JP2018137893A - 電源装置 - Google Patents

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一博 岩井
Kazuhiro Iwai
一博 岩井
信幸 多和田
Nobuyuki Tawada
信幸 多和田
飛鳥 大野
Asuka Ono
飛鳥 大野
諒 米盛
Ryo Yonemori
諒 米盛
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Abstract

【課題】蓄電部の負担の増大に起因して、蓄電部の寿命が短くなるのを抑制することが可能な電源装置を提供する。【解決手段】この電源装置1は、複数のAC/DC10と、負荷220とAC/DC10の間に接続され、AC/DC10により変換された直流電力を蓄電する蓄電部20と、複数のAC/DC10に入力される交流電力の入力、負荷220の定格電力及び負荷220の負荷電力量に基づいて、蓄電部20を制御する制御部40とを備える。そして、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部が停止した場合であって、複数のAC/DC10の出力する直流電力の合計が、負荷電力量より小さい場合、商用電源系統200、または、商用電源系統200と蓄電部20とから、負荷220に電力を供給する制御を行う。【選択図】図1

Description

この発明は、電源装置に関し、特に、電力変換部により変換された直流電力を蓄電する蓄電部を備える電源装置に関する。
従来、電力変換部により変換された直流電力を蓄電する蓄電部を備える電源装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、商用電源系統から入力される交流電力を直流電力に変換する整流器と、整流器により整流された直流電力を蓄電する蓄電部とを備える無停電電源装置が開示されている。また、この無停電電源装置は、整流器および蓄電部と、負荷との間に設けられ、整流器(または、蓄電部)からの直流電力を交流電力に変換するインバータ部を備えている。そして、この無停電電源装置では、通常時には、商用電源系統から入力される交流電力が、整流器およびインバータ部を介して、負荷に供給される。また、商用電源系統の異常時には、蓄電部に蓄えられた直流電力が、インバータ部を介して負荷に供給される。
また、従来では、複数の商用電源系統の各々から交流電力が入力される複数の整流器(電力変換部)を備える電源装置が知られている。この電源装置では、複数の商用電源系統から出力される交流電力が、各々、整流器により整流される。そして、複数の整流器により整流された直流電力が積算された状態で負荷に供給される。これにより、1つの商用電源系統では、負荷の定格電力を供給できない場合でも、複数の商用電源系統から負荷に定格電力を供給することが可能になる。
ここで、複数の商用電源系統から交流電力が入力される従来の電源装置において、複数の商用電源系統のうちのいずれかが異常(停電など)である場合であっても、異常でない(正常な)残りの商用電源系統から負荷の定格電力を供給可能な場合は、蓄電部から負荷への電力の供給は行わずに、残りの商用電源系統から負荷に電力が供給される。
また、複数の商用電源系統から交流電力が入力される従来の電源装置において、異常でない(正常な)残りの商用電源系統から負荷に電力を供給しても、負荷の定格の電力を供給できない場合がある。つまり、残りの商用電源系統からの電力を積算しても、負荷の定格の電力に達しない場合がある。この場合、残りの商用電源系統からの電力の供給を停止して、蓄電部から負荷に対して電力の供給が行われる。
特開平9−261892号公報
しかしながら、複数の商用電源系統から交流電力が入力される従来の電源装置では、上記のように、異常でない(正常な)残りの商用電源系統から負荷に電力を供給しても負荷の定格の電力を供給できない場合、残りの商用電源系統からの電力の供給を停止して、蓄電部から負荷に対して電力の供給が行われる。このため、負荷の定格電力の全てを、蓄電部が賄うことになる。その結果、蓄電部の負担が増大するので、蓄電部の寿命が短くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、蓄電部の負担の増大に起因して、蓄電部の寿命が短くなるのを抑制することが可能な電源装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電源装置は、負荷に並列に接続され、複数の商用電源系統から交流電力が入力され、交流電力を変換して直流電力を負荷に供給する複数の第1電力変換部と、負荷と第1電力変換部の間に接続され、第1電力変換部により変換された直流電力を蓄電する蓄電部と、複数の第1電力変換部に入力される交流電力の入力、負荷の定格電力及び負荷の負荷電力量に基づいて、蓄電部を制御する制御部とを備え、制御部は、複数の商用電源系統の一部が停止した場合であって、複数の第1電力変換部の出力する直流電力の合計が、負荷電力量より小さい場合、商用電源系統、または、商用電源系統と蓄電部とから、負荷に電力を供給する制御を行う。
この発明の一の局面による電源装置では、上記のように、制御部は、複数の商用電源系統の一部が停止した場合であって、複数の第1電力変換部の出力する直流電力の合計が、負荷電力量より小さい場合、商用電源系統、または、商用電源系統と蓄電部とから、負荷に電力を供給する制御を行う。これにより、複数の商用電源系統の一部が停止した場合に蓄電部のみから負荷に電力を供給する場合と比べて、蓄電部の負担が軽減される。その結果、蓄電部の負担の増大に起因して、蓄電部の寿命が短くなるのを抑制することができる。
