JP2018154360A - 薄葉紙収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】最後まで薄葉紙を取り出し易くすることができる薄葉紙収納箱を提供する。【解決手段】薄葉紙収納箱10Aは、複数のワイプを収納する薄葉紙収納箱であって、薄葉紙収納箱10Aの形状は、上面部11a、下面部11b、および四つの側面部11c〜11fからなる六面体であり、薄葉紙収納箱10Aの内部には、薄葉紙収納箱10A内を上下の空間に区画する仕切り板12Aが1つ以上設けられ、上面部11aおよび下面部11bと、四つの側面部11c〜11fのうちの一つ以上の側面部とにワイプの取出口13a〜13dが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、薄葉紙収納箱に関する。
ワイプ、ペーパータオル、ティシュペーパー、トイレットペーパー、またはキッチンペーパーなどの薄葉紙は、一般に、薄葉紙収納箱に収納して使用されている。
薄葉紙を取り出す取出口は、例えば、薄葉紙収納箱の上面部に設けられており、使用前の段階では、取出口には破断用切目線に沿った蓋部によって覆われている。薄葉紙収納箱内の薄葉紙は、一般に、複数回折り畳まれた状態で収納されており、薄葉紙の折り返し片の縁が上下に隣接する薄葉紙の折り返し片の内面に位置するようにして、複数の薄葉紙は互い違いに重なり合いながら積層されている。そして、使用時には、蓋部を破断用切目線に沿って切り離すことで取出口が形成され、取出口から薄葉紙収納箱内の薄葉紙が順次取出されて使用されている(例えば、特許文献1参照)。このとき、次に引き出される薄葉紙は、取り出される薄葉紙に引きずられて、取出口から一部露出するか、取出口13aの内側の近くにある。
特開平10−175684号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、取出口が上面部に設けられている薄葉紙収納箱では、薄葉紙収納箱内の薄葉紙が少なくなると、薄葉紙を取出口から取り出しても、次に引き出される薄葉紙は、薄葉紙収納箱内に残っている薄葉紙の束の上面により、その自重の一部が支えられなくなって、自重により薄葉紙収納箱内の底面部の方に落ち込んでしまう。そのため、薄葉紙を取り出す際には、薄葉紙収納箱内の底面部の方にまで手を入れる必要がある。また、複数の薄葉紙が互い違いに重なり合わせずに積層して収納されている場合でも、薄葉紙収納箱内の薄葉紙が少なくなると、薄葉紙を取り出す際には、薄葉紙収納箱内の底面部の方にまで手を入れる必要がある。よって、薄葉紙収納箱内の薄葉紙が少なくなるほど、薄葉紙収納箱から薄葉紙が取り出し難くなる傾向がある。
特に、掃除などに使用されるワイプは、業務用として使用される場合が多い。こうした用途に使用される薄葉紙収納箱は、多数(例えば、150枚程度)のワイプを収納できるように、高さが、例えば、200〜350mm程度の大型のものが多い。そのため、薄葉紙収納箱内のワイプが少なくなると、さらに薄葉紙収納箱内のワイプは取り出し難くなる。
本発明の一態様は、最後まで薄葉紙を取り出し易くすることができる薄葉紙収納箱を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による薄葉紙収納箱は、複数の薄葉紙を収納する薄葉紙収納箱であって、前記薄葉紙収納箱の形状は、上面部、下面部、および四つの側面部からなる六面体であり、前記薄葉紙収納箱の内部には、前記薄葉紙収納箱内を上下の空間に区画する仕切り板が1つ以上設けられ、前記上面部および下面部と、前記四つの側面部のうちの一つ以上の側面部とに前記薄葉紙の取出口が設けられている。
第1の態様によれば、薄葉紙収納箱内に仕切り板を一つ以上設けている。これにより、薄葉紙収納箱内の空間を上下方向に複数の空間に区画することができるため、薄葉紙を収納する空間を上下方向に複数形成することができる。また、薄葉紙収納箱の上面部、下面部、および一つ以上の側面部に薄葉紙の取出口を設けている。これにより、例えば、薄葉紙収納箱内の上側の空間内の薄葉紙が少なくなり、上面部の取出口から薄葉紙が取出し難くなったら、側面部の取出口から薄葉紙を取り出す。そして、上側の空間内の薄葉紙がなくなったら、薄葉紙収納箱の下面部が上向きとなるように薄葉紙収納箱を反転させて、反転により上面になった下面部の取出口から薄葉紙を取り出す。そして、下面部の取出口から薄葉紙が取出し難くなったら、側面部の取出口から薄葉紙を取り出す。よって、高さが高い薄葉紙収納箱であって、上面の取出口から薄葉紙が取出し難くなっても、側面部の取出口から薄葉紙を取り出すことができる。したがって、第1の態様による薄葉紙収納箱によれば、最後まで薄葉紙収納箱内の薄葉紙を容易に取り出すことができる。
第2の態様では、前記仕切り板は、クランク状、またはチャンネル状に形成されている。仕切り板をこのような形状とすることにより、薄葉紙収納箱内の空間内の薄葉紙が少なくなっても、薄葉紙収納箱内の空間を上下に区画した状態を維持することができる。
