JP2018144415A - ラベルプリンタ、ラベルプリンタの制御方法及びプログラム - Google Patents
ラベルプリンタ、ラベルプリンタの制御方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018144415A JP2018144415A JP2017043638A JP2017043638A JP2018144415A JP 2018144415 A JP2018144415 A JP 2018144415A JP 2017043638 A JP2017043638 A JP 2017043638A JP 2017043638 A JP2017043638 A JP 2017043638A JP 2018144415 A JP2018144415 A JP 2018144415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- unit
- mount
- label
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
Abstract
Description
特許文献1には、関連する技術として、印字処理中の用紙の搬送距離から用紙の残量を演算する技術が開示されている。
そのため、ラベルの端部を検出するためのフォトトランジスタを備えるラベルプリンタにおいて、そのフォトトランジスタを利用してロール紙のニアエンドを判定することのできる技術が求められていた。
本発明の第1の実施形態によるラベルプリンタ1について説明する。
なお、本発明の各実施形態によるラベルプリンタ1は、ラベルのエッジ検出のために予め備えている1つのフォトトランジスタを有効利用する例である。
本発明の第1の実施形態によるラベルプリンタ1は、ロール紙のニアエンド(終端領域)を検出し、ユーザに対して間もなくロール紙が無くなることを事前に通知する機能を有する。ラベルプリンタ1は、図1に示すように、第1ローラ71(芯部)と、第3ローラ73(回転体)と、スリット状ベルト80と、ロール紙40と、台紙50と、ラベル60と、第4ローラ74と、発光部10と、受光部20(光検出部)と、第2ローラ72(搬送部)と、印刷部90と、信号処理部30と、報知部31と、を備える。
なお、図1において符号A1で示す矢印は、ラベルL1が搬送される搬送方向を示している。
第3ローラ73は、第1ローラ71の位置を基準とした搬送方向A1の所定の位置に設けられる。第1ローラ71と第3ローラ73とにはスリット状ベルト80が巻回される。
台紙50は、ラベル60を貼付するための台紙である。なお、台紙50の光の透過率は、スリット状ベルト80のスリット以外の部分の光の透過率よりも高い。また、台紙50の光の透過率は、スリット状ベルト80のスリットの光の透過率よりも低い。
したがって、第2ローラ72が回転している間、ロール紙40から台紙50が送り出され、台紙50に貼付されたラベル60が送方向A1に搬送されると、第1ローラ71に巻き付けられたロール紙40の半径は小さくなる。その結果、第2ローラ72が一定の回転速度で回転し、台紙50が搬送方向A1に搬送されるにつれて、第1ローラ71の回転速度は速くなる。そのため、第1ローラ71の回転速度が速くなると、スリット状ベルト80の回転速度と第3ローラ73の回転速度が速くなる。このとき、スリット状ベルト80は、図1及び図3に示すように、発光部10と受光部20との間を台紙50に並行して通過して搬送方向A1に搬送される。
なお、第1ローラ71、第3ローラ73及び第4ローラ74のそれぞれは、第2ローラ72が駆動装置によって一定の回転速度で回転して、初めて回転するロータである。
第1コンパレータ301は、電圧Vout1と基準電圧VREF1とを比較する。第1コンパレータ301は、その比較結果に応じた電圧VS1を出力する。
具体的には、例えば、第1コンパレータ301は、図4の(a)の部分に示すように、比較結果が電圧Vout1が基準電圧VREF1よりも高いことを示す場合、Highレベルを示す電圧VS1を出力する。また、例えば、第1コンパレータ301は、図4の(a)の部分に示すように、比較結果が電圧Vout1が基準電圧VREF1よりも低いことを示す場合、Lowレベルを示す電圧VS1を出力する。なお、第1コンパレータ301は、電圧Vout1と基準電圧VREF1とが同一の電圧である場合、理想的な動作を仮定するとLowレベルとHighレベルとの間のレベルを示す電圧VS1を出力する。しかしながら、実際の第1コンパレータ301は、内部回路の非対称性やノイズなどによって、Lowレベル及びHighレベルのいずれか一方のレベルを示す電圧VS1を出力する。
第2コンパレータ302は、電圧Vout1と基準電圧VREF2とを比較する。第2コンパレータ302は、その比較結果に応じた電圧VS2を出力する。
