JP2018152997A - パワーコンディショナ及びスイッチ制御装置 - Google Patents

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【課題】出力制御時に破棄される発電電力量を低減できるPCSを提供する。【解決手段】PCSは、第1負荷及び系統に接続される第1出力端子と、第2負荷に接続される第2出力端子と、発電装置の出力に基づき、第1出力端子と系統及び/又は第2出力端子とに供給する交流電力を生成する交流電力生成回路と、交流電力生成回路からの交流電力の第2出力端子への供給をON/OFFするためのスイッチと、余剰売電用の出力制御ルールに従って交流電力生成回路を制御する制御部とを備え、制御部は、100%未満の出力制御値が指定されている出力制御対象期間内の、第1負荷の消費電力が出力制御値から定まる上限出力電力よりも少ない期間中に、交流電力生成回路からの交流電力の第2出力端子への供給が停止され、出力制御対象期間内の残りの期間中に、交流電力生成回路からの交流電力が第2出力端子へ供給されるように、スイッチを制御する動作モードを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、パワーコンディショナとスイッチ制御装置とに関する。
系統を安定化するために、近年のパワーコンディショナ(PCS)には、出力電力を制御する出力制御機能が付与されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、余剰電力を販売する場合の出力制御ルール(以下、余剰売電用の出力制御ルールと表記する)では、以下のことが定められている。
・売電する場合(逆潮流させる場合)には、PCSの最大出力電力を、電力会社から指定される出力制御値で規定される上限電力(=契約容量×出力制御値)とする。
・売電しない場合(逆潮流させない場合)には、PCSの出力電力を、自家消費電力と同電力まで上げて良い。
すなわち、自家消費電力とPCSの出力電力とが、出力制御がかかっていない状況下では、図1(a)に示したように時間変化する太陽光発電システムに、時間T1〜時間T2の間、出力を定格出力(契約容量)の30%とするという出力制御がかかった場合、図1(b)に示したように、自家消費電力が上限電力より少ないため、売電できる期間#1内は、PCSの出力電力が上限電力に制限される。また、自家消費電力が上限電力以上となっている期間#2内は、PCSの出力電力が自家消費電力以下に制限される。
このように、出力制限がかかると、図1(b)において、網掛けを付してある部分の電力が、売電されずに、破棄されることになる。
特開2016−158412号公報
本発明の課題は、出力制御時に破棄される発電電力量を低減できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のパワーコンディショナは、第1負荷及び系統に接続される第1出力端子と、第2負荷に接続される第2出力端子と、発電装置の出力に基づき、前記第1出力端子と前記系統及び/又は前記第2出力端子とに供給する交流電力を生成する交流電力生成回路と、前記交流電力生成回路からの交流電力の前記第2出力端子への供給をON/OFFするためのスイッチと、余剰売電用の出力制御ルールに従って前記交流電力生成回路を制御する制御部と、を備える。そして、本発明のパワーコンディショナの制御部は、100%未満の出力制御値が指定されている出力制御対象期間内の、前記第1負荷の消費電力が前記出力制御値から定まる上限出力電力よりも少ない期間中に、前記交流電力生成回路からの交流電力の前記第2出力端子への供給が停止され、前記出力制御対象期間内の残りの期間中に、前記交流電力生成回路からの交流電力が前記第2出力端子へ供給されるように、前記スイッチを制御する第1動作モードを有する。
すなわち、第1動作モードで動作している制御部は、出力制御対象期間内の、第1負荷
の消費電力が上限出力電力よりも少ない期間(以下、第1期間と表記する)中、交流電力生成回路からの交流電力の第2負荷(第2出力端子)への供給を停止させる。また、制御部は、出力制御対象期間内の残りの期間(以下、第2期間と表記する)中に、交流電力生成回路からの交流電力を第2負荷に供給する。従って、本発明のパワーコンディショナを用いた場合、第2負荷による電力消費が第2期間内に生ずることになる。そして、第2期間は、売電できないが故に、発電電力が破棄される期間なのであるから、本発明のパワーコンディショナによれば、出力制御時に破棄される発電電力量を低減することができる。
