JP2018151027A - 湿式多板クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】シャフトの内筒部に形成された軸方向溝部の破損を防止することができる湿式多板クラッチを提供すること。
【解決手段】シャフトの内筒部3には、周方向溝53に開口し、止め輪55の軸方向他方側への移動を規制するための湿式多板クラッチの他の部材が係合される軸方向溝75が形成され、プレッシャプレート35は、軸方向他方側の面36bに、止め輪55を介して軸方向溝75の開口部81と軸方向に対向する切り欠き部77が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の自動変速機に組み込まれる湿式多板クラッチに関する。
自動車等の車両における自動変速機は、クラッチやブレーキ等に用いられる湿式多板クラッチを備えている。湿式多板クラッチは、金属製基板であるコアプレートの表面に湿式摩擦材を接着した複数のフリクションプレートと、金属板等の一枚板からなる摩擦相手材としてのセパレータプレートとが交互に配置され、これらフリクションプレートとセパレータプレートとが、軸方向に移動するピストンを介して相互に押圧されて係合し、または当該係合が解放されることによって、クラッチハウジングとシャフトとの間で駆動力を伝達または遮断する構成となっている。
湿式多板クラッチは、ピストンを軸方向に移動させるための作動油が供給される油圧室を備えている。油圧室を画成する壁部材として、ピストンと軸方向に対向し、シャフトの内筒部の外周面に固定されたプレッシャプレートを用いるものがある。プレッシャプレートを用いて油圧室を画成する構成の油圧室を備えた湿式多板クラッチにおいては、プレッシャプレートは、プレッシャプレートの抜け防止用の止め輪と共に、シャフトの内筒部に設けられた周方向溝に外嵌されてシャフトに固定されるのが一般的である。
油圧室に作動油が供給されると、ピストンは湿式多板クラッチが係合すなわち締結する方向へ移動し、作動油の油圧を介してフリクションプレートおよびセパレータプレートに対して押し付け荷重を加える。作動油は、湿式多板クラッチが係合する方向へピストンを移動させると共に、ピストンの移動方向とは軸方向で反対方向にプレッシャプレートを押圧する。これによりプレッシャプレートは止め輪を押圧する。プレッシャプレートが止め輪に押し付けられることにより、プレッシャプレートはシャフトに対する回転が防止されると共に、止め輪が前記周方向溝に軸方向に拘束される。このような構成により、前記周方向溝からの止め輪の脱落が防止される。
しかし、ピストンが湿式多板クラッチを解放する方向の動作の際は、油圧室から作動油が排出されるため、プレッシャプレートに加わる油圧が負圧となる。すなわち、プレッシャプレートには湿式多板クラッチが係合する時とは反対方向の力が加わり、プレッシャプレートは止め輪から離間する方向に引っ張られる。そうすると、止め輪に対するプレッシャプレートの押圧力が小さくなって、プレッシャプレートによる前記周方向溝への止め輪の拘束力が低下し、止め輪が回転したりシャフトから脱落したりする虞がある。止め輪が回転すると、止め輪および周方向溝が摩耗し、止め輪がガタついて周方向溝から外れやすくなってしまう。止め輪が周方向溝から外れると、プレッシャプレートがシャフトの内筒部から外れてしまい、ピストンが機能しなくなり、湿式多板クラッチの係合、解放動作ができなくなってしまう。
特許文献1には、キャンセラを固定するための止め輪に関して、クラッチハウジングの内筒部に形成された周方向溝からの該止め輪の脱落を防止するための対策として、キャンセラの軸方向移動を規制する構造および前記止め輪の拡径を抑える構造を備えた湿式多板クラッチが記載されている。
また、特許文献1とは異なる構造によってプレッシャプレートの回転を防止し、止め輪を軸方向に拘束するものとして、プレッシャプレートおよび止め輪が固定されるシャフトの内筒部の外周面に、止め輪が固定される周方向溝に開口する軸方向溝を設け、湿式多板クラッチの他の構成部材等を止め輪に接触させた状態で当該軸方向溝に係合させることによって止め輪の軸方向移動を防止するものがある。図4は、このような構造を有する従来の湿式多板クラッチ101の要部を径方向から見た断面図である。なお、説明の便宜上、図4において、紙面に向かって左方を軸方向一方側とし、右方を軸方向他方側とする。
