JP2018154239A - 設定装置、通信装置および設定システム - Google Patents

設定装置、通信装置および設定システム Download PDF

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Abstract

【課題】運転者が車両を乗り換えても車載装置の設定を反映させることができる設定装置、通信装置および設定システムを提供する。
【解決手段】車両の外に設けられる通信装置50において、第1受信部521は、無線通信により、第1の車両から運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する。記憶部56は、第1受信部521で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する。第2受信部522は、無線通信により、第2の車両から運転者に関するデータと車種データとを受信する。送信部60は、特定部62で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により第2の車両に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の車載装置を設定する設定装置、通信装置および設定システムに関する。
車両のシート位置やミラーの角度などの車載装置の設定を運転者等に対応付けて登録しておき、運転者等の顔認証によって設定を呼び出し、設定に応じて車載装置を制御する車載装置設定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−208416号公報
上記技術では、車載装置の設定は車両に搭載された車載装置設定装置に登録されているので、運転者が他の車両に乗り換えた場合には、他の車両で車載装置を新たに設定しなおす必要があり、手間を要する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者が車両を乗り換えても車載装置の設定を反映させることができる設定装置、通信装置および設定システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信装置は、車両の外に設けられる通信装置であって、無線通信により、第1の車両から運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する第1受信部と、第1受信部で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する記憶部と、無線通信により、第2の車両から運転者に関するデータと車種データとを受信する第2受信部と、記憶部に記憶されたデータと、第2受信部で受信された第2の車両の運転者に関するデータと車種データとに基づいて、第2の車両に関する車載装置の設定データを特定する特定部と、特定部で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により第2の車両に送信する送信部と、を備える。
本発明の別の態様は、設定装置である。この装置は、車両に搭載される設定装置であって、車両の運転者に関するデータと車種データとを、無線通信により車両の外の通信装置に送信する送信部と、運転者に関するデータと車種データに基づく、車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により通信装置から受信する受信部と、受信部で受信された車載装置の設定データに基づいて、車両の車載装置を設定する設定部と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、設定システムである。この設定システムは、第1の車両および第2の車両の外に設けられる通信装置と、第1の車両に搭載され、通信装置と無線通信を行う第1の設定装置と、第2の車両に搭載され、通信装置と無線通信を行う第2の設定装置と、を備える。通信装置は、第1の設定装置から第1の車両の運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する第1受信部と、第1受信部で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する記憶部と、第2の設定装置から第2の車両の運転者に関するデータと車種データとを受信する第2受信部と、記憶部に記憶されたデータと、第2受信部で受信された第2の車両の運転者に関するデータと車種データとに基づいて、第2の車両に関する車載装置の設定データを特定する特定部と、特定部で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、第2の設定装置に送信する送信部と、を備える。第1の設定装置は、第1の車両の運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを、通信装置に送信する送信部を備える。第2の設定装置は、第2の車両の運転者に関するデータと車種データとを、通信装置に送信する送信部と、第2の車両に関する車載装置の設定データを、通信装置から受信する受信部と、受信部で受信された車載装置の設定データに基づいて、第2の車両の車載装置を設定する設定部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、運転者が車両を乗り換えても車載装置の設定を反映させることができる。