第3の態様では、前記仕切り板は、前記側面部に設けられている前記取出口に対応した開口部を有する。このような構成とすることにより、薄葉紙収納箱の取出口が仕切り板と重なっても、薄葉紙収納箱内の薄葉紙を取り出すことができる。
第4の態様では、前記取出口は、前記薄葉紙収納箱の表面の破断用切目線に沿って形成されている。このような構成とすることにより、使用前の段階では、薄葉紙収納箱内にゴミ、粉塵、または液体など異物が侵入することを防ぐことができるので、薄葉紙収納箱内に収納されている薄葉紙の束(ウェブ)をきれいな状態で維持することができる。
本発明の一態様による薄葉紙収納箱は、最後まで薄葉紙を取り出し易くすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る薄葉紙収納箱の一例を示す図である。 仕切り板の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る薄葉紙収納箱の外観の一例を示す斜視図である。 収納箱本体内にワイプを収納している状態を前面部を外して見た図である。 薄葉紙収納箱の使用前の状態を示す図である。 薄葉紙収納箱を使用している状態の一例を示す図である。 収納箱本体内の状態の一例を前面部を外して見た図である。 薄葉紙収納箱を横から使用している状態の一例を示す図である。 薄葉紙収納箱を使用している状態の一例を示す図である。 収納箱本体内の状態の一例を前面部を外して見た図である。 収納箱本体内の状態の一例を前面部を外して見た図である。 薄葉紙収納箱を使用している状態の一例を示す図である。 薄葉紙収納箱の使用態様の一例を示す図である。 薄葉紙収納箱の他の一例を示す説明図である。 薄葉紙収納箱の他の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る薄葉紙収納箱の一例を示す図である。 仕切り板の一例を示す斜視図である。 薄葉紙収納箱の使用前の状態を示す図である。 収納箱本体内の状態の一例を前面部を外して見た図である。 収納箱本体内の状態の一例を前面部を外して見た図である。 薄葉紙収納箱の他の一例を示す説明図である。 薄葉紙収納箱の他の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、理解を容易にするため、図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。また、以下の説明において、薄葉紙収納箱の高さ方向の一方を上または上方といい、薄葉紙収納箱の高さ方向の他方を下または下方という場合がある。薄葉紙収納箱の上方に取出口が設けられている本実施形態では、衛生薄葉紙として、ワイプを用いる場合について説明する。なお、ワイプとは、紙、織布または不織布などを用いて成形された繊維シートであり、ワイプにクレープまたはエンボス加工を施してもよい。なお、図面は、直方体形状の薄葉紙収納箱であるが、本実施形態では、直方体形状に限らず、立方体形状を含む六面体形状を対象とする。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る薄葉紙収納箱について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る薄葉紙収納箱の一例を示す図であり、図2は、仕切り板の一例を示す斜視図であり、図3は、本発明の実施形態に係る薄葉紙収納箱の外観の一例を示す斜視図であり、図4は、収納箱本体内にワイプを収納している状態を前面部を外して見た図である。図1〜図4に示すように、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aは、収納箱本体11、および仕切り板12Aを有し、収納箱本体11の内部にワイプWを収納している。
収納箱本体11は、上面部11aと、下面部11bと、上面部11aおよび下面部11bを連結する四つの側面部とからなる略直方体(立方体を含む)状に形成された箱体である。四つの側面部は、前面部11c、後面部11d、左側面部11e、および右側面部11fで構成されている。収納箱本体11は、その内部にワイプWを収納している。
なお、本実施形態において、上面部11a、下面部11b、前面部11c、後面部11d、左側面部11e、および右側面部11fの用語は、図1に示す状態の収納箱本体11を便宜的に表わす用語である。後述するように、収納箱本体11内の上側のワイプWがなくなり、収納箱本体11を反転させた(ひっくり返した)場合には、下面部11bが上面となる。
収納箱本体11の外形寸法は、収納されるワイプWの量や寸法などにより決定されるが、例えば、長手方向の長さは、100〜500mm程度、好ましくは180〜450mm程度とする。短手方向の長さは、100〜250mm程度、好ましくは100〜130mm程度とする。高さは、100〜400mm程度、好ましくは200〜350mm程度とする。