湿式多板クラッチ101は、エンジンからの駆動力を伝達するシャフトの内筒部103の外周側に該内筒部103と一体的に組み付けられたハブ105と、ハブ105と同軸上でハブ105と相対回転可能に配置されたクラッチハウジング(図示省略)とを備えている。クラッチハウジングの内周側のスプライン(図示省略)には、フリクションプレート115が複数嵌合し、ハブ105の外周側のスプライン111にはセパレータプレート113が複数嵌合している。シャフトの内筒部103の外周側にはピストン121とプレッシャプレート135とが設けられている。プレッシャプレート135は、ピストン121と内筒部103との摺動部よりも軸方向他方側においてシャフトの内筒部103に嵌合している。ピストン121と、プレッシャプレート135と、ピストン121とプレッシャプレート135との間のシャフトの内筒部103の外周面とによって、油圧室157が画成されている。
プレッシャプレート135の軸方向他方側に隣接した前記内筒部103の外周面には周方向溝153が形成され、周方向溝153には止め輪155が係止されている。プレッシャプレート135は、止め輪155によって軸方向他方側への移動が規制されている。また、ピストン121の軸方向一方側に隣接して、ピストン121とハブ105と内筒部103の外周面とによって、油圧室157の遠心油圧を相殺するためのキャンセラ室161が画成されている。キャンセラ室161には、湿式多板クラッチ101が解放する方向にピストン121を付勢しているリターンスプリング163のリテーナを兼ねたキャンセラ165が介装されている。
図5(a)は図4の円Bで囲まれた部分の拡大図であり、図5(b)は当該部分の平面図である。
シャフトの内筒部103の外周面には所定幅の軸方向溝175が形成され、軸方向溝175の軸方向一方側端部すなわち油圧室157側の端部は、止め輪155が係止されている周方向溝153の軸方向他方側の溝面に開口している。軸方向溝175には、湿式多板クラッチ101を構成する他の部材(図示省略)が止め輪155に接触した状態で係合し、これにより止め輪155を軸方向に拘束し、シャフトの内筒部103からの抜けを防止している。
特開2004−239404号公報
特許文献1の構造によれば、シャフトの内筒部からの止め輪の脱落を防止することができる。しかし、プレッシャプレートに形成する特許文献1のような止め輪の係止部は、止め輪の外径に対応するように加工するため、精密な加工が必要であり、工程が増加してしまう虞がある。
また、図4および図5各図に示すような構造によれば、湿式多板クラッチ101の係合時、および解放時にプレッシャプレート135が加圧され、プレッシャプレート135によって止め輪155が周方向溝153の軸方向他方側の溝面に押圧されると、図5(a)および図5(b)中の破線D2およびD3で囲まれた部分、すなわち軸方向溝175と止め輪155との接触部である上記D3の部分に応力が集中し、軸方向溝175のシャフトの内筒部103の溝縁部が破損してしまう虞がある。軸方向溝175が破損すると、止め輪155が回転したりシャフトの内筒部103から脱落したりする虞がある。止め輪155が回転すると、上述したように、止め輪155および周方向溝153が摩耗し、止め輪155がガタついて周方向溝153から外れやすくなってしまう。さらに、止め輪155が周方向溝153から外れると、プレッシャプレート135がシャフトの内筒部103から外れてしまい、ピストン121が機能しなくなり、その結果湿式多板クラッチ101の係合、解放動作ができなくなってしまう。
このような軸方向溝の破損対策としては、軸方向溝175の形状変更や、熱処理による軸方向溝175の強化が考えられる。しかしながら、軸方向溝175の形状変更にあっては、変更後の軸方向溝を形成するスペースが拡大してしまう虞があり、熱処理にあっては処理後の変形矯正を含めた工程の増加が懸念される。