第1の実施形態に係る設定システムの構成を示すブロック図である。 図1の第1の設定装置と第2の設定装置のそれぞれの構成を示すブロック図である。 図1の通信装置の構成を示すブロック図である。 図1の車両への乗車時の設定装置の処理を示すフローチャートである。 図1の車両への乗車時の通信装置の処理を示すフローチャートである。 図1の車両からの降車時の設定装置の処理を示すフローチャートである。 運転者の顔認証データがデータベースに存在していなかった場合における車両からの降車時の通信装置の処理を示すフローチャートである。 運転者の顔認証データがデータベースに存在していた場合における車両からの降車時の通信装置の処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る設定システムの構成を示すブロック図である。 図9の第1の設定装置と第2の設定装置のそれぞれの構成を示すブロック図である。 図9の通信装置の構成を示すブロック図である。 図9の車両への乗車時の設定装置の処理を示すフローチャートである。 図9の車両への乗車時の通信装置の処理を示すフローチャートである。 図9の車両からの降車時の設定装置の処理を示すフローチャートである。 図9の車両からの降車時の通信装置の処理を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、クラウドサーバを用いて車両の車載装置の設定を行う設定システムに関する。
図1は、第1の実施形態に係る設定システム1の構成を示すブロック図である。設定システム1は、自動車などの第1の車両2aに搭載された第1の設定装置10aと、第2の車両2bに搭載された第2の設定装置10bと、クラウドサーバとして構成されている通信装置50とを備える。なお、第1の車両2aと第2の車両2bを区別する必要がない場合には、車両2と称す。第1の設定装置10aと第2の設定装置10bを区別する必要がない場合には、設定装置10と称す。設定システム1における車両2と設定装置10の数は、複数であればよく、特に限定されない。
第1の設定装置10aと第2の設定装置10bは、それぞれ、車両2の外に設けられた通信装置50と無線通信を行う。無線通信の規格は特に限定されないが、例えば、3G(第3世代移動通信システム)、4G(第4世代移動通信システム)または5G(第5世代移動通信システム)を含む。なお、無線通信の際の相互認証は、無線通信の規格に準じてなされる。
以下では、一例として、カーシェアリングまたはレンタカーのサービスを想定して、第1の車両2aに乗車した運転者が、第1の車両2aから降車後、第2の車両2bに乗車する場合について説明する。運転者は、第1の車両2aに乗車したときに、設定システム1を初めて利用すると想定する。第1の車両2aの車種は、第2の車両2bの車種と同じでもよいし、異なってもよい。
図2は、図1の第1の設定装置10aと第2の設定装置10bのそれぞれの構成を示すブロック図である。第1の設定装置10aは、第2の設定装置10bと同一の構成を有している。第1の設定装置10aと第2の設定装置10bは、それぞれ、取得部12と、記憶部14と、送信部16と、受信部18と、設定部20と、制御部22とを備える。
図3は、図1の通信装置50の構成を示すブロック図である。通信装置50は、受信部52と、演算部54と、記憶部56と、制御部58と、送信部60と、特定部62とを備える。受信部52は、第1受信部521と、第2受信部522とを備える。
第1の設定装置10aの取得部12は、運転者が第1の車両2aに乗車するときに、運転者に関するデータとして、運転者の顔画像データを取得する。運転者に関するデータは、運転者を特定できるデータであればよく、指紋データまたは音声データなどでもよい。また、運転者ごとに割り振られた固有の識別IDであってもよい。運転者が第1の車両2aに乗車して運転席に座ったとき、図示を省略した撮像装置が、運転者の顔画像を撮像し、顔画像データを取得部12に供給する。撮像装置は、車室内の運転席の前方に設置されている。撮像装置は、第1の車両2aの車室外に設けられ運転者が近づくと撮像を開始するものでもよい。
第1の設定装置10aの記憶部14は、不揮発性メモリなどにより構成され、第1の車両2aの車種データを予め記憶している。第1の設定装置10aの送信部16は、取得部12で取得された第1の車両2aの運転者の顔画像データと、記憶部14に記憶された車種データとを、無線通信により通信装置50に送信する。
通信装置50の第1受信部521は、第1の設定装置10aから送信された顔画像データと車種データとを受信する。演算部54は、既知の技術により、第1受信部521で受信された顔画像データを顔認証データに変換する。顔認証データは、顔画像の複数の特徴点を表すデータであり、運転者に関するデータである。
記憶部56は、不揮発性メモリなどにより構成され、設定システム1の利用者である複数の運転者の顔認証データを、予めデータベースとして記憶している。制御部58は、演算部54で変換された顔認証データを、記憶部56のデータベースで検索する。ここでは、運転者は設定システム1を初めて利用するので、第1の車両2aの運転者の顔認証データは、データベースに存在しない。データベースに顔認証データがない場合、送信部60は、認証NG通知を第1の設定装置10aに送信する。
第1の設定装置10aの受信部18は、認証NG通知を受信する。制御部22は、認証NGであったことを、図示しない表示部などを用いて運転者に知らせる。この際、第1の設定装置10aの設定部20は、第1の車両2aの車載装置の設定を変更することなく維持する。その後、第1の車両2aにおいて、運転者は、運転のしやすさや好みに応じて車載装置の設定を変更する。運転者により車載装置の設定が変更された場合、第1の設定装置10aの記憶部14は、車載装置の設定データを記憶する。
車載装置は、運転者が設定を変更可能な装置であれば特に限定されないが、例えば、シート、ステアリングホイール、サイドミラー、ルームミラー、空調装置、および、カーナビゲーションシステムなどを含む。車載装置の設定データは、特に限定されないが、例えば、シートの位置と角度、ステアリングホイールの位置、サイドミラーとルームミラーの角度、空調装置の温度と風量、および、カーナビゲーションシステムの音量と画面表示形態などのデータを含む。