具体的には、例えば、第2コンパレータ302は、図4の(a)の部分に示すように、比較結果が電圧Vout1が基準電圧VREF2よりも高いことを示す場合、Highレベルを示す電圧VS2を出力する。また、例えば、第2コンパレータ302は、図4の(a)の部分に示すように、比較結果が電圧Vout1が基準電圧VREF2よりも低いことを示す場合、Lowレベルを示す電圧VS2を出力する。なお、第2コンパレータ302は、電圧Vout1と基準電圧VREF2とが同一の電圧である場合、理想的な動作を仮定するとLowレベルとHighレベルとの間のレベルを示す電圧VS2を出力する。しかしながら、実際の第2コンパレータ302は、内部回路の非対称性やノイズなどによって、Lowレベル及びHighレベルのいずれか一方のレベルを示す電圧VS2を出力する。
具体的には、周波数カウンタ303は、電圧VS1がラベル60が存在しないことを示す期間において、電圧VS2の単位時間当たりの立ち上がり及び立ち下がりをカウントして電圧VS2の周波数を特定する。電圧VS2の単位時間当たりの立ち上がり及び立ち下がりのカウント数は、第1ローラ71の回転速度が高速になるにつれて増加し、カウント数と第1ローラ71の回転速度とは一対一で対応する。したがって、周波数カウンタ303が電圧VS2の周波数を特定することは、第1ローラ71の回転速度を特定することと等価である。
なお、電圧VS1がラベル60が存在しないことを示す期間とは、例えば、図4の(b)の部分における電圧VS1がLowレベルを示す期間である。図4に示す電圧波形についての詳細な説明は、後述する。
具体的には、ニアエンド判定部304は、周波数カウンタ303が特定した電圧VS2の周波数(すなわち、第1ローラ71の回転速度と等価)と、ニアエンドであるか否かを判定するために予め定めた周波数のしきい値(すなわち、回転速度のしきい値と等価)とを比較する。そして、ニアエンド判定部304は、例えば、電圧VS2の周波数が周波数のしきい値を超える場合、ロール紙40のニアエンドである、すなわち、間もなくロール紙40を交換する時期となると判定する。また、ニアエンド判定部304は、例えば、電圧VS2の周波数が周波数のしきい値以下である場合、ロール紙40のニアエンドではない、すなわち、まだロール紙40を交換する必要はないと判定する。
ニアエンド判定部304は、ロール紙40のニアエンドであるか否かの判定結果を報知部31に出力する。
具体的には、報知部31は、受け取った判定結果がロール紙40のニアエンドであることを示す結果である場合、「ロール紙を交換する時期が近づいている」ことを、音(音声を含む)、画像(文字を含む)、振動などによってユーザに報知する。また、報知部31は、受け取った判定結果がロール紙40のニアエンドではないことを示す結果である場合、特に何も報知しない。なお、報知部31は、受け取った判定結果がロール紙40のニアエンドではないことを示す結果である場合、「ロール紙40を交換する必要はない」ことを、音(音声を含む)、画像(文字を含む)、振動などによってユーザに報知してもよい。
なお、第2ローラ72は、一定の回転速度で回転しているものとする。また、発光ダイオード101は、一定の光量で発光しているものとする。
したがって、第1コンパレータ301が受ける基準電圧VREF1を電圧V1と電圧V2との間の電圧とする。第1コンパレータ301は、受けた基準電圧VREF1と受けた電圧Vout1とを比較する。第1コンパレータ301は、電圧Vout1が基準電圧VREF1を超える場合、台紙50にラベル60が設けられた状態であると判定する。また、第1コンパレータ301は、電圧Vout1が基準電圧VREF1未満である場合、台紙50にラベル60が存在しない状態と判定する。
こうすることで、第1コンパレータ301は、台紙50にラベル60が設けられた状態であるか否かを判定することができる。すなわち、第1コンパレータ301は、台紙50にラベル60が設けられている状態から台紙50にラベル60が設けられていない状態へ判定が変化したとき、または、台紙50にラベル60が設けられていない状態から台紙50にラベル60が設けられている状態へ判定が変化したときの受光部20の上方の台紙50の位置をラベル60の端部と判定することができる。
なお、図4の(b)の部分における電圧VS1の波形は、電圧Vout1が基準電圧VREF1を超える場合(すなわち、台紙50にラベル60が設けられた状態であると判定された場合)に第1コンパレータ301がHighレベルの電圧VS1を出力し、電圧Vout1が基準電圧VREF1未満である場合(すなわち、台紙50にラベル60が存在しない状態であると判定された場合)に第1コンパレータ301がLowレベルの電圧VS1を出力する波形の例である。
したがって、第2コンパレータ302が受ける基準電圧VREF2を電圧V2と電圧V3との間の電圧とする。第2コンパレータ302は、受けた基準電圧VREF2と受けた電圧Vout1とを比較する。第2コンパレータ302は、台紙50にラベル60が存在しない状態(図4に示す例では電圧VS1がLowレベルの期間)において、電圧Vout1が基準電圧VREF2を超える場合、スリット状ベルト80のスリットSLが存在する状態であることを示す。また、第2コンパレータ302は、台紙50にラベル60が存在しない状態(図4に示す例では電圧VS1がLowレベルの期間)において、電圧Vout1が基準電圧VREF2未満である場合、スリット状ベルト80のスリットSLが存在する状態であることを示す。
