JPH1127877A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

Info

Publication number
JPH1127877A
JPH1127877A JP9195064A JP19506497A JPH1127877A JP H1127877 A JPH1127877 A JP H1127877A JP 9195064 A JP9195064 A JP 9195064A JP 19506497 A JP19506497 A JP 19506497A JP H1127877 A JPH1127877 A JP H1127877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
converter
power
converters
conversion device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9195064A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ato
聡 阿藤
Minoru Yanagisawa
実 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9195064A priority Critical patent/JPH1127877A/ja
Publication of JPH1127877A publication Critical patent/JPH1127877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のUPSで給電する場合には、安価な設
備費で給電システムを構築できるが、故障すると修理・
復旧するまでの期間は交流電源から給電することにな
る。信頼度の向上のためにUPSを冗長並列運転させる
と負荷が多いほど設備のコストが大幅に上がる。 【解決手段】 半導体スイッチを用いたブリッジ回路と
フィルタで構成した順変換装置2、逆変換装置3と順逆
変換装置4を設ける。順逆変換装置4を他の変換装置
2,3の予備とする。正常時は、交流電源1→SA2→
順変換装置2→SD2→バッテリ6→SD3→逆変換装
置3→SB3→SC3→負荷5に交流電力は供給され
る。順変換装置2が故障するとSA2を開いてSA4を
閉じ、逆変換装置3が故障するとSB3を開いてSB4
を閉じ、逆変換装置4を稼働させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無停電電源装置に関
するものである。詳しくは、信頼性向上を狙った電力変
換装置を利用した無停電電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日常の社会生活においてコンピュータと
の関わりがますます増加している。コンピュータは重要
なシステムに利用されるほど瞬時のサービス停止も許さ
れない場合が多くなり、また予告無しの停電があるとソ
フトウェアに損傷を生じる場合もある。これらのことか
らコンピュータには商用電源の停電の影響をなくすため
に、一般に無停電電源装置(一般にUPSと言われてい
る)を設置して給電する方法がとられる。また、UPS
自体にはその使命からして信頼性の高いことが求められ
る。
【0003】以下、従来使われているUPSについて説
明する。まず、単独で使われるUPSについて説明す
る。図5は従来例における単独で用いられるUPSの構
成を示す回路図である。UPSの入力部には変換器A1
1を置く。変換器A11は交流電源1から商用交流電力
を受けてこれを直流電力に変換する順変換器であり、い
わゆる整流器としての機能を持つ。単なる交流から直流
への電力変換だけなら安価なサイリスタ整流回路でもよ
いが、この例では入力の力率を1に近くまで高め、かつ
入力電流に高調波成分を含まないように制御する機能を
もたせるために、機能の高いブリッジ回路が使われてい
る。UPSの出力部に変換器B12を置く。変換器B1
2は直流電力を所望の周波数、定電圧の交流電圧に変換
するいわゆるインバータとしての機能をもつ。直流部に
バッテリ6を置く。負荷5は選択スイッチSを介してU
PS出力BBからの交流出力、あるいはUPS入力BA
からの交流入力に接続される。なお、UPSは三相の装
置の例を示しているがUPSの外部の結線は簡略化して
単線結線図で示してある。
【0004】常時は、UPSは交流電源1から電力を受
けてこれを変換器A11で直流に変換し、バッテリ6を
充電するとともに変換器B12に給電する。変換器B1
2は定周波数、定電圧の交流電力を出力する。交流電源
1の停電時には、バッテリ6の放電電力を変換器B12
に給電し、UPSからは停電なしで負荷5への給電を続
ける。また、UPSの故障時には、選択スイッチSを切
換えることによって負荷5へは交流電源1から給電す
る。
【0005】UPSに組み込まれている変換器A11お
よび変換器B12は同一の構成でもよい。制御装置は変
換器A11用と変換器B12用で異なる。入力部の制御
装置A13は交流電流の波形を正弦波状に整形し、入力
力率を1に、また、出力の直流電圧を一定にする信号を
生成して変換器A11に送る。一方、出力部の制御装置
B14はUPS出力の電圧および周波数を制御する信号
を生成して変換器B12に送る。UPSを単体で使った
例では、UPSの一部に故障が生じれば、修理・復旧す
るまでの期間は選択スイッチSを切り換えて交流電源1
から給電する。この交流電源1から給電している期間に
停電があると負荷への給電は停止する。
【0006】無停電電源に一段と高い信頼性が求められ
る場合には、図6に示すUPSを2台使った冗長並列運
転システムが構成される。UPSの故障頻度は交流電源
1の停電頻度より十分に低いので無停電電源としての信
頼性は予備系として交流電源1を使った先の例に比べて
向上する。2台のUPSの内の1台は予備である。例え
ば1台が故障して切り離されても、残りのUPSで負荷
