JP2018154663A - 蓄熱シート - Google Patents

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Tatsuo Nagai
龍夫 永井
荻野 明人
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Abstract

【課題】各種センサー等の電子機器等の発熱体による温度上昇を抑制するためのマクロカプセルを含む蓄熱シートの提供。
【解決手段】下記式で表される脂肪酸エステルから成る蓄熱材を内包したマイクロカプセルと、該マイクロカプセル外に、無機粒子として二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムから選択される少なくとも1種、又は無機バインダーとしてケイ酸塩及びホウ酸塩から選択される少なくとも1種を含有するマイクロカプセル層を有する蓄熱シート。前記蓄熱シートをセンサー等の電子機器等の発熱体に接触させ又は貼付する、若しくは蓄熱シートのマイクロカプセル層を有さない面上にセンサー回路等の電子機器等の発熱体を設けることで、この発熱体による温度上昇を抑制することができる蓄熱シートの使用方法。[R−COO−R](RはC7〜8の直鎖/分岐の飽和/不飽和の炭化水素基;RはC1〜4の直鎖/分岐の飽和/不飽和炭化水素基)
【選択図】なし

Description

本発明は、発熱体による温度上昇を抑制するためのマクロカプセルを含む蓄熱シートに関する。
近年、物にセンサーを組み込み、その状態や挙動の情報を集計、人工知能(AI)により統計処理を行い、その後の動作を選択する技術(IoT)が開発されている。この技術は、例えば、自動車の自動運転、農作物の収穫時期の決定、育児や介護における育児者、介護者の作業軽減など幅広い分野での利用が期待されている。組み込まれるセンサーには、温度センサー、湿度センサー、加速度センサー、人感センサーなど様々な種類があり、シートにセンサー回路を設け、対象物に組み込まれる。しかしながら、これらのセンサーは情報の採取や送受信の際にジュール熱により発熱するため、使用時にセンサーの温度が上昇し、情報の送受信において精度が低下する可能性がある。
このようにセンサー周辺の発熱による温度の上昇を抑制し、その温度をほぼ一定に保つために、パラフィンを含むシートやパラフィン等を内包するマクロカプセルを含むシートが考案されている(特許文献1、2等)。
一方、蓄熱のために様々な脂肪酸エステルや水溶性蓄熱材を内包するマクロカプセルが考案されている(特許文献3〜5等)。
特開2014−125626 特開2016−089065 特開2010−235709 特開2009−108167 特開2004−256578
そこで、本発明は、各種センサー等の電子機器等の発熱体による温度上昇を抑制するためのマクロカプセルを含む蓄熱シートを提供することを目的とする。
この蓄熱シートを各種センサー等の電子機器等の発熱体に接触させ又は貼付する、又は蓄熱シートにセンサー回路等の電子機器等の発熱体を設けることにより、これら電子機器等の温度上昇を効果的に抑制し、これら電子機器等を安定して機能させることができる。
本発明における蓄熱とは、単に熱を溜めることではなく、保熱性と放熱性をバランスよく保つことにより、発熱体による温度上昇を抑制することをいう。
また、本発明の蓄熱シートの使用温度として、10〜40℃を想定している。
本発明者らは、芯物質として特定の脂肪酸エステルから成る蓄熱材を内包したマイクロカプセルと、該マイクロカプセル外に、無機粒子として二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムから選択される少なくとも1種、又は無機バインダーとしてケイ酸塩及びホウ酸塩から選択される少なくとも1種を含有するマイクロカプセル層を有する蓄熱シートを各種センサー等の電子機器等の発熱体に接触させ又は貼付する、又は蓄熱シートにセンサー回路等の電子機器等の発熱体を設けることで、これら発熱体による温度上昇を抑制することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、芯物質として下式
[R−COO−R
(式中、Rは炭素数7〜18の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和炭化水素基を示し、Rは炭素数1〜4の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和炭化水素基を表す。)で表される脂肪酸エステルを含有するマイクロカプセルと、該マイクロカプセル外に無機粒子及び無機バインダーから選択される少なくとも1種とを含有するマイクロカプセル層を有し、該マイクロカプセル層の含水量が15重量%以下である蓄熱シートである。
また本発明は、この蓄熱シートのマイクロカプセル層が更に粘着剤を含有する蓄熱シートである。
また本発明は、この蓄熱シートのマイクロカプセル層上に粘着剤層を設けた蓄熱シートである。
また本発明は、この蓄熱シートの基材のマイクロカプセル層を有する面とは反対の面に粘着剤層を設けた蓄熱シートである。
また本発明は、この蓄熱シートのマイクロカプセル層を有する面とは反対の面に発熱体を有する蓄熱シートである。この発熱体はセンサー回路等の電子機器等であってもよく、用途に応じて当該技術分野で用いられているものを適宜設ければよい。
