JP6767403B2 - 決定装置、決定方法および決定プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、決定装置、決定方法および決定プログラムに関する。
従来、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ウェブサイト上で所定の買取業者に対して買取に関する依頼を行ったうえで、その買取業者に所有品を配送することにより、所有品を買取査定させるといった宅配買取サービスが広がってきている。
例えば、特許文献1には、中古品を売却する側には効率的なリサイクルショップの検索を可能とし、リサイクルショップ側には効率的な集客を可能とする技術が開示されている。
特開2002−222331号公報
しかしながら、上記の従来技術では、倉庫に適切に商品を振り分けることができるとは限らない。一例を示すと、上記の従来技術では、所定の業者側(例えば、商品販売業者や買取業者)の倉庫に適切に商品を振り分けることができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、システム上に予めリサイクルショップの買取条件を含むショップ情報を登録しておき、売主から商材の売却要求がある度に、その売却条件と買取条件が適合するリサイクルショップを検索する。そして、上記の従来技術では、検索したリサイクルショップのショップ情報を要求元の売主に提供するとともに、売却要求を検索されたリサイクルショップに提供する。
このような、上記の従来技術は、買取における売主側のニーズを満たすとともに、リサイクルショップへの効率的な集客を実現することができるものの、倉庫に適切に商品を振り分けることができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、倉庫に適切に商品を振り分けることができる決定装置を提供することを目的とする。
本願にかかる決定装置は、荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫における荷物の受入状況に基づいて、前記候補倉庫が利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定部と、前記判定部により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、倉庫に適切に商品を振り分けることができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる決定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる決定システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる決定装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる受入情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる申込情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる購買情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる決定装置による決定処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、決定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる決定装置、決定方法および決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる決定装置、決定方法および決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.決定処理〕
図1を用いて、実施形態にかかる決定処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる決定処理の一例を示す図である。実施形態にかかる決定処理は、図1に示す決定装置100によって行われる。図1の例では、決定装置100は、所定の倉庫群における各倉庫の受入状況に基づいて、倉庫群のうち利用者からの荷物を受け入れさせる倉庫を決定する決定処理を行う。言い換えると、決定装置100は、倉庫に対して荷物を振り分ける処理を行う。
まず、実施形態にかかる決定システム1の構成について説明する。図1の例では、決定システム1は、利用者端末10と、倉庫端末30と、倉庫端末30と、倉庫端末30と、決定装置100とを含む。利用者端末10、倉庫端末30、倉庫端末30、倉庫端末30、決定装置100は、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す決定システム1には、複数台の決定装置100が含まれてもよい。
利用者端末10は、決定システム1の利用者の端末装置である。利用者端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。図1の例では、決定システム1の利用者とは、事業者Zにより運営されるショッピングサービス(「ショップZ1」とする)に商品を出品しようとする出品者であるものとする。かかる出品者は、個人であってもよいし、店舗を運営する会社であってもよい。
例えば、利用者は、出品したい商品がある場合に、利用者端末10を操作して、決定装置100に対して、出品に係る出品申込を行う。言い換えれば、利用者端末10は、利用者の指示に従って、出品申込に必要な各種情報(以下、「申込情報」と表記する)を決定装置100に送信することで出品申込を行う。
また、図1の例では、事業者Zが、決定装置100の管理者であるものとする。事業者Zは、上記のような出品者から荷物、すなわち出品商品を配送により回収し、回収した荷物をショップZ1で販売する。このようなことから、事業者Zは、販売仲介業者ともいえる。このような状態において、事業者Zは、回収した荷物に対する購入者が現れるまで、荷物を倉庫に管理しておく。