こうすることで、第2コンパレータ302は、台紙50にラベル60が存在しない状態において、スリット状ベルト80のスリットSLが存在する状態であるか否かを判定することができる。
なお、図4の(c)の部分における電圧VS2の波形は、電圧Vout1が基準電圧VREF2を超える場合(すなわち、台紙50にラベル60が存在しない状態においては、スリット状ベルト80のスリットSLが存在すると判定された場合)に第2コンパレータ302がHighレベルの電圧VS2を出力し、電圧Vout1が基準電圧VREF2未満である場合(すなわち、台紙50にラベル60が存在しない状態においては、スリット状ベルト80のスリットSLが存在しない状態であると判定された場合)に第2コンパレータ302がLowレベルの電圧VS2を出力する波形の例である。
したがって、周波数カウンタ303は、電圧VS1がLowレベルである期間において、電圧VS2の周波数を特定することで、電圧VS2の変化する周期T1、その周期T1におけるLowレベルの期間t1、及び、その周期T1におけるHighレベルの期間t2を検出することができる。ニアエンド判定部304は、周波数カウンタ303が検出した電圧VS2の周波数が所定のしきい値を超えたか否かを判定する。そして、ニアエンド判定部304は、電圧VS2の周波数が所定のしきい値を超えたと判定した場合、ロール紙40のニアエンドであると判定する。また、ニアエンド判定部304は、電圧VS2の周波数が所定のしきい値以下であると判定した場合、ロール紙40のニアエンドではないと判定する。
こうすることで、ニアエンド判定部304は、ロール紙40のニアエンドを判定することができる。
ここでは、図5に示すラベルプリンタ1の処理フローについて説明する。
なお、第2ローラ72は、一定の回転速度で回転しているものとする。また、発光部10は、一定の光量で光を放出しているものとする。
第1コンパレータ301は、受けた電圧Vout1と受けた基準電圧VREF1とに基づいて、台紙50にラベル60が存在しない状態であるか否かを判定する(ステップS2)。
具体的には、第1コンパレータ301は、受けた基準電圧VREF1と電圧Vout1とを比較する。そして、例えば、受光部20が出力する電圧Vout1が図4の(a)の部分に示した波形である場合、第1コンパレータ301は、電圧Vout1が基準電圧VREF1を超える場合(すなわち、台紙50にラベル60が設けられた状態であると判定した場合)にHighレベルの電圧VS1を出力する。また、第1コンパレータ301は、電圧Vout1が基準電圧VREF1未満である場合(すなわち、台紙50にラベル60が存在しない状態であると判定した場合)にLowレベルの電圧VS1を出力する。
第1コンパレータ301は、台紙50にラベル60が存在しない状態であるか否かの判定結果を示す電圧VS1を周波数カウンタ303に出力する。
第2コンパレータ302は、受けた電圧Vout1と受けた基準電圧VREF2との比較結果に基づいて、電圧VS2を生成する(ステップS3)。
具体的には、例えば、受光部20が出力する電圧Vout1が図4の(a)の部分に示した波形である場合、第2コンパレータ302は、電圧Vout1が基準電圧VREF2を超える場合にHighレベルの電圧VS2を出力する。また、第2コンパレータ302は、電圧Vout1が基準電圧VREF2未満である場合にLowレベルの電圧VS2を出力する。
第2コンパレータ302は、生成した電圧VS2を周波数カウンタ303に出力する。
なお、第2コンパレータ302が行うステップS3の処理は、第1コンパレータ301が行うステップS2の処理と並行して行われる。
周波数カウンタ303は、受けた電圧VS1と受けた電圧VS2とに基づいて、台紙50にラベル60が存在しない状態において、電圧VS2の周波数f1を特定する(ステップS4)。
具体的には、周波数カウンタ303が第1コンパレータ301から受ける電圧VS1が、例えば、図4の(a)の部分に示した波形である場合、第1コンパレータ301が生成した電圧VS1がLowレベルである期間は、台紙50にラベル60が存在しない状態を示す。また、台紙50にラベル60が存在しない状態において第2コンパレータ302が生成した電圧VS2は、スリット状ベルト80のスリットSLが存在するか否かを示す。そのため、周波数カウンタ303は、電圧VS1がLowレベルである期間において、第2コンパレータ302から受けた電圧VS2の単位時間当たりのLowレベルとHighレベルとの間の遷移回数をカウントする。
周波数カウンタ303は、特定した電圧VS2の周波数をニアエンド判定部304に出力する。
なお、周波数カウンタ303が行うステップS4の処理は、第1コンパレータ301が行うステップS2の処理、及び、第2コンパレータ302が行うステップS3の処理と並行して行われる。周波数カウンタ303がステップS4の処理で特定した電圧VS2の周波数の逆数は、図4の(c)の部分に示した周期T1に相当する。