収納箱本体11の基材しては、例えば、段ボール、プラスチック段ボール、コートボール紙などを用いることができる。なお、段ボールは、バージンパルプ、古紙パルプなどのパルプを主原料とする公知の紙素材を用いて形成される。プラスチック段ボールは、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスチレンテレフタレートなどの公知のプラスチック素材を用いて形成される。収納箱本体11の坪量は、使用に耐えうる十分な強度を確保する点から、例えば、50〜100g/m2程度が好ましい。なお、坪量とは、JIS P 8124(1998)の坪量測定方法に準じて測定したものである。
仕切り板12Aは、収納箱本体11の内部に設けられている。仕切り板12Aの材料としては、例えば、段ボールなどを用いることができる。仕切り板12Aは、図2に示すように、中間仕切部22の両端に上部支持部21および下部支持部23が略直角にかつ互いに反対方向に屈曲して結合された、クランク状に形成されている。上部支持部21は収納箱本体11の左側面部11eと接するように設けられ、下部支持部23は収納箱本体11の右側面部11fと接するように設けられている。中間仕切部22は上部支持部21の下端部と下部支持部23の上端部とを連結していて、収納箱本体11を二つの空間S1、S2に区分している。上部支持部21および下部支持部23は略平行となるように形成されている。
仕切り板12Aが収納箱本体11内に収納されることで、収納箱本体11内の空間は上下方向に二つの空間S1、S2に区画される。これにより、収納箱本体11内にワイプWが収納される空間を上下に個別に二つ形成することができる。
また、上部支持部21は左側面部11eに押し当てて接触させつつ、上部支持部21の上部端面21aは上面部11aの内面に接触させた状態で設けられている。下部支持部23は右側面部11fに押し当てて接触させつつ、下部支持部23の下部端面23aは下面部11bの内面に接触させた状態で設けられている。よって、仕切り板12Aは、収納箱本体11の側面部の内面を押圧して形状を維持しつつ収納箱本体11内の空間を上下方向に二つの空間S1、S2に区画することができる。これにより、収納箱本体11内の二つの空間S1、S2内にそれぞれ収納されているワイプWが少なくなっても、収納箱本体11内の仕切り板12Aの形状が崩れることを抑制することができる。そのため、収納箱本体11内の積層されたワイプWが崩れることを防ぐことができる。
収納箱本体11は、上面部11a、下面部11b、左側面部11e、および右側面部11fに、それぞれ、ワイプWを取り出すための取出口13a〜13dを有する。
取出口13a〜13dは、使用前の段階では、図5に示すように、収納箱本体11の表面の破断用切目線(ミシン目)を介して収納箱本体11と一体となった蓋部24a〜24dになっている。使用時に、蓋部24a〜24dを破断用切目線に沿って切り離すことで、取出口13a〜13dが形成される。なお、本実施形態において、破断用切目線は、使用時において蓋部24a〜24dを切り離す線を意味する。
また、取出口13c、13dの位置は、適宜任意に定めることができる。収納箱本体11の空間S1内のワイプWが少なくなった場合でもワイプWの取出し易さを維持する点から、取出口13dは、仕切り板12Aの中間仕切部22と上面部11aとの中間点よりも中間仕切部22側に取出口13dの中心が位置するように設けることが好ましい。また、収納箱本体11の空間S2内のワイプWが少なくなった場合でもワイプWの取出し易さを維持する点から、取出口13cは、仕切り板12Aの中間仕切部22と下面部11bとの中間点よりも中間仕切部22側に取出口13cの中心が位置するように設けることが好ましい。
また、上面部11a、下面部11b、左側面部11e、および右側面部11fの取出口13a〜13dには、それぞれ、長手方向にスリットを有する樹脂製フィルム14a〜14dが設けられている。なお、樹脂製フィルム14a〜14dは、上面部11a、下面部11b、左側面部11e、および右側面部11fの裏面に、接着剤などにより、固定されている。取出口13a〜13dに樹脂製フィルム14a〜14dをそれぞれ設けることで、使用時に取出口13a〜13dの蓋部24a〜24dを破断用切目線に沿って収納箱本体11から剥離した場合であっても、収納箱本体11の内部に外部からゴミ、粉塵、または液体など異物が侵入することを防止することができる。これにより、収納箱本体11内のワイプWは外部から侵入する異物で汚れず、収納箱本体11内から取り出したワイプWを継続してきれいな状態で使用することができる。また、収納箱本体11内には異物は溜まり難くなることで、収納箱本体11内をきれいな状態に保つことができる。
なお、本実施形態では、取出口13a〜13dに樹脂製フィルム14a〜14dをそれぞれ設けているが、特に限定されず、樹脂製フィルム14a〜14dは設けなくてもよい。
使用時には、図6に示すように、取出口13aを有する上面部11aが上向きとなるように、薄葉紙収納箱10Aは縦置きに設置され、蓋部24aを破断用切目線に沿って切り離し、取出口13aが形成される。これにより、収納箱本体11内の上側の空間内のワイプWは、取出口13aから取り出すことができる。