[芯物質]
本発明の蓄熱シートは、芯物質として特定構造の脂肪酸エステルを含有するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル層を有する。
このマイクロカプセルは、芯物質として少なくとも一種の脂肪酸エステルを含有し、この脂肪酸エステルは、下式で表される。
[R−COO−R
式中、Rは、炭素数が7〜18、好ましくは13〜18、より好ましくは15〜17、の直鎖又は分岐の、好ましくは直鎖の、飽和又は不飽和の、好ましくは飽和の炭化水素基を表す。
は、炭素数が1〜4、好ましくは1〜2、より好ましくは1、の直鎖又は分岐の、好ましくは直鎖の、飽和又は不飽和の、好ましくは飽和の炭化水素基を表す。
このような脂肪酸エステルとしては、例えば、ラウリン酸メチル(融点:5℃)、ミリスチン酸メチル(同18℃)、ミリスチン酸エチル(同12℃)、パルミチン酸メチル(同32℃)、パルミチン酸エチル(同25℃)、ステアリン酸メチル(同39℃)、ステアリン酸エチル(同36℃)、ステアリン酸ブチル(同20℃)などが挙げられる。
脂肪酸エステルは、単独で又は2種以上を混合して使用してもよい。
この蓄熱シートは、芯物質として更に炭酸プロピレンを含有してもよい。炭酸プロピレンは、後述する芳香族イソシアネートの溶解性を高める効果がある。炭酸プロピレンを含有する場合は、芯物質中の炭酸プロピレンの含有量(固形分)は、芯物質全体を100重量部として5〜15重量部が好ましい。炭酸プロピレンのこの含有量が5重量部未満では芳香族イソシアネートの溶解性を高める効果が十分ではなく、15重量部を超えると蓄熱性能(保熱性)が低下する可能性がある。なお炭酸プロピレンは下式で示される。
Figure 2018154663
[壁膜]
本発明のマイクロカプセルは、芯物質が相変化を繰り返すため、壊れにくいことと内容物が溶出しない緻密性が求められる。そのため、本発明のマイクロカプセルの壁膜は、膜の緻密性と強度の観点から、多価イソシアネートと多価アルコール(即ち、水酸基を複数個持つ物質)が縮重合して生成するポリウレタン若しくは多価イソシアネートと多価アミン(即ち、アミノ基を複数個持つ物質)が縮重合して生成するポリウレア又はこれらの混合物が好ましい。緻密で内容物が溶出しにくいこと、膜剤の配合量を増減することで、壁膜の厚さをコントロールしやすく、所望の強度が得られやすいことから、特に、ポリウレタンの壁膜がこの用途に適していると考えられる。
[イソシアネート]
本発明では、緻密な壁膜を得るため、多価イソシアネートは、好ましくは脂肪族多価イソシアネート及び/又は芳香族多価イソシアネートであり、より好ましくは(i)脂肪族多価イソシアネート又は(ii)脂肪族多価イソシアネート及び芳香族多価イソシアネートの混合物であり、更に好ましくは脂肪族多価イソシアネート及び芳香族多価イソシアネートの混合物である。
多価イソシアネートとして脂肪族多価イソシアネート及び芳香族多価イソシアネートを併用した場合には、十分な壁膜の強度が得られるだけの溶解性を得ることと、多価イソシアネートと多価アルコールの反応性を調整することが、特に容易となるとものと推定される。
脂肪族多価イソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアネートシクロヘキシル)メタン、イソホロンジイソシアネートなどが例示できる。また、芳香族多価イソシアネートとしては、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4'−ジイソシアネートなどが例示できる。これらのポリマーであるイソシアヌレート体、ビウレット体等も使用可能である。
本発明では、脂肪族多価イソシアネートとしてはヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体が好ましく、芳香族多価イソシアネートとしてはジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネートが好ましく、ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体とジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネートを併用することがより好ましい。
脂肪族多価イソシアネートと芳香族多価イソシアネートの含有量が、芯物質100重量部に対して脂肪族多価イソシアネートと芳香族多価イソシアネートの合計で10〜30重量部であると、緻密な壁膜を有し蓄熱性(保熱性)に優れたマイクロカプセルが容易に得られるため好ましい。また、脂肪族多価イソシアネートと芳香族多価イソシアネートの配合比率(脂肪族多価イソシアネート:芳香族多価イソシアネート)は重量比で、好ましくは1:0〜1、より好ましくは1:0〜0.4である。
[多価アルコール]
多価アルコールとしては、アラビアゴム、カルボキシセルロース、でんぷん、ポリビニルアルコール、エチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、アクリル系共重合体、スチレンスルホン酸系共重合体などが例示できる。本発明では、イソシアネートと反応する水酸基の分子内比率が高く、壁膜の形成が容易であるため、ポリビニルアルコールが好ましい。