上記一の局面による電源装置において、好ましくは、制御部は、直流電力の合計と負荷電力量との差分を、蓄電部から負荷に電力を供給する制御を行う。このように構成すれば、直流電力の合計と負荷電力量との差分(不足分)のみ、蓄電部から負荷に電力が供給されるので、蓄電部から負荷の負荷電力量に対する不足分を超えた電力を供給する場合と異なり、蓄電部の負担がより軽減される。その結果、蓄電部の寿命が短くなるのをより抑制することができる。
上記一の局面による電源装置において、好ましくは、負荷電力量は、負荷の定格電力以下である。
上記一の局面による電源装置において、好ましくは、制御部は、複数の商用電源系統の一部が停止した場合であって、複数の第1電力変換部の出力する直流電力の合計が、負荷電力量以上の場合、蓄電部から電力を供給せずに、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統から、負荷に電力を供給する制御を行う。このように構成すれば、蓄電部からは電力が供給されないので、蓄電部の負担がさらに軽減される。その結果、蓄電部の寿命が短くなるのをさらに抑制することができる。
上記一の局面による電源装置において、好ましくは、複数の第1電力変換部と負荷との間に設けられ、複数の第1電力変換部から出力される直流を交流に変換して負荷に供給する第2電力変換部をさらに備える。このように構成すれば、電源装置を、商用電源系統の異常時に蓄電部から負荷に対して交流電力を供給する無停電電源装置として構成することができる。すなわち、蓄電部の寿命が短くなるのを抑制することが可能な無停電電源装置を構成することができる。
本発明によれば、上記のように、蓄電部の負担の増大に起因して、蓄電部の寿命が短くなるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による電源装置のブロック図である。 商用電源系統のみから負荷に定格電力を供給する状態を示す図である。 商用電源系統と蓄電部との両方から負荷に電力を供給する状態を示す図である。 商用電源系統のみから負荷に実際の負荷電力量を供給する状態を示す図である。 本発明の第1実施形態による電源装置の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第2実施形態による電源装置のブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5を参照して、第1実施形態による電源装置1の構成について説明する。
図1に示すように、電源装置1は、商用電源系統200からの交流電力を直流電力に変換して、変換した直流電力を、電源中継ユニット210を介して、サーバなどの負荷220に供給するように構成されている。また、電源中継ユニット210は、電源装置1から供給された直流電力を負荷220に供給するとともに、負荷220との間で情報のやり取りを行うように構成されている。また、電源中継ユニット210は、一般的な交流電力が入力される負荷220に設けられるAC/DCの代わりに設けられるものであり、電源中継ユニット210を設けることにより、交流電力が入力される一般的な負荷220に対して直流電力の入力を可能にするものである。すなわち、第1実施形態では、電源装置1(複数のAC/DC10および蓄電部20)から負荷220に直流電力を供給するように構成されている。
(電源装置の構成)
電源装置1は、負荷220に並列に接続され、複数の商用電源系統200(商用電源系統200a〜200d)から交流電力が入力され、交流電力を変換して直流電力を負荷220に供給する複数の交流直流変換部(AC/DC)10を備えている。具体的には、商用電源系統200は、4系統設けられている。そして、AC/DC10は、4系統の商用電源系統200に対応するように、4台設けられている。また、1つのAC/DC10は、商用電源系統200からの交流電力を、たとえば、2.5kWの直流に変換するように構成されている。また、電源装置1は、負荷220の定格電力(たとえば、7.5kW)に対応する3台のAC/DC10と、冗長な1台のAC/DC10とを含む。これにより、1つの商用電源系統200(AC/DC10)が停電(故障)した場合でも、残りの3つの1つの商用電源系統200(AC/DC10)により、負荷220の定格電力を供給することが可能である。なお、交流直流変換部(AC/DC)10は、特許請求の範囲の「第1電力変換部」の一例である。
また、4台のAC/DC10は、互いに並列に接続されている。また、4台のAC/DC10の直流出力側は、互いに接続されているとともに、電源中継ユニット210を介して負荷220に接続されている。すなわち、負荷220には、4台のAC/DC10から、合計、10kWの直流電力が出力可能に構成されている。
また、電源装置1は、負荷220とAC/DC10の間に接続され、AC/DC10により変換された直流電力を蓄電する蓄電部20を備えている。蓄電部20は、停電時に、負荷220に電力を供給する(バックアップする)ように構成されている。また、蓄電部20の充放電を制御する蓄電部用制御部30が設けられている。
また、電源装置1は、複数のAC/DC10に入力される交流電力の入力、負荷220の定格電力及び負荷220の負荷電力量に基づいて、蓄電部20を制御する制御部40を備えている。具体的には、制御部40は、AC/DC10からの直流電力の出力、および、出力の停止を制御する。また、制御部40には、AC/DC10から、商用電源系統200からの交流電力の入力状態(電圧など)の情報が入力される。