また、周波数カウンタ303の代わりに、例えば、ユニバーサルカウンタを用いてもよい。ユニバーサルカウンタは、パルスの立ち上がりから立ち下がりまでの時間幅を計測することができる。そのため、ユニバーサルカウンタを用いた場合には、図4の(c)の部分に示した時間t1と時間t2とを特定することができる。
具体的には、ニアエンド判定部304は、受けた周波数f1とニアエンドであるか否かを判定するために予め定めた周波数のしきい値とを比較し、周波数f1がそのしきい値を超えているか否かを判定する(ステップS5)。
ニアエンド判定部304は、周波数f1がしきい値を超えていると判定した場合(ステップS5においてYES)、ロール紙40のニアエンドである、すなわち、間もなくロール紙40を交換する時期となると判定する(ステップS6)。
また、ニアエンド判定部304は、周波数f1が周波数のしきい値以下であると判定した場合、ロール紙40のニアエンドではない、すなわち、まだロール紙40を交換する必要はないと判定する。そして、ニアエンド判定部304は、ステップS2の処理に戻す。
なお、ニアエンドであるか否かを判定するために予め定めた周波数のしきい値は、シミュレーションや実験などにより決定すればよい。
ニアエンド判定部304は、ロール紙40のニアエンドであるか否かの判定結果を報知部31に出力する。
具体的には、報知部31は、受け取った判定結果がロール紙40のニアエンドであることを示す結果である場合、「ロール紙を交換する時期が近づいている」ことを、音(音声を含む)、画像(文字を含む)、振動などによってユーザに報知する。また、報知部31は、受け取った判定結果がロール紙40のニアエンドではないことを示す結果である場合、特に何も報知しない。なお、報知部31は、受け取った判定結果がロール紙40のニアエンドではないことを示す結果である場合、「ロール紙40を交換する必要はない」ことを、音(音声を含む)、画像(文字を含む)、振動などによってユーザに報知するものであってもよい。
本発明の第1の実施形態によるラベルプリンタ1は、第2ローラ72(搬送部)と、フォトトランジスタ201(光検出部)と、周波数カウンタ303(回転速度特定部)と、ニアエンド判定部304(終端領域判定部)と、を備える。第2ローラ72は、台紙50にラベル60が複数間隔を隔てて設けられたロール紙40を搬送方向A1に搬送する。フォトトランジスタ201は、ラベル60の端部を特定するための光とともにロール紙40の巻き付けられた第1ローラ71(芯部)の回転速度を特定するための光を検出する。周波数カウンタ303は、フォトトランジスタ201が検出したロール紙40の巻き付けられた第1ローラ71の回転速度を特定するための光に基づいて回転速度を特定する。ニアエンド判定部304は、周波数カウンタ303が特定した第1ローラ71の回転速度に基づいて第1ローラ71における巻き付け終端領域を判定する。
このようにすれば、ラベルプリンタ1は、1つのフォトトランジスタ201が受光した光量に基づいて、ラベル60の端部を特定することができると共に、ロール紙40のニアエンドを判定することができる。
本発明の第2の実施形態によるラベルプリンタ1について説明する。
本発明の第2の実施形態によるラベルプリンタ1は、ロール紙のニアエンドを検出し、ユーザに対して間もなくロール紙が無くなることを事前に通知する機能を有する。ラベルプリンタ1は、図6に示すように、発光部10と、受光部20(光検出部)と、信号処理部30と、ロール紙40と、台紙50と、ラベル60と、第1ローラ71(芯部)と、第2ローラ72(搬送部)と、第4ローラ74と、回転変換機構81と、スリット状円盤82と、回転軸83と、印刷部90と、を備える。
なお、図6において符号A1で示す矢印は、ラベルL1が搬送される搬送方向を示している。
本発明の第2の実施形態によるラベルプリンタ1は、第2ローラ72(搬送部)と、フォトトランジスタ201(光検出部)と、周波数カウンタ303(回転速度特定部)と、ニアエンド判定部304(終端領域判定部)と、を備える。第2ローラ72は、台紙50にラベル60が複数間隔を隔てて設けられたロール紙40を搬送方向A1に搬送する。フォトトランジスタ201は、ラベル60の端部を特定するための光とともにロール紙40の巻き付けられた第1ローラ71(芯部)の回転速度を特定するための光を検出する。周波数カウンタ303は、フォトトランジスタ201が検出したロール紙40の巻き付けられた第1ローラ71の回転速度を特定するための光に基づいて回転速度を特定する。ニアエンド判定部304は、周波数カウンタ303が特定した第1ローラ71の回転速度に基づいて第1ローラ71における巻き付け終端領域を判定する。
このようにすれば、ラベルプリンタ1は、1つのフォトトランジスタ201が受光した光量に基づいて、ラベル60の端部を特定することができると共に、ロール紙40のニアエンドを判定することができる。
本発明の実施形態による最小構成のラベルプリンタ1は、図8に示すように、第2ローラ72(搬送部)と、フォトトランジスタ201(光検出部)と、周波数カウンタ303(回転速度特定部)と、ニアエンド判定部304(終端領域判定部)と、を備える。
