JP2018141480A - モータサイクル - Google Patents

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    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/24Concentric actuation rods, e.g. actuation rods extending concentrically through a shaft

Abstract

【課題】アシストクラッチを備えるモータサイクルにおいて、唐突なクラッチ接続感を抑えると共に、アシスト力の低下を抑える。
【解決手段】レリーズ機構は、プッシュロッドと、レリーズシャフトと、連結部材と、を含む。プッシュロッドは、第1軸線方向に延び、第2プレート部に連結され、メインシャフトの内部に配置される。レリーズシャフトは、プッシュロッドと交差する第2軸線方向に延びる。連結部材は、レリーズシャフトとクラッチ操作部材とを連結する。レリーズシャフトは、クラッチ操作部材の操作に応じて回転することで、プッシュロッドを第1軸線方向に移動させる。レリーズシャフトは、接続部と、押圧部と、第1軸部と、を含む。接続部には、連結部材が連結される。押圧部は、プッシュロッドと接触してプッシュロッドを押圧する。第1軸部は、第2軸線方向において接続部と押圧部との間に位置し、接続部よりも細い。
【選択図】図9

Description

本発明は、モータサイクルに関する。
モータサイクルには、アシストクラッチを備えるものがある。アシストクラッチは、クラッチの接続時に摩擦板の圧接力を強めるアシスト力を発生させる。それにより、クラッチの操作力を軽減することができる。
例えば、特許文献1に記載のクラッチは、アシストカムとセンターカムとを含むアシストカム機構を備えている。アシストカムはクラッチインナに連結されている。センターカムは、メインシャフトに連結されている。クラッチインナはハウジングに収容されている。クラッチインナとハウジングとはそれぞれ摩擦板を有しており、クラッチインナの摩擦板とハウジングの摩擦板とが圧接されることにより、クラッチが接続状態となる。
アシストカムとセンターカムとは、それぞれ傾斜した当接面を有している。クラッチの接続時にメインシャフトが加速するときには、アシストカムとセンターカムとの回転速度差によって、アシストカムの当接面がセンターカムの当接面によって押圧される。それにより、アシストカムが移動することで、クラッチインナによる摩擦板の押圧力が増大する。その結果、摩擦板の圧接力が強められる。
特開2011−33106号公報
上述したアシストクラッチでは、アシストカムがセンターカムから受ける押圧力を利用することで、摩擦板の圧接力を強めるアシスト力が得られている。しかし、アシストカムが受ける押圧力が過大となると、クラッチレバーの操作に対して唐突なクラッチ接続感が発生するという問題がある。
そこで、特許文献1では、上記の問題を解決するために、当接面の傾斜角度を所定の範囲に設定することが提案されている。しかし、その場合、アシストカムの当接面がセンターカムの当接面から受ける押圧力が小さくなることで、アシスト力が弱まるという問題がある。逆に、アシスト力の低下を抑えるためには、押圧力が大きくなるように傾斜角度を設定する必要があり、その場合、唐突なクラッチ接続感が強まるという問題がある。
本発明の課題は、アシストクラッチを備えるモータサイクルにおいて、唐突なクラッチ接続感を抑えると共に、アシスト力の低下を抑えることにある。
本発明の一態様に係るモータサイクルは、駆動ギアと、ハウジングと、第1摩擦板と、クラッチインナと、第2摩擦板と、付勢部材と、メインシャフトと、アシスト機構と、クラッチ操作部材と、レリーズ機構と、を備える。ハウジングは、駆動ギアに連結される。第1摩擦板は、ハウジングに連結される。クラッチインナは、第1プレート部と第2プレート部とを含み、ハウジングに収容される。第2プレート部は、第1プレート部に対して第1軸線方向に移動可能である。第2摩擦板は、第1摩擦板と共に第1プレート部と第2プレート部との間に配置され、クラッチインナに連結される。付勢部材は、第1プレート部に向けて第2プレート部を付勢することで、第1摩擦板と第2摩擦板とを圧接させる。メインシャフトは、クラッチインナに連結される。アシスト機構は、メインシャフトの回転の加速時に第1摩擦板と第2摩擦板との圧接力を増大させる。クラッチ操作部材は、ライダーによって操作可能に設けられる。レリーズ機構は、クラッチ操作部材の操作に応じて、第2プレート部を第1プレート部から離れる方向に移動させる。
アシスト機構は、第1カム部材と第2カム部材とを含む。第1カム部材は、第1傾斜面を含み、メインシャフトに連結される。第1傾斜面は、第1軸線方向に対して傾斜している。第2カム部材は、第2傾斜面を含み、第2プレート部に連結されている。第2傾斜面は、第1傾斜面と同方向に傾斜している。メインシャフトの回転の加速時に第1傾斜面が第2傾斜面を押圧することで、第2カム部材が第1軸線方向に移動する。第2カム部材の第1軸線方向への移動に応じて、第2プレート部が第1プレート部に向けて移動する。
レリーズ機構は、プッシュロッドと、レリーズシャフトと、連結部材と、を含む。プッシュロッドは、第1軸線方向に延びている。プッシュロッドは、第2プレート部に連結され、メインシャフトの内部に配置される。レリーズシャフトは、プッシュロッドと交差する第2軸線方向に延びている。連結部材は、レリーズシャフトとクラッチ操作部材とを連結する。
レリーズシャフトは、クラッチ操作部材の操作に応じて回転することで、プッシュロッドを第1軸線方向に移動させる。レリーズシャフトは、接続部と、押圧部と、第1軸部と、を含む。接続部には、連結部材が連結される。押圧部は、プッシュロッドと接触してプッシュロッドを押圧する。第1軸部は、第2軸線方向において接続部と押圧部との間に位置し、接続部よりも細い。
本態様に係るモータサイクルでは、レリーズシャフトが、接続部よりも細い第1軸部を含む。従って、第1軸部においてレリーズシャフトの剛性が弱められる。それにより、レリーズシャフトを介したクラッチ操作部材からクラッチインナへの操作力の伝達が僅かに遅延される。その結果、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。また、レリーズシャフトの形状を工夫することで、唐突なクラッチ接続感を抑えることができるので、アシスト力の低下を抑えることができる。