また、制御部40は、蓄電部20からの直流電力の出力(放電)および放電の停止(充電)を制御する。具体的には、制御部40は、AC/DC10からの商用電源系統200の交流電力の入力状態(停電など)の情報に基づいて、蓄電部用制御部30に対して指令を行うことにより、蓄電部20からの直流電力の出力(放電)および放電の停止(充電)を制御する。
また、制御部40は、負荷220の実際の負荷電力量を監視するように構成されている。また、制御部40は、記憶部などに記憶された負荷220の定格電力を参照するように構成されている。
(制御部の制御の詳細な説明)
図2〜図4を参照して、制御部40の制御を詳細に説明する。
図2に示すように、制御部40は、AC/DC10から、商用電源系統200からの交流電力の入力状態(たとえば、入力される電圧が略ゼロになる)に基づいて、商用電源系統200a〜200dのうちの1つ(たとえば、商用電源系統200c)が停電した(交流電力の入力が停止)と判断する。ここで、制御部40は、負荷220の定格電力を、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統200a、200bおよび200dによって供給可能な場合、AC/DC10を介して、商用電源系統200a、200bおよび200dから負荷220に電力を供給する制御を行う。たとえば、負荷220の定格電力が7.5kWであり、商用電源系統200a、200bおよび200dの各々からAC/DC10を介して2.5kWずつ(合計7.5kW)供給可能である場合、商用電源系統200a、200bおよび200dから負荷220に電力が供給される。この場合、蓄電部20から負荷220への電力の供給は行われない。
ここで、第1実施形態では、図3に示すように、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部が停止した場合であって、複数のAC/DC10の出力する直流電力の合計が、負荷電力量より小さい場合、商用電源系統200、または、商用電源系統200と蓄電部20から、負荷220に電力を供給する制御を行う。なお、負荷電力量は、負荷220の定格電力以下である。具体的には、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部からの交流電力の入力が停止された場合において、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統200の全てから負荷220に電力を供給しても負荷220の定格電力を供給可能でない場合、交流電力が入力可能な残り商用電源系統200と蓄電部20との両方から、負荷220に電力を供給する制御を行う。たとえば、商用電源系統200aと商用電源系統200cとからの交流電力の入力が停止(停電)したとする。この場合、残りの商用電源系統200bおよび商用電源系統200dから、AC/DC10を介して、合計5kW(=2.5kW×2)の電力の供給が可能である。しかしながら、商用電源系統200bおよび商用電源系統200dからの合計の電力(5kW)は、負荷220の定格電力(7.5kW)に対して不足している。
そこで、第1実施形態では、制御部40は、直流電力の合計と負荷電力量との差分(残りの全ての商用電源系統200bおよび200dから電力を供給した場合の負荷220の定格電力に対する不足分)を、蓄電部20から負荷220に電力を供給する制御を行う。すなわち、蓄電部20から、不足分である2.5kWの電力が、負荷220に供給される。これにより、商用電源系統200bおよび商用電源系統200dからAC/DC10を介して供給される電力と、蓄電部20から供給される電力とによって、負荷220の定格電力が供給可能になる。
また、第1実施形態では、図4に示すように、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部が停止した場合であって、複数のAC/DC10の出力する直流電力の合計が、負荷電力量以上の場合、蓄電部20から電力を供給せずに、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統200から、負荷220に電力を供給する制御を行う。言い換えると、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部からの交流電力の入力が停止された場合において、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統200の全てから負荷220に電力を供給しても負荷220の定格電力を供給可能でないが実際の負荷電力量を供給可能な場合、蓄電部20から電力を供給せずに、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統200から、負荷220に電力を供給する制御を行う。たとえば、商用電源系統200aと商用電源系統200cとからの交流電力の入力が停止(停電)したとする。この場合、残りの商用電源系統200bおよび商用電源系統200dから、AC/DC10を介して、合計5kW(=2.5kW×2)の電力の供給が可能である。一方、実際の負荷電力量が4.5kWであったとする。この場合、制御部40は、残りの商用電源系統200bおよび商用電源系統200dから、負荷220に電力を供給する制御を行う。この際、蓄電部20からの電力の供給は行われない。
次に、図5を参照して、電源装置1の動作について説明する。この動作は、制御部40により行われる。
まず、ステップS1において、複数の商用電源系統200の入力の状態が、AC/DC10を介して確認される。
そして、ステップS2において、複数の商用電源系統200のうちのいずかれにおいて停電(交流入力の停止)が発生しているか否かが判断される。Yesの場合、ステップS3に進む。