収納箱本体11に収容される複数のワイプWは、方形のワイプWが二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接するワイプWの折り返し片の内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されている。使用時に、最上面側に位置するワイプWが取出口13aから上方に引っ張られると、隣接する他の一枚のワイプWの折り返し片が引きずられ、取出口13aから次に取り出されるワイプWの一部が露出するか、取出口13aの内側の近くにある。これにより、次に取り出されるワイプWは、取出口13aから容易に取り出すことができる。なお、ワイプWは収納箱本体11に二つ折り(所謂V折り)して収容されているが、ワイプWの折り畳み方は、二つ折り以外に、Z字状に折り畳んだ外三つ折り(所謂Z折り)やW字状に折り畳んだ外四つ折り(所謂W折り)などでもよい。
このとき、本実施形態では、収納箱本体11内の空間は仕切り板12Aにより二つに分割されており、収納箱本体11内の上側の空間S1の高さは小さくなっている。取出口13aから取り出されたワイプWの下面に位置する次のワイプWは、空間S1内に残っている積層されたワイプWの束の上面により、その自重の一部が支えられているので、取り出されたワイプWに追従することができる。そのため、次に取り出されるワイプWは、その自重により、空間S1内のワイプWの束の上に落ち込むことを抑制することができる。
その後、図7に示すように、収納箱本体11内の上側の空間内のワイプWが少なくなると、次に取り出されるワイプWが、取り出されたワイプWに追従できなくなる。そして、次に取り出されるワイプWの自重により、収納箱本体11の空間S1内のワイプWの束の上に落ち込むようになり、上面部11aの取出口13aからワイプWが取出し難くなる。この場合には、図8に示すように、右側面部11fの蓋部24bを破断用切目線に沿って切り離して取出口13dを形成して、取出口13dからワイプWを取り出す。なお、収納箱本体11の右側面部11fの蓋部24dは、上面部11aの蓋部24aを切り離す時に、同時に切り離してもよい。
その後、収納箱本体11内の上側の空間S1内のワイプWがなくなったら、図9に示すように、下面部11bが上向きとなるように、薄葉紙収納箱10Aを反転させて、蓋部24bを破断用切目線に沿って切り離すことで、取出口13bが形成される。
なお、それまで下面側にあった下面部11bは上面側に位置し、反対に上面側にあった上面部11aは下面側に位置することになるが、混同を避けるため、下面部11bは上面側に位置する場合も下面部と称する。
図10に示すように、収納箱本体11内の上側になった空間S2内のワイプWは、下面部11bより順に、取出口13bから取り出される。このときも、収納箱本体11内の空間は仕切り板12Aにより二つに分割されているので、収納箱本体11内の上側になった空間S2の高さは、下側になった空間S1と同様、小さくなっている。そのため、取出口13bから取り出されたワイプWの下面に位置する次のワイプWは、空間S2内のワイプWの束の上に落ち込み難くすることができる。
その後、図11に示すように、収納箱本体11内の空間S2内のワイプWが少なくなり、下面部11bの取出口13bからワイプWが取出し難くなったら、図12に示すように、左側面部11eの蓋部24cを破断用切目線に沿って切り離して取出口13cを形成して、取出口13cからワイプWを取り出す。
ところで、上側にあった空間S1内のワイプWがなくなって収納箱本体11を反転させると、図10に示すように、空間S1が下側になり、空間S2が上側になる。空間S2にワイプWが収納されているため、仕切り板12Aの中間仕切部22に空間S2内のワイプWの重みが加わることになる。しかし、仕切り板12Aの上部支持部21の上部端面21aが収納箱本体11の底面(上面部11aの内面)に接しているので、仕切り板12Aは空間S2内のワイプWの重みを支えることができる。また、仕切り板12Aの上部支持部21は収納箱本体11の左側面部11eを押圧し、下部支持部23は右側面部11fを押圧している。そのため、仕切り板12Aの中間仕切部22に空間S2内のワイプWの重みが加わっても、仕切り板12Aは全体として、図2に示すような形状を維持することができる。
このように、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aによれば、上面部11aに設けた取出口13aまたは下面部11bに設けた取出口13bからワイプWが取出し難くなったら、左側面部11eに設けた取出口13cまたは右側面部11fに設けた取出口13dからワイプWを取り出す。また、空間S1、S2の高さが小さくなっているので、取出口13aまたは取出口13bから取り出されたワイプWの下面に位置する次のワイプWは、空間S1または空間S2内のワイプWの束の上に落ち込み難い。よって、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aによれば、収納箱本体11内のワイプWを最後まで取り出し易くすることができる。
なお、収納箱本体11内のそれぞれの空間内のワイプWが少なくなるか、なくなった場合には、ワイプWを新たに収納することで、薄葉紙収納箱10Aは連続して使用することもできる。