第1軸部の直径は、接続部の直径の90%以下の大きさであってもよい。第1軸部の直径は、接続部の直径の50%以上の大きさであってもよい。
第1軸部は、押圧部よりも細くてもよい。この場合、第1軸部においてレリーズシャフトの剛性が弱められ、それにより、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。また、押圧部は、第1軸部より太いので、押圧部の強度の低下を抑えることができる。
第1軸部の直径は、押圧部の直径の90%以下の大きさであってもよい。第1軸部の直径は、押圧部の直径の50%以上の大きさであってもよい。
モータサイクルは、支持部材と軸受とをさらに備えてもよい。支持部材は、レリーズシャフトを支持してもよい。軸受は、支持部材とレリーズシャフトとの間に配置されてもよい。レリーズシャフトは、第2軸部をさらに含んでもよい。第2軸部は、第2軸線方向において接続部と第1軸部との間に位置してもよい。第2軸部は、軸受によって回転可能に支持されてもよい。第1軸部は、第2軸部よりも細くてもよい。この場合、第1軸部においてレリーズシャフトの剛性が弱められ、それにより、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。また、第2軸部は、第1軸部より太いので、第2軸部の強度の低下を抑えることができる。
第1軸部の直径は、第2軸部の直径の90%以下の大きさであってもよい。第1軸部の直径は、第2軸部の直径の50%以上の大きさであってもよい。
レリーズシャフトは、第1テーパ部を含んでもよい。第1テーパ部は、第2軸線方向において第1軸部と第2軸部との間に位置してもよい。第1テーパ部の直径は、第2軸部から第1軸部に向って小さくなってもよい。この場合、第1テーパ部においてレリーズシャフトの直径が徐々に変化する。従って、第1軸部と第2軸部との間でレリーズシャフトの直径が急激に変化する場合と比べて、応力集中の発生を抑えることができる。それにより、レリーズシャフトの強度の低下を抑えることができる。
第2軸線方向において、第1軸部は、押圧部よりも長くてもよい。この場合、第1軸部においてレリーズシャフトの剛性が弱められ、それにより、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。
レリーズシャフトは、第2テーパ部を含んでもよい。第2テーパ部は、第2軸線方向において第1軸部と押圧部との間に位置してもよい。第2テーパ部の直径は、押圧部から第1軸部に向って小さくなってもよい。この場合、第2テーパ部においてレリーズシャフトの直径が徐々に変化する。従って、第1軸部と押圧部との間でレリーズシャフトの直径が急激に変化する場合と比べて、応力集中の発生を抑えることができる。それにより、レリーズシャフトの強度の低下を抑えることができる。
第1摩擦板と第2摩擦板との合計枚数は、5枚以下であってもよい。
モータサイクルは、車体フレームと、エンジンと、ステアリングシャフトと、ハンドル部材と、フロントフォークと、前輪と、リアアームと、後輪と、をさらに備えてもよい。車体フレームは、ヘッドパイプを含んでもよい。エンジンは、車体フレームに支持されてもよい。ステアリングシャフトは、ヘッドパイプに挿入されてもよい。ハンドル部材は、ステアリングシャフトの上部に連結されてもよい。フロントフォークは、ステアリングシャフトの下部に連結されてもよい。前輪は、エンジンの前方に配置され、フロントフォークに回転可能に支持されてもよい。リアアームは、エンジン又は車体フレームに対して回動可能に支持されてもよい。後輪は、エンジンの後方に配置され、リアアームに回転可能に支持されてもよい。
クラッチ操作部材は、ハンドル部材に取り付けられたクラッチレバーであってもよい。
本発明によれば、アシストクラッチを備えるモータサイクルにおいて、唐突なクラッチ接続感を抑えると共に、アシスト力の低下を抑えることができる。
実施形態に係るモータサイクルの側面図である。 モータサイクルの上面図である。 クラッチユニットの断面図である。 インナ部材を第1軸線方向から見た図である。 プレッシャ部材を第1軸線方向から見た図である。 インナ部材の斜視図である。 プレッシャ部材の斜視図である。 レリーズ機構の一部を第2軸線方向から見た図である。 レリーズ機構の一部を第1軸線方向及び第2軸線方向に垂直な方向から見た図である。 第1カム部材と第2カム部材との断面を示す図である。 第1カム部材と第2カム部材との断面を示す図である。
以下、実施形態に係るモータサイクルについて図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係るモータサイクル1の側面図である。図2は、モータサイクル1の上面図である。モータサイクル1は、車体をリーンさせて旋回する。モータサイクル1は、所謂スポーツタイプのモータサイクルである。図1に示すように、モータサイクル1は、車体フレーム2と、燃料タンク3と、シート4と、エンジン5と、リアアーム8と、後輪9と、ステアリングシャフト10と、フロントフォーク11と、前輪12と、を含む。
なお、本明細書において、前後左右の方向は、シート4に着座したライダーから視たときの方向をいうものとする。「連結」とは、直接的な連結に限らず、間接的な連結も含む。また、「連結」とは、別体の部材が互いに固定されていることに限らず、一体の部材において複数の部分が連続していることも含む。
車幅方向における内方とは、車幅方向においてモータサイクル1の中心に向かう方向を意味する。車幅方向における外方とは、車幅方向における内方と反対の方向を意味する。すなわち、車幅方向における外方とは、車幅方向においてモータサイクル1の中心から離れる方向を意味する。
「前後方向に延びる」は、前後方向に平行に延びることに限定されない。「前後方向に延びる」とは、前後方向とのなす角度のうち小さい方の角度が45°以下であることをいう。すなわち、「前後方向に延びる」には、前後方向に対して傾斜した方向に延びる場合も含まれる。「上下方向の延びる」、及び「左右方向に延びる」についても、「前後方向に延びる」と同様に、各方向に対して傾斜した方向に延びる場合も含まれる。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ6と、メインフレーム7とを含む。ヘッドパイプ6は、車幅方向における車両中央に配置されている。メインフレーム7は、ヘッドパイプ6に連結されており、ヘッドパイプ6の後方に配置されている。メインフレーム7の後部は、車両側面視において後輪9の上方に配置される。
