JP2018151316A - プローブピンおよび検査ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波領域の信号の信号損失を低減できるプローブピンを提供すること。【解決手段】中心線(CL)に沿って伸縮するコイルばね(20)と、コイルばね(20)の中心線(CL)に沿った方向の両側にそれぞれコイルばね(20)に対して直列的に配置されている第1プランジャおよび第2プランジャと、を備える。コイルばね(20)の線材が、中心線(CL)に沿って扁平な断面形状を有しており、コイルばね(20)を圧縮したときに、扁平な断面形状を有するコイルばね(20)の線材が相互に接近して、コイルばね(20)の外周に沿って中心線(CL)の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される。【選択図】図5
Description
本発明は、プローブピンおよびこれを用いた検査ユニットに関する。
カメラあるいは液晶パネル等の電子部品モジュールでは、一般に、その製造工程において、導通検査および動作特性検査等が行われる。これらの検査は、プローブピンを並列に収容した検査ユニットを用いて、電子部品モジュールに設置されている本体基板と接続するためのFPC接触電極あるいは実装された基板対基板コネクタ等の電極部と、検査装置とを接続することにより行われる。
このようなプローブピンとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。このプローブピンは、中心線に沿って伸縮するコイルばねと、コイルばねの中心線に沿った方向の両側にそれぞれ前記コイルばねに対して直列的に配置され、コイルばねの中心線に沿って相対的に移動可能に配置された第1プランジャおよび第2プランジャとを備えている。第1プランジャおよび第2プランジャは、コイルばねの両端部からそれぞれ挿入され、コイルばねの内部で互いに直交した状態で摺動可能に連結されている。
近年、電子部品モジュール間で送受信される情報量の増大などに伴って、電子部品モジュールの検査に用いる検査ユニットのプローブピンにも高周波領域の信号に対応することが要請されている。
前記プローブピンでは、高周波領域の信号に必ずしも十分に対応できているとはいえず、電子部品モジュールの検査時にプローブピンまわりをコイルばねの中心線に沿って流れる高周波領域の信号の信号損失が大きくなる場合があった。
そこで、本発明は、高周波領域の信号の信号損失を低減できるプローブピンおよびこのプローブピンを用いた検査ユニットを提供することを課題とする。
本発明の一態様のプローブピンは、
中心線に沿って伸縮するコイルばねと、
前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の両側にそれぞれ前記コイルばねに対して直列的に配置されていると共に、互いに電気的に接触しかつ前記中心線に沿って相対的に移動可能に配置された第1プランジャおよび第2プランジャと、
を備え、
前記第1プランジャおよび第2プランジャの各々が、
前記中心線に沿って延びている本体部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねから遠い方の一端部に設けられた接点と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねに近い方の他端部に設けられていると共に、前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の端部に接触して前記コイルばねを保持する保持部と、
を有し、
前記コイルばねの線材が、前記中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、
前記コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有する前記コイルばねの線材が相互に接近して、前記コイルばねの外周に沿って前記中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される。
中心線に沿って伸縮するコイルばねと、
前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の両側にそれぞれ前記コイルばねに対して直列的に配置されていると共に、互いに電気的に接触しかつ前記中心線に沿って相対的に移動可能に配置された第1プランジャおよび第2プランジャと、
を備え、
前記第1プランジャおよび第2プランジャの各々が、
前記中心線に沿って延びている本体部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねから遠い方の一端部に設けられた接点と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねに近い方の他端部に設けられていると共に、前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の端部に接触して前記コイルばねを保持する保持部と、
を有し、
前記コイルばねの線材が、前記中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、
前記コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有する前記コイルばねの線材が相互に接近して、前記コイルばねの外周に沿って前記中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される。
また、本発明の一態様の検査ユニットは、
前記態様のプローブピンと、
前記第1プランジャの前記接点および前記第2プランジャの前記接点が外部に位置した状態で前記プローブピンを収容し、かつ、前記第1プランジャおよび前記第2プランジャを前記中心線に沿って相対的に移動可能にそれぞれ支持する収容部を有するハウジングと、
を備える。
前記態様のプローブピンと、
前記第1プランジャの前記接点および前記第2プランジャの前記接点が外部に位置した状態で前記プローブピンを収容し、かつ、前記第1プランジャおよび前記第2プランジャを前記中心線に沿って相対的に移動可能にそれぞれ支持する収容部を有するハウジングと、
を備える。
前記態様のプローブピンによれば、コイルばねの線材がコイルばねの中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有するコイルばねの線材が相互に接近して、コイルばねの外周に沿ってコイルばねの中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される。これにより、プローブピンまわりをコイルばねの中心線に沿って流れる高周波領域の信号の信号損失を低減できる。
また、前記態様の検査ユニットによれば、前記態様のプローブピンによって、電子部品モジュールの検査時にプローブピンまわりをコイルばねの中心線に沿って流れる高周波領域の信号の信号損失を低減できる。このため、電子部品モジュールの検査を高い精度で行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
本発明の一実施形態のプローブピン10は、例えば、図1に示すように、ハウジング2に収容された状態で使用され、ハウジング2と共に検査ユニット1を構成する。この検査ユニット1には、一例として20本のプローブピン10が収容されている。
各プローブピン10は、図2に示すように、中心線CLに沿って伸縮するコイルばね20と、コイルばね20の中心線CL1に沿った方向の両側にそれぞれコイルばね20に対して直列的に配置された第1プランジャ30および第2プランジャ40とを備えている。第1プランジャ30および第2プランジャ40の各々は、例えば電鋳法で形成され、導電性を有している。また、第1プランジャ30および第2プランジャ40の各々は、細長い薄板状に構成され、各々の板面(板厚方向の面)が略直交するように配置されていると共に、コイルばね20の内部で接触し、かつ、コイルばね20の中心線CLに沿って相対的に移動可能に組み合わされている。
第1プランジャ30は、図3に示すように、細長い板状の第1本体部31と、第1本体部31の長手方向の一端部(図3の上端部)に設けられた第1接点部32と、第1本体部31の長手方向の中間部に設けられた保持部33とを有している。
第1接点部32は、例えば、基板対基板(BtoB)コネクタの雄側のコネクタ(凸接点)に安定して接続可能な略U字形状を有している。また、保持部33は、第1本体部31の長手方向に延びる両側面から第1本体部31の短手方向にそれぞれ突出している。各保持部33は、コイルばね20の第1接点部32に近い側の端部21に接触して、後述する第2プランジャ40の保持部43と共にコイルばね20を保持している。
また、第1本体部31は、一対の脚部34、35を有している。一対の脚部34、35は、保持部33の近傍から第1本体部31の長手方向の他端部(図3の下端部)まで、コイルばね20の中心線CLに沿って相互に略平行に延び、かつ、互いに離れる方向に撓み可能になっている。
一対の脚部34、35の一方の脚部35の先端部の対向面には、相互に接近する方向に突出している接触突出部351が設けられている。また、この一方の脚部35の中間部には、他方の脚部34に向かって突出する突起部352が設けられている。
なお、図4に示すように、第1プランジャ30と第2プランジャ40とを組み合わせた状態において、一対の弾性腕部34、35は、コイルばね20の内部に位置しており、接触突出部351が、コイルばね20の内部で後述する第2プランジャ40の第2本体部41の板面に接触し、突起部352が、コイルばね20の内部で後述する第2プランジャ40の貫通孔44に位置している。
また、第1本体部31の第1接点部32の近傍には、第1本体部31をその板厚方向に貫通する貫通孔36が設けられている。この貫通孔36により、第1接点部32が弾性変形し易くなり、基板対基板コネクタの雄側のコネクタに第1接点部32をより適合させることが可能になっている。
第2プランジャ40は、図3に示すように、細長い板状の第2本体部41と、第2本体部41の長手方向の一端部(図3の下端部)に設けられた第2接点部42と、第2本体部41の長手方向の中間部に設けられた保持部43とを有している。
第2接点部42は、第2本体部41の下端部に設けられ、板面視において略三角形状を有している。また、保持部43は、第2本体部41の長手方向に延びる両側面から第2本体部41の短手方向にそれぞれ突出している。各保持部43は、コイルばね20の第2接点部42に近い側の端部22に接触して、第1プランジャ30の保持部33と共にコイルばね20を保持している。
また、第2本体部41は、第2本体部41の長手方向の他端部(図3の上端部)と保持部43との間に設けられ、第2本体部41をその板厚方向に貫通する貫通孔44を有している。この貫通孔44は、第2本体部41の長手方向に延びる矩形状を有し、第1プランジャ30の脚部35の突起部352が挿入可能になっている。