5の必要とする電力は給電できる。また、負荷5に給電
したまま、システムから1台のUPSを切り離して保守
点検ができるという長所もある。UPS1,UPS2の
投入・切り離しは入力側はスイッチSa1,Sa2の開
閉により、また出力側はスイッチSb1,Sb2の開閉
によって行なう。スイッチは電磁スイッチのようなメカ
ニカルなもの、またサイリスタのような半導体スイッチ
も使われる。また、スイッチSa1,Sa2、Sb1,
Sb2はUPSの内部に実装される場合もある。
【0007】図7は従来例におけるUPSを用いた2系
統の負荷に給電する無停電電源の構成ブロック図であ
る。負荷が2系統に分かれていて、信頼性を高めるため
それぞれ別の電源から給電を受ける場合の給電システム
の構成例を示す。すなわち、負荷5aは交流電源1とU
PS1を選択スイッチSaで切り換え、負荷5bは交流
電源1とUPS2を選択スイッチSbで切り換える。こ
のような負荷の例はコンピュータが無停止運転を強いら
れるような高信頼度システムの場合に見られる。信頼性
を高めるために、コンピュータシステムを全く同じ2組
で構成し、同時に同じコンピュータ処理業務を実行す
る。一方が故障あるいは点検で停止しても、他方が継続
して稼働するように運用されている。これら高信頼度コ
ンピュータシステムでは一部が給電停止に至ってもコン
ピュータ処理業務を続行できるように電源設備も2つの
系統を用意する。
【0008】括弧内に示した数字は相対的な電力容量の
大きさを示す。1つの負荷の消費電力量を100とする
と、給電するUPSの出力電力容量は100あればよ
い。しかしUPS内部では変換器A11と変換器B12
に100の電力変換容量を必要とするので、UPS1お
よびUPS2では各々合計200(100+100)の
電力が変換処理される。負荷5a,5bの消費電力が合
計200であるのに対して無停電電源システムとして変
換処理する電力は合計400(100×4)となる。
【0009】図8は従来例における複数のUPSを冗長
並列運転させて2系統の負荷に給電する無停電電源の構
成ブロック図である。負荷5a,5bの消費電力量20
0に対して無停電電源システムとして変換処理するUP
S1〜UPS4の全電力容量は800(100×8)と
なり、バッテリも6a〜6dの4個が必要となる。図7
の例は図8の例に比べて電力変換の処理量は小さく、従
って、電源の設備費は相対的に低いが、UPSが停止中
に商用電源が停電した場合のリスクが大きい。一方、図
8は電力変換処理量は800と極めて大きくなってしま
うが、給電システムの信頼度は高くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】1台のUPSで給電す
る場合には、安価な設備費で給電システムが構築でき
る。しかし、このUPSが故障すると修理・復旧するま
での期間は交流電源から給電することになる。交流電源
として一般に使われる商用電源は停電の頻度が高いの
で、この交流電源を予備電源として使うと高い信頼性を
確保できない(そもそも商用電源の信頼性が低いがため
にUPSが使われる)。一方、UPSを冗長並列運転さ
せる場合には、給電システムの信頼度は高くなるが、予
備の装置を設けておく必要があり、設備のコストが大幅
に上がる。負荷が複数ある場合には、このコスト高は深
刻な問題になる。
【0011】コスト増を抑え、かつ信頼性の高いUPS
を構築することが求められる。冗長並列運転しているU
PSのいづれか1台が故障した場合や部品の定期交換な
どの保守を実施する場合、修理・保守・点検作業の対象
となるUPSを並列運転システムから切り離して作業す
ることになる。従って、対象となるUPSで作業が完丁
するまでの期間は、当該装置内に実装されている健全な
回路は活用されないで眠っている(例えば、変換器Aが
故障した場合には変換器Bは健全でありながら給電シス
テムから切り離されている)。切り離されているUPS
のバッテリも同じく商用電源の停電があっても給電サー
ビスに供し得ないで眠っている。健全な部分は可能な限
り給電システムの信頼性向上のために活用したい。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、健全な部分は可能な限り給電システムのため
に活用し、コスト増を抑え、かつ信頼性の高い無停電電
源装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】従来のUPS装置を構成
している変換器Aと変換器Bを分離しそれぞれ独立させ
た。これによって装置当たりの構成単位が小さくなり、
従って、故障する部品点数が少なくなる。結果として装
置の故障の確率が小さくなる。つまり、信頼性が高くな
る。変換器Aが故障しても変換器Bには影響しない。ま
た、変換器Bが故障しても変換器Aには影響しない結線
とした。これによって、故障が生じても故障装置のみを
切り離せばよく、残りのすべての変換器を給電サービス
に供することができる。修理点検の作業性を上げるた
め、故障が生じたときには故障した変換装置のみを切り
離して修理点検できる。順変換装置に故障が生じれば、
予備用の順逆変換装置を交流電源側に切り換えて使う。
また、出力用の逆変換装置が故障したときには予備の順
逆変換装置から負荷に給電させられるので、負荷への給
電の信頼性が高まると同時に、故障した変換装置のみを
切り離して修理点検を行うことができるため作業性が向
上する。
【0014】さらに、修理点検で切り離した変換装置の
動作を確認するため、各変換器の直流端に接続した開閉
スイッチと交流端に接続した選択スイッチにより給電サ
ービスを継続している変換器に影響を与えることなく動
作確認試験を実施することができる。順変換器の動作確
認時には、当該変換器の直流端に接続された開閉スイッ
チを開くことで交流から直流への変換動作が単独で確認
できる。また、逆変換器の動作確認時には、当該変換器
の交流端に接続された選択スイッチを開くことで直流か
ら交流への変換動作が単独で確認できる。順逆変換器の
