JP2018140842A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの操作で被包装物を収容することができ、収容した後、自動的に底が塞がる包装容器を提供する。【解決手段】包装容器は、第1の胴板が、底部18側に形成された第1の折り返し線を介して第1の被包装物保持板を連設され、第2の胴板14が、第1の被包装物保持板の面に接着される第2の被包装物保持板を、第2の折り返し線を介して連設され、第2の被包装物保持板は、第1の被包装物保持板を起立させるための起立助勢領域76を有し、第2の折り返し線において、第2の胴板14側の内面側に折り返され、折り目線を第1の胴板と第2の胴板14との間の側部の内側に向けて折って、且つ、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返され、起立助勢領域76と起立助勢領域とを連結され、被包装物Gの底部に向けて起立するように構成される。【選択図】図13

Description

本発明は、商品等を包装する包装容器に関し、特に、例えば化粧品等の商品を収納し、
展示及び販売に適する包装容器に関する。
化粧品等の容器は、円筒状の容器が多いが、それを包装する包装容器は、商品名や商標
、そして、商品の説明等を付された筒状のものが多い。通常、全構成材をワンピースにま
とめた型紙を包装ラインにかけ組箱(函)に仕上げるが、容器が出入する蓋には差込片付
き蓋と袖フラップを組合せたシールエンドタイプを使用し、容器の出入りがない底にはシ
ールエンドタイプもしくは底と袖フラップ相当材を一体化したワンタッチタイプを使用し
ている。
シールエンドとワンタッチの両タイプの組立時間はワンタッチタイプが速いが、底構成
材の動きが複雑になる。一般的には底もシールエンドタイプを使用し、先に底を組み立て
た後に、容器を包装容器内に収納するのが普通である。特許文献1は、緩衝機能付底ワン
タッチ組函を提案している。特許文献2は、オートロックボトム型の折り畳み式包装箱を
提案している。
特許第4384528号 特許第3600986号
特許文献1の組函は、底をワンタッチで組み立てられると説明されており、特許文献2
の包装箱は、底をオートロックできると説明されている。
これらの箱(函)は、蓋を開けて容器を容器内に挿入して蓋をするように構成されてお
り、底から容器を挿入するように構成されていない。
しかしながら、底から容器を包装容器内に挿入し、包装容器を収容した後、自動的に底
が塞がれば、収納作業を簡便に行うことができ、作業の効率化を図ることができる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、1つの操作で被包装物を収容することができ、
且つ、被包装物を収容した後、自動的に底が塞がる包装容器を提供することである。
この発明の請求項1にかかる包装容器は、被包装物の外周面に接する第1の胴板と、 前記第1の胴板に側部を介して連接された第2の胴板と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板とに形成された天部と、前記天部とは反対側の被包装物挿入側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板との間に形成された底部と、第1の胴板と第2の胴板との間に跨って形成された透視窓部と、被包装物を取り出すために切り取られる、取り出し部とを備え、対向する第1の胴板と第2の胴板との間に被包装物を収容する包装容器であって、包装容器は、包装容器構成材によって構成され、前記包装容器構成材は、包装容器の第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域と、包装容器の底部を構成する底部形成領域と、一方の胴部形成領域と他方の胴部形成領域とを連結して筒状にするために接着される接着領域とを備え、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域と第2の胴板を構成する胴部形成領域とは、第1の境界を介して、幅方向に並列され、前記包装容器構成材は、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域の下方に、底部形成領域を形成され、前記底部形成領域は、包装容器に内包された被包装物の底部に向けてのびるように、第1の胴板に、底部側に形成された第1の折り返し線を介して連設された第1の被包装物保持板を備え、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線と平行な直線状の被包装物保持領域を形成され、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、前記被包装物保持板の起立を助勢するための起立助勢領域を形成され、前記被包装物保持領域は、被包装物Gの底を支持し、前記取り出し部は、切り取れるように、包装容器構成材に形成された切れ目により形成され、前記第1の被包装物保持板は、第1の胴板の内面側に第1の折り返し線において折り返されて、被包装物を第1の折り返し線側から第1の胴板の内面側に向けて挿入されたときに、被包装物を保持できる幅及び/又は高さと、被包装物の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備え、前記第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返されるとともに、第1の被包装物保持板を、内包された被包装物によって膨出した第1の胴板の内面側より離隔して、被包装物の底部に向けて起立するように構成された、包装容器である。