ポリビニルアルコールとしては、完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシル基、カルボニル基、アセチルアセトン基などで変性した変性ポリビニルアルコールなどが例示できる。
本発明では、厚さが均一な壁膜が容易に得られるため、部分ケン化ポリビニルアルコールが好ましい。また、ポリビニルアルコールの重合度は1200以下であることが好ましく、200〜1200であることがより好ましい。特に好ましくは、重合度が200〜1200である部分ケン化ポリビニルアルコールである。
[多価アミン]
多価アミンとしては、脂肪族ポリアミン、芳香族ポリアミンなどが挙げられる。
脂肪族ポリアミンとしては、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ジアミノブタン、ヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジアミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、4−アミノメチルオクタメチレンジアミン、3,3′−イミノビス(プロピルアミン)、3,3′−メチルイミノビス(プロピルアミン)、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、ビス(3−アミノプロピル)エーテル、トリス(2−アミノエチル)アミン、1,2−ビス(3−アミノプロピルオキシ)エタン、メンセンジアミン、イソホロンジアミン、ビス(アミノメチル)ノルボルナン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等が挙げられる。
芳香族ポリアミンとしては、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノジフェニルエーテル、2,4−(又はm−、o−)トリレンジアミン、m−アミノベンジルアミン、ベンジジン、ビス(3,4−ジアミノフェニル)スルホン、ジアミノナフタレンなどが挙げられる。
[マイクロカプセルの作製方法]
本発明のマイクロカプセルは、コアセルベーション法、in-Situ法、界面重合法など公知の方法を用いて作成することができるが、芯物質に多価イソシアネートを含有させ、水性溶媒に多価アルコール及び/又は多価アミンを含有させ、両者を乳化混合してO/W型エマルジョンとした後に、芯物質の周囲でポリウレタン及び/又はポリウレアの膜を形成させる界面重合法により壁膜を形成することが好ましい。特に界面重合法により形成させたポリウレタンの壁膜は、ポリウレアの壁膜や他の方法により形成させたポリウレタンの壁膜より緻密性が高く、芯物質の漏出が抑制されるため好ましい。
なお、界面重合時の多価イソシアネートと多価アルコールの配合比率は、NCO:OHのモル比が好ましくは1:1〜2、より好ましくは1:1〜1.5である。
また、多価イソシアネートと多価アルコールから形成されるポリウレタンと芯物質との重量比(ポリウレタン:芯物質)は、好ましくは1:1.5〜9、より好ましくは1:2.3〜4である。
[マイクロカプセルの平均粒子径]
本発明のマイクロカプセルの平均粒子径は、適宜調整可能であり特に制限はないが、レーザー光散乱法で測定した体積50%平均粒子径(以下、「D50」ともいう。)が5.0〜30.0μmであることが好ましい。D50が5.0μm未満であると、マイクロカプセル中において壁膜が占める割合が相対的に増加し、内包する芯物質が相対的に減少するため、十分な蓄熱性(保熱性)が得られないことがある。また、D50が30.0μmを超えると、壁膜の厚さと緻密性が低下して、芯物質の漏出が十分に抑制されないことがある。
なお、レーザー光散乱法によるD50の測定は、MALVERN社製MASTER SIZER Sなどを使用して行うことが可能である。
[蓄熱シート]
本発明の蓄熱シートは、上記マイクロカプセルを含有するマイクロカプセル層を有する。このマイクロカプセル層は、更に、マイクロカプセル外に無機粒子及び無機バインダーから選択される少なくとも1種を含有する。これら無機物質は熱電導性が高いため、放熱性を高める働きがあると推定される。
この無機粒子は二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムから選択される少なくとも1種である。
この無機バインダーは、ケイ酸塩及びホウ酸塩から選択される少なくとも1種である。
ケイ酸塩の具体例としてはナトリウム塩(NaSiO)、マグネシウム塩(MgSiO)、カリウム塩(KSiO)等、ホウ酸塩の具体例としてはナトリウム塩(NaBO、NaHBO、NaHBO)、バリウム塩(BaB)、硼砂(Naの10水和物)等が例示できる。
マイクロカプセル層中のマイクロカプセルの含有量(固形分)は、マイクロカプセル層100重量部に対して、好ましくは30〜70重量部、より好ましくは45〜65重量部である。
マイクロカプセル層中の無機粒子の含有量(固形分)は、マイクロカプセル層100重量部に対して、好ましくは30〜55重量部、より好ましくは35〜50重量部である。
マイクロカプセル層中の無機バインダーの含有量(固形分)は、マイクロカプセル層100重量部に対して、好ましくは30〜55重量部、より好ましくは35〜50重量部である。