さらに、仕切り板12Aは、収納箱本体11内に収まるように収納されている。そのため、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aを使い終わって廃棄するときは、仕切り板12Aを収納箱本体11から取り外して分離するだけで、薄葉紙収納箱10Aを容易に解体することができる。
また、収納箱本体11内は、仕切り板12Aにより、二つの空間に区画されているため、使用状況に応じて、それぞれの空間に異なる種類のワイプWを収納してもよい。これにより、収納箱本体11から異なる種類のワイプWを取り出すこともできる。この場合には、上面部11aおよび下面部11bの蓋部24a、24bを外して取出口13a、13bを形成し、適宜、収納箱本体11を反転させて用いることができる。
また、右側面部11fと仕切り板12Aの上部支持部21との距離、および左側面部11eと仕切り板12Aの下部支持部23との距離(即ち、ワイプWを収納する収納箱本体11内の幅)は、収納箱本体11内に収納された、折りたたまれた状態のワイプWの幅よりも小さめとする。これにより、収納箱本体11内に収納されたワイプWは、収納箱本体11の内面と仕切り板12Aとにより挟持した状態で保持させることができる。このように、ワイプWを収納箱本体11内に収納することにより、図10に示すように、空間S1内のワイプWがなくなって収納箱本体11を反転させた場合でも、上側になる空間S2内のワイプWの重みが仕切り板12Aの中間仕切部22に加わることを軽減することができる。
なお、薄葉紙収納箱10Aは、縦置きで設置する以外に、横置きに設置してもよい。図13に示すように、薄葉紙収納箱10Aを横置きに設置して、蓋部24a、24bを切り離し、取出口13a、13bを形成することで、取出口13a、13bからワイプWを同時に取り出すことができる。また、収納箱本体11内のワイプWの量に応じて、収納箱本体11の前面部11cまたは後面部11dが上向きとなるように設置して、蓋部24c、24dを切り離し、取出口13c、13dを形成する。これにより、収納箱本体11内のワイプWを取出口13c、13dから同時に取り出すことができる。さらに、ワイプWを収納箱本体11の内面と仕切り板12Aとにより挟持した状態で収納箱本体11内に収納している場合には、収納箱本体11内の空間S1、S2にそれぞれ収納されているワイプWが少なくなっても、収納箱本体11内に積層されているワイプWが崩れることを防ぐことができる。
次に、第1の実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aの取出口13c、13dの位置の変形例について、いくつか説明する。
図1に示す第1の実施形態では、取出口13c、13dは、左側面部11eおよび右側面部11fに設けられているが、これに限定されず、取出口13c、13dは、いずれも、前面部11cまたは後面部11dに設けられていてもよい。
また、図1に示す第1の実施形態では、取出口13c、13dは、左側面部11eおよび右側面部11fの仕切り板12Aと接しない位置に設けられているが、これに限定されない。例えば、図14に示すように、取出口13c、13dは、仕切り板12Aの上部支持部21および下部支持部23と接する位置に設けてもよい。この場合、仕切り板12Aの上部支持部21および下部支持部23には、収納箱本体11の左側面部11eおよび右側面部11fの取出口13c、13dに対応する位置に、取出口13c、13dと略同じ形状の開口部31a、31bを設ける。この場合でも、収納箱本体11の2つの空間内のワイプWを、取出口13c、13d、および開口部31a、31bから取り出すことができる。
さらに、図1に示す第1の実施形態では、収納箱本体11の側面部に2つの取出口13c、13dが設けられているが、これに限定されず、一つでもよい。例えば、図15に示すように、取出口13eが収納箱本体11の右側面部11fに設けられていてもよい。この場合、取出口13eの大きさは、収納箱本体11内の2つの空間S1、S2の一部と重なる大きさとする。取出口13eは、収納箱本体11内の空間S1内のワイプWを取り出すための上部取出口13e−1と、収納箱本体11内の空間S2内のワイプWを取り出すための下部取出口13e−2とで構成する。仕切り板12Aの下部支持部23には下部取出口13e−2に対応した開口部31cを設ける。この結果、仕切り板12Aにより上下に区画された二つの空間内に収納されているワイプWは、右側面部11fに設けられている取出口13eから、それぞれ取り出すことができる。なお、取出口13eに対応した樹脂製フィルム14eを右側面部11fの裏面に設けているが、特に設けなくてもよい。
なお、取出口13eは、収納箱本体11の右側面部11fに設けられているが、左側面部11eに設けられていてもよいし、右側面部11fおよび左側面部11eの両方に設けられていてもよい。