この発明の請求項2にかかる包装容器は、被包装物の外周面に接する第1の胴板と、前記第1の胴板に側部を介して連接された第2の胴板と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板とに形成された天部と、前記天部とは反対側の被包装物挿入側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板との間に形成された底部と、第1の胴板と第2の胴板との間に跨って形成された透視窓部と、被包装物を取り出すために切り取られる、取り出し部とを備え、対向する第1の胴板と第2の胴板との間に被包装物を収容する包装容器であって、包装容器は、包装容器構成材によって構成され、前記包装容器構成材は、包装容器の第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域と、包装容器の底部を構成する底部形成領域と、一方の胴部形成領域と他方の胴部形成領域とを連結して筒状にするために接着される接着領域とを備え、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域と第2の胴板を構成する胴部形成領域とは、第1の境界を介して、幅方向に並列され、前記底部形成領域は、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域の下方に形成され、 前記底部形成領域は、包装容器に内包された被包装物の底部に向けてのびるように、第1の胴板に、底部側に形成された第1の折り返し線を介して連設された第1の被包装物保持板を備え、且つ、第2の胴板に、底部側に形成された第2の折り返し線を介して連設された第2の被包装物保持板を備え、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線と平行な直線状の第1の被包装物保持領域を形成され、且つ、第1の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、第1の被包装物保持板の起立を助勢するための起立助勢領域を形成され、第2の被包装物保持板は、第2の折り返し線と平行な直線状の被包装物保持領域を形成され、且つ、第2の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、第2の被包装物保持板の起立を助勢するために起立助勢領域を形成され、前記第1の被包装物保持領域及び第2の被包装物保持領域は、被包装物の底を支持し、前記取り出し部は、切り取れるように、包装容器構成材に形成された切れ目により形成され、前記第1の被包装物保持板及び第2の被包装物保持板は、第1の胴板の内面側に第1の折り返し線において折り返されて、被包装物を第1の折り返し線側から第1の胴板の内面側に向けて挿入されたときに、被包装物を保持できる幅及び/又は高さと、被包装物の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備え、 前記第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返されるとともに、第1の被包装物保持板を、内包された被包装物によって膨出した第1の胴板の内面側より離隔して、被包装物の底部に向けて起立するように構成された、包装容器である。
請求項1の発明によれば、被包装物の外周面に接する第1の胴板と、前記第1の胴板に側部を介して連接された第2の胴板と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板とに形成された天部と、前記天部とは反対側の被包装物挿入側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板との間に形成された底部と、第1の胴板と第2の胴板との間に跨って形成された透視窓部と、被包装物を取り出すために切り取られる、取り出し部とを備え、対向する第1の胴板と第2の胴板との間に被包装物を収容する包装容器であって、包装容器は、包装容器構成材によって構成され、前記包装容器構成材は、包装容器の第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域と、包装容器の底部を構成する底部形成領域と、一方の胴部形成領域と他方の胴部形成領域とを連結して筒状にするために接着される接着領域とを備え、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域と第2の胴板を構成する胴部形成領域とは、第1の境界を介して、幅方向に並列され、前記包装容器構成材は、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域の下方に、底部形成領域を形成され、前記底部形成領域は、包装容器に内包された被包装物の底部に向けてのびるように、第1の胴板に、底部側に形成された第1の折り返し線を介して連設された第1の被包装物保持板を備え、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線と平行な直線状の被包装物保持領域を形成され、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、前記被包装物保持板の起立を助勢するための起立助勢領域を形成され、前記被包装物保持領域は、被包装物Gの底を支持し、前記取り出し部は、切り取れるように、包装容器構成材に形成された切れ目により形成され、前記第1の被包装物保持板は、第1の胴板の内面側に第1の折り返し線において折り返されて、被包装物を第1の折り返し線側から第1の胴板の内面側に向けて挿入されたときに、被包装物を保持できる幅及び/又は高さと、被包装物の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備え、前記第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返されるとともに、第1の被包装物保持板を、内包された被包装物によって膨出した第1の胴板の内面側より離隔して、被包装物の底部に向けて起立するように構成されているので、1つの操作で被包装物を収容することができ、且つ、被包装物を収容した後、自動的に底が塞がり、被収容物が容器内から出ることがない包装容器を得ることができる。