第1の設定装置10aの送信部16は、運転者により車載装置の設定データが変更され、第1の車両2aのアクセサリスイッチがオフされた場合、変更された車載装置の設定データと、運転者の顔画像データと、車種データとを通信装置50に送信する。
通信装置50は、この運転者に関する初期登録を行う。通信装置50の第1受信部521は、第1の設定装置10aから、運転者の顔画像データと、車種データと、車載装置の設定データとを受信する。演算部54は、第1受信部521で受信された顔画像データを顔認証データに変換する。
記憶部56は、車種に合わせて車載装置の設定データを変換するための変換テーブルを記憶している。車載装置の設定データのデータ形式は、車種毎に異なっている。また、車種毎にシートの高さやサイドミラーの位置などが異なるため、運転者に適したサイドミラーの角度などは車種毎に異なる。そのため、このような変換テーブルを用いて、運転者が初めて乗車する車種にも対応できるようにしている。
特定部62は、第1受信部521で受信された第1の車両2aの車種データと、記憶部56に記憶された変換テーブルとに基づいて、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、一旦、共通の設定データに変換する。記憶部56は、第1受信部521で受信された第1の車両2aの車種データと車載装置の設定データとに基づくデータ、即ち共通の設定データを、第1の車両2aの運転者の顔認証データに対応付けて記憶する。これにより、初期登録が完了する。記憶部56は、複数組の運転者の顔認証データと、当該運転者の顔認証データに対応付けられた共通の設定データとをデータベース化して記憶している。
次に、第2の設定装置10bについて説明する。第2の設定装置10bの取得部12は、運転者が第2の車両2bに乗車するときに、運転者の顔画像データを取得する。第2の設定装置10bの送信部16は、取得部12で取得された運転者の顔画像データと、記憶部14に記憶された第2の車両2bの車種データとを、通信装置50に送信する。
通信装置50の第2受信部522は、第2の設定装置10bから、運転者の顔画像データと車種データとを受信する。制御部58は、前述のように演算部54で変換された顔認証データを、記憶部56のデータベースで検索する。第2の車両2bの運転者の顔認証データは、データベースに存在する。そこで、特定部62は、記憶部56に記憶されたデータと、第2受信部522で受信された第2の車両2bの運転者に関するデータと第2の車両2bの車種データとに基づいて、第2の車両2bに関する車載装置の設定データを特定する。具体的には、特定部62は、第2受信部522で受信された第2の車両2bの車種データと、第2の車両2bの運転者に関するデータに対応する記憶部56に記憶されたデータと、変換テーブルとに基づいて、共通の設定データ(第1の車両2aに関する車載装置の設定データ)を、第2の車両2bに関する車載装置の設定データに変換する。すなわち、特定部62は、第2受信部522で受信された運転者の顔画像データに対応付けられた共通の設定データを、第2の車両2bに関する車載装置の設定データに変換する。第1の車両2aの車種が第2の車両2bの車種と同じ場合には、第2の車両2bに関する車載装置の設定データは、第1の車両2aに関する車載装置の設定データと同じになる。送信部60は、特定部62で特定された第2の車両2bに関する車載装置の設定データと、認証OK通知とを、第2の設定装置10bに送信する。
第2の設定装置10bの受信部18は、認証OK通知と、第2の車両2bに関する車載装置の設定データとを、通信装置50から受信する。第2の設定装置10bの記憶部14は、認証OK通知を受信した場合、受信部18で受信された車載装置の設定データを記憶する。第2の設定装置10bの設定部20は、受信部18で受信された車載装置の設定データに基づいて、第2の車両2bの車載装置を設定する。
ここで、通信装置50から送信された車載装置の設定データによって車載装置が設定されても、運転者は、運転中などに車載装置の設定を変更する場合がある。運転者により車載装置の設定が変更された場合、第2の設定装置10bの記憶部14は、記憶している車載装置の設定データを更新する。第2の設定装置10bの送信部16は、運転者により車載装置の設定データが変更され、第2の車両2bのアクセサリスイッチがオフされた場合、変更された車載装置の設定データを通信装置50に送信する。なお、運転者の顔画像データと、変更された車載装置の設定データとを通信装置50に送信するようにしてもよい。
通信装置50の第2受信部522は、第2の設定装置10bから送信された車載装置の設定データを受信する。受信された車載装置の設定データが、第2の車両2bに送信した車載装置の設定データと異なる場合、特定部62は、受信された車載装置の設定データを共通の設定データに変換し、記憶部56は、データベースを更新する。受信された車載装置の設定データが、第2の車両2bに送信した車載装置の設定データと同じ場合、記憶部56は、データベースを更新しない。なお、記憶部56は、受信された車載装置の設定データの差の有無とは関係なく、受信された車載装置の設定データを共通の設定データに変換し、データベースを更新するようにしてもよい。
第1の設定装置10a、第2の設定装置10bおよび通信装置50の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による設定システム1の動作を説明する。図4は、図1の車両2への乗車時の設定装置10の処理を示すフローチャートである。取得部12は、運転者の顔画像を取得し、送信部16は、顔画像データと車種データを送信する(S10)。通信装置50における認証がOKである場合(S12のY)、受信部18は、車載装置の設定データを受信し(S14)、設定部20は、車載装置を設定し(S16)、処理を終了する。一方、制御部22は、通信装置50における認証がNGである場合(S12のN)、処理を終了する。