なお、図4に示すように、第1プランジャ30と第2プランジャ40とを組み合わせた状態において、第2本体部41の板面と、第1プランジャ30の脚部35の接触突出部351とが、第2接点部42と貫通孔44との間で接触している。
次に、コイルばね20について、より詳細に説明する。
図5に示すように、コイルばね20は、その線材が中心線CLに沿って扁平な断面形状を有している。言い換えれば、コイルばね20は、扁平な断面形状の長手方向が中心線CLに沿うように配置された線材で構成されている。詳しくは、コイルばね20の線材は、コイルばね20の径方向における寸法D1よりもコイルばね20の中心線CLの延在方向の寸法D2の方が大きくなった略矩形の断面形状を有している。コイルばね20の線材の外面には、断面視において、コイルばね20の中心線CLに平行な直線L上に一直線に配置された平坦面23が設けられている。
コイルばね20を中心線CLに沿って圧縮すると、図6に示すように、扁平な断面形状を有するコイルばね20の線材が相互に接近して、コイルばね20の外周に沿ってコイルばね20の中心線CLの延在方向に流れる信号の伝送経路R1が形成される。前記プローブピン10では、コイルばね20の線材が中心線CLに沿って扁平な断面形状を有しているので、図7に示す線材が断面円形状のコイルばね120を備えたプローブピン110と比べて、コイルばね20の中心線CL方向における各線材間の隙間D3(図5に示す)が小さくなる。
このため、前記プローブピン10では、図7に示すプローブピン110のコイルばね120の外周に沿ってコイルばね120の中心線CLの延在方向に流れる信号の伝送経路R2と比べて、伝送経路R1が短くなる。このため、プローブピン10まわりをコイルばね20の中心線CLに沿って流れる高周波領域の信号の信号損失を低減できる。
なお、図7のプローブピン110は、コイルばね120を除いて、プローブピン10と同一の構成備えているとする。
また、前記プローブピン10では、コイルばね20の線材の外面に、断面視において、コイルばね20の中心線CLに平行な直線L上に一直線に配置された平坦面23が設けられている。これにより、図7に示すプローブピン110の伝送経路R2よりも伝送経路R1がさらに短くなる。このため、プローブピン10まわりをコイルばね20の中心線CLに沿って流れる高周波領域の信号の信号損失をさらに低減できる。
なお、コイルばね20は、その線材がコイルばね20の中心線CLに沿って扁平な断面形状を有していればよく、コイルばね20の線材の外面の平坦面23については、省略できる。すなわち、コイルばね20の線材の断面は、例えば、楕円形状であってもよい。
次に、図1および図8〜図10を参照して、検査ユニット1について説明する。
なお、図8は、プローブピン10の第1接点部32および第2接点部42に力が加えられていない状態(復帰状態)を示している。また、図9および図10では、ハウジング2のみを示し、プローブピン10を省略している。
ハウジング2は、図1に示すように、ハウジング2の長手方向に沿って間隔を空けて配置された複数の収容部3を有している。各収容部3は、図8に示すように、各プローブピン10の第1プランジャ30の第1接点部32と第2プランジャ40の第2接点部42とがハウジング2の外部に露出した状態で、1個のプローブピン10を収容している。また、各収容部3は、第1プランジャ30と第2プランジャ40とがそれぞれ中心線CLに沿って相対的に移動可能に、収容されたプローブピン10を支持している。
また、ハウジング2は、厚み方向に2層積み重ねられた第1ハウジング50および第2ハウジング60で構成されている。各収容部3は、第1ハウジング50および第2ハウジング60を貫通して形成されているが、各収容部3を構成する孔形状は、以下のように異なっている。
第1ハウジング50は、図8の上下方向に延びる複数の第1収容部の一例の第1貫通孔51を有している。各第1貫通孔51は、図9に示すように、コイルばね20の中心線CLに沿って見たときに(すなわち、中心線CLに直交する断面において)、図9の左右方向(図5の紙面貫通方向)よりも上下方向(図5の左右方向)に細長い矩形状を有し、第1プランジャ30の第1本体部31の第1接点部32側の部分が、図8の上下方向に移動可能に挿入されている。
第2ハウジング60は、図8の上下方向に延びる複数の第2収容部の一例の第2貫通孔61を有している。各第2貫通孔61は、図10に示すように、コイルばね20の中心線CLに沿って見たときに(すなわち、中心線CLに直交する断面において)、第1貫通孔51の長手方向の長さと略同じ直径の略円形状を有し、その一端部(図8の上端部)が第1貫通孔51に接続されている。また、各第2貫通孔61は、コイルばね20が伸縮可能に収容され、かつ、第1プランジャ30および第2プランジャ40が図8の上下方向に相対的に移動可能に収容されている。
このように、第1貫通孔51および第2貫通孔61で1つの収容部3を構成している。この収容部3は、プローブピン10のコイルばね20の中心線CL方向への相対移動を許容しつつ、第1貫通孔51と第2貫通孔61とでプローブピン10を位置決めできる。
続いて、ハウジング2に収容されたプローブピン10の動作について説明する。
