JP2018154818A - グリース組成物 - Google Patents

グリース組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2018154818A
JP2018154818A JP2018030143A JP2018030143A JP2018154818A JP 2018154818 A JP2018154818 A JP 2018154818A JP 2018030143 A JP2018030143 A JP 2018030143A JP 2018030143 A JP2018030143 A JP 2018030143A JP 2018154818 A JP2018154818 A JP 2018154818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
grease composition
water
thickener
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018030143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6899788B2 (ja
Inventor
十世 前田
Toyo Maeda
十世 前田
卓朗 北林
Takuro Kitabayashi
卓朗 北林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Grease Co Ltd
Original Assignee
Nippon Grease Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Grease Co Ltd filed Critical Nippon Grease Co Ltd
Publication of JP2018154818A publication Critical patent/JP2018154818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6899788B2 publication Critical patent/JP6899788B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

【課題】従来のグリース組成物とは異なり、水を多く配合することなく、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示すグリース組成物を提供する。【解決手段】基油と、増ちょう剤と、水溶性ポリマーとを含み、水を含まないか、水の含有量が10質量%以下であり、増ちょう剤は、ウレア系化合物、リチウム石けん、または、リチウムコンプレックス石けんを含み、水溶性ポリマーは、ポリアルキレングリコールを含み、かつ、増ちょう剤がウレア系化合物を含む場合には0.6質量%以上含まれ、リチウム石けんを含む場合には0.3質量%以上含まれ、リチウムコンプレックス石けんを含む場合には1.6質量%以上含まれる、グリース組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、グリース組成物に関する。より詳細には、本発明は、優れた難燃性(自己消化性・非延焼性)を示すグリース組成物に関する。
従来、グリース組成物は、自動車、電気機器、情報機器、工作機械等の各種機器や機械およびそれらを構成する各部品の潤滑に広く用いられている。また、自動車、鉄鋼、鉄道、その他諸工業の機械装置の軸受、歯車等には、耐摩耗性や耐荷重性の優れた極圧グリース(EPグリース)が多く使用されている。
ところで、上記諸工業における製造設備において、グリース組成物は、設備の下に垂れ落ちて堆積することがある。堆積したグリース組成物は、たとえば高温のスケールが飛散した場合に着火する可能性がある。そのため、難燃性(自己消化性・非延焼性)の優れたグリース組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2012−180406号公報
特許文献1に記載のグリース組成物は、水を30〜50質量%含むことにより冷却効果が付与されている。しかしながら、このグリース組成物は、水を多く含むため、基油との親油性および粘度を高めるために高粘度の油(ポリアルキレングリコール)を配合せざるを得ない。また、水を多く配合することは、グリース組成物の性能を低下させ得る。
本発明は、このような従来のグリース組成物とは異なり、水を多く配合することなく、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示すグリース組成物を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明には、以下の構成が主に含まれる。
(1)基油と、増ちょう剤と、水溶性ポリマーとを含み、水を含まないか、水の含有量が10質量%以下であり、前記増ちょう剤は、ウレア系化合物、リチウム石けん、または、リチウムコンプレックス石けんを含み、前記水溶性ポリマーは、ポリアルキレングリコールを含み、かつ、前記増ちょう剤がウレア系化合物を含む場合には0.6質量%以上含まれ、リチウム石けんを含む場合には0.3質量%以上含まれ、リチウムコンプレックス石けんを含む場合には1.6質量%以上含まれる、グリース組成物。
このような構成によれば、グリース組成物は、水を含んでいないか少量しか含んでいない。そのため、グリース組成物は、水を高配合することによる性能の低下(例えば、耐摩耗性、耐荷重性)や粘度の低下を生じにくい。また、グリース組成物は、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示す。
(2)前記ポリアルキレングリコールは、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合体である、(1)記載のグリース組成物。
このような構成によれば、グリース組成物は、より優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示す。
(3)スルホン酸塩をさらに含む、(1)または(2)記載のグリース組成物。