また、倉庫は複数存在する。図1の例では、決定システム1には、倉庫群として、倉庫W1、倉庫W2、倉庫W3(倉庫W1〜W3)といった3つの倉庫が含まれる。なお、決定システム1に含まれる倉庫の数に制限は無い。ここで、倉庫毎に荷物を受け入れ可能な容量(物理的な空きスペース)が異なっている場合がある。このため、例えば、特定の倉庫にばかり、荷物の受け入れが集中すると、荷物を保管する空きスペースがなくなり、その倉庫では荷物をこれ以上保管することができなくなってしまうといった問題が起こる。また、この場合、別の倉庫に荷物を移さなければならなくなるが、これに係る作業もまた手間である。このような前提および問題点を解決するために、決定装置100により実施形態にかかる決定処理を行う。
また、倉庫端末30は倉庫W1によって利用される端末装置であり、倉庫端末30は倉庫W2によって利用される端末装置であり、倉庫端末30は倉庫W3によって利用される端末装置である。倉庫端末30を例に挙げると、倉庫端末30は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等である。倉庫端末30および30も同様である。例えば、倉庫W1の従業員は、倉庫端末30を用いて、倉庫W1における受入状況を決定装置100に送信する。
続いて、実施形態にかかる決定処理が行われるための前処理について説明する。かかる前処理は、決定装置100が各倉庫から現在の受入状況を受け付けておくものである。図1の例では、決定装置100は、倉庫W1〜W3から随時、受入状況を受け付けることにより、受入情報記憶部121に記憶される情報をリアルタイムに更新する。なお、後述するが、決定装置100は、購買実績に基づき受入状況を更新し、更新後の受入状況を用いて決定処理を行うこともできる。
ここで、実施形態にかかる受入状況とは、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と当該候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数とに基づく空き状況である。すなわち、受入状況とは、候補倉庫が現時点でどれだけの個数の荷物を受け入れることができるかといった物理的な空きスペースの状況である。なお、本実施形態では、利用者荷物の個数と、利用者荷物を入れた段ボール箱の個数とは同義であるものとする。
受入情報記憶部121は、「倉庫ID」、「現在数(箱)/上限数(箱)」といった項目を有する。「倉庫ID」は、決定システム1に含まれる各倉庫を識別する識別情報を示す。「現在数(箱)/上限数(箱)」は、受入状況の1つであり、倉庫が有する保管スペースであって段ボール箱に入れられて利用者から配送されてくる利用者荷物を保管しておく保管スペースにおいて、利用者荷物が入れられた段ボール箱を置くことのできる最大個数である上限数(箱)と、現時点で既に受け入れている(現時点ですでに保管している)段ボールの数である現在数(箱)とを示す。例えば、「上限数(箱)」から「現在数(箱)を差し引いた数は、現時点で利用者荷物を受け入れ可能な状況を示す「空き状況」に対応する。
さて、ここからは、決定装置100によって行われる決定処理の一例について説明する。決定装置100は、荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫における荷物の受入状況に基づいて、候補倉庫が利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。そして、決定装置100は、利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、この利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する。具体的には、決定装置100は、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数とに基づく空き状況(受入状況)が利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、利用者荷物を受け入れ可能であると判定する。
図1の例において商品は「荷物」の一例である。利用者荷物は「出品商品」の一例である。倉庫W1、W2およびW3それぞれは「候補倉庫」の一例である。倉庫W1、W2およびW3は、事業者Zにより管理される倉庫群である。また、利用者とは、事業者Zにより運営されるショッピングサービスであるショップZ1に商品を出品する者であり、図1の例では利用者U1とする。
まず、利用者U1は、決定装置100に対して出品申込を行う(ステップS1)。例えば、利用者U1は、決定装置100によって提供される所定の出品申込フォームに出品申込に必要な情報(申込情報)を入力する。例えば、利用者端末10は、利用者U1によって入力された申込情報を決定装置100に送信することにより出品申込を行う。図1の例では、申込情報には、例えば、利用者U1の各種個人情報(住所、氏名、年齢等)が含まれる。また、申込情報には、利用者U1の出品商品を詰め込んだ段ボール箱の箱数が含まれる。図1の例では、利用者U1は、出品商品として「15インチノートパソコン」を指定するとともに、箱数「5箱」を指定している。
次に、決定装置100は、利用者U1から申込情報を受け付けると(ステップS2)、倉庫W1〜W3それぞれについて利用者U1の出品商品を受け入れ可能か否かを判定する判定処理を行う(ステップS3)。判定処理についてより詳細に説明する。
決定装置100は、受入情報記憶部121を参照し、倉庫W1、W2およびW3について、空き状況が利用者U1により指定されている段ボール箱の箱数「5箱」を許容しているか否かを判定する。この時点では、倉庫W1、W2およびW3は、出品商品を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫である。上記の通り、空き状況とは、「上限数(箱)」から「現在数(箱)」を差し引いた数に対応する。図1の例では、W1の空き状況「1箱」、倉庫W2の空き状況「20箱」、倉庫W3の空き状況「15箱」である。