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、スペースの拡大も工程の増加もなく、シャフトの内筒部に形成された軸方向溝部の破損を防止することができる湿式多板クラッチを提供すること課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る湿式多板クラッチは、内筒部材または外筒部材の一方に軸方向に設けられた複数のフリクションプレートと、内筒部材または外筒部材の他方に設けられ、前記複数のフリクションプレートと軸方向に交互に配置された複数のセパレータプレートと、前記内筒部材に軸方向に移動可能に設けられ、軸方向一方へ移動すると前記複数のフリクションプレートと前記複数のセパレータプレートとを係合させ、軸方向他方へ移動すると前記係合を解放するピストンと、前記内筒部材に設けられ、前記ピストンを移動させるための油圧を発生させる油圧室を画成する壁部材と、前記内筒部材に形成された周方向溝に係止され、前記壁部材の軸方向他方側部分と接触して前記壁部材の軸方向他方への移動を規制する止め輪とを備え、前記内筒部材には、前記周方向溝に開口し、前記止め輪の軸方向他方への移動を規制するための部材が係合される軸方向溝が形成され、前記壁部材は、前記軸方向他方側部分に、前記止め輪を介して前記軸方向溝の前記開口と軸方向に対向する切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様は、前記壁部材は環状部材であり、前記切り欠き部は、周方向の幅が前記軸方向溝の幅よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様は、前記壁部材は環状部材であり、前記切り欠き部は径方向に延在する溝形状であることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様は、前記切り欠き部は、複数形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、スペースの拡大も工程の増加もなく、シャフトの内筒部に形成された軸方向溝部の破損を防止することができる湿式多板クラッチを提供することができる。
図1は実施形態に係る湿式多板クラッチの要部を軸方向から見た状態を示す断面図である。 図2(a)は図1の円Aで囲まれた部分の拡大図であり、図2(b)は当該部分の平面図である。 図3はプレッシャプレートの拡大斜視図である。 図4は従来例に係る湿式多板クラッチの要部を軸方向から見た状態を示す断面図である。 図5(a)は図4の円Bで囲まれた部分の拡大図であり、図5(b)は当該部分の平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る、湿式多板クラッチの構成を説明する。
図1は、本実施形態に係る湿式多板クラッチの要部を軸方向から見た状態を示す断面図である。
図2(a)は図1の円Aで囲まれた部分の拡大図であり、図2(b)は当該部分の平面図である。
なお、本明細書において、軸方向は湿式多板クラッチの軸方向とし、軸方向と直交する方向を径方向とする。また、説明の便宜上、図1において紙面に向かって左方を軸方向一方側とし、右方を軸方向他方側とする。
本実施形態に係る湿式多板クラッチ1は、図示しないエンジンからの駆動力が伝達されるシャフトの内筒部3の外周面に該内筒部3と一体的に組み付けられたハブ5を備えている。ハブ5は、シャフトの内筒部3の外周面から外径方向に延在する環状壁部7と、環状壁部7の外径側縁部から軸方向他方側に延在する円筒部9とを備えている。シャフトの内筒部3の外周面と、該外周面と径方向に対向するハブ5の円筒部9とによって、周方向空間Sが形成されている。周方向空間Sは、軸方向一方側がハブ5の環状壁部7によって閉じており、軸方向他方側が開口している。
ハブ5の円筒部9の外周面には、スプライン11が設けられている。スプライン11には軸方向に移動自在に配置された環状のセパレータプレート13が複数嵌合している。セパレータプレート13は金属の一枚板で形成されている。これら複数のセパレータプレート13は、ハブ5の円筒部9の軸方向の一方側端部近傍から他方側端部近傍に亘って配置されている。
ハブ5の円筒部9の外径側には、所定の空間を介して、ハブ5と同軸で、ハブ5と相対回転する円筒状のクラッチハウジングが配置されている。なお、クラッチハウジングは従来公知の構成なので図示は省略している。クラッチハウジングの内周面にはスプライン(図示省略)が設けられ、スプラインには軸方向に移動自在に配置された環状のフリクションプレート15が複数嵌合している。フリクションプレート15は、金属製基板である環状のコアプレート17の表面に湿式摩擦材19を接着して形成されている。なお、湿式摩擦材19は、コアプレート17の両面に接着されているが、一方の面にのみ接着されるものもある。これらフリクションプレート15は、軸方向に隣り合うセパレータプレート13間にそれぞれ配置されている。すなわち、フリクションプレート15とセパレータプレート13とは、軸方向に交互に配置され、多板クラッチ部を構成している。