このような構成によれば、グリース組成物は、より優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示す。また、該グリース組成物は、分散性および防錆性に優れる。
本発明によれば、水を多く配合することなく、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示すグリース組成物を提供することができる。
<グリース組成物>
本発明の一実施形態のグリース組成物は、基油と、増ちょう剤と、水溶性ポリマーとを含む。グリース組成物は、水を含まないか、水の含有量が10質量%以下である。増ちょう剤は、ウレア系化合物、リチウム石けん、または、リチウムコンプレックス石けんを含む。水溶性ポリマーは、ポリアルキレングリコールを含む。また、水溶性ポリマーは、増ちょう剤がウレア系化合物を含む場合には0.6質量%以上含まれ、リチウム石けんを含む場合には0.3質量%以上含まれ、リチウムコンプレックス石けんを含む場合には1.6質量%以上含まれる。以下、それぞれについて説明する。
(基油)
基油は、グリース組成物に使用される通常の基油であれば特に限定されない。一例を挙げると、基油は、減圧蒸留、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、硫酸洗浄、白土精製、水素化精製等の処理を、適宜組み合わせて原油から精製した鉱物油;天然ガス等からフィッシャートロプシュ法により合成されたガス液化油(GTL油);ジブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジトリデシルグルタレート、メチルアセチルシノレート等のジエステル系合成油;トリオクチルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、テトラオクチルピロメリテート等の芳香族エステル系合成油;トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール−2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールベラルゴネート等のポリオールエステル系合成油;多価アルコールと二塩基酸および一塩基酸の混合脂肪酸とのオリゴエステルであるコンプレックスエステル油等のエステル系合成油;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールモノエーテル、ポリプロピレングリコールモノエーテル等のポリグリコール系合成油;モノアルキルトリフェニルエーテル、アルキルジフェニルエーテル、ジアルキルジフェニルエーテル、ペンタフェニルエーテル、テトラフェニルエーテル、モノアルキルテトラフェニルエーテル、ジアルキルテトラフェニルエーテル等のフェニルエーテル系合成油;ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ポリブテン、ポリイソブチレン、1−デセンオリゴマー、1−デセンとエチレンとのコオリゴマー等のポリ−α−オレフィンまたはこれらの水素化物等の合成炭化水素油;ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン等のシリコーン系合成油;パーフルオロポリエーテル等のフッ素系合成油等である。基油は、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
基油の引火点は特に限定されない。一例を挙げると、基油の引火点は、230℃以上であることが好ましく、260℃以上であることがより好ましい。基油の引火点が230℃以上であることにより、グリース組成物への引火が生じにくい。なお、本実施形態において、基油の引火点は、JIS K 2265−4のクリーブランド開放式(COC)により算出し得る。
基油の動粘度は特に限定されない。一例を挙げると、基油の動粘度(40℃)は、70mm2/s以上であることが好ましく、90mm2/s以上であることがより好ましい。また、基油の動粘度(40℃)は、1000mm2/s以下であることが好ましく、600mm2/s以下であることがより好ましい。基油の動粘度が上記範囲内であることにより、基油の引火点が高温に維持されやすく、かつ、グリース組成物は、流動性(圧送性)がよい。なお、本実施形態において、基油の動粘度は、JIS K 2283によって算出し得る。
基油の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、基油の含有量は、グリース組成物中、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。また、基油の含有量は、グリース組成物中、99質量%以下であることが好ましく、95質量%以下であることがより好ましい。基油の含有量が上記範囲内であることにより、得られるグリース組成物は、トルクの増大、流動性の低下および漏えいを防止するという利点がある。
(増ちょう剤)
増ちょう剤は、ウレア系化合物、リチウム石けん、または、リチウムコンプレックス石けんを含み、これらのうちいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの増ちょう剤が含まれることにより、得られるグリース組成物は、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示し、かつ、潤滑特性が優れる。
ウレア系化合物は特に限定されない。一例を挙げると、ウレア系化合物は、下記一般式(I)で示されるジウレア化合物である。式中、R2は、炭素数6〜15の芳香族系炭化水素基、R1およびR3は炭素数6〜18の芳香族系炭化水素基、シクロヘキシル基、炭素数7〜12のアルキルシクロヘキシル基、または炭素数8〜22のアルキル基を表す。
Figure 2018154818
