JP2018152268A - コネクタの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】多芯ケーブル用コネクタハウジングにおいて、防水性を担保しつつ小型化の可能な構造を提供する。【解決手段】複数の電線(42)を包囲する外被覆(41)を備える多芯ケーブル(40)と、外被覆(41)の端末部(41E)から延出する複数の電線(42)に接続されるコネクタ本体(10)と、を防水するコネクタ(1)の防水構造であって、多芯ケーブル(40)とコネクタ本体(10)との間において複数の電線(42)を一括して覆う防水部材(50)を備え、防水部材(50)は、一端は外被覆(41)に嵌合するとともに内部において複数の電線(42)を端末部(41E)から任意の配置関係で延出させ、他端はコネクタ本体(10)に嵌合する。【選択図】図1

Description

本発明は、電線導通部の端末に取り付けられたコネクタの防水構造に関する。
複数の電線をハウジング内に引き込み接続するコネクタの防水構造として、特許文献1のものが知られている。この技術においては、複数の電線を一括して束ねる外被覆内への水等の侵入を防ぐため、外被覆の端末(電線の導出部)にゴム栓を嵌め付け、これに設けられた複数の貫通孔に各電線を個別に、かつ所定の姿勢(角度)で挿通させることで、外被覆の端末開口(各電線と外被覆の間隙)を塞いでいる。
特開2013−97898号公報(第3図)
しかしこの構成では、挿通された電線が所定の姿勢(角度)からずれた場合、ゴムの形状追随が足りず、電線とゴムとの間に隙間が生じて防水性が損なわれるおそれがある。
したがって、コネクタ内において電線に屈曲箇所を設ける(例えば特許文献1のように約45度曲げる)場合には、その屈曲が電線のゴム栓への挿通角度に影響することのないよう、屈曲箇所からゴム栓までの長さ寸法を確保しなければならない。このため、特に比較的太径の電線をコネクタ内で屈曲させる場合、短寸化が難しい。また、各電線間にゴムを介在させるため、その分ゴム栓ひいてはコネクタの小径化が難しい。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、多芯ケーブル用コネクタハウジングにおいて、防水性を担保しつつ小型化の可能な構造を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電線を包囲する外被覆を備える多芯ケーブルと、前記外被覆の端末部から延出する前記複数の電線に接続されるコネクタ本体と、を防水するコネクタの防水構造であって、前記多芯ケーブルと前記コネクタ本体との間において前記複数の電線を一括して覆う防水部材を備え、前記防水部材は、一端は前記外被覆に嵌合するとともに内部において前記複数の電線を前記端末部から任意の配置関係で延出させ、他端は前記コネクタ本体に嵌合することを特徴とする。
上記の構成によれば、防水部材によりコネクタ本体からケーブルの外被覆までを一括して防水するので、外被覆端末の開口を塞ぐ防水部材が不要となり、その分コネクタを短寸化できる。また、電線間に防水部材を介在させる必要がないから、その分コネクタを小径化できる。さらに、多芯ケーブルの外被覆から延出する各電線を所定の形状(配置関係)に変形させる必要がなく、そのまま防水部材内へ延出させるだけでよいから、作業性に優れる。
本明細書に開示された配線モジュールに係る実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記防水部材を包囲して配される硬質のカバー部材と、前記防水部材の前記一端に設けられたケーブル嵌合部と、を備え、前記ケーブル嵌合部は、前記外被覆に外嵌するケーブルシールリップ部が内周面に周設されるとともに、前記カバー部材に内嵌するケーブルシール補助部が外周面に周設され、前記ケーブルシールリップ部と前記ケーブルシール補助部とは、前記ケーブル嵌合部の軸方向において同じ位置に配されている。
この構成によれば、ケーブルと防水部材との嵌合部分に硬質のカバー部材を被せ付けるだけで、それらを望ましい形状に矯正しつつ固定することとができるので、他の部位における屈曲変形からの影響を軽減し、防水性を高めることができる。また、防水材のリップ部がケーブルの変形に追随することにより、防水性をより高めることができる。
(2)前記コネクタ本体に設けられて前記複数の電線を内部に挿通させる内筒部と、前記防水部材の前記他端に設けられたコネクタ嵌合部と、をさらに備え、前記コネクタ嵌合部は、前記内筒部に外嵌するコネクタシールリップ部が内周面に周設される。