このため、かかる例では、決定装置100は、倉庫W1、WおよびW3のうち、出品商品の数である段ボール箱数「5箱」より多い空き状況を示す倉庫W2およびW3が出品商品を受け入れ可能であると判定する。
次に、決定装置100は、ステップS3での判定結果に基づいて、利用者U1の出品商品を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫を決定する(ステップS4)。決定装置100は、候補倉庫である倉庫W1〜W3のうち、出品商品を受け入れ可能であると判定した倉庫を対象倉庫として決定する。ここで、図1の例では、決定装置100は、倉庫W2およびW3が出品商品を受け入れ可能であると判定している。したがって、決定装置100は、倉庫W2およびW3のいずれかを対象倉庫として決定する。例えば、決定装置100は、倉庫W2およびW3のうち、利用者U1の所在地(現住所)からより近くに位置する倉庫を最終的に対象倉庫として決定する。図1の例では、決定装置100は、倉庫W2を対象倉庫として決定したものとする。
なお、決定装置100は、かかる例のように、出品商品を受け入れ可能な倉庫が複数であった場合には、複数の倉庫からランダムに抽出した1つの倉庫を対象倉庫として決定してもよい。また、出品商品を受け入れ可能な倉庫が1つであった場合には、かかる倉庫が対象倉庫として決定される。
最後に、決定装置100は、利用者U1に対して、ステップS4での決定結果に基づく通知を行う。例えば、決定装置100は、対象倉庫として倉庫W2を決定したことにより、倉庫W2に出品商品(段ボール箱5箱)を配送するよう利用者U1に通知する。なお、決定装置100は、どのような手法で通知を行ってもよい。例えば、決定装置100は、利用者U1の利用者端末10にメール配信してもよいし、利用者U1のマイページ内に表示させてもよい。
さて、これまで説明してきたように、決定装置100は、荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫における荷物の受入状況に基づいて、候補倉庫が利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。そして、決定装置100は、利用者荷物を受け入れ可能と判定した候補倉庫を、利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する。
これにより、決定装置100は、例えば、一部の倉庫に荷物が集中し過ぎてしまい、その倉庫における保管スペースが圧迫されてしまうといった状況を回避し、各倉庫に適切に商品を振り分けることができる。すなわち、決定装置100は、各倉庫にまんべんなく荷物は振り分けることができるため、各倉庫について、常に、保管スペースに余裕を持たせておくことができる。
〔2.システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかる決定システムの構成について説明する。図2は、実施形態にかかる決定システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、決定システム1は、利用者端末10と、倉庫端末30と、倉庫端末30と、倉庫端末30と、決定装置100とを含む。利用者端末10、倉庫端末30、倉庫端末30、倉庫端末30、決定装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
図2の例では、倉庫W1、W2およびW3は、事業者Zにより管理される倉庫群である。倉庫W1、W2およびWには、事業者ZによるショッピングサービスであるショップZ1で販売される商品であって出品元から配送されてきた商品が保管される。以下の実施形態では、倉庫端末30と、倉庫端末30と、倉庫端末30とを区別する必要が無い場合には、これらを総称して倉庫端末30と表記する。
〔3.決定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態にかかる決定装置100について説明する。図3は、実施形態にかかる決定装置100の構成例を示す図である。決定装置100は、図1で説明した決定処理を行うサーバ装置である。図3に示すように、決定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、例えば、利用者端末10、倉庫端末30、との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、受入情報記憶部121と、申込情報記憶部122と、購買情報記憶部123とを有する。
(受入情報記憶部121について)
受入情報記憶部121は、荷物(商品)の受け入れを行う各倉庫の受入状況に関する情報(受入情報)を記憶する記憶部である。なお、荷物(商品)の受け入れを行うとは、荷物を保管することを意味する。ここで、図4に実施形態にかかる受入情報記憶部121の一例を示す。図4の例では、受入情報記憶部121は、「倉庫ID」、「現在数(箱)/上限数(箱)」、「空き状況」、「所在地」といった項目を有する。
「倉庫ID」は、決定システム1に含まれる各倉庫を識別する識別情報を示す。「現在数(箱)/上限数(箱)」は、受入状況の1つであり、倉庫が有する保管スペース(物理的な空きスペース)であって段ボール箱に入れられて利用者から配送されてくる利用者荷物を保管しておく保管スペースにおいて、利用者荷物が入れられた段ボール箱を置くことのできる最大個数である上限数(箱)と、現時点で既に受け入れている(現時点ですでに保管している)段ボールの数である現在数(箱)とを示す。なお、本実施形態では、利用者荷物に拘わらず段ボール箱の大きさは一律であるものとする。
