JP6025658B2 - コネクタ挿入方法及びコネクタ挿入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタをコネクタ挿入孔に挿入するためのコネクタ挿入方法及びコネクタ挿入装置に関する。
従来、例えば、自動車あるいはその関連部品等の生産ラインでは、生産効率を高める観点から多数のロボットが用いられている。生産効率を高めるためには、ロボットにより可能な工程はできるだけロボットに行わせることが望ましい。例えば、ハンド部に2つの把持指を有するロボットを用い、電気機器のコネクタ挿入孔にコネクタを挿入する工程を自動化することが考えられる。これに関連するものとして、例えば下記特許文献1では、アーム部の先端に設けられたハンド部によりコネクタを把持し、コンプライアンス制御を用いてコネクタを固定部に挿入することが提案されている。
特開平4−189495号公報
ところで、コネクタの基端側には通常、複数の導線を束ねたハーネスが接続されている。ロボットの把持指によりコネクタを把持して、コネクタをコネクタ挿入孔に挿入する場合に、ハーネスによる拘束力、すなわちハーネスがコネクタを基端方向(コネクタ挿入孔から離す方向)に引っ張る力が発生すると、コネクタがコネクタ挿入孔から外れてしまい、コネクタのコネクタ挿入孔への挿入がうまく行われないことが懸念される。
このような課題を考慮し、本発明は、2つの把持指を用いて、コネクタをコネクタ挿入孔に適切に挿入することができるコネクタ挿入方法及びコネクタ挿入装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、互いに対向可能な2つの把持指を有するハンド部を用いて電気機器のコネクタ挿入孔にコネクタを挿入するためのコネクタ挿入方法であって、前記2つの把持指で前記コネクタを把持する把持工程と、前記2つの把持指で把持された前記コネクタの先端部を前記コネクタ挿入孔に挿入する挿入工程と、前記先端部が前記コネクタ挿入孔に挿入された前記コネクタを一方の前記把持指により押圧して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の内側面に押し付ける押付工程と、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の前記内側面に押し付けた状態で、他方の前記把持指を、前記コネクタの基端部側に移動させる移動工程と、前記他方の把持指により前記コネクタを押して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔に押し込む押込工程と、を含むことを特徴とする。
上記のコネクタ挿入方法によれば、コネクタ挿入孔にコネクタを途中まで挿入した状態で、一方の把持指によりコネクタをコネクタ挿入孔の内側面に押し付けることにより、コネクタが一時的に固定される。このため、コネクタに接続されたハーネスの拘束力によって、コネクタ挿入孔とは反対方向にコネクタを引っ張る力が作用した場合でも、コネクタがコネクタ挿入孔から抜け出ることがない。そして、他方の把持指によりコネクタ挿入孔とは反対側からコネクタを押して、コネクタを押し込むため、コネクタをコネクタ挿入孔の所定位置まで確実に挿入することができる。
また、本発明は、電気機器のコネクタ挿入孔にコネクタを挿入するためのコネクタ挿入装置であって、互いに対向可能な2つの把持指を持つハンド部を有するロボットと、前記ロボットを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記2つの把持指で前記コネクタを把持する工程と、前記2つの把持指で把持された前記コネクタの先端部を前記コネクタ挿入孔に挿入する工程と、前記先端部が前記コネクタ挿入孔に挿入された前記コネクタを一方の前記把持指により押圧して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の内側面に押し付ける工程と、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の前記内側面に押し付けた状態で、他方の前記把持指を、前記コネクタの前記コネクタ挿入孔に挿入される側に対して反対側に移動させる工程と、前記他方の把持指により前記反対側から前記コネクタを押して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔に押し込む工程と、を行うように前記ロボットを制御することを特徴とする。
