
18B:信号線
19:シース
20:クリップ
21:把持部
28:回り止め部

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの電線を含むと共に、屈曲した形状で固定された導電部材と、
    前記導電部材が挿入可能な開口部を有する把持部を備え、前記把持部が前記導電部材に外嵌されている複数のクリップと、
    前記複数のクリップ同士の相対的位置が固定された状態で取り付けられている取り付け部材と、を備え、
    前記複数のクリップは、前記開口部の開口方向が、屈曲した前記導電部材の復元力が作用する方向と交差する方向を向いた状態で、前記取り付け部に取り付けられている、導電部材の固定構造。
  2. 前記導電部材は、複数の電線の周囲がシースによって包囲された多芯ケーブルである、請求項1に記載の導電部材の固定構造。
  3. 取り付け部材は金属製のブラケットである、請求項1または請求項2に記載の導電部材の固定構造。
  4. 前記クリップ及び前記取り付け部材の一方には、前記クリップ及び前記取り付け部材の他方と当接することにより、前記クリップと前記取り付け部材とが相対的に回転することが抑制される回り止め部が設けられている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の導電部材の固定構造。
  5. 前記複数のクリップのうち、一のクリップの開口部の開口方向と、他のクリップの開口部の開口方向と、のなす角度が180°である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の導電部材の固定構造。
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