「空き状況」は、「上限数(箱)」から「現在数(箱)」を差し引いた数であり、現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す。すなわち、図4の例では、倉庫W1の保管スペースには、最大「100箱」の段ボール箱を保管することができ、かかる保管スペースには、現在、「99箱」の段ボール箱が保管されている例を示す。また、倉庫W1の「空き状況(箱)」は、「1箱」である例を示す。なお、空き状況は、「上限数(箱)」に対して「現在数(箱)」が占める割合であってもよい。「所在地」は、倉庫が所在する住所を示す。
(申込情報記憶部122について)
申込情報記憶部122は、利用者から受け付けた申込情報を記憶する記憶部である。ここで、図5に実施形態にかかる申込情報記憶部122の一例を示す。図5の例では、申込情報記憶部122は、「利用者ID」、「出品商品」、「個数」、「個人情報」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者または利用者の利用者端末10を識別する識別情報を示す。「出品商品」は、利用者によって出品される商品を示す。「出品商品」は、商品名であってもよいし、商品固有の識別番号であってもよい。「個数」は、出品商品の個数を示す。本実施形態では、出品商品の個数は、出品商品そのものの個数を示すものであってもよいし、出品商品が入れられた段ボール箱の個数を示すものであってもよいものとする。「個人情報」は、利用者の個人情報を示す。図5の例では、個人情報として「DA1」といったように概念的な記号を用いているが、実際には、利用者の氏名、住所等が記憶される。
すなわち、図5の例では、利用者ID「U1」によって識別される利用者(利用者U1)が、出品商品「15インチノートパソコン」を段ボール箱「5箱」分出品するために出品申込を行った例を示す。また、利用者U1の個人情報は「DA1」である例を示す。
(購買情報記憶部123)
購買情報記憶部123は、出品商品の購入に関する情報を記憶する記憶部である。例えば、購買情報記憶部123は、出品商品の購入履歴(購買実績)を記憶する。購買情報記憶部123は、例えば、日付毎にその日付に購入された商品の購買情報を記憶する。ここで、図6に実施形態にかかる購買情報記憶部123の一例を示す。図6の例では、購買情報記憶部123は、「購入日時」、「保管倉庫ID」、「利用者ID」、「出品商品」、「価格」、「購入数」といった項目を有する。
「購入日時」は、対応する「出品商品」が購入された日時を示す。「保管倉庫ID」は、対応する「出品商品」が保管されている倉庫を識別する識別情報を示す。「利用者ID」および「出品商品」については申込情報記憶部122で説明済みであるため省略する。
「価格」は、対応する「出品商品」が購入された際の価格を示す。「購入数」は、対応する「出品商品」が、対応する「購入日時」において購入された数を示す。また、「出品商品」が購入されるということは、その「出品商品」が購入元へ出荷されることを意味するため、その出品商品に対応する数だけ段ボール箱がなくなることを意味する。言い換えれば、その出品商品に対応する数の段ボール箱分、空きスペースができることを意味する。
(制御部130について)
図3に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、受付部132と、判定部133、決定部134と、通知部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、倉庫端末30から受入状況を示す受入情報を取得し、取得した受入情報を受入情報記憶部121に格納する。例えば、倉庫端末30は、受入状況に変化が起きる度に現在の受入状況を示す受入情報を決定装置100に送信する。このため、取得部131は、倉庫端末30から受入情報を取得する度に、取得した受入情報に基づいて、受入情報記憶部121の内容を最新のものに更新する。
(受付部132について)
受付部132は、出品申込として利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。例えば、受付部132は、利用者端末10からの要求に応じて、出品申込を行うために必要となる申込情報を入力させるための出品申込フォームを利用者端末10に配信する。利用者端末10は、出品申込フォームに入力された申込情報を利用者の操作に従って、決定装置100に送信する。そして、受付部132は、利用者端末10から送信される申込情報を受け付ける。つまり、受付部132は、出品申込フォームを介して、利用者端末10から申込情報を受け付ける。
この申込みにより出品された出品商品は、ショップZ1にて販売される。この販売に関する各種制御は、外部の所定のサーバ装置(例えば、ショッピングサーバ)によって行われるものとすると、受付部132は、かかるショッピングサーバから出品商品が購入されたことを示す購買情報も受け付けてよい。また、受付部132は、受け付けた購買情報を購買情報記憶部123に格納する。
また、受付部132は、受け付けた購買情報を用いて、受入情報記憶部121に記憶されている受入状況を更新することができる。この点について、図4に示す受入情報記憶部121の例と、図6に示す購買情報記憶部123の例とを用いて説明する。
例えば、受付部132は、現時点(2017年11月3日とする)において、利用者U1によって出品された「15インチノートパソコン」が「2台」購入されたことを示す購買情報を受け付けたとする。かかる場合、受付部132は、この購買情報を用いて、受入情報記憶部121に記憶されている受入状況を更新する。例えば、「15インチノートパソコン2台」は、「段ボール箱2箱」に相当するとすると、受付部132は、「15インチノートパソコン」は倉庫W1に保管されていることから、受入情報記憶部121において、倉庫ID「W1」に対応する受入状況を更新する。
図4の例では、受入状況として、現在数「99箱」/上限数「100箱」、空き状況「1箱」となっている。ここで、「15インチノートパソコン2台」が売れたということは、「段ボール箱2箱」分空きスペースが増えるということである。したがって、受付部132は、現在数「97箱」/上限数「100箱」、空き状況「3箱」といったように更新する。