以上のように、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aによれば、ワイプWの大きさや積層数などに関係なく、ワイプWの取出しを容易に行うことができると共に、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aの解体を容易に行うことができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る薄葉紙収納箱について、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る薄葉紙収納箱の一例を示す図であり、図17は、仕切り板の一例を示す斜視図である。図16および図17に示すように、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Bは、収納箱本体11、およびチャンネル状に形成された仕切り板12B−1、12B−2を有する。また、取出口13cは前面部11cに設けられ、取出口13dは収納箱本体11の後面部11dに設けられている。
なお、本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様、収納箱本体11内の上側のワイプWがなくなり、収納箱本体11を反転させた(ひっくり返した)場合、下面部11bが上面側に位置する場合も下面部と称する。
仕切り板12B−1、12B−2は、中間底面部41の両端に第1支持部42−1および第2支持部42−2が略直角にかつ互いに同一方向に屈曲して結合している。
仕切り板12B−1の第1支持部42−1は、収納箱本体11の左側面部11eと接するように設けられ、第2支持部42−2は、収納箱本体11の右側面部11fと接するように設けられている。仕切り板12B−1の中間底面部41は、第1支持部42−1および第2支持部42−2の下端部を連結している。また、第1支持部42−1の上部端面42a−1は上面部11aの内面に接触させた状態で設けられ、第2支持部42−2の上部端面42a−2は上面部11aの内面に接触させた状態で設けられている。
仕切り板12B−2の第1支持部42−1は、収納箱本体11の左側面部11eと接するように設けられ、第2支持部42−2は、収納箱本体11の右側面部11fと接するように設けられている。仕切り板12B−2の中間底面部41は、第1支持部42−1および第2支持部42−2の上端部と連結している。また、第2支持部42−2の下部端面42b−1は下面部11bの内面に接触させた状態で設けられ、第2支持部42−2の下部端面42b−2は下面部11bの内面に接触させた状態で設けられている。
仕切り板12B−1、12B−2は、それぞれの中間底面部41が接するように収納箱本体11内に収納されることで、収納箱本体11内の空間は上下方向に二つの空間S1、S2に区画され、収納箱本体11内にワイプWが収納される空間が上下に個別に二つ形成される。
取出口13a〜13dは、使用前の段階では、図18に示すように、収納箱本体11の表面の破断用切目線(ミシン目)を介して収納箱本体11と一体となった蓋部24a〜24dになっている。使用時に、蓋部24a〜24dを破断用切目線に沿って切り離すことで、取出口13a〜13dが形成される。具体的な使用方法は、上述の第1の実施形態と実質的に同様であるため、説明は省略する。
よって、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Bにおいても、上記の第1の実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aと同様、上面部11aに設けた取出口13aまたは下面部11bに設けた取出口13bからワイプWが取出し難くなったら、左側面部11eに設けた取出口13cまたは右側面部11fに設けた取出口13dからワイプWを取り出す。これにより、収納箱本体11内のワイプWを最後まで取り出し易くすることができる。
また、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Bにおいては、一組の仕切り板12B−1、12B−2を収納箱本体11内に設け、仕切り板12B−1の上部端面42a−1、42a−2は上面部11aの内面に接触させ、仕切り板12B−2の下部端面42b−1、42b−2は下面部11bの内面に接触させた状態で設けられている。そのため、収納箱本体11を反転させ、下面部11bが上面となるように使用した場合でも、仕切り板12B−1の上部端面42a−1、42a−2が収納箱本体11の底面(上面部11aの内面)に接している。そのため、仕切り板12B−1は空間S2内のワイプWの重みにより変形することなく、安定して支持することができる。
本実施形態では、2つの仕切り板12B−1、12B−2を収納箱本体11内に収納しているが、これに限定されず、仕切り板は一つでもよい。この場合、図19に示すように、収納箱本体11内には仕切り板12B−1のみを収納する。空間S1、S2にワイプWが収納されている時は、空間S2にワイプWが収納されているため、仕切り板12B−1が下面部11b側に下がることはない。その後、空間S1内のワイプWがなくなり、図20に示すように、収納箱本体11を反転させた時には、仕切り板12B−1の上部端面42a−1、42a−2が収納箱本体11の底面(上面部11aの内面)に接した状態を維持できる。そのため、空間S1内のワイプWがなくなっても、仕切り板12B−1は空間S2内のワイプWの重みにより変形することなく、安定して支持することができる。