請求項2の発明によれば、被包装物の外周面に接する第1の胴板と、前記第1の胴板に側部を介して連接された第2の胴板と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板とに形成された天部と、前記天部とは反対側の被包装物挿入側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板との間に形成された底部と、第1の胴板と第2の胴板との間に跨って形成された透視窓部と、被包装物を取り出すために切り取られる、取り出し部とを備え、対向する第1の胴板と第2の胴板との間に被包装物を収容する包装容器であって、包装容器は、包装容器構成材によって構成され、前記包装容器構成材は、包装容器の第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域と、包装容器の底部を構成する底部形成領域と、一方の胴部形成領域と他方の胴部形成領域とを連結して筒状にするために接着される接着領域とを備え、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域と第2の胴板を構成する胴部形成領域とは、第1の境界を介して、幅方向に並列され、前記底部形成領域は、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域の下方に形成され、前記底部形成領域は、包装容器に内包された被包装物の底部に向けてのびるように、第1の胴板に、底部側に形成された第1の折り返し線を介して連設された第1の被包装物保持板を備え、且つ、第2の胴板に、底部側に形成された第2の折り返し線を介して連設された第2の被包装物保持板を備え、第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線と平行な直線状の第1の被包装物保持領域を形成され、且つ、第1の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、第1の被包装物保持板の起立を助勢するための起立助勢領域を形成され、第2の被包装物保持板は、第2の折り返し線と平行な直線状の被包装物保持領域を形成され、且つ、第2の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、第2の被包装物保持板の起立を助勢するために起立助勢領域を形成され、前記第1の被包装物保持領域及び第2の被包装物保持領域は、被包装物の底を支持し、前記取り出し部は、切り取れるように、包装容器構成材に形成された切れ目により形成され、前記第1の被包装物保持板及び第2の被包装物保持板は、第1の胴板の内面側に第1の折り返し線において折り返されて、被包装物を第1の折り返し線側から第1の胴板の内面側に向けて挿入されたときに、被包装物を保持できる幅及び/又は高さと、被包装物の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備え、前記第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返されるとともに、第1の被包装物保持板を、内包された被包装物によって膨出した第1の胴板の内面側より離隔して、被包装物の底部に向けて起立するように構成されているので、1つの操作で被包装物を収容することができ、且つ、被包装物を収容した後、自動的に底が塞がり、被収容物が容器内から出ることがない包装容器を得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発
明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施の形態である包装容器の斜視図解図である。 図1図示包装容器の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は底面図解図である。 図1図示包装容器の背面図解図である。 図1図示包装容器の縦断面図解図である。 図1図示包装容器の横断面図解図である。 図1図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における内側面を表す展開図解図である。 図1図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における外側面を表す展開図解図である。 図5図示包装容器構成材を加工した第一段階の状態の図解図である。 図5図示包装容器構成材を加工した第二段階の状態の図解図である。 図5図示包装容器構成材を加工した第三段階の状態の図解図である。 