図5は、図1の車両2への乗車時の通信装置50の処理を示すフローチャートである。受信部52は、図4のS10で送信された顔画像データと車種データとを受信する(S30)。制御部58は、顔画像データに基づく顔認証データをデータベースで検索する(S32)。データベースに顔認証データがある場合(S34のY)、特定部62は、運転者に対応する共通の設定データを、車種に合った車載装置の設定データに変換する(S36)。送信部60は、認証OK通知と、車載装置の設定データとを送信し(S38)、処理を終了する。一方、データベースに顔認証データがない場合(S34のN)、送信部60は認証NG通知を送信し(S40)、処理を終了する。
図6は、図1の車両2からの降車時の設定装置10の処理を示すフローチャートである。記憶部14は、運転者により変更された車載装置の設定データを記憶し(S50)、アクセサリスイッチがオフである場合(S52のY)、送信部16は、変更された車載装置の設定データを送信し(S54)、処理を終了する。なお、図4のS14で認証がNGであった場合、S54において、送信部16は、車載装置の設定データに加え、顔画像データと、車種データとを送信する。一方、S52においてアクセサリスイッチがオフでない場合(S52のN)、S50に戻る。
図7は、運転者の顔認証データがデータベースに存在していなかった場合における車両2からの降車時の通信装置50の処理を示すフローチャートである。即ち、図7は、初期登録の処理を示す。受信部52は、図6のS54で送信された顔画像データと、車載装置の設定データと、車種データとを受信する(S60)。演算部54は、顔画像データを顔認証データに変換する(S62)。特定部62は、車載装置の設定データを共通の設定データに変換する(S64)。記憶部56は、共通の設定データと顔認証データをデータベースに格納し(S66)、処理を終了する。
図8は、運転者の顔認証データがデータベースに存在していた場合における車両2からの降車時の通信装置50の処理を示すフローチャートである。受信部52は、図6のS54で送信された車載装置の設定データを受信する(S70)。受信された車載装置の設定データが、図5のS38で車両2に送信した車載装置の設定データと異なる場合(S72のY)、特定部62は、車載装置の設定データを共通の設定データに変換し(S74)、記憶部56は、データベースを更新し(S76)、処理を終了する。S70で受信された車載装置の設定データが、図5のS38で車両2に送信した車載装置の設定データと同じ場合(S72のN)、制御部58は、処理を終了する。
このように本実施形態によれば、クラウドシステムとして構成された通信装置50が、第1の車両2aから運転者の顔画像データと車種データと車載装置の設定データとを受信し、その車種データと車載装置の設定データとに基づく共通の設定データを、顔認証データに対応付けて記憶しておく。そして、運転者が第1の車両2aから第2の車両2bに乗り換えた場合に、通信装置50が、記憶された共通の設定データと、第2の車両2bの運転者の顔認証データと、第2の車両2bの車種データとに基づく、第2の車両2bに関する車載装置の設定データを、第2の車両2bに送信する。従って、運転者が車両2を乗り換えても、運転者に適した車載装置の設定を反映させることができる。
また、通信装置50が、変換テーブルに基づいて、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、共通の設定データを介して、第2の車両2bに関する車載装置の設定データに変換している。そのため、運転者が第1の車両2aとは車種の異なる第2の車両2bに乗り換えた場合にも、第2の車両2bに合った、運転者が第1の車両2aと似た感覚で運転可能な車載装置の設定を行うことができる。よって、カーシェアリングまたはレンタカーなどのサービスにおいて、異なる車種の車両2に乗車する際の利便性を向上できる。
また、設定装置10が、運転者により変更された最新の車載装置の設定データを通信装置50に送信し、その設定データを通信装置50が記憶しておくので、車両2への次回の乗車時に、最新の車載装置の設定を反映させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、クラウドシステムの代わりに携帯端末を用いて車載装置の設定を行うことが、第1の実施形態と異なる。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図9は、第2の実施形態に係る設定システム1の構成を示すブロック図である。設定システム1は、第1の車両2aに搭載された設定装置10aと、第2の車両2bに搭載された第2の設定装置10bと、スマートフォンなどの携帯端末として構成された運転者に携帯される通信装置50と、を備える。車両2と設定装置10の数は、複数であればよく、特に限定されない。
第1の設定装置10aと第2の設定装置10bは、それぞれ、通信装置50と無線通信を行う。無線通信の規格は特に限定されないが、例えば、Bluetooth(登録商標)またはBluetooth Low Energyなどの近距離無線通信技術を含む。なお、無線通信の際の相互認証は、無線通信の規格に準じてなされる。
本実施形態でも、一例として、第1の車両2aに乗車した運転者が、第1の車両2aから降車後、第2の車両2bに乗車する場合について説明する。運転者は、第1の車両2aに乗車したときに、設定システム1を初めて利用すると想定する。
図10は、図9の第1の設定装置10aと第2の設定装置10bのそれぞれの構成を示すブロック図である。第1の設定装置10aは、第2の設定装置10bと同一の構成を有している。第1の設定装置10aと第2の設定装置10bは、それぞれ、記憶部14と、送信部16と、受信部18と、設定部20と、制御部22とを備える。
図11は、図9の通信装置50の構成を示すブロック図である。通信装置50は、受信部52と、記憶部56と、制御部58と、送信部60と、特定部62と、受付部64とを備える。受信部52は、第1受信部521と、第2受信部522とを備える。
通信装置50の記憶部56に車載装置の設定データが記憶されていない場合、制御部58は、図示しない表示部などに初回の利用であることを表示させ、設定装置10からの車載装置の設定データの受信を待つ。
第1の車両2aに乗車した運転者により第1の車両2aの車載装置の設定が変更された場合、第1の設定装置10aでは第1の実施形態と同様の処理が行われる。即ち、第1の設定装置10aの送信部16は、第1の車両2aのアクセサリスイッチがオフされた場合、変更された車載装置の設定データと、車種データとを通信装置50に送信する。
通信装置50の第1受信部521は、第1の設定装置10aから送信された車載装置の設定データと、車種データとを受信する。特定部62は、変換テーブルに基づいて、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、共通の設定データに変換する。記憶部56は、共通の設定データを記憶するとともに、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第1の車両2aの車種データに対応付けて記憶する。
運転者が第2の車両2bに乗車するときに、アクセサリスイッチがオンになった場合、第2の設定装置10bの送信部16は、記憶部14に記憶された第2の車両2bの車種データを、通信装置50に送信する。
通信装置50の第2受信部522は、第2の設定装置10bから車種データを受信する。特定部62は、第2受信部522で受信された車種データが記憶部56のデータベースに存在するか確認する。車種データがデータベースに存在し、過去に乗車した車種(第1の車両2aと同じ車種)である場合、特定部62は、第2受信部522で受信された第2の車両2bの車種データに対応する、記憶部56に記憶された第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第2の車両2bに関する車載装置の設定データとして特定する。そして、制御部58は、受付部64が運転者によるデータ送信開始指示を受け付けたか確認する。受付部64がデータ送信開始指示を受け付けた場合、送信部60は、特定部62で特定された車載装置の設定データを第2の設定装置10bに送信する。なお、第2受信部522で受信された車種データがデータベースに存在し、過去に乗車した車種(第1の車両2aとは異なる車種であるが、第2の車両2bと同じ車種)である場合、特定部62は、記憶部56に記憶された第2の車両2bと同じ車種の車両に関する車載装置の設定データを、第2の車両2bに関する車載装置の設定データとして特定する。
一方、車種データがデータベースに存在せず、過去に乗車した車種でない場合、特定部62は、変換テーブルに基づいて、記憶部56に記憶された共通の設定データを、第2の車両2bに関する車載装置の設定データに変換する。受付部64がデータ送信開始指示を受け付けた場合、送信部60は、特定部62で変換された車載装置の設定データを、第2の設定装置10bに送信する。
第2の設定装置10bの受信部18は、第2の車両2bに関する車載装置の設定データを、通信装置50から受信する。第2の設定装置10bの記憶部14は、受信部18で受信された車載装置の設定データを記憶する。第2の設定装置10bの設定部20は、受信部18で受信された車載装置の設定データに基づいて、第2の車両2bの車載装置を設定する。
車載装置が設定された後、運転者により第2の車両2bの車載装置の設定が変更された場合、第2の設定装置10bと通信装置50では第1の実施形態と同様の処理が行われる。このとき、通信装置50では、受付部64が運転者によるデータ登録開始指示を受け付けた場合に、データ登録を開始する。通信装置50の記憶部56は、共通の設定データを記憶するとともに、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第1の車両2aの車種データに対応付けて記憶する。
以上の構成による設定システム1の動作を説明する。図12は、図9の車両2への乗車時の設定装置10の処理を示すフローチャートである。アクセサリスイッチがオンになった場合、送信部16は、車種データを送信し(S100)、受信部18は、車載装置の設定データを受信し(S102)、設定部20は車載装置を設定し(S104)、処理を終了する。
図13は、図9の車両2への乗車時の通信装置50の処理を示すフローチャートである。制御部58は、記憶部56に車載装置の設定データが記憶されていない場合、本フローチャートの処理を行わず、後述する図15の処理を行う。受信部52は、図12のS100で送信された車種データを受信する(S110)。過去に乗車した車種であり(S112のY)、車両にデータ送信開始する場合(S114のY)、送信部60は、車載装置の設定データを送信し(S118)、処理を終了する。一方、過去に乗車した車種でない場合(S112のN)、特定部62は、共通の設定データを車種に合った車載装置の設定データに変換し(S116)、S114に移行する。S114で車両にデータ送信開始しない場合(S114のN)、処理を終了する。
図14は、図9の車両2からの降車時の設定装置10の処理を示すフローチャートである。記憶部14は、運転者により変更された車載装置の設定データを記憶し(S130)、アクセサリスイッチがオフである場合(S132のY)、送信部16は、変更された車載装置の設定データを送信し(S134)、処理を終了する。一方、S132においてアクセサリスイッチがオフでない場合(S132のN)、S130に戻る。