動作確認は、順変換器の場合と逆変換器の場合に相当す
る確認法を順次実施すればよい。このことによって、修
理点検の確実性が向上すると同時に、特別な試験器具を
必要としないため安全で効率的な作業を実施できる。
【0015】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
の無停電電源装置は、半導体スイッチを用いたブリッジ
回路とフィルタで構成した順逆変換装置を予備装置とし
て設け、この順逆変換装置に交流から直流への順変換機
能を持たせて順変換装置の予備装置として使い、また、
直流から交流への逆変換機能を持たせて逆変換装置の予
備装置として使うものであり、半導体スイッチを用いた
ブリッジ回路とフィルタで構成した電力変換装置を3台
以上有し、このうち少なくとも1台の変換装置は交流か
ら直流への順変換装置2であり、このうち少なくとも1
台の変換装置は直流から交流への逆変換装置3であり、
このうち少なくとも1台の変換装置は交流から直流への
順変換と直流から交流への逆変換とのいづれにも選択で
きる順逆変換装置4であり、前記順変換装置2の交流端
は選択スイッチSA2を介して交流電源1に接続し、前
記逆変換装置3の交流端は選択スイッチSB3,SC3
を介して負荷5に接続し、前記順逆変換装置4の交流端
は選択スイッチSA4を介して前記交流電源1に、選択
スイッチSB4,SC3を介して前記負荷5に接続し、
前記変換装置のすべての直流端はそれぞれ開閉スイッチ
SD2〜SD4を介してバッテリ6に接続したことに特
徴を有している。
【0016】また、本発明の無停電電源装置は、半導体
スイッチを用いたブリッジ回路とフィルタで構成した電
力変換装置を5台以上有し、このうち少なくとも2台の
変換装置は交流から直流への順変換装置2a,2bであ
り、このうち少なくとも2台の変換装置は直流から交流
への逆変換装置3a,3bであり、このうち少なくとも
1台の変換装置は交流から直流への順変換と直流から交
流への逆変換とのいづれにも選択できる順逆変換装置4
であり、前記順変換装置2a,2bの交流端は選択スイ
ッチSA21,SA22を介して交流電源1に接続し、
前記逆変換装置3a,3bの交流端は選択スイッチSB
31,SC31,SB32,SC32を介して負荷5
a,5bに接続し、前記順逆変換装置4の交流端は選択
スイッチSA4を介して前記交流電源1に、選択スイッ
チSB41,SC31,SB42,SC32を介して前
記負荷5a,5bに接続し、前記変換装置のすべての直
流端はそれぞれ開閉スイッチSD4,SD21,SD2
2,SD31,SD32を介してバッテリ6a,6bに
接続したことに特徴を有している。
【0017】さらに本発明の無停電電源装置は、交流入
力電流を制御する信号を生成する機能と交流出力電圧を
制御する信号を生成する機能を備えており、この機能の
いづれかを選択して順逆変換装置4の半導体スイッチに
制御信号を送出する制御装置7を備えたことに特徴を有
している。さらに本発明の無停電電源装置は、半導体ス
イッチを用いたブリッジ回路とフィルタから成る複数の
電力変換装置の構成が同一であることに特徴を有してい
る。
【0018】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の無停電電源装置を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例を示す無停電電源装置の
構成ブロック図である。図において、1は交流電源であ
り、一般には商用電源が用いられる。また、予備電源と
してエンジン・発電機が備えられている場合には、商用
電源の停電時には、このエンジン・発電機が交流電源と
して使われる。2は順変換装置、3は逆変換装置、4は
順逆変換装置、5は負荷、6はバッテリである。順変換
装置2の交流端は選択スイッチSA2を介して交流電源
1と接続され、直流端は開閉スイッチSD2を介してバ
ッテリ6に接続されている。逆変換装置3の交流端は選
択スイッチSB3,SC3を介して負荷5に接続され、
直流端は開閉スイッチSD3を介してバッテリ6に接続
されている。順逆変換装置4の交流端は選択スイッチS
A4を介して交流電源1に、また、選択スイッチSB
4,SC3を介して負荷5に接続され、直流端は開閉ス
イッチSD4を介してバッテリ6に接続されている。ま
た、交流電源1は選択スイッチSC1を介して負荷5に
接続されている。
【0019】図において順変換装置2の交流側に設けて
いる選択スイッチSA2,順逆変換装置4の交流側に設
けている選択スイッチSA4,SB4および逆変換装置
3の交流側に設けている選択スイッチSB3と直流側に
設けている開閉スイッチSD2〜SD4をそれぞれ各変
換装置の内部に実装してもよい。また、選択スイッチS
A2,SA4、SB3,SB4、SC1,SC3には電
磁スイッチのようなメカニカルなものだけでなく、従来
使われているような半導体スイッチも適用できる。
【0020】次に図1に示す実施例の運転について説明
する。 (常時運転モード) 順変換装置2,逆変換装置3が稼
働状態にある運転モードである。選択スイッチSA2,
SB3,SC3、開閉スイッチSD2〜SD4がそれぞ
れ閉じられ、選択スイッチSA4,SB4,SC1はそ
れぞれ開かれている。順変換装置2は交流電源1の交流
電力を直流電力に変換して逆変換装置3に給電するとと
もにバッテリ6を充電する。逆変換装置3は直流電力を
交流電力に変換して負荷5に給電している。順逆変換装
置4は逆変換装置3の故障に備えて逆変換モードで待機
運転している。
【0021】(停電時運転モード) 交流電源1が停電
してバッテリ6の放電電力で給電する運転モードであ
る。交流電源1が停電すると順変換装置2は停止し、逆
変換装置3はバッテリ6の放電による直流電力を交流電
力に変換して負荷5に給電する。順逆変換装置4は待機
運転している。
【0022】(逆変換装置故障時運転モード) 負荷5
に給電している逆変換装置3が故障した時の運転モード
である。逆変換装置3が故障すると選択スイッチSB3