例えば、ロール紙40は、照射された光の大部分(例えば、90%)を透過させるものとする。ラベル60は、光を透過させず印刷可能な表面となる材料とする。また、スリット状ベルト80(または、スリット状円盤82)のスリットの部分は、光を透過させずかつラベル60の表面よりも反射率が高い材料で埋める。また、スリット状ベルト80(または、スリット状円盤82)のスリット以外の部分は、光を透過させずかつラベル60の表面よりも反射率が高く、スリットを埋めた材料よりも反射率が低い材料で加工する。また、ラベル60で反射した光をミラーなどで反射させながら受光部20にその光を照射させる光経路と、スリット状ベルト80(または、スリット状円盤82)で反射した光をミラーなどで反射させながら受光部20にその光を照射させる光経路とを設ける。
このようにすれば、各光経路における光の損失によって反射率の順番による光量の順番が変わらない範囲において、受光部20では、スリット状ベルト80(または、スリット状円盤82)のスリットを埋めた材料で反射した光の光量が最も多く、ラベル60で反射した光の光量が最も少なく、スリット状ベルト80(または、スリット状円盤82)のスリット以外の加工された材料で反射した光の光量は、それらの間となる。つまり、各光経路における光の損失によって反射率の順番による光量の順番が変わらない範囲において、受光部20が受光する光に基づいて生成する電圧Vout1は、図4の(a)の部分に示した電圧Vout1と同様になる。したがって、本発明の別の実施形態によるラベルプリンタ1が反射光を用いた場合であっても、1つのフォトトランジスタ201(光検出部)が受光した光量に基づいて、ラベルの端部を特定することができると共に、ロール紙40のニアエンドを判定することができる。
コンピュータ5は、図9に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の信号処理部30及び報知部31のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・発光部
20・・・受光部
30・・・信号処理部
31・・・報知部
40・・・ロール紙
50・・・台紙
60・・・ラベル
71・・・第1ローラ
72・・・第2ローラ
73・・・第3ローラ
74・・・第4ローラ
80・・・スリット状ベルト
81・・・回転変換機構
82・・・スリット状円盤
83・・・回転軸
90・・・印刷部
101・・・発光ダイオード
102、202・・・抵抗
201・・・フォトトランジスタ
301・・・第1コンパレータ
302・・・第2コンパレータ
303・・・周波数カウンタ
304・・・ニアエンド判定部
VDD・・・電源電圧
GND・・・グラウンド
Claims (6)
- 芯部に巻き付けられたロール紙から送り出される台紙であって複数のラベルが所定の間隔を隔てて設けられる前記台紙を搬送方向に搬送する搬送部と、
光を検出する光検出部と、
前記光検出部が検出する前記光に基づいて前記複数のラベルのそれぞれの端部を特定する端部特定部と、
前記光検出部が検出した前記光に基づいて前記芯部の回転速度を特定する回転速度特定部と、
前記回転速度特定部が特定した前記回転速度に基づいて前記芯部における巻き付け終端領域を判定する終端領域判定部と、
を備えるラベルプリンタ。 - 前記芯部と前記芯部から距離を隔てて設けられた回転体とに巻回され、前記台紙と並行して設けられるスリットであって、隣り合う前記ラベルの端部間の検出周期よりも短い検出周期で検出可能に設けられるスリット状ベルトと、
を備え、
前記光検出部は、
前記ロール紙の上方から前記ロール紙に向けられて当てられた前記光を前記スリット状ベルトの下方において検出する、
請求項1に記載のラベルプリンタ。 - 前記芯部の回転軸を別の回転軸に変換する回転変換機構と、
前記回転変換機構によって変換される変換後の回転軸を中心に回転する前記台紙に盤面が平行なスリット状円盤と、
を備え、
前記光検出部は、
前記ロール紙の上方から前記ロール紙に向けられて当てられた前記光を前記スリット状円盤の下方において検出する、
請求項1に記載のラベルプリンタ。 - 前記光検出部が検出する前記光は、前記ラベルで反射する反射光を含む、
請求項1に記載のラベルプリンタ。 - 芯部に巻き付けられたロール紙から送り出される台紙であって複数のラベルが所定の間隔を隔てて設けられる前記台紙を搬送方向に搬送する搬送部と、光を検出する光検出部と、を備えるラベルプリンタの制御方法であって、
前記光検出部が検出する前記光に基づいて前記複数のラベルのそれぞれの端部を特定することと、
前記光検出部が検出した前記光に基づいて前記芯部の回転速度を特定することと、
特定した前記回転速度に基づいて前記芯部における巻き付け終端領域を判定することと、
を含むラベルプリンタの制御方法。 - 芯部に巻き付けられたロール紙から送り出される台紙であって複数のラベルが所定の間隔を隔てて設けられる前記台紙を搬送方向に搬送する搬送部と、光を検出する光検出部と、を備えるラベルプリンタのコンピュータに、
前記光検出部が検出する前記光に基づいて前記複数のラベルのそれぞれの端部を特定することと、