上記のコネクタ挿入装置によれば、ハーネスによる拘束力がコネクタに作用した場合でも、他方の把持指をコネクタから離間させた際にコネクタがコネクタ挿入孔から抜け出ることがない。従って、コネクタをコネクタ挿入孔の所定位置まで確実に挿入することができる。
本発明のコネクタ挿入方法及びコネクタ挿入装置によれば、2つの把持指を用いて、コネクタをコネクタ挿入孔に適切に挿入することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタ挿入装置の概略構成図である。 図1に示したコネクタ挿入装置におけるハンド部の斜視図である。 図3Aは、コネクタ挿入方法を説明する第1の図であり、図3Bは、コネクタ挿入方法を説明する第2の図であり、図3Cは、コネクタ挿入方法を説明する第3の図であり、図3Dは、コネクタ挿入方法を説明する第4の図である。 図4Aは、コネクタ挿入方法を説明する第5の図であり、図4Bは、コネクタ挿入方法を説明する第6の図であり、図4Cは、コネクタ挿入方法を説明する第7の図である。
以下、本発明に係るコネクタ挿入方法及びコネクタ挿入装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタ挿入装置10の概略構成図である。コネクタ挿入装置10は、図3A等に示す電気機器のコネクタ挿入孔75にコネクタ70を挿入するための装置である。このコネクタ挿入装置10は、ロボット12と、このロボット12を制御する制御部14とを備える。
実施形態において、ロボット12は、複数の駆動軸を有する多関節ロボットである。具体的には、ロボット12は、ベース台16と、鉛直な駆動軸を中心としてベース台16に回動可能に支持された旋回部18と、旋回部18に回動可能に支持された多関節アーム20と、多関節アーム20の先端に設けられたハンド部22とを有する。
ロボット12は、複数のアーム20a〜20cを有する多関節アーム20の動作により、3次元空間上でハンド部22の位置及び姿勢を変化させる。ロボット12は、制御部14の制御により、ロボット12に設けられた各駆動軸が数値制御され、3次元空間上でのハンド部22の位置及び姿勢が制御されるようになっている。
図2は、ハンド部22の斜視図である。ハンド部22は、コネクタ70を把持可能な把持機構として構成される。ハンド部22は、2つの把持指24a、24bと、各把持指24a、24bを移動させる2つの移動機構26a、26bと、2つの移動機構26a、26bが取り付けられたベース部28とを有する。本実施形態において、各把持指24a、24bは、平面状の把持面25を有する棒状に構成され、互いに平行に配置される。
2つの把持指24a、24bは互いに対向可能である。2つの把持指24a、24bは、動作位置によって、それらの把持面25同士が対向する位置となる場合(図2中のX方向、Y方向及びZ方向の位置が一致する場合)もあるが、把持面25同士が対向する位置とならない場合もある。
一方の把持指24aを移動させるための移動機構26aは、ベース部28に対してY方向(ベース部28の延在方向)にスライド可能な第1移動部30aと、第1移動部30aに対してZ方向にスライド可能な第2移動部32aと、第2移動部32aに対してX方向に移動可能な第3移動部34aとを有する。把持指24aは、6軸力覚センサ27aを介して、第3移動部34aの先端に取り付けられる。従って、把持指24bは、X方向、Y方向及びZ方向の直交3軸の動作が可能である。
第1移動部30aは、第1駆動部36の作用によりベース部28に対してY方向にスライド可能である。第1駆動部36は、サーボモータ40と、ボールネジ及びナットからなるボールネジ機構38とを有する。サーボモータ40は、制御部14により駆動制御され、これにより、把持指24aのY方向の位置が制御される。
第2移動部32aは、第2駆動部42の作用により第1移動部30aに対してZ方向にスライド可能である。第2駆動部42は、サーボモータ44と、ボールネジ及びナットからなるボールネジ機構46とを有する。サーボモータ44は、制御部14により駆動制御され、これにより、把持指24aのZ方向の位置が制御される。
第3移動部34aは、第3駆動部48の作用により第2移動部32aに対してX方向にスライド可能である。第3駆動部48は、サーボモータ50と、ボールネジ及びナットからなボールネジ機構52とを有する。サーボモータ50は、制御部14により駆動制御され、これにより、把持指24aのX方向の位置が制御される。
他方の把持指24bを移動させる移動機構26bは、第1駆動部54の作用によりベース部28に対してY方向にスライド可能な第1移動部30bと、第2駆動部56の作用により第1移動部30bに対してZ方向にスライド可能な第2移動部32bと、第3駆動部58の作用により第2移動部32bに対してX方向に移動可能な第3移動部34bとを有する。把持指24bは、6軸力覚センサ27bを介して、第3移動部34bの先端に取り付けられる。従って、他方の把持指24bは、X方向、Y方向及びZ方向の直交3軸の動作が可能である。
他方の移動機構26bにおける第1移動部30b、第2移動部32b及び第3移動部34bは、それぞれ、上述した一方の移動機構26aにおける第1移動部30a、第2移動部32a及び第3移動部34aと同様に構成される。
また、他方の移動機構26bにおける第1駆動部54、第2駆動部56及び第3駆動部58は、それぞれ、上述した一方の移動機構26aにおける第1駆動部36、第2駆動部42及び第3駆動部48と同様に構成される。
上記のように構成される各移動機構26a、26bにより、2つの把持指24a、24bを個別に移動させることができる。すなわち、制御部14の制御作用下に、各移動機構26a、26bにより各把持指24a、24bをX方向、Y方向又はZ方向に移動させることにより、ベース部28に対する2つの把持指24a、24bの位置を個別に調整することが可能である。
ベース部28には、ブラケット60を介してカメラ62が取り付けられる。カメラ62は、把持指24a、24b側を指向しており、把持指24a、24b及びその周辺を撮像可能な視野を有する。カメラ62により撮像される画像情報は、制御部14に送信され、制御部14においてパターンマッチングを行い、把持部により把持されたコネクタ70の位置及び姿勢を認識することが可能である。
なお、本実施形態におけるハンド部22では、直交3軸の機構で構成された移動機構26a、26bにより2つの把持指24a、24bを個別に移動させる構成となっているが、ハンド部22の構成はこれに限られない。例えば、ハンド部22において、直線動作と回転動作が可能な移動機構を把持指24a、24b毎に設け、それらの移動機構により2つの把持指24a、24bを個別に移動させる構成としてもよい。
一方の移動機構26aにおける第1駆動部36、第2駆動部42及び第3駆動部48は、それぞれボールネジ機構38、46、52により構成されるものに限られない。従って、第1駆動部36、第2駆動部42及び第3駆動部48は、それぞれ、ボールネジ機構以外の形態のアクチュエータ、例えば、ラックアンドピニオン、シリンダ装置等により構成されてもよい。同様に、他方の移動機構26bにおける第1駆動部54、第2駆動部56及び第3駆動部58も、ボールネジ機構以外の形態のアクチュエータ、例えば、ラックアンドピニオン、シリンダ装置等により構成されてもよい。
図1に示す制御部14は、ロボット12の多関節アーム20の先端位置(ハンド部22の位置)を数値制御するだけでなく、コネクタ70をコネクタ挿入孔75に挿入する際に、ハンド部22の動作をコンプライアンス制御することが可能である。すなわち、コネクタ挿入装置10は、コンプライアンス制御を用いて、ハンド部22により把持したコネクタ70を、コネクタ挿入孔75に挿入することができる。
本実施形態に係るコネクタ挿入装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について、本発明の実施形態に係るコネクタ挿入方法との関係で説明する。対象となるコネクタ70は、図3A等に示すように、コネクタ70(オスコネクタ)の基端部にハーネス72の一端が接続されたものであり、電子機器に設けられた接続部材74(メスコネクタ)のコネクタ挿入孔75(接続ポート)に当該コネクタ70を挿入する。ハーネス72は、図示しない他の電子機器から延出している。以下の説明において、コネクタ挿入装置10の動作は、特に言及しない場合でも、制御部14の制御作用下に行われるものとする。
コネクタ70を接続部材74のコネクタ挿入孔75に挿入するために、先ず、制御部14の制御作用下に、ロボット12の多関節アーム20を動作させて、カメラ62がコネクタ70を撮像できる位置(コネクタ認識可能位置)までハンド部22を移動させる。そして、ハンド部22がコネクタ認識可能位置まで移動したら、カメラ62によりコネクタ70を撮像するとともに、パターンマッチングを行うことによりコネクタ70の位置及び姿勢を認識する。具体的には、制御部14には、対象となるコネクタ70の3次元形状モデル(3Dデータ)が記憶されており、撮像したコネクタ70の画像情報と3Dデータとを照合することにより、コネクタ70の位置及び姿勢を認識する。
コネクタ70の位置及び姿勢を認識したら、制御部14の制御作用下に、ハンド部22を把持位置まで移動するとともに、各移動機構26a、26bを動作させて、図3Aに示すように、2つの把持指24a、24bによりコネクタ70を把持する(把持工程)。この場合、2つの把持指24a、24bを互いに対向するように位置させ、コネクタ70の互いに反対側の側面70a、70b(一方の側面70aと他方の側面70b)にそれぞれ把持指24a、24bを当接させて、コネクタ70を把持する。接続部材74に対するコネクタ70の相対位置及び姿勢が、ロボット12のカメラ62により撮像して把持指24a、24bにより把持できる範囲を外れている場合には、予め作業員の手作業により、カメラ62により撮像でき把持指24a、24bにより把持できる範囲にコネクタ70を移動してもよい。
なお、把持指24a、24bによりコネクタ70を把持した後、再びコネクタ70の位置及び姿勢をパターンマッチングにより認識し、把持した際のコネクタ70の位置ずれが発生していないかどうかを確認してもよい。
把持指24a、24bによりコネクタ70を把持したら、次に、カメラ62により撮像している画像情報から、制御部14に記憶されている、接続部材74の開口側部分76の3次元形状モデル(3Dデータ)を用いてパターンマッチングを行い、接続部材74の開口側部分76の位置及び姿勢を認識する。そして、コネクタ70の位置及び姿勢と、接続部材74の開口側部分76の位置及び姿勢とから、コネクタ70と接続部材74(コネクタ挿入孔75)との相対位置を算出する。
次に、算出された相対位置に基づき、制御部14の制御作用下に、コネクタ70の先端面71が接続部材74のコネクタ挿入孔75に対向する位置に来るように、コネクタ70を把持したハンド部22の位置及び姿勢を変化させる。これにより、図3Bに示すように、接続部材74のコネクタ挿入孔75に対向する位置にコネクタ70を配置する。すなわち、コネクタ70の先端面71を、接続部材74のコネクタ挿入孔75の真正面に位置させる。
次に、制御部14の制御作用下に、図3Cに示すように、コネクタ70を把持した2つの把持指24a、24bを接続部材74側に向かって移動させることにより、コネクタ70をコネクタ挿入孔75の途中位置まで挿入する(挿入工程)。すなわち、ここでは、先ず、コネクタ70の先端部70cだけをコネクタ挿入孔75の入口部分に挿入する。
次に、先端部70cがコネクタ挿入孔75に挿入されたコネクタ70を一方の把持指24aにより押圧して、コネクタ70をコネクタ挿入孔75の内側面78(一方の把持指24aとは反対側の内側面78)に押し付ける(押付工程)。これにより、コネクタ70と当該内側面78との間の摩擦力が大きくなり、先端部70cだけがコネクタ挿入孔75に挿入されたコネクタ70が、一時的に接続部材74に対して固定される。
次に、図3Dに示すように、コネクタ70をコネクタ挿入孔75の内側面78に押し当てた状態を維持しつつ、他方の把持指24bをコネクタ70から離間させる。図4Aは、図3Dにおいて、コネクタ70及び接続部材74を矢印Aの方向から見た概略図である。このとき、一方の把持指24aによりコネクタ70が内側面78に押し付けられてコネクタ70が固定された状態となっていることから、他方の把持指24bをコネクタ70から離間させても、ハーネス72による拘束力に起因してコネクタ70が接続部材74から外れる(抜け出る)ことはない。すなわち、ハーネス72がコネクタ70を基端方向に引っ張るように作用しても、一方の把持指24aでコネクタ70を内側面78に押し付けることによる固定力の方が、ハーネス72による引っ張り力よりも大きいため、コネクタ70が接続部材74から外れることが防止される。