次に、ステップS3において、蓄電部20から負荷220への給電(直流電力の供給)が一旦開始される。
次に、ステップS5において、負荷電力量(負荷220が消費する電力)が確認される。
次に、ステップS6において、負荷電力量が、負荷220の定格電力以内であるか否かが判断される。Yesの場合、ステップS8に進む。
ステップS8において、複数の商用電源系統200のうち、停電(交流入力の停止)が発生していない残りの商用電源系統200により負荷220の定格電力を供給可能か否かが判断される。さらに、負荷220の定格電力が供給可能でない場合であっても、残りの商用電源系統200から、実際の負荷電力量を供給可能か否かが判断される。
ステップS8において、Yesの場合、ステップS9に進む。そして、ステップS9において、蓄電部20から負荷220への給電が停止される。これにより、停電(交流入力の停止)が発生していない残りの商用電源系統200から、負荷220への給電が行われる(図2、図4参照)。その後、ステップS1に戻る。
一方、ステップS8において、Noの場合、ステップS10に進む。そして、ステップS10において、停電(交流入力の停止)が発生していない残りの全ての商用電源系統200から電力を供給した場合の負荷220の定格電力(または、負荷電力量)に対する不足分を補うように、蓄電部20から負荷220に給電される(図3参照)。その後、ステップS1に戻る。
また、ステップS2において、Noの場合、ステップS4に進む。ステップS4では、これまで商用電源系統200のいずれかが停電し蓄電部20から負荷220への給電が行われていた場合において、商用電源系統200の停電が解消した場合、蓄電部20からの給電が停止される。
また、ステップS6において、Noの場合、ステップS7に進む。ステップS7では、過負荷状態の設定(運転)が行われる。たとえば、AC/DC10の定格の120%〜150%の電力を出力するようにAC/DC10に指令して、負荷220の定格電力よりも大きい電力を負荷220に給電する。または、過負荷状態であることを、使用者に報知する。その後、ステップS1に戻る。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部が停止した場合であって、複数のAC/DC10の出力する直流電力の合計が、負荷電力量より小さい場合、商用電源系統200、または、商用電源系統200と蓄電部20とから、負荷に電力を供給する制御を行う。これにより、複数の商用電源系統200の一部が停止した場合に蓄電部20のみから負荷220に電力を供給する場合と比べて、蓄電部20の負担が軽減される。その結果、蓄電部20の負担の増大に起因して、蓄電部20の寿命が短くなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部40は、直流電力の合計と負荷電力量との差分を、蓄電部20から負荷220に電力を供給する制御を行うように構成されている。これにより、直流電力の合計と負荷電力量との差分(不足分)のみ、蓄電部20から負荷220に電力が供給されるので、蓄電部20から負荷220の負荷電力量に対する不足分を超えた電力を供給する場合と異なり、蓄電部20の負担がより軽減される。その結果、蓄電部20の寿命が短くなるのをより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部40は、複数の商用電源系統200の一部が停止した場合であって、複数のAC/DC10の出力する直流電力の合計が、負荷電力量以上の場合、蓄電部20から電力を供給せずに、交流電力が入力可能な残りの商用電源系統200から、負荷220に電力を供給する制御を行うように構成されている。これにより、蓄電部20からは電力が供給されないので、蓄電部20の負担がさらに軽減される。その結果、蓄電部20の寿命が短くなるのをさらに抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数のAC/DC10および蓄電部20から負荷220に直流電力を供給するように構成されている。ここで、複数のAC/DC10から負荷220に交流電力を供給する場合には、複数のAC/DC10の各々から出力される交流電力の位相を同期させる必要がある。そこで、複数のAC/DC10および蓄電部20から負荷220に直流電力を供給するように構成することによって、位相を同期させる必要がないので、容易に、複数のAC/DC10および蓄電部20から負荷220に直流電力を供給することができる。
[第2実施形態]
図6を参照して、第2実施形態による電源装置100の構成について説明する。第2実施形態による電源装置100では、直流を交流に変換して負荷220に供給する直流交流変換部(DC/AC)110が設けられている。なお、DC/AC110は、特許請求の範囲の「第2電力変換部」の一例である。
図6に示すように、電源装置100では、複数のAC/DC10と負荷220との間には、DC/AC110が設けられている。DC/AC110は、複数のAC/DC10(および、蓄電部20)から出力される直流を交流に変換して負荷220に供給するように構成されている。DC/AC110は、たとえば、7.5kVAの交流電力を、負荷220に給電する。このように、電源装置100ではDC/AC110が設けられていることにより、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)として機能する。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、複数のAC/DC10と負荷220との間に設けられ、複数のAC/DC10から出力される直流を交流に変換して負荷220に供給するDC/AC110を設ける。これにより、電源装置100を、商用電源系統200の異常時に蓄電部20から負荷220に対して交流電力を供給する無停電電源装置として構成することができる。すなわち、蓄電部20の寿命が短くなるのを抑制することが可能な無停電電源装置を構成することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、商用電源系統が4系統設けられている例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、商用電源系統は2系統以上設けられていればよい。