燃料タンク3は、ヘッドパイプ6の後方に配置されている。燃料タンク3は、メインフレーム7の上方に配置されている。シート4は、燃料タンク3の後方に配置されている。シート4は、メインフレーム7の上方に配置されている。エンジン5は、燃料タンク3の下方に配置されている。エンジン5は、メインフレーム7に支持されている。
リアアーム8は、メインフレーム7に回動可能に支持されている。ただし、リアアーム8は、エンジン5に回動可能に支持されてもよい。後輪9は、エンジン5の後方に配置されている。後輪9は、リアアーム8に回転可能に支持されている。
ステアリングシャフト10は、ヘッドパイプ6に挿入されている。ステアリングシャフト10は、ヘッドパイプ6の中心軸線周りに回動可能である。フロントフォーク11は、ステアリングシャフト10の下部に連結され、下方に延びている。前輪12は、フロントフォーク11に回転可能に支持されている。前輪12は、エンジン5の前方に配置されている。前輪12の上方にはフロントフェンダ14が配置されている。
モータサイクル1は、ハンドル部材13を含む。ハンドル部材13は、ステアリングシャフト10の上部に連結される。図2に示すように、ハンドル部材13には、クラッチ操作部材16が取り付けられている。クラッチ操作部材16は、ライダーによって操作可能に設けられたクラッチレバーである。
モータサイクル1は、フロントカバー15を含む。フロントカバー15は、ヘッドパイプ6及びハンドル部材13の前方に配置される。フロントカバー15には、ヘッドライト19が配置されている。
モータサイクル1は、リアカバー17とリアフェンダ18とを含む。リアカバー17は、シート4の下方に配置されている。リアカバー17は、メインフレーム7の後部を覆う。リアフェンダ18は、後輪9の上方に配置されている。
図1に示すように、モータサイクル1は、クラッチユニット20を含む。図3は、クラッチユニット20の断面図である。図3に示すように、クラッチユニット20は、駆動ギア21と、ハウジング22と、複数の第1摩擦板23a,23b,23cと、クラッチインナ24と、複数の第2摩擦板25a,25bと、付勢部材26と、メインシャフト27と、を含む。
駆動ギア21は、エンジン5からの駆動力により、第1軸線Ax1回りに回転する。駆動ギア21は、例えば、エンジン5の出力軸に設けられたギアと噛み合っている。なお、以下の説明において、第1軸線Ax1と平行な方向を「第1軸線方向(Ax1)」と呼ぶ。
ハウジング22は、駆動ギア21に連結されている。例えば、ハウジング22は、リベット31等の固定手段によって駆動ギア21に固定されている。ただし、ハウジング22は、他の固定手段によって駆動ギア21に固定されてもよい。ハウジング22は、駆動ギア21と共に第1軸線Ax1回りに回転する。ハウジング22は、第1軸線方向(Ax1)の一方に向けて開口した円筒状の形状を有している。ハウジング22は、側壁部221と周壁部222とを含む。側壁部221は、第1軸線方向(Ax1)と垂直な方向に延びている。側壁部221は、駆動ギア21に固定されている。周壁部222は、側壁部221から第1軸線方向(Ax1)に突出している。
第1摩擦板23a,23b,23cは、ハウジング22に連結されている。第1摩擦板23a,23b,23cは、円環状の形状を有している。第1摩擦板23a,23b,23cは、ハウジング22の内周面から径方向内方に向って突出している。第1摩擦板23a,23b,23cは、周壁部222の内周面から径方向内方に向って突出している。第1摩擦板23a,23b,23cは、スプライン結合によりハウジング22に連結されている。第1摩擦板23a,23b,23cは、ハウジング22に対して第1軸線方向(Ax1)に移動可能であるが、ハウジング22に対して回転不能である。従って、第1摩擦板23a,23b,23cは、ハウジング22と共に第1軸線Ax1回りに回転する。
クラッチインナ24は、ハウジング22に収容されている。クラッチインナ24は、インナ部材32と、プレッシャ部材33とを含む。インナ部材32は、第1軸線方向(Ax1)において、側壁部221とプレッシャ部材33との間に配置されている。インナ部材32は、ハウジング22に対して第1軸線Ax1回りに回転可能である。
プレッシャ部材33は、インナ部材32に対して、第1軸線方向(Ax1)に並んで配置されている。プレッシャ部材33は、インナ部材32と第1軸線方向(Ax1)に向き合って配置されている。プレッシャ部材33は、インナ部材32に対して、第1軸線方向(Ax1)に移動可能である。
図4は、インナ部材32を第1軸線方向(Ax1)から見た図である。図5は、プレッシャ部材33を第1軸線方向(Ax1)から見た図である。図6は、インナ部材32の斜視図である。図7は、プレッシャ部材33の斜視図である。図4から図7に示すように、インナ部材32とプレッシャ部材33とは、略円板状の外形を有している。
図4及び図6に示すように、インナ部材32は、第1プレート部34と、第1筒部35と、第1中心部36と、を含む。第1プレート部34は、円環状の形状を有している。第1プレート部34は、第1筒部35から径方向外方に突出している。第1筒部35は、第1プレート部34から第1軸線方向(Ax1)に突出している。第1筒部35は、円筒状の形状を有している。
第1筒部35の外周面は、第1軸線方向(Ax1)に延びるスプライン形状を有している。第1中心部36は、第1筒部35の径方向内方に位置している。第1中心部36は、第1中心孔37を含む。第1中心孔37には、メインシャフト27が挿入される。
図5及び図7に示すように、プレッシャ部材33は、第2プレート部41と、第2筒部42と、第2中心部43と、を含む。第2プレート部41は、円環状の形状を有している。第2プレート部41は、第2筒部42から径方向外方に突出している。第2プレート部41は、第1プレート部34に対して第1軸線方向(Ax1)に移動可能である。第2筒部42は、第2プレート部41から第1軸線方向(Ax1)に突出している。