次に、図4Aに示すように、コネクタ70をコネクタ挿入孔75の内側面78に押し当てた状態で、他方の把持指24bを、コネクタ70の基端部側(コネクタ挿入孔75に挿入される側に対して反対側)に移動させる(移動工程)。これにより、他方の把持指24bをコネクタ70の基端部(基端面70d)に当接させる。なお、他方の把持指24bをコネクタ70から離間させる動作と、他方の把持指24bをコネクタ70の基端部側に移動させる動作とを、連続した一つの動作としてもよい。
次に、図4Cに示すように、他方の把持指24bによりコネクタ70を押して、コネクタ70をコネクタ挿入孔75にさらに押し込む(押込工程)。これにより、コネクタ70をコネクタ挿入孔75の規定の挿入深さまで挿入する。なお、他方の把持指24bをコネクタ70の基端部に当接させた後には、一方の把持指24aによるコネクタ70に対する押圧力を減少させてもよく、あるいは一方の把持指24aをコネクタ70から離間させてもよい。規定の挿入深さまで挿入されたコネクタ70は、図示しないロック部(例えば、爪部等)の作用により接続部材74に対して固定され、装着状態となる。
以上説明したように、本実施形態に係るコネクタ挿入方法及びコネクタ挿入装置10によれば、コネクタ挿入孔75にコネクタ70を途中まで挿入した状態で、一方の把持指24aによりコネクタ70をコネクタ挿入孔75の内側面78に押し付けることにより、コネクタ70が一時的に固定される。このため、コネクタ70に接続されたハーネス72の拘束力によって、コネクタ挿入孔75とは反対方向にコネクタ70を引っ張る力が作用した場合でも、コネクタ70がコネクタ挿入孔75から抜け出ることがない。そして、他方の把持指24bによりコネクタ挿入孔75とは反対側からコネクタ70を押して、コネクタ70を押し込むため、コネクタ70をコネクタ挿入孔75の所定位置まで確実に挿入することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…コネクタ挿入装置 12…ロボット
14…制御部 22…ハンド部
24a…一方の把持指 24b…他方の把持指
70…コネクタ 75…コネクタ挿入孔
78…内側面

Claims (2)

  1. 互いに対向可能な2つの把持指を有するハンド部を用いて電気機器のコネクタ挿入孔にコネクタを挿入するためのコネクタ挿入方法であって、
    前記2つの把持指で前記コネクタを把持する把持工程と、
    前記2つの把持指で把持された前記コネクタの先端部を前記コネクタ挿入孔に挿入する挿入工程と、
    前記先端部が前記コネクタ挿入孔に挿入された前記コネクタを一方の前記把持指により押圧して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の内側面に押し付ける押付工程と、
    前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の前記内側面に押し付けた状態で、他方の前記把持指を、前記コネクタの基端部側に移動させる移動工程と、
    前記他方の把持指により前記コネクタを押して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔に押し込む押込工程と、を含む、
    ことを特徴とするコネクタ挿入方法。
  2. 電気機器のコネクタ挿入孔にコネクタを挿入するためのコネクタ挿入装置であって、
    互いに対向可能な2つの把持指を持つハンド部を有するロボットと、
    前記ロボットを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記2つの把持指で前記コネクタを把持する工程と、
    前記2つの把持指で把持された前記コネクタの先端部を前記コネクタ挿入孔に挿入する工程と、
    前記先端部が前記コネクタ挿入孔に挿入された前記コネクタを一方の前記把持指により押圧して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の内側面に押し付ける工程と、
    前記コネクタを前記コネクタ挿入孔の前記内側面に押し付けた状態で、他方の前記把持指を、前記コネクタの前記コネクタ挿入孔に挿入される側に対して反対側に移動させる工程と、
    前記他方の把持指により前記反対側から前記コネクタを押して、前記コネクタを前記コネクタ挿入孔に押し込む工程と、を行うように前記ロボットを制御する、
    ことを特徴とするコネクタ挿入装置。
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