湿式多板クラッチ1はさらに、多板クラッチ部すなわち複数のセパレータプレート13と複数のフリクションプレート15とを押圧し締結させるためのピストン21と、ハブ5の円筒部9の外周側部分に設けられ、セパレータプレート13およびフリクションプレート15を軸方向一方側の一端で固定状態に保持するためのエンドプレート23と、エンドプレート23をハブ5の円筒部9の外周側部分に保持するための止め輪25とを備えている。
ピストン21は環状部材であり、内径側縁部から外径側縁部に亘る径方向に沿った断面形状が、2つのU字形状部27、29を径方向に互い違いに連続させた形状、あるいは略Z字形状に形成されている。ピストン21の内径側U字形状部27は、U字形状の凸側を軸方向一方側に向けて周方向空間S内に配置されている。内径側U字形状部27の内径側部分すなわちピストン21の内径側縁部は、ハブ5の環状壁部7よりも軸方向他方側のシャフトの内筒部3の外周面に摺動自在に係合している。ピストン21の内径側縁部とシャフトの内筒部3の外周面との間には、シール部材29が介装されている。内径側U字形状部27の外径側部分は、ハブ5の円筒部9の内周面近傍に、該内周面と所定の隙間を介して配置され、該内周面と略平行に延在している。
一方、ピストン21の外径側U字形状部31は、U字形状の凸側を軸方向他方側に向け、U字形状の凹側がハブ5の円筒部9の軸方向他方側端部と軸方向に対向するように配置されている。外径側U字形状部31の内径側部分は、内径側U字形状部27の外径側部分と連続している。外径側U字形状部31の内径側部分と内径側U字形状部27の外径側部分との連続部は円筒33部を形成し、該円筒部33はハブ5の円筒部9の内周面と所定の隙間を介してハブ5の円筒部9と平行に延在している。外径側U字形状部31の外径側の端部すなわちピストン21の外径側端部は、最も軸方向他方側に配置されたセパレータプレート13と軸方向に対向している。
シャフトの内筒部3の外周面には、ピストン21の内径側縁部との摺動部よりも軸方向他方側の部分に、プレッシャプレート35が嵌合している。
図3は、プレッシャプレート35の拡大斜視図である。図3に示すように、プレッシャプレート35は環状部材である。プレッシャプレート35の内径側縁部から外径側縁部までの断面形状は、図1に示すように、複数の軸方向延在部と複数の径方向延在部とが交互に滑らかに連続する階段形状に形成されている。本実施形態においては、プレッシャプレート35の内径側縁部を有する第1の径方向延在部36と、第1の径方向延在部36の外径側縁部から軸方向一方側に延在する第1の軸方向延在部37と、第1の軸方向延在部37の軸方向一方側端部から外径方向に延在する第2の径方向延在部39と、第2の径方向延在部39の外径側縁部から軸方向一方側に延在する第2の軸方向延在部41と、第2の軸方向延在部41の軸方向一方側端部から外径方向に延在する第3の径方向延在部43とから構成されている。第3の径方向延在部43の外径側縁部は、プレッシャプレート35の外径側縁部である。
第3の径方向延在部43の外径側縁部すなわちプレッシャプレート35の外径側縁部にはシール部材45が介装され、ピストン21の円筒部33の内周面に係合している。すなわち、ピストン21の円筒部33の内周面は、プレッシャプレート35の外径側縁部に対して軸方向に摺動可能に係合している。
シャフトの内筒部3は、ピストン21の内径側縁部との摺動部よりも軸方向他方側の部分に、段部47を介して、該摺動部よりも径寸法が小さい小径部49が形成されている。なお、小径部49よりも軸方向一方側のシャフトの内筒部3の部分を、小径部49に対して大径部という。プレッシャプレート35の第1の径方向延在部36の内径側縁部すなわちプレッシャプレート35の内径側縁部は、小径部49の外周面に係合している。さらに、第1の径方向延在部36の軸方向一方側の面36aは、シャフトの内筒部3の段部47に係合している。また、プレッシャプレート35の第1の軸方向延在部37は、シャフトの内筒部3の大径部の軸方向他方側端部の外周面に外嵌している。第1の軸方向延在部37の内周面と内筒部3の大径部の外周面との間には、シール部材51が介装されている。