前記ジウレア化合物は、公知の方法によりアミンとジイソシアネート化合物とを反応させることにより得ることができる。アミンとしては、例えば、炭素数6〜18の芳香族アミン、シクロヘキシルアミン、炭素数7〜12のアルキルシクロヘキシルアミン、炭素数8〜22のアルキルアミン、およびそれらの混合物等が挙げられる。ジイソシアネート化合物としては、例えば、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート等が挙げられる。なかでもジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートが入手性において優れるという点から好ましく、さらに耐熱性に優れる点からジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートが好ましい。
リチウム石けんは特に限定されない。一例を挙げると、リチウム石けんは、炭素数10〜28の高級脂肪酸または1個以上の水酸基を有する炭素数10以上の高級ヒドロキシ脂肪酸から合成されたリチウム石けん等である。高級脂肪酸としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、アラキジン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、ヘプタデカン酸、オレイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸等が例示されるが、ちょう度収率(グリースが硬くなる度合い)が良い点から、ステアリン酸が好ましい。高級ヒドロキシ脂肪酸としては、12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシラウリン酸、16−ヒドロキシパルミチン酸等が例示されるが、入手しやすく、安価である点から、12−ヒドロキシステアリン酸が好ましい。
より具体的には、リチウム石けんは、ラウリン酸リチウム、ステアリン酸リチウム、12−ヒドロキシステアリン酸リチウム、およびそれらの混合物等が例示される。
リチウムコンプレックス石けんは特に限定されない。一例を挙げると、リチウムコンプレックス石けんは、リチウムを金属源とし、少なくとも1個のヒドロキシ基を有する炭素数12〜24の脂肪族モノカルボン酸と、炭素数2〜12の脂肪族ジカルボン酸と、水酸化リチウムとの反応によって形成されたものが挙げられ、12−ヒドロキシステアリン酸と、アゼライン酸と、水酸化リチウムとの反応によって形成されたものが好ましい。
増ちょう剤は、前記のウレア系化合物、リチウム石けん、およびリチウムコンプレックス石けん以外の他の増ちょう剤を適宜含んでいてもよい。一例を挙げると、他の増ちょう剤は、カルシウム石けん、ナトリウム石けん、アルミニウム石けん等の金属石けん、ナトリウムテレフタラメート、フッ素、有機化ベントナイト、シリカゲル等である。好ましくは、ウレア系化合物、リチウム石けん、およびリチウムコンプレックス石けんからなる群から選ばれる1種または2種以上からなる増ちょう剤であり、より好ましくは、ウレア系化合物、リチウム石けん、またはリチウムコンプレックス石けんからなる増ちょう剤である。
増ちょう剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、増ちょう剤の含有量は、グリース組成物中、2質量%以上であることが好ましく、5質量%以上であることがより好ましい。また、増ちょう剤の含有量は、30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましく、15質量%以下であることがさらに好ましい。増ちょう剤の含有量が2質量%未満である場合、得られるグリース組成物が軟質過ぎるため、飛散、漏洩したり、過剰な油分離を引き起こす傾向がある。一方、増ちょう剤の含有量が30質量%を超える場合、得られるグリース組成物は、硬質となり、使用箇所のトルクが増大したり、流動性の低下により耐焼付き性や、耐摩耗性が低下する傾向がある。
(水溶性ポリマー)
水溶性ポリマーは、ポリアルキレングリコールを含む。ポリアルキレングリコールは特に限定されない。一例を挙げると、ポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレンオキサイド−プロピレンオキサイド(エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合体)、ポリ(メチル−エチレン)グリコール、ポリブチレングリコール等である。また、ポリアルキレングリコールは、2種以上の異なるアルキレンオキサイドを用いて得られるポリアルキレングリコールのランダム共重合体、交互共重合体、ブロック共重合体およびそれらの混合物のいずれも使用できる。ポリアルキレングリコールは、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ポリアルキレングリコールは、作動油やブレーキ液あるいは水溶性切削油にも用いられるだけでなく、分子内にOH基を持つことにより金属表面への吸着性を上げ、結果として摩擦係数を下げることができる点から、エチレンオキサイド(EO)とプロピレンオキサイド(PO)との共重合体であることが好ましい。共重合体におけるEOとPOとの比率は特に限定されない。一例を挙げると、EOの比率は、35質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましい。
水溶性ポリマーは、ポリアルキレングリコール以外の他の水溶性ポリマーを適宜含んでいてもよい。一例を挙げると、他の水溶性ポリマーは、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン)、ポリアクリル酸塩、デキストラン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等である。他の水溶性ポリマーは、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
水溶性ポリマー中のポリアルキレングリコールの割合は特に限定されない。一例を挙げると、ポリアルキレングリコールは、水溶性ポリマー中、10質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、75質量%以上であることがさらに好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。ポリアルキレングリコールが水溶性ポリマー中、10質量%以上含まれることにより、得られるグリース組成物は、より優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示す、かつ、潤滑性を損なわずに微量の水分を混入させることができる。
水溶性ポリマーの含有量は、使用される増ちょう剤の種類によって適宜調整される。すなわち、本実施形態の水溶性ポリマーは、増ちょう剤として上記したウレア系化合物が含まれる場合には、グリース組成物中、0.6質量%以上含まれていればよく、2質量%以上含まれることが好ましい。また、水溶性ポリマーは、増ちょう剤として上記したウレア系化合物が含まれる場合には、グリース組成物中、20質量%以下となるよう含まれることが好ましく、10質量%以下となるよう含まれることがより好ましい。また、水溶性ポリマーは、増ちょう剤として上記したリチウム石けんが含まれる場合には、グリース組成物中、0.3質量%以上含まれていればよく、1.0質量%以上含まれることが好ましい。また、水溶性ポリマーは、増ちょう剤として上記したリチウム石けんが含まれる場合には、グリース組成物中、20質量%以下となるよう含まれることが好ましく、10質量%以下となるよう含まれることがより好ましい。さらに、水溶性ポリマーは、増ちょう剤として上記したリチウムコンプレックス石けんが含まれる場合には、グリース組成物中、1.6質量%以上含まれていればよく、4質量%以上含まれることが好ましい。また、水溶性ポリマーは、増ちょう剤として上記したリチウムコンプレックス石けんが含まれる場合には、グリース組成物中、20質量%以下となるよう含まれることが好ましく、10質量%以下となるよう含まれることがより好ましい。水溶性ポリマーが上記範囲となるよう含有されることにより、得られるグリース組成物は、潤滑性を損なわずに微量の水分を混入させることができ、グリース組成物の粘性を著しく上げることによる流動性の低下を招くことなく消火性を高めることができる。
なお、それぞれの増ちょう剤に対する水溶性ポリマーの含有量の範囲は、使用される増ちょう剤の含有量によっても定義され得る。たとえば、水溶性ポリマーは、増ちょう剤としてウレア系化合物が含まれる場合には、増ちょう剤に対して10〜300質量%となるよう含まれることが好ましく、15〜150質量%以上となるよう含まれることがより好ましく、20〜100質量%以上となるよう含まれることがより好ましい。また、水溶性ポリマーは、増ちょう剤としてリチウム石けんが含まれる場合には、増ちょう剤に対して3〜200質量%となるよう含まれることが好ましく、5〜150質量%以上となるよう含まれることがより好ましく、10〜100質量%となるよう含まれることがより好ましい。さらに、水溶性ポリマーは、増ちょう剤としてリチウムコンプレックス石けんが含まれる場合には、増ちょう剤に対して20〜200質量%となるよう含まれることが好ましく、20〜150質量%以上となるよう含まれることがより好ましく、25〜100質量%以上となるよう含まれることがさらに好ましい。
また、増ちょう剤として、上記のウレア系化合物、リチウム石けん、およびリチウムコンプレックス石けんのうち複数が含有される場合には、水溶性ポリマーは、それぞれの増ちょう剤に対応する上記した含有量のうち、少ない方の含有量以上となるよう含有されればよい。一例を挙げると、グリース組成物は、増ちょう剤としてウレア系化合物およびリチウム石けんが含有される場合、水溶性ポリマーは、0.3質量%以上となるよう含有されていればよい。
本実施形態のグリース組成物は、水を含まないか、水の含有量が10質量%以下である。水の含有量は、グリース組成物中、10質量%以下であればよく、8質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましく、4質量%以下であることがさらに好ましく、3質量%以下であることが特に好ましい。水の含有量が10質量%を超える場合、グリース組成物は、粘度が低下し、グリース組成物としての性質が劣りやすい。
水と水溶性ポリマーの合計含有量は、グリース組成物中、20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましく、8質量%以下であることがさらに好ましく、6質量%以下であることが特に好ましい。
(スルホン酸塩)
本実施形態のグリース組成物は、たとえば防錆性能等を付与するために、スルホン酸塩が好適に配合され得る。スルホン酸塩は特に限定されない。一例を挙げると、スルホン酸塩は、スルホン酸アルカリ金属塩、スルホン酸アルカリ土類金属塩等のスルホン酸金属塩、スルホン酸アミン塩等である。スルホン酸塩は、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはアミンとスルホン酸とを反応させることにより調製し得る。スルホン酸塩を構成するアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が例示される。アルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム、バリウム等が例示される。これら中でも、金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、またはバリウム塩であることが好ましく、カルシウム塩であることがより好ましい。また、スルホン酸塩がアミン塩である場合、アミンは、モノアミン、ポリアミン、アルカノールアミン等が例示される。
スルホン酸は、一般に鉱油の潤滑油留分のアルキル芳香族化合物をスルホン化したものやホワイトオイル製造時に副生するいわゆるマホガニー酸等の石油スルホン酸、洗剤等の原料となるアルキルベンゼン製造プラントから副生するポリオレフィンをベンゼンにアルキル化することにより得られる、直鎖状や分岐鎖状のアルキル基を有するアルキルベンゼンをスルホン化したものや、ジノニルナフタレン等のアルキルナフタレンをスルホン化したもの等の合成スルホン酸等である。なかでも、石油スルホン酸、およびジノニルナフタレンスルホン酸が好ましい。
本実施形態のグリース組成物は、より優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示す観点から、スルホン酸塩の中でも、アミンスルホネート、カルシウムスルホネート、または、バリウムスルホネートを含むことが好ましく、カルシウムスルホネートを含むことがより好ましい。なお、スルホン酸塩は、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
スルホン酸塩のpHは、中性領域(7±1)であることが好ましい。本実施形態のグリース組成物は、このような中性領域のスルホン酸塩が含有されることにより、より優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示し、かつ、分散性および防錆性が優れる。
スルホン酸塩の塩基価は、20mgKOH/g以下であることが好ましく、10mgKOH/g以下であることがより好ましく、5mgKOH/g以下であることがさらに好ましい。スルホン酸塩は、塩基価が0mgKOH/gである中性塩であってもよい。本実施形態のグリース組成物は、塩基価が20mgKOH/g以下であるスルホン酸塩を含有することにより、より優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示し、かつ、分散性および防錆性が優れる。特に、グリース組成物は、塩基価が5mgKOH/g以下であるスルホン酸塩を含有することにより、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示し、かつ、分散性および防錆性が優れる。なお、本実施形態において、塩基価は、JIS K 2501「石油製品及び潤滑油−中和価試験方法」により算出し得る。
スルホン酸塩が含有される場合、スルホン酸塩の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、スルホン酸塩の含有量は、グリース組成物中、0.1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、スルホン酸塩の含有量は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。スルホン酸塩の含有量が上記範囲内である場合、得られるグリース組成物は、分散性、防錆性が高められるだけでなく、難燃性(自己消化性・非延焼性)が向上する。
本実施形態のグリース組成物のちょう度は、特に限定されない。ちょう度は、グリース組成物の用途に応じて適宜調整され得る。一例を挙げると、ちょう度は、No.000〜No.6までの9段階があり、1号品では310〜340、2号品では265〜295、0号では355〜385に調整され得る。なお、本実施形態において、ちょう度の値は、JIS K 2220 7により、25℃の環境下で、ちょう度計に取り付けた円錐をグリース組成物に落下させ、5秒間かけて進入した深さ(mm)を10倍した値である。
(任意成分)
本実施形態のグリース組成物は、本実施形態の効果が損なわれない範囲において、上記したスルホン酸塩以外の任意成分をさらに含有し得る。任意成分は、耐摩耗剤、酸化防止剤、極圧添加剤、防錆添加剤、ワックス、染料、色相安定剤、増粘剤、構造安定剤、金属不活性剤、酸化防止剤、粘度指数向上剤等が例示される。
耐摩耗剤が含有される場合、耐摩耗剤としては、メチレンビスジチオカーバメート、硫黄系耐摩耗剤、リン系耐摩耗剤等が例示される。耐摩耗剤は、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なお、本実施形態のグリース組成物は、耐摩耗剤が配合されない場合であっても、優れた耐摩耗性を発揮し得る。
リン系耐摩耗剤は、トリブチルフォスファイトおよびトリオレイルフォスファイト等を代表とするフォスファイト類;トリクレシジルフォスフェートおよびジラウリルアシッドフォスフェート等を代表とするフォスフェート類;リン酸ジブチルオクチルアミン塩およびリン酸ジラウリルオクチルアミン塩等を代表とするアミンフォスフェート類;トリフェニルフォスフォロチオネートおよびアルキレイテッドフォスフォロチオネート等を代表とするフォスフォロチオネート類;リン酸カルシウムを代表とする固体潤滑剤;およびジフェニルハイドロゲンフォスファイト等が例示される。
耐摩耗剤が含有される場合、耐摩耗剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、耐摩耗剤は、グリース組成物中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、耐摩耗剤は、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。耐摩耗剤の含有量が上記範囲内であることにより、得られるグリース組成物は、優れた耐摩耗性が付与され得る。
酸化防止剤が含有される場合、酸化防止剤としては、アミン系酸化防止剤等が例示される。アミン系酸化防止剤は、芳香族アミン化合物であることが好ましい。芳香族アミン化合物は、ジフェニルアミン、アルキル化ジフェニルアミン、フェノチアジン、N−フェニル−α−ナフチルアミン、p,p’−ジアミノジフェニルメタン、アルドール−α−ナフチルアミン、p−ドデシルフェニル−1−ナフチルアミン等が例示される。
酸化防止剤が含有される場合、酸化防止剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、酸化防止剤は、グリース組成物中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、酸化防止剤は、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。酸化防止剤の含有量が上記範囲内であることにより、得られるグリース組成物は、優れた酸化安定性が付与され得る。
極圧添加剤が含有される場合、極圧添加剤としては、モリブデンジチオカルバメート、モリブデンジチオフォスフェート、チオリン酸エステル、硫化油脂、ジベンジルスルフイド、ジブチルジスルフイド等が例示される。なかでも、硫化油脂が好ましい。極圧添加剤は、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