図1の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 図1の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 底部を閉じて容器を収容した状態を示す断面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す正面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す背面図解図である。 被収容物を包装容器から取り出す状態を示す斜視図解図である。 この発明の一実施の形態である包装容器の斜視図解図である。 図16図示包装容器の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は底面図解図である。 図16図示包装容器の背面図解図である。 図16図示包装容器の縦断面図解図である。 図16図示包装容器の縦断面図解図である。 図16図示包装容器の横断面図解図である。 図16図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における内側面を表す展開図解図である。 図16図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における外側面を表す展開図解図である。 図20図示包装容器構成材を加工した第一段階の状態の図解図である。 図20図示包装容器構成材を加工した第二段階の状態の図解図である。 図20図示包装容器構成材を加工した第三段階の状態の図解図である。 図16の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 図16の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 底部を閉じて容器を収容した状態を示す断面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す正面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す背面図解図である。 被収容物を包装容器から取り出す状態を示す斜視図解図である。 この発明の一実施の形態である包装容器の斜視図解図である。 図31図示包装容器の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は底面図解図である。 図31図示包装容器の背面図解図である。 図31図示包装容器の縦断面図解図である。 図31図示包装容器の横断面図解図である。 図31図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における内側面を表す展開図解図である。 図31図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における外側面を表す展開図解図である。 図35図示包装容器構成材を加工した第一段階の状態の図解図である。 図35図示包装容器構成材を加工した第二段階の状態の図解図である。 図35図示包装容器構成材を加工した第三段階の状態の図解図である。 図31の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 図31の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 底部を閉じて容器を収容した状態を示す断面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す正面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す背面図解図である。 被収容物を包装容器から取り出す状態を示す斜視図解図である。 この発明の一実施の形態である包装容器の斜視図解図である。 図46図示包装容器の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は底面図解図である。 図46図示包装容器の背面図解図である。 図46図示包装容器の縦断面図解図である。 図46図示包装容器の横断面図解図である。 図46図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における内側面を表す展開図解図である。 図46図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における外側面を表す展開図解図である。 図50図示包装容器構成材を加工した第一段階の状態の図解図である。 図50図示包装容器構成材を加工した第二段階の状態の図解図である。 図50図示包装容器構成材を加工した第三段階の状態の図解図である。 図46の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 図46の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 底部を閉じて容器を収容した状態を示す断面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す正面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す背面図解図である。 被収容物を包装容器から取り出す状態を示す斜視図解図である。 この発明の一実施の形態である包装容器の斜視図解図である。 図61図示包装容器の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は底面図解図である。 図61図示包装容器の背面図解図である。 