JP2018144305A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不用意な液体漏出による不具合を抑制する液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体噴射装置1は、液体噴射ヘッド20に供給する液体を貯留する第1タンク31と、液体噴射ヘッド20で噴射されなかった液体を受け取る第2タンク32と、液体を循環させる循環経路33と、を備える。第2タンク32は、第2タンク32を減圧する第2圧力調整部42Bと連通する第1開口101と、第2タンク32を密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第2大気開放弁41Bと連通する第2開口102と、を別々に有し、第2開口102は、鉛直方向において第1開口101よりも低い位置に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
液体噴射装置として、例えば特許文献1に記載のインクジェット印刷装置が知られている。このインクジェット装置は、インクジェットヘッドに対してインク循環方式を採用し、インク供給弁を開くことでメインのインクカートリッジから負圧側サブタンクにインクを補給している。負圧側サブタンクは、液面センサによりインク量を管理されている。また、負圧側サブタンクは、4色のインクに対応して4つ設けられている。この4つの負圧側サブタンクは、一つの負圧側共通気室に連通し、この負圧側共通気室を介してエアポンプにより減圧されるようになっている。
特開2016−13648号公報
上記の液体噴射装置においては、例えばインク供給弁や液面センサが故障すると、インクカートリッジ等から負圧側サブタンクにインクが過剰に供給され得る。インク過供給された負圧側サブタンクを減圧した場合、インクがエアポンプに引き込まれ、エアポンプが故障するおそれがある。また、負圧側共通気室においては、インクの混色が発生するおそれがある。
本発明は、不用意な液体漏出による不具合を抑制する液体噴射装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る液体噴射装置は、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において低い位置に配置され、液体噴射ヘッドに供給する液体を貯留する第1タンクと、液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において低い位置に配置され、液体噴射ヘッドで噴射されなかった液体を受け取る第2タンクと、第1タンクと液体噴射ヘッドと第2タンクとの間で液体を循環させる循環経路と、第2タンクから第1タンクへ液体を送るポンプと、を有する記録部と、第1タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第1大気開放弁と、第2タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第2大気開放弁と、第1タンクを加圧する第1圧力調整部と、第2タンクを減圧する第2圧力調整部と、を備え、第2タンクは、第2圧力調整部と連通する第1開口と、第2大気開放弁と連通する第2開口とを別々に有し、第2開口は、鉛直方向において、第1開口よりも低い位置に配置される。
この態様によれば、振動等の原因によるノズルのメニスカス破壊や、液体噴射装置の不具合等によって第2タンクへの液体過供給が発生した場合に、第2タンクにおいては、過供給された液体は第1開口に到達する前に第2開口に到達する。これにより、過供給された液体を第2開口を介して第2大気開放弁から溢れさせることができるので、過供給された液体が第2圧力調整部に到達することを防止することができる。よって、第2圧力調整部の故障を低減することができる。
第2タンクのヘッドスペースは、第2タンクから液体噴射ヘッドまでの循環経路における容積よりも大きくてもよい。
この態様によれば、例えばノズルのメニスカス破壊が発生した場合、第2タンクから液体噴射ヘッドまでの循環経路にある液体が第2タンクに流れ込むが、この流れ混む液体をすべて第2タンクで貯留することができる。これにより、第2タンクからの液体溢れを抑制することができる。
本発明の別の一態様に係る液体噴射装置は、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において高い位置に配置され、液体噴射ヘッドに供給する液体を貯留する第1タンクと、液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において低い位置に配置され、液体噴射ヘッドで噴射されなかった液体を受け取る第2タンクと、第1タンクと液体噴射ヘッドと第2タンクとの間で液体を循環させる循環経路と、第2タンクから第1タンクへ液体を送るポンプと、を有する記録部と、第1タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第1大気開放弁と、第2タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第2大気開放弁と、第1タンクを加圧する第1圧力調整部と、第2タンクを減圧する第2圧力調整部と、を備え、第2タンクは、第2圧力調整部と連通する第1開口と、第2大気開放弁と連通する第2開口とを別々に有し、第2開口は、鉛直方向において、第1開口よりも低い位置に配置される。
この態様によれば、上記同様に、第2タンクへの液体過供給が発生した場合に、第2タンクにおいては、過供給された液体は第1開口に到達する前に第2開口に到達する。これにより、過供給された液体を第2開口を介して第2大気開放弁から溢れさせることができるので、過供給された液体が第2圧力調整部に到達することを防止することができる。よって、第2圧力調整部の故障を低減することができる。
液体噴射装置は、液体を貯留し、第2タンクよりも鉛直方向において高い位置に配置されるメインタンクと、メインタンクと第2タンクとを連通する供給流路と、供給流路を開閉可能な補給弁と、を更に備えてもよい。
この態様によれば、メインタンクから第2タンクに液体を補給することができるため、液体噴射装置の連続使用が可能となる。また、第2タンクへの液体過供給の原因が補給弁の不具合によるものであっても、上記のとおり、過供給された液体を第2開口を介して第2大気開放弁から溢れさせることができる。
第1大気開放弁及び補給弁は通電時に開、非通電時に閉となるノーマルクローズ型の開閉弁であってもよく、第2大気開放弁は通電時に閉、非通電時に開となるノーマルオープン型の開閉弁であってもよい。