なお、第2出力端子には、通常、利用時間をずらせる幾つかの負荷(炊飯器、食洗機、洗濯機等)が、第2負荷32として接続される。そのような負荷を利用している間(機能させている間)は、電力(電源電力)の供給が中断されない方が良いので、本発明のパワーコンディショナを、前記第1動作モードで動作している前記制御部が、前記上限出力電力以上であった前記第1負荷の消費電力が前記出力制御対象期間内に前記上限出力電力よりも少なくなったときに、前記第2負荷の消費電力が所定電力を超えていた場合には、前記第2負荷の消費電力が前記所定電力以下となってから、前記スイッチをOFFする装置として構成しておくことが好ましい。
本発明のパワーコンディショナの制御部に、前記出力制御対象期間中に前記交流電力生成回路からの交流電力が前記第2出力端子へ供給され続けるように、前記スイッチを制御する第2動作モードで動作する機能を付与しておいても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明のスイッチ制御装置は、余剰売電用の出力制御ルールに従った出力制御が行われるパワーコンディショナの出力の第2負荷への供給をON/OFFするためのスイッチを制御するスイッチ制御装置であって、100%未満の出力制御値が指定されている出力制御対象期間内に、前記パワーコンディショナの出力が前記スイッチを介さず供給されている第1負荷の消費電力が前記出力制御値から定まる上限出力電力よりも少ないか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記第1負荷の消費電力が前記上限出力電力よりも少ないと判定されている期間中に、前記スイッチの状態をOFF状態に制御し、前記判定手段によって前記第1負荷の消費電力が前記上限出力電力よりも少ないと判定されていない期間中に、前記スイッチの状態をON状態に制御するスイッチ制御手段と、を備える。
すなわち、本発明のスイッチ制御装置は、判定手段によって前記第1負荷の消費電力が前記上限出力電力よりも少ないと判定されている期間中には、パワーコンディショナの出力の第2負荷への供給を停止させ、そうではない期間中には、パワーコンディショナの出力を第2負荷に供給する。そのため、本発明のスイッチ制御装置を用いた場合、第2負荷による電力消費が、後者の、売電できないが故に、発電電力が破棄される期間中に、生ずることになる。従って、本発明のスイッチ制御装置によっても、出力制御時に破棄される発電電力量を低減することができる。
本発明によれば、出力制御時に破棄される発電電力量を低減することができる。
余剰売電用の出力制御ルールを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るパワーコンディショナの概略構成及び使用形態の説明図である。 実施形態に係るパワーコンディショナの制御部が実行する出力調整処理の流れ図である。 制御部が実行するスイッチ制御処理の流れ図である。 スイッチ制御処理の内容(意味)の説明図である。 実施形態に係るパワーコンディショナの変形例の説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
図2に、本発明の一実施形態に係るパワーコンディショナ(PCS)10の概略構成及び使用形態を示す。
図示してあるように、本実施形態に係るPCS10は、DC/DCコンバータ11、DC/ACインバータ12、連系リレー13、操作パネル14、制御部15、電力供給スイッチ16、第1出力端子21及び第2出力端子22を備える。
第1出力端子21は、第1負荷31及び系統35が接続される端子である。この第1出力端子21には、常時、電力を供給すべき幾つかの負荷(家庭用電気機械器具)が第1負荷31として接続される。第2出力端子22は、第2負荷32が接続される端子である。この第2出力端子22には、利用時のみに電力を供給すれば良い幾つかの負荷、特に、利用時間をずらせる、炊飯器、食洗機、洗濯機等が、第2負荷32として接続される。
DC/DCコンバータ11は、太陽電池(太陽電池アレイ)30の出力電圧を、所望電圧(DC/ACインバータ12に供給すべき電圧)に変換するための回路である。DC/DCコンバータ11としては、太陽電池30の出力電圧範囲に応じた種類のコンバータ(昇圧コンバータ、降圧コンバータ又は昇降圧コンバータ)が使用される。
DC/ACインバータ12は、DC/DCコンバータ11からの直流電圧を交流電圧に変換するための回路である。DC/ACインバータ12の出力端子は、停電時等にPCS10を系統35から切り離すための連系リレー13を介して第1出力端子21と接続されている。さらに、DC/ACインバータ12の出力端子は、電力供給スイッチ16を介して第2出力端子22と接続されている。
PCS10内には、DC/ACインバータ12の出力電力Poutを測定するための電力センサ24と、第2負荷32の消費電力P2を測定するための電力センサ25とが設けられている。なお、図から明らかなように、電力センサ25の測定結果が、第2負荷32の消費電力P2となるのは、電力供給スイッチ16がONとなっている場合だけである。
