JP2018156454A - 買取制御装置、買取制御方法および買取制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】買取業者側の都合に合わせた買取を実現すること。【解決手段】本願にかかる買取制御装置は、決定部と、提示部とを有する。決定部は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。提示部は、決定部により決定された対象店舗を利用者に提示する。【選択図】図7
Description
本発明の実施形態は、買取制御装置、買取制御方法および買取制御プログラムに関する。
従来、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ウェブサイト上で所定の買取業者に対して買取に関する依頼を行ったうえで、その買取業者に所有品を配送することにより、所有品を買取査定させるといった宅配買取サービスが広がってきている。
例えば、特許文献1には、中古品を売却する側には効率的なリサイクルショップの検索を可能とし、リサイクルショップ側には効率的な集客を可能とする技術が開示されている。
しかしながら、上記の従来技術では、必ずしも、買取業者側の都合に合わせた買取を実現することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、システム上に予めリサイクルショップの買取条件を含むショップ情報を登録しておき、売主から商材の売却要求がある度に、その売却条件と買取条件が適合するリサイクルショップを検索する。そして、上記の従来技術では、検索したリサイクルショップのショップ情報を要求元の売主に提供するとともに、売却要求を検索されたリサイクルショップに提供する。
このような、上記の従来技術は、買取における売主側のニーズを満たすとともに、リサイクルショップへの効率的な集客を実現することができるものの、必ずしも、買取業者側の都合に合わせた買取を実現することができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、買取業者側の都合に合わせた買取を実現することができる買取制御装置を提供することを目的とする。
本願にかかる買取制御装置は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定部と、前記決定部により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、買取業者側の都合に合わせた買取を実現することができるといった効果を奏する。
以下に、本願にかかる買取制御装置、買取制御方法および買取制御プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる買取制御装置、買取制御方法および買取制御プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
〔1.決定処理〕
図1を用いて、第1の実施形態にかかる決定処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態にかかる決定処理の一例を示す図である。第1の実施形態にかかる決定処理は、図1に示す買取制御装置100によって行われる。また、第1の実施形態にかかる決定処理は、買取を希望する利用者から送られる商品について、所定の店舗のうちいずれの店舗に買取を行わせるかを決定するためのものである。
〔1.決定処理〕
図1を用いて、第1の実施形態にかかる決定処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態にかかる決定処理の一例を示す図である。第1の実施形態にかかる決定処理は、図1に示す買取制御装置100によって行われる。また、第1の実施形態にかかる決定処理は、買取を希望する利用者から送られる商品について、所定の店舗のうちいずれの店舗に買取を行わせるかを決定するためのものである。
まず、第1の実施形態にかかる買取システム1の構成について説明する。図1の例では、買取システム1は、利用者端末10と、店舗端末301と、店舗端末302と、店舗端末303と、店舗端末304と、管理装置50と、買取制御装置100とを含む。利用者端末10、店舗端末301、店舗端末302、店舗端末303、店舗端末304、管理装置50、買取制御装置100は、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す買取システム1には、複数台の管理装置50、複数台の買取制御装置100が含まれてもよい。
利用者端末10は、買取システム1の利用者、すなわち買取システム1を利用して所有品を買取ってもらおうとする利用者の端末装置である。利用者端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
例えば、利用者は、買取を希望する所有品(以下、「買取希望商品」と表記する)がある場合に、利用者端末10を操作して、後述する買取制御装置100に対して買取申込を行う。言い換えれば、利用者端末10は、利用者の指示に従って、買取申込に必要な各種情報(以下、「申込情報」と表記する)を買取制御装置100に送信することで買取申込を行う。
次に、買取システム1に含まれる各店舗の関係性について説明する。まず、図1の例では、法人企業Xは、「買取ショップXX」といった名義で買取を行う買取店舗を展開している。より具体的に説明すると、法人企業Xは、「買取ショップXX」といった名義で買取を行う買取店舗を直接経営するとともに、かかる店舗の一部を別の法人に運営させる、いわゆるフランチャイズ店舗も展開している。
ここで、図1の例では、買取システム1には、買取を行う店舗SH1、SH2、SH3、および、店舗FC4が含まれる。このうち、店舗SH1〜SH3は、法人企業Xによって直接経営される直営店舗である。一方、店舗FC4は、法人企業Xとは異なる法人であって法人企業Xに加盟する法人によって経営されるフランチャイズ店舗である。このため、店舗SH1〜SH3、および、店舗FC4の店舗名は、いずれも「買取ショップXX」で共通である。
また、店舗SH1〜SH3、店舗FC4は、買取を希望する利用者によって自店舗に直接持ち込まれた商品に対して、その場で査定を行う「持込買取サービス」、または、買取を希望する利用者から宅配によって自店舗へと送られてきた商品に対して順次査定を行う「宅配買取サービス」のうち少なくとも何れかのサービスを導入している。
また、店舗SH1〜SH3、店舗FC4では、それぞれ買取を行うことのできる商品、すなわち買取対象となっている商品(取扱商材)が異なる。例えば、各店舗毎に買取対象がカテゴリとして定められている。例えば、店舗SH1では、買取対象としてカテゴリ「ブランド品」が定められている場合、これは店舗SH1では、カテゴリ「ブランド品」に属する商品(例えば、有名ブランドのバッグ、衣類、靴、小物等)を買取ることができることを意味する。一方で、買取対象としてカテゴリ「ブランド品」が定められていない店舗も存在する。
なお、各店舗がどのようなサービス形態(「持込買取サービス」、または、「宅配買取サービス」)の買取を行っているかや、買取対象としてどのような商品を取り扱っているかは、例えば、各店舗の店主によって定められる。
また、店舗端末301は店舗SH1によって利用される端末装置であり、店舗端末302は店舗SH2によって利用される端末装置であり、店舗端末303は店舗SH3によって利用される端末装置であり、店舗端末304は店舗FC4によって利用される端末装置である。店舗端末301を例に挙げると、店舗端末301は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等である。店舗端末302〜304も同様である。例えば、店舗SH1の従業員は、店舗端末301を用いて、以下に示す受入状況や本人確認状況を管理装置50に送信する。管理装置50については後ほど説明する。
次に、「宅配買取サービス」における問題点について説明する。「宅配買取サービス」では、宅配によって利用者から配送されてきた買取希望商品について買取が完了し実際に店頭で販売するまでの間、店舗の所定のスペースに買取希望商品を保管しておく必要がある。例えば、買取希望商品を受け取った店舗は、買取希望商品の査定を行い、査定価格に対する利用者の同意が得られた場合に、その買取希望商品の買取を完了し、自店舗で販売できるようになる。つまり、店舗は、査定に着手し、さらに査定後、査定価格に対する利用者の同意が得られるまでの間、店舗の所定のスペースに買取希望商品を保管しておかなければならない。
このように、「宅配買取サービス」では、買取希望商品を保管しておかなければならない期間が生じてしまうが、これにより、例えば、一度に多数の利用者から買取希望商品が配送されてきた場合、そのうちのいくつかの買取希望商品を保管する物理的なスペースを確保できなくなってしまうという問題がある。また、上記の通り、店舗によって取扱商材が異なるため、例えば、配送されてきた買取希望商品の中には、査定を行うことができない商品が含まれていることもある。
以上のような問題があることから、店舗の中には、買取希望商品を保管可能な現在の空きスペースや、取扱商材といった買取希望商品に対する店舗の受入状況が考慮された「宅配買取サービス」の実施を望むところがある。
したがって、第1の実施形態にかかる買取制御装置100は、宅配買取において買取店舗の都合に合わせた買取を実現する。具体的には、買取制御装置100は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、当該候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。そして、買取制御装置100は、決定した対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する。より具体的には、買取制御装置100は、受入状況と、利用者に関する利用者情報と、利用者に対する本人確認状況とに応じて、候補店舗の中から買取希望商品の買取を行わせる対象店舗を決定する。
なお、買取制御装置100は、買取システム1の中で、法人企業Xと共同関係にある企業によって管理されるサーバ装置である。
また、第1の実施形態にかかる買取制御装置100は、受入状況として次の3点を用いるものとする。1つは、候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数と当該候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数とに基づく空き状況である。すなわち、候補店舗が現時点でどれだけの商品を受け入れることができるかといった空きスペースの状況である。
さらに、1つは、候補店舗が宅配により自店舗へ送られてきた商品に対して買取を行う「宅配買取サービス」を導入しているか否かを示すサービス取扱情報である。さらに、1つは、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報(買取商材に関する情報)を示す。
「宅配買取サービス」を導入していない店舗に買取希望商品が配送されても、配送先の店舗は買取を行うことができず、このような場合、例えば、「宅配買取サービス」を導入している他の店舗へ買取希望商品を渡さなければならなくなる。このような行為は店舗にとって手間であり、また、買取の効率も悪くなる。また、買取対象でない買取希望商品が配送されてきても、配送先の店舗は買取を行うことができず、買取を行っている他の店舗へ買取希望商品を渡さなければならなくなる。同様に、このような行為は店舗にとって手間であり、また、買取の効率も悪くなる。
また、本人確認状況とは、利用者、すなわち買取を申込んできた依頼主に対して店舗側が本人確認を済ませているか否かを示す情報である。買取を行う店舗に対して、買取申込を受け付ける際に、依頼主に本人確認を行うことが法律で義務付けられている。例えば、店舗は、自店舗に初めて買取を依頼する利用者に対して本人確認を行わなければならない。ここで、「宅配買取サービス」では、利用者が直接店舗に買取希望商品を持ち込むことがないため、所定の業者がかかる利用者宅に訪れて、店舗の代わりに利用者の本人確認を行うことになる。
このようなことから、配送されてきた買取希望商品を受け取った店舗は、本人確認が済むまでの期間分だけ、さらに買取希望商品を所定のスペースに保管しておく期間が長くなる。買取制御装置100は、このような店舗に買取を行わせるよりは、買取を申込んできた利用者の本人確認が済んでいる店舗、すなわちこれまでに1度でもかかる利用者によって利用されたことのある店舗に買取を行わせたほうが各店舗の空きスペースを効率的に確保することができる。このようなことから、買取制御装置100は、本人確認状況も考慮した決定処理を行う。
また、利用者に関する利用者情報とは、例えば、利用者の住所である。「宅配買取サービス」では、店舗側が配送料を負担するため、店舗はなるべく配送料を抑えたい。そこで、買取制御装置100は、例えば、利用者の住所により近い位置に所在する店舗に買取を行わせることで配送料の負担を軽減させることができる。このようなことから、買取制御装置100は、利用者情報(利用者の住所)も考慮した決定処理を行う。
続いて、実施形態にかかる決定処理が行われるための前処理について説明する。かかる前処理は、図1に示す管理装置50によって行われる。図1の例では、管理装置50は、法人企業Xの属するサーバ装置であって、買取を行う店舗に関する情報を一元管理するサーバ装置である。
図1の例では、管理装置50は、店舗SH1〜SH3、店舗FC4から随時、受入状況や本人確認状況を受け付けることにより、自装置内の記憶部に記憶される情報をリアルタイムに更新する。管理装置50は、図1に示すように、各店舗の受入状況に関する情報(受入情報)を記憶する受入情報記憶部53と、各店舗の本人確認状況に関する情報(本人確認情報)を記憶する本人確認情報記憶部54とを有する。したがって、管理装置50は、店舗SH1〜SH3、店舗FC4から受入状況や本人確認状況を受け付ける度に、受付けた情報を受入情報記憶部53、あるいは、本人確認情報記憶部54に記憶することで記憶内容をリアルタイム更新する。
受入情報記憶部53は、「店舗ID」、「取扱商材」、「宅配」、「現在数(箱)/上限数(箱)」、「空き状況」、「所在地」といった項目を有する。「店舗ID」は、店舗を識別する識別情報を示す。「取扱商材」は、受入状況の1つであり、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す情報である。「取扱商材」は、商品取扱情報に対応する。図1の例では、「取扱商材」には、「書籍」、「音楽・ゲーム」、「家電」、「ブランド品」、「家具」といったカテゴリに分けられている。すなわち、図1の例では、店舗SH1が、現時点では、カテゴリ「書籍」に属する商品、カテゴリ「音楽・ゲーム」に属する商品、カテゴリ「家電」に属する商品、カテゴリ「ブランド品」に属する商品、カテゴリ「家具」に属する商品を買取可能である例を示す。
「宅配」は、受入状況の1つであり、これまで説明してきた「宅配買取サービス」を導入しているか否かを示す情報である。「宅配」は、サービス取扱情報に対応する。すなわち、図1の例では、店舗SH1が、現時点で、「宅配買取サービス」を導入済である例を示す。
「現在数(箱)/上限数(箱)」は、受入状況の1つであり、店舗が有する保管スペースであって段ボール箱に入れられて利用者から配送されてくる買取希望品を保管しておく保管スペースにおいて、買取希望品が入れられた段ボール箱を置くことのできる最大個数である上限数(箱)と、現時点で既に受け入れている(現時点ですでに保管している)段ボールの数である現在数(箱)とを示す。例えば、「上限数(箱)」から「現在数(箱)を差し引いた数は、現時点で商品を受け入れ可能な状況を示す「空き状況」に対応する。
すなわち、図1の例では、店舗SH1の保管スペースには、最大「100箱」の段ボール箱を置くことができ、かかる保管スペースには、現在、「99箱」の段ボール箱が保管されている例を示す。「所在地」は、店舗が所在する住所を示す。
本人確認情報記憶部54は、「店舗ID」と「本人確認済ユーザ」といった項目を有する。「店舗」は、店舗を識別する識別情報を示す。「本人確認済ユーザ」は、本人確認が済んでいる利用者を示す。すなわち、図1の例では、店舗SH1は、利用者U1、U2、U3の本人確認が済んでいる例を示す。言い換えれば、利用者U1、U2、U3は、これまでに店舗SH1で商品を買取ってもらったことがあることを示す。
さて、前処理について説明してきたが、以下では、買取制御装置100によって行われる決定処理の一例について、処理の流れを明確にして説明する。また、以下の例では、買取を依頼する利用者を利用者U1として説明する。
まず、利用者U1は、買取制御装置100に対して買取申込を行う(ステップS1)。例えば、利用者U1は、買取制御装置100によって提供される所定の買取申込フォームに買取申込に必要な情報(申込情報)を入力する。
例えば、利用者端末10は、利用者U1によって入力された申込情報を買取制御装置100に送信することにより買取申込を行う。図1の例では、申込情報には、例えば、利用者U1の各種個人情報(住所、氏名、年齢、口座情報等)が含まれる。また、申込情報には、利用者U1の買取希望商品が属するカテゴリ(買取希望商品の名称、商品番号等でもよい)と、買取希望商品を詰め込むことのできる段ボール箱の箱数が含まれる。図1の例では、利用者U1は、買取希望所品のカテゴリとして「書籍」を指定するとともに、箱数「5箱」を指定している。