第2筒部42は、円筒状の形状を有している。第2筒部42の外周面は、第1軸線方向(Ax1)に延びるスプライン形状を有している。第2中心部43は、第2筒部42の径方向内方に位置している。第2中心部43は、第2中心孔44を含む。第2中心孔44には、後述するプッシュロッド51が挿入される。
図3に示すように、第2摩擦板25a,25bは、第1摩擦板23a,23b,23cと共に第1プレート部34と第2プレート部41との間に配置されている。第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとは、第1軸線方向(Ax1)において交互に配置されている。第2摩擦板25a,25bは、円環状の形状を有している。第2摩擦板25a,25bは、スプライン結合によりクラッチインナ24に連結されている。第2摩擦板25a,25bは、クラッチインナ24に対して第1軸線方向(Ax1)に移動可能であるが、クラッチインナ24に対して第1軸線方向(Ax1)に回転不能である。従って、第2摩擦板25a,25bは、クラッチインナ24と共に第1軸線Ax1回りに回転する。
詳細には、第2摩擦板25a,25bは、第1クラッチプレート25aと第2クラッチプレート25bとを含む。第1クラッチプレート25aは、インナ部材32に連結されている。第1クラッチプレート25aは、スプライン結合により第1筒部35に連結されている。第1クラッチプレート25aは、インナ部材32に対して第1軸線方向(Ax1)に移動可能であるが、インナ部材32に対して第1軸線Ax1回りに回転不能である。従って、第1クラッチプレート25aは、インナ部材32と共に第1軸線Ax1回りに回転する。
第2クラッチプレート25bは、プレッシャ部材33に連結されている。第2クラッチプレート25bは、スプライン結合により第2筒部42に連結されている。第2クラッチプレート25bは、プレッシャ部材33に対して第2軸線方向に移動可能であるが、プレッシャ部材33に対して第2軸線回りに回転不能である。従って、第1クラッチプレート25aは、プレッシャ部材33と共に第1軸線Ax1回りに回転する。
なお、本実施形態では、第1摩擦板23a,23b,23cの数は3枚であり、第2摩擦板25a,25bの数は2枚である。従って、クラッチユニット20の摩擦板の合計数は5枚である。ただし、クラッチユニット20の摩擦板の数は5枚より少なくてもよい。或いは、クラッチユニット20の摩擦板の数は5枚より多くてもよい。
図6に示すように、インナ部材32は、複数のボス部38a,38b,38cを含む。ボス部38a,38b,38cは、第1中心部36から第1軸線方向(Ax1)に突出している。図7に示すように、プレッシャ部材33は、複数の開口45a,45b,45cを含む。図3に示すように、ボス部38a,38b,38cは、それぞれ開口45a,45b,45c内に配置される。
図3に示すように、インナ部材32には押さえ部材46が取り付けられる。押さえ部材46は、ボルト47等の固定手段によってインナ部材32に固定される。詳細には、押さえ部材46は、ボルト47等の固定手段によってボス部38a,38b,38cに固定される。ただし、押さえ部材46は、他の固定手段によってインナ部材32に固定されてもよい。
付勢部材26は、押さえ部材46とプレッシャ部材33との間に配置される。付勢部材26は、プレッシャ部材33をインナ部材32に向けて押圧する。言い換えれば、付勢部材26は、第2プレート部41を第1プレート部34に向けて押圧する。付勢部材26は、第1プレート部34に向けて第2プレート部41を押圧することで、第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとを圧接させる。付勢部材26は、例えばコイルスプリングである。ただし、付勢部材26は、コイルスプリング以外の部材であってもよい。
メインシャフト27は、ハウジング22及びクラッチインナ24と同軸に配置されている。メインシャフト27は、第1軸線方向(Ax1)に延びている。本実施形態では、第1軸線方向(Ax1)は、モータサイクル1の車幅方向である。従って、メインシャフト27は、モータサイクル1の車幅方向に延びている。
メインシャフト27は、第1軸線Ax1回りに回転可能である。ハウジング22は、第1軸線方向(Ax1)にハウジング22を貫通している孔223を含む。駆動ギア21は、第1軸線方向(Ax1)に駆動ギア21を貫通している孔211を含む。メインシャフト27は、ハウジング22の孔223と駆動ギア21の孔211とに挿入されている。ハウジング22及び駆動ギア21は、メインシャフト27に対して第1軸線Ax1回りに回転可能である。
メインシャフト27は、クラッチインナ24に連結されている。詳細には、メインシャフト27は、インナ部材32とスプライン結合により連結されている。メインシャフト27は、ナット48によりインナ部材32と固定されている。インナ部材32は、メインシャフト27に取り付けられたナット48とプレート49とによって挟まれている。そのため、インナ部材32は、第1軸線方向(Ax1)に移動不能である。ただし、メインシャフト27は、他の固定手段によりインナ部材32と固定されてもよい。
メインシャフト27は、クラッチインナ24に対して軸線方向に移動不能である。また、メインシャフト27は、クラッチインナ24に対して第1軸線Ax1回りに回転不能である。従って、メインシャフト27は、クラッチインナ24と共に第1軸線Ax1回りに回転する。メインシャフト27は、図示しないトランスミッションに連結されている。メインシャフト27の回転は、図示しないトランスミッション及びチェーンなどの伝達部材を介して後輪9に伝達される。
クラッチユニット20は、レリーズ機構28を含む。レリーズ機構28は、クラッチ操作部材16の操作に応じて、プレッシャ部材33をインナ部材32から離れる方向に移動させる。それにより、第2プレート部41を第1プレート部34から離れる方向に移動させる。
図3に示すように、レリーズ機構28は、プッシュロッド51を含む。プッシュロッド51は、第1軸線方向(Ax1)に延びている。メインシャフト27は、メインシャフト27を第1軸線方向(Ax1)に貫通する孔271を含む。プッシュロッド51は、メインシャフト27の孔271の中に配置されている。すなわち、クラッチユニット20は、所謂インナープッシュ型のクラッチ構造を有している。プッシュロッド51は、メインシャフト27に対して第1軸線方向(Ax1)に移動可能である。
プッシュロッド51は、第1端部511を含む。第1端部511は、第1軸線方向(Ax1)においてメインシャフト27から突出している。第1端部511は、プレッシャ部材33に連結されている。詳細には、第1端部511は、ナット52及びプレート53等の固定手段によってプレッシャ部材33に連結されている。ただし、第1端部511は、他の固定手段によってプレッシャ部材33に連結されてもよい。プレッシャ部材33は、プッシュロッド51と共に第1軸線方向(Ax1)に移動する。
図8は、レリーズ機構28の一部を第2軸線方向(Ax2)から見た図である。第2軸線方向(Ax2)はプッシュロッド51と交差する方向である。詳細には、第2軸線方向(Ax2)は、第1軸線方向(Ax1)に垂直な方向である。図9は、レリーズ機構28の一部を第1軸線方向(Ax1)及び第2軸線方向(Ax2)に垂直な方向から見た図である。図8及び図9に示すように、レリーズ機構28は、レリーズシャフト54と連結部材55とを含む。
レリーズシャフト54は、第2軸線方向(Ax2)に延びている。レリーズシャフト54は、支持部材56に支持されている。支持部材56は、例えばトランスミッションの一部である。ただし、支持部材56はトランスミッション以外の部分であってもよい。支持部材56は孔561を含む。レリーズシャフト54は、支持部材56の孔561内に配置されている。支持部材56とレリーズシャフト54との間には軸受57が配置されている。レリーズシャフト54は、軸受57を介して支持部材56に支持されている。レリーズシャフト54は、第2軸線Ax2回りに回転可能である。孔561の内周面とレリーズシャフト54との間は、オイルシール58によってシールされている。
連結部材55は、レリーズシャフト54とクラッチ操作部材16とを連結する。連結部材55は、第2軸線Ax2方向(Ax2)と垂直な方向に延びている。連結部材55は、ワイヤ或いはロッドなどのクラッチ伝達部材を介して、クラッチ操作部材16に連結されている。クラッチ操作部材16が操作されることで、連結部材55が第2軸線Ax2回りに回転する。それにより、レリーズシャフト54が第2軸線Ax2回りに回転する。
レリーズシャフト54は、接続部61と、先端部62と、押圧部63と、第1軸部64と、第2軸部65とを含む。接続部61は、連結部材55が連結された部分である。接続部61は、第2軸線Ax2方向(Ax2)におけるレリーズシャフト54の一方の端部である。先端部62は、第2軸線Ax2方向(Ax2)におけるレリーズシャフト54の他方の端部である。接続部61は、支持部材56の孔561の外に配置される。先端部62は、支持部材56の孔561の中に配置される。
押圧部63は、プッシュロッド51と接触してプッシュロッド51を押圧する。押圧部63は、カム部631を含む。カム部631は、押圧部63の外周面から凹んだ形状を有する。プッシュロッド51は第2端部512を含む。上述した第1端部511は、第1軸線方向(Ax1)におけるプッシュロッド51の一方の端部であり、第2端部512は、第1軸線方向(Ax1)におけるプッシュロッド51の他方の端部である。第2端部512は、第1軸線方向(Ax1)において第1端部511の反対に位置する。
カム部631は、第2端部512と接触している。レリーズシャフト54が回転することで、カム部631がプッシュロッド51を第1軸線方向(Ax1)に押圧する。押圧部63の直径は、先端部62の直径よりも大きい。
第1軸部64は、第2軸線Ax2方向(Ax2)において接続部61と押圧部63との間に位置する。第1軸部64は、支持部材56の孔561の中に配置される。第1軸部64の直径は、接続部61の直径よりも小さい。すなわち、第1軸部64は、接続部61よりも細い。第1軸部64の直径は、押圧部63の直径よりも小さい。すなわち、第1軸部64は、押圧部63よりも細い。第1軸部64の直径は、先端部62の直径よりも小さい。すなわち、第1軸部64は、先端部62よりも細い。
第2軸部65は、第2軸線Ax2方向(Ax2)において接続部61と第1軸部64との間に位置する。第2軸部65は、軸受57によって回転可能に支持されている。第2軸部65の一部は、支持部材56の孔561の中に配置される。第2軸部65の残りの部分は、支持部材56の孔561の外に配置される。第2軸部65の直径は接続部61の直径と同じである。第1軸部64の直径は、第2軸部65の直径よりも小さい。すなわち、第1軸部64は、第2軸部65よりも細い。
第2軸線Ax2方向(Ax2)において、第1軸部64は、押圧部63よりも長い。第2軸線Ax2方向(Ax2)において、第1軸部64は、接続部61よりも長い。第2軸線Ax2方向(Ax2)において、第1軸部64は、先端部62よりも長い。第2軸線Ax2方向(Ax2)において、第1軸部64は、接続部61と第2軸部65とを合わせた長さよりも短い。
レリーズシャフト54は、第1テーパ部66と第2テーパ部67とを含む。第1テーパ部66は、第2軸線Ax2方向(Ax2)において第1軸部64と第2軸部65との間に位置する。第1テーパ部66の直径は、第2軸部65から第1軸部64に向って小さくなる。第2テーパ部67は、第2軸線Ax2方向(Ax2)において第1軸部64と押圧部63との間に位置する。第2テーパ部67の直径は、押圧部63から第1軸部64に向って小さくなる。
レリーズシャフト54は、クラッチ操作部材16の操作に応じて回転することで、プッシュロッド51を第1軸線方向(Ax1)に移動させる。レリーズシャフト54は、押圧位置と非押圧位置とに移動可能である。第2軸部65には付勢部材59が取り付けられている。付勢部材59は、レリーズシャフト54を非押圧位置に向けて付勢する。
ライダーがクラッチ操作部材16を操作していないときには、レリーズシャフト54は付勢部材59の付勢力によって非押圧位置に保持される。レリーズシャフト54が非押圧位置では、プレッシャ部材33は、付勢部材59の付勢力によって、第2プレート部41が第1軸線方向(Ax1)において第1プレート部34に近づく方向(以下、「接続方向」と呼ぶ)に押し付けられている。それにより、第1摩擦板23a,23b,23c及び第2摩擦板25a,25bが、第1プレート部34及び第2プレート部41によって圧接されている。この状態では、ハウジング22の回転は、第1摩擦板23a,23b,23c、第2摩擦板25a,25b、及びクラッチインナ24を介して、メインシャフト27に伝達される。すなわち、クラッチユニット20は、エンジン5の駆動力を後輪9に伝達する接続状態となる。
ライダーがクラッチ操作部材16を操作すると、レリーズシャフト54が付勢部材59の付勢力に抗して第2軸線Ax2回りに回転し、非押圧位置から押圧位置に移動する。レリーズシャフト54が押圧位置では、押圧部63は、プッシュロッド51を第1軸線方向(Ax1)(図3及び図8における右方)に押圧する。プッシュロッド51が押圧部63に押されて第1軸線方向(Ax1)に移動すると、プレッシャ部材33が、付勢部材59の付勢力に抗して、第2プレート部41が第1軸線方向(Ax1)において第1プレート部34から離れる方向(以下、「解放方向」と呼ぶ)に移動する。それにより、第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとの圧接が解放される。この状態では、ハウジング22の回転は、メインシャフト27に伝達されない。すなわち、クラッチユニット20は、エンジン5の駆動力を後輪9に伝達しない解放状態となる。
クラッチユニット20は、アシスト機構29を含む。アシスト機構29は、メインシャフト27の回転の加速時に第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとの圧接力を増大させる。また、アシスト機構29は、メインシャフト27の回転の減速時に第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとの圧接力を減少させる。すなわち、クラッチユニット20は、所謂アシストスリッパークラッチである。
図4から図7に示すように、アシスト機構29は、複数の第1カム部材71a,71b,71cと、複数の第2カム部材72a,72b,72cとを含む。図6に示すように、第1カム部材71a,71b,71cは、インナ部材32に設けられている。上述したように、インナ部材32は、メインシャフト27に連結されている。従って、第1カム部材71a,71b,71cは、メインシャフト27に連結されている。
第1カム部材71a,71b,71cは、第1中心部36から第1軸線方向(Ax1)に突出している。第1カム部材71a,71b,71cは、第1中心部36からプレッシャ部材33に向って突出している。第1カム部材71aは、第1アシスト傾斜面73aと第1スリッパ傾斜面74aとを含む。第1アシスト傾斜面73aと第1スリッパ傾斜面74aとは、第1軸線方向(Ax1)に対して傾斜している。第1アシスト傾斜面73aと第1スリッパ傾斜面74aとは、インナ部材32の径方向に延びている。
第1カム部材71bは、第1アシスト傾斜面73bと第1スリッパ傾斜面74bとを含む。第1カム部材71cは、第1アシスト傾斜面73cと第1スリッパ傾斜面74cとを含む。第1カム部材71b,71cの構造は、第1カム部材71aと同様であるため、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第2カム部材72a,72b,72cは、プレッシャ部材33に設けられている。従って、第2カム部材72a,72b,72cは、第2プレート部41に連結されている。第2カム部材72a,72b,72cは、第2中心部43から第1軸線方向(Ax1)に突出している。第2カム部材72a,72b,72cは、第2中心部43からインナ部材32に向って突出している。
第2カム部材72aは、第2アシスト傾斜面75aと第2スリッパ傾斜面76aとを含む。第2アシスト傾斜面75aと第2スリッパ傾斜面76aとは、第1軸線方向(Ax1)に対して傾斜している。第2アシスト傾斜面75aは、第1アシスト傾斜面73aと同方向に傾斜している。第2スリッパ傾斜面76aは、第1スリッパ傾斜面74aと同方向に傾斜している。第2アシスト傾斜面75aと第2スリッパ傾斜面76aとは、インナ部材32の径方向に延びている。
第2カム部材72bは、第2アシスト傾斜面75bと第2スリッパ傾斜面76bとを含む。第2カム部材72cは、第2アシスト傾斜面75cと第2スリッパ傾斜面76cとを含む。第2カム部材72b,72cの構造は、第2カム部材72aと同様であるため、詳細な説明を省略する。
図10及び図11は、第1カム部材71aと第2カム部材72a,72bとの断面を示す図である。図10に示すように、第1アシスト傾斜面73aは、クラッチインナ24の回転方向に第2アシスト傾斜面75bと向かい合っている。第1スリッパ傾斜面74aは、クラッチインナ24の回転方向に第2スリッパ傾斜面76aと向かい合っている。
メインシャフト27の回転の加速時には、インナ部材32の回転速度がプレッシャ部材33の回転速度よりも速くなる。従って、第1カム部材71aの回転速度が第2カム部材72a,72bの回転速度よりも速くなる。そのため、図10に示すように、第1アシスト傾斜面73aが、第2アシスト傾斜面75bに近づく方向に移動する(図10の矢印B1)。
そして、第1アシスト傾斜面73aが、第2アシスト傾斜面75bに接触し、クラッチインナ24の回転方向に、第2アシスト傾斜面75bを押圧する。第1アシスト傾斜面73b,73cも、第1アシスト傾斜面73aと同様に、第2アシスト傾斜面75a,75cを押圧する。それにより、プレッシャ部材33が接続方向(図10の矢印A1)に移動することで、第2プレート部41が接続方向に移動する。その結果、第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとの圧接力が増大する。
メインシャフト27の回転の減速時には、インナ部材32の回転速度がプレッシャ部材33の回転速度よりも遅くなる。従って、第1カム部材71a,71b,71cの回転速度が第2カム部材72a,72b,72cの回転速度よりも遅くなる。そのため、図11に示すように、第1スリッパ傾斜面74aが、第2スリッパ傾斜面76aに近づく方向に移動する(図11の矢印B2)。
そして、第1スリッパ傾斜面74aが、第2スリッパ傾斜面76aに接触し、クラッチインナ24の回転方向に、第2スリッパ傾斜面76aを押圧する。第1スリッパ傾斜面74b,74cも、第1スリッパ傾斜面74aと同様に、第2スリッパ傾斜面76b,76cを押圧する。それにより、プレッシャ部材33が解放方向(図11の矢印A2)に移動することで、第2プレート部41が解放方向に移動する。その結果、第1摩擦板23a,23b,23cと第2摩擦板25a,25bとの圧接力が減少する。