操作パネル14は、LCDと複数の押しボタンスイッチとで構成された、ユーザに、制御部15の動作モード(詳細は後述)を指定させるためのユニットである。
制御部15は、プロセッサ、フラッシュROM、RAM、ゲートドライバ、ネットワークインターフェース回路等から構成されたユニットである。この制御部15には、上記した電力センサ24、25の出力に加えて、第1負荷31の消費電力P1を測定するための電力センサ26の出力と、売電電力(逆潮流電力)PRを測定するための電力センサ27の出力とが入力されている。なお、制御部15には、他のセンサ(太陽電池30の出力電圧を測定するためのセンサ等)の出力も入力されている。
また、制御部15は、電力サーバ40から出力制御スケジュールを取得できるように、インターネットに接続されている。ここで、電力サーバ40とは、系統35を管理している電力会社が、出力制御スケジュールを配布するために運営しているサーバのことである。
以下、制御部15の機能を説明する。なお、以下の説明では、DC/DCコンバータ11及びDC/ACインバータ12のことを、交流電力生成回路と表記する。
制御部15の動作モードには、第1動作モードと第2動作モードとがある。いずれの動作モードが指定されている場合にも、制御部15は、出力制御スケジュールを電力サーバ40から周期的に取得する。
以下、制御部15の動作を、出力制御実施日における第1動作モードでの制御部15の動作と、他状況における制御部15の動作とに分けて説明する。なお、出力制御実施日とは、出力制御スケジュールで出力制御を行うことが指定されている日のことである。
まず、出力制御実施日における第1動作モードでの制御部15の動作について説明する。
制御部15は、第1動作モードが指定されている状況下、出力制御実施日になった場合には、電力供給スイッチ16をOFFする。すなわち、制御部15は、第1負荷31のみが負荷となっている状態を形成する。そして、制御部15は、出力制御値が100%である期間中は、交流電力生成回路の出力が最大となるように、交流電力生成回路を制御する。
制御部15は、出力制御値がA(<100)%である出力制御対象期間となった場合には、出力調整処理とスイッチ制御処理とを開始する。
出力制御処理は、第1負荷31のみが負荷となっているPCS10内の交流電力生成回路を、余剰売電用の出力制御ルールに従って制御する処理である。
図3に、制御部15が実行する出力調整処理の流れ図を示す。
図示してあるように、出力制御対象期間となったため、この出力調整処理を開始した制御部15は、まず、自家消費電力PLが上限電力Pth以下であるか否かを判断する(ステップS101)。ここで、上限電力Pthとは、PCS10の契約容量・Aのことである。また、自家消費電力PLとは、“消費電力P1(第1負荷31の消費電力)+消費電力P2(第2負荷32の消費電力)”のことである。ただし、制御部15は、自家消費電力PLを、出力電力Poutから売電電力PRを減ずることにより算出する。
自家消費電力PLが上限電力Pth以下であった場合(ステップS101;YES)、制御部15は、出力電力Poutと上限電力Pthとを比較する(ステップS102)。そして、制御部15は、出力電力Poutと上限電力Pthとが一致していた場合(ステップS102;=Pth)には、ステップS101に戻って、自家消費電力PLが上限電力Pth以下であるか否かを判断する。
制御部15は、出力電力Poutが上限電力Pth以下であった場合(ステップS102;<Pth)には、出力増大処理(ステップS103)を行い、出力電力Poutが上限電力Pthを超えていた場合(ステップS102;>Pth)には、出力低減処理(ステップS104)を行う。ここで、出力増大処理とは、出力電力Poutを増加させることが可能である場合には、出力電力Poutが所定量増加するように、交流電力生成回路を制御し、出力電力Poutを増加させることが出来ない場合(太陽電池30から最大電力を取り出している場合)には、何も行わない(交流電力生成回路に対する制御内容を変更しない)処理のことである。また、出力低減処理とは、出力電力Poutが所定量減少するように、交流電力生成回路を制御する処理のことである。
出力増大処理又は出力低減処理を終えた制御部15は、ステップS101に戻って、自家消費電力PLが上限電力Pth以下であるか否かを判断する。
自家消費電力PLが上限電力Pth以下ではなかった場合(ステップS101;NO)、制御部15は、売電電力PRと“0”とを比較する(ステップS105)。そして、制御部15は、売電電力PRが“0”であった場合(ステップS105;=0)には、ステップS101に戻って、自家消費電力PLが上限電力Pth以下であるか否かを判断する。