この態様によれば、不具合により第2タンクへ多量の液体が流れ込む要因となる開閉弁(補給弁)をノーマルクローズ型としている。これにより、電源OFF 時における第2タンクからの液体溢れを抑制することができる。
液体噴射装置は、第1タンク及び第2タンクの少なくとも一つから溢れた液体を受容可能な液体受容部を更に備えるとよい。
この態様によれば、第1タンク及び第2タンクの少なくとも一つから液体が溢れた場合にその液体を液体受容部で受けることができるので、液体の機外漏れを抑制することができる。
液体噴射装置は、ノズルの吐出不良を検知する吐出不良検知手段を更に備え、ノズルは、液体噴射ヘッドに複数設けられており、液体噴射装置は、吐出不良検知手段が所定数のノズルの吐出不良を検知した場合に、第1大気開放弁により第1タンクを密閉し且つ第2大気開放弁により第2タンクを大気開放した状態で、第1圧力調整部により第1タンクを正圧にすることで第1タンクから液体噴射ヘッドへ液体を送るとともに、第2タンクの液面高さが基準高さ未満になるまでポンプにより第2タンクから第1タンクへ液体を送ってもよい。
この態様によれば、吐出不良検知手段を利用することで、液体噴射ヘッドから第2タンク内に液体が戻ったことを認識し、第2圧力調整部で減圧する前に第2タンク内の液体量を低減させることが可能となる。また、ノズルが正常な場合には上記動作を行わないため、メンテナンス時間を短縮することができる。
液体噴射装置は、第1開口と第2圧力調整部との間に気液分離器を更に備えてもよい。
この態様によれば、仮に第1開口に液体が到達する事態になったとしても、その液体が第2圧力調整部に達するのを気液分離器によって阻止することができる。これにより、第2圧力調整部に液体が流れ込むことをより一層抑制することができる。
第1タンクから液体噴射ヘッドまでの循環経路における流路抵抗が、液体噴射ヘッドから第2タンクまでの循環経路における流路抵抗より大きくてもよい。
この態様によれば、ノズルに適正な負圧を付与することができる。
第1圧力調整部は第1タンクを加圧可能な加圧ポンプを有し、第2圧力調整部は第2タンクを減圧可能な減圧ポンプを有してもよい。
この態様によれば、第1タンクの加圧と第2タンクの減圧を容易に行うことが可能となる。
第1圧力調整部は、第1タンクの圧力を検出する第1圧力検出部と、第1タンクの圧力に応じて開閉可能な第1圧力調整弁と、を有し、第2圧力調整部は、第2タンクの圧力を検出する第2圧力検出部と、第2タンクの圧力に応じて開閉可能な第2圧力調整弁と、を有してもよい。
この態様によれば、第1タンク及び第2タンクに対して精度の高い圧力調整が可能となる。これにより、例えば液体噴射時における液体噴射ヘッド内の圧力を安定させることができるため、液体噴射の品質を安定させることができる。
液体噴射装置は、記録部を複数備えると共に、複数の記録部の第1タンクに連通する第1共通空間部と、複数の記録部の第2タンクに連通する第2共通空間部と、を更に備え、加圧ポンプは、第1共通空間部を介して複数の記録部の第1タンクと連通し、減圧ポンプは、第2共通空間部を介して複数の記録部の第2タンクと連通してもよい。
この態様によれば、複数の第1タンクの加圧を一つの加圧ポンプで、また、複数の第2タンクの減圧を一つの減圧ポンプで行うことができる。これにより、記録部が複数ある場合にコストダウン及び装置構成の簡略化を図ることができる。
液体噴射装置は、第2タンクと第2共通空間部とをつなぐ空間部分に液体補足部を更に備えてもよい。
この態様によれば、この空間部分に液体が流入したとしても、液体補足部でメニスカス(液膜)が途切れ易くなる。このため、第2圧力調整部が第2タンクを減圧したとしても、第2共通空間部まで液体が吸引されにくくなる。
加圧ポンプ及び減圧ポンプは、第2タンクから第1タンクへ空気を送る共通のエアポンプであってもよい。
この態様によれば、一つのエアポンプで加圧ポンプ及び減圧ポンプを代用している。これにより、コストダウン及び装置構成の簡略化をより一層図ることができる。
第1実施形態に係る液体噴射装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の液体噴射装置の第1の構成例を示す図である。 図1の液体噴射装置の第2の構成例を示す図である。 図1の液体噴射装置の第3の構成例を示す図である。 図1の液体噴射装置の第4の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る液体噴射装置の全体構成を示すブロック図である。 図6の液体噴射装置が実行するプロセスを示すフロー図である。 変形例に係る第2タンクまわりの構成として配管の形状を示す図である。 変形例に係る第2タンクまわりの構成として液体補足部を示す図である。 液体補足部の別の例を示す図である。 液体補足部のまた別の例を示す図である。 変形例に係る第2共通空間部を示す図である。 別の変形例に係る第2共通空間部を示す図である。 流路抵抗について説明するために、第2大気開放弁、第2大気開放流路及び第2タンクを模式的に示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<第1実施形態>
図1に示すように、液体噴射装置1は、液体噴射部2、記録部3、圧力調整部4、液体補給部5、液面検出部6、電源部7及び制御部8を備えている。液体噴射部2、記録部3、圧力調整部4、液体補給部5及び液面検出部6は、それぞれ、1つ又は複数があり、この数は、液体噴射装置1で用いる液体の数や種類に応じて変えることができる。例えば、液体噴射装置1がカラー印刷可能なインクジェットプリンタの場合、液体として4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)などの複数色のインクが用いられる。この複数色のインクに個々に対応するように、液体噴射部2、記録部3、圧力調整部4の一部、液体補給部5及び液面検出部6は、それぞれ複数が設けられる。液体噴射部2、記録部3、圧力調整部4の一部、液体補給部5及び液面検出部6は、用いるインクの色が異なる以外は、同様の構成を有する。
液体噴射部2は、1つ又は複数の液体噴射ヘッド20を有する。図2〜5に示すように、液体噴射ヘッド20は、液体を噴射するノズル22を有する。ノズル22は、一つの液体噴射ヘッド20あたり、複数が設けられている。液体噴射ヘッド20の内部には、液体を貯留する液体チャンバがあり、この液体チャンバがノズル22に連通している。液体噴射ヘッド20は、例えばピエゾ方式により駆動されることで、ノズル22から所定量の液体を印刷用紙等の記録媒体に向けて噴射する。