図61図示包装容器の縦断面図解図である。 図61図示包装容器の横断面図解図である。 図61図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における内側面を表す展開図解図である。 図61図示包装容器を構成する包装容器構成材を展開した状態における外側面を表す展開図解図である。 図65図示包装容器構成材を加工した第一段階の状態の図解図である。 図65図示包装容器構成材を加工した第二段階の状態の図解図である。 図65図示包装容器構成材を加工した第三段階の状態の図解図である。 図61の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 図61の折り畳み状態の包装容器の底部側から容器を挿入中の包装容器の断面図解図である。 底部を閉じて容器を収容した状態を示す断面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す正面図解図である。 折り畳んだ包装容器の内部に被包装物を収容された状態を示す背面図解図である。 被収容物を包装容器から取り出す状態を示す斜視図解図である。
包装容器10は、例えば、有底筒状の本体の上端開口部に、一端が閉塞された筒状の蓋
が着脱自在に螺合された容器たる被包装物Gを収容するもので、常態において扁平状にな
るように構成されている。
包装容器10は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板12と、前記第1の胴板12
に境界を介して連設された第2の胴板14と、被包装物G取り出し側において、前記第1
の胴板12と該第1の胴板12に対向する第2の胴板14との間に形成された天部16と
、前記天部16とは反対側の被包装物G挿入側において、前記第1の胴板12と該第1の
胴板12に対向する第2の胴板14との間に形成された底部18と、天部16と底部18
との間における左側の側部20b及び右側の側部20aとを備える。
第1の胴板12と第2の胴板14とは、包装容器10を正面から見て、左側の側部20
bと右側の側部20aとにおいて連接されて、対向する略々同じ大きさの円弧が逆向きに
組み合わさる断面略レンズ形の筒状の胴部に形成され、対向する第1の胴板12と第2の
胴板14との間に被包装物Gを収容する。
本件明細書において、次のように説明する。
包装容器10の天部16側を、「向こう側」「上部」「上方」「上」という。
包装容器10の底部18側を、「手前側」「下部」「下方」「下」という。
包装容器10を正面から見て、右側を「右側」という。
包装容器10を正面から見て、左側を「左側」という。
包装容器10を正面から見て、右側から左側に向く方向又は左側から左側に向く方向を
幅方向という。
包装容器10は、図5及び図6に示す包装容器構成材110によって構成される。
包装容器構成材110は、包装容器10の胴部(第1の胴板12及び第2の胴板14)
を構成する胴部形成領域112及び胴部形成領域114と、包装容器10の底部18を構
成する底部形成領域116と、胴部形成領域112と胴部形成領域114とを連結して筒
状にするために接着される接着領域124とを備える。
包装容器構成材110は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板12を形成する胴部
形成領域112と、前記第1の胴板12に境界(第1の境界22)を介して連設された第
2の胴板14を形成する胴部形成領域114とを備えている。
第1の胴板12を構成する胴部形成領域112は、第1の境界22が一方の側部(すな
わち右側の側部20a)を構成し、第1の境界22とは反対側の他方の側縁36が左側の
側部20bを構成する。
第2の胴板14を構成する胴部形成領域114は、第1の境界22が一方の側部(すな
わち右側の側部20a)を構成し、第1の境界22とは反対側の他方の側縁38が左側の
側部20bを構成する。
第1の胴板12と第2の胴板14とは、第1の境界22を介して、幅方向に並列されて
いる。
包装容器構成材110は、前記第1の胴板12を構成する胴部形成領域112及び第2
の胴板14を構成する胴部形成領域114の下方に、底部形成領域116を形成されてい
る。
底部形成領域116は、包装容器10に内包された被包装物Gの両側辺を越えてのびる
ように、第1の胴板12に、底部18側に形成された第1の折り返し線24を介して連設
された第1の被包装物保持板50と、前記第2の胴板14に、前記第1の被包装物保持板
50に並列して、底部18側に形成された第2の折り返し線26を介して連設された第2
の被包装物保持板70とを備える。
包装容器構成材110は、胴部形成領域112と胴部形成領域114とを接着する接着
領域124を備え、この実施の形態においては、接着領域124は、胴部形成領域112
の内側面すなわち第1の境界22において折り曲げられたときに対向する第1の胴板12
の内面に形成されている。
接着領域124は、第1の胴板12と第2の胴板14とを連結するために、胴部形成領
域114の側縁38側の近傍において、上辺34から胴部形成領域114の下方に向けて
直線状にのびる帯状の接着剤層80と、胴部形成領域114の第1の境界22側の近傍で
上辺34の近くにおいて、点状ないしは方形状に形成された接着剤層82とを形成する。
第1の胴板12は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅とを備
える平面視略長方形であり、天部16側が、直線状の上辺32を備え、底部18側が、直
線状の第1の折り返し線24を備える。第1の折り返し線24と上辺32とは、平行であ