また、マイクロカプセルの脱落や破壊を防止するため、マイクロカプセル層に、必要に応じて、更に有機バインダー、ステー剤、増粘剤、その他の添加剤を含んでもよい。これらは要求品質に応じて併用してもよい。また、蓄熱シートを対象物に貼付して用いる場合には、有機バインダーの代わりに粘着剤を使用してもよい。
これらの有機バインダー、ステー剤、その他の添加剤は、水、アルコール、ケトン類、エステル類、炭化水素などの溶剤に溶かして使用するほか、水又は他の媒体中に乳化又はペースト状に分散した状態で使用してもよい。
この有機バインダーとしては、完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ブチラール変性ポリビニルアルコール、オレフィン変性ポリビニルアルコール、ニトリル変性ポリビニルアルコール、ピロリドン変性ポリビニルアルコール、シリコーン変性ポリビニルアルコール、その他の変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体並びにエチルセルロース、アセチルセルロースのようなセルロース誘導体、カゼイン、アラビヤゴム、酸化澱粉、エーテル化澱粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱粉、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチラール、ポリスチロース及びそれらの共重合体、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂などを例示することができる。
マイクロカプセル層中の有機バインダーの配合量(固形分)は、マイクロカプセル層100重量部に対して、10〜30重量部であることが好ましく、15〜25重量部であることがより好ましい。10重量部未満では所望の結着性能が発現しない可能性があり、30重量部を超えると有機バインダーは一般に熱伝導性が低いため、放熱性を低下させる可能性がある。
このステー剤としては、例えば、澱粉粒、セルロース繊維、天然高分子の微粒子などが挙げられる。
以上の材料を混合して塗工液とし、この塗工液を基材上に塗工してマイクロカプセル層を形成する。この基材は、特に制限はなく、フィルム、紙、不織布などシート状であれば如何なる物でも使用できる。例えば、裏面にセンサー回路等の電子機器等を設ける場合は、平滑性が高く、伸縮性の少ないプラスチックフィルムが好ましく、PETフィルム、PENフィルム、ポリオレフィンフィルムが望ましい。また、焼結加工が必要な場合は、耐熱性の高いポリイミドフィルムなどが望ましい。
本発明において、基材上にマイクロカプセル層を形成する手段は、特に限定されるものではなく、本技術分野の周知慣用技術を適宜利用することができる。
また、上記塗工液を塗工するための塗工装置としては、一般的な塗工装置であるロッドブレードコーター、ベントブレードコーター、ベベルブレードコーター、バーブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター、ダイコーター、カーテンダイコーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、スプレーコーター、サイズプレス等の各種装置を、オンマシン又はオフマシンで適宜使用することができる。
本発明においてこれらの塗工装置を使用する場合は、エアーナイフコーター、カーテンコーター、カーテンダイコーターを使用して塗工液を塗工すると、ロッドブレードコーター等の、ブレード等を押し付けて塗工液を掻き取る塗工装置を使用して塗工するよりも、塗工時に塗工液中のマイクロカプセルが破壊されにくいため好ましい。
塗工後、塗工物を乾燥させて、マイクロカプセル層の含水量を15重量%以下、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下として、蓄熱シートを得る。
マイクロカプセル層の塗工量(含水量が上記規定のもの)は、所望する蓄熱シートの蓄熱性(保熱性)等に応じて適宜選択可能であり特に制限されないが、支持体の片面あたり、好ましくは固形分で10〜50g/m、より好ましくは15〜40g/mである。10g/m未満では、十分な蓄熱性(保熱性)が得られないことがあると共に、マイクロカプセルが塗工層から突出しやすくなるため、圧や摩擦による破壊が生じやすくなる。また、50g/mを超えると、マイクロカプセルがマイクロカプセル層に埋もれてしまい、放熱性が低下する可能性がある。
本発明の蓄熱シートを対象物に貼付して用いる場合は、蓄熱シートに粘着剤を含有する粘着層を設けてもよい。粘着層は、マイクロカプセル層上又は蓄熱シートの裏面(基材のマイクロカプセル層を有する面とは反対の面)に設けてもよい。
粘着剤は、塗工後に粘着性を有する材料であれば特に制限はないが、マイクロカプセル層の有機バインダーの代わりに用いる場合、マイクロカプセル層の上に粘着層を設ける場合、及び、紙、不織布など浸透性の高い基材上に用いる場合は、粘着層用塗工液が含有する溶剤によるマイクロカプセルの浸食を回避するため、水溶性又は無溶剤の粘着剤が好ましい。粘着剤として、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコン系粘着剤、ゴム系粘着剤などが挙げられる。