(3)前記コネクタ本体に設けられて前記内筒部を包囲して配される外筒部をさらに備え、前記コネクタ嵌合部は、前記外筒部に内嵌するコネクタシール補助部が外周面に周設され、前記コネクタシールリップ部と前記コネクタシール補助部とは、前記コネクタ嵌合部の軸方向において同じ位置に配されている。
この構成によれば、内筒部と密着してコネクタシールリップ部に生じる応力と、外筒部と密着することでコネクタシール補助部に生じる応力とが、コネクタ嵌合部の同じ位置を挟んで互いに正対するから、コネクタシールリップ部を内筒部に対して効率よく密着させることができる。
(4)前記複数の電線は、電力用電線と、それよりも細い信号用電線とを備え、前記外被覆の端末と前記コネクタ本体との間で屈曲されている。
電力用電線は比較的大径であるため、それが外被覆の端末とコネクタ本体との間で屈曲されている場合には、その屈曲が外被覆の端末にまで及びがちであり、外被覆の端末において電線の姿勢(角度)を防水部材に合わせることが難しい。しかし、上記の構成によれば、防水部材が外被覆の外側からコネクタ本体まで一括して防水するので、外被覆の内側の電線の姿勢(角度)に影響されることなく、防水を確実に行うことができる。
(5)前記多芯ケーブルは前記外被覆の内側で前記複数の電線を一括して包囲する編組線を備え、前記編組線は、前記外被覆の端末から前記コネクタ本体側に延出されている。
上記の構成によれば、ケーブルの外被覆の端末の開口を防水部材で塞ぐ必要がない。このことを利用して、編組線を外被覆の端末から防水部材内に延出させることができる。
本発明によれば、多芯ケーブル用コネクタハウジングにおいて、防水性を担保しつつ小型化の可能な構造を提供することが可能となる。
実施形態1に係る防水コネクタの縦断面図(図2のA−A断面図) 防水コネクタの正面図 防水コネクタの分解斜視図 コネクタハウジングを示す斜視図 多芯ケーブルを示す斜視図 シール部材を示す斜視図 カバー部材を示す斜視図 カバー部材を被せ付ける前の斜視図 実施形態2に係る防水コネクタの縦断面図 実施形態2に係る防水コネクタの斜視図 その他の実施形態に係る防水コネクタの縦断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図8を参照しつつ説明する。なお以下の説明においては、図示におけるX方向を右方、Y方向を前方、Z方向を上方として説明する。また、以下の説明においては、複数の同一部材については一の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略することがある。
本実施形態におけるコネクタ1は、例えば電動ブレーキシステムにおいて車両のタイヤハウス内に配され、電源側から延びるケーブル40(多芯ケーブルの一例)の端末に接続されて、ブレーキングを制御するためのECU(Electrical Cotrol Unit)に取り付けられた相手方コネクタMと嵌合して使用されるものである。
コネクタ1は、図1に示すように、大きくはコネクタハウジング10(コネクタ本体の一例)と、シース41(外被覆の一例)の端末から延出する電線がコネクタハウジング10に挿通されたケーブル40(多芯ケーブルの一例)と、コネクタハウジング10からシース41の端末にかけて一括して覆うシール部材50(防水部材の一例)と、シール部材50を覆うカバー部材60と、を備える。シール部材50およびカバー部材60は側面視で略直角に曲がった略L字形状をなしており、その内部には電線42が側面視で略直角に曲げられて配されている。
コネクタハウジング10は、図1および図4に示すように、前後に貫通する筒状の電線包囲部11と、電線包囲部11の前端部11Bを包囲するように配された略角筒状のフード部13と、電線包囲部11の後半部分11Aを包囲するように配された長円筒形状の外筒部14と、を一体的に備える。なお本実施形態においては、長円筒形状とは一端部から他端部にかけて横断面が実質的に同一の長円形である円筒形状をいう。また、長円形状とは楕円形状も含む。
電線包囲部11のうち前端部11Bの外周面には、弾性材からなる円環状のシールリング20が外嵌されている。また、フード部13により包囲される空間内には、複数の端子保持部12が前後に延びて配されている。そして、フロントリテーナ30が各端子保持部12を一括して包囲するようにフード部13の開口部から嵌め込まれ、その開口面(図1における後端面)をシールリング20の前端面に対向させた状態で、図示しないロック構造でコネクタハウジング10内に固定されている。
また、フード部13の上面および下面にはそれぞれ、後述するカバー部材60のロック受け部64Aが係止するためのロック爪15が2つ、左右に並んで設けられている。
電線包囲部11のうち後半部分11Aは、後述するシール部材50が外嵌する長円筒形状の内筒部11Aとなっている。内筒部11Aの外周面は、横断面が上下に扁平な長円形状をなしている。前述の外筒部14の内周面は、横断面が上下に扁平な長円形をなしており、全周にわたって内筒部11Aの外周面から一定の間隙を設けつつ配されている。
ケーブル40は、図5に示すように、断面が略円形状をなし、比較的太い電力用の複数(本実施形態では2本)の被覆電線42Aおよびそれよりも細い信号用の複数(本実施形態では3本)の被覆電線42Bが適宜撚り合わされ、一括してシース41で覆われている。ケーブル40の端末においては、シース41の端末部41Eから被覆電線42が露出し、撚りが適宜ほぐされている。各電線42の端末は被覆が剥かれて芯線が露出し、図1に示すように、ここに端子Tがカシメ圧着等により接続されている。
端子Tはコネクタハウジング10の端子保持部12において保持され、電線42は電線包囲部11の内部空間を通って後方から外方へ延出している。
シール部材50は、合成ゴム等の弾性防水材料から形成され、図6に示すように、前方に向かって開口する長円筒形状のコネクタ嵌合部51と、下方に向かって開口する円筒形状のケーブル嵌合部52とを、適宜外方へ膨らみを持たせた中空のシール本体部53で全周に亘り連続させた、側方視で略L字型の貫通筒体である。
コネクタ嵌合部51は、内周面に複数条(本実施形態では3条)のコネクタシールリップ部51Aが全周に亘って周設されているとともに、外周面には複数条(本実施形態では3条)のコネクタシール補助部51Bが全周に亘って周設されている。コネクタシールリップ部51Aとコネクタシール補助部51Bとは、コネクタ嵌合部51の軸方向において同じ位置に配されている。
ケーブル嵌合部52は、図1および図6に示すように、内周面に複数条(本実施形態では3条)のケーブルシールリップ部52Aが全周に亘って周設されているとともに、外周面には複数条(本実施形態では3条)のケーブルシール補助部52Bが全周に亘って周設されている。ケーブルシールリップ部52Aとケーブルシール補助部52Bとは、ケーブル嵌合部52の軸方向において同じ位置に配されている。
また、ケーブル嵌合部52の開口端近傍には、端縁リップ部52Cが全周に亘り内側に向かって周設されるとともに、位置決めリップ部54が全周に亘り外側へ向かって周設されている。
カバー部材60は、比較的硬質の合成樹脂材料から形成され、図1および図7に示すように、前方に向かって開口する長円筒形状のコネクタカバー部61と、下方に向かって開口する円筒形状のケーブルカバー部62とを、中空のカバー本体部63で全周に亘り連続させた、全体として側方視で略L字型の貫通筒体である。
コネクタカバー部61の上面および下面における各端部からはコネクタ係止部64が前方に延出して設けられ、さらにその端部から、コネクタハウジング10のロック爪15に係止するロック受け部64Aが前方に突設されている。
次に、本実施形態におけるコネクタ1の組み立て手順の一例を、図3および図8を参照しつつ説明する。
まず、電線42の端末に端子Tを接続したケーブル40を、カバー部材60に下方から挿通させておいてから、シール部材50に下方から挿通させる。そして、各端子Tをコネクタハウジング10の内筒部11Aに挿通し、その奥(前方側)の各端子保持部12に挿入して固定する。そして、シール部材50のコネクタ嵌合部51をコネクタハウジング10の内筒部11Aと外筒部14との間隙に圧入し、コネクタシールリップ部51Aを内筒部11Aの外周面に外嵌して全周に亘って密着させるとともに、コネクタシール補助部51Bを外筒部14の内周面に内嵌して全周に亘って密着させ、さらに、ケーブルシールリップ部52Aおよび端縁リップ部52Cをシース41の端末部41Eの近傍の外周面に外嵌して全周に亘って密着させる。また、コネクタハウジング10には前面開口からシールリング20およびフロントリテーナ30を順次嵌め込む。これにより、図8に示すように、シール部材50はその両端において全周に亘ってコネクタハウジング10(電線包囲部11の内筒部11A)およびケーブル40に緊密に外嵌し、電線包囲部11の前面開口を残した閉鎖空間を形成する。
次に、シール部材50を適宜弾性変形させつつカバー部材60の中に押し込み、ケーブル嵌合部52をケーブルカバー部62の中に圧入して、ケーブルシール補助部52Bをケーブルカバー部62の内周面に内嵌して全周に亘って密着させるとともに、ケーブルカバー部62の下端からシール部材50の位置決めリップ部54を全周に亘って露出させる。すると、位置決めリップ部54は径方向外側へ向かって弾性復帰し、ケーブルカバー部62の端面に係止する。
最後に、コネクタ係止部64のロック受け部64Aをコネクタハウジング10(フード部13)のロック爪15に係止させる。これにより、カバー部材60はコネクタハウジング10に固定され、本実施形態のコネクタが完成する。
この後、コネクタハウジング10のフード部13とフロントリテーナ30との間隙に相手方コネクタのハウジングMを前方から挿入し、電線包囲部11の前端部11Bの外周面に外嵌されたシールリング20に外嵌させる。これにより、電線包囲部11の前面開口が閉鎖されて、コネクタ1の防水構造が完成する。
なおコネクタ1の組み立て手順はこれに限らず、この他例えば、あらかじめケーブルカバー部62の内側にシール部材50を圧入しておき、この中に電線42を挿通させてもよく、各部材の寸法関係やシール部材50の柔軟性の度合い等、諸処の条件に合わせて作業しやすい手順とすればよい。
上記の構成によれば、各電線42をシース41の端末部41Eから任意の配置関係かつ任意の姿勢(角度)でシール部材50の内部に延出させればよいから、組み立て作業が容易となる。また、シールされる部位(シース端末部41Eの近傍)が比較的硬質のカバー部により直線形状に固定されるから、電線42の他の部位からの屈曲の影響を抑制することができ、屈曲部位からの長さを小寸法化できる。
また、各電線42間にシール部材が介在しないから、コネクタ1の直径寸法を小型化できる。
さらに、シース端末部41Eとコネクタハウジング10との間に配された電線42もシール部材50により防水されるから、万が一電線42の被覆が損傷した場合にも、電線42からの漏電や電線42の被覆内への浸水を防ぐことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9および図10によって説明する。
本実施形態のコネクタ100は、実施形態1と異なり、コネクタハウジング110においては外筒部14が省かれ、かつシール部材150はコネクタシール補助部51Bに代えて2条の第1タイバンド位置決め突部155が全周に亘り周設されている。そして、両第1タイバンド位置決め突部155の間にタイバンド170を配し緊締することで、コネクタ嵌合部151の電線包囲部111の内筒部111Aに対する密着力を付勢している。カバー部材160には上面前端部の略中央にタイバンド逃がし部160Aが設けられ、これによりコネクタハウジング110に外嵌された際にタイバンド締結部170Aを逃がしている。
また、シール部材150のケーブル嵌合部152においては、ケーブルシール補助部52Bに代えて2条の第2タイバンド位置決め突部156が全周に亘り周設され、ケーブルカバー部162の下端部から露出している。そして、両第2タイバンド位置決め突部156の間にタイバンド170を配し緊締することで、ケーブル嵌合部152のケーブル140のシース141に対する密着力を付勢している。なお、その他の構成は実施形態1と同様であるため説明を省略する。
この構成によれば、シール部材150をコネクタハウジング110およびケーブル140に外嵌させてからタイバンド170で緊締する(すなわち外嵌と密着力の付勢を別々に行う)ので、タイバンド170による緊締の前後に外嵌状態を目視確認できる。しかも、タイバンド170により積極的に緊締できるので、シール部材150をコネクタハウジング110およびケーブル140に対して、より適切に密着させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、異なる太さの複数の電線を一括してシースで覆ったケーブル40、140としているが、多芯ケーブルはこれに限らず、例えば電線を外被覆内に埋設したキャブタイヤケーブルであってもよい。または、例えば複数の電線242を一括して包囲するシールド用編組線243がシース241の内側に配されたものであってもよい。この場合、シース241の内側がシール部材250の内部空間と連通していることを利用して、図9に示すように、編組線をシース241の端末241Eからシール部材250の内部空間に延出させることができる。これにより、編組線243自体を水等から隔離しつつ、シース241から延出した電線242をシールドすることができる。この構成は、特にコネクタ200をノイズ発生源の機器と隣接して配置せざるを得ない場合や、ケーブル内にノイズ発生源となる電線を含む場合に好適である。
(2)上記実施形態においては、シール部材50、150をシース端末部41E、141Eからコネクタハウジング10、110にかけて被せ付け、さらにシール部材50、150にカバー部材60,160を被せ付ける構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、ケーブル嵌合部52の弾性力により十分な密着力が得られる場合には、ケーブルカバー部62は省いてもよく、またシール部材50が外方からの衝撃に十分耐え得る強度を有する場合は、カバー本体部63を省いてもよい。
(3)上記実施形態においては、コネクタ嵌合部51、151およびケーブル嵌合部52、152の内周面にそれぞれシールリップ部51A,151A、52A,152Aを設けたが、例えばシールリップ部51A,151Aを設けなくても十分な密着力が得られる場合には、シールリップ部51A,151Aを省いてもよい。
(4)上記実施形態においてはシール部材50、150およびカバー部材60、160を、コネクタハウジング10、110からシース端末部41E、141Eにかけて略L字型に曲がった形状としているが、必要に応じてさらに屈曲度合いを高め、例えば略U字型に屈曲した形状としてもよく、逆に屈曲部のない直線形状としてもよい。
1:コネクタ
10:コネクタハウジング
11B:前端部
11A:内筒部
14:外筒部
40:ケーブル
41:シース
41E:端末部
42:電線
50:シール部材
53:シール本体部
51A:コネクタシールリップ部
51B:コネクタシール補助部
52A:ケーブルシールリップ部
52B:ケーブルシール補助部
60:カバー部材
62:ケーブルカバー部
63:カバー本体部

Claims (6)

  1. 複数の電線を包囲する外被覆を備える多芯ケーブルと、前記外被覆の端末部から延出する前記複数の電線に接続されるコネクタ本体と、を防水するコネクタの防水構造であって、
    前記多芯ケーブルと前記コネクタ本体との間において前記複数の電線を一括して覆う防水部材を備え、
    前記防水部材は、一端は前記外被覆に嵌合するとともに内部において前記複数の電線を前記端末部から任意の配置関係で延出させ、他端は前記コネクタ本体に嵌合する、コネクタの防水構造。
  2. 前記防水部材を包囲して配される硬質のカバー部材と、前記防水部材の前記一端に設けられたケーブル嵌合部と、を備え、
    前記ケーブル嵌合部は、前記外被覆に外嵌するケーブルシールリップ部が内周面に周設されるとともに、前記カバー部材に内嵌するケーブルシール補助部が外周面に周設され、前記ケーブルシールリップ部と前記ケーブルシール補助部とは、前記ケーブル嵌合部の軸方向において同じ位置に配されている、請求項1に記載のコネクタの防水構造。
  3. 前記コネクタ本体に設けられて前記複数の電線を内部に挿通させる内筒部と、前記防水部材の前記他端に設けられたコネクタ嵌合部と、をさらに備え、
    前記コネクタ嵌合部は、前記内筒部に外嵌するコネクタシールリップ部が内周面に周設される、請求項1または請求項2に記載のコネクタの防水構造。
  4. 前記コネクタ本体に設けられて前記内筒部を包囲して配される外筒部をさらに備え、
    前記コネクタ嵌合部は、前記外筒部に内嵌するコネクタシール補助部が外周面に周設され、前記コネクタシールリップ部と前記コネクタシール補助部とは、前記コネクタ嵌合部の軸方向において同じ位置に配されている、請求項3に記載のコネクタの防水構造。
  5. 前記複数の電線は、電力用電線と、それよりも細い信号用電線とを備え、前記外被覆の端末と前記コネクタ本体との間で屈曲されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタの防水構造。
  6. 前記多芯ケーブルは前記外被覆の内側で前記複数の電線を一括して包囲する編組線を備え、前記編組線は、前記外被覆の端末から前記コネクタ本体側に延出されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタの防水構造。
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