る。第1の胴板12は、幅方向における中央に、被包装物Gを取り出すために切り取られ
る、取り出し部42を形成されている。
第2の胴板14は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅とを備
える平面視略長方形であり、天部16側は、直線状の上辺34を備え、底部18側が、直
線状の第2の折り返し線26を備える。第2の折り返し線26と上辺34とは、平行であ
る。第2の胴板14は、幅方向における中央に、透視窓部40を穿設されている。
前記第1の折り返し線24と第2の折り返し線26とは、包装容器構成材を展開した状
態において、一直線上に並列されている。
第1の胴板12の上辺32と第2の胴板14の上辺34とは、包装容器構成材を展開し
た状態において、一直線上に並列されている。
包装容器構成材110は、弾力性すなわち変形に抗して、原形に復しようとする力のあ
る性質を有する、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等からなる。
包装容器構成材110は、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等を適
宜な裁断方法により切断して、上辺32、上辺34、側縁36及び側縁38並びに第1の
被包装物保持板50及び第2の被包装物保持板70の外部を形成されており、第1の胴板
12と第2の胴板14と第1の被包装物保持板50と第2の被包装物保持板70とが一体
成形されている。
包装容器構成材110は、折り返すために、筋押し、ミシン等の折り目付けにより、第
1の折り返し線24及び第2の折り返し線26並びに後述する折り目線78を形成されて
いる。
取り出し部42は、ミシン目で切り取るように、包装容器構成材110に切れ目を形成
されている。
前記第1の折り返し線24及び第2の折り返し線26は、前記第1の胴板12及び前記
第2の胴板14の底部18の端縁を構成し、前記第1の胴板12及び前記第2の胴板14
側に、前記第1の折り返し線24に連続して穿設された輪郭切れ目28及び第2の折り返
し線26に連続して穿設された輪郭切れ目30を形成されている。
第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し線24を介して、第1の胴板12の下部
に連設された、底面視略々L字形の板状体である。
第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し線24より手前側(下方)に向けて突設
されている。
第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し線24と平行な直線状の第1の被包装物
保持領域52を形成されている。
第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し線24と平行な第1の被包装物保持領域
52に続いて、第2の被包装物保持領域54を形成されている。
第1の被包装物保持領域52は、被包装物Gの底を支持し、第2の被包装物保持領域5
4は被包装物Gの側縁を支持する。第1の被包装物保持領域52と第2の被包装物保持領
域54とは、被包装物Gの形状に対応して交差する接触線からなる。
第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し線24に近い領域に、第2の被包装物保
持板70と接着されることにより、第1の被包装物保持板50の起立を助勢するための起
立助勢領域56を形成されている。
前記第1の被包装物保持板50は、第1の胴板12の内面側に第1の折り返し線24に
おいて折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線24側から第1の胴板12の内面側
に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅及び/又は
高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。第1の折り返し線24
は、包装容器構成材110の内側面から見て、谷折りに折られる。
第2の被包装物保持板70は、第2の折り返し線26を介して、第2の胴板14の下部
に連設された、底面視略々L字形の板状体である。
第2の被包装物保持板70は、第2の折り返し線26より手前側(下方)に向けて突設
されている。
第2の被包装物保持板70は、第2の胴板14と略々同じ幅を備えている。
前記第2の被包装物保持板70は、第2の折り返し線26における第1の胴板12と第
2の胴板14との間の境界側から、第2の折り返し線26とは反対側の第2の被包装物保
持板70の端縁及び第1の被包装物保持板50より離れる側に向けてのびる折り目線78
を有し、且つ、該折り目線78を介して、前記第1の被包装物保持板50側に、第1の被
包装物保持板50を起立させるための起立助勢領域76を有する。
起立助勢領域76は、第2の折り返し線26に近い領域に、第1の被包装物保持板50
と接着されることにより、第1の被包装物保持板50の起立を助勢するために形成されて
いる。
前記第2の被包装物保持板70は、第2の胴板14の内面側に第2の折り返し線26に
おいて折り返されて第1の被包装物保持板50の面に接着される板であって、被包装物G
を第2の折り返し線26側から第1の胴板12の内面側に向けて挿入されて保持されると
きに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿
って湾曲する弾力性とを備える。第2の折り返し線26は、包装容器構成材110の内側
面から見て、谷折りに折られる。
第1の胴板12と第2の胴板14とは、直線状の境界(第1の境界22)を介して連設
されて、筒状に形成され、第1の折り返し線24及び第2の折り返し線26は、前記境界
に直交する方向に、一直線上にのび、前記第1の被包装物保持板50は、一方の境界(第
1の境界22)側に起立助勢領域56を形成され、且つ、第1の胴板12の幅方向におけ
る中央の側に第2の被包装物保持領域54を形成され、前記第2の被包装物保持板70は
、一方の境界(第1の境界22)側であって、前記第1の被包装物保持板50の起立助勢
領域56に対向する領域に起立助勢領域76を形成され、且つ、第2の胴板14の幅方向
における中央の側に被包装物保持領域72を形成されるとともに、起立助勢領域76と被
包装物保持領域72との間に折り目線78を形成され、前記第2の被包装物保持板70の
折り目線78は、前記第2の折り返し線26とは45度の角度をもって形成されている。
第2の被包装物保持板70の起立助勢領域76は、第1の被包装物保持板50の起立助
勢領域56に接着するための接着剤層84が、形成されている。
接着剤層84は、第2の被包装物保持板70の折り目線78を山折りして、第1の被包
装物保持板50の起立助勢領域56の外側面に接着されるように、起立助勢領域76の内
側面に形成される。
第1の胴板12を構成する胴部形成領域112は、幅方向における中央で上辺32の近
くに、取り出し部42をミシン目で形成され、且つ、該取り出し部42に連結して、第1
の膨出折曲線90a及び第2の膨出折曲線90bを筋押し等の折り目付けにより形成され
ている。
第1の胴板12を構成する胴部形成領域112は、前記取り出し部42の下方から第1
の胴板12の下方に向けてのびる、第3の膨出折曲線92a及び第4の膨出折曲線92b
を、筋押し等の折り目付けにより形成されている。
第1の膨出折曲線90a及び第2の膨出折曲線90b並びに第3の膨出折曲線92a及
び第4の膨出折曲線92bは、包装容器10に収容された被包装物Gの膨らみに対応して
、第1の胴板12を外側に向けて若干膨出させるために、形成されている。
この実施の形態においては、取り出し部42の下部は、下向きの楕円アーチ状に形成さ
れ、第1の膨出折曲線90aは、取り出し部42の脚部の一方と連結して、上辺32に向
けてのび、第2の膨出折曲線90bは、取り出し部42の脚部の他方と連結して、上辺3
2に向けてのびる。
取り出し部42と第1の膨出折曲線90a及び第2の膨出折曲線90bとが連結して、
楕円アーチ状に形成されている。
第3の膨出折曲線92aと第4の膨出折曲線92bとは、第1の胴板12の幅方向にお
ける中央線を挟んで、適宜な間隔をおいて平行に形成されている。
第2の胴板14を構成する胴部形成領域114は、透視窓部40の上部から第2の胴板
14の上方に向けてのびる、第5の膨出折曲線94a及び第6の膨出折曲線94bを筋押
し等の折り目付けより形成されている。
第5の膨出折曲線94a及び第6の膨出折曲線94bは、包装容器10に収容された被
包装物Gの膨らみに対応して、第2の胴板14を外側に向けて若干膨出させるために、形
成されている。
この実施の形態においては、透視窓部40の左右の端辺が第5の膨出折曲線94a及び
第6の膨出折曲線94bと連接して、包装容器10に収容された被包装物Gの膨らみに対
応して、第2の胴板14を外側に向けて若干膨出させるように形成されている。
なお、第1の膨出折曲線90a及び第2の膨出折曲線90bと第5の膨出折曲線94a
及び第6の膨出折曲線94bとは、対称に形成された放射線状である。
次に、包装容器構成材110によって包装容器10を組み立てる方法について、主とし
て、図7ないし図9に基づいて説明する。
第1の被包装物保持板50を、第1の折り返し線24において向こう側(上方)に向け
て折り曲げて、第1の胴板12と対向させる。第1の折り返し線24は、包装容器構成材
110を内側から見て、谷折りすなわち第1の折り返し線24が内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板70を、第2の折り返し線26において向こう側(上方)に向け
て折り曲げて第2の胴板14と対向させる。第2の折り返し線26は、包装容器構成材1
10を内側から見て、谷折りすなわち第2の折り返し線26が内側に入るように折る。
次に、第1の胴板12と第2の胴板14とを、第1の境界22において幅方向に折り曲
げて、対向させる。
第1の境界22は、包装容器構成材110を内側から見て、谷折りすなわち第1の境界
22が内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板70の折り目線78を、包装容器構成材110を内側から見て、
山折りすなわち折り目線78が外側に出るように折る。
そして、第2の被包装物保持板70の起立助勢領域76の内側面に形成された接着剤層
84を、第1の被包装物保持板50の起立助勢領域56の外側面に接合して接着させる。
第2の胴板14の内側面に形成された接着剤層82を、第1の胴板12の内側面に接合
して接着させる。
前記第2の被包装物保持板70は、第2の折り返し線26において、第2の胴板14側
の内面側(向こう側)に折り返され、折り目線78を第1の胴板12と第2の胴板14と
の境界の内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し
線24において第1の胴板12側の内面側(向こう側)に折り返されるとともに、第2の