図15は、図9の車両2からの降車時の通信装置50の処理を示すフローチャートである。運転者の操作によりデータ登録を開始する場合(S150のY)、受信部52は、図14のS134で送信された車載装置の設定データを受信する(S152)。受信された車載装置の設定データが、図13のS118で車両2に送信した車載装置の設定データと異なる場合(S154のY)、特定部62は、車載装置の設定データを共通の設定データに変換し(S156)、記憶部56は、共通の設定データと受信された車載装置の設定データとによりデータベースを更新し(S158)、処理を終了する。受信された車載装置の設定データが、車両2に送信した車載装置の設定データと同じ場合(S154のN)、制御部58は、処理を終了する。データ登録を開始しない場合(S150のN)、制御部58は、処理を終了する。
このように本実施形態によれば、携帯端末として構成された通信装置50が、第1の車両2aから車種データと車載装置の設定データとを受信し、その車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを記憶しておく。そして、運転者が第1の車両2aから第2の車両2bに乗り換えた場合に、通信装置50が、記憶されたデータと第2の車両2bの車種データに基づく、第2の車両2bに関する車載装置の設定データを、第2の車両2bに送信する。従って、運転者が車両2を乗り換えても、運転者に適した車載装置の設定を反映させることができる。
また、通信装置50は、運転者に携帯されており、運転者以外に関する車載装置の設定データを記憶していないので、運転者を認証して特定する必要がない。そのため、通信装置50の構成を第1の実施形態より簡素化できる。
また、通信装置50としてスマートフォンを用いる場合には、通信装置50の機能をアプリで実現することができる。そのため、第1の実施形態よりも低コストで通信装置50を実現できる。また、アプリの更新により、変換テーブルを更新でき、新たな車種にも容易に対応することができる。
さらに、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第1の車両2aの車種データに対応付けて記憶しておき、第2の車両2bの車種が第1の車両2aの車種と同じである場合、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第2の車両2bに送信する。このように、記憶された車載装置の設定データを、そのまま現在乗車している車両に送信するので、より忠実に運転者に適した設定を行うことができる。
また、第1の実施形態の他の効果も得ることができる。
以上、本発明について、実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、第1の実施形態において、第2の実施形態と同様に、通信装置50は、共通の設定データに加え、過去に乗車した車種に関する車載装置の設定データを記憶しておいてもよい。この場合、記憶部56は、第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第1の車両2aの車種データと第1の車両2aの運転者に関するデータとに対応付けて記憶する。特定部62は、第2受信部522で受信された第2の車両2bの車種データと第2の車両2bの運転者に関するデータとに対応する、記憶部56に記憶された第1の車両2aに関する車載装置の設定データを、第2の車両2bに関する車載装置の設定データとして特定する。
この変形例では、現在乗車している車両2と同じ車種の車載装置の設定データが記憶されている場合、記憶された車載装置の設定データを、そのまま現在乗車している車両に送信するので、より忠実に運転者に適した設定を行うことができる。
また、第1および第2の実施形態において、設定装置10の送信部16は、アクセサリスイッチがオフされた場合ではなく、運転者により車載装置の設定データが変更され、運転開始から一定期間が経過した場合、変更された車載装置の設定データを通信装置50に送信してもよい。この変形例では、車両2のエンジン動作中に車載装置の設定データを送信できるので、車両2のバッテリの残量低下を抑制できる。
また、第2の実施形態において、通信装置50は、車両2の電子キーとしての機能を有していてもよい。この場合、車両2の図示しない照合部が、通信装置50から通知された電子キーとしての識別情報が正規のものであるか照合するときに、設定装置10が車種データを送信してもよい。この変形例では、運転者は通信装置50だけを携帯すればよいので、利便性を向上できる。
さらに、第2の実施形態において、通信装置50の送信部60は、受付部64が運転者の操作を受け付けた場合、車両2にデータ要求を送信してもよい。この場合、設定装置10では、アクセサリスイッチがオンになった場合に代えて、受信部18が通信装置50からデータ要求を受信した場合、送信部16は、データ要求に応答して車両2の車種データを通信装置50に送信してもよい。この変形例では、アクセサリスイッチがオンになったタイミングとは異なるより自由なタイミングで、車載装置の設定を行うことができる。
本発明の一態様は、次の通りである。
[項目1]
車両の外に設けられる通信装置であって、
無線通信により、第1の車両から運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する第1受信部と、
前記第1受信部で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する記憶部と、
無線通信により、第2の車両から運転者に関するデータと車種データとを受信する第2受信部と、
前記記憶部に記憶されたデータと、前記第2受信部で受信された第2の車両の運転者に関するデータと車種データとに基づいて、第2の車両に関する車載装置の設定データを特定する特定部と、
前記特定部で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により第2の車両に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