(判定部133について)
判定部133は、荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫における荷物の受入状況に基づいて、候補倉庫が利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。具体的には、判定部133は、候補倉庫における荷物の受入状況として、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な数に関する情報と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、利用者荷物の数に基づく情報とに基づいて、候補倉庫が利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。
例えば、判定部133は、候補倉庫のうち、空き状況として、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数とに基づく空き状況が、利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、利用者荷物を受け入れ可能であると判定する。
また、例えば、判定部133は、空き状況として、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数であって候補倉庫の購買実績に基づく個数とに基づく空き状況が、利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、利用者荷物を受け入れ可能であると判定する。ここで、購買実績に基づく個数とは、上記例の通り、商品が売れた場合にはその分だけ保管スペースに空きが出来るといった考えに基づく個数である。
(決定部134について)
決定部134は、判定部133により利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する。例えば、決定部134は、判定部133により利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫のうち、利用者の所在地からより近い位置にある候補倉庫を対象倉庫として決定する。
(通知部135について)
通知部135は、利用者に対して、決定部134により決定された決定結果に基づく通知を行う。例えば、通知部135は、決定部134により決定された対象倉庫を利用者荷物を配送する配送先として利用者に通知する。
〔4.処理手順〕
次に、図7を用いて、実施形態にかかる決定装置100が実行する決定処理の手順について説明する。図7は、実施形態にかかる決定装置100による決定処理の流れを示すフローチャートである。図7では、適宜、図1の例を用いて説明する。
まず、決定装置100は、出品申込を利用者から受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。例えば、決定装置100は、利用者U1の利用者端末10から申込情報を受信した場合に、利用者U1から出品申込を受け付けたと判定する。決定装置100は、出品申込を受け付けていない場合には(ステップS101;No)、受け付けるまで待機する。なお、ここでは、決定装置100は、各候補倉庫から受入状況を示す受入情報を取得済みであり、図4に示すような受入情報記憶部121を有しているものとする。
一方、決定装置100は、出品申込を受け付けたと判定した場合には(ステップS101;Yes)、商品(荷物)を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫における商品(荷物)の受入状況に基づいて、候補倉庫が利用者U1からの商品である出品商品(利用者荷物)を受け入れ可能か否かを判定する(ステップS102)。利用者U1が、出品商品として「15インチノートパソコン」を指定するとともに、箱数「5箱」を指定して出品申込を行った場合を例に判定処理の一例を説明する。
決定装置100は、受入情報記憶部121を参照し、候補倉庫である倉庫W1、W2およびW3について、空き状況が利用者U1により指定されている段ボール箱の箱数「5箱」を許容しているか否かを判定する。空き状況とは、「上限数(箱)」から「現在数(箱)」を差し引いた数に対応する。図1の例では、W1の空き状況「1箱」、倉庫W2の空き状況「20箱」、倉庫W3の空き状況「15箱」である。
このため、かかる例では、決定装置100は、倉庫W1、W2およびW3のうち、「空き状況」>申込時に利用者U1により指定された箱数「5箱」を満たす候補倉庫が出品商品を受け入れ可能であると判定する。図1の例では、決定装置100は、倉庫W2およびW3が出品商品を受け入れ可能であると判定する。
次に、決定装置100は、判定結果に基づいて、利用者U1の出品商品を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫を決定する(ステップS103)。決定装置100は、倉庫W2およびW3が出品商品を受け入れ可能であると判定している。したがって、決定装置100は、倉庫W2およびW3のいずれかを対象倉庫として決定する。例えば、決定装置100は、倉庫W2およびW3のうち、利用者U1の所在地(現住所)からより近くに位置する倉庫を最終的に対象倉庫として決定する。また、決定装置100は、倉庫W2を対象倉庫として決定したとすると、倉庫W2に出品商品(段ボール箱5箱)を配送するよう利用者U1に通知する(ステップS104)。
なお、決定装置100は、任意のタイミングで購買情報を受け付けてよく、購買情報を受け付ける度に、受け付けた購買情報を用いて、受入情報記憶部121における受入状況を更新する。これにより、決定装置100は、常に最新の受入状況に基づいて、候補倉庫が出品商品を受け入れ可能か否かを判定するようにする。
〔5.変形例〕