図8に示す復帰状態の各プローブピン10の第1接点部32および第2接点部42に力を加えて、第1プランジャ30および第2プランジャ40をハウジング2の収容部3内に押し込んでいく。すると、第1プランジャ30の保持部33がコイルばね20を図8の下向きに押圧し、第2プランジャ40の保持部43がコイルばね20を図8の上向きに押圧する。これにより、コイルばね20は、第2貫通孔61の内壁に沿って、第1接点部32および第2接点部42が収容部3内に大凡収容されるまで、さらに圧縮される。
このとき、第1プランジャ30の脚部35の接触突出部351は、第2プランジャ40の本体部41の板面上に接触しつつ、第2プランジャ40の本体部41の板面上を摺動する。また、第1プランジャ30の脚部35の突起部352は、第2プランジャ40の貫通孔44に位置して、貫通孔44に沿って移動する。
また、各プローブピン10の第1接点部32および第2接点部42に加えられた力を解放すると、第1プランジャ30および第2プランジャ40は、コイルばね20の付勢力により、図8に示す復帰状態に復帰する。
前記検査ユニット1によれば、プローブピン10によって、電子部品モジュールの検査時にプローブピン10まわりをコイルばね20の中心線CLに沿って流れる高周波領域の信号の信号損失を低減できる。このため、電子部品モジュールの検査を高い精度で行うことができる。
また、第1貫通孔51が、中心線CLに直交する断面において円形状を有し、第2貫通孔61が、中心線CLに直交する断面において矩形状を有している。このため、各プローブピン10を対応する収容部3に容易に収容でき、かつ、正確に位置決めすることができる。
なお、前記検査ユニット1では、第1ハウジング50および第2ハウジング60(すなわち、第1貫通孔51および第2貫通孔61)が、別体に構成されている。このように、第1ハウジング50と第2ハウジング60とを別体に構成することで、例えば、第1ハウジング50と第2ハウジング60とをそれぞれ異なる材料で形成することができる。例えば、第1ハウジング50を絶縁性のフィルムで構成し、このフィルムをレーザーカットすることにより第1貫通孔51を形成すると共に、第2ハウジング60を絶縁性の樹脂で構成した場合、第1ハウジング50および第2ハウジング60を絶縁性の樹脂で構成した場合と比べて、製造コストを低減できる。
また、第1ハウジング50および第2ハウジング60(すなわち、第1貫通孔51および第2貫通孔61)は、別体に構成する場合に限らず、一体に構成してもよい。これにより、ハウジング2の強度を高めることができる。
また、収容部3は、プローブピン10を収容できればよく、第1貫通孔51および第2貫通孔61に限らない。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様のプローブピンは、
中心線に沿って伸縮するコイルばねと、
前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の両側にそれぞれ前記コイルばねに対して直列的に配置されていると共に、互いに電気的に接触しかつ前記中心線に沿って相対的に移動可能に配置された第1プランジャおよび第2プランジャと、
を備え、
前記第1プランジャおよび第2プランジャの各々が、
前記中心線に沿って延びている本体部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねから遠い方の一端部に設けられた接点部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねに近い方の他端部に設けられていると共に、前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の端部に接触して前記コイルばねを保持する保持部と、
を有し、
前記コイルばねの線材が、前記中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、
前記コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有する前記コイルばねの線材が相互に接近して、前記コイルばねの外周に沿って前記中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される、プローブピン。
中心線に沿って伸縮するコイルばねと、
前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の両側にそれぞれ前記コイルばねに対して直列的に配置されていると共に、互いに電気的に接触しかつ前記中心線に沿って相対的に移動可能に配置された第1プランジャおよび第2プランジャと、
を備え、
前記第1プランジャおよび第2プランジャの各々が、
前記中心線に沿って延びている本体部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねから遠い方の一端部に設けられた接点部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねに近い方の他端部に設けられていると共に、前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の端部に接触して前記コイルばねを保持する保持部と、
を有し、
前記コイルばねの線材が、前記中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、