を開きSB4を閉じて、それまで待機運転していた順逆
変換装置4から負荷5に給電させる。
【0023】(逆変換装置故障復旧時試験運転モード)
故障した逆変換装置3は開閉スイッチSD3を開いて
電気的に切り離し、修理復旧させる。修理後の動作確認
のため逆変換装置3単独で試験運転を行なうことができ
る運転モードである。開閉スイッチSD3を閉じ、選択
スイッチSB3が開いている状態で始動・停止などの動
作や出力電圧の確認を行なう。選択スイッチSB3が開
いているため、負荷5に給電している順逆変換装置4の
給電には何らの影響も及ぼさない。試験運転による正常
が確認できれば逆変換装置3を再運転させ、選択スイッ
チSB4を開いてSB3を閉じると常時運転モードに戻
る。
【0024】(順変換装置故障時モード) 交流電源1
から受電している順変換装置2が故障したときの運転モ
ードである。故障すると逆変換装置3はバッテリ6の電
力を変換して負荷5に給電する。選択スイッチSA2を
開きそれまで待機運転させていた順逆変換装置4を順変
換装置として稼働させるために選択スイッチSA4を閉
じる。これにより、交流電源1からの給電を受け、バッ
テリ6の放電を停止させる。
【0025】(順変換装置故障復旧時試験運転モード)
故障した順変換装置2は開閉スイッチSD2を開いて
電気的に切り離し、修理復旧させる。修理後の動作確認
のため順変換装置2単独で試験運転を行なうことができ
る運転モードである。選択スイッチSA2を閉じ、開閉
スイッチSD2が開いている状態で始動・停止などの動
作や出力電圧の確認を行なう。開閉スイッチSD2が開
いているため、バッテリ6や負荷5ヘの給電には何らの
影響も及ぼさない。試験運転による正常が確認できれば
開閉スイッチSD2を閉じて順変換装置2を再運転さ
せ、選択スイッチSA4を開いて順逆変換装置4を順変
換勳作から逆変換動作に切り換え、SA2を閉じること
で常時運転モードに戻る。
【0026】(複数の故障発生時モード) 順変換装置
2,逆変換装置3,順逆変換装置4のうちいづれか2台
が故障したときの運転モードである。選択スイッチSC
3を開き、SC1を閉じて交流電源1から直接負荷5に
給電する。故障した変換装置を復旧させて常時運転モー
ドに戻す。なお、複数の変換装置が同時に故障する確率
は極めて低い。
【0027】(大容量バッテリの充電モード) 交流電
源1が長時間にわたって停電した場合も負荷5を稼働さ
せるにはバッテリ6の蓄電容量を大きくして対応する。
バッテリ6が大きいと充電する電力量が大きいので、逆
変換装置3の容量見合いで容量を決めた順変換装置2の
みでは容量不足になる。本発明ではバッテリ6の充電時
間中には順逆変換装置4を順変換装置2と並列運転させ
て順変換電力量を2倍にしてバッテリ6を充電する。こ
のことによって、最大で順変換装置2の1台分に相当す
る電力量をバッテリ6の充電に充てることができる。
【0028】次に負荷の電力需要と変換装置の電力変換
容量との関係を説明する。図1の括弧内の数字は相対的
な電力容量である。負荷5の需要電力を100とすると
変換装置3台の総電力変換容量は300である。これに
対応する従来の信頼性の高い無停電電源装置(図6参
照)では総電力変換量が400であり、本発明では、よ
り少ない設備量で同等以上の信頼性を得ている。経済効
果は明瞭である。
【0029】逆変換装置3の出力容量は負荷5の需要見
合いで決めればよく、大きい負荷5には2台以上の逆変
換装置3を並列運転させて使うこともできる。なお、並
列運転は先に示したように従来から使われており、技術
的には確立している。同じように、順変換装置2も順逆
変換装置4もそれぞれ複数台の装置を並列運転させるこ
とも従来技術が使えて容易に実現できる。本発明では、
並列運転している場合も等価的に1台として扱ってい
る。本実施例の3台の変換装置は機能的には独立した装
置である。それそれ独立したフレームに実装してもよい
し、また、一つのフレーム内に、例えば内部を3つに仕
切って実装してもよい。
【0030】図2は本発明の実施例で用いる変換装置の
回路構成図である。図において、8は変換装置、Q1〜
Q6は半導体スイッチ素子、D1〜D6はダイオードで
ある。半導体スイッチ素子QとダイオードDの逆並列回
路で構成した半導体スイッチを6組使って三相ブリッジ
回路を構成している。ブリッジの交流点AU,AV,A
WからリアクタL1〜L3、コンデンサC1〜C3で構
成したフィルタを介して交流端に接続する。この変換装
置8を交流電源に接続した場合には順変換装置になり、
交流端は入力端子になる。ブリッジの直流点P,Nを直
流端に出す。電解コンデンサCdcをブリッジの直流点
間にまたがって設ける。
【0031】制御装置7は変換装置8を構成する半導体
スイッチ素子Q1〜Q6の動作を制御する信号を生成す
る装置であり、機能としては従来例におけるUPSの制
御装置A13と制御装置B14の少なくとも一方を備え
る。変換装置8を交流から直流へ変換させる順変換装置
として使う場合の信号を生成する場合には制御装置A1
3を使い、直流を交流に変換させる逆変換装置として使
う場合の信号を生成する場合には制御装置B14を使
う。変換装置8に順変換装置2と逆変換装置3の機能を
持たせる順逆変換装置4には制御装置A13と制御装置
B14を組み込んで選択して使う。
【0032】順変換装置2として使う場合の制御装置A
13は、交流の入力電流と出力の直流電圧を検出情報と
して使う。入力電流の位相を交流電源電圧の位相に合わ
せるように、つまり、入力の力率を1に近付けるように
制御し、同時に、高調波電流の発生を抑制するために、
入力電流の波形を正弦波状に整形する。また、直流電圧
のレベルが所望の値になるように交流入力電流のレベル
を制御する。これらの制御情報を持った信号を生成させ
てそれぞれの半導体スイッチ素子Q1〜Q6に与える。
(例えば、特開平7−59354号、特開平7−753
42号公報参照)。
【0033】逆変換装置3として使う場合の制御装置B
14は交流の出力電圧をセンシング情報として使う出力