次に、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Bの取出口13c、13dの位置の変形例について、いくつか説明する。
図16に示す第2の実施形態では、取出口13c、13dは、前面部11cまたは後面部11dに別々に設ける形態に限定されず、いずれも、収納箱本体11の前面部11cまたは後面部11dにのみ設けられてもよい。
また、図16に示す第2の実施形態では、取出口13c、13dは、収納箱本体11の前面部11cおよび後面部11dに設け、仕切り板12Aと接しない位置に設けられているが、これに限定されない。例えば、図21に示すように、取出口13cは、仕切り板12B−1の第1支持部42−1と接する位置に設け、取出口13dは、仕切り板12B−2の第2支持部42−2と接する位置に設けてもよい。
この場合、仕切り板12B−1の第1支持部42−1および仕切り板12B−2の第2支持部42−2には、収納箱本体11の取出口13c、13dに対応する位置に、取出口13c、13dと略同じ形状の開口部31a、31bを設けるようにする。このような形態でも、収納箱本体11の2つの空間内のワイプWを、取出口13c、13d、および開口部31a、31bから、取り出すことができる。
なお、取出口13c、13dは、左側面部11eまたは右側面部11fに別々に設ける形態に限定されず、いずれも、左側面部11eまたは右側面部11fにのみ設けられてもよい。
さらに、図16に示す第2の実施形態では、収納箱本体11の側面部に2つの取出口13c、13dが設けられているが、これに限定されず、一つでもよい。例えば、図22に示すように、取出口13eが収納箱本体11の右側面部11fに設けられていてもよい。この場合、取出口13eの大きさは、仕切り板12B−1の第2支持部42−2および仕切り板12B−2の第2支持部42−2の一部と重なる大きさとする。取出口13eは、収納箱本体11内の上側の空間内のワイプWを取り出すための上部取出口13e−1と、収納箱本体11内の下側の空間内のワイプWを取り出すための下部取出口13e−2とで構成する。仕切り板12B−1の第2支持部42−2には、上部取出口13e−1に対応した上部開口部31c−1を設ける。仕切り板12B−2の第2支持部42−2には、下部取出口13e−2に対応した下部開口部31c−2を設ける。この結果、仕切り板12B−1、12B−2により上下に区画された二つの空間S1、S2内に収納されているワイプWは、右側面部11fに設けられている取出口13eから、それぞれ取り出すことができる。
なお、この場合には、取出口13eに対応した樹脂製フィルム14eを右側面部11fの裏面に設けているが、特に設けなくてもよい。
また、取出口13eは、収納箱本体11の右側面部11fに設けられているが、左側面部11eに設けられていてもよいし、右側面部11fおよび左側面部11eの両方に設けられていてもよい。
このように、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Bにおいても、上記の第1の実施形態に係る薄葉紙収納箱10Aと同様、ワイプWの大きさや積層数などに関係なく、ワイプWの取出しを容易に行うことができると共に、本実施形態に係る薄葉紙収納箱10Bの解体を容易に行うことができる。
以上、上記各実施形態では、仕切り板として、クランク状またはチャンネル状に形成された仕切り板を用いているが、これに限定されるものではない。仕切り板は、収納箱本体11内の空間を区画しつつワイプWが崩れないように保持することが可能であればよく、特に限定されるものではない。
上記各実施形態では、衛生薄葉紙としてワイプを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、ペーパータオル、ティシュペーパー、トイレットペーパー、またはキッチンペーパーなど他の薄葉紙、およびオシボリやクッキングペーパーなどのパルプ不織布も用いることができる。
以上の通り、実施形態を説明したが、上記各実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、実施例および比較例を示して実施形態を更に具体的に説明するが、実施形態はこれらの実施例により限定されるものではない。
<薄葉紙収納箱の作製>
[実施例1〜4]