前記光検出部が検出した前記光に基づいて前記芯部の回転速度を特定することと、
特定した前記回転速度に基づいて前記芯部における巻き付け終端領域を判定することと、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017043638A JP6923247B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | ラベルプリンタ、ラベルプリンタの制御方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017043638A JP6923247B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | ラベルプリンタ、ラベルプリンタの制御方法及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018144415A true JP2018144415A (ja) | 2018-09-20 |
JP6923247B2 JP6923247B2 (ja) | 2021-08-18 |
Family
ID=63590432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017043638A Active JP6923247B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | ラベルプリンタ、ラベルプリンタの制御方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6923247B2 (ja) |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6030382A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-15 | Katsuragawa Denki Kk | ロ−ル紙の残量検知装置 |
JPH06278938A (ja) * | 1993-03-26 | 1994-10-04 | Ootonikusu:Kk | ロール紙供給装置 |
JPH08113402A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Katsuragawa Electric Co Ltd | ロール紙残量検知装置 |
JP2000289908A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-17 | Copyer Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003073001A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Sato Corp | 印刷装置 |
US20040035877A1 (en) * | 2002-08-23 | 2004-02-26 | Hung-Yi Chang | Ticket roll detection arrangement for a ticket vending machine |
JP2007050541A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Canon Finetech Inc | 記録装置及びラベル検知方法 |
JP2012131165A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | サーマルプリンタ、サーマルプリンタのラベル用紙検出方法 |
KR20130127875A (ko) * | 2012-05-15 | 2013-11-25 | 주식회사 엘지씨엔에스 | 용지잔량감지장치 및 이를 이용한 금융기기 |
JP2015142975A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置 |
-
2017
- 2017-03-08 JP JP2017043638A patent/JP6923247B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6030382A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-15 | Katsuragawa Denki Kk | ロ−ル紙の残量検知装置 |
JPH06278938A (ja) * | 1993-03-26 | 1994-10-04 | Ootonikusu:Kk | ロール紙供給装置 |
JPH08113402A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Katsuragawa Electric Co Ltd | ロール紙残量検知装置 |