粘着層の塗工量は、使用する粘着剤と所望する粘着力に応じて適宜選択可能であり特に制限されないが、一般的には3〜50g/m程度である。
また、本発明の蓄熱シートのマイクロカプセル層を有する面とは反対の面にセンサー回路等の電子機器等の発熱体を設けてもよい。このセンサー回路等の電子機器等の発熱体は、蓄熱シートの上又はその内部に埋め込まれてもよい。センサー回路等の電子機器等の発熱体はその目的により適宜構成すればよく、このセンサー等が機能することにより発熱が生じても、本発明の蓄熱シートにより温度上昇を抑制することができる。
以下、実施例にて本発明を例証するが本発明を限定することを意図するものではない。なお、実施例や比較例で用いる部及び%は、特記しない限り重量部及び重量%を表す。
[実施例1]
[マイクロカプセルスラリーの調製]
炭酸プロピレン10部をビーカーに入れ、これに、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(東ソー株式会社製、芳香族多価イソシアネート、商品名:ミリオネートMR−300)2.4部及びイソシアヌレート基含有ポリイソシアネート(DIC株式会社製、脂肪族多価イソシアネート、商品名:DN902S)4.8部を加えて溶解した。別途、ミリスチン酸メチル(和光純薬工業株式会社製)90部をビーカーに入れ、30℃に加温して溶解した。次いで、上記炭酸プロピレンと芳香族多価イソシアネート、脂肪族多価イソシアネートの混合溶解液をこのミリスチン酸メチルの溶解液に加えて、30℃に加温しながら均一になるまで十分に撹拌した。
得られた溶液を、30℃に加温した部分ケン化型ポリビニルアルコール水溶液(株式会社クラレ製、商品名:PVA205、重合度500、固形分5%)260部中に混合し、撹拌機を使用して乳化分散を行った。得られたエマルジョンは、D50が15.0μmのO/W型エマルジョンであった。このO/W型エマルジョンを50℃に加温したウオーターバス中で撹拌しながら30分間壁膜の形成反応を行い、更に80℃に加温したウオーターバス中で撹拌しながら60分間壁膜の形成反応を続けた後、常温まで冷却し、濃度調整のため水を添加した。その結果、固形分25%のマイクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリー中のマイクロカプセルのD50は17.0μmであった。
[蓄熱シート]
得られたマイクロカプセルスラリー100部に、二酸化ケイ素(水澤化学工業株式会社製、商品名:ミズカシルE743)の水分散液(固形分25%)100部、SBラテックス(日本ゼオン株式会社製、商品名:ニポールST5526、固形分48%)20部を混合し、マイクロカプセル層用塗工液を得た。
PETフィルム(東洋紡株式会社製、商品名:A4300、厚さ38μm)の片面上に、上記塗工液を乾燥後の塗工量が10g/mとなるように塗工し、80℃に保った送風乾燥機で3分間乾燥してマイクロカプセル層を形成し、23℃、50%RHの環境下で24時間静置して蓄熱シートを得た。
[実施例2]
実施例1のマイクロカプセル層の乾燥後の塗工量が20g/mとなるように塗工した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[実施例3]
実施例1のミリスチン酸メチル90部をステアリン酸ブチル90部に変更した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[実施例4]
実施例1の二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)100部を酸化アルミニウム(昭和電工株式会社製、商品名:ハイジライトH−32)の水分散液(固形分25%)100部に変更した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[実施例5]
実施例1の二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)100部を硼砂(和光純薬工業株式会社製)25部に変更し、水75部を添加した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[実施例6]
実施例1の二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)100部を珪酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)25部に変更し、水75部を添加した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[実施例7]
実施例1の二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)100部を二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)50部及び珪酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)12.5部に変更し、水37.5部を添加した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[比較例1]