記録部3は、第1タンク31、第2タンク32、循環経路33及びポンプ34を有する。図2〜5に示すように、第1タンク31は、液体噴射ヘッド20に供給する液体を貯留する。第1タンク31内には、貯留する液体の液面の上方に空間、すなわちヘッドスペース31Aが形成されている。第2タンク32は、液体噴射ヘッド20で噴射されなかった液体を受け取る。第2タンク32内には、貯留する液体の液面の上方に空間、すなわちヘッドスペース32Bが形成されている。第2タンク32は、液体噴射ヘッド20よりも鉛直方向において低い位置に配置される。循環経路33は、第1タンク31と液体噴射ヘッド20と第2タンク32との間で液体を循環させるための経路である。具体的には、循環経路33は、第1タンク31と液体噴射ヘッド20とをつなぐ第1流路33A、液体噴射ヘッド20と第2タンク32とをつなぐ第2流路33B、及び、第2タンク32と第1タンク31とをつなぐ第3流路33Cを有する。第1流路33Aにおける流路抵抗は、第2流路33Bにおける流路抵抗よりも大きいとよい。ノズル22に適正な負圧を付与することができるからである。ポンプ34は、第2タンク32から第1タンク31へ液体を送るものである。ポンプ34は、循環経路33の第3流路33Cに設けられる。以上のような構成により、記録部3は、液体噴射ヘッド20に対して液体循環方式を採用している。
圧力調整部4は、第1大気開放弁41A、第1圧力調整部42A、第1共通空間部43A、第2大気開放弁41B、第2圧力調整部42B及び第2共通空間部43Bを有する。複数色に対応して圧力調整部4が複数設けられる場合、複数の圧力調整部4では、全体で一つずつの第1共通空間部43A及び第2共通空間部43Bが設けられ、全体で一つずつの第1圧力調整部42A及び第2圧力調整部42Bが共有される。
第1大気開放弁41Aは、図2〜5に示すように、第1タンク31を密閉状態と大気開放状態との間で切り替えるものである。第1大気開放弁41Aは、第1タンク31のヘッドスペース31Aに連通する第1大気開放流路44Aの途中又は端部に配置される。第1大気開放弁41Aは、例えば電磁弁など、通電制御される開閉弁で構成される。第1大気開放弁41Aにより第1大気開放流路44Aを開くことで、第1タンク31のヘッドスペース31Aが大気に開放される。第1大気開放弁41Aは、第1大気開放流路44Aに対して交換可能な構成とすることができる。こうすることで、第1大気開放弁41Aに液体が付着した場合であっても、交換することにより機能を回復することができる。第1圧力調整部42Aは、第1タンク31を加圧するものである。第1圧力調整部42Aは、例えば加圧ポンプを有しており、ヘッドスペース31Aに圧縮空気を送ることで第1タンク31を加圧する。第1共通空間部43Aは、記録部3が複数ある場合に設けられるものであり、複数の記録部3の第1タンク31のヘッドスペース31Aに連通する。第1共通空間部43Aと複数の記録部3の個々の第1タンク31のヘッドスペース31Aとは、配管45Aによってつながれている。第1共通空間部43Aが設けられる場合には、第1圧力調整部42Aは、第1共通空間部43A及び配管45Aを介して複数の記録部3の第1タンク31を加圧する。なお、第1共通空間部43Aが設けられない場合には、配管45Aは第1圧力調整部42Aと第1タンク31のヘッドスペース31Aとをつなぐことになる。
同様に、第2大気開放弁41Bは、図2〜5に示すように、第2タンク32を密閉状態と大気開放状態との間で切り替えるものである。第2大気開放弁41Bは、第2タンク32のヘッドスペース32Bに連通する第2大気開放流路44Bの途中又は端部に配置される。第2大気開放弁41Bは、例えば電磁弁など、通電制御される開閉弁で構成される。第2大気開放弁41Bにより第2大気開放流路44Bを開くことで、第2タンク32のヘッドスペース32Bが大気に開放される。第2大気開放弁41Bは、第2大気開放流路44Bに対して交換可能な構成とすることができる。こうすることで、第2大気開放弁41Bに液体が付着した場合であっても、交換することにより機能を回復することができる。第2圧力調整部42Bは、第2タンク32を減圧するものである。第2圧力調整部42Bは、例えば減圧ポンプを有しており、ヘッドスペース32Bから空気を引き込むことで第2タンク32を減圧する。第2共通空間部43Bは、記録部3が複数ある場合に設けられるものであり、複数の記録部3の第2タンク32のヘッドスペース32Bに連通する。第2共通空間部43Bと複数の記録部3の個々の第2タンク32のヘッドスペース32Bとは、配管45Bによってつながれている。第2共通空間部43Bが設けられる場合には、第2圧力調整部42Bは、第2共通空間部43B及び配管45Bを介して複数の記録部3の第2タンク32を減圧する。なお、第2共通空間部43Bが設けられない場合には、配管45Bは第2圧力調整部42Bと第2タンク32のヘッドスペース32Bとをつなぐことになる。
液体補給部5は、メインタンク51、供給流路52及び補給弁53を有する。図2〜5に示すように、メインタンク51は、液体を貯留する。詳細には、メインタンク51は、液体循環方式の記録部3に液体を供給するために、未循環又は新しい液体を貯留する。メインタンク51は、第2タンク32よりも鉛直方向において高い位置に配置される。メインタンク51は、交換可能又は液体を注入可能に構成することができる。また、メインタンク51は、1つの液体又は色あたり、複数あってもよい。この場合には、供給するメインタンク51を開閉弁によって切り替えることができるようにしてもよい。これにより、一つのメインタンク51の液体がなくなっても、他のメインタンク51から継続して供給することができる。また、他のメインタンク51から供給している最中でも、空になったメインタンク51を交換又は液体補充することができる。よって、ダウンタイム削減が可能となる。供給流路52は、メインタンク51と第2タンク32とを連通する。補給弁53は、供給流路52を開閉するものである。補給弁53を開くことで、メインタンク51から第2タンク32に液体が供給される。補給弁53は、例えば電磁弁など、通電制御される開閉弁で構成される。
液面検出部6は、第1液面検出部61及び第2液面検出部62を有する。図2〜5に示すように、第1液面検出部61は、第1タンク31内の液体の液面高さを検出するセンサを有する。第1液面検出部61によって、第1タンク31内の液体量が管理される。同様に、第2液面検出部62は、第2タンク32内の液体の液面高さを検出するセンサを有する。第2液面検出部62によって、第2タンク32内の液体量が管理される。電源部7は、電力を液体噴射装置1の各部に供給する。電力は、バッテリ又は商用電源から取ることができる。電源部7は、ユーザーによる操作を受け付け可能な電源スイッチにより、液体噴射装置1の主電源のオン、オフを切り替える。