以上説明した本実施形態に係るモータサイクル1では、レリーズシャフト54が、接続部61よりも細い第1軸部64を含む。従って、第1軸部64においてレリーズシャフト54の剛性が弱められる。それにより、レリーズシャフト54を介したクラッチ操作部材16からクラッチインナ24への操作力の伝達が僅かに遅延される。その結果、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。また、レリーズシャフト54の形状を工夫することで、唐突なクラッチ接続感を抑えることができるので、アシスト力の低下を抑えることができる。
第1軸部64は、押圧部63よりも細い。従って、第1軸部64においてレリーズシャフト54の剛性が弱められ、それにより、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。また、押圧部63は、第1軸部64より太いので、押圧部63の強度の低下を抑えることができる。
第1軸部64は、第2軸部65よりも細い。従って、第1軸部64においてレリーズシャフト54の剛性が弱められ、それにより、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。また、第2軸部65は、第1軸部64より太いので、第2軸部65の強度の低下を抑えることができる。
レリーズシャフト54において、第1テーパ部66の直径は、第2軸部65から第1軸部64に向って小さくなる。従って、第1テーパ部66においてレリーズシャフト54の直径が徐々に変化する。そのため、第1軸部64と第2軸部65との間でレリーズシャフト54の直径が急激に変化する場合と比べて、応力集中の発生を抑えることができる。それにより、レリーズシャフト54の強度の低下を抑えることができる。
第2軸線Ax2方向(Ax2)において、第1軸部64は、押圧部63よりも長い。従って、第1軸部64においてレリーズシャフト54の剛性が弱められ、それにより、唐突なクラッチ接続感を抑えることができる。
レリーズシャフト54において、第2テーパ部67の直径は、押圧部63から第1軸部64に向って小さくなる。従って、第2テーパ部67においてレリーズシャフト54の直径が徐々に変化する。そのため、第1軸部64と押圧部63との間でレリーズシャフト54の直径が急激に変化する場合と比べて、応力集中の発生を抑えることができる。それにより、レリーズシャフト54の強度の低下を抑えることができる。
唐突なクラッチ接続感を抑えるためには、第1軸部64の直径は小さいことが望ましい。しかし、第1軸部64の直径が過度に小さいと、第1軸部64の強度が不足するという問題が生じる。従って、唐突なクラッチ接続感を抑えること、及び、第1軸部64の強度を十分に確保することを両立させるように、第1軸部64の直径が設定されることが好ましい。
例えば、第1軸部64の直径は、接続部61の直径の90%以下の大きさであることが好ましい。第1軸部64の直径は、接続部61の直径の50%以上の大きさであることが好ましい。第1軸部64の直径は、押圧部63の直径の90%以下の大きさであることが好ましい。第1軸部64の直径は、押圧部63の直径の50%以上の大きさであることが好ましい。第1軸部64の直径は、第2軸部65の直径の90%以下の大きさであることが好ましい。第1軸部64の直径は、第2軸部65の直径の50%以上の大きさであることが好ましい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
モータサイクル1は、所謂スポーツタイプの車両に限らず、他の種類の車両であってもよい。例えば、モータサイクル1は、ネイキッド、オフロード、モペッド、或いはスクータタイプの車両であってもよい。前輪の数は1つに限らず2以上であってもよい。後輪の数は1つに限らず2以上であってもよい。
クラッチユニット20の構造が変更されてもよい。例えば、ハウジング22の形状が変更されてもよい。クラッチインナ24の形状が変更されてもよい。アシスト機構29の構造が変更されてもよい。例えば、インナ部材32の形状が変更されてもよい。プレッシャ部材33の形状が変更されてもよい。
上記の実施形態では、第1カム部材71a,71b,71cと第1プレート部34とはインナ部材32において一体的に形成されている。しかし、第1カム部材71a,71b,71cと第1プレート部34とは別部材として形成されてもよい。上記の実施形態では、第2カム部材72a,72b,72cと第2プレート部41とはプレッシャ部材33において一体的に形成されている。しかし、第2カム部材72a,72b,72cと第2プレート部41とは別部材として形成されてもよい。
レリーズ機構28の構造が変更されてもよい。例えば、連結部材55の形状が変更されてもよい。レリーズシャフト54の形状が変更されてもよい。第1軸部64の太さが変更されてもよい。第1軸部64の長さが変更されてもよい。第2軸部65は接続部61と異なる太さであってもよい。先端部62は押圧部63と同じ太さであってもよい。第1テーパ部66が省略されてもよい。第2テーパ部67が省略されてもよい。
なお、アシストクラッチを採用することによる唐突なクラッチ接続感は、小型のモータサイクルにおいてその影響が大きくなる。従って、例えば、エンジンの排気量が250cc以下であるモータサイクルにおいて、上述した唐突なクラッチ接続感を抑えるという効果がより有効となる。或いは、第1摩擦板と第2摩擦板との合計枚数は、5枚以下であるモータサイクルにおいて、上述した効果がより有効となる。ただし、エンジンの排気量が250ccより大きいモータサイクルに本発明が適用されてもよい。第1摩擦板と第2摩擦板との合計枚数が5枚より多いモータサイクルに本発明が適用されてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
本発明によれば、アシストクラッチを備えるモータサイクルにおいて、唐突なクラッチ接続感を抑えると共に、アシスト力の低下を抑えることができる。
21 駆動ギア
22 ハウジング
23a,23b,23c 第1摩擦板
34 第1プレート部
41 第2プレート部
24 クラッチインナ
25a,25b 第2摩擦板
26 付勢部材
27 メインシャフト
29 アシスト機構
16 クラッチ操作部材
28 レリーズ機構
71a,71b,71c 第1カム部材
72a,72b,72c 第2カム部材
51 プッシュロッド