上記実施形態にかかる決定装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、決定装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.倉庫のスループットデータを用いた判定処理〕
上記実施形態では、判定部133が、各倉庫について、利用者荷物を保管可能な物理的な空きスペースがあるか否かを判定する例を示した。しかし、判定部133は、倉庫における荷物の処理能力を示す情報、すなわちスループットデータに基づいて、候補倉庫が荷物を受け入れ可能か否かを判定してもよい。具体的には、判定部133は、空き状況として、過去の所定期間において候補倉庫への搬入が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況、または、過去の所定期間において候補倉庫から搬出が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況に基づいて、候補倉庫が利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。
ここで、倉庫の処理能力は、「荷物搬入数/1日」、あるいは、「荷物搬出数/1日」によって算出することができる。「荷物搬入数/1日」が示す値が大きい倉庫ほど、荷物の処理能力が高いといえる。また、「荷物搬出数/1日」が示す値が大きい倉庫ほど、荷物の処理能力が高いといえる。処理能力がより高いことは、効率的に荷物を搬入・搬出することができるため、空きスペースを確保しやすいことを意味する。一方、処理能力が低いことは、なかなか搬入が完了しないことにより、例えば、空きスペースがあるにも拘わらず空きスペースの利用までに手間取る、あるいは、搬出に手間取り空きスペースをなかなか確保できない、といったことを意味する。このようなことから、処理能力は、空き状況を示す指標であるといえる。
例えば、判定部133は、候補倉庫のうち、「荷物搬入数/1日」が所定値より高い倉庫に対して、利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能と判定してもよい。また、判定部133は、候補倉庫のうち、「荷物搬出数/1日」が所定値より高い倉庫に対して、利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能と判定してもよい。また、判定部133は、「荷物搬入数/1日」と「荷物搬出数/1日」とに基づく値が所定値より高い倉庫に対して、利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能と判定してもよい。また、判定部133は、「荷物搬出数/1日>荷物搬入数/1日」を満たす倉庫に対して、利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能と判定してもよい。
このように、実施形態にかかる決定装置100は、倉庫における荷物の処理能力を示す情報、すなわちスループットデータに基づいて、候補倉庫が荷物を受け入れ可能か否かを判定する。これにより、決定装置100は、空きスペースをより確保しやすい倉庫に対して、優先的に利用者荷物を振り分けることができるため、例えば、待機状態の荷物が発生してしまうといったことを防止することができる。
〔5−2.買取システムへの応用〕
上記実施形態では、様々な出品者から集めた商品を所定のショッピングサイトを介して仲介販売するにあたって、出品者から集めた商品を倉庫(物流倉庫)に保管しておくといった前提があり、この前提のもとに、決定装置100は、荷物を受け入れ可能か否か判定し、受け入れ可能な倉庫に荷物を振り分けてゆく処理を行う例を示した。しかし、決定装置100による処理は買取システムにも応用することができる。
例えば、判定部133は、商品の買取を行う店舗の候補である候補店舗における商品の受入状況に基づいて、候補店舗が利用者からの買取希望商品を受け入れ可能か否かを判定することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、実施形態にかかる決定装置100は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、決定装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる決定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部13内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
実施形態にかかる決定装置100は、判定部133と、決定部134とを有する。判定部133は、荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫における荷物の受入状況に基づいて、前記候補倉庫が利用者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。決定部134は、判定部133により利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する。
これにより、実施形態にかかる決定装置100は、倉庫に適切に商品を振り分けることができる。
また、判定部133は、候補倉庫における荷物の受入状況として、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な数に関する情報と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、利用者荷物の数に基づく情報とに基づいて、候補倉庫が利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。
これにより、実施形態にかかる決定装置100は、1人の利用者について複数の利用者荷物が存在する場合でも、それらを全てをまとめて1つの倉庫に振り分けることができる。