制御部8は、CPU81及びメモリ82を備える電子制御ユニットであり、例えばマイクロコンピュータとして構成される。CPU81は、制御プログラムに従って所望の演算を実行するものであり、種々の処理や制御を行う。メモリ82は、例えばROM及びRAMを有する。ROMは、CPU81で処理する制御プログラムや制御データを記憶し、RAMは、主として制御処理のための各種作業領域として使用される。制御部8は、液面検出部6のセンサなどの各種センサからの入力信号を受けて、各種機器(例えば液体噴射ヘッド20、ポンプ34、第1大気開放弁41A、第2大気開放弁41B、補給弁53など)に指示信号を送り、液体噴射装置1全体を制御する。
例えば、制御部8は、第1液面検出部61及び第2液面検出部62により第1タンク31及び第2タンク32内のそれぞれの液面高さを監視し、適切な液面高さとなるようにポンプ34及び補給弁53等を制御する。印刷する場合など、液体噴射ヘッド20に対して液体を循環させる場合には、第1圧力調整部42Aにより第1タンク31を加圧し、第2圧力調整部42Bにより第2タンク32を減圧するように制御する。そして、第1液面検出部61が第1タンク31内の液面が下がったことを検知したら、ポンプ34で第2タンク32から第1タンク31へ液体を供給する。この場合、第1大気開放弁41A及び第2大気開放弁41Bはともに閉じた状態とする。一方、第2液面検出部62が第2タンク32内の液面が下がったことを検知したら、補給弁53を開いてメインタンク51から第2タンク32へ液体を補給する。
また、主電源オフ時には、補給弁53及び第1大気開放弁41Aはともに閉じた状態にする一方、第2大気開放弁41Bは開いた状態にする。これにより、電源OFFの状態において液体噴射ヘッド20のノズル22に負圧を付与した状態とすることができる。これらの開閉弁(第1大気開放弁41A、第2大気開放弁41B及び補給弁53)は、電源オン、オフに応じて上記状態になるように構成してもよい。すなわち、第1大気開放弁41A及び補給弁53は、通電時に開、非通電時に閉となるノーマルクローズ型の開閉弁で構成し、第2大気開放弁41Bは、通電時に閉、非通電時に開となるノーマルオープン型の開閉弁で構成してもよい。これにより、何らかの不具合により第2タンク32へ多量の液体が流れ込む要因となる補給弁53がノーマルクローズ型となるので、電源OFF 時における第2タンク32からの液体溢れを抑制することができる。
なお、ノズル22に適正な負圧を付与するために第1流路33Aにおける流路抵抗を第2流路33Bにおける流路抵抗よりも大きくした場合には、第1大気開放弁41A及び第2大気開放弁41Bをともに開放して液体の循環を行うようにしてもよい。
続いて、図2〜5を順に参照して、各図における第1圧力調整部42A及び第2圧力調整部42Bの構成、第1タンク31の配置、並びに第1タンク31及び第2タンク32まわりの構成について説明する。
図2に示す構成例では、図1に示すように、第1圧力調整部42Aは、第1タンク31を加圧可能な加圧ポンプ46Aと、第1タンク31の圧力を検出する第1圧力検出部47Aと、第1タンク31の圧力に応じて開閉可能な第1圧力調整弁48Aと、を有する。加圧ポンプ46Aは、例えば、第1共通空間部43Aに連通する配管49Aに設けられ、第1共通空間部43Aを介して複数の記録部3の第1タンク31に連通する。加圧ポンプ46Aが第1共通空間部43Aを介して複数のヘッドスペース31Aに圧縮空気を送ることで、複数の第1タンク31が加圧される。第1圧力検出部47Aは、例えば、第1共通空間部43A又は配管49A内の圧力を検出する圧力センサからなり、この検出値が第1タンク31のヘッドスペース31Aの圧力値を反映する。第1圧力調整弁48Aは、例えば、配管49Aに設けられ、第1圧力検出部47Aにより検出された圧力値に応じて配管49Aを開閉することで、第1共通空間部43Aを介してヘッドスペース31Aの圧力を調整する。なお、上述したように、記録部3が一つの場合には第1共通空間部43Aは設けられない。この場合には、例えば、加圧ポンプ46A及び第1圧力調整弁48Aを配管45Aに設け、第1圧力検出部47Aを配管45A又はヘッドスペース31Aの圧力を検出するように設けることができる。
同様に、第2圧力調整部42Bは、第2タンク32を減圧可能な減圧ポンプ46Bと、第2タンク32の圧力を検出する第2圧力検出部47Bと、第2タンク32の圧力に応じて開閉可能な第2圧力調整弁48Bと、を有する。減圧ポンプ46Bは、例えば、第2共通空間部43Bに連通する配管49Bに設けられ、第2共通空間部43Bを介して複数の記録部3の第2タンク32に連通する。減圧ポンプ46Bが第2共通空間部43Bを介して複数のヘッドスペース32Bから空気を引き込むことで、複数の第2タンク32が減圧される。第2圧力検出部47Bは、例えば、第2共通空間部43B又は配管49B内の圧力を検出する圧力センサからなり、この検出値が第2タンク32のヘッドスペース32Bの圧力値を反映する。第2圧力調整弁48Bは、例えば、配管49Bに設けられ、第2圧力検出部47Bにより検出された圧力値に応じて配管49Bを開閉することで、第2共通空間部43Bを介してヘッドスペース32Bの圧力を調整する。なお、上述したように、記録部3が一つの場合には第2共通空間部43Bは設けられない。この場合には、例えば、減圧ポンプ46B及び第2圧力調整弁48Bを配管45Bに設け、第2圧力検出部47Bを配管45B又はヘッドスペース32Bの圧力を検出するように設けることができる。
このように、第1圧力調整部42Aが第1圧力検出部47A及び第1圧力調整弁48Aを有し、第2圧力調整部42Bが第2圧力検出部47B及び第2圧力調整弁48Bを有しているので、第1タンク31及び第2タンク32に対して精度の高い圧力調整が可能となる。これにより、例えば液体噴射時における液体噴射ヘッド20内の圧力を安定させることができるため、印刷品質など、液体噴射の品質を安定させることができる。なお、第1圧力調整部42Aが有する上記の機器(46A、47A、48A)は、それぞれ個別に第1タンク31に接続されてもよいし、すべてが第1共通空間部43Aに接続されてもよい。同様に、第2圧力調整部42Bが有する上記の機器(46B、47B、48B)は、それぞれ個別に第2タンク32に接続されてもよいし、すべてが第2共通空間部43Bに接続されてもよい。すなわち、第1圧力調整部42A及び第2圧力調整部42Bは、液体噴射装置1の仕様に応じたレイアウトが可能である。
第1タンク31は、液体噴射ヘッド20よりも鉛直方向において低い位置に配置される。また、第1タンク31は、第2タンク32と同じ高さ位置に配置される。第2タンク32は、第1開口101と、第1開口101よりも鉛直方向において低い位置に配置される第2開口102と、を別々に有している。第1開口101は、第2タンク32のヘッドスペース32Bを、配管45Bを介して、又は、配管45B及び第2共通空間部43Bを介して、第2圧力調整部42Bに連通させる。第1開口101は、例えば第2タンク32の上面に形成される。第2開口102は、第2タンク32のヘッドスペース32Bを、第2大気開放流路44Bを介して第2大気開放弁41Bに連通させる。第2開口102は、例えば第2タンク32の側面に形成される。
仮に、振動等の原因によるノズル22のメニスカス破壊や、補給弁53の開故障等の原因による液体噴射装置1の不具合等によって第2タンク32への液体過供給が発生すると、第2タンク32のヘッドスペース32Bは下側から狭まっていく。このとき、第2タンク32においては、過供給された液体は第1開口101に到達する前に第2開口102に到達する。これにより、過供給された液体を第2開口102を介して第2大気開放弁41Bから外部に溢れさせることができるので、過供給された液体が第2圧力調整部42Bに到達することを防止することができる。よって、第2タンク32への液体過供給が生じた場合に第2圧力調整部42Bの故障(例えば減圧ポンプ46Bの故障)を低減することができる。
この構成例の場合、第2タンク32のヘッドスペース32Bは、第2流路33Bにおける容積よりも大きいとよい。具体的には、ヘッドスペース32Bは、第2タンク32への液体過供給が発生していない正常時の容積が、第2流路33Bにおける容積よりも大きいとよい。何らかの原因によりノズル22のメニスカス破壊が発生した場合、第2流路33Bにある液体が第2タンク32に流れ込むが、この流れ込んでくる液体のすべてを第2タンク32で貯留することができるからである。これにより、第2タンク32からの液体溢れを抑制することができる。なお、この場合、第2開口102は、第2流路33B内の液体が第2タンク32に全て流れ込んだ場合でも、第2開口102に液体が触れない位置に配置されていることがより好ましい。
第1タンク31に関しても、第2タンク32と同様に、第1圧力調整部42Aと連通する開口よりも鉛直方向において低い位置に、第1大気開放流路44Aと連通する開口を配置することができる。
図3に示す構成例は、図2に示す構成例の変形例である。ここでは、図2に示す構成例と共通の事項についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。図3に示す構成例においては、図2の構成例における加圧ポンプ46A及び減圧ポンプ46Bが、第2タンク32から第1タンク31へ空気を送る共通のエアポンプ46Cとして構成されている。エアポンプ46Cは、例えば、第2共通空間部43Bと第1共通空間部43Aとをつなぐ配管43Cに設けられ、第2共通空間部43B及び第1共通空間部43Aを介して、第2タンク32から第1タンク31へ空気を送ることで、第2タンク32を減圧しかつ第1タンク31を加圧する。
この構成例によれば、一つのエアポンプ46Cで加圧ポンプ46A及び減圧ポンプ46Bを代用しているので、コストダウン及び装置構成の簡略化を図ることができる。なお、第1共通空間部43A及び第2共通空間部43Bを設けらない場合には、エアポンプ46Cは、配管45Bと配管45Aとをつなぐ配管に設ければよい。
図4に示す構成例は、図2に示す構成例の変形例である。ここでは、図2に示す構成例と共通の事項についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。図4に示す構成例においては、第1タンク31が、液体噴射ヘッド20よりも鉛直方向において高い位置に配置される。図4に示す構成例によっても、図2に示す構成例と同様の作用効果を奏することができる。
図5に示す構成例は、図4に示す構成例の変形例である。ここでは、図4に示す構成例と共通の事項についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。図5に示す構成例においては、図3に示す構成例と同様に、図4の構成例における加圧ポンプ46A及び減圧ポンプ46Bが、第2タンク32から第1タンク31へ空気を送る共通のエアポンプ46Cとして構成されている。したがって、図5に示す構成例によれば、図3に示す構成例と同様に、コストダウン及び装置構成の簡略化を図ることができる。
次に、図2〜5を参照して、気液分離器200について説明する。液体噴射装置1は、第1開口101と第2圧力調整部42Bとの間に設けた気液分離器200を備えてもよい。ここでは、気液分離器200は配管45Bに設けられている。このような構成によれば、仮に第1開口101に液体が到達する事態になったとしても、その液体が第2圧力調整部42Bに達するのを気液分離器200によって阻止することができる。これにより、第2圧力調整部42Bに液体が流れ込むことをより一層抑制することができる。
気液分離器200は、例えば、空気は通すが液体は通さない材質(例えばゴアテックス等)からなる気液分離膜で構成することができる。また、気液分離器200は、配管45Bに対して交換可能に着脱できる構成とすることができる。こうすることで、溢れた液体が気液分離器200に付着した場合であっても、交換することにより機能を回復することができる。また、気液分離器200と同様の気液分離器を、第1圧力調整部42Aと、第1タンク31が第1圧力調整部42Aと連通する開口と、の間に設けてもよい。加えて、気液分離器200は、例えば複数色の流路が合流する合流部(上記の第2共通空間部43B)よりも第2タンク32側に設けることが好ましい。第2タンク32から第2圧力調整部42B側に液体が溢れた場合であっても、他色との混色を防止することができるからである。この点、第1タンク31に対応する気液分離器についても、例えば複数色の流路が合流する合流部(上記の第1共通空間部43A)よりも第1タンク31側に設けることが好ましい。
なお、気液分離器200を設ける場合には、第1開口101を第2開口102と鉛直方向において同じ高さ位置に配置してもよいし、第2開口102よりも鉛直方向において低い位置に配置してもよい。気液分離器200により第2圧力調整部42B側に液体が流れ込むことが阻止されているため、第2タンク32の構造を自由に決定することができる。すなわち、第2タンク32の設計自由度を向上することができる。
次に、図2〜5を参照して、液体受容部300について説明する。液体噴射装置1は、第2タンク32から溢れた液体を受容可能な液体受容部300を備えてもよい。液体受容部300は、第2タンク32から溢れた液体を受ける構成であればよく、例えばトレイ型の防液パンで構成することができる。液体受容部300によって、液体の機外漏れを抑制することができる。
液体受容部300は、図2〜5に示すように第2大気開放弁41Bが第2大気開放流路44Bの端部に設けられている場合には、第2大気開放弁41Bの下方に配置されるとよい。一方、第2大気開放弁41Bが第2大気開放流路44Bの途中に設けられている場合には、液体受容部300は、第2大気開放流路44Bの端部の下方に配置されるとよい。あるいは、第2大気開放流路44Bの端部が液体受容部300に連通する構成としてもよい。このような構成によれば、第2タンク32から溢れて第2大気開放弁41Bを通過した液体を液体受容部300で受容することができる。
廃液を収容するための廃液収容部が液体噴射装置1に設けられている場合には、液体受容部300と廃液収容部とを連通する流路を設け、液体受容部300で受けた液体を廃液収容部に導く構成としてもよい。この構成によれば、溢れた液体による機外漏れを抑制することができる。また、この構成の場合、流路に液体センサを設けてもよい。すなわち、液体受容部300に溢れた液体が液体センサを通過した後に廃液収容部に流れ込む構成にしてもよい。この構成によれば、電源OFF時には廃液収容部で多量の液体を収容することで機外漏れを発生させない一方、電源ON時には溢れたことを液体センサで検知することができ、ユーザーにメンテナンスを促すことができる。
また、液体受容部300に液体センサを設けてもよい。そして、液体センサが液体を検知すると、エラーと判断し、その結果、液体噴射ヘッド20等への液体の供給を停止するようにしてもよい。この場合、ユーザーに報知するようにしてもよい。このような液体センサによって、溢れた液体による機外漏れを抑制することができる。
また、液体受容部300及びこれに関連する上記構成を第1タンク31側に設けてもよい。こうすることで、第1タンク31から溢れた液体を受容することができる。第1タンク31側の液体受容部と第2タンク32側の液体受容部300とは、互いに別個のもので構成することもできるし、共通のもので構成することもできる。
<第2実施形態>
第2実施形態では第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、第1実施形態と比べて、液体噴射装置1は吐出不良検知手段400を備えている。吐出不良検知手段400は、ノズル22の吐出不良を検知するものである。吐出不良検知手段400は、様々な検知方法を採用することができ、例えば、液体噴射ヘッド20内の液体チャンバの残留振動情報を取得する方法を採用することができる。一例を挙げると、吐出不良検知手段400は、圧電素子を有する液体噴射ヘッド20について、圧電素子に対してノズル22から液体を噴射しない範囲で液体チャンバの容積を変化させる駆動信号を出力する一方、圧電素子が検出した液体チャンバの残留振動情報を取得することによりノズル毎における液体の噴射状態を検査することができる。吐出不良検知手段400による検知結果が制御部8に出力され、制御部8は、この検知結果に基づいて圧力調整部4の機器を制御する。
具体的には、図7に示すように、吐出不良検知手段400が所定数のノズル22の吐出不良を検知した場合(ステップS510:Yes)、まず、第1大気開放弁41Aにより第1タンク31を密閉するとともに、第2大気開放弁41Bにより第2タンク32を大気開放した状態にする(ステップS511)。ここで、「所定数のノズル22の吐出不良」とは、例えば、液体噴射ヘッド20にある複数のノズル22の半分が吐出不良である場合とすることができる。このような場合、吐出不良のノズル22から、第2流路33B内の液体が第2タンク32に流れている可能性が高い。
次いで、上記状態において、第1圧力調整部42Aにより第1タンク31を正圧にすることで、第1タンク31から液体噴射ヘッド20に向けて液体を送る(ステップS512)。これは、加圧ポンプ46A又はエアポンプ46Cを駆動することで行うことができる。また、上記状態において、第2タンク32の液面高さが基準高さ未満になるまで、ポンプ34を駆動することにより第2タンク32から第1タンク31へ液体を送る(ステップS513)。第2タンク32の液面高さは、第2液面検出部62によって検出される。「基準高さ」は、例えば、正常時に許容する液面高さの上限値とすることができる。第2タンク32の液面高さが基準高さ未満になったら(ステップS514:Yes)、一連の制御を終了し、圧力調整部4の機器の制御を正常時の制御に戻す。例えば、第1大気開放弁41Aを開き、第2大気開放弁41Bを閉じる。
このように、吐出不良検知手段400によってノズル22のメニスカスが壊れていることを検知することで、液体噴射ヘッド20か第2タンク32内に液体が戻ったことを認識し、第2圧力調整部42Bで減圧する前に第2タンク32内の液体量を低減することが可能となる。また、ノズル22が正常な場合は上記動作を行わないため、メンテナンス時間を短縮することが可能となる。
<変形例:第2タンクまわり>
次に、図8〜10Bを参照して、第2タンク32まわりの変形例について説明する。変形例では、上記の構成と共通の事項についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8は、第2タンク32から第2共通空間部43Bまでの配管45Bの形状を示している。配管45Bは、S字に曲げ加工されている。かかる構成を採用することで、配管45Bに液体が流入したとしても、第2共通空間部43B又は第2圧力調整部42Bまで液体が到達しにくくすることができる。なお、このような作用を奏させるために、配管45Bの流路構造を、S字ではなく、例えば上方に延びる筒状の構造としてもよい。あるいは、配管45Bの流路構造を45°以上の傾斜角度を有する構造としてもよい。
また、配管45B内に撥水加工を施してもよい。この場合、配管45Bのうち、第2タンク32に近い部分だけ内面を撥水加工してもよい。撥水加工を施すことで、配管45Bに液体が付着した場合でも、この付着した液体を第2タンク32側に戻し易くすることができる。なお、撥水加工は、第1開口101の周りに施すこともできる。
図9は、第2タンク32と第2共通空間部43Bとをつなぐ空間部分500に液体補足部510を設けた例を示している。液体補足部510は、配管45B内の液体を補足するという点に関して、気液分離器200と同じ作用を奏する。気液分離器200と構造上異なる点は、液体補足部510が、空間部分500の一部の面積を拡大することで形成される点である。空間部分500は、第2タンク32から第2共通空間部43Bまでの流路(配管45B)501と、流路501の一端に形成された第1開口101と、を有する。ここでは、液体補足部510は、流路501途中の拡幅部として設けられている。具体的には、液体補足部510は、配管45Bの途中の部分を他の部位に比して配管径を大きくすることで形成されている。かかる構成を採用することで、配管45Bに液体が流入したとしても、液体補足部510でメニスカス(液膜)が途切れ易くなる。このため、第2圧力調整部42Bが第2タンク32を減圧したとしても、第2共通空間部43Bまで液体が吸引されにくくなる。
図10A及びBは、液体補足部510の別の例を示している。図10Aに示すように、第1開口101の開口面積は流路501の断面積よりも大きく形成されている。この場合、図10Bに示すように、第1開口101を配管45Bに向かってテーパに形成してもよい。第1開口101の開口面積の大きい部分が液体補足部510として機能する。すなわち、液体補足部510が、第1開口101の開口面積の少なくとも一部を流路501の断面積よりも大きくすることで形成されている。このような構成を採用することで、液体補足部510でメニスカス(液膜)を形成しにくくできる。これにより、第2圧力調整部42Bが第2タンク32を減圧したとしても、第2共通空間部43Bまで液体が吸引されにくくなる。
<変形例:第2共通空間部43B>
次に、図11及び12を参照して、第2共通空間部43Bの変形例について説明する。変形例では、上記の構成と共通の事項についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図11は、4本の配管45B−1、45B−2、45B−3及び45B−4と1本の配管49Bが接続された第2共通空間部43Bの断面図を模式的に示している。ここでは、液体として4色のインク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)が用いられ、これに個々に対応するように4つの第2タンク32からの4本の配管45B−1、45B−2、45B−3及び45B−4が設けられている。配管49Bは、第2圧力調整部42Bに接続される。第2共通空間部43Bは、内部に空間を構成する筐体600を有しており、筐体600の上部610に5本の配管(5B−1、45B−2、45B−3及び45B−4及び49B)が接続されている。かかる構成により、例えば配管45B−4からブラックのインクが第2共通空間部43Bに流れてきた場合であっても、このブラックのインクは筐体600の底部620に滴下される。これにより、配管45B−4からブラックのインクが配管45B−1、45B−2及び45B−3を介して他色の第2タンク32に流入することを抑制することができると共に、配管49Bを介して第2圧力調整部42Bに流入することも抑制することができる。
図12は、第2共通空間部43Bの別の変形例を示している。図11の変形例と異なる点は、4本の配管45B−1、45B−2、45B−3及び45B−4を、筐体600の底部620に接続し、かつ、底部620から筐体600の内部の空間へと突出させている点である。かかる構成によっても、図11の変形例と同様に、例えば配管45B−4からブラックのインクが第2共通空間部43Bに流れてきた場合であっても、このブラックのインクが配管45B−1、45B−2及び45B−3を介して他色の第2タンク32に流入することを抑制することができると共に、第2圧力調整部42Bに流入することも抑制することができる。
<流路抵抗について>
次に、図13を参照して、流路抵抗について説明する。ここでは、上記の構成と共通の事項についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図13は、第2大気開放弁41Bを第2大気開放流路44Bの途中に配置した例を示している。第2大気開放流路44Bは、一端部が第2タンク32の第2開口102に連通し、他端部が外部(大気)に連通している。液体噴射装置1の各部の流路抵抗については、式(1)のように設定することが好ましい。
R1>R2 ・・・(1)
ここで、図2〜5も参照するに、R1は、メインタンク51から第2タンク32までの流路抵抗である。R2は、第2開口102から第2大気開放流路44Bの他端部までの流路抵抗である。
また、式(2)のように設定することが好ましい。
R3>R2 ・・・(2)
ここで、図2〜5も参照するに、R3は、第1開口101から第2共通空間部43Bまでの流路抵抗である。
さらに、式(3)のように設定してもよい。
R1>R3>R2 ・・・(3)
このように、第2タンク32に通じる流路のうち、第2大気開放弁41Bがある流路について他の流路よりも流路抵抗を小さくしている。これによれば、第2タンク32から液体が漏出する際に液体を第2大気開放弁41Bの方に流れやすくすることができる。
以上説明した各実施形態及び変形例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。各実施形態及び変形例が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。例えば、図1において点線の枠で示す一つ以上の構成を適宜省略してもよい。
1…液体噴射装置、2…液体噴射部、3…記録部、4…圧力調整部、5…液体補給部、6…液面検出部、7…電源部、8…制御部、20…液体噴射ヘッド、22…ノズル、31…第1タンク、31A…ヘッドスペース、32…第2タンク、32B…ヘッドスペース、33…循環経路、33A…第1流路、33B…第2流路、33C…第3流路、34…ポンプ、41A…第1大気開放弁、41B…第2大気開放弁、42A…第1圧力調整部、42B…第2圧力調整部、43A…第1共通空間部、43B…第2共通空間部、43C…配管、44A…第1大気開放流路、44B…第2大気開放流路、45A…配管、45B…配管、45B−1…配管、45B−2…配管、45B−3…配管、45B−4…配管、46A…加圧ポンプ、46B…減圧ポンプ、46C…エアポンプ、47A…第1圧力検出部、47B…第2圧力検出部、48A…第1圧力調整弁、48B…第2圧力調整弁、49A…配管、49B…配管、51…メインタンク、52…供給流路、53…補給弁、61…第1液面検出部、62…第2液面検出部、81…CPU、82…メモリ、101…第1開口、102…第2開口、200…気液分離器、300…液体受容部、400…吐出不良検知手段、500…空間部分、501…流路、510…液体補足部、600…筐体、610…上部、620…底部

Claims (14)

  1. ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において低い位置に配置され、前記液体噴射ヘッドに供給する前記液体を貯留する第1タンクと、前記液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において低い位置に配置され、前記液体噴射ヘッドで噴射されなかった前記液体を受け取る第2タンクと、前記第1タンクと前記液体噴射ヘッドと前記第2タンクとの間で前記液体を循環させる循環経路と、前記第2タンクから前記第1タンクへ前記液体を送るポンプと、を有する記録部と、
    前記第1タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第1大気開放弁と、
    前記第2タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第2大気開放弁と、
    前記第1タンクを加圧する第1圧力調整部と、
    前記第2タンクを減圧する第2圧力調整部と、を備え、
    前記第2タンクは、前記第2圧力調整部と連通する第1開口と、前記第2大気開放弁と連通する第2開口とを別々に有し、
    前記第2開口は、鉛直方向において、前記第1開口よりも低い位置に配置される、液体噴射装置。
  2. 前記第2タンクのヘッドスペースは、前記第2タンクから前記液体噴射ヘッドまでの前記循環経路における容積よりも大きい、請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において高い位置に配置され、前記液体噴射ヘッドに供給する前記液体を貯留する第1タンクと、前記液体噴射ヘッドよりも鉛直方向において低い位置に配置され、前記液体噴射ヘッドで噴射されなかった前記液体を受け取る第2タンクと、前記第1タンクと前記液体噴射ヘッドと前記第2タンクとの間で前記液体を循環させる循環経路と、前記第2タンクから前記第1タンクへ前記液体を送るポンプと、を有する記録部と、
    前記第1タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第1大気開放弁と、
    前記第2タンクを密閉状態と大気開放状態との間で切り替える第2大気開放弁と、
    前記第1タンクを加圧する第1圧力調整部と、
    前記第2タンクを減圧する第2圧力調整部と、を備え、
    前記第2タンクは、前記第2圧力調整部と連通する第1開口と、前記第2大気開放弁と連通する第2開口とを別々に有し、
    前記第2開口は、鉛直方向において、前記第1開口よりも低い位置に配置される、液体噴射装置。
  4. 前記液体を貯留し、前記第2タンクよりも前記鉛直方向において高い位置に配置されるメインタンクと、
    前記メインタンクと前記第2タンクとを連通する供給流路と、
    前記供給流路を開閉可能な補給弁と、を更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第1大気開放弁及び前記補給弁は通電時に開、非通電時に閉となるノーマルクローズ型の開閉弁であり、
    前記第2大気開放弁は通電時に閉、非通電時に開となるノーマルオープン型の開閉弁である、請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記第1タンク及び前記第2タンクの少なくとも一つから溢れた前記液体を受容可能な液体受容部を更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記ノズルの吐出不良を検知する吐出不良検知手段を更に備え、
    前記ノズルは、前記液体噴射ヘッドに複数設けられており、
    前記吐出不良検知手段が所定数の前記ノズルの吐出不良を検知した場合に、前記第1大気開放弁により前記第1タンクを密閉し且つ前記第2大気開放弁により前記第2タンクを大気開放した状態で、前記第1圧力調整部により前記第1タンクを正圧にすることで前記第1タンクから前記液体噴射ヘッドへ前記液体を送るとともに、前記第2タンクの液面高さが基準高さ未満になるまで前記ポンプにより前記第2タンクから前記第1タンクへ前記液体を送る、請求項1から6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記第1開口と前記第2圧力調整部との間に気液分離器を更に備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. 前記第1タンクから前記液体噴射ヘッドまでの前記循環経路における流路抵抗が、前記液体噴射ヘッドから前記第2タンクまでの前記循環経路における流路抵抗より大きい、請求項1から8のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  10. 前記第1圧力調整部は、前記第1タンクを加圧可能な加圧ポンプを有し、
    前記第2圧力調整部は、前記第2タンクを減圧可能な減圧ポンプを有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  11. 前記第1圧力調整部は、前記第1タンクの圧力を検出する第1圧力検出部と、前記第1タンクの圧力に応じて開閉可能な第1圧力調整弁と、を有し、
    前記第2圧力調整部は、前記第2タンクの圧力を検出する第2圧力検出部と、前記第2タンクの圧力に応じて開閉可能な第2圧力調整弁と、を有する、請求項10に記載の液体噴射装置。
  12. 前記記録部を複数備えると共に、
    複数の前記記録部の前記第1タンクに連通する第1共通空間部と、
    複数の前記記録部の前記第2タンクに連通する第2共通空間部と、を更に備え、
    前記加圧ポンプは、前記第1共通空間部を介して複数の前記記録部の前記第1タンクと連通し、
    前記減圧ポンプは、前記第2共通空間部を介して複数の前記記録部の前記第2タンクと連通する、請求項10又は11に記載の液体噴射装置。
  13. 前記第2タンクと前記第2共通空間部とをつなぐ空間部分に液体補足部を更に備えた、請求項12に記載の液体噴射装置。
  14. 前記加圧ポンプ及び前記減圧ポンプは、前記第2タンクから前記第1タンクへ空気を送る共通のエアポンプである、請求項10から13のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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