また、上記第1および第2実施形態では、負荷の定格電力が7.5kW(7.5kVA)であり、AC/DCから2.5kWの電力が出力される例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、負荷の定格電力が7.5kW(7.5kVA)以外であり、AC/DCから2.5kW以外の電力が出力されてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、交流電力を供給可能な全ての商用電源系統から電力を供給した場合の負荷の定格電力に対する不足分を、蓄電部から負荷に電力を供給する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、交流電力を供給可能な商用電源系統のうちの一部(全てではなく一部)と、蓄電部とから、負荷に電力を供給してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、負荷としてサーバが用いられる例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、電源装置から、サーバ以外の負荷に電力を供給するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、7.5kW(7.5kVA)の負荷の定格電力に対して、2.5kWの電力が出力されるAC/DCが4台設けられている(つまり、1台のAC/DC(商用電源系統)は、冗長電源である)例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、7.5kW(7.5kVA)の負荷の定格電力に対して、2.5kWの電力が出力されるAC/DCが3台設けられていてもよい(つまり、冗長電源はなし)。また、7.5kW(7.5kVA)の負荷の定格電力に対して、2.5kWの電力が出力されるAC/DCが5台以上(つまり、2台以上の冗長電源を含む)設けられていてもよい。
また、上記第1実施形態では、電源中継ユニットを介して、負荷としてのサーバに直流電力が供給される例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、電源装置から、直流電力によって動作する負荷に直接、直流電力を供給してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、説明の便宜上、制御部の制御処理を、処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の制御処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1、100 電源装置
10 交流直流変換部(AC/DC)(第1電力変換部)
20 蓄電部
40 制御部
110 直流交流変換部(DC/AC)(第2電力変換部)
200、200a〜200d 商用電源系統
220 負荷

Claims (5)

  1. 負荷に並列に接続され、複数の商用電源系統から交流電力が入力され、前記交流電力を変換して直流電力を前記負荷に供給する複数の第1電力変換部と、
    前記負荷と前記第1電力変換部の間に接続され、前記第1電力変換部により変換された直流電力を蓄電する蓄電部と、
    前記複数の前記第1電力変換部に入力される前記交流電力の入力、前記負荷の定格電力及び前記負荷の負荷電力量に基づいて、前記蓄電部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の商用電源系統の一部が停止した場合であって、前記複数の第1電力変換部の出力する前記直流電力の合計が、前記負荷電力量より小さい場合、前記商用電源系統、または、前記商用電源系統と前記蓄電部とから、前記負荷に電力を供給する制御を行う、電源装置。
  2. 前記制御部は、前記直流電力の合計と前記負荷電力量との差分を、前記蓄電部から前記負荷に電力を供給する制御を行う、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記負荷電力量は、前記負荷の定格電力以下である、請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の商用電源系統の一部が停止した場合であって、前記複数の第1電力変換部の出力する前記直流電力の合計が、前記負荷電力量以上の場合、前記蓄電部から電力を供給せずに、交流電力が入力可能な残りの前記商用電源系統から、前記負荷に電力を供給する制御を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 複数の前記第1電力変換部と前記負荷との間に設けられ、複数の前記第1電力変換部から出力される直流を交流に変換して前記負荷に供給する第2電力変換部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置。
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