図1に示す収納箱本体11(三層構造の段ケース(表層:坪量170g/m2、材質C5;中芯:坪量115g/m2、材質中芯115;裏層:坪量160g/m2、材質C5))を準備し、収納箱本体11の中に、クランク状に形成された仕切り板12Aを入れた。その後、収納箱本体11内の仕切り板12Aで区画された二つの空間S1、S2にシートをそれぞれ所定のシート入数(シート組数)を収納し、空間S1、S2内をシートがほぼいっぱいになるようにした。収納箱の使い方は、六面体からなる部分の側面部の面積が一番小さい部分が常に上に来るように設置して使用する。収納箱本体11である段ケースの大きさ(外寸)と、収納箱本体11に収納するシートの素材、坪量、シートのプライ数(積層数)、シートの寸法、シートの折りたたみ後の寸法、および収納したシート入数(シート組数)とを、下記表1に示す。なお、表1中のシートの寸法およびシートの折りたたみ後の寸法の流れ方向(MD)は、シートの縦方向の寸法を表わし、幅方向(CD)は、MDに垂直なシートの横方向の寸法を表わす。また、表1中のシート入数(シート組数)は、収納箱本体11内の仕切り板12Aで区画された二つの空間S1、S2に収納したシートの総数を表わし、二つの空間S1、S2に収納されたシート数は、シートの総数の半分とした。
[比較例1〜4]
実施例1〜4と同じ収納箱本体11を準備し、収納箱本体11の中に仕切り板を入れず、上記と同様のシートを収納箱本体11内の空間内の50%程度まで収納した。収納箱本体11である段ケースの大きさ(外寸)と、シートの素材、坪量、シートのプライ数(積層数)、シートの寸法、シートの折りたたみ後の寸法、および収納したシート入数(シート組数)とを、下記表1に示す。
<シートの落ち込みの有無>
[実施例1〜4]
各実施例の、収納箱本体11にシートが収納された薄葉紙収納箱を用いて、収納箱本体11内のシートを上面部11aの取出口13aから取り出して、空間S1内のシートの残量が50%程度くらいとなるようにした。その後、シートを取出口13aから取り出した際、取り出されたシートの下面に位置する次のシートが収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込まず、収納箱本体11内の空間に浮いた状態で存在しているか確認した。
[比較例1〜4]
各比較例の、収納箱本体11にシートが収納された薄葉紙収納箱を用いて、収納箱本体11内の上面側のシートを上面部11aの取出口13aから取り出した際、取り出されたシートの下面に位置する次のシートが収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込まず、収納箱本体11内の空間に浮いた状態で存在しているか確認した。
各実施例および比較例において、シートが収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込んでいない場合を○印とし、シートが収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込んでいる場合は×印とした。各実施例および比較例の薄葉紙収納箱のそれぞれのシートの落ち込み結果を表1に示す。
比較例1〜4の、シートが収納された薄葉紙収納箱では、いずれも、収納箱本体11の空間内に残っているシートは収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込んでいたことが確認された。一方、実施例1〜4の、シートが収納された薄葉紙収納箱では、いずれも、収納箱本体11内から取り出されたシートの下面に位置する次のシートは、収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込んでいないことが確認された。なお、実施例1〜4の、シートが収納された薄葉紙収納箱では、次に取り出されるシートが収納箱本体11内のシートの束の上に落ち込んでいないので、収納箱本体11の側面部の取出口から収納箱本体11の空間内に残っているシートを取り出す際、簡単に取り出せる。
よって、各実施例および比較例の結果から、本実施形態に係る薄葉紙収納箱を用いれば、収納箱本体11内に収納されたシートを最後まで取り出しやすい状態を維持しながら使用することができる。そのため、本実施形態に係る薄葉紙収納箱は、業務用などのような大型の薄葉紙収納箱に有効に用いることができるといえる。
10A、10B 薄葉紙収納箱
11 収納箱本体
12A、12B−1、12B−2 仕切り板
13a〜13e 取出口
31a、31b 開口部
W ワイプ

Claims (4)

  1. 複数の薄葉紙を収納する薄葉紙収納箱であって、
    前記薄葉紙収納箱の形状は、上面部、下面部、および四つの側面部からなる六面体であり、
    前記薄葉紙収納箱の内部には、前記薄葉紙収納箱内を上下の空間に区画する仕切り板が1つ以上設けられ、
    前記上面部および下面部と、前記四つの側面部のうちの一つ以上の側面部とに前記薄葉紙の取出口が設けられていることを特徴とする薄葉紙収納箱。
  2. 前記仕切り板は、クランク状、またはチャンネル状に形成されている請求項1に記載の薄葉紙収納箱。
  3. 前記仕切り板は、前記側面部に設けられている前記取出口に対応した開口部を有する請求項2に記載の薄葉紙収納箱。
  4. 前記取出口は、前記薄葉紙収納箱の表面の破断用切目線に沿って形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の薄葉紙収納箱。
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