極圧添加剤が含有される場合、極圧添加剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、極圧添加剤は、グリース組成物中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、極圧添加剤は、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。極圧添加剤の含有量が上記範囲内であることにより、得られるグリース組成物は、優れた耐荷重性が付与され得る。
防錆添加剤が含有される場合、防錆添加剤は、亜硝酸ナトリウム等のような環境負荷物質でなければ特に限定されない。一例を挙げると、防錆添加剤は、カルボン酸、カルボン酸塩、エステル系防錆剤、アミン系防錆剤等である。防錆添加剤は、前記例示のものからいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
カルボン酸は、ステアリン酸等のモノカルボン酸や、アルキルコハク酸およびその誘導体、アルケニルコハク酸およびその誘導体、ナフテン酸、アビエチン酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。カルボン酸塩は、上記したカルボン酸の金属塩(カルシウム、バリウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、鉛等)が挙げられる。エステル系防錆剤は、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル、ペンタエリスリットモノオレエート、コハク酸ハーフエステル等のカルボン酸部分エステル等が挙げられる。アミン系防錆剤は、アルコキシフェニルアミン等のアミン誘導体や、二塩基性カルボン酸部分アミド等が挙げられる。
防錆添加剤が含有される場合、防錆添加剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、防錆添加剤は、グリース組成物中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、防錆添加剤の含有量は、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。防錆添加剤の含有量が上記範囲内である場合、優れた防錆性を付与するという利点がある。
ワックスが含有される場合、ワックスは特に限定されない。一例を挙げると、ワックスは、石油系ワックス、合成ワックス、天然樹脂ワックス等である。
ワックスが含有される場合、ワックスの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、ワックスは、グリース組成物中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、ワックスの含有量は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。ワックスの含有量が上記範囲内である場合、圧送性に影響を及ぼすことなく付着性を向上させるという利点がある。
以上、本実施形態のグリース組成物は、水を含んでいないか少量しか含んでいない。そのため、グリース組成物は、水を高配合することによる性能の低下(例えば、耐摩耗性、耐荷重性)や粘度の低下を生じない。また、グリース組成物は、上記した特定の増ちょう剤に加え、特定の水溶性ポリマーを併用していることにより、優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示す。
より具体的には、本実施形態のグリース組成物は、後述する難燃性試験1において、着火しないか、着火した場合であっても1分以内に自然消火し得る。また、グリース組成物は、難燃性試験1よりもグリース組成物の量が多く、かつ、より空気を取り込みやすい試験条件である難燃性試験2においても、着火しないか、着火した場合であっても5分未満で自然消火し得る。
本実施形態のグリース組成物は、減速機・増速機、ギヤ、チェーン、モーター等の動力伝達装置、走行系部品、ABS等の制御系部品、操舵系部品、変速機等の駆動系部品、パワーウィンドウモーター、パワーシートモーター、サンルーフモーター等の自動車補強部品、電子情報機器、携帯電話等のヒンジ部品、食品・薬品工業、鉄鋼、建設、ガラス工業、セメント工業、フィルムテンター等化学・ゴム・樹脂工業、環境・動力設備、製紙・印刷工業、木材工業、繊維・アパレル工業における各種部品や相対運動する機械部品等に広く適用可能であり、また、転がり軸受、スラスト軸受、動圧軸受、樹脂軸受、直動装置等の軸受等にも適用可能である。また、グリース組成物は、これら諸工業における製造設備等においても、好適に使用され得る。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、これら実施例に何ら限定されない。
本実施例では、以下の原料が使用された。
増ちょう剤1:リチウム石けん(12−ヒドロキシステアリン酸と水酸化リチウムとの反応によって形成されたリチウム石けん)
増ちょう剤2:脂肪族系ジウレア化合物(オクチルアミンとステアリルアミンの2種の脂肪族アミンと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートとの反応によって形成されたジウレア化合物)
増ちょう剤3:リチウムコンプレックス石けん(アゼライン酸と12−ヒドロキシステアリン酸と水酸化リチウムとの反応によって形成されたリチウムコンプレックス石けん)
基油1:昭和シェル石油(株)製のHVI−650(パラフィン系鉱物油、動粘度(40℃):480mm2/s)
基油2:昭和シェル石油(株)製のHVI−160B(パラフィン系鉱物油、動粘度(40℃):98mm2/s)
耐摩耗剤:ジアルキルジチオリン酸亜鉛
極圧添加剤:DIC(株)製のDAILUBE GS−110(硫化油脂)
防錆添加剤:東邦化学工業(株)製のPAS−80(ソルビタン脂肪酸エステル)
スルホン酸塩:(株)MORESCO製のスルホールCa−45N(カルシウムスルホネートを45質量%、油分を54質量%、水を1質量%以下含む 塩基価:0.26mgKOH/g)
水溶性ポリマー:三洋化成工業(株)製のニューポールV−22F(50質量%の多価アルコールアルキレンオキサイド(EO/PO共重合体)付加物と、50質量%の水を含む 動粘度(40℃):2000mm2/s)