制御部15は、売電電力PRが負値であった場合(ステップS105;<0)には、上記したものと同内容の出力増大処理(ステップS106)を行う。また、制御部15は、売電電力PRが正値であった場合(ステップS105;>0)には、上記したものと同内容の出力低減処理(ステップS107)を行う。
そして、出力増大処理又は出力低減処理を終えた制御部15は、ステップS101に戻って、自家消費電力PLが上限電力Pth以下であるか否かを判断する。
制御部15が実行するスイッチ制御処理は、図4に示した手順の処理である。
すなわち、出力制御対象期間となったため、この出力調整処理を開始した制御部15は、まず、消費電力P1が上限電力Pth以下であるか否かを判断する(ステップS201)。
制御部15は、消費電力P1が上限電力Pth以下ではなかった場合(ステップS201;NO)には、電力供給スイッチ16がOFFであった場合には、電力供給スイッチ16をONとする処理(ステップS202)を行う。
そして、ステップS202の処理を終えた制御部15は、ステップS201に戻って、消費電力P1が上限電力Pth以下であるか否かを判断する。
制御部15は、消費電力P1が上限電力Pth以下であった場合(ステップS201;YES)には、電力供給スイッチ16がONであり、且つ、消費電力P2が閾値P2th以下であるという条件が満たされているか否かを判断する(ステップS203)。閾値P2thは、第2負荷32として第2出力端子22に接続されている負荷の中に、利用されているもの(動作中のもの)があるか否かを判断するための閾値である。従って、閾値P2thとしては、第2負荷32として第2出力端子22に接続されている各負荷の待機電力の総和よりも少し大きな値が使用される。
上記条件が満たされていた場合(ステップS203;YES)、制御部15は、電力供給スイッチ16をOFF(ステップS204)してから、ステップS201に戻る。
一方、上記条件が満たされていなかった場合(ステップS203;NO)、制御部15は、電力供給スイッチ16をOFFすることなく、ステップS201に戻る。なお、電力供給スイッチ16がONであるが、消費電力P2が閾値P2th以下ではない場合(ステップS203;NO)に、電力供給スイッチ16をOFFしていないのは、第2負荷32として接続されている負荷の中に利用中の負荷がある場合、通常は、電力(電源電力)の供給が中止されない方が良いためである。
以下、スイッチ制御処理の終了時における制御部15の動作を説明する。流れ図(図4)への表記は省略してあるが、制御部15は、出力制御対象期間の終了によりスイッチ制
御処理を終了する際には、電力供給スイッチ16がONであるか否かを判断する。そして、制御部15は、電力供給スイッチ16がOFFであった場合には、特に処理を行うことなく、スイッチ制御処理を終了する。
一方、電力供給スイッチ16がONであった場合、制御部15は、消費電力P2が閾値P2th以下であるか否かを判断する。そして、制御部15は、消費電力P2が閾値P2th以下であった場合には、電力供給スイッチ16をOFFしてから、スイッチ制御処理を終了する。また、制御部15は、消費電力P2が閾値P2th以下ではなかった場合には、消費電力P2が閾値P2th以下となるのを待機(監視)する。そして、制御部15は、消費電力P2が閾値P2th以下となったときに、電力供給スイッチ16をOFFしてから、スイッチ制御処理を終了する。
以下、他状況における制御部15の動作について説明する。
制御部15は、第2動作モードが指定されている場合には、電力供給スイッチ16をONに維持した状態で、余剰売電用の出力制御ルールに従って、交流電力生成回路を制御する。すなわち、制御部15は、出力制御値が100%である期間中は、交流電力生成回路の出力が最大となるように、交流電力生成回路を制御し、出力制御対象期間中は、出力調整処理(図3)を実行する。
また、制御部15は、第1動作モードが指定されている場合であっても、出力制御非実施日には、第2動作モードが指定されている場合と同様に動作する。
以上、説明したように、本実施形態に係るPCS10の制御部15は、出力制御対象期間内の、第1負荷31の消費電力が上限出力電力よりも少ない期間(以下、第1期間と表記する)中、交流電力生成回路からの交流電力の第2負荷32(第2出力端子22)への供給を停止させ、出力制御対象期間内の残りの期間(以下、第2期間と表記する)中に、交流電力生成回路からの交流電力を第2負荷32に供給する機能を有している。従って、本実施形態に係るPCS10に、時間T1〜時間T2の間、出力を定格出力の30%とするという出力制御がかかった場合、図5に模式的に示したように、第2負荷32による電力消費が第2期間内に発生することになる。そして、第2期間は、売電できないが故に、発電電力が破棄される期間なのであるから、本実施形態に係るPCS10によれば、出力制御時に破棄される発電電力量を低減することができる。