また、判定部133は、候補倉庫のうち、空き状況として、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数とに基づく空き状況が利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、利用者荷物を受け入れ可能であると判定する。
これにより、実施形態にかかる決定装置100は、1人の利用者について複数の利用者荷物が存在する場合でも、それらを全てをまとめて1つの倉庫に振り分けることができる。
また、判定部133は、空き状況として、候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数であって候補倉庫の購買実績に基づく個数とに基づく空き状況が利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、利用者荷物を受け入れ可能であると判定する。
これにより、実施形態にかかる決定装置100は、倉庫側から得られる情報だけでなく、購買実績も合わせることで、受入状況をより高精度に把握することができる。
また、判定部133は、空き状況として、過去の所定期間において候補倉庫への搬入が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況、または、過去の所定期間において候補倉庫から搬出が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況に基づいて、候補倉庫が利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する。
これにより、実施形態にかかる決定装置100は、空きスペースをより確保しやすい倉庫に対して、優先的に利用者荷物を振り分けることができるため、例えば、待機状態の荷物が発生してしまうといったことを防止することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、判定部は、判定手段や判定回路に読み替えることができる。
1 決定システム
10 利用者端末
30 倉庫端末
100 決定装置
121 受入情報記憶部
122 申込情報記憶部
123 購買情報記憶部
131 取得部
132 受付部
133 判定部
134 決定部
135 通知部

Claims (9)

  1. 複数の異なる事業者による取引の対象となる荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫それぞれにおける前記荷物の受入状況に基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が利用者である前記事業者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定部と、
    前記候補倉庫のうち、前記判定部により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定部と
    を有し、
    前記判定部は、前記候補倉庫が受け入れ済の荷物の取引状況であって、前記複数の異なる事業者のうち当該荷物を取引の対象とする事業者による当該荷物の取引状況に応じて更新された前記受入状況に基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする決定装置。
  2. 前記判定部は、前記受入状況として、前記候補倉庫が荷物を受け入れ可能な数に関する情報と前記候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、前記利用者荷物の数に基づく情報とに基づいて、前記候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  3. 荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫それぞれにおける荷物の受入状況として、前記候補倉庫が荷物を受け入れ可能な数に関する情報と前記候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、利用者からの荷物である利用者荷物の数に基づく情報とに基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定部と、
    前記候補倉庫のうち、前記判定部により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定部と
    を有し、
    前記判定部は、前記空き状況として、過去の所定期間において前記候補倉庫への搬入が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって前記候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況、または、過去の所定期間において前記候補倉庫から搬出が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって前記候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況に基づいて、前記候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする決定装置。
  4. 前記判定部は、前記候補倉庫のうち、前記空き状況として、前記候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と前記候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数とに基づく空き状況が前記利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、前記利用者荷物を受け入れ可能であると判定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の決定装置。