前記コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有する前記コイルばねの線材が相互に接近して、前記コイルばねの外周に沿って前記中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される、プローブピン。
第1態様のプローブピンによれば、コイルばねの線材がコイルばねの中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有するコイルばねの線材が相互に接近して、コイルばねの外周に沿ってコイルばねの中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される。これにより、例えば、線材断面が円形状のコイルばねを備えたプローブピンと比較して、プローブピンまわりをコイルばねの中心線に沿って流れる高周波領域の信号の伝送経路を短くして、信号損失を低減できる。
本発明の第2態様のプローブピンは、
前記コイルばねの線材の外面に、断面視において一直線上に配置された平坦面が設けられている。
前記コイルばねの線材の外面に、断面視において一直線上に配置された平坦面が設けられている。
第2態様のプローブピンによれば、例えば、線材断面が円形状のコイルばねを備えたプローブピンと比較して、プローブピンまわりをコイルばねの中心線に沿って流れる高周波領域の信号の伝送経路をより短くして、信号損失をより確実に低減できる。
本発明の第3態様の検査ユニットは、
前記第1プランジャの前記接点および前記第2プランジャの前記接点が外部に位置した状態で前記プローブピンを収容し、かつ、前記第1プランジャおよび前記第2プランジャがそれぞれ前記中心線に沿って相対的に移動可能に前記プローブピンを支持する収容部を有するハウジングと、
を備える。
前記第1プランジャの前記接点および前記第2プランジャの前記接点が外部に位置した状態で前記プローブピンを収容し、かつ、前記第1プランジャおよび前記第2プランジャがそれぞれ前記中心線に沿って相対的に移動可能に前記プローブピンを支持する収容部を有するハウジングと、
を備える。
第3態様の検査ユニットによれば、前記態様のプローブピンによって、電子部品モジュールの検査時にプローブピンまわりをコイルばねの中心線に沿って流れる高周波領域の信号の信号損失を低減できる。このため、電子部品モジュールの検査を高い精度で行うことができる。
本発明の第4態様の検査ユニットは、
前記第1プランジャの前記本体部および前記第2プランジャの前記本体部が、板状を有し、
前記収容部が、前記中心線に直交する断面において円形状を有しかつ前記コイルばねを収容する第1収容部と、前記中心線に直交する断面において四角形状を有しかつ第1プランジャの前記本体部または前記第2プランジャの前記本体部を収容する第2収容部とを有する。
前記第1プランジャの前記本体部および前記第2プランジャの前記本体部が、板状を有し、
前記収容部が、前記中心線に直交する断面において円形状を有しかつ前記コイルばねを収容する第1収容部と、前記中心線に直交する断面において四角形状を有しかつ第1プランジャの前記本体部または前記第2プランジャの前記本体部を収容する第2収容部とを有する。
第4態様の検査ユニットによれば、プローブピンを収容部に容易に収容できかつ正確に位置決めできる。
本発明の第5態様の検査ユニットは、
前記第1収容部と前記第2収容部とが別体に構成されている。
前記第1収容部と前記第2収容部とが別体に構成されている。
第5態様の検査ユニットによれば、例えば、第1ハウジングと第2ハウジングとをそれぞれ異なる材料で形成することができ、製造コストを低減できる。
本発明の第6態様の検査ユニットは、
前記第1収容部と前記第2収容部とが一体に構成されている。
前記第1収容部と前記第2収容部とが一体に構成されている。
第6態様の検査ユニットによれば、ハウジングの強度を高めることができる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明のプローブピンは、例えば、カメラあるいは液晶パネルの検査に用いる検査ユニットに適用できる。
また、本発明の検査ユニットは、例えば、カメラあるいは液晶パネルの検査に用いることができる。
1 検査ユニット
10 プローブピン
20 コイルばね
21、22 端部
23 平坦面
30 第1プランジャ
31 第1本体部
32 第1接点部
33 保持部
34、35 脚部
351 接触突出部
352 突起部
36 貫通孔
40 第2プランジャ
41 第2本体部
42 第2接点部
43 保持部
44 貫通孔
50 第1ハウジング
51 第1貫通孔(第1収容部の一例)
60 第2ハウジング
61 第2貫通孔(第2修養部の一例)
CL 中心線
L 直線
R1、R2 伝送経路
10 プローブピン
20 コイルばね
21、22 端部
23 平坦面
30 第1プランジャ
31 第1本体部
32 第1接点部
33 保持部
34、35 脚部
351 接触突出部
352 突起部
36 貫通孔
40 第2プランジャ
41 第2本体部
42 第2接点部
43 保持部
44 貫通孔
50 第1ハウジング
51 第1貫通孔(第1収容部の一例)
60 第2ハウジング
61 第2貫通孔(第2修養部の一例)
CL 中心線
L 直線
R1、R2 伝送経路
Claims (6)
- 中心線に沿って伸縮するコイルばねと、
前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の両側にそれぞれ前記コイルばねに対して直列的に配置されていると共に、互いに電気的に接触しかつ前記中心線に沿って相対的に移動可能に配置された第1プランジャおよび第2プランジャと、