電圧の周波数が所望の値になるように、また電圧のレベ
ルが所望の値になるように制御し、場合によっては電圧
波形が正弦波状になるように整形する。このような制御
情報をもった信号を生成させて半導体スイッチ素子Q1
〜Q6に与える。図では制御装置7を変換装置8内部に
実装させているが、各変換装置8の制御装置7をまとめ
て独立した装置に実装してもよい。このようにすると変
換装置8を同期させて運転させる場合などの制御装置間
の信号のやりとりが容易になる。
【0034】図では半導体スイッチ素子としてバイポー
ラ・トランジスタを使った例を示してあるが、他にGT
O(ゲート・ターン・オフ)サイリスタ、IGBT(絶
縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)なども使われ
る。変換装置8の回路例として従来から使われている三
相ブリッジ回路を示したが、他に単相の従来回路も使わ
れる。
【0035】図3に半導体素子としてサイリスタ9を使
った選択スイッチの1相分について構成例を示す。電流
を流したいサイリスタ対に信号を与えてこれをオン状態
にする。信号を止めるとオフ状態になる。三相の選択ス
イッチの場合には、このスイッチをU,V,Wの各相に
使う。
【0036】実施例2 図4は本発明の第2実施例を示す無停電電源装置の構成
ブロック図である。第2実施例は複数の負荷に給電する
場合である。順変換装置2a,2bの交流端はそれぞれ
選択スイッチSA21,SA22を介して交流電源1に
接続されている。逆変換装置3aの交流端は選択スイッ
チSB31,SC31を介して負荷5aに接続されてい
る。逆変換装置3bの交流端は選択スイッチSB32,
SC32を介して負荷5bに接続されている。順逆変換
装置4の交流端は選択スイッチSA4を介して交流電源
1に、また、選択スイッチSB41,SC31を介して
負荷5aに、選択スイッチSB42,SC32を介して
負荷5bに接続されている。
【0037】順変換装置2a,2b、逆変換装置3a,
3b、順逆変換装置4の直流端はそれぞれ開閉スイッチ
SD4,SD21,SD22、SD31,SD32、を
介して集約され、さらにスイッチSBT1,SBT2を
介してバッテリ6a,6bに接続されている。また、交
流電源1は選択スイッチSC11を介して負荷5aに、
選択スイッチSC12を介して負荷5bに接続されてい
る。
【0038】次に第2実施例の運転について説明する。 (常時運転モード) すべての変換装置が動作している
運転モードである。選択スイッチSA21,SA22,
SB31,SC31,SB32,SC32、開閉スイッ
チSD4,SD21,SD22,SD31,SD32が
それぞれ閉じられ、選択スイッチSA4,SB41,S
B42,SC11,SC12はそれぞれ開かれている。
また、スイッチSBT1,SBT2は閉じている。順変
換装置2a,2bは交流電源1の交流電力を直流電力に
変換して逆変換装置3a,3bに給電するとともにバッ
テリ6a,6bを充電する。逆変換装置3aは直流電力
を交流電力に変換して負荷5aに給電している。また、
逆変換装置3bも同様に負荷5bに給電している。順逆
変換装置4は逆変換装置3aまたは逆変換装置3bの故
障に備えて逆変換モードで待機運転している。
【0039】(停電時運転モード) 交流電源1が停電
してバッテリ6a,6bの放電電力で給電する運転モー
ドである。交流電源1が停電すると順変換装置2a,2
bは停止し、逆変換装置3a,3bはバッテリ6a,6
bの放電による直流電力を交流電力に変換してそれぞれ
の負荷5a,5bに給電する。順逆変換装置4は待機運
転している。
【0040】(逆変換装置故障時運転モード) 負荷5
a,5bに給電している逆変換装置3a,3bの内の1
台が故障した時の運転モードである。逆変換装置3a,
3bのいづれか、例えば3aが故障すると選択スイッチ
SB31を開きSB41を閉じて、それまで待機運転し
ていた順逆変換装置4から負荷5aに給電させる。
【0041】(逆変換装置故障復旧時試験運転モード)
故障した逆変換装置3aは開閉スイッチSD31を開
いて電気的に切り離し、修理復旧させる。修理後の動作
確認のため逆変換装置3a単独で試験運転を行なうこと
ができる運転モードである。開閉スイッチSD31を閉
じ、選択スイッチSB31が開いている状態で始動・停
止などの動作や出力電圧の確認を行なう。選択スイッチ
SB31が開いているため、負荷5aに給電している順
逆変換装置4の給電には何らの影響も及ぼさない。試験
運転による正常が確認できれば逆変換装置3aを再運転
させ、選択スイッチSB41を開いてSB31を閉じる
と常時運転モードに戻る。
【0042】(順変換装置故障時モード) 交流電源1
から受電している順変換装置2a,2bの内の1台が故
障したときの運転モードである。順変換装置2a,2b
のいづれか、例えば2aが故障すると逆変換装置3aは
バッテリ6a,6bの電力を変換して負荷5aに給電す
る。選択スイッチSA21を開きそれまで待機運転させ
ていた順逆変換装置4を順変換装置として稼働させるた
めに選択スイッチSA4を閉じる。これにより、交流電
源1からの給電を受け、バッテリ6a,6bの放電を停
止させる。
【0043】(順変換装置故障復旧時試験運転モード)
故障した順変換装置2aは開閉スイッチSD21を開
いて電気的に切り離し、修理復旧させる。修理後の動作
確認のため順変換装置2a単独で試験運転を行なうこと
ができる運転モードである。選択スイッチSA21を閉
じ、開閉スイッチSD21が開いている状態で始動・停
止などの動作や出力電圧の確認を行なう。開閉スイッチ
SD21が開いているため、バッテリ6a,6bや負荷
5aヘの給電には何らの影響も及ぼさない。試験運転に
よる正常が確認できれば開閉スイッチSD21を閉じて
順変換装置2aを再運転させ、選択スイッチSA4を開
いて順逆変換装置4を順変換動作から逆変換動作に切り
換え、SA21を閉じることで常時運転モードに戻る。
【0044】(複数の故障発生時モード) 変換装置の
内のいづれか2台が故障したときの運転モードである。