また、第2期間外に発生していた第2負荷32による電力消費がなくなることにもなるため、PCS10によれば、売電電力を増加させること(又は購入電力を減少させること)も可能となる。
《変形例》
上記したPCS10は、各種の変形を行えるものである。例えば、PCS10を、出力制御スケジュールをオペレータが入力する装置に変形することが出来る。また、制御部15のスイッチ制御処理を行う部分と、電力供給スイッチ16とを、PCS10外に設けることも出来る。具体的には、図6に示したように、出力制御機能を有するPCS50の出力が、電力供給スイッチ16を介して第2負荷32に供給されるようにしておくと共に、出力制御スケジュールを電力サーバ40から取得してスイッチ制御処理を実行できるスイッチ制御装置55を設けておく。そのようにしておけば、PCS10を用いた場合と同様に、出力制御時に破棄される発電電力量を低減することができる。
なお、スイッチ制御処理に必要とされる測定値は、消費電力P1及び消費電力P2である(図4参照)。従って、スイッチ制御装置55には、消費電力P1を測定するための電力センサ26の出力と、消費電力P2を測定するための電力センサ25の出力とを入力し
ておけば良い。また、スイッチ制御装置55は、出力制御スケジュールをオペレータが入力する装置であっても良い。
10 パワーコンディショナ(PCS)
11 DC/DCコンバータ
12 DC/ACインバータ
14 操作パネル
15 制御部
16 電力供給スイッチ
21 第1出力端子
22 第2出力端子
24、25、26、27 電力センサ
30 太陽電池
31 第1負荷
32 第2負荷
35 系統
40 電力サーバ
55 スイッチ制御装置

Claims (4)

  1. 第1負荷及び系統に接続される第1出力端子と、
    第2負荷に接続される第2出力端子と、
    発電装置の出力に基づき、前記第1出力端子と前記系統及び/又は前記第2出力端子とに供給する交流電力を生成する交流電力生成回路と、
    前記交流電力生成回路からの交流電力の前記第2出力端子への供給をON/OFFするためのスイッチと、
    余剰売電用の出力制御ルールに従って前記交流電力生成回路を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、100%未満の出力制御値が指定されている出力制御対象期間内の、前記第1負荷の消費電力が前記出力制御値から定まる上限出力電力よりも少ない期間中に、前記交流電力生成回路からの交流電力の前記第2出力端子への供給が停止され、前記出力制御対象期間内の残りの期間中に、前記交流電力生成回路からの交流電力が前記第2出力端子へ供給されるように、前記スイッチを制御する第1動作モードを有する
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 前記第1動作モードで動作している前記制御部は、前記上限出力電力以上であった前記第1負荷の消費電力が前記出力制御対象期間内に前記上限出力電力よりも少なくなったときに、前記第2負荷の消費電力が所定電力を超えていた場合には、前記第2負荷の消費電力が前記所定電力以下となってから、前記スイッチをOFFする
    ことを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記制御部は、さらに、前記出力制御対象期間中に前記交流電力生成回路からの交流電力が前記第2出力端子へ供給され続けるように、前記スイッチを制御する第2動作モードを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 余剰売電用の出力制御ルールに従った出力制御が行われるパワーコンディショナの出力の第2負荷への供給をON/OFFするためのスイッチを制御するスイッチ制御装置であって、
    100%未満の出力制御値が指定されている出力制御対象期間内に、前記パワーコンディショナの出力が前記スイッチを介さず供給されている第1負荷の消費電力が前記出力制御値から定まる上限出力電力よりも少ないか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記第1負荷の消費電力が前記上限出力電力よりも少ないと判定されている期間中に、前記スイッチをOFF状態に制御し、前記判定手段によって前記第1負荷の消費電力が前記上限出力電力よりも少ないと判定されていない期間中に、前記スイッチをON状態に制御するスイッチ制御手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチ制御装置。
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