シャフトの内筒部3の小径部49には周方向溝53が形成されている。周方向溝53は、プレッシャプレート35の第1の径方向延在部36と小径部49との係合部の軸方向他方側に隣接して形成されている。周方向溝53には止め輪55が係合されている。プレッシャプレート35の第1の径方向延在部36の軸方向他方側の面36bは、止め輪55の軸方向一方側の面55aに接触している。第1の径方向延在部36は、シャフトの内筒部3の段部47と止め輪55との間に、段部47と止め輪55とに接触して配置されることにより、軸方向の移動が規制された状態でシャフトの内筒部3に固定される。
プレッシャプレート35と、ピストン21と、プレッシャプレート35とピストン21との間の内筒部3の外周面の部分とによって、ピストン21を軸方向に移動させるための作動油が供給される油圧室57が画成されている。プレッシャプレート35は、油圧室57を画成する壁部材を構成している。シャフトの内筒部3には、油圧室57に作動油を供給するための油路59が設けられている。
ピストン21よりも軸方向一方側の周方向空間Sの部分、すなわちピストン21と、ハブ5の環状壁部7と、ハブ5の円筒部9の内周面と、ピストン21とハブ5の環状壁部7との間の内筒部3の外周面の部分とによって画成された周方向空間Sの部分は、油圧室57の遠心油圧を相殺するためのキャンセラ室61を構成している。キャンセラ室61には、湿式多板クラッチ1が解放する方向にピストン21を付勢しているリターンスプリング63のリテーナを兼ねたキャンセラ65が介装されている。
キャンセラ65の断面形状は、ハブ5の環状壁部7に沿って配置された径方向延在部67と、径方向延在部67の外径側端部から、ハブ5の円筒部9の内周面に沿って軸方向他方側に延在する軸方向延在部69とによって、L字形状に形成されている。リターンスプリング63は径方向延在部67に固定されている。軸方向延在部69はハブ5の円筒部9の内周面とピストン21の円筒部33の外周面との間に配置され、軸方向他方側端部がハブ5の円筒部9の軸方向他方側端部に固定されている。キャンセラ65の軸方向延在部69とピストン21の円筒部33の外周面との間にはシール部材71が介装されている。シャフトの内筒部3には、キャンセラ室61に作動油を供給するための油路73が設けられている。
図1、図2(a)および図2(b)に示すように、シャフトの内筒部3の小径部49には、外周面に軸方向溝75が形成されている。小径部49の外周面には、同様の構成の軸方向溝75が一対形成され、一対の軸方向溝75は小径部49の中心軸線に関して互いに180°離間して形成されている。なお、図1、図2(a)および図2(b)においては、一方の軸方向溝75のみを示す。本実施形態においては、軸方向溝75の幅寸法は、止め輪55が係合された周方向溝53の幅寸法の1.5〜2倍程度の大きさを有しているが、軸方向溝75の幅寸法はこの範囲に限定されない。軸方向溝75の深さは、周方向溝53の深さよりも浅く形成されている。軸方向溝75は、小径部49の軸方向他方側端部から軸方向一方側に延在し、周方向溝53と軸方向に交差し、シャフトの段部47近傍まで延在している。したがって軸方向溝75は、周方向溝53よりも軸方向他方側の部分が周方向溝53の軸方向他方側の溝面に開口し、周方向溝53よりも軸方向一方側の部分が周方向溝53の軸方向一方側の溝面に開口している。
周方向溝53よりも軸方向他方側の軸方向溝75の部分には、図示しない他の部材、例えば湿式多板クラッチ1の他の構成部材や自動変速機の構成部材等が、止め輪55の軸方向他方側の面55bに接触した状態で係合される。プレッシャプレート35の第1の径方向延在部36の軸方向他方側の面36bが止め輪55の軸方向一方側の面55aに接触し、軸方向溝75に系合された前記他の部材が止め輪55の軸方向他方側の面55bに接触することにより、止め輪55は回転が規制されるとともに、軸方向移動が規制される。