選択スイッチSC31,SC32を開き、SC11,S
C12を閉じて交流電源1から直接負荷5a,5bに給
電する。故障した変換装置を復旧させて常時運転モード
に戻す。なお、複数の変換装置が同時に故障する確率は
極めて低い。
【0045】(大容量バッテリの充電モード) 交流電
源1が長時間にわたって停電した場合も負荷5a,5b
を稼働させるにはバッテリ6a,6bの蓄電容量を大き
くして対応する。バッテリ6a,6bが大きいと充電す
る電力量が大きいので、逆変換装置3a,3bの容量見
合いで容量を決めた順変換装置2a,2bのみでは容量
不足になる。本発明ではバッテリ6a,6bの充電時間
中には順逆変換装量4を順変換装置2a,2bと並列運
転させて順変換電力量を増加しバッテリ6a,6bを充
電する。このことによって、最大で順変換装置1台分に
相当する電力量をバッテリ6a,6bの充電に充てるこ
とができる。
【0046】バッテリは定期的に容量テストを行ない、
蓄積能力が正常か否かのチェックが必要である。また、
寿命が短いために通常5年程度で新品と交換する必要が
ある。これらの作業時にはバッテリ6a,6bのスイッ
チSBT1,SBT2で部分的に切り離して処置すれば
よく、作業性がよい。また、残りのバッテリをサービス
に供したままの状態で作業が進められるので交流電源1
の停電があっても給電サービスには何らの支障も生じな
い。
【0047】なお、第1実施例においても第2実施例の
ようにバッテリを分割してそれぞれスイッチを設けるこ
とで同様の効果が得られることは言うまでもない。ま
た、第1および第2実施例では予備の順逆変換装置4と
して1台を設けた例について説明したが、複数台の予備
を設けておくことにより、さらに無停電電源装置として
の信頼性は向上する。経済効果を比較すると、第2実施
例の構成の場合では2系統の負荷200に給電するのに
変換装置の総電力変換容量は500(100×5)とな
る。これに比べ、信頼性の高い従来例(図8参照)の総
電力変換量は800(100×8)であり、本願の効果
は明らかである。実施例では負荷を2系統として説明し
たが、3系統以上でも拡張して同じ効果が得られる。例
えば、5階建てのビルに信頼性の高い給電システムを構
築する場合、各階毎に負荷の系統を分けて5系統の逆変
換装置を持つ無停電電源装置として設備すれば、信頼性
の向上が図れると同時に経済的にも高い効果が得られ
る。
【0048】
【発明の効果】 従来のUPS装置を構成している入力
側の整流部と出力側のインバータ部を分離し、2つの独
立した装置とした。これによって1台当たりの装置は規
模が小さくなり、部品数が減少したことから信頼性が向
上する。給電システムを構成した場合、従来の給電シス
テムに比較して少ない総電力容量の装置を使って同等以
上の信頼性が確保できる。従って、本発明の給電システ
ムの設備は経済性の面から優位である。例えば、第1実
施例では、負荷5の電力需要100に対し変換装置側の
総電力変換容量は300となる。これに対して従来例で
は400必要になり、同等以上の信頼性を持つ本願の方
が経済的に実現できると言える。
【0049】同様に2系統の負荷に給電する場合には従
来例では800必要であるのに対し、本発明の第2実施
例では500で済み、経済効果は明らかである。負荷が
高信頼度コンピュータのように2重化した構成をとって
いる場合に、本発明を適用すると効果は極めて大きいと
言える。負荷の系統を分岐させてより信頼性を高める場
合、分岐数が多くなるほど本発明の経済効果が高まる。
高層ビル内に高信頼度給電システムを構築する場合、本
発明を適用してビルの各階毎の負荷に対応させて分割し
て給電させると効果が大きい。さらに、順変換装置、逆
変換装置、順逆変換装置の機能部分を同じ構成で実現し
たので、部品類の共用が可能となり、変換装置の標準化
が進められコスト低下に寄与する。従って、変換装置の
いづれかが故障した場合、当該装置のみを切り離して修
理点検ができるため他の健全な変換装置をすべて給電サ
ービスに供することで装置の稼働率が高くなる。また、
修理点検の際、給電サービスに影響を与えることなく確
認動作試験を実施できるため作業の確実性、安全性に寄
与できる。部品が標準化されているので故障修理・定期
交換などで準備しておく部品の種類が少なくてよく、ま
た、メンテナンスの作業性もよい。複数の変換装置が故
障した場合にも対応できるように構成されているので、
これも信頼性向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す無停電電源装置の構
成ブロック図である。
【図2】本発明の実施例で用いる変換装置の回路構成図
である。
【図3】本発明で用いる選択スイッチの構成例を示す。
【図4】本発明の第2実施例を示す無停電電源装置の構
成ブロック図である。
【図5】従来例における単独で用いられるUPSの回路
図である。
【図6】従来例における複数のUPSを冗長並列運転さ
せる無停電電源装置の構成ブロック図である。
【図7】従来例におけるUPSを用いた2系統の負荷に
給電する無停電電源の構成ブロック図である。
【図8】従来例における複数のUPSを冗長並列運転さ
せて2系統の負荷に給電する無停電電源の構成ブロック
図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2,2a,2b 順変換装置 3,3a,3b 逆変換装置 4 順逆変換装置 5,5a,5b 負荷 6,6a,6b,6c,6d バッテリ 7 制御装置 8 変換装置 9 サイリスタ 11 変換器A 12 変換器B 13 制御装置A 14 制御装置B Q1〜Q6 半導体スイッチ素子 D1〜D6 ダイオード L1〜L3 リアクタ C1〜C3 コンデンサ Cdc 電解コンデンサ UPS,UPS1〜UPS4 無停電電源装置 S,Sa,Sb 選択スイッチ Sa1,Sa2,Sb1,Sb2,SBT1,SBT2
スイッチ SA2,SA4,SA21,SA22,SB3,SB
4,SB31,SB32,SB41,SB42,SC