次に、不図示であるが、買取制御装置100は、利用者U1から買取申込として受け付けた申込情報を管理装置50に送信する。管理装置50は、買取制御装置100から受信した申込情報を所定の記憶部に格納する。これにより、店舗SH1〜SH3、店舗FC4、さらには、法人企業Xが管理する買取統括センターのいずれもが、利用者U1から買取申込が行われたことを認識することができるとともに、利用者U1の申込情報を閲覧することが可能となる。例えば、店舗SH1の従業員は、店舗端末301を用いて、管理装置50にアクセスすることで、利用者U1の申込情報を閲覧することができる。
また、買取制御装置100は、利用者U1から申込情報を受け付けると(ステップS2)、利用者U1の買取希望商品の配送先となる店舗を決定する決定処理を行う(ステップS3)。決定処理についてより詳細に説明する。図1の例では、店舗SH1〜SH3、FC4が利用者U1の買取希望商品の買取を行う店舗の候補(候補店舗)である。
まず、買取制御装置100は、受入情報記憶部53を参照し、店舗SH1〜SH3、FC4の中から、「宅配買取サービス」を導入している店舗を抽出する。図1の例では、買取制御装置100は、店舗SH1、SH2、FC4を抽出する。
次に、買取制御装置100は、利用者U1の本人確認が済んでいる店舗を配送先として優先的に決定するための処理を行う。具体的には、買取制御装置100は、本人確認情報記憶部54を参照し、先に抽出した店舗SH1、SH2、FC4の中に利用者U1の本人確認が済んでいる店舗が存在する場合にはその店舗を抽出し、存在しない場合には、店舗SH1、SH2、FC4を候補店舗として維持する。図1に示す本人確認情報記憶部54には、店舗SH1、SH2、FC4のいずれにも利用者U1が対応付けられている。したがって、買取制御装置100は、先に抽出した店舗SH1、SH2、FC4の全てで利用者U1の本人確認が済んでいると判断する。
次に、買取制御装置100は、受入情報記憶部53を参照し、店舗SH1、SH2、FC4の中から、空き状況が利用者U1により指定されている段ボール箱の箱数「5箱」を許容している店舗を抽出する。上記の通り、空き状況とは、「上限数(箱)」から「現在数(箱)」を差し引いた数に対応する。つまり、図1の例では、店舗SH1の空き状況「1箱」、店舗SH2の空き状況「20箱」、店舗FC4の空き状況「30箱」である。このため、かかる例では、買取制御装置100は、店舗SH1、SH2、FC4の中から、箱数「5箱」より多い空き状況を示す店舗SH2およびFC4を抽出する。店舗SH1は、空き状況「1箱」であり箱数「5箱」より少ないため、「5箱」全てを受け入れることができない。したがって、買取制御装置100は、店舗SH1を候補店舗から除外する。
次に、買取制御装置100は、受入情報記憶部53を参照し、候補店舗として残っている店舗SH2およびFC4の中から、利用者U1の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗を抽出する。利用者U1は、カテゴリ「書籍」に属する商品の買取を希望しているため、買取制御装置100は、店舗SH2およびFC4の中から、取扱商材としてカテゴリ「書籍」に「○」が付されている店舗を抽出する。図1の例では、買取制御装置100は、店舗SH2およびFC4の双方とも利用者U1の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗と判断し、店舗SH2およびFC4を候補店舗として維持する。
最後に、買取制御装置100は、店舗SH2およびFC4のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を抽出する。例えば、利用者U1の住所を「神奈川県A2市」とすると、買取制御装置100は、「神奈川県A2市」と同一所在地の店舗SH2を抽出する。そして、買取制御装置100は、利用者U1の買取希望商品の買取を行わせる対象店舗として店舗SH2を決定する。
そして、買取制御装置100は、店舗SH2を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する(ステップS4)。例えば、買取制御装置100は、配送先が店舗SH2に決定された旨を利用者端末10にメール配信してもよいし、所定のウェブページに表示させてもよい。
なお、上記例では、買取制御装置100が、「宅配買取サービス」を導入しているか否か、本人確認が済んでいるか否か、空き状況が買取希望商品の個数の受け入れを許容しているか否か、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否か、利用者の住所により近い店舗はどれか、といったように段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでゆく決定処理を行う例を示した。しかしながら、買取制御装置100は、何れかの段階で1つの店舗に絞り込めた場合には、その店舗を買取対象として決定してもよい。
さて、これまで説明してきたように、第1の実施形態にかかる買取制御装置100は、受入状況と、利用者に関する利用者情報と、利用者に対する本人確認状況とに応じて、候補店舗の中から買取希望商品の買取を行わせる対象店舗を決定する。これにより、第1の実施形態にかかる買取制御装置100は、宅配買取において買取店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
〔2.システムの構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態にかかる買取システムの構成について説明する。図2は、第1の実施形態にかかる買取システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、買取システム1は、利用者端末10と、店舗端末301と、店舗端末302と、店舗端末303と、店舗端末304と、管理装置50と、買取制御装置100とを含む。利用者端末10、店舗端末301、店舗端末302、店舗端末303、店舗端末304、管理装置50、買取制御装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
次に、図2を用いて、第1の実施形態にかかる買取システムの構成について説明する。図2は、第1の実施形態にかかる買取システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、買取システム1は、利用者端末10と、店舗端末301と、店舗端末302と、店舗端末303と、店舗端末304と、管理装置50と、買取制御装置100とを含む。利用者端末10、店舗端末301、店舗端末302、店舗端末303、店舗端末304、管理装置50、買取制御装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
店舗SH1〜SH3は、法人企業Xによって直接運営される直営店舗である。また、店舗FC4は、法人企業Xに加入する企業によって運営される店舗である。すなわち、店舗FC4は、法人企業Xによって展開されるフランチャイズ店舗である。フランチャイズ店舗は、法人企業によって運営されるものであってもよいし、個人事業主よって運営されるものであってもよい。
また、図2に示す買取システム1は、一例であり、買取システム1に含まれる直営店舗やフランチャイズ店舗の数は限定されるものではない。また、以下の実施形態では、店舗端末301と、店舗端末302と、店舗端末303と、店舗端末304と区別する必要が無い場合には、これらを総称して店舗端末30と表記する。
〔3.管理装置の構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態にかかる管理装置50について説明する。図3は、第1の実施形態にかかる管理装置50の構成例を示す図である。管理装置50は、買取を行う店舗に関する情報を一元管理するサーバ装置である。図1の例では、管理装置50は、法人企業Xに属するサーバ装置であって、買取を行う買取店舗である店舗SH1〜SH3、FC4に関する情報を一元管理する。また、管理装置50は、買取申込の際に利用差によって入力された申込情報や、買取希望商品に対する査定価格等を含む買取情報も管理する。図3に示すように、管理装置50は、通信部51と、記憶部52と、制御部56とを有する。
次に、図3を用いて、第1の実施形態にかかる管理装置50について説明する。図3は、第1の実施形態にかかる管理装置50の構成例を示す図である。管理装置50は、買取を行う店舗に関する情報を一元管理するサーバ装置である。図1の例では、管理装置50は、法人企業Xに属するサーバ装置であって、買取を行う買取店舗である店舗SH1〜SH3、FC4に関する情報を一元管理する。また、管理装置50は、買取申込の際に利用差によって入力された申込情報や、買取希望商品に対する査定価格等を含む買取情報も管理する。図3に示すように、管理装置50は、通信部51と、記憶部52と、制御部56とを有する。
(通信部51について)
通信部51は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部51は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、利用者端末10、店舗端末30、買取制御装置100との間で情報の送受信を行う。
通信部51は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部51は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、利用者端末10、店舗端末30、買取制御装置100との間で情報の送受信を行う。
(記憶部52について)
記憶部52は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部52は、受入情報記憶部53と、本人確認情報記憶部54と、買取情報記憶部55とを有する。
記憶部52は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部52は、受入情報記憶部53と、本人確認情報記憶部54と、買取情報記憶部55とを有する。
(受入情報記憶部53について)
受入情報記憶部53は、買取を行う各店舗の受入状況に関する情報(受入情報)を記憶する記憶部である。ここで、図4に第1の実施形態にかかる受入情報記憶部53の一例を示す。図4の例では、受入情報記憶部53は、「店舗ID」、「取扱商材」、「宅配」、「現在数(箱)/上限数(箱)」、「空き状況」、「所在地」といった項目を有する。
受入情報記憶部53は、買取を行う各店舗の受入状況に関する情報(受入情報)を記憶する記憶部である。ここで、図4に第1の実施形態にかかる受入情報記憶部53の一例を示す。図4の例では、受入情報記憶部53は、「店舗ID」、「取扱商材」、「宅配」、「現在数(箱)/上限数(箱)」、「空き状況」、「所在地」といった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗を識別する識別情報を示す。「取扱商材」は、受入状況の1つであり、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す情報である。「取扱商材」は、商品取扱情報に対応する。図4の例では、「取扱商材」は、「書籍」、「音楽・ゲーム」、「家電」、「ブランド品」、「家具」といったカテゴリに分けられている。すなわち、図4の例では、店舗SH1が、現時点では、カテゴリ「書籍」に属する商品、カテゴリ「音楽・ゲーム」に属する商品、カテゴリ「家電」に属する商品、カテゴリ「ブランド品」に属する商品、カテゴリ「家具」に属する商品を買取可能である例を示す。
「宅配」は、受入状況の1つであり、図1で説明した「宅配買取サービス」を導入しているか否かを示す情報である。「宅配」は、サービス取扱情報に対応する。すなわち、図4の例では、店舗SH1が、現時点で、「宅配買取サービス」を導入済である例を示す。
「現在数(箱)/上限数(箱)」は、受入状況の1つであり、店舗が有する保管スペースであって段ボール箱に入れられて利用者から配送されてくる買取希望品を保管しておく保管スペースにおいて、かかる段ボール箱を置くことのできる最大個数である上限数(箱)と、現時点で既に受け入れている(現時点ですでに保管している)段ボール箱の数である現在数(箱)とを示す。
「空き状況」は、「上限数(箱)」から「現在数(箱)」を差し引いた数であり、現時点で商品を受け入れ可能な状況を示す。すなわち、図4の例では、店舗SH1の保管スペースには、最大「100箱」の段ボール箱を保管することができ、かかる保管スペースには、現在、「99箱」の段ボール箱が保管されている例を示す。また、店舗SH1の「空き状況(箱)」は、「1箱」である例を示す。なお、空き状況は、「上限数(箱)」に対して「現在数(箱)」が占める割合であってもよい。「所在地」は、店舗が所在する住所を示す。
(本人確認情報記憶部54について)
本人確認情報記憶部54は、本人確認が済んでいるか否かを示す本人確認状況を記憶する記憶部である。例えば、本人確認情報記憶部54は、本人確認が済んでいるユーザを店舗毎に記憶する。ここで、図5に第1の実施形態にかかる本人確認情報記憶部54の一例を示す。図5の例では、本人確認情報記憶部54は、「店舗ID」、「本人確認済ユーザ」といった項目を有する。
本人確認情報記憶部54は、本人確認が済んでいるか否かを示す本人確認状況を記憶する記憶部である。例えば、本人確認情報記憶部54は、本人確認が済んでいるユーザを店舗毎に記憶する。ここで、図5に第1の実施形態にかかる本人確認情報記憶部54の一例を示す。図5の例では、本人確認情報記憶部54は、「店舗ID」、「本人確認済ユーザ」といった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗を識別する識別情報を示す。「本人確認済ユーザ」は、本人確認が済んでいるユーザを示す。すなわち、図5の例では、店舗SH1は、ユーザU1、U2、U3の本人確認が済んでいる例を示す。
各店舗(の従業員)は、任意のタイミングで自店舗の店舗端末30を用いて、管理装置50に受入状況や本人確認状況を送信する。したがって、管理装置50は、受入状況や本人確認状況を店舗から受け付ける度に、受入情報記憶部53や本人確認情報記憶部54における記憶情報を更新する。このため、図4の例において、現時点でカテゴリ「ブランド品」に属する商品の買取を行っていない店舗SH2が、かかる商品の買取を始めたことにより、その旨を管理装置50に送信したとする。かかる場合、管理装置50は、店舗ID「SH2」の「ブランド品」に対応付けられる「×」を「〇」に更新する。また、図4の例において、現時点で「宅配買取サービス」を導入していない店舗SH3が、「宅配買取サービス」を開始したことにより、その旨を管理装置50に送信したとする。かかる場合、管理装置50は、店舗ID「SH3」の「宅配」に対応付けられる「×」を「〇」に更新する。
(買取情報記憶部55について)
買取情報記憶部55は、利用者の買取希望商品について査定が行われた査定結果に関する情報を記憶する記憶部である。例えば、買取情報記憶部55は、利用者の買取希望商品に対する査定価格を記憶する。ここで、図6に第1の実施形態にかかる買取情報記憶部55の一例を示す。図6の例では、買取情報記憶部55は、「利用者ID」、「買取希望商品」、「配送先店舗ID」、「査定価格(円)」、「買取指定」といった項目を有する。
買取情報記憶部55は、利用者の買取希望商品について査定が行われた査定結果に関する情報を記憶する記憶部である。例えば、買取情報記憶部55は、利用者の買取希望商品に対する査定価格を記憶する。ここで、図6に第1の実施形態にかかる買取情報記憶部55の一例を示す。図6の例では、買取情報記憶部55は、「利用者ID」、「買取希望商品」、「配送先店舗ID」、「査定価格(円)」、「買取指定」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別する識別情報を示す。「利用者ID」は、例えば、利用者が企業Zに対して会員登録を行うことで、利用者と企業Zとの間で有効となるログインIDである。例えば、会員登録の受付やログインIDの設定は、買取制御装置100によって行われてよい。「配送先店舗ID」は、対応する利用者の買取希望商品の配送先として決定された店舗を識別する識別情報を示す。言い換えれば、「配送先店舗ID」は、対応する利用者の買取希望商品の買取を行うよう決定された対象店舗を識別する識別情報を示す。
「買取希望商品」は、買取希望商品を特定可能な情報を示す。「買取希望商品」は、買取希望商品の名称、商品番号等である。「査定価格(円)」は、対応する「買取希望商品」の配送先として決定された店舗による査定によって算出された査定価格(買取価格)を示す。「買取指定」は、査定価格を確認した利用者が、その査定価格で買取希望商品を買取らせることに同意したか否かを示す。
すなわち、図6の例では、買取制御装置100によって利用者U1の買取希望商品の配送先として店舗SH2が決定された例を示すとともに、店舗SH2は、利用者U1の買取希望商品の査定を行い、「コミックCO1」に対しては査定価格「300円」を算出した例を示す。また、利用者U1が査定価格「300円」で「コミックCO1」を売却することに同意したことにより「買取指定」に「○」が入力されている例を示す。