  5. 前記判定部は、前記空き状況として、前記候補倉庫が荷物を受け入れ可能な上限数と前記候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の個数であって前記候補倉庫における購買実績に基づく個数とに基づく空き状況が前記利用者荷物の個数の受け入れを許容している候補倉庫に対して、前記利用者荷物を受け入れ可能であると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の決定装置。
  6. コンピュータが実行する決定方法であって、
    複数の異なる事業者による取引の対象となる荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫それぞれにおける前記荷物の受入状況に基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が利用者である前記事業者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定工程と、
    前記候補倉庫のうち、前記判定工程により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定工程と
    を含み、
    前記判定工程は、前記候補倉庫が受け入れ済の荷物の取引状況であって、前記複数の異なる事業者のうち当該荷物を取引の対象とする事業者による当該荷物の取引状況に応じて更新された前記受入状況に基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする決定方法。
  7. コンピュータが実行する決定方法であって、
    荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫それぞれにおける荷物の受入状況として、前記候補倉庫が荷物を受け入れ可能な数に関する情報と前記候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、利用者からの荷物である利用者荷物の数に基づく情報とに基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定工程と、
    前記候補倉庫のうち、前記判定工程により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定工程と
    を含み、
    前記判定工程は、前記空き状況として、過去の所定期間において前記候補倉庫への搬入が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって前記候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況、または、過去の所定期間において前記候補倉庫から搬出が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって前記候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況に基づいて、前記候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする決定方法。
  8. 複数の異なる事業者による取引の対象となる荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫それぞれにおける前記荷物の受入状況に基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が利用者である前記事業者からの荷物である利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定手順と、
    前記候補倉庫のうち、前記判定手順により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定手順と
    をコンピュータに実行させ
    前記判定手順は、前記候補倉庫が受け入れ済の荷物の取引状況であって、前記複数の異なる事業者のうち当該荷物を取引の対象とする事業者による当該荷物の取引状況に応じて更新された前記受入状況に基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする決定プログラム。
  9. 荷物を受け入れる倉庫の候補である候補倉庫それぞれにおける荷物の受入状況として、前記候補倉庫が荷物を受け入れ可能な数に関する情報と前記候補倉庫が現時点で受入済みの荷物の数に関する情報とに基づく空き状況であって現時点で荷物を受け入れ可能な状況を示す空き状況と、利用者からの荷物である利用者荷物の数に基づく情報とに基づいて、前記候補倉庫毎に当該候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する判定手順と、
    前記候補倉庫のうち、前記判定手順により前記利用者荷物を受け入れ可能と判定された候補倉庫を、前記利用者荷物を受け入れさせる対象の倉庫である対象倉庫として決定する決定手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定手順は、前記空き状況として、過去の所定期間において前記候補倉庫への搬入が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって前記候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況、または、過去の所定期間において前記候補倉庫から搬出が完了した荷物の個数に基づく処理能力であって前記候補倉庫における荷物の処理能力が示す空き状況に基づいて、前記候補倉庫が前記利用者荷物を受け入れ可能か否かを判定する
    ことを特徴とする決定プログラム。
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