1,SC3,SC11,SC12,SC31,SC32
選択スイッチ SD2〜SD4,SD21,SD22,SD31,SD
32 開閉スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチを用いたブリッジ回路と
    フィルタで構成した電力変換装置を3台以上有し、 このうち少なくとも1台の変換装置は交流から直流への
    順変換装置(2)であり、 このうち少なくとも1台の変換装置は直流から交流への
    逆変換装置(3)であり、 このうち少なくとも1台の変換装置は交流から直流への
    順変換と直流から交流への逆変換とのいづれにも選択で
    きる順逆変換装置(4)であり、 前記順変換装置(2)の交流端は選択スイッチ(SA
    2)を介して交流電源(1)に接続し、 前記逆変換装置(3)の交流端は選択スイッチ(SB
    3,SC3)を介して負荷(5)に接続し、 前記順逆変換装置(4)の交流端は選択スイッチ(SA
    4)を介して前記交流電源(1)に、選択スイッチ(S
    B4,SC3)を介して前記負荷(5)に接続し、 前記変換装置のすべての直流端はそれぞれ開閉スイッチ
    (SD2〜SD4)を介してバッテリ(6)に接続した
    ことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 半導体スイッチを用いたブリッジ回路と
    フィルタで構成した電力変換装置を5台以上有し、 このうち少なくとも2台の変換装置は交流から直流への
    順変換装置(2a,2b)であり、 このうち少なくとも2台の変換装置は直流から交流への
    逆変換装置(3a,3b)であり、 このうち少なくとも1台の変換装置は交流から直流への
    順変換と直流から交流への逆変換とのいづれにも選択で
    きる順逆変換装置(4)であり、 前記順変換装置(2a,2b)の交流端は選択スイッチ
    (SA21,SA22)を介して交流電源(1)に接続
    し、 前記逆変換装置(3a,3b)の交流端は選択スイッチ
    (SB31,SC31,SB32,SC32)を介して
    負荷(5a,5b)に接続し、 前記順逆変換装置(4)の交流端は選択スイッチ(SA
    4)を介して前記交流電源(1)に、選択スイッチ(S
    B41,SC31,SB42,SC32)を介して前記
    負荷(5a,5b)に接続し、 前記変換装置のすべての直流端はそれぞれ開閉スイッチ
    (SD4,SD21,SD22,SD31,SD32)
    を介してバッテリ(6a,6b)に接続したことを特徴
    とする無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 交流入力電流を制御する信号を生成する
    機能と交流出力電圧を制御する信号を生成する機能を備
    えており、 この機能のいづれかを選択して順逆変換装置(4)の半
    導体スイッチに制御信号を送出する制御装置(7)を備
    えたことを特徴とする請求項1および請求項2記載の無
    停電電源装置。
  4. 【請求項4】 半導体スイッチを用いたブリッジ回路と
    フィルタから成る複数の電力変換装置の構成が同一であ
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載の無停
    電電源装置。
JP9195064A 1997-07-03 1997-07-03 無停電電源装置 Pending JPH1127877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9195064A JPH1127877A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 無停電電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9195064A JPH1127877A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 無停電電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1127877A true JPH1127877A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16334964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9195064A Pending JPH1127877A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1127877A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001245443A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Sanyo Denki Co Ltd 無停電電源装置
KR20020028128A (ko) * 2000-10-07 2002-04-16 이구택 게이트 신호를 감지한 무순단 절환장치
JP2005328624A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2012175885A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Nec Computertechno Ltd 電源装置
JP2015119603A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 株式会社日立製作所 電力変換装置およびそれを用いた無停電電源装置
CN104868763A (zh) * 2014-02-26 2015-08-26 夏普株式会社 交直流转换装置和具有该交直流转换装置的电气设备