例えば、管理装置50は、店舗端末30を用いて店舗SH2から送信された査定価格を買取情報記憶部55に格納する。また、利用者U1は、利用者IDを用いて、買取制御装置100にログインすることで、買取制御装置100によって管理装置50から取得された自身の買取希望商品に対する査定価格を閲覧することができる。したがって、買取制御装置100は、買取希望商品毎に査定価格に同意するか否かを示す同意情報を利用者U1から受け付け、受け付けた同意情報を管理装置50に送信する。管理装置50は、同意情報に基づいて、査定価格に同意された買取希望商品には、対応する「買取指定」に「○」を入力する。一方、管理装置50は、同意情報に基づいて、査定価格に同意されなかった買取希望商品には、対応する「買取指定」に「×」を入力する。
(制御部56について)
図3に戻り、制御部56は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理装置50内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部56は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に戻り、制御部56は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理装置50内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部56は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部56は、受信部57と、更新部58と、管理部59とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部56の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部56が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
なお、不図示であるが管理装置50は、買取申込のために利用者によって入力された申込み情報を記憶する記憶部をさらに有してよい。
(受信部57、更新部58について)
受信部57は、店舗端末30から受入状況や本人確認状況を示す情報を受信する。更新部58は、受信部57によって受信された情報に基づいて、受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54内の記憶情報を更新する。例えば、受信部57が、店舗SH2の店舗端末302から、カテゴリ「ブランド品」に属する商品の買取を始めた旨の情報を受信したとする。かかる場合、更新部57は、受入情報記憶部53において、店舗ID「SH2」の「ブランド品」に対応付けられる「×」を「〇」に更新する。
受信部57は、店舗端末30から受入状況や本人確認状況を示す情報を受信する。更新部58は、受信部57によって受信された情報に基づいて、受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54内の記憶情報を更新する。例えば、受信部57が、店舗SH2の店舗端末302から、カテゴリ「ブランド品」に属する商品の買取を始めた旨の情報を受信したとする。かかる場合、更新部57は、受入情報記憶部53において、店舗ID「SH2」の「ブランド品」に対応付けられる「×」を「〇」に更新する。
(管理部59について)
管理部59は、買取に関する各情報の管理を行う。例えば、管理部59は、店舗端末30から、買取希望商品に対する査定価格等を含む買取情報を受信し、受信した買取情報を買取情報記憶部55に格納する。また、管理部59は、買取制御装置100から同意情報を受信し、受信した同意情報に基づいて、買取情報記憶部55の記憶内容(「買取指定」)を更新する。
管理部59は、買取に関する各情報の管理を行う。例えば、管理部59は、店舗端末30から、買取希望商品に対する査定価格等を含む買取情報を受信し、受信した買取情報を買取情報記憶部55に格納する。また、管理部59は、買取制御装置100から同意情報を受信し、受信した同意情報に基づいて、買取情報記憶部55の記憶内容(「買取指定」)を更新する。
〔4.買取制御装置の構成〕
次に、図7を用いて、第1の実施形態にかかる買取制御装置100について説明する。図7は、第1の実施形態にかかる買取制御装置100の構成例を示す図である。買取制御装置100は、図1で説明した決定処理を行うサーバ装置である。図7に示すように、買取制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
次に、図7を用いて、第1の実施形態にかかる買取制御装置100について説明する。図7は、第1の実施形態にかかる買取制御装置100の構成例を示す図である。買取制御装置100は、図1で説明した決定処理を行うサーバ装置である。図7に示すように、買取制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、利用者端末10、店舗端末30、管理装置50との間で情報の送受信を行う。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、利用者端末10、店舗端末30、管理装置50との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、受入情報記憶部121と、本人確認情報記憶部122とを有する。
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、受入情報記憶部121と、本人確認情報記憶部122とを有する。
(受入情報記憶部121、本人確認情報記憶部122について)
受入情報記憶部121は、受入情報記憶部53に対応する。また、本人確認情報記憶部122は、本人確認情報記憶部54に対応する。このため、受入情報記憶部121、および、本人確認情報記憶部122の説明は省略する。例えば、買取制御装置100は、管理装置50にアクセスし、受入情報記憶部53内の記憶情報を取得する。そして、買取制御装置100は、取得した記憶情報を受入情報記憶部121に格納する。また、買取制御装置100は、管理装置50にアクセスし、本人確認情報記憶部54内の記憶情報を取得する。そして、買取制御装置100は、取得した記憶情報を本人確認情報記憶部122に格納する。
受入情報記憶部121は、受入情報記憶部53に対応する。また、本人確認情報記憶部122は、本人確認情報記憶部54に対応する。このため、受入情報記憶部121、および、本人確認情報記憶部122の説明は省略する。例えば、買取制御装置100は、管理装置50にアクセスし、受入情報記憶部53内の記憶情報を取得する。そして、買取制御装置100は、取得した記憶情報を受入情報記憶部121に格納する。また、買取制御装置100は、管理装置50にアクセスし、本人確認情報記憶部54内の記憶情報を取得する。そして、買取制御装置100は、取得した記憶情報を本人確認情報記憶部122に格納する。
(制御部130について)
制御部130は、CPUやMPU等によって、買取制御装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部130は、CPUやMPU等によって、買取制御装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部130は、取得部131と、受付部132と、決定部133と、提示部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、管理装置50にアクセスし、管理装置50が有する各種情報を取得する。例えば、取得部131は、管理装置50にアクセスし、管理装置50の受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54内の記憶情報を取得する。例えば、取得部131は、所定のタイミングで管理装置50に対して取得要求を送信する。管理装置50の管理部59は、取得要求を受信すると、受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54内の記憶情報を抽出する。そして、管理部59は、取得した記憶情報を取得部131に対して送信する。また、取得部131は、管理装置50から取得した記憶情報を受入情報記憶部121および本人確認情報記憶部122に格納する。
取得部131は、管理装置50にアクセスし、管理装置50が有する各種情報を取得する。例えば、取得部131は、管理装置50にアクセスし、管理装置50の受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54内の記憶情報を取得する。例えば、取得部131は、所定のタイミングで管理装置50に対して取得要求を送信する。管理装置50の管理部59は、取得要求を受信すると、受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54内の記憶情報を抽出する。そして、管理部59は、取得した記憶情報を取得部131に対して送信する。また、取得部131は、管理装置50から取得した記憶情報を受入情報記憶部121および本人確認情報記憶部122に格納する。
なお、買取制御装置100は、必ずしも受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54に記憶される記憶情報を取得し自装置内に格納する必要はない。例えば、買取制御装置100は、決定処理を行う際に、受入情報記憶部53および本人確認情報記憶部54を参照するように構成されてもよく、かかる場合には、買取制御装置100は、受入情報記憶部121および本人確認情報記憶部122を有する必要はない。
(受付部132について)
受付部132は、買取申込として利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。例えば、受付部132は、利用者端末10からの要求に応じて、買取申込を行うために必要となる申込情報を入力させるための買取申込フォームを利用者端末10に配信する。利用者端末10は、買取申込フォームに入力された申込情報を利用者の操作に従って、買取制御装置100に送信する。そして、受付部132は、利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。つまり、受付部132は、買取申込フォームを介して、利用者端末10から申込情報を受け付ける。また、受付部132は、受け付けた申込情報を管理装置50に送信する。例えば、管理装置50の管理部59は、申込情報を受信し、所定の記憶部に格納する。
受付部132は、買取申込として利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。例えば、受付部132は、利用者端末10からの要求に応じて、買取申込を行うために必要となる申込情報を入力させるための買取申込フォームを利用者端末10に配信する。利用者端末10は、買取申込フォームに入力された申込情報を利用者の操作に従って、買取制御装置100に送信する。そして、受付部132は、利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。つまり、受付部132は、買取申込フォームを介して、利用者端末10から申込情報を受け付ける。また、受付部132は、受け付けた申込情報を管理装置50に送信する。例えば、管理装置50の管理部59は、申込情報を受信し、所定の記憶部に格納する。
ここで、買取申込に用いられる買取申込フォームについて説明する。図8は、買取申込フォームの一例を示す図である。受付部132は、図8に示す買取申込フォームP1を介して、利用者端末10から申込情報を受け付ける。図8の例では、買取申込フォームP1は、領域R1〜R4に分けられる。領域R1は、利用者の買取希望商品が属するカテゴリを入力するための入力欄を含む。領域R2は、段ボール箱を集荷しに来させる集荷希望日を入力するための入力欄と、買取希望商品を梱包するのに必要な段ボール箱の箱数を入力する入力欄とが含まれる。
領域R3には、銀行名を入力するための入力欄と、口座番号を入力するための入力欄と、口座名義を入力するための入力欄とが含まれる。領域R4には、氏名を入力するための入力欄と、性別を入力するための入力欄と、生年月日を入力するための入力欄と、住所を入力するための入力欄とを含む。
なお、図8に示す買取申込フォームP1は一例であり、買取申込フォームP1の態様や入力を要求する項目は、図8の例に限定されない。申込フォームP1は、買取希望商品が属するカテゴリを検索するための検索機能、買取希望商品の商品番号を検索するための検索機能、買取希望商品に対する買取目安価格(例えば、買取価格の上限額)を検索するための検索機能を有してもよい。
(決定部133について)
決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、当該候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。具体的には、決定部133は、受入状況と、利用者に関する利用者情報と、利用者に対する本人確認状況とに応じて、候補店舗の中から買取希望商品の買取を行わせる対象店舗を決定する。
決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、当該候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。具体的には、決定部133は、受入状況と、利用者に関する利用者情報と、利用者に対する本人確認状況とに応じて、候補店舗の中から買取希望商品の買取を行わせる対象店舗を決定する。
さらに具体的には、決定部133は、候補店舗のうち、本人確認状況が済んでいる店舗を優先的に対象店舗として決定するようにする。すなわち、決定部133は、候補店舗のうち利用者の本人確認が済んでいるか否かを判定する。そして、決定部133は、候補店舗のうち利用者の本人確認が済んでいる店舗が存在する場合には、受入状況と利用者情報とに応じて、本人確認済みの店舗の中から対象店舗を決定する。一方、決定部133は、本人確認が済んでいる店舗が存在しない場合には、受入状況と利用者情報とに応じて、候補店舗の中から買取希望商品の買取を行わせる対象店舗を決定する。
また、決定部133は、受入状況として、以下の3点を用いて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。
第1に、決定部133は、受入状況として候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な数に関する情報と候補店舗が現時点で受入済みの商品の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で商品を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、買取希望商品の数に基づく情報とを用いて、対象店舗を決定する。
候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な数に関する情報とは、例えば、候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数である。また、候補店舗が現時点で受入済みの商品の数に関する情報とは、例えば、候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数である。したがって、例えば、決定部133は、候補店舗のうち、空き状況として候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数と候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数とに基づく空き状況が買取希望商品の個数の受け入れを許容している店舗を前記対象店舗として決定する。
第2に、決定部133は、受入状況として候補店舗が宅配により自店舗へ送られてきた商品に対して買取を行う買取サービス(宅配買取サービス)を導入しているか否かを示すサービス取扱情報に応じて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。具体的には、決定部133は、サービス取扱情報に応じて、候補店舗のうち、買取サービスを導入している店舗を対象店舗として決定する。
第3に、決定部133は、受入状況として買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報に応じて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。具体的には、決定部133は、商品取扱情報に応じて、候補店舗のうち、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗を対象店舗として決定する。
また、決定部133は、利用者に関する利用者情報に基づいて、候補店舗の中から前記対象店舗を決定する。例えば、決定部133は、利用者情報として利用者の住所と、候補店舗の所在地との位置関係に応じて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。具体的には、決定部133は、候補店舗のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を対象店舗として決定する。
さて、本実施形態では、決定部133は、候補店舗の中から対象店舗を決定する決定処理として、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況、利用者情報を順に用いて、段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでゆく決定処理を行う。具体的には、決定部133は、「宅配買取サービス」を導入しているか否か、本人確認が済んでいるか否か、空き状況が買取希望商品の個数の受け入れを許容しているか否か、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否か、利用者の住所により近い店舗はどれか、といったように段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでゆく決定処理を行う。
また、決定部133は、受付部132によって買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、上記決定処理を開始する。また、決定部133は、図1に示す通り、候補店舗として所定の法人によって運営される直営店舗、または、当該所定の法人に加盟する加盟店の中から対象店舗を決定する。以下では、図1の例を用いて、決定部133による決定処理の一例について説明する。
まず、受付部132は、利用者U1からの買取申込を受けたとする。具体的には、受付部132は、図8に示す買取申込フォームに入力された申込情報を利用者U1の利用者端末10から受け付けたとする。この時点では、店舗SH1〜SH3、店舗FC4の全てが候補店舗である。
かかる場合、まず、決定部133は、受入情報記憶部121を参照し、店舗SH1〜3、FC4の中に、「宅配買取サービス」を導入している店舗が存在するか否かを判定する。図1の例(図4も同様)では、決定部133は、店舗SH1、SH2、FC4に対応する「宅配」欄に「○」が付与されていることから、店舗SH1、SH2、FC4では、「宅配買取サービス」を導入していると判定する。そして、決定部133は、店舗SH1、SH2、FC4を抽出する。なお、決定部133は、「宅配買取サービス」を導入している店舗が存在しない場合には、緊急対応用に設定されている店舗であって全ての受入状況等に対応可能な店舗(以下、「補助店舗」と表記する)を対象店舗として決定する。
次に、決定部133は、利用者U1の本人確認が済んでいる店舗を配送先として優先的に決定するための処理を行う。具体的には、決定部133は、本人確認情報記憶部122を参照し、店舗SH1、SH2、FC4の中に利用者U1の本人確認が済んでいる店舗が存在するか否かを判定する。図1の例(図5も同様)では、決定部133は、店舗SH1、SH2、FC4の全てに利用者ID「U1」が対応付けられていることから、店舗SH1、SH2、FC4の全てで利用者U1の本人確認が済んでいると判断する。なお、例えば、店舗SH1には利用者ID「U1」が対応付けられていなかったとすると、決定部133は、候補店舗から店舗SH1を除外し以下の処理に用いない。
次に、決定部133は、受入情報記憶部121を参照し、店舗SH1、SH2、FC4の中に、「空き状況」が利用者U1により指定されている段ボール箱の箱数「5箱」を許容している店舗が存在するか否かを判定する。言い換えれば、決定部133は、「空き状況」としての箱数が段ボール箱の箱数「5箱」より多い店舗が存在するか否かを判定する。図1の例(図4も同様)では、店舗SH1の空き状況「1箱」、店舗SH2の空き状況「20箱」、店舗FC4の空き状況「30箱」である。このため、決定部133は、店舗SH2およびFC4が段ボール箱の箱数「5箱」を許容していると判定する。そして、決定部133は、空き状況「1箱」であり箱数「5箱」より少なく、「5箱」全てを受け入れることができない店舗SH1を候補店舗から除外し、候補店舗を店舗SH2およびFC4に絞り込む。なお、決定部133は、「空き状況」が箱数「5箱」を許容している店舗が存在しない場合には、上記補助店舗を対象店舗として決定する。
次に、決定部133、受入情報記憶部121を参照し、店舗SH2およびFC4の中に、利用者U1の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在するか否かを判定する。利用者U1は、カテゴリ「書籍」に属する商品の買取を希望している。このため、決定部133は、受入情報記憶部121を参照し、店舗2およびFC4の中に、取扱商材としてカテゴリ「書籍」に「○」が付されている店舗が存在するか否かを判定する。図1の例(図4も同様)では、決定部133は、店舗SH2およびFC4の双方とも利用者U1の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗と判断し、店舗SH2およびFC4を候補店舗として維持する。なお、決定部133は、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在しない場合には、上記補助店舗を対象店舗として決定する。
最後に、決定部133は、店舗SH2およびFC4のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を特定する。利用者U1の住所を「神奈川県A2市」とすると、決定部133は、「神奈川県A2市」と同一所在地の店舗SH2を特定する。そして、決定部133は、利用者U1の買取希望商品の買取を行わせる対象店舗として店舗SH2を決定する。
(提示部134について)
提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。具体的には、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する。上記の通り、決定部133により利用者U1の買取希望商品の買取を行わせる対象店舗として店舗SH2が決定された場合には、提示部134は、店舗SH2を買取希望商品を配送する配送先として利用者U1に提示する。例えば、提示部134は、配送先が店舗SH2に決定された旨を利用者U1の利用者端末10にメール配信してもよい。また、提示部134は、利用者U1の指示に応じて利用者端末10から送信される要求を受信した場合に、配送先が表示される所定のウェブページを配信してもよい。
提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。具体的には、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する。上記の通り、決定部133により利用者U1の買取希望商品の買取を行わせる対象店舗として店舗SH2が決定された場合には、提示部134は、店舗SH2を買取希望商品を配送する配送先として利用者U1に提示する。例えば、提示部134は、配送先が店舗SH2に決定された旨を利用者U1の利用者端末10にメール配信してもよい。また、提示部134は、利用者U1の指示に応じて利用者端末10から送信される要求を受信した場合に、配送先が表示される所定のウェブページを配信してもよい。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて、第1の実施形態にかかる買取制御装置100が実行する決定処理の手順について説明する。図9は、第1の実施形態にかかる買取制御装置100による決定処理の全体的な流れを示すフローチャートである。
次に、図9を用いて、第1の実施形態にかかる買取制御装置100が実行する決定処理の手順について説明する。図9は、第1の実施形態にかかる買取制御装置100による決定処理の全体的な流れを示すフローチャートである。
まず、買取制御装置100は、買取希望商品の買取を依頼する買取申込を利用者から受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。例えば、買取制御装置100は、図8に示す買取申込フォームP1に入力された申込情報を利用者端末10から受信した場合に、買取申込を受け付けたと判定する。買取制御装置100は、買取申込を受け付けたと判定した場合には(ステップS101;Yes)、依頼主である利用者の買取希望商品の買取を行わせる対象店舗を決定するための決定処理を行う(ステップS102)。買取申込を受け付けていない場合には(ステップS101;No)、買取制御装置100は、受け付けるまで待機する。
また、買取制御装置100は、買取申込として受け付けた申込情報を管理装置50に送信しておく。この時点で、店舗側は、管理装置50にアクセスすることで、各利用者がどのような買取申込を行っているかを確認することができる。次に、買取制御装置100は、ステップS102で決定した対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する(ステップS103)。
また、不図示であるが買取制御装置100は、決定した対象店舗に対して、利用者から買取希望商品が送られてくる旨通知する。また、買取制御装置100は、買取統括センターに対して、利用者に段ボール箱を送るよう指示する。
次に、図10を用いて、第1の実施形態にかかる買取制御装置100が実行する決定処理の手順について説明する。図10は、第1の実施形態にかかる買取制御装置100による決定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
まず、買取制御装置100は、受入情報記憶部121を参照し、候補店舗の中に、宅配買取サービスを行っている店舗が存在するか否かを判定する(ステップS201)。買取制御装置100は、宅配買取サービスを行っている店舗が存在する場合には(ステップS201;Yes)、候補店舗の中から宅配買取サービスを行っている店舗を抽出する(ステップS202)。一方、買取制御装置100は、宅配買取サービスを行っている店舗が存在しない場合には(ステップS201;No)、補助店舗を対象店舗として決定する(ステップS301)。
次に、買取制御装置100は、本人確認情報記憶部122を参照し、ステップS202で抽出した候補店舗の中に、本人確認済みの店舗が存在するか否かを判定する(S203−1)。買取制御装置100は、本人確認済みの店舗が存在すると判定した場合には(S203−1;Yes)、現時点での候補店舗の中から本人確認済みの店舗を抽出する(ステップS204)。一方、買取制御装置100は、本人確認済みの店舗が存在しないと判定した場合には(S203−1;No)、本人確認済みでない店舗をステップS205からの処理に用いる(S203−2)。
次に、買取制御装置100は、受入情報記憶部121を参照し、ステップS204で抽出した候補店舗、または、ステップS203−2で抽出した候補店舗の中に、受入条件を満たす店舗が存在するか否かを判定する(ステップS205)。具体的には、買取制御装置100は、受入情報記憶部121を参照し、「空き状況」>申込時に利用者により指定された箱数、といった受入条件を満たす店舗が存在するか否かを判定する。買取制御装置100は、受入条件を満たす店舗が存在すると判定した場合には(S205;Yes)、現時点での候補店舗の中から受入条件を満たす店舗を抽出する(ステップS206)。一方、買取制御装置100は、受入条件を満たす店舗が存在しないと判定した場合には(S205;No)、補助店舗を対象店舗として決定する(ステップS301)。
次に、買取制御装置100は、受入情報記憶部121を参照し、利用者の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在するか否かを判定する(ステップS207)。買取制御装置100は、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在すると判定した場合には(S207;Yes)、現時点での候補店舗の中から買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗を抽出する(ステップS208)。一方、買取制御装置100は、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在しないと判定した場合には(S207;No)、補助店舗を対象店舗として決定する(ステップS301)。
次に、買取制御装置100は、ステップS208で抽出した店舗のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を特定する(ステップS209)。そして、買取制御装置100は、特定した店舗を対象店舗として決定する(ステップS210)。そして、買取制御装置100は、決定した対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する(ステップS211)。また、買取制御装置100は、ステップS301に移行した場合には、補助店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する(ステップS211)。
〔6.変形例〕
上記第1の実施形態にかかる買取制御装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、買取制御装置100の他の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態にかかる買取制御装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、買取制御装置100の他の実施形態について説明する。
〔6−1.決定処理について(1)〕
上記第1の実施形態では、決定部133が、候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数と候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数とに基づく空き状況と、買取希望商品の個数とに基づいて、対象店舗を決定する例を示した。具体的には、決定部133が、上限数(箱)から現在数(箱)を差し引いた数である空き状況が、利用者指定の箱数より多い店舗を対象店舗として決定する例を示した。
上記第1の実施形態では、決定部133が、候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数と候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数とに基づく空き状況と、買取希望商品の個数とに基づいて、対象店舗を決定する例を示した。具体的には、決定部133が、上限数(箱)から現在数(箱)を差し引いた数である空き状況が、利用者指定の箱数より多い店舗を対象店舗として決定する例を示した。
しかし、決定部133は、候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数に対して、候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数の割合である空き状況に応じて、対象店舗を決定してもよい。例えば、決定部133は、候補店舗のうち、かかる割合が所定の閾値より低い店舗を対象店舗として決定する。
かかる場合、買取制御装置100は、図4の例では、店舗SH1に対応する空き状況として「99%」、店舗SH2に対応する空き状況として「71%」、店舗SH3に対応する空き状況として「25%」、店舗FC4に対応する空き状況として「25%」を入力する。また、空き状況としての割合には、予め閾値「90%」が設定されているものとする。
したがって、上記例の場合、決定部133は、この時点の候補店舗である店舗SH1、SH2、FC4のうち、店舗SH2およびFC4は、「空き状況」が利用者U1により指定されている段ボール箱の箱数「5箱」を許容している店舗であると判定し、次の決定処理に進む。
〔6−2.決定処理について(2)〕
また、決定部133は、店舗側に指示に基づく空き状況に応じて、対象店舗を決定してもよい。例えば、候補店舗の従業員は、店舗端末30を用いて、現在数(箱)が上限数(箱)に迫ってきた任意のタイミングで、この先、自店舗を対象店舗として決定しないよう管理装置50に指示する。決定部133は、このように指示されている店舗については候補店舗から除外し、残りの候補店舗について決定処理を行う。
また、決定部133は、店舗側に指示に基づく空き状況に応じて、対象店舗を決定してもよい。例えば、候補店舗の従業員は、店舗端末30を用いて、現在数(箱)が上限数(箱)に迫ってきた任意のタイミングで、この先、自店舗を対象店舗として決定しないよう管理装置50に指示する。決定部133は、このように指示されている店舗については候補店舗から除外し、残りの候補店舗について決定処理を行う。
〔6−3.決定処理について(3)〕
上記第1の実施形態では、決定部133が、候補店舗の中から対象店舗を決定する決定処理として、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況、利用者情報を順に用いて、段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでゆく決定処理を行う例を示した。しかしながら、決定部133は、必ずしもこのような順で決定処理を行う必要はない。例えば、決定部133は、まず、候補店舗の中から、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を複数特定する。そして、決定部133は、特定した店舗について、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況を順に用いて、段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでもよい。
上記第1の実施形態では、決定部133が、候補店舗の中から対象店舗を決定する決定処理として、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況、利用者情報を順に用いて、段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでゆく決定処理を行う例を示した。しかしながら、決定部133は、必ずしもこのような順で決定処理を行う必要はない。例えば、決定部133は、まず、候補店舗の中から、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を複数特定する。そして、決定部133は、特定した店舗について、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況を順に用いて、段階的に判定を行ってゆくことで、候補店舗から対象店舗を絞り込んでもよい。
〔6−4.決定処理について(4)〕
また、決定部133は、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況、利用者情報のうち、いずれか1つを用いて対象店舗を決定してもよい。具体的には、決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における利用者に対する本人確認状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。そして、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。例えば、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する。この点について、図1の例を用いて説明する。
また、決定部133は、サービス取扱情報、本人確認状況、受入状況、利用者情報のうち、いずれか1つを用いて対象店舗を決定してもよい。具体的には、決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における利用者に対する本人確認状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。そして、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。例えば、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する。この点について、図1の例を用いて説明する。
まず、決定部133は、本人確認情報記憶部122を参照し、店舗SH1〜SH3、店舗FC4の中に利用者U1の本人確認が済んでいる店舗が存在するか否かを判定する。図1の例(図5も同様)では、決定部133は、店舗SH1、SH2、FC4において利用者U1の本人確認が済んでいると判定する。
この時点で、複数の候補店舗が残っているため、例えば、決定部133は、本人確認が済んでいる店舗SH1、SH2、FC4のうち、ランダムに1つを選択し、選択した店舗を対象店舗として決定してもよい。また、店舗SH1、SH2、FC4では、利用者U1の本人確認が済んでいることから、利用者U1は店舗SH1、SH2、FC4の全てで少なくとも1度は取引(商品売却)を行ったことがある。したがって、決定部133は、利用者U1との取引回数に基づいて、対象店舗を決定してもよい。例えば、決定部133は、店舗SH1、SH2、FC4のうち、利用者U1との取引回数が最も多い店舗を対象店舗として決定する。
〔6−5.複数の買取希望商品〕
また、決定部133は、利用者から複数の買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、候補店舗のうち、当該買取希望商品の全てを買取可能な1つの対象店舗を決定してもよい。例えば、決定部133は、1人の利用者からカテゴリの異なる複数の買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、候補店舗のうち、当該買取希望商品の全てを買取可能な1つの対象店舗を決定してもよい。
また、決定部133は、利用者から複数の買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、候補店舗のうち、当該買取希望商品の全てを買取可能な1つの対象店舗を決定してもよい。例えば、決定部133は、1人の利用者からカテゴリの異なる複数の買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、候補店舗のうち、当該買取希望商品の全てを買取可能な1つの対象店舗を決定してもよい。
例えば、受付部132によって、利用者U2からカテゴリ「書籍」に属する商品(「商品T1」とする)と、カテゴリ「家電」に属する商品(「商品T2」とする)とを買取希望商品として指定する申込情報が受け付けられたとする。また、かかる申込情報には、利用者U2の住所「神奈川県A2市」、箱数「10箱」も含まれるものとする。なお、家電や家具のような、利用者側で箱数を指定することが困難な買取希望商品に対しては、買取制御装置100が動的に箱数を算出してもよい。
このような状態において、決定部133は、例えば、これまで説明してきた流れで店舗を絞り込んでゆき、利用者U2の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在するか否かを判定する段階において、商品T1およびT2の両方を買取可能な店舗が存在するか否かを判定する。図1の例では、決定部133は、商品T1およびT2の両方を買取可能で、かつ、利用者U2と同一住所である店舗SH2を最終的に対象店舗として決定する。そして、提示部134は、店舗SH2を配送先として利用者U2に提示する。
このように、実施形態にかかる買取制御装置100は、利用者から複数の買取希望商品の買取申込があった場合、複数の買取希望商品の全てを買取可能な1つの店舗を配送先として利用者に提示することができるため、各買取希望商品を別の店舗に配送さなければならないことによる利用者の手間を省くことができる。
(第2の実施形態)
〔1.決定処理〕
図11を用いて、第2の実施形態にかかる決定処理の一例について説明する。図11は、第2の実施形態にかかる決定処理の一例を示す図である。第2の実施形態にかかる決定処理は、図11に示す買取制御装置200によって行われる。第1の実施形態では、買取形態が「宅配買取」であり、買取制御装置100が、買取希望商品の配送先となる対象店舗を決定する例を示した。
〔1.決定処理〕
図11を用いて、第2の実施形態にかかる決定処理の一例について説明する。図11は、第2の実施形態にかかる決定処理の一例を示す図である。第2の実施形態にかかる決定処理は、図11に示す買取制御装置200によって行われる。第1の実施形態では、買取形態が「宅配買取」であり、買取制御装置100が、買取希望商品の配送先となる対象店舗を決定する例を示した。
第2の実施形態にかかる買取形態は、利用者が買取希望商品を直接店舗に持ち込んで、その場で買取を依頼する「持込買取」である。したがって、第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、どの店舗に持ち込ませるかを決定し、決定した店舗を利用者に提案することで、その候補店舗の中から持込先を選択させるものである。
まず、第2の実施形態にかかる買取システム2の構成について説明する。図11の例では、買取システム2は、利用者端末10と、店舗端末301と、店舗端末302と、店舗端末303と、店舗端末304と、管理装置60と、買取制御装置200とを含む。利用者端末10、店舗端末301、店舗端末302、店舗端末303、店舗端末304、管理装置60、買取制御装置200は、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図11に示す買取システム2には、複数台の管理装置60、複数台の買取制御装置200が含まれてもよい。
管理装置60は、第1の実施形態にかかる管理装置50に対応するサーバ装置である。また、買取制御装置200は、買取制御装置100に対応する装置であり、買取制御装置100と同様の機能を有するとともに、買取制御装置100と比較して一部新たな機能を有する。したがって、以下の実施形態では、管理装置50および買取制御装置100と重複する処理の説明については、簡略化または省略する。
また、第2の実施形態では、説明を簡単にするために、法人企業Xによって直接運営される直営店舗のみを用いることにする。具体的には、図11に示すように、第2の実施形態にかかる買取システム2には、直営店舗である店舗SH1〜SH4が含まれる。なお、買取システム2に含まれる直営店舗の数は一例であり、さらに多くの店舗が含まれてもよいし、少なくてもよい。
また、店舗SH1〜SH4は、買取を希望する利用者によって自店舗に直接持ち込まれた商品に対して、その場で査定を行う「持込買取サービス」を導入しているが、第1の実施形態で説明した「宅配買取サービス」も行っていてよいことはいうまでもない。
また、店舗端末301は店舗SH1によって利用される端末装置であり、店舗端末302は店舗SH2によって利用される端末装置であり、店舗端末303は店舗SH3によって利用される端末装置であり、店舗端末304は店舗SH4によって利用される端末装置である。例えば、店舗SH1の従業員は、店舗端末301を用いて、以下に示す受入状況を管理装置60に送信する。
ここで、「持込買取サービス」について店舗SH1を例に用いて説明する。「持込買取サービス」では、店舗SH1は、利用者によって持参された買取希望商品をその場で査定し、査定価格に利用者が同意すれば買取を完了する。そして、買取が完了すると店舗SH1は、利用者から買取った商品をすぐに店頭で販売する。このため、「持込買取サービス」の場合では、店舗SH1は、「宅配買取サービス」と異なり、持ち込まれた買取希望商品を所定のスペースに保管しておく必要が無い。他の店舗も同様である。
このようなことから、管理装置60は、図11に示すように、受入情報記憶部63(受入情報記憶部53に対応する記憶部)において、「宅配買取サービス」を導入しているか否かを示す項目である「宅配」や、保管スペースの空き状況を管理するための項目である「現在数(箱)/上限数(箱)」および「空き状況」を有しない。
また、「持込買取サービス」では、買取希望商品を持参した利用者に対して、店舗側は、例えば、受け付けの際に、必ず本人確認を行わなければならない。このため、「持込買取サービス」では、「宅配買取サービス」のように本人確認状況を考慮する必要が無い。このようなことから、管理装置60は、第1の実施形態にかかる本人確認情報記憶部54に対応する記憶部を有しない。
続いて、第2の実施形態にかかる決定処理が行われるための前処理について説明する。図11の例では、管理装置60は、店舗SH1〜SH4から随時、各店舗から受入状況を受け付けることにより、自装置内の受入情報記憶部63に記憶される情報をリアルタイムで更新する。各店舗は、例えば、店舗端末30を用いて、受入状況として、例えば、買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報(取扱取材)を含む受入情報を管理装置60に対して設定する。
次に、第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、買取希望商品を利用者に持ち込ませることにより、その買取希望商品を買い取らせる対象の店舗である対象店舗を決定する。具体的には、買取制御装置200は、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗のうち、利用者情報として利用者の住所により近い位置に所在する店舗を対象店舗として決定する。以下では、買取制御装置200によって行われる決定処理の一例について、処理の流れを明確にして説明する。また、以下の例では、買取を依頼する利用者を利用者U11として説明する。
まず、利用者U11は、買取制御装置200に対して買取申込を行う(ステップS11)。例えば、利用者U11は、買取制御装置200によって提供される所定の買取申込フォームに買取申込に必要な情報(申込情報)を入力する。
例えば、利用者端末10は、利用者U1によって入力された申込情報を買取制御装置200に送信することにより買取申込を行う。図11の例では、申込情報には、例えば、利用者U11の各種個人情報(住所、氏名、年齢、口座情報等)が含まれる。また、買取情報には、利用者U11の買取希望商品の名称が含まれる。図11では、利用者U11は、買取希望商品の名称として「コミックCO4」を指定した例を示す。
次に、不図示であるが、買取制御装置200は、利用者U11から買取申込として受け付けた申込情報を管理装置60に送信する。管理装置60は、買取制御装置200から受信した申込情報を所定の記憶部に格納する。これにより、店舗SH1〜SH4、さらには、法人企業Xが管理する買取統括センターのいずれもが、利用者U11から買取申込が行われたことを認識することができるとともに、利用者U11の申込情報を確認することが可能となる。例えば、店舗SH1の従業員は、店舗端末301を用いて、管理装置60にアクセスすることで、利用者U11の申込情報を確認することができる。
また、買取制御装置200は、利用者U11から買取情報を受け付けると(ステップS12)、買取希望商品の持込先となる店舗を決定する決定処理を行う(ステップS13)。決定処理についてより詳細に説明する。図11の例では、店舗SH1〜SH4が利用者U11の買取希望商品の買取を行う店舗の候補(候補店舗)である。
まず、買取制御装置200は、受入情報記憶部63を参照し、店舗SH1〜SH4の中から、利用者U11の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗を抽出する。利用者U11は、書籍である「コミックCO4」の買取を希望しているため、買取制御装置200は、店舗SH1〜SH4の中から、取扱商材としてカテゴリ「書籍」に「○」が付されている店舗を抽出する。図11の例では、買取制御装置200は、店舗SH1〜SH4の全てで利用者U11の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗と判断し、店舗SH1〜SH4を候補店舗として維持する。
なお、例えば、利用者U11がある家電の買取を希望している場合には、買取制御装置200は、取扱商材としてカテゴリ「家電」に「○」が付されている店舗SH1、SH2、SH5を抽出することになる。
次に、買取制御装置200は、現時点で候補店舗として残っている店舗SH1〜SH4の中から、利用者U11の住所により近い位置に所在する店舗を抽出する。例えば、利用者U11の住所を「東京都新宿区」とすると、買取制御装置200は、「東京都新宿区」を起点とした所定のエリア内に所在する店舗を抽出する。所定のエリア内は、同一「区」内であってもよいし、利用者U11の住所から半径「20km」以内といったエリアであってもよい。
例えば、所定のエリア内を同一「区」内とすると、買取制御装置200は、店舗SH1〜SH4のうち、店舗SH1およびSH2を抽出する。そして、買取制御装置200は、買取希望商品を持ち込ませる候補店舗として、店舗SH1およびSH2を決定する。
最後に、買取制御装置200は、ステップS13の決定処理で決定した候補店舗である店舗SH1およびSH2を買取希望商品を持ち込ませる持込先として利用者U11に提案する(ステップS14)。例えば、買取制御装置200は、店舗SH1およびSH2に関する情報が選択可能な状態で表示されるウェブページを利用者U11の利用者端末10に配信する。また、かかるウェブページには、例えば、「店舗SH1およびSH2のうち、ご希望の持込先店舗をお選び下さい」といった記載が含まれる。
以降、不図示であるが、例えば、利用者U11が、買取制御装置200から提案された店舗SH1およびSH2のうち、店舗SH1を指定したとする。かかる場合、買取制御装置200は、利用者端末10から店舗SH1が指定されたことを示す指定情報を受信すると、この選択情報を管理装置60に送信する。そして、管理装置60は、店舗SH1に対して、利用者U11が買取希望商品「コミックCO4」の売却のために来店予定である旨を通知する。
さて、これまで説明してきたように、第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報に応じて、候補店舗を絞り込み、絞り込んだ店舗のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を、買取希望商品を持ち込ませる候補店舗として決定する。そして、買取制御装置200は、決定した候補店舗への持ち込みを利用者に提案する。
このように、第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、利用者の買取希望所品を買取可能な店舗であって利用者の住所により近い店舗を優先的に持込先として提案することができるため、利用者に対して買取の利便性を高めることができる。
〔2.管理装置の構成〕
次に、図12を用いて、第2の実施形態にかかる管理装置60について説明する。管理装置60は、管理装置50に対応し、買取を行う店舗に関する情報を一元管理するサーバ装置である。図12は、第2の実施形態にかかる管理装置60の構成例を示す図である。図12の例では、管理装置60は、法人企業Xに属するサーバ装置であって、買取を行う買取店舗である店舗SH1〜SH4に関する情報を一元管理する。図12に示すように、管理装置60は、通信部51と、記憶部62と、制御部56とを有する。以下、管理装置50と同一符号が付されている処理部については詳細な説明を省略する。
次に、図12を用いて、第2の実施形態にかかる管理装置60について説明する。管理装置60は、管理装置50に対応し、買取を行う店舗に関する情報を一元管理するサーバ装置である。図12は、第2の実施形態にかかる管理装置60の構成例を示す図である。図12の例では、管理装置60は、法人企業Xに属するサーバ装置であって、買取を行う買取店舗である店舗SH1〜SH4に関する情報を一元管理する。図12に示すように、管理装置60は、通信部51と、記憶部62と、制御部56とを有する。以下、管理装置50と同一符号が付されている処理部については詳細な説明を省略する。
(記憶部62について)
記憶部62は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部62は、受入情報記憶部63を有する。
記憶部62は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部62は、受入情報記憶部63を有する。
(受入情報記憶部63について)
受入情報記憶部63は、買取を行う各店舗の受入状況に関する情報(受入情報)を記憶する記憶部である。ここで、図13に第2の実施形態にかかる受入情報記憶部63の一例を示す。図13の例では、受入情報記憶部63は、「店舗ID」、「取扱商材」、「所在地」といった項目を有する。
受入情報記憶部63は、買取を行う各店舗の受入状況に関する情報(受入情報)を記憶する記憶部である。ここで、図13に第2の実施形態にかかる受入情報記憶部63の一例を示す。図13の例では、受入情報記憶部63は、「店舗ID」、「取扱商材」、「所在地」といった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗を識別する識別情報を示す。「取扱商材」は、受入状況の1つであり、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す情報である。図13の例では、「取扱商材」は、「書籍」、「音楽・ゲーム」、「家電」、「ブランド品」、「家具」、「楽器」といったカテゴリに分けられている。すなわち、図13の例では、店舗SH1が、現時点では、カテゴリ「書籍」に属する商品、カテゴリ「音楽・ゲーム」に属する商品、カテゴリ「家電」に属する商品、カテゴリ「ブランド品」に属する商品を買取可能である例を示す。「所在地」は、店舗が所在する住所を示す。
(制御部56について)
制御部56に含まれる各処理部について簡単に説明する。第2の実施形態では、受信部57は、店舗端末30から受入状況として、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す情報を受信する。更新部58は、受信部57によって受入状況を示す情報が受信される度に、受信された情報に基づいて、受入情報記憶部63内の記憶情報を更新する。管理部59は、買取制御装置200によって提案された候補店舗のうち、持込先として指定された店舗に関する情報(図11で説明した「指定情報」)を買取制御装置200から受信する。また、管理部59は、持込先として指定された店舗に対して、利用者が商品売却のために来店予定である旨通知する。
制御部56に含まれる各処理部について簡単に説明する。第2の実施形態では、受信部57は、店舗端末30から受入状況として、買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す情報を受信する。更新部58は、受信部57によって受入状況を示す情報が受信される度に、受信された情報に基づいて、受入情報記憶部63内の記憶情報を更新する。管理部59は、買取制御装置200によって提案された候補店舗のうち、持込先として指定された店舗に関する情報(図11で説明した「指定情報」)を買取制御装置200から受信する。また、管理部59は、持込先として指定された店舗に対して、利用者が商品売却のために来店予定である旨通知する。
〔3.買取制御装置の構成〕
次に、図14を用いて、第2の実施形態にかかる買取制御装置200について説明する。図14は、第2の実施形態にかかる買取制御装置200の構成例を示す図である。買取制御装置200は、図11で説明した決定処理を行うサーバ装置である。図14に示すように、買取制御装置200は、通信部110と、記憶部220と、制御部230とを有する。以下、買取制御装置100と同一符号が付されている処理部については詳細な説明を省略する。
次に、図14を用いて、第2の実施形態にかかる買取制御装置200について説明する。図14は、第2の実施形態にかかる買取制御装置200の構成例を示す図である。買取制御装置200は、図11で説明した決定処理を行うサーバ装置である。図14に示すように、買取制御装置200は、通信部110と、記憶部220と、制御部230とを有する。以下、買取制御装置100と同一符号が付されている処理部については詳細な説明を省略する。
(記憶部220について)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、受入情報記憶部221を有する。
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、受入情報記憶部221を有する。
(受入情報記憶部221について)
受入情報記憶部221は、受入情報記憶部63に対応する。例えば、買取制御装置200は、管理装置60にアクセスし、受入情報記憶部63内の記憶情報を取得する。そして、買取制御装置200は、取得した記憶情報を受入情報記憶部221に格納する。
受入情報記憶部221は、受入情報記憶部63に対応する。例えば、買取制御装置200は、管理装置60にアクセスし、受入情報記憶部63内の記憶情報を取得する。そして、買取制御装置200は、取得した記憶情報を受入情報記憶部221に格納する。
(制御部230について)
制御部230は、CPUやMPU等によって、買取制御装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部230は、CPUやMPU等によって、買取制御装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図14に示すように、制御部230は、取得部131と、受付部132と、決定部133と、提示部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図14に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図14に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、管理装置60にアクセスし、管理装置60の受入情報記憶部63内の記憶情報を取得する。例えば、取得部131は、所定のタイミングで管理装置60に対して取得要求を送信する。管理装置60の管理部59は、取得要求を受信すると、受入情報記憶部63の記憶情報を抽出する。そして、管理部59は、取得した記憶情報を取得部131に対して送信する。また、取得部131は、管理装置60から取得した記憶情報を受入情報記憶部221に格納する。
取得部131は、管理装置60にアクセスし、管理装置60の受入情報記憶部63内の記憶情報を取得する。例えば、取得部131は、所定のタイミングで管理装置60に対して取得要求を送信する。管理装置60の管理部59は、取得要求を受信すると、受入情報記憶部63の記憶情報を抽出する。そして、管理部59は、取得した記憶情報を取得部131に対して送信する。また、取得部131は、管理装置60から取得した記憶情報を受入情報記憶部221に格納する。
(受付部132について)
受付部132は、買取申込として利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。例えば、受付部132は、利用者端末10からの要求に応じて、買取申込を行うために必要となる申込情報を入力させるための買取申込フォームを利用者端末10に配信する。利用者端末10は、買取申込フォームに入力された申込情報を利用者の操作に従って、買取制御装置200に送信する。そして、受付部132は、利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。また、受付部132は、受け付けた申込情報を管理装置60に送信する。例えば、管理装置60の管理部59は、申込情報を受信し、所定の記憶部に格納する。
受付部132は、買取申込として利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。例えば、受付部132は、利用者端末10からの要求に応じて、買取申込を行うために必要となる申込情報を入力させるための買取申込フォームを利用者端末10に配信する。利用者端末10は、買取申込フォームに入力された申込情報を利用者の操作に従って、買取制御装置200に送信する。そして、受付部132は、利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。また、受付部132は、受け付けた申込情報を管理装置60に送信する。例えば、管理装置60の管理部59は、申込情報を受信し、所定の記憶部に格納する。
ここで、買取申込に用いられる買取申込フォームについて説明する。図15は、買取申込フォームの一例を示す図である。第2の実施形態では、受付部132は、図15に示す買取申込フォームP2を介して、利用者端末10から申込情報を受け付ける。図15の例では、買取申込フォームP2は、領域R21〜R23に分けられる。領域R21は、利用者に買取希望商品を検索させる検索機能を含む。図15の例では、領域R21は、「カテゴリ」、「メーカー」、「商品名」のうち少なくとも1つから買取希望商品を検索可能な検索機能を含む。例えば、利用者は、カテゴリ欄に含まれるプルダウンボタンを押下し、自身の買取希望商品が属するカテゴリを指定する。また、利用者は、メーカー欄に含まれるプルダウンボタンを押下し、自身の買取希望商品のメーカーを指定する。また、利用者は、商品名欄に含まれるプルダウンボタンを押下し、自身の買取希望商品を特徴付ける商品名を指定する。そして、利用者は、検索ボタンを押下する。
買取制御装置200は、検索ボタンが押下されると、上記の通り、プルダウンボタンから指定されたキーワードに対応する商品を検索し、検索結果として商品情報が一覧表示されるページを利用者端末10に配信する。なお、買取制御装置200は、商品検索用のデータベースを有することで、指定されたキーワードを用いてかかるデータベース内を検索してよい。また、検索結果として表示される商品情報には、商品の名称やその商品の買取価格の上限額が含まれる。これにより、利用者は、買取申込みを行う前に、自身の買取希望商品のおよその相場をすることができるとともに、買取を申込むか否かを検討することができる。なお、検索結果には、必ずしも利用者の買取希望商品が含まれているとは限らないため、買取申込フォームP2には、買取希望商品の商品名を入力させる入力欄が含まれてもよい。
領域R22には、銀行名を入力するための入力欄と、口座番号を入力するための入力欄と、口座名義を入力するための入力欄とが含まれる。領域R23には、氏名を入力するための入力欄と、性別を入力するための入力欄と、生年月日を入力するための入力欄と、住所を入力するための入力欄とを含む。なお、図15に示す買取申込フォームP2は一例であり、買取申込フォームP2の態様や入力を要求する項目は、図15の例に限定されない。
(決定部133について)
決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。特に、第2の実施形態では、決定部133は、利用者が買取を希望する買取希望商品を持ち込ませる対象の店舗である対象店舗を決定する。例えば、決定部133は、受入状況として買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報に応じて、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を対象店舗として決定する。この点について、図11の例を用いて説明する。
決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。特に、第2の実施形態では、決定部133は、利用者が買取を希望する買取希望商品を持ち込ませる対象の店舗である対象店舗を決定する。例えば、決定部133は、受入状況として買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報に応じて、買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗を対象店舗として決定する。この点について、図11の例を用いて説明する。
まず、受付部132は、利用者U11からの買取申込を受けたとする。具体的には、受付部132は、図15に示す買取申込フォームP2に入力された申込情報を利用者U11の利用者端末10から受け付けたとする。この時点では、店舗SH1〜SH4の全てが候補店舗である。
かかる場合、まず、決定部133は、受入情報記憶部63(受入情報記憶部221でもよい)を参照し、店舗SH1〜SH4の中に、利用者U11の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在するか否かを判定する。利用者U11は、書籍である「コミックCO4」の買取を希望しているため、決定部133は、店舗SH1〜SH4の中から、取扱商材としてカテゴリ「書籍」に「○」が付されている店舗が存在するか否かを判定する。図11の例では、決定部133は、店舗SH1〜SH4の全てで利用者U11の買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗と判定し、店舗SH1〜SH4を候補店舗として維持する。
次に、決定部133は、現時点で候補店舗として残っている店舗SH1〜SH4の中から、利用者U11の住所により近い位置に所在する店舗を抽出する。利用者U11の住所を「東京都新宿区」とすると、決定部133は、受入情報記憶部221を参照し、店舗SH1〜SH4の中に、「東京都新宿区」を起点とした所定のエリア内に所在する店舗が存在するか否かを判定する。所定のエリア内は、同一「区」内であってもよいし、利用者U11の住所から半径「20km」以内といったエリアであってもよい。
例えば、所定のエリア内を利用者U11の住所を含む「区」と同一「区」内とすると、決定部133は、店舗SH1〜SH4のうち、「東京都新宿区」内には店舗SH1およびSH2が存在すると判定する。これにより、決定部133は、買取希望商品を持ち込ませる対象店舗として、店舗SH1およびSH2を決定する。
なお、決定部133は、利用者の住所を起点とした所定のエリア内に、利用者の買取希望商品を買取可能な店舗が存在しない場合には、例えば、隣接する「区」まで、といったようにエリアを広げることにより、広げたエリア内に買取可能な店舗が存在するか否かを判定してもよい。
(提示部134について)
提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。例えば、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を持ち込ませる持込先として利用者に提案する。例えば、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗である店舗SH1およびSH2に関する情報が選択可能な状態で表示されるウェブページを利用者U11の利用者端末10に配信する。
提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。例えば、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を持ち込ませる持込先として利用者に提案する。例えば、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗である店舗SH1およびSH2に関する情報が選択可能な状態で表示されるウェブページを利用者U11の利用者端末10に配信する。
また、提示部134は、店舗SH1およびSH2の位置がマッピングされた地図情報が表示されるウェブページを利用者U11の利用者端末10に配信してもよい。かかる場合、利用者U11は、表示された地図上から買取希望商品の持込先を指定する。
また、提示部134は、提案した対象店舗の中から利用者によって店舗が指定された場合に、指定された店舗を持込先店舗として決定するとともに、決定した持込先店舗に関する情報を管理装置60に送信する。例えば、利用者U11が、店舗SH1およびSH2のうち、店舗SH1を指定したとする。かかる場合、提示部134は、利用者端末10から店舗SH1が指定されたことを示す指定情報を受信し、この選択情報を管理装置60に送信する。また、管理装置60は、店舗SH1に対して、利用者U11が買取希望商品「コミックCO4」の売却のために来店予定である旨を通知する。
〔4.変形例〕
上記第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、買取制御装置200の他の実施形態について説明する。
上記第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、買取制御装置200の他の実施形態について説明する。
〔4−1.複数の買取希望商品(1)〕
まず、本変形例では、利用者によって複数の買取希望商品の買取申込が行われた場合、複数の買取希望商品の全てを買取可能な店舗を候補店舗として優先的に提案するよう予め設定されているものとする。例えば、利用者によって複数の買取希望商品の買取申込みが行われた場合、複数の買取希望商品それぞれが属するカテゴリが異なっていれば、各カテゴリに属する商品全てを買取対象として取り扱っている店舗を候補店舗として優先的に提案するよう予め設定されているものとする。なお、ここでのカテゴリとは、図13に示す取扱商材としてのカテゴリである。
まず、本変形例では、利用者によって複数の買取希望商品の買取申込が行われた場合、複数の買取希望商品の全てを買取可能な店舗を候補店舗として優先的に提案するよう予め設定されているものとする。例えば、利用者によって複数の買取希望商品の買取申込みが行われた場合、複数の買取希望商品それぞれが属するカテゴリが異なっていれば、各カテゴリに属する商品全てを買取対象として取り扱っている店舗を候補店舗として優先的に提案するよう予め設定されているものとする。なお、ここでのカテゴリとは、図13に示す取扱商材としてのカテゴリである。
ここで、複数の買取希望商品の全てを買取可能な店舗が存在しないこともある。かかる場合、決定部133は、以下の決定処理を行う。具体的には、決定部133は、複数の買取希望商品の中に、当該複数の買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている店舗が異なる商品が含まれる場合には、当該商品それぞれを買取対象として取り扱っている各店舗うち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを前記対象店舗として決定する。
例えば、受付部132は、有名ブランドのコート(「商品T3」とする)と、骨董家具(「商品T4」とする)とを買取希望商品とした買取申込を利用者U12から受け付けたとする。また、利用者U12の住所は「東京都新宿区」であるものとする。かかる場合、まず、決定部133は、受入情報記憶部63(受入情報記憶部221でもよい)を参照し、店舗SH1〜SH5の中に、利用者U12の買取希望商品である商品T3およびT4の両方を買取対象として取り扱っている店舗が存在するか否かを判定する。図13の例では、買取商材としてのカテゴリ「ブランド品」およびカテゴリ「家具」の両方に「○」が付されている店舗が存在しない。したがって、決定部133は、商品T3およびT4の両方を買取対象として取り扱っている店舗が存在しないと判定する。
また、上記のように判定するとともに、決定部133は、商品T3を買取対象として取り扱っている店舗は店舗SH1およびSH5であり、商品T4を買取対象として取り扱っている店舗は店舗SH3およびSH4であると判定する。このように、かかる例では、商品T3およびT4それぞれを買取対象として取り扱っている店舗が異なる。
したがって、次に、決定部133は、商品T3を買取対象として取り扱っている店舗SH1およびSH5のうち、利用者U12の住所により近い店舗を対象店舗として決定する。例えば、決定部133は、店舗SH1およびSH5のうち、利用者U12の住所「東京都新宿区」を起点とした所定のエリア内に所在する店舗が存在するか否かを判定する。
所定のエリア内を利用者U12の住所を含む「区」と同一「区」内とすると、決定部133は、店舗SH1およびSH5のうち、「東京都新宿区」内には店舗SH1が存在すると判定する。これにより、決定部133は、商品T3を対象店舗として、店舗SH1を決定する。
同様に、決定部133は、商品T4を買取対象として取り扱っている店舗SH3およびSH4のうち、利用者U12の住所「東京都新宿区」を起点とした所定のエリア内に所在する店舗が存在するか否かを判定する。図13の例では、決定部133は、店舗SH3およびSH4ともに、「東京都新宿区」内に存在しないと判定する。かかる場合、決定部133は、店舗SH3およびSH4のうち、利用者U12の住所により近い店舗SH3を対象店舗として決定する。以上のことから、決定部133は、店舗SH1と店舗SH3といった組合せを対象店舗として決定する。
なお、本変形例では、説明を簡単にするために、決定部133が、買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている各店舗のうち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを1組、対象店舗として決定する例を示した。しかしながら、決定部133は、利用者の住所から近い順に組合せを複数決定してもよい。
これにより、第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている店舗が異なる場合には、買取希望商品それぞれを買取可能な店舗のうち、利用者の住所により近い店舗を持込先として提案することができるため、持込買取における利便性を高めることができる。
なお、決定部133は、上記例のように、買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている店舗が異なる場合には、買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている各店舗のうち、利用者の住所からの距離の総和がより短い店舗の組合せを対象店舗として決定してもよい。
例えば、決定部133が、商品T3を買取可能な店舗SH1と商品T4を買取可能な店舗SH3との組合せ「CN1」、商品T3を買取可能な店舗SH1と商品T4を買取可能な店舗SH4との組合せ「CN2」、商品T3を買取可能な店舗SH5と商品T4を買取可能な店舗SH3との組合せ「CN3」、商品T3を買取可能な店舗SH5と商品T4を買取可能な店舗SH4との組合せ「CN4」、以上の4つの組合せの中で、利用者U12の住所からの距離の総和がより短い組合せを対象店舗として決定する。
組合せ「CN1」を例に挙げると、決定部133は、利用者U12の住所から店舗SH1までの距離と、利用者U12の住所から店舗SH3までの距離とを算出するとともに、これら2つの距離の総和を算出する。また、決定部133は、同様の処理を組合せ「CN2」〜「CN4」についても行う。
そして、決定部133は、算出した距離の総和のうち、最も短いものに対応する組合せを最終的に対象店舗として決定する。例えば、組合せ「CN2」について算出した距離の総和が最も短かった場合には、決定部133は、店舗SH1と店舗SH4との組合せを対象店舗として決定する。
〔4−2.複数の買取希望商品(2)〕
また、決定部133は、利用者の住所を含む所定のエリア内に所在する店舗の中で、複数の買取希望商品のうちのいずれかの商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在しない場合には、当該所定のエリア内に所在する店舗のうち、買取対象として取り扱われていない当該商品を除く買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗であって利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを対象店舗として決定する。この点について、図13の例を用いて説明する。
また、決定部133は、利用者の住所を含む所定のエリア内に所在する店舗の中で、複数の買取希望商品のうちのいずれかの商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在しない場合には、当該所定のエリア内に所在する店舗のうち、買取対象として取り扱われていない当該商品を除く買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗であって利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを対象店舗として決定する。この点について、図13の例を用いて説明する。
例えば、受付部132は、ゲームソフト(「商品T5」とする)と、生活家電(「商品T6」とする)と、ギター(「商品T7」とする)を買取希望商品とした買取申込を利用者U12から受け付けたとする。
かかる場合、まず、決定部133は、受入情報記憶部63(受入情報記憶部221でもよい)を参照し、店舗SH1〜SH5の中に、利用者U12の買取希望商品である商品T5〜T7の全てを買取対象として取り扱っている店舗が存在するか否かを判定する。図13の例では、店舗SH5において、買取商材としてのカテゴリ「音楽・ゲーム」、カテゴリ「家電」、カテゴリ「楽器」の全てに「○」が付されている。したがって、決定部133は、商品T5〜T7の全てを買取対象として取り扱っている店舗として店舗SH5が存在すると判定する。
また、上記のように判定するとともに、決定部133は、商品T5を買取対象として取り扱っている店舗は店舗SH1〜SH5であり、商品T6を買取対象として取り扱っている店舗は店舗SH1、SH2およびSH5であり、商品T7を買取対象として取り扱っている店舗は店舗SH5であると判定する。
次に、決定部133は、商品T5を買取対象として取り扱っている店舗SH1〜SH5のうち、利用者U12の住所により近い店舗を対象店舗として決定する。例えば、決定部133は、店舗SH1〜SH5のうち、利用者U12の住所「東京都新宿区」を中心とした半径30kmエリア内に所在する店舗が存在するか否かを判定する。例えば、このエリア内に店舗SH1〜SH4が含まれていたとすると、決定部133は、商品T5の買取を行わせる対象店舗として、店舗SH1〜SH4を抽出する。
また、決定部133は、商品T6を買取対象として取り扱っている店舗SH1、SH2およびSH5のうち、利用者U12の住所により近い店舗を対象店舗として抽出する。例えば、決定部133は、店舗SH1、SH2およびSH5のうち、利用者U12の住所を中心とした半径30kmエリア内に所在する店舗が存在するか否かを判定する。例えば、このエリア内に店舗SH1およびSH2が含まれていたとすると、決定部133は、商品T6の買取を行わせる対象店舗として、店舗SH1およびSH2を抽出する。
また、決定部133は、商品T7を買取対象として取り扱っている店舗SH5は、利用者U12の住所を中心とした半径30kmエリア内に所在しないと判定する。つまり、利用者12の住所を含む所定のエリア(半径30kmエリア)内に所在する店舗の中で、商品T7を買取対象として取り扱っている店舗が存在しない。
したがって、決定部133は、半径30kmエリア内に所在する店舗SH1〜SH4のうち、商品T7を除く買取希望商品である商品T5およびT6それぞれを買取対象として取り扱っている店舗であって利用者U12の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを対象店舗として決定する。
この時点で、決定部133は、商品T5を買取対象として取り扱っている店舗として、店舗SH1〜SH4を抽出している。また、決定部133は、商品T6を買取対象として取り扱っている店舗として、店舗SH1およびSH2を抽出している。ここで、店舗SH1は、商品T5とT6の両方を買取対象として取り扱っており、また、店舗SH1〜SH4の中で、利用者U12の住所に最も近いものとする。次に、店舗SH2が利用者U12の住所に近いものとする。かかる場合、決定部133は、最終的に店舗SH1およびSH2を対象店舗として決定する。また、決定部133は、商品T5〜T7のうち、商品T5のみ買取可能な店舗SH3およびSH4のうち、利用者U12の住所により近い店舗SH3も対象店舗として決定してよい。
そして、提示部134は、例えば、所定のウェブページにおいて、商品T5およびT6の両方を買取可能なことを利用者U12が認識できるような態様で店舗SH1およびSH2を提案する。また、提示部134は、例えば、商品T5のみを買取可能なことを利用者U12が認識できるような態様で店舗SH3を提案する。
また、提示部134は、所定のウェブページにおいて、商品T5〜T7の全てを買取可能な店舗SH5を持込先として優先的に提案したうえで、商品T7を除いた商品T5およびT6であれば利用者U12の住所から比較的近場の店舗で買取可能であるとして、店舗SH1およびSH2を提案してもよい。
一例を示すと、提示部134は、「全ての買取希望商品を買取可能な店舗(遠方になります):SH5」(提案情報J1)、「商品T7を除いた場合、商品T5およびT6を近場で買取可能な店舗:SH1、SH2」(提案情報J2)、「商品T5のみ買取可能な店舗:店舗SH3」といった3つのパターンの提案情報を含むウェブページであって、かかる提案情報のいずれかを指定可能なウェブページを配信してもよい。
また、提示部134は、店舗SH1、SH2、SH3およびSH5の位置が上記提案情報に応じて標識された地図情報が表示されるウェブページを配信してもよい。例えば、提示部134は、提案情報J1に対応する色「例えば、赤色」のラベルを地図上の店舗SH5の位置に表示させる。また、例えば、提示部134は、提案情報J2に対応する色「例えば、黄色」のラベルを地図上の店舗SH1およびSH2の位置に表示させる。また、例えば、提示部134は、提案情報J3に対応する色「例えば、青色」のラベルを地図上の店舗SH3の位置に表示させる。
これにより、第2の実施形態にかかる買取制御装置200は、利用者の住所により近い店舗を持込先として提案することができるため、持込買取における利便性を高めることができる。
(効果)
買取制御装置100および200は、決定部133と、提示部134とを有する。決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。
買取制御装置100および200は、決定部133と、提示部134とを有する。決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。
これにより、買取制御装置100および200は、店舗側の受入状況に応じて、買取希望商品に対する受入状況がより整っている店舗を優先的に対象店舗として決定することができるため、宅配買取において店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
また、決定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、候補店舗における利用者に対する本人確認状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する。そして、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を利用者に提示する。
これにより、買取制御装置100および200は、本人確認が済んでいるか否かといった店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
また、決定部133は、候補店舗における商品の受入状況と、候補店舗における利用者に対する本人確認状況とに応じて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。
このように、買取制御装置100は、受入状況に加えて、本人確認状況も考慮して対象店舗を決定するため、店舗側の受入状況が整っているか否かを高精度に判定することができる。この結果、買取制御装置100および200は、店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
決定部133は、候補店舗のうち利用者の本人確認が済んでいる店舗を対象店舗として優先的に決定する。
店舗は本人確認ができてからでしか査定に着手することができないが、買取制御装置100は、本人確認済みの店舗を優先的に対象店舗として決定することができるため、本人確認が済むまでの期間だけ余計に長く買取希望商品を保管しておかなければならないといった状況を回避することができる。この結果、買取制御装置100および200は、各店舗における限りのある保管スペースを有効活用させることができるとともに、宅配買取を効率化させることができる。
決定部133は、候補店舗における商品の受入状況として候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な数に関する情報と候補店舗が現時点で受入済みの商品の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で商品を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、買取希望商品の数に基づく情報とを用いて、対象店舗を決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、保管スペースに余裕のある店舗に対して優先的に買取希望商品が行きわたるように制御することができるため、宅配買取において店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