JP2000289908A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-17 | Copyer Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003073001A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Sato Corp | 印刷装置 |
US20040035877A1 (en) * | 2002-08-23 | 2004-02-26 | Hung-Yi Chang | Ticket roll detection arrangement for a ticket vending machine |
JP2007050541A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Canon Finetech Inc | 記録装置及びラベル検知方法 |
JP2012131165A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | サーマルプリンタ、サーマルプリンタのラベル用紙検出方法 |
KR20130127875A (ko) * | 2012-05-15 | 2013-11-25 | 주식회사 엘지씨엔에스 | 용지잔량감지장치 및 이를 이용한 금융기기 |
JP2015142975A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6923247B2 (ja) | 2021-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106626847B (zh) | 打印方法及打印机 | |
JP2018001703A (ja) | ラベルプリンタおよびプログラム | |
US10067340B2 (en) | Method for determining phase of rotating polygonal mirror used in image forming apparatus | |
JP6923247B2 (ja) | ラベルプリンタ、ラベルプリンタの制御方法及びプログラム | |
JP7077532B2 (ja) | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 | |
JP2019524509A (ja) | プリンタ | |
JP5362481B2 (ja) | 記録紙幅検知方法 | |
JP5457252B2 (ja) | プリンタ、光強度と受光感度の決定方法及びプログラム | |
JP6220686B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9721197B2 (en) | Control device and control method | |
US11066266B2 (en) | Cutting device, printer and method for detecting operation error | |
US10868924B2 (en) | Information processing apparatus and image forming apparatus | |
JP2016060636A (ja) | 媒体状態変化判定方法、媒体状態変化判定装置及び画像形成装置 | |
JP7319135B2 (ja) | 無線タグ書込装置、キャリブレーション方法及びプログラム | |
JP2008224846A (ja) | 画像形成装置、交換時期管理方法、プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2007210747A (ja) | エッジ検出装置、プリンタ装置、エッジ検出方法および印刷制御方法 | |
JP6181008B2 (ja) | 紙葉類有無検知装置及び紙葉類有無検知方法 | |
JP6351555B2 (ja) | 印刷装置及びコンピュータプログラム | |
JP2011178077A (ja) | 位置検出装置およびプログラム | |
JP5907840B2 (ja) | 画像形成装置及び媒体検出方法 | |
JP2009107281A (ja) | プリンタ | |
JP2017177364A (ja) | 画像形成装置 | |
US20150063840A1 (en) | Image forming apparatus, control method, and storage medium | |
JP2016192195A (ja) | センサ調整方法および記録装置 | |
KR20220114900A (ko) | 광센서를 이용하여 인쇄장치의 인쇄농도를 설정하는 방법 및 이를 수행하기 위한 인쇄장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6923247 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |