JP2018144216A - ロボットハンド - Google Patents
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Abstract
【課題】引っ掛かりに応じてワークの把持を解除可能なロボットハンドを提供する。【解決手段】ロボットハンドは、対向配置され、基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される2つの爪と、2つの爪を近づける方向または離れる方向に駆動する駆動部と、を備える。このため、2つの爪のうち少なくとも一部分または該少なくとも一部分よりも先端側の部分を用いてワークを把持する場合、ロボットハンドの移動過程でワークが他の部材に引っ掛ったとしても、該引っ掛かりに応じて弾性部が弾性変形し、ワークの把持が解除される。【選択図】図12
Description
この発明は、電線やコネクタ等のワークを把持可能なロボットハンドに関する。
特許文献1は、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線をロボットハンドで把持して結束する加工装置を開示している。
例えば、電線等のワークを加工する作業は、電線を把持した状態でロボットハンドを移動させることで該電線を滑らしてしごく作業を含む。このようにロボットハンドを移動させる作業では、その移動過程で電線が装置内の他の部材(例えば、電線が配索される治具等)に引っ掛かることがある。このような引っ掛かりは、電線等のワークまたは装置内の他の部材を損傷させる原因となりうる。
そこで、本発明は、引っ掛かりに応じてワークの把持を解除可能なロボットハンドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るロボットハンドは、ワークを把持可能なロボットハンドであって、対向配置され、少なくとも一方の爪において基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される2つの爪と、前記2つの爪を近づける方向または離れる方向に駆動する駆動部と、を備える。
第2の態様に係るロボットハンドは、第1の態様に係るロボットハンドであって、前記少なくとも一部分は、前記基端側から前記先端側に向けての全部分である。
第3の態様に係るロボットハンドは、第1の態様に係るロボットハンドであって、前記少なくとも一部分は、前記基端側と前記先端側との間の中間部分である。
第4の態様に係るロボットハンドは、第3の態様に係るロボットハンドであって、前記中間部分のうち前記ワークと接触する内側面の摩擦係数は、前記中間部分よりも前記先端側の先端部分のうち前記ワークと接触する内側面の摩擦係数よりも大きい。
第5の態様に係るロボットハンドは、第1から第4までのいずれか1つの態様に係るロボットハンドであって、前記2つの爪の両方において、前記基端側から前記先端側に向かう少なくとも一部分が前記弾性部を含んで構成される。
第6の態様に係るロボットハンドは、第1から第5までのいずれか1つの態様に係るロボットハンドであって、前記2つの爪の先端側に設けられ、該2つの爪が前記ワークを把持する状態において前記先端側の隙間を塞ぐ閉塞部、をさらに備える。
第1〜第6の態様によると、少なくとも一方の爪の基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される。このため、2つの爪のうち該一部分または該一部分よりも先端側の部分を用いてワークを把持した場合、ロボットハンドの移動過程でワークが他の部材に引っ掛ったとしても、該引っ掛かりに応じて弾性部が弾性変形し、ワークの把持が解除される。
第2の態様によると、爪の基端側から先端側に向けての全部分が弾性部を含んで構成される。このため、該爪の全部分が弾性変形可能であり、引っ掛かりに応じてワークの把持が特に解除されやすい。
第3の態様によると、爪の基端側と先端側との間の中間部分が弾性部を含んで構成される。このため、中間部分が弾性変形した際の変位が相対的に大きい先端側の部分と、変位が相対的に小さい中間部分とでワークの把持態様を使い分けることができる。
第4の態様によると、中間部分のうちワークと接触する内側面の摩擦係数は、中間部分よりも先端側の先端部分のうちワークと接触する内側面の摩擦係数よりも大きい。このため、弾性部を含んで構成されて摩擦係数の大きい中間部分とそれよりも摩擦係数が小さい先端部分とでワークの把持態様を使い分けることができる。
第5の態様によると、2つの爪の両方において、基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される。このため、ロボットハンドの移動過程でワークが他の部材に引っ掛ったとしても、該引っ掛かりに応じて弾性部が弾性変形し、ワークの把持が解除されやすい。
第6の態様によると、2つの爪がワークを把持する状態においてこれらの先端側の隙間を塞ぐ閉塞部が、該2つの爪の先端側に設けられる。このため、ワークが2つの爪の隙間から意図せずに外れることが抑制される。
{第1実施形態}
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスの製造支援装置について説明する。図1はワイヤーハーネスの製造支援装置20を示す概略斜視図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスの製造支援装置について説明する。図1はワイヤーハーネスの製造支援装置20を示す概略斜視図である。
ワイヤーハーネス10の製造支援装置20は、複数の電線11が複数のコネクタ12を介してまとめられた、電線集合体としてのサブアッシー14、15を、組立図板30上に配設するものである。
以下では、製造支援装置20の概略的な構成および動作について説明した後に、ロボット50の詳細な構成および動作について説明する。
<製造支援装置20の構成および動作>
製造支援装置20は、ワイヤーハーネス10の組立用補助装置としての組立図板30と、サブアッシー14、15を取出可能に保持する保持バー42と、各電線11および各コネクタ12を把持した状態で移動させるロボット50と、を備える。
製造支援装置20は、ワイヤーハーネス10の組立用補助装置としての組立図板30と、サブアッシー14、15を取出可能に保持する保持バー42と、各電線11および各コネクタ12を把持した状態で移動させるロボット50と、を備える。
ここで、ワイヤーハーネス10は、端部にコネクタ12が取付けられた複数の電線11を、車両等における配線形態に合わせて分岐及び結束したものである。ワイヤーハーネス10を組立てるにあたっては、ワイヤーハーネス10を構成する全ての電線11の一部である複数の電線11の端部をコネクタ12に接続してまとめたサブアッシー14、15を製造しておき、これを他のサブアッシー14、15及び他の電線11と組み合わせて、1つのまとまったワイヤーハーネス10に組立てる作業が実施される。なお、図1〜図5では、コネクタ12から延出する電線が単純化して1本の線で描かれているが、実際には、複数の電線11が延出していることが多い。また、本例では、サブアッシー14、15を移し替える例で説明するが、電線11が単独で保持バー42に保持されており、当該電線11が組立図板30に移し替えられてもよい。
組立図板30は、サブアッシー14、15等を保持可能な保持具34A、34Bが複数立設された構成とされている。より具体的には、組立図板30は、図板本体32と、保持具34A、34Bとを備える。
図板本体32は、方形板状に形成されており、フレーム等によって所定の高さ位置に支持されている。
保持具34A、34Bは、ワイヤーハーネス10を保持する治具であり、例えば、上端部にU字状部分が形成された治具である。保持具34A、34Bに保持された電線11(電線11の束)が保持具34A、34Bから抜け出ないように、保持具34A、34Bの開口端部には、電線11(電線11の束)を挿入方向への移動を許容するが反対側の抜け方向への移動を抑制するばね片等(図示せず)が設けられてもよい。このような保持具34A、34B自体は、あふれ防止用の治具として周知のものを用いることができる。
複数の保持具34A、34Bは、ワイヤーハーネス10の端末部を保持する端末部保持具34Aと、ワイヤーハーネス10の中間部を保持する中間保持具34Bとを含む。
端末部保持具34Aのうちの少なくとも1つ(ここでは全て)は、所定のセット方向に対してコネクタ12が所定のセット姿勢に保たれた端末部13を保持可能な部分である。保持具34Aの上端部にはU字状部分が形成されている。このU字状部分の内部は、高さ方向の寸法よりも幅方向の寸法の方が小さい。また、幅方向の寸法は、コネクタ12から延出する電線11の群の扁平方向の幅と同じかこれよりも大きく、当該群の幅方向の寸法よりも小さい。このため、保持具34AのU字状部分の開口から奥側に向う方向を所定のセット方向とすると、保持具34A、34Bは、コネクタ12の幅方向をセット方向に対して沿わせた所定のセット姿勢に保った状態で、当該コネクタ12を含む端末部13を保持する。
なお、ワイヤーハーネス10の端部を保持する端末部保持具34Aとしては、コネクタ12を保持可能なセット凹部が形成された構成であり、当該コネクタ12を保持することで、ワイヤーハーネス10の端部を保持する構成であることも考えられる。この場合も、端末部13は、コネクタ12をセット凹部にセットする方向に対してコネクタ12が所定姿勢で保たれた状態で、保持される。
保持バー42は、サブアッシー14、15等の端末部13を取出可能に挟持する端末部挟持部44が複数設けられた構成とされている。ここでは、保持バー42は、長尺部材の延在方向に沿って間隔をあけて複数箇所に端末部挟持部44が複数形成された構成とされている。端末部挟持部44は、保持バー42の上側面から下方の途中に至るように形成されたスリットである。スリットは、ゴム板等の弾性部材で形成された部分に形成されている。保持バー42を水平姿勢に配設した状態で、端末部挟持部44の上側からサブアッシー14、15の端末部13(コネクタ12から延出する電線11の群)を挿入することで、スリットが弾性的に開く。そして、スリット形成部分が弾性的に閉じようとする力によって、端末部13が端末部挟持部44に対して取出可能な状態で保持される。また、当該端末部挟持部44に挟持されたサブアッシー14、15の端末部13をスリットの開口側に抜くと、当該端末部挟持部44から取出すことができる。
保持バー42は、保持バー保持部40によって組立図板30周りの待機位置で保持可能に構成されている。保持バー保持部40は、例えば、保持バー42を上方から嵌込可能なセット凹部41が形成された部材である。保持バー保持部40は、例えば、保持バー42に保持されたサブアッシー14、15の一つの端末部を端末部保持具34Aに保持させた状態で、当該サブアッシー14、15の他の端部を保持バー42に保持させたままの状態とすることができるように、組立図板30の近くの位置に設けられている。
そして、サブアッシー14、15等が保持された保持バー42が、保持バー保持部40にセットされる。この状態で、ロボット50によって、保持バー42から組立図板30に向けて、サブアッシー14、15等の移し替えがなされる。
なお、待機位置において保持バー42が保持された状態で、当該保持バー42にはサブアッシー14、15等が保持される。サブアッシー14、15は、通常、複数の端末部13が端末部挟持部44に保持され、その中間部がU字状に垂れ下がった状態となっている。サブアッシー14、15の端末部13を端末部保持具34Aに移し替える際に、サブアッシー14、15の中間部が保持バー42等に干渉しないようにするため、サブアッシー14、15の中間部は、保持バー42に対して組立図板30側に垂れ下がっていることが好ましい。
制御ユニット60は、CPU、RAM、記憶部等がバスラインを介して相互接続された一般的なコンピュータによって構成されており、製造支援装置20の各部に指令を与える部分である。
図2〜図5は、製造支援装置20がサブアッシー14、15を保持バー42から組立図板30上に移し替える動作を示す概略的な斜視図である。以下では、各図を参照しつつ、サブアッシー14、15の移し替え動作の一例を説明する。
まず、図1に実線で示すように、サブアッシー14は、1つの束をなす複数の電線11の両端に2つのコネクタ12が接続された構成とされている。サブアッシー14の両端の端末部13は、待機位置にある保持バー42の複数の端末部挟持部44に別々に保持されている。
制御ユニット60は、サブアッシー14の1つの端末部13を、組立図板30の1つの端末部保持具34A(図示左側のもの)に移動させるように、ロボット50に端部移動指令を与える。ロボット50は、ロボットハンド52で保持バー42のいずれかの端末部挟持部44で挟持されたサブアッシー14の1つの端末部13を把持した状態で、ハンド移動機構部56によってロボットハンド52を移動させる。これにより、図2に示すように、サブアッシー14の1つの端末部13が組立図板30の1つの端末部保持具34A内に保持される。
次に、制御ユニット60は、サブアッシー14の1つの端末部から中間部に至る複数の電線11を扱くように、ロボット50に指令を与える。すると、図3に示すように、ロボット50は、複数の電線11を把持したまま、ロボットハンド52を、端末部保持具34Aから離れる方向に移動させる。好ましくは、ロボットハンド52は、サブアッシー14の中間部の保持を行う中間保持具34Bの近くに向けて移動する。サブアッシー14の端末部13のコネクタ12は、端末部保持具34Aによって抜けないように保持されているため、当該コネクタ12から延出する複数の電線11は、直線状をなすように扱かれる。
次に、制御ユニット60は、サブアッシー14の中間部を、中間保持具34Bに保持させるように、ロボット50に指令を与える。すると、ロボット50は、サブアッシー14の中間部を中間保持具34Bに保持させた後、ロボットハンド52による把持を解除する。
この状態では、サブアッシー14のうち1つの端部が端末部保持具34Aによって保持されると共に中間部が中間保持具34Bによって保持され、さらに、サブアッシー14の他の端部が待機位置の保持バー42の端末部挟持部44に保持された状態となる。
次に、制御ユニット60は、サブアッシー14の他の端末部13を、組立図板30の他の1つの端末部保持具34A(図示右側のもの)に移動させるように、ロボット50に端部移動指令を与える。すると、図4に二点鎖線で示すように、ロボット50は、ロボットハンド52で、保持バー42に保持されたサブアッシー14の他の端末部13を把持した状態で、ハンド移動機構部56によってロボットハンド52を移動させる。これにより、サブアッシー14の他の1つの端末部13が組立図板30の他の1つの端末部保持具34A内に保持される。この後、ロボットハンド52による把持を解除する。
すると、図5に示すように、サブアッシー14の両端末部が2つの端末部保持具34Aによって保持されると共に、中間部が中間保持具34Bによって保持され、直線状に布線された状態となる。
サブアッシー15も、各端末部挟持部44に挟持された各端末部13を順次、上記と同様に、端末部保持具34A及び中間保持具34Bに移し替えられる。これにより、図1に二点鎖線で示すように、サブアッシー14、15が組立図板30上に布線される。
<ロボット50の構成および動作>
ロボット50は、電線11やコネクタ12等のワークを把持可能なロボットハンド52と、ハンド移動機構部56とを備える。ロボット50は、サブアッシー14、15等の一部をロボットハンド52で把持した状態で移動可能に構成される。上述したように、ロボット50は、保持バー42に保持されたサブアッシー14、15を組立図板30の保持具34A、34Bに移し替える作業や、組立図板30上で各電線11を扱く作業等に用いられる。
ロボット50は、電線11やコネクタ12等のワークを把持可能なロボットハンド52と、ハンド移動機構部56とを備える。ロボット50は、サブアッシー14、15等の一部をロボットハンド52で把持した状態で移動可能に構成される。上述したように、ロボット50は、保持バー42に保持されたサブアッシー14、15を組立図板30の保持具34A、34Bに移し替える作業や、組立図板30上で各電線11を扱く作業等に用いられる。
より具体的には、ロボット50は、組立図板30の周りに設けられている。ロボットハンド52は、電線11の束を掴んだり、しごいたりする作業を実施するハンドである。ハンド移動機構部56は、ロボットハンド52を移動させるものであり、ここでは、一般的な垂直多関節ロボット装置により構成されており、その先端部に上記ロボットハンド52が取付けられている。ハンド移動機構部56は、その他、直交ロボット装置等であってもよい。
図6は、ロボット50の先端部、すなわち、ロボットハンド52が設けられた部分を示す概略斜視図である。ロボット50のハンド移動機構部56は、複数のアームが関節構造を介して連結された構成とされている。ハンド移動機構部56の先端側アーム56aの先端部には、モータ等を含む回転駆動部51aが取付けられており、この回転駆動部51aの駆動によりロボットハンド52が回転駆動される。
また、先端側アーム56aの先端部に、ベース部51Bが取付けられており、このベース部51Bに、ロボットハンド52が取付けられている。つまり、先端側アーム56aの先端部に回転駆動部51aおよびベース部51Bを介してロボットハンド52が取付けられている。
ベース部51Bは、方形枠状に形成されており、ベース部51Bのうち先端側アーム56aとは反対側の面にロボットハンド52が取付けられている。また、ベース部51Bの他の一面には、撮像部58(例えば、CCDカメラ等)が取付けられている。撮像部58は、サブアッシー14、15の電線11、コネクタ12等を撮像可能に構成される。ロボットハンド52が電線11等を把持する際に、当該撮像部58で撮像された画像に基づいてロボットハンド52の把持位置、把持姿勢等が補正されて、電線11が適切に把持される。
図7は、ロボットハンド52の構成を示す概略斜視図である。図8〜図11は、3本の電線11をロボットハンド52で把持する態様を示す縦断面図である。なお、図7および以降の各図では、方向関係を明確にする目的で、XYZ直交座標軸が付されている。
ロボットハンド52は電線11やコネクタ12など種々のワークを把持可能に構成されるが、以下では、ロボットハンド52が3本の電線11を把持する態様について詳細に説明する。
ロボットハンド52は、2つの内側面521sが対向するように配置される2つの爪521と、2つの内側面521sが近づくまたは離れる方向(ロボットハンド52の開閉方向ともいう)に沿って2つの爪521を駆動する駆動部527と、を備える。この開閉方向はX軸方向に相当する。
2つの爪521は、それぞれ、基端側から先端側に向けて、基端部分522と、中間部分523と、先端部分524と、を連結して有する。中間部分523は弾性部を含んで構成されて相対的に剛性が低い部分であり、基端部分522および先端部分524は樹脂等で構成されて相対的に剛性が高い部分である。
基端部分522は、駆動部527から駆動力を付与される部分であり、例えば、樹脂素材(具体的には、MCナイロン(クオドラントポリペンコジャパン株式会社の登録商標)のようなポリアミド樹脂)に対して切削、穴あけ、接着及び曲げ等の加工を施すことで成形される。
中間部分523は、弾性部(例えば、ウレタンゴムなど)を含んで構成される板状の部材であり、基端部分522の先端側に固設されている。具体的には、例えば、基端部分522における先端側の表面と中間部分523における基端側の表面とが接着剤により固着されている。なお、ロボットハンド52を構成する各部の固設態様は、接着剤を用いた固着の他にも、ネジ機構を用いた締結など種々の態様をとりうる。
先端部分524は、基端部分522と同様に樹脂素材で構成される部分であり、中間部分523の先端側に固設されている。具体的には、例えば、中間部分523における先端側の表面と先端部分524における基端側の表面とが接着剤により固着されている。
2つの基端部分522、2つの中間部分523、および2つの先端部分524は、それらの内側面が面一となるようにそれぞれ連結されている。このため、2つの爪521の表面のうち互いに対向する内側面521sは、面一となり、電線11に接触して該電線11を把持する把持面として機能する。
また、以下では、内側面521sのうち、基端部分522の内側面を内側面522sといい、中間部分523の内側面を内側面523sといい、先端部分524の内側面を内側面524sという。なお、本実施形態では、弾性部を含んで構成される中間部分523の内側面523sの摩擦係数は、樹脂素材で構成される基端部分522の内側面522sおよび先端部分524の内側面524sの摩擦係数よりも大きい。
駆動部527は、一方側(−Z側)がベース部51Bに固設され他方側(+Z側)にロボットハンド52の開閉方向に沿う2つの溝が設けられたレール部527aと、このレール部527aの溝に沿って開閉方向に摺動可能な2つのスライドテーブル527bと、該2つのスライドテーブル527bに駆動力を付与する駆動源527cと、を備える。駆動源527cとしては、例えば、エアシリンダ、油圧シリンダ、もしくは電動アクチュエータ等が利用される。
2つのスライドテーブル527bの外周面のうちレール部527aと反対側(+Z側)の面には、2つの爪521の基端部分522がそれぞれ固設されている。このため、駆動部527が2つのスライドテーブル527bを駆動させることにより、該2つのスライドテーブル527bと一体的に2つの爪521が開閉方向に沿って移動され、2つの内側面521sの間隔が調整される。
ロボット50で各電線11を把持する際には、まず、2つの内側面521sの面間距離が3本の電線11のX軸方向の幅よりも広く保たれた状態で、ハンド移動機構部56がロボットハンド52を移動させて2つの爪521間に3本の電線11を収容させる。図8および図10は、この時点における3本の電線11およびロボットハンド52の断面図である。
その後、駆動部527は、2つの内側面521sの面間距離が3本の電線11のX軸方向の幅と同じまたは該幅よりも小さくなるように2つの爪521を閉方向に駆動する。これにより、各電線11が2つの爪521によって把持された状態となる。図9および図11は、この時点における3本の電線11およびロボットハンド52の断面図である。
この把持状態で3本の電線11に対する所定の作業(例えば、扱き作業)が行われた後、駆動部527は、2つの内側面521sの面間距離が各電線11のX軸方向の幅よりも大きくなるように2つの爪521を開方向に駆動する。図8および図10は、この時点における3本の電線11およびロボットハンド52の断面図である。
このように、本実施形態では、2つの爪521の基端側から先端側に向かう少なくとも一部分である中間部分523が弾性部を含んで構成される。そして、2つの爪521のうち該中間部分523または該中間部分523よりも先端側の先端部分524を用いて各電線11が把持される。
図12は、3本の電線11を先端部分524で把持したロボットハンド52が移動する過程で電線11の一部が装置内の他の部材(例えば、保持具34A、34B等)に引っ掛かった様子を示す概略斜視図である。図12において、実線部分は、電線11の一部が他の部材に引っ掛かる前の時点における各電線11およびロボットハンド52を示している。また、図12において、二点鎖線の部分は、電線11が他の部材に引っ掛かった後の時点における各電線11およびロボットハンド52を示している。
ロボットハンド52の移動過程で電線11の一部が他の部材と引っ掛かった場合、引っ掛かりによって移動が規制された各電線11が、移動方向の後方側(図12の例では+X側)に位置する爪521を該後方側に押圧する。その結果、該爪521の中間部分523が該後方側に弾性変形して、2つの爪521の先端部分524が開き、この開いた隙間から各電線11が2つの爪521の外へ逃れる。
このように、本実施形態では、ロボットハンド52の移動過程で電線11の一部が装置内の他の部材に引っ掛かったとしても、その引っ掛かりに応じて中間部分523が弾性変形し、電線11の把持が自動的に解除される。なお、図12に示す例では先端部分524を用いて各電線11を把持する態様について説明したが、中間部分523を用いて各電線11を把持する場合においても、電線11の引っ掛かりに応じて電線11の把持が自動的に解除される。
また、中間部分523の内側面523sの摩擦係数は、先端部分524の内側面524sの摩擦係数よりも大きい。このため、相対的に摩擦係数の大きい中間部分523と相対的に摩擦係数が小さい先端部分524とで電線11の把持態様を使い分けることができる。例えば、電線11を扱く作業のように低摩擦力でゆるく把持することが好適な場合には、図9に示すように先端部分524が用いられる。また、電線11を掴んで移し替える作業のように高摩擦力でしっかりと把持することが好適な場合には、図11に示すように中間部分523が用いられる。
さらに、電線11の引っ掛かり等に応じて2つの爪521における中間部分523が開方向に弾性変形した場合、該2つの爪521における先端部分524の変位量は該2つの爪521における中央部分523の変位量よりも相対的に大きくなる。言い換えると、上記のように弾性変形した場合、2つの先端部分524の内側面524sの面間距離は2つの中央部分523の内側面523sの面間距離よりも大きくなる。したがって、中間部分523が弾性変形した際の変位が相対的に大きい先端部分524と、変位が相対的に小さい中央部分523とでワークの把持態様を使い分けることができる。例えば、電線11を扱く作業のように低摩擦力でゆるく把持することが好適な場合には先端部分524が用いられ、電線11を掴んで移し替える作業のように高摩擦力でしっかりと把持することが好適な場合には中間部分523が用いられる。
なお、引っ掛かりに応じた把持の解除を要しない場合には、弾性部を含んで構成される中間部分523よりも基端側の基端部分522を用いて、電線11等のワークが把持されてもよい。
また、2つの先端部分524には、電線11等のワークを把持している状態で該先端側の隙間を塞ぐ閉塞部525、526が設けられている。閉塞部525は、一方の爪521の先端部分524に設けられた1つの突起部であり、他方の爪521の先端部分524への接近方向に曲がっている。閉塞部526は、上記他方の爪521の先端部524に設けられた2つの突起部であり、上記一方の爪521の先端部524への接近方向に曲がっている。
そして、図9および図11に示すように、2つの爪521が接近した状態では、閉塞部525を構成する1つの突起部が閉塞部526を構成する2つの突起部の間に入り込み、2つの爪521における先端側の隙間が塞がれる。
このため、ロボットハンド52に把持される電線11等のワークが上記隙間から意図せずに外れることが抑制される。なお、上述の通り、本実施形態のように閉塞部525、526が2つの爪521の先端側に設けられている態様であっても、電線11の引っ掛かりによって移動方向の後方側に位置する爪521が該後方側に弾性変形する場合には、2つの爪521における先端側の隙間が開くことになる。また、本実施形態とは異なる態様として、2つの爪521の先端側に閉塞部525、526が設けられない態様でも構わない。
{第2実施形態}
次に第2実施形態に係るロボットハンド52aについて説明する。図13は、ロボットハンド52aの構成を示す概略斜視図である。
次に第2実施形態に係るロボットハンド52aについて説明する。図13は、ロボットハンド52aの構成を示す概略斜視図である。
第2実施形態に係るロボットハンド52aは、2つの内側面521saが対向するように配置される2つの爪521aと、2つの内側面521saが近づくまたは離れる方向に沿って2つの爪521aを駆動する駆動部527と、を備える。この開閉方向はX軸方向に相当する。駆動部527の構成は第1実施形態の場合と同様であるので、以下、第1実施形態の2つの爪521と異なる2つの爪521aの構成について詳述する。
2つの爪521aは、それぞれ、基端側から先端側に向けて、基端部分522aと、先端部分524aと、を連結して有する。
基端部分522aは、第1実施形態の基端部分522と同様の構成である。すなわち、基端部分522aは、スライドテーブル527bに固設されて駆動部527から駆動力を付与される部分であり、例えば、樹脂素材(具体的には、MCナイロン(クオドラントポリペンコジャパン株式会社の登録商標)のようなポリアミド樹脂)に対して切削、穴あけ、接着及び曲げ等の加工を施すことで成形される。
先端部分524aは、第1実施形態の中間部分523と同様の材質で、第1実施形態の中間部分523および先端部分524を合わせた形状を持つ部分である。すなわち、先端部分524aは、弾性部(例えば、ウレタンゴムなど)を含んで構成される部材であり、基端部分522aの先端側に固設されている。具体的には、例えば、基端部分522aにおける先端側の表面と先端部分524aにおける基端側の表面とが接着剤により固着されている。なお、ロボットハンド52aを構成する各部の固設態様は、接着剤を用いた固着の他にも、ネジ機構を用いた締結など種々の態様をとりうる。
また、2つの先端部分524aの先端側には、電線11等のワークを把持している状態で該先端側の隙間を塞ぐ閉塞部525a、526aが設けられている。閉塞部525a、526aは、第1実施形態の閉塞部525、526と同様の構成であり、互いに接近方向に曲がっている突起部である。このため、ロボットハンド52aに把持される電線11等のワークが上記隙間から意図せずに外れることが抑制される。
2つの基端部分522aおよび2つの先端部分524aは、それらの内側面522saおよび内側面524saが面一となるようにそれぞれ連結されている。このため、2つの爪521aの表面のうち互いに対向する内側面521saは、面一となり、電線11に接触して該電線11を把持する把持面として機能する。
このように、第2実施形態では、2つの爪521aの基端側から先端側に向かう少なくとも一部分(より正確には、ある位置よりも先端側の部分)である先端部分524aが弾性部を含んで構成される。そして、2つの爪521aのうち該先端部分524aを用いて各電線11が把持される。このため、第1実施形態の場合と同様に、ロボットハンド52の移動過程で電線11の一部が装置内の他の部材に引っ掛かったとしても、その引っ掛かりに応じて先端部分524aが弾性変形し、電線11の把持が自動的に解除される。
なお、引っ掛かりに応じた把持の解除を要しない場合には、弾性部を含んで構成される先端部分524aよりも基端側の基端部分522aを用いて、電線11等のワークが把持されてもよい。
{第3実施形態}
次に第3実施形態に係るロボットハンド52bについて説明する。図14は、ロボットハンド52bの構成を示す概略斜視図である。
次に第3実施形態に係るロボットハンド52bについて説明する。図14は、ロボットハンド52bの構成を示す概略斜視図である。
第3実施形態に係るロボットハンド52bは、2つの内側面521sbが対向するように配置される2つの爪521bと、2つの内側面521sbが近づくまたは離れる方向に沿って2つの爪521bを駆動する駆動部527と、を備える。この開閉方向はX軸方向に相当する。駆動部527の構成は第1実施形態の場合と同様であるので、以下、第1実施形態の2つの爪521と異なる2つの爪521bの構成について詳述する。
2つの爪521bは、それぞれ、基端側から先端側に向けて伸びる1つの部材で構成される。具体的には、2つの爪521bは、第1実施形態の中間部分523と同様の材質で、第1実施形態の2つの爪521と略同一の形状を持つ部分である。また、2つの爪521bは、それらの基端側がスライドテーブル527bにそれぞれ固設されて駆動部527から駆動力を付与される。
また、2つの爪521bの先端側には、電線11等のワークを把持している状態で該先端側の隙間を塞ぐ閉塞部525b、526bが設けられている。閉塞部525b、526bは、第1実施形態の閉塞部525、526と同様の構成であり、互いに接近方向に曲がっている突起部である。このため、ロボットハンド52bに把持される電線11等のワークが上記隙間から意図せずに外れることが抑制される。
2つの爪521bの表面のうち互いに対向する内側面521sbは、電線11に接触して該電線11を把持する把持面として機能する。
このように、第3実施形態では、2つの爪521bの基端側から先端側に向かう全部分が弾性部を含んで構成される。そして、2つの爪521bの内側面521sbの間に各電線11が把持される。このため、第1実施形態の場合と同様に、ロボットハンド52の移動過程で電線11の一部が装置内の他の部材に引っ掛かったとしても、その引っ掛かりに応じて2つの爪521bが弾性変形し、電線11の把持が自動的に解除される。
特に、第3実施形態では、2つの爪521bの全部分が弾性変形可能であり、引っ掛かりに応じて電線11の把持が特に解除されやすい。
{変形例}
上記各実施形態では、ロボットハンド52による把持対象であるワークがサブアッシー14、15を構成する電線11である態様について説明したが、これに限られるものではない。ワークがサブアッシー14、15を構成するコネクタ12であってもよいし、複数の電線が所定の配線形態に組立てられたワイヤーハーネスの一部であってもよい。
上記各実施形態では、ロボットハンド52による把持対象であるワークがサブアッシー14、15を構成する電線11である態様について説明したが、これに限られるものではない。ワークがサブアッシー14、15を構成するコネクタ12であってもよいし、複数の電線が所定の配線形態に組立てられたワイヤーハーネスの一部であってもよい。
また、ロボットハンド52によって把持されたサブアッシー14、15又はワイヤーハーネスの移動先としては、組立図板30上における端末部保持具34Aの他、コネクタを接続可能なコネクタ接続部を備え、接続されたコネクタ内の端子に接触する検査ピン等によって、電線の接続の適否を検査する検査装置であること等が想定される。また、サブアッシー14、15又はワイヤーハーネスが組立図板30上で配索される態様の他、サブアッシー14、15又はワイヤーハーネスが保持バーから吊り下げられた状態で中空にて配索される態様等が想定される。
また、上記各実施形態では、2つの爪において基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される態様について説明したが、一方の爪において基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される態様であってもよい。また、上記各実施形態とは異なり、2つの爪において、基端部分が弾性部を含んで構成され、該基端部分よりも先端側の部分が樹脂等で構成される態様であってもよい。
また、上記第1実施形態では、内側面523sの摩擦係数が内側面522s、524sの摩擦係数よりも大きい態様について説明したが、各内側面522s〜524sの摩擦係数が同じであってもよいし、内側面524sの摩擦係数が内側面523sの摩擦係数よりも大きい態様であってもよい。
なお、上各記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
11 電線
12 コネクタ
14、15 サブアッシー
20 ワイヤーハーネスの製造支援装置
50 ロボット
52、52a、52b ロボットハンド
521、521a、521b 爪
522、522a 基端部分
523 中間部分
524、524a 先端部分
521s〜524s、521sa、522sa、524sa、521sb 内側面
525、526、525a、526a、525b、526b 閉塞部
527 駆動部
56 ハンド移動機構部
11 電線
12 コネクタ
14、15 サブアッシー
20 ワイヤーハーネスの製造支援装置
50 ロボット
52、52a、52b ロボットハンド
521、521a、521b 爪
522、522a 基端部分
523 中間部分
524、524a 先端部分
521s〜524s、521sa、522sa、524sa、521sb 内側面
525、526、525a、526a、525b、526b 閉塞部
527 駆動部
56 ハンド移動機構部
Claims (6)
- ワークを把持可能なロボットハンドであって、
対向配置され、少なくとも一方の爪において基端側から先端側に向かう少なくとも一部分が弾性部を含んで構成される2つの爪と、
前記2つの爪を近づける方向または離れる方向に駆動する駆動部と、
を備える、ロボットハンド。 - 請求項1に記載のロボットハンドであって、
前記少なくとも一部分は、前記基端側から前記先端側に向けての全部分である、ロボットハンド。 - 請求項1に記載のロボットハンドであって、
前記少なくとも一部分は、前記基端側と前記先端側との間の中間部分である、ロボットハンド。 - 請求項3に記載のロボットハンドであって、
前記中間部分のうち前記ワークと接触する内側面の摩擦係数は、前記中間部分よりも前記先端側の先端部分のうち前記ワークと接触する内側面の摩擦係数よりも大きい、ロボットハンド。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1つの請求項に記載のロボットハンドであって、
前記2つの爪の両方において、前記基端側から前記先端側に向かう少なくとも一部分が前記弾性部を含んで構成される、ロボットハンド。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1つの請求項に記載のロボットハンドであって、
前記2つの爪の先端側に設けられ、該2つの爪が前記ワークを把持する状態において前記先端側の隙間を塞ぐ閉塞部、
をさらに備える、ロボットハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017044826A JP2018144216A (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | ロボットハンド |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018144216A true JP2018144216A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=63590429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017044826A Pending JP2018144216A (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | ロボットハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018144216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114800541A (zh) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | 精工爱普生株式会社 | 电缆终端检测方法及机械手 |
US11878824B2 (en) | 2021-08-04 | 2024-01-23 | Yazaki Corporation | Electric wire bundling robot |
-
2017
- 2017-03-09 JP JP2017044826A patent/JP2018144216A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114800541A (zh) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | 精工爱普生株式会社 | 电缆终端检测方法及机械手 |
CN114800541B (zh) * | 2021-01-28 | 2023-12-19 | 精工爱普生株式会社 | 电缆终端检测方法及机械手 |
US11878824B2 (en) | 2021-08-04 | 2024-01-23 | Yazaki Corporation | Electric wire bundling robot |
JP7469268B2 (ja) | 2021-08-04 | 2024-04-16 | 矢崎総業株式会社 | 電線の集束用ロボット |
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