を備え、
前記第1プランジャおよび第2プランジャの各々が、
前記中心線に沿って延びている本体部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねから遠い方の一端部に設けられた接点部と、
前記中心線上でかつ前記本体部の前記コイルばねに近い方の他端部に設けられていると共に、前記コイルばねの前記中心線に沿った方向の端部に接触して前記コイルばねを保持する保持部と、
を有し、
前記コイルばねの線材が、前記中心線に沿って扁平な断面形状を有しており、
前記コイルばねを圧縮したときに、扁平な断面形状を有する前記コイルばねの線材が相互に接近して、前記コイルばねの外周に沿って前記中心線の延在方向に流れる信号の伝送経路が形成される、プローブピン。 - 前記コイルばねの線材の外面に、断面視において一直線上に配置された平坦面が設けられている、請求項1に記載のプローブピン。
- 請求項1または2に記載のプローブピンと、
前記第1プランジャの前記接点および前記第2プランジャの前記接点が外部に位置した状態で前記プローブピンを収容し、かつ、前記第1プランジャおよび前記第2プランジャがそれぞれ前記中心線に沿って相対的に移動可能に前記プローブピンを支持する収容部を有するハウジングと、
を備える、検査ユニット。 - 前記第1プランジャの前記本体部および前記第2プランジャの前記本体部が、板状を有し、
前記収容部が、前記中心線に直交する断面において円形状を有しかつ前記コイルばねを収容する第1収容部と、前記中心線に直交する断面において四角形状を有しかつ前記第1プランジャの前記本体部または前記第2プランジャの前記本体部を収容する第2収容部とを有する、請求項3に記載の検査ユニット。 - 前記第1収容部と前記第2収容部とが別体に構成されている、請求項4に記載の検査ユニット。
- 前記第1収容部と前記第2収容部とが一体に構成されている、請求項4に記載の検査ユニット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017048910A JP2018151316A (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | プローブピンおよび検査ユニット |
PCT/JP2017/044908 WO2018168136A1 (ja) | 2017-03-14 | 2017-12-14 | プローブピンおよび検査ユニット |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017048910A JP2018151316A (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | プローブピンおよび検査ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018151316A true JP2018151316A (ja) | 2018-09-27 |
Family
ID=63523185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017048910A Pending JP2018151316A (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | プローブピンおよび検査ユニット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018151316A (ja) |
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WO (1) | WO2018168136A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5008582B2 (ja) * | 2008-02-04 | 2012-08-22 | 株式会社ヨコオ | コンタクトプローブ |
JP5985447B2 (ja) * | 2013-08-21 | 2016-09-06 | オムロン株式会社 | プローブピン、および、これを用いた電子デバイス |
JP2016125943A (ja) * | 2015-01-06 | 2016-07-11 | オムロン株式会社 | ケルビンプローブ、および、これを備えたケルビン検査ユニット |
-
2017
- 2017-03-14 JP JP2017048910A patent/JP2018151316A/ja active Pending
- 2017-12-14 WO PCT/JP2017/044908 patent/WO2018168136A1/ja active Application Filing
- 2017-12-26 TW TW106145688A patent/TW201833561A/zh unknown
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Publication number | Publication date |
---|---|
TW201833561A (zh) | 2018-09-16 |
WO2018168136A1 (ja) | 2018-09-20 |
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