(実施例1〜8および比較例1〜10)
表1に記載の処方に従い、グリース組成物を調製した。得られたグリース組成物について以下の評価を行った。評価結果を表1に示す。
<難燃性試験1>
るつぼ(容量:約30mL)に17gのグリース組成物を入れ、950℃に加熱した鋼球(鋼球径:19.05mm)を投入した。投入後の着火の有無、および、着火した場合に着火後から自然に消火するまでの時間を測定した。×は、消火に10分以上を要したことを示す。また、−は、未実施であることを示す。
<難燃性試験2>
スチール製金属容器(容量:約100mL)に80gのグリース組成物を入れ、950℃に加熱した鋼球(鋼球径:28.575mm)を投入した。投入後の着火の有無、および、着火した場合に着火後から自然に消火するまでの時間を測定した。×は、消火に10分以上を要したことを示す。また、−は、未実施であることを示す。
<高速四球試験>
ASTM D2596に従い、グリース組成物の融着荷重(N)を下記の試験条件で測定した。融着荷重の値が大きいほど、耐焼付き性が優れていることを示す。
回転数:1770min-1
試験温度:室温(25℃)
試験時間:10秒
Figure 2018154818
表1に示されるように、増ちょう剤の種類ごとに、所定量の水溶性ポリマーを配合した実施例1〜9のグリース組成物は、いずれも優れた難燃性(自己消火性・非延焼性)を示した。また、これらは、高速四球試験の結果から、グリース組成物としての性質が損なわれていなかった。一方、水溶性ポリマーを含んでいないか、増ちょう剤に対して所定量となるよう含まれていない比較例1〜3および比較例5〜10のグリース組成物は、引火後に消火されなかった。また、比較例4は、水の含有量が10質量%を超えていたため、高速四球試験の結果が悪く、グリース組成物としての性質が損なわれていた。

Claims (5)

  1. 基油と、増ちょう剤と、水溶性ポリマーとを含み、水を含まないか、水の含有量がグリース組成物中10質量%以下であるグリース組成物であって、
    前記増ちょう剤は、ウレア系化合物、リチウム石けん、または、リチウムコンプレックス石けんを含み、
    前記水溶性ポリマーは、
    ポリアルキレングリコールを含み、かつ、
    前記増ちょう剤がウレア系化合物を含む場合にはグリース組成物中0.6質量%以上含まれ、リチウム石けんを含む場合には0.3質量%以上含まれ、リチウムコンプレックス石けんを含む場合には1.6質量%以上含まれる、グリース組成物。
  2. 前記ポリアルキレングリコールは、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合体である、請求項1記載のグリース組成物。
  3. スルホン酸塩をさらに含む、請求項1または2記載のグリース組成物。
  4. 水を含まないか、水の含有量がグリース組成物中4質量%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のグリース組成物。
  5. 水と水溶性ポリマーの合計含有量がグリース組成物中8質量%以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のグリース組成物。
JP2018030143A 2017-03-16 2018-02-22 グリース組成物 Active JP6899788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051403 2017-03-16
JP2017051403 2017-03-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018154818A true JP2018154818A (ja) 2018-10-04
JP6899788B2 JP6899788B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=63717175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018030143A Active JP6899788B2 (ja) 2017-03-16 2018-02-22 グリース組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6899788B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147546A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社スリーボンド 塗料組成物、塗膜、被着体および塗膜剥離方法
CN114302942A (zh) * 2019-08-30 2022-04-08 日本润滑脂株式会社 钢丝绳

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146376A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Daizo:Kk グリース組成物
JP2003165989A (ja) * 2001-10-24 2003-06-10 Trw Fahrwerksysteme Gmbh & Co Kg 潤滑グリース組成物
JP2004059863A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk グリース組成物
JP2007002152A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk グリース組成物
JP2008274091A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk 耐火性グリース組成物
JP2010018648A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Nippon Koyu Ltd 難燃性グリース組成物及びその貯蔵方法