54 レリーズシャフト
55 連結部材
61 接続部
63 押圧部
64 第1軸部
56 支持部材
57 軸受
65 第2軸部
66 第1テーパ部
67 第2テーパ部
6 ヘッドパイプ
2 車体フレーム
5 エンジン
10 ステアリングシャフト
13 ハンドル部材
11 フロントフォーク
12 前輪
8 リアアーム
9 後輪

Claims (15)

  1. リーン姿勢で旋回するモータサイクルであって、
    駆動ギアと、
    前記駆動ギアに連結されたハウジングと、
    前記ハウジングに連結された第1摩擦板と、
    第1プレート部と、前記第1プレート部に対して第1軸線方向に移動可能な第2プレート部とを含み、前記ハウジングに収容されたクラッチインナと、
    前記第1摩擦板と共に前記第1プレート部と前記第2プレート部との間に配置され、前記クラッチインナに連結された第2摩擦板と、
    前記第1プレート部に向けて前記第2プレート部を付勢することで、前記第1摩擦板と前記第2摩擦板とを圧接させる付勢部材と、
    前記クラッチインナに連結されたメインシャフトと、
    前記メインシャフトの回転の加速時に前記第1摩擦板と前記第2摩擦板との圧接力を増大させるアシスト機構と、
    ライダーによって操作可能に設けられたクラッチ操作部材と、
    前記クラッチ操作部材の操作に応じて、前記第2プレート部を前記第1プレート部から離れる方向に移動させるレリーズ機構と、
    を備え、
    前記アシスト機構は、
    前記第1軸線方向に対して傾斜した第1傾斜面を含み、前記メインシャフトに連結された第1カム部材と、
    前記第1傾斜面と同方向に傾斜した第2傾斜面を含み、前記第2プレート部に連結された第2カム部材と、
    を含み、
    前記メインシャフトの回転の加速時に前記第1傾斜面が前記第2傾斜面を押圧することで、前記第2カム部材が前記第1軸線方向に移動し、
    前記第2カム部材の前記第1軸線方向への移動に応じて、前記第2プレート部が前記第1プレート部に向けて移動し、
    前記レリーズ機構は、
    前記第1軸線方向に延び、前記第2プレート部に連結され、前記メインシャフトの内部に配置されたプッシュロッドと、
    前記プッシュロッドと交差する第2軸線方向に延びるレリーズシャフトと、
    前記レリーズシャフトと前記クラッチ操作部材とを連結する連結部材と、
    を含み、
    前記レリーズシャフトは、前記クラッチ操作部材の操作に応じて回転することで、前記プッシュロッドを前記第1軸線方向に移動させ、
    前記レリーズシャフトは、
    前記連結部材が連結された接続部と、
    前記プッシュロッドと接触して前記プッシュロッドを押圧する押圧部と、
    前記第2軸線方向において前記接続部と前記押圧部との間に位置し、前記接続部よりも細い第1軸部と、
    を含む、
    モータサイクル。
  2. 前記第1軸部の直径は、前記接続部の直径の90%以下の大きさである、
    請求項1に記載のモータサイクル。
  3. 前記第1軸部の直径は、前記接続部の直径の50%以上の大きさである、
    請求項1又は2に記載のモータサイクル。
  4. 前記第1軸部は、前記押圧部よりも細い、
    請求項1から3のいずれかに記載のモータサイクル。
  5. 前記第1軸部の直径は、前記押圧部の直径の90%以下の大きさである、
    請求項4に記載のモータサイクル。
  6. 前記第1軸部の直径は、前記押圧部の直径の50%以上の大きさである、
    請求項4又は5に記載のモータサイクル。
  7. 前記レリーズシャフトを支持する支持部材と、
    前記支持部材と前記レリーズシャフトとの間に配置された軸受と、
    をさらに備え、
    前記レリーズシャフトは、前記第2軸線方向において前記接続部と前記第1軸部との間に位置する第2軸部をさらに含み、
    前記第2軸部は、前記軸受によって回転可能に支持されており、
    前記第1軸部は、前記第2軸部よりも細い、
    請求項1から6のいずれかに記載のモータサイクル。
  8. 前記第1軸部の直径は、前記第2軸部の直径の90%以下の大きさである、
    請求項7に記載のモータサイクル。
  9. 前記第1軸部の直径は、前記第2軸部の直径の50%以上の大きさである、
    請求項7又は8に記載のモータサイクル。
  10. 前記レリーズシャフトは、前記第2軸線方向において前記第1軸部と前記第2軸部との間に位置する第1テーパ部を含み、
    前記第1テーパ部の直径は、前記第2軸部から前記第1軸部に向って小さくなる、
    請求項7から9のいずれかに記載のモータサイクル。
  11. 前記第2軸線方向において、前記第1軸部は、前記押圧部よりも長い、
    請求項1から10のいずれかに記載のモータサイクル。
  12. 前記レリーズシャフトは、前記第2軸線方向において前記第1軸部と前記押圧部との間に位置する第2テーパ部を含み、
    前記第2テーパ部の直径は、前記押圧部から前記第1軸部に向って小さくなる、
    請求項1から11のいずれかに記載のモータサイクル。
  13. 前記第1摩擦板と前記第2摩擦板との合計枚数は、5枚以下である、
    請求項1から12のいずれかに記載のモータサイクル。
  14. ヘッドパイプを含む車体フレームと、
    前記車体フレームに支持されたエンジンと、
    前記ヘッドパイプに挿入されたステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトの上部に連結されたハンドル部材と、
    前記ステアリングシャフトの下部に連結されたフロントフォークと、
    前記エンジンの前方に配置され、前記フロントフォークに回転可能に支持された前輪と、
    前記エンジン又は前記車体フレームに対して回動可能に支持されたリアアームと、
    前記エンジンの後方に配置され、前記リアアームに回転可能に支持された後輪と、
    をさらに備える、
    請求項1から13のいずれかに記載のモータサイクル。
  15. 前記クラッチ操作部材は、前記ハンドル部材に取り付けられたクラッチレバーである、
    請求項14に記載のモータサイクル。
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