JPWO2014016919A1 (ja) * 2012-07-25 2016-07-07 東芝三菱電機産業システム株式会社 電源システム
JP2017028884A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 和希 石川 電源システム及びバックアップ電源システムの増設方法
JP2020509726A (ja) * 2017-02-28 2020-03-26 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. エネルギー貯蔵装置を含む無停電電源供給システム

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4540171B2 (ja) * 2000-02-29 2010-09-08 山洋電気株式会社 無停電電源装置
JP2001245443A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Sanyo Denki Co Ltd 無停電電源装置
KR20020028128A (ko) * 2000-10-07 2002-04-16 이구택 게이트 신호를 감지한 무순단 절환장치
JP2005328624A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2012175885A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Nec Computertechno Ltd 電源装置
JPWO2014016919A1 (ja) * 2012-07-25 2016-07-07 東芝三菱電機産業システム株式会社 電源システム
JP2015119603A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 株式会社日立製作所 電力変換装置およびそれを用いた無停電電源装置
CN104868763A (zh) * 2014-02-26 2015-08-26 夏普株式会社 交直流转换装置和具有该交直流转换装置的电气设备
JP2015162910A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 シャープ株式会社 交流直流変換装置及びそれを備えた電気機器
CN104868763B (zh) * 2014-02-26 2018-10-12 夏普株式会社 交直流转换装置和具有该交直流转换装置的电气设备
JP2017028884A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 和希 石川 電源システム及びバックアップ電源システムの増設方法
JP2020509726A (ja) * 2017-02-28 2020-03-26 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. エネルギー貯蔵装置を含む無停電電源供給システム
US11223229B2 (en) 2017-02-28 2022-01-11 Lsis Co., Ltd. Uninterruptible power supply system comprising energy storage system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7652393B2 (en) Apparatus and method for employing a DC source with an uninterruptible power supply
EP3116096B1 (en) Ups circuit
JP6262887B2 (ja) 電源バス回路
US20060175904A1 (en) Ups having a dual-use boost converter
EA020450B1 (ru) Устройство аварийного электропитания
US8310100B2 (en) System and method for a redundant power solution
CN109275345A (zh) 采用ac/dc环配置的配电系统
WO2015003042A1 (en) Ups systems and methods using dual mode rectifier/inverter
JPH1127877A (ja) 無停電電源装置
CN115693907A (zh) 无切换不间断铁路信号电源电路
JP2002354679A (ja) 電力変換装置及びそれを用いた電力供給システム
JP3122613B2 (ja) 無停電電源装置
JPH05276671A (ja) 並列冗長形無停電電源装置
JPH05122873A (ja) 無停電電源装置
JPH11103540A (ja) 無停電電源システム
JPH09163633A (ja) 無停電交流給電装置
JP6668274B2 (ja) 無停電電源システム
JP2008172864A (ja) 無停電電源設備及びその増設方法
JPS63107431A (ja) 無停電電源装置
JPH09163632A (ja) 無停電交流給電装置
US11611231B2 (en) Uninterruptible power supply system having stranded power recovery
US8760005B2 (en) Control method of an uninterruptible power supply for extending a discharge time under a no-load condition
KR102238918B1 (ko) 정수장 특화형 ess/ups/비상발전기 일체형 에너지 저장장치 및 이의 제어방법
JP5141594B2 (ja) 共通バッテリを有する無停電電源システム、その無停電電源装置
JPH1042567A (ja) 周波数変換装置