本実施形態においては、図3に示すように、プレッシャプレート35の第1の径方向延在部36には、軸方向他方側の面36bに一対の切り欠き部77が形成されている。一対の切り欠き部77は、プレッシャプレート35の中心軸線に関して対向している。各切り欠き部77は、径方向に延在する溝形状に形成されている。各切り欠き部77の内径側端部には、内径方向に突出する突出部79が形成されている。突出部79の周方向の幅寸法は、シャフトの小径部49に形成された軸方向溝75の幅寸法に対応している。切り欠き部77の周方向の幅寸法、すなわち溝形状の溝幅は、突出部79の幅寸法より大きく形成されている。すなわち、切り欠き部77の幅寸法は、小径部49の軸方向溝75の幅寸法よりも大きく形成されている。
図1および図2(a)に示すように、プレッシャプレート35がシャフトの小径部49に組付けられた状態において、突出部79は小径部49の軸方向溝75に系合している。突出部79が軸方向溝75に系合することにより、プレッシャプレート35は回転が防止された状態でシャフトの小径部49に固定される。また、プレッシャプレート35がシャフトの小径部49に組付けられた状態において、プレッシャプレート35の切り欠き部77は、図2(b)に示すように、止め輪55を介して軸方向溝75の開口部81と軸方向に対向している。切り欠き部77は、止め輪55の軸方向一方側の面55aに接触していない。
次に、上述した構成の湿式多板クラッチ1の動作について説明する。
図1に示す湿式多板クラッチ1の状態は、湿式多板クラッチ1の係合が解放された状態である。この状態において、ピストン21はキャンセラ室61のリターンスプリング63によって図1の右方、すなわち湿式多板クラッチ1が解放される方向に付勢されている。油圧室57には、リターンスプリング63の付勢力に抗する油圧を発生するのに必要な量の作動油が供給されていない。したがって、フリクションプレート115とセパレータプレート13とは摩擦係合しておらず、シャフトの内筒部3とクラッチハウジング(図示省略)との間に駆動力は伝達されない。
油圧室57に作動油が供給されると、油圧室57の油圧が大きくなる。油圧室57の油圧がピストン21に対するリターンスプリング63の付勢力よりも大きくなると、ピストン21は図1の左方、すなわち湿式多板クラッチ1が係合する方向に移動してゆく。そしてピストン21の外径側端部が最も軸方向他方側に配置されたセパレータプレート13に接触し、軸方向一方側に押し付ける。ピストン21がさらに移動すると、多板クラッチ部すなわち交互に配置されたフリクションプレート15とセパレータプレート13とがピストン21によって互いに押し付けられ、摩擦係合する。こうして湿式多板クラッチ1が係合し、シャフトの内筒部3とクラッチハウジング(図示省略)との間で駆動力が伝達される。
油圧室57に供給された作動油は、湿式多板クラッチ1が係合する方向、すなわち本実施形態においては軸方向一方側へピストン21を移動させると共に、ピストン21の移動方向とは軸方向で反対方向すなわち軸方向他方側にプレッシャプレート35を押圧する。この押圧力により、プレッシャプレート35は、第1の径方向延在部36の軸方向他方側の面36bで止め輪55の軸方向一方側の面55aを軸方向他方側に押圧する。その結果、止め輪55は、軸方向他方側の面55bが周方向溝53の軸方向他方側の溝面に押し付けられる。周方向溝53の軸方向他方側の溝面には、小径部49の軸方向溝75が開口しており、この開口部81の周辺部分、すなわち図2(b)の破線D1で示す範囲には、発明が解決しようとする課題の項で述べたように、止め輪55が押し付けられることによる応力が集中し易い。
従来のプレッシャプレートおいては、図5(b)に示すように、プレッシャプレート135は、第1の径方向延在部136の軸方向他方側の面136bの全体が止め輪155の軸方向一方側の面155aに接触し、第1の径方向延在部136の軸方向他方側の面136bの全体で止め輪155を軸方向他方側に押圧している。そうすると、軸方向溝175の開口部181に対向している止め輪155の部分も、止め輪155の他の部分と同じ大きさの力で軸方向他方側に押圧されることとなる。軸方向溝175の開口部181に対向している止め輪155の部分が軸方向他方側に押圧されると、当該止め輪155の部分は、軸方向溝175の開口から軸方向溝175の内部へ入る方向に僅かに歪む。止め輪155がこのような状態で周方向溝153の軸方向他方側の溝面に押し付けられると、軸方向溝175のシャフトの内筒部103の溝縁部に大きな力が加わることとなる。その結果、軸方向溝175のシャフトの内筒部103の溝縁部が破損する場合がある。