決定部133は、候補店舗のうち、空き状況として候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数と候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数とに基づく空き状況が買取希望商品の個数の受け入れを許容している店舗を対象店舗として決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、保管スペースに余裕のある店舗に対して優先的に買取希望商品が行きわたるように制御することができるため、宅配買取において店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
また、決定部133は、候補店舗における商品の受入状況として候補店舗が宅配により自店舗へ送られてきた商品に対して買取を行う買取サービスを導入しているか否かを示すサービス取扱情報に応じて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、宅配買取を行っていない店舗に買取希望商品が行きわたってしまうことを防止することができる。
決定部133は、候補店舗における商品の受入状況として買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報に応じて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。
店舗毎に買取可能な商品の種別が異なるため、買取制御装置100および200は、買取希望商品を買取可能な店舗を決定することができるため、店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
決定部133は、利用者に関する利用者情報に基づいて、候補店舗の中から対象店舗を決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、店舗が負担する配送料を軽減することができる。
また、決定部133は、候補店舗のうち、利用者に関する利用者情報として利用者の住所により近い位置に所在する店舗を前記対象店舗として決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、店舗が負担する配送料を軽減することができる。
また、決定部133は、複数の買取希望商品の中に、当該複数の買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている店舗が異なる商品が含まれる場合には、当該商品それぞれを買取対象として取り扱っている各店舗うち、利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを対象店舗として決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、買取希望商品それぞれを買取可能な店舗のうち、利用者の住所により近い店舗を持込先として提案することができるため、例えば、持込買取における利便性を高めることができる。
決定部133は、利用者の住所を含む所定のエリア内に所在する店舗の中で、複数の買取希望商品のうちのいずれかの商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在しない場合には、当該所定のエリア内に所在する店舗のうち、買取対象として取り扱われていない当該商品を除く買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗であって利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを対象店舗として決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、例えば、持込買取における利便性を高めることができる。
決定部133は、利用者から複数の買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、候補店舗のうち、当該買取希望商品の全てを買取可能な1つの対象店舗を決定する。
このように、買取制御装置100および200は、利用者から複数の買取希望商品の買取申込があった場合、複数の買取希望商品の全てを買取可能な1つの店舗を配送先として利用者に提示することができるため、例えば、各買取希望商品を別の店舗に配送さなければならないことによる利用者の手間を省くことができる。
また、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を配送する配送先として利用者に提示する。
これにより、買取制御装置100および200は、宅配買取において、店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
また、提示部134は、決定部133により決定された対象店舗を買取希望商品を持ち込ませる持込先として利用者に提案する。
これにより、買取制御装置100および200は、持込買取において、店舗側の都合に合わせた買取を実現することができる。
決定部133は、利用者から買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、対象店舗を決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、利用者の申込情報に従って対象店舗を決定することができる。
決定部133は、候補店舗として所定の法人によって運営される直営店舗、または、当該所定の法人に加盟する加盟店の中から前記対象店舗を決定する。
これにより、買取制御装置100および200は、所定の法人に属する形態に拘わらず、所定の法人に属さえしていれば、各店舗の受入状況、利用者の申込情報、査定基準、査定方法等を各店舗間で共有させることができるため、買取の効率化を図ることができる。
(その他)
〔1.提示について〕
第1の実施形態では、提示部134が、買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を配送先として利用者に提示する例を示した。また、第2の実施形態では、提示部134が、買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を持込先として利用者に提案するとともに、提案した店舗のうち、かかる利用者に指定された店舗を最終的に持込先として決定する例を示した。
〔1.提示について〕
第1の実施形態では、提示部134が、買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を配送先として利用者に提示する例を示した。また、第2の実施形態では、提示部134が、買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を持込先として利用者に提案するとともに、提案した店舗のうち、かかる利用者に指定された店舗を最終的に持込先として決定する例を示した。
ここで、第2の実施形態で説明した提示部134による提案は、第1の実施形態で行われてもよい。例えば、提示部134は、買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を配送先として利用者に提案するとともに、提案した店舗のうち、かかる利用者に指定された店舗を最終的に配送先として決定してもよい。
また、買取制御装置100は、買取制御装置100と同様に、本人確認状況を考慮して、対象店舗を決定してもよい。
〔2.プログラム〕
また、上述してきた各実施形態にかかる買取制御装置100および200は、例えば図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、買取制御装置100を例に挙げて説明する。図16は、買取制御装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
また、上述してきた各実施形態にかかる買取制御装置100および200は、例えば図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、買取制御装置100を例に挙げて説明する。図16は、買取制御装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が第1の実施形態にかかる買取制御装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、例えば、コンピュータ1000が第2の実施形態にかかる買取制御装置200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部230の機能を実現する。
〔3.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、決定部は、決定手段や決定回路に読み替えることができる。
1 買取システム
2 買取システム
10 利用者端末
30 店舗端末
50 管理装置
53 受入情報記憶部
54 本人確認情報記憶部
57 受信部
58 更新部
59 管理部
60 管理装置
63 受入情報記憶部
100 買取制御装置
131 取得部
132 受付部
133 決定部
134 提示部
200 買取制御装置
2 買取システム
10 利用者端末
30 店舗端末
50 管理装置
53 受入情報記憶部
54 本人確認情報記憶部
57 受信部
58 更新部
59 管理部
60 管理装置
63 受入情報記憶部
100 買取制御装置
131 取得部
132 受付部
133 決定部
134 提示部
200 買取制御装置
Claims (21)
- 商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定部と、
前記決定部により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示部と
を有することを特徴とする買取制御装置。 - 商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における利用者に対する本人確認状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定部と、
前記決定部により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示部と
を有することを特徴とする買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗における商品の受入状況と、前記候補店舗における利用者に対する本人確認状況とに応じて、前記候補店舗の中から前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗のうち前記利用者の本人確認が済んでいる店舗を前記対象店舗として優先的に決定する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗における商品の受入状況として前記候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な数に関する情報と前記候補店舗が現時点で受入済みの商品の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で商品を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、前記買取希望商品の数に基づく情報とを用いて、前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗のうち、前記空き状況として前記候補店舗が買取のために商品を受け入れ可能な上限数と前記候補店舗が現時点で受入済みの商品の個数とに基づく空き状況が前記買取希望商品の個数の受け入れを許容している店舗を前記対象店舗として決定する
ことを特徴とする請求項5に記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗における商品の受入状況として前記候補店舗が宅配により自店舗へ送られてきた商品に対して買取を行う買取サービスを導入しているか否かを示すサービス取扱情報に応じて、前記候補店舗の中から前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗における商品の受入状況として前記買取希望商品を買取対象として取り扱っているか否かを示す商品取扱情報に応じて、前記候補店舗の中から前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記利用者に関する利用者情報に基づいて、前記候補店舗の中から前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗のうち、前記利用者に関する利用者情報として前記利用者の住所により近い位置に所在する店舗を前記対象店舗として決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、複数の買取希望商品の中に、当該複数の買取希望商品それぞれを買取対象として取り扱っている店舗が異なる商品が含まれる場合には、当該商品それぞれを買取対象として取り扱っている各店舗うち、前記利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを前記対象店舗として決定する
ことを特徴とする請求項9または10に記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記利用者の住所を含む所定のエリア内に所在する店舗の中で、複数の買取希望商品のうちのいずれかの商品を買取対象として取り扱っている店舗が存在しない場合には、当該所定のエリア内に所在する店舗のうち、買取対象として取り扱われていない当該商品を除く買取希望商品を買取対象として取り扱っている店舗であって前記利用者の住所により近い位置に所在する店舗の組合せを前記対象店舗として決定する
ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記利用者から複数の買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、前記候補店舗のうち、当該複数の買取希望商品の全てを買取可能な1つの対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記提示部は、前記決定部により決定された対象店舗を前記買取希望商品を配送する配送先として前記利用者に提示する
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記提示部は、前記決定部により決定された対象店舗を前記買取希望商品を持ち込ませる持込先として前記利用者に提案する
ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記利用者から前記買取希望商品の買取申込が受け付けられた場合に、前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 前記決定部は、前記候補店舗として所定の法人によって運営される直営店舗、または、当該所定の法人に加盟する加盟店の中から前記対象店舗を決定する
ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載の買取制御装置。 - 買取制御装置が実行する買取制御方法であって、
商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定工程と、
前記決定工程により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示工程と
を含んだことを特徴とする買取制御方法。 - 買取制御装置が実行する買取制御方法であって、
商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における利用者に対する本人確認状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定工程と、
前記決定工程により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示工程と
を含んだことを特徴とする買取制御方法。 - 商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における商品の受入状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定手順と、
前記決定手順により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする買取制御プログラム。 - 商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗の中から、前記候補店舗における利用者に対する本人確認状況に応じて、利用者が買取を希望する買取希望商品の買取を行わせる対象の店舗である対象店舗を決定する決定手順と、
前記決定手順により決定された対象店舗を前記利用者に提示する提示手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする買取制御プログラム。
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