この態様によると、第2の車両に関する車載装置の設定データを第2の車両に送信するので、運転者が車両を乗り換えても、運転者に適した車載装置の設定を反映させることができる。
[項目2]
第1の車両の車種は、第2の車両の車種と異なり、
前記記憶部は、車種に合わせて車載装置の設定データを変換するための変換テーブルを記憶しており、
前記特定部は、前記第2受信部で受信された第2の車両の車種データと、第2の車両の運転者に関するデータに対応する前記記憶部に記憶されたデータと、変換テーブルとに基づいて、第1の車両に関する車載装置の設定データを、第2の車両に関する車載装置の設定データに変換する、
ことを特徴とする項目1に記載の通信装置。
この場合、運転者が第1の車両とは車種の異なる第2の車両に乗り換えた場合にも、第2の車両に合った、運転者が第1の車両と似た感覚で運転可能な車載装置の設定を行うことができる。よって、カーシェアリングまたはレンタカーなどのサービスにおいて、異なる車種の車両に乗車する際の利便性を向上できる。
[項目3]
第1の車両の車種は、第2の車両の車種と同じであり、
前記記憶部は、第1の車両に関する車載装置の設定データを、第1の車両の車種データと第1の車両の運転者に関するデータとに対応付けて記憶しており、
前記特定部は、前記第2受信部で受信された第2の車両の車種データと第2の車両の運転者に関するデータとに対応する、前記記憶部に記憶された第1の車両に関する車載装置の設定データを、第2の車両に関する車載装置の設定データとして特定する、
ことを特徴とする項目1に記載の通信装置。
この場合、現在乗車している車両と同じ車種の車載装置の設定データが記憶されている場合に、記憶された車載装置の設定データを、そのまま現在乗車している車両に送信するので、より忠実に運転者に適した設定を行うことができる。
[項目4]
前記第2受信部が第2の車両から運転者に関するデータを受信した場合、前記送信部は、第2の車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により第2の車両に送信する、
ことを特徴とする項目1から3のいずれかに記載の通信装置。
この場合、車載装置の設定データを送信するタイミングを適切に決定できる。
[項目5]
前記記憶部は、複数組の運転者に関するデータと、当該運転者に関するデータに対応付けられたデータとを記憶している、
ことを特徴とする項目1から4のいずれかに記載の通信装置。
この場合、1台の通信装置で複数の運転者に対応できる。
[項目6]
車両に搭載される設定装置であって、
前記車両の運転者に関するデータと車種データとを、無線通信により前記車両の外の通信装置に送信する送信部と、
運転者に関するデータと車種データに基づく、前記車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により前記通信装置から受信する受信部と、
前記受信部で受信された車載装置の設定データに基づいて、前記車両の車載装置を設定する設定部と、
を備えることを特徴とする設定装置。
この態様によると、車両に関する車載装置の設定データを通信装置から受信するので、運転者が初めて乗車する車両に車載装置の設定を反映させることができる。従って、運転者が車両を乗り換えても、運転者に適した車載装置の設定を反映させることができる。
[項目7]
前記送信部は、運転者により車載装置の設定データが変更された場合、変更された車載装置の設定データを前記通信装置に送信する、
ことを特徴とする項目6に記載の設定装置。
この場合、運転者により変更された最新の車載装置の設定データを通信装置に送信するので、その設定データを通信装置が記憶できる。よって、車両への次回の乗車時に、最新の車載装置の設定を反映させることができる。
[項目8]
第1の車両および第2の車両の外に設けられる通信装置と、
第1の車両に搭載され、前記通信装置と無線通信を行う第1の設定装置と、
第2の車両に搭載され、前記通信装置と無線通信を行う第2の設定装置と、を備え、
前記通信装置は、
前記第1の設定装置から第1の車両の運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する第1受信部と、
前記第1受信部で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する記憶部と、
前記第2の設定装置から第2の車両の運転者に関するデータと車種データとを受信する第2受信部と、
前記記憶部に記憶されたデータと、前記第2受信部で受信された第2の車両の運転者に関するデータと車種データとに基づいて、第2の車両に関する車載装置の設定データを特定する特定部と、
前記特定部で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、前記第2の設定装置に送信する送信部と、を備え、
前記第1の設定装置は、
第1の車両の運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを、前記通信装置に送信する送信部を備え、
前記第2の設定装置は、
第2の車両の運転者に関するデータと車種データとを、前記通信装置に送信する送信部と、
第2の車両に関する車載装置の設定データを、前記通信装置から受信する受信部と、
前記受信部で受信された車載装置の設定データに基づいて、第2の車両の車載装置を設定する設定部と、を備えることを特徴とする設定システム。
この態様によると、第2の車両に関する車載装置の設定データを第2の車両に送信するので、運転者が車両を乗り換えても、運転者に適した車載装置の設定を反映させることができる。
1…設定システム、2a…第1の車両、2b…第2の車両、10a…第1の設定装置、10b…第2の設定装置、12…取得部、14…記憶部、16…送信部、18…受信部、20…設定部、22…制御部、50…通信装置、52…受信部、521…第1受信部、522…第2受信部、54…演算部、56…記憶部、58…制御部、60…送信部、62…特定部、64…受付部。