JP2011522109A (ja) * 2008-06-02 2011-07-28 カストロール・リミテッド 耐火性潤滑グリース組成物
JP2011529974A (ja) * 2008-08-01 2011-12-15 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 潤滑性グリース組成物
JP2012509951A (ja) * 2008-11-24 2012-04-26 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 潤滑グリース組成物
JP2012180406A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Kyodo Yushi Co Ltd 難燃性グリース組成物
WO2013183676A1 (ja) * 2012-06-05 2013-12-12 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 グリース組成物

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146376A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Daizo:Kk グリース組成物
JP2003165989A (ja) * 2001-10-24 2003-06-10 Trw Fahrwerksysteme Gmbh & Co Kg 潤滑グリース組成物
JP2004059863A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk グリース組成物
JP2007002152A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk グリース組成物
JP2008274091A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk 耐火性グリース組成物
JP2011522109A (ja) * 2008-06-02 2011-07-28 カストロール・リミテッド 耐火性潤滑グリース組成物
JP2010018648A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Nippon Koyu Ltd 難燃性グリース組成物及びその貯蔵方法
JP2011529974A (ja) * 2008-08-01 2011-12-15 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 潤滑性グリース組成物
JP2012509951A (ja) * 2008-11-24 2012-04-26 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 潤滑グリース組成物
JP2012180406A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Kyodo Yushi Co Ltd 難燃性グリース組成物
WO2013183676A1 (ja) * 2012-06-05 2013-12-12 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 グリース組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114302942A (zh) * 2019-08-30 2022-04-08 日本润滑脂株式会社 钢丝绳
JP2021147546A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社スリーボンド 塗料組成物、塗膜、被着体および塗膜剥離方法
JP7356034B2 (ja) 2020-03-19 2023-10-04 株式会社スリーボンド 塗料組成物、塗膜、被着体および塗膜剥離方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6899788B2 (ja) 2021-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5462451B2 (ja) 潤滑剤組成物
JP5411454B2 (ja) 潤滑剤組成物
US8242065B2 (en) Grease composition
JP6546727B2 (ja) グリース組成物
WO2013183676A1 (ja) グリース組成物
JP2010037530A (ja) 樹脂潤滑用グリース組成物
CN109477018B (zh) 混合润滑脂
WO2014077090A1 (ja) グリース組成物
JP5738712B2 (ja) グリース組成物
WO2020105702A1 (ja) 円すいころ軸受用グリース組成物
WO2013079559A1 (en) Grease composition
JP2011037975A (ja) グリース組成物及び機械部品
JP2014084442A (ja) グリース組成物
JP2007070461A (ja) 耐水性グリース組成物
JP6899788B2 (ja) グリース組成物
JP2013023644A (ja) グリース組成物
JP6269122B2 (ja) 潤滑グリース組成物
JP5620080B2 (ja) グリース組成物の耐荷重性向上剤及び向上方法
JP2009029876A (ja) グリース組成物及び転がり軸受
JP6229522B2 (ja) 潤滑グリース組成物
Silverstein et al. Additives for grease applications
JP5462543B2 (ja) 潤滑剤組成物
WO2016021641A1 (ja) グリース組成物
JP5486246B2 (ja) 潤滑剤組成物
JP2009286951A (ja) 潤滑剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6899788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150