PETフィルム(東洋紡株式会社製、商品名:A4300、厚さ38μm)の片面上に、SBラテックス(日本ゼオン株式会社製、商品名:ニポールST5526、固形分48%)を乾燥後の塗工量が10g/mとなるように塗工し、80℃に保った送風乾燥機で5分間乾燥して塗工層を形成し、23℃、50%RHの環境下で24時間静置して塗工シートを得た。
[比較例2]
実施例1の二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)100部を0部に、SBラテックス20部を40部に、それぞれ変更し、水20部を添加した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[比較例3]
実施例1のミリスチン酸メチル90部をミリスチン酸ミリスチル90部に変更した以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
[比較例4]
実施例1の二酸化ケイ素の水分散液(固形分25%)100部を超微粒二酸化ケイ素(日本アエロジル株式会社製、商品名:アエロジル300)の水分散液(固形分25%)100部とした以外は実施例1と同様にして蓄熱シートを得た。
上記実施例及び比較例で作製した蓄熱シート又は塗工シートについて、下記評価を行った。
[含水量]
蓄熱シート又は塗工シートを105℃で10分間加熱処理して、下式に従い加熱前後の重量差から算出した。
含水量(%)={(加熱処理前の重量(g/m))−(加熱処理後の重量(g/m))}/(加熱処理前の重量(g/m))×100
[蓄熱性]
蓄熱シートのマイクロカプセル層上(比較例1は塗工層上)にニクロム線(直径0.3mm、長さ10cm)を貼り付け、電圧3.0Vで通電した。通電開始から1分後及び5分後のニクロム線の表面温度(℃)を測定して、蓄熱性を評価した。
[ブロッキング]
2枚の蓄熱シートのマイクロカプセル層(比較例1は塗工層)の塗工面と非塗工面が接するように重ね、100gf/cmの荷重を掛けて、温度40℃、相対湿度80%の環境下で24時間処理した。この処理後に非塗工面に転移したマイクロカプセル層を目視で観察した。
○:非塗工面にマイクロカプセル層の転移がない。
×:非塗工面にマイクロカプセル層が転移している。
評価結果を表1に示す。
Figure 2018154663
表1から、実施例1〜7のシートは電流を流した時(即ち、発熱時)の温度上昇が抑制されることがわかる。また、圧力によるブロッキングが発生せず、マイクロカプセル層が十分な強度を有することがわかる。

Claims (10)

  1. 芯物質として下式
    [R−COO−R
    (式中、Rは炭素数7〜18の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和炭化水素基を示し、Rは炭素数1〜4の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和炭化水素基を表す。)で表される脂肪酸エステルを含有するマイクロカプセルと、該マイクロカプセル外に無機粒子及び無機バインダーから選択される少なくとも1種とを含有するマイクロカプセル層を有し、該マイクロカプセル層の含水量が15重量%以下である蓄熱シート。
  2. 前記無機粒子が二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムから選択される少なくとも1種である請求項1に記載の蓄熱シート。
  3. 前記無機バインダーが、ケイ酸塩及びホウ酸塩から選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の蓄熱シート。
  4. 前記マイクロカプセルの壁膜がポリウレタン又はポリウレアである請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄熱シート。
  5. 前記マイクロカプセルの壁膜がポリウレタンであって、該ポリウレタンが、芳香族多価イソシアネート及び脂肪族多価イソシアネートから成る多価イソシアネートと多価アルコールとから生成した請求項4に記載の蓄熱シート。
  6. 前記マイクロカプセルが芯物質として更に炭酸プロピレンを含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄熱シート。
  7. 前記マイクロカプセル層が更に粘着剤を含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓄熱シート。
  8. 前記マイクロカプセル層上に粘着剤層を設けた請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓄熱シート。
  9. 前記蓄熱シートのマイクロカプセル層を有する面とは反対の面に粘着剤層を設けた請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓄熱シート。
  10. 前記蓄熱シートのマイクロカプセル層を有する面とは反対の面に発熱体を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓄熱シート。
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