Claims (8)

  1. 車両の外に設けられる通信装置であって、
    無線通信により、第1の車両から運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する第1受信部と、
    前記第1受信部で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する記憶部と、
    無線通信により、第2の車両から運転者に関するデータと車種データとを受信する第2受信部と、
    前記記憶部に記憶されたデータと、前記第2受信部で受信された第2の車両の運転者に関するデータと車種データとに基づいて、第2の車両に関する車載装置の設定データを特定する特定部と、
    前記特定部で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により第2の車両に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 第1の車両の車種は、第2の車両の車種と異なり、
    前記記憶部は、車種に合わせて車載装置の設定データを変換するための変換テーブルを記憶しており、
    前記特定部は、前記第2受信部で受信された第2の車両の車種データと、第2の車両の運転者に関するデータに対応する前記記憶部に記憶されたデータと、変換テーブルとに基づいて、第1の車両に関する車載装置の設定データを、第2の車両に関する車載装置の設定データに変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 第1の車両の車種は、第2の車両の車種と同じであり、
    前記記憶部は、第1の車両に関する車載装置の設定データを、第1の車両の車種データと第1の車両の運転者に関するデータとに対応付けて記憶しており、
    前記特定部は、前記第2受信部で受信された第2の車両の車種データと第2の車両の運転者に関するデータとに対応する、前記記憶部に記憶された第1の車両に関する車載装置の設定データを、第2の車両に関する車載装置の設定データとして特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記第2受信部が第2の車両から運転者に関するデータを受信した場合、前記送信部は、第2の車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により第2の車両に送信する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記記憶部は、複数組の運転者に関するデータと、当該運転者に関するデータに対応付けられたデータとを記憶している、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 車両に搭載される設定装置であって、
    前記車両の運転者に関するデータと車種データとを、無線通信により前記車両の外の通信装置に送信する送信部と、
    運転者に関するデータと車種データに基づく、前記車両に関する車載装置の設定データを、無線通信により前記通信装置から受信する受信部と、
    前記受信部で受信された車載装置の設定データに基づいて、前記車両の車載装置を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする設定装置。
  7. 前記送信部は、運転者により車載装置の設定データが変更された場合、変更された車載装置の設定データを前記通信装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の設定装置。
  8. 第1の車両および第2の車両の外に設けられる通信装置と、
    第1の車両に搭載され、前記通信装置と無線通信を行う第1の設定装置と、
    第2の車両に搭載され、前記通信装置と無線通信を行う第2の設定装置と、を備え、
    前記通信装置は、
    前記第1の設定装置から第1の車両の運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを受信する第1受信部と、
    前記第1受信部で受信された第1の車両の車種データと車載装置の設定データとに基づくデータを、第1の車両の運転者に関するデータに対応付けて記憶する記憶部と、
    前記第2の設定装置から第2の車両の運転者に関するデータと車種データとを受信する第2受信部と、
    前記記憶部に記憶されたデータと、前記第2受信部で受信された第2の車両の運転者に関するデータと車種データとに基づいて、第2の車両に関する車載装置の設定データを特定する特定部と、
    前記特定部で特定された第2の車両に関する車載装置の設定データを、前記第2の設定装置に送信する送信部と、を備え、
    前記第1の設定装置は、
    第1の車両の運転者に関するデータと車種データと車載装置の設定データとを、前記通信装置に送信する送信部を備え、
    前記第2の設定装置は、
    第2の車両の運転者に関するデータと車種データとを、前記通信装置に送信する送信部と、
    第2の車両に関する車載装置の設定データを、前記通信装置から受信する受信部と、
    前記受信部で受信された車載装置の設定データに基づいて、第2の車両の車載装置を設定する設定部と、を備えることを特徴とする設定システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022254684A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 日本電気株式会社 車両設定装置、車載装置、車両設定システム、車両設定方法、及びプログラム

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