これに対し、本実施形態のプレッシャプレート35には切り欠き部77が形成されており、図2(b)に示すように、切り欠き部77は、止め輪55を介して小径部49の軸方向溝75の開口部81と軸方向に対向し、且つ切り欠き部77は止め輪55の軸方向一方側の面55aに接触していない。さらに、切り欠き部77の周方向の幅寸法は、軸方向溝75の幅寸法よりも大きく形成されている。本実施形態のプレッシャプレート35はこのような構成なので、プレッシャプレート35が止め輪55を軸方向他方側に押圧しても、軸方向溝75の開口部81に対向している止め輪55の部分がプレッシャプレート35から直接押圧されず、当該止め輪55の部分に加わる押圧力は、止め輪55の他の部分よりも小さくなる。その結果、図2(b)の破線D1で示す範囲、すなわち軸方向溝75の小径部49の溝縁部への応力が分散され、小径部49の溝縁部の破損を防止することができる。
このように、本実施形態によれば、プレッシャプレート35に切り欠き部77を設けることにより、シャフトの内筒部3に形成される軸方向溝75の形状を変更することもなく、さらに内筒部3の軸方向溝75を熱処理によって強化することもなく、該軸方向溝75の溝縁部の破損を防止することができる。なお、本実施形態においては、内筒部3の軸方向溝75およびプレッシャプレート35の切り欠き部77は、それぞれ2つ設けた形態を示したが、軸方向溝75および切り欠き部77の数はこれに限定されず、適宜変更が可能である。また、本実施形態においては、ピストン21およびプレッシャプレート35は、シャフトの内径部3に設けられているが、シャフトおよびクラッチハウジングの形状によっては、クラッチハウジングの内筒部に設けられても良い。
1 湿式多板クラッチ
3 シャフトの内筒部
5 ハブ
7 環状壁部
9 円筒部
11 スプライン
13 セパレータプレート
15 フリクションプレート
19 湿式摩擦材
21 ピストン
27 内径側U字形状部
31 外径側U字形状部
33 円筒部
35 プレッシャプレート
36 第1の径方向延在部
37 第1の軸方向延在部
43 第3の径方向延在部
47 段部
49 小径部
53 周方向溝
55 止め輪
57 油圧室
61 キャンセラ室
63 リターンスプリング
65 キャンセラ
75 軸方向溝
77 切り欠き部
79 突出部
81 開口部

Claims (4)

  1. 内筒部材または外筒部材の一方に軸方向に設けられた複数のフリクションプレートと、
    内筒部材または外筒部材の他方に設けられ、前記複数のフリクションプレートと軸方向に交互に配置された複数のセパレータプレートと、
    前記内筒部材に軸方向に移動可能に設けられ、軸方向一方へ移動すると前記複数のフリクションプレートと前記複数のセパレータプレートとを係合させ、軸方向他方へ移動すると前記係合を解放するピストンと、
    前記内筒部材に設けられ、前記ピストンを移動させるための油圧を発生させる油圧室を画成する壁部材と、
    前記内筒部材に形成された周方向溝に係止され、前記壁部材の軸方向他方側部分と接触して前記壁部材の軸方向他方への移動を規制する止め輪とを備え、
    前記内筒部材には、前記周方向溝に開口し、前記止め輪の軸方向他方への移動を規制するための部材が係合される軸方向溝が形成され、
    前記壁部材は、前記軸方向他方側部分に、前記止め輪を介して前記軸方向溝の前記開口と軸方向に対向する切り欠き部が形成されていることを特徴とする湿式多板クラッチ。
  2. 前記壁部材は環状部材であり、前記切り欠き部は、周方向の幅が前記軸方向溝の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の湿式多板クラッチ。
  3. 前記壁部材は環状部材であり、前記切り欠き部は径方向に延在する溝形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の湿式多板クラッチ。
  4. 前記切り欠き部は、複数形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の湿式多板クラッチ。
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