被包装物保持板70の起立助勢領域76と第1の被包装物保持板50の起立助勢領域56
とを接着剤層84で接着して連結する。第1の被包装物保持板50は、内包された被包装
物Gによって膨出した第1の胴板12の内面側より離隔して、被包装物Gの底部18に向
けて起立させることができるように形成される。
而して、一対の胴部形成領域112と胴部形成領域114とが、接着領域124におい
て連接されて一対の第1の胴板12と第2の胴板14とになって扁平状の胴部を形成する
とともに、一対の底部形成領域116が折り曲げ状態の第1の被包装物保持板50と第2
の被包装物保持板70とになって底部18を形成する、包装容器10が完成する。
包装容器10は、前記第1の胴板12と前記第2の胴板14とが、境界(第1の境界2
2)において折り返されて、略々同じ大きさの円弧が逆向きに組み合わさる断面略レンズ
形の筒状の胴部を形成されている。
包装容器10は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板12と、前記第1の胴板12
に側部(左側の側部20b及び右側の側部20a)を介して連接された第2の胴板14と
、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板12と該第1の胴板12に対向する第2
の胴板14とに形成された天部16と、前記天部16とは反対側の被包装物G挿入側にお
いて、前記第1の胴板12と該第1の胴板12に対向する第2の胴板14との間に形成さ
れた底部18と、左側の側部20b及び右側の側部20aとを備え、対向する第1の胴板
12と第2の胴板14との間に被包装物Gを収容する包装容器10である。
第1の胴板12と第2の胴板14とは、直線状の側部を介して連接されて、その間に被
包装物Gを収容する空間を有する、筒状の胴部に形成されている。
前記第1の胴板12は、内包された被包装物Gの両側辺を越えてのびるように、底部1
8側に形成された第1の折り返し線24を介して第1の被包装物保持板50を連設されて
いる。
前記第2の胴板14は、第1の被包装物保持板50の面に接着される第2の被包装物保
持板70を、前記第1の被包装物保持板50に並列して、底部18側に形成された第2の
折り返し線26を介して連設されている。
前記第1の被包装物保持板50は、第1の胴板12の内面側に第1の折り返し線24に
おいて折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線24側から第1の胴板12の内面側
に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅及び/又は
高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
第1の被包装物保持板50は、底部縁を構成する第1の折り返し線24に沿ってのび、
被包装物Gを支える強度を有する。
前記第2の被包装物保持板70は、第2の胴板14の内面側に第2の折り返し線26に
おいて折り返されて、被包装物Gを第2の折り返し線26側から第1の胴板12の内面側
に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅及び/又は
高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
第2の被包装物保持板70は、底部縁を構成する第2の折り返し線26に沿ってのび、
被包装物Gを支える強度を有する。
前記第2の被包装物保持板70は、第2の折り返し線26における第1の胴板12と第
2の胴板14との間の側部(右側の側部20a)側から、第2の折り返し線26とは反対
側の端縁における第1の被包装物保持板50より離れる側に向けてのびる折り目線78を
有し、且つ、該折り目線78を介して、前記第1の被包装物保持板50側に、第1の被包
装物保持板50を起立させるための起立助勢領域76を有している。
第1の折り返し線24及び第2の折り返し線26は、前記側部(左側の側部20b及び
右側の側部20a)に直交する方向に、一直線上にのびる。
前記第1の被包装物保持板50は、一方の側部(右側の側部20a)側に起立助勢領域
56を形成され、且つ、第1の胴板12の中央側に第1の被包装物保持領域52を形成さ
れている。
前記第2の被包装物保持板70は、一方の側部(右側の側部20a)側であって、前記
第1の被包装物保持板50の起立助勢領域56に対向する領域に起立助勢領域76を形成
され、且つ、第2の胴板14の中央側に被包装物保持領域72を形成されるとともに、起
立助勢領域76と被包装物保持領域72との間に折り目線78を形成されている。
前記第2の被包装物保持板70の折り目線78は、被包装物保持領域72と被包装物保
持領域72と起立助勢領域76とを45度の角度をもって突き合わせ、折り目線78を山
折りしたときに被包装物保持領域72と起立助勢領域76とが対向するように構成されて
いる。
前記第1の折り返し線24と第2の折り返し線26とは、包装容器構成材を展開した状
態において、一直線上に並列されている。
前記第2の被包装物保持板70は、第2の折り返し線26において、第2の胴板14側
の内面側に折り返され、折り目線78を第1の胴板12と第2の胴板14との境界の内側
に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板50は、第1の折り返し線24におい
て第1の胴板12側の内面側に折り返されるとともに、第2の被包装物保持板70の起立
助勢領域76と第1の被包装物保持板50の起立助勢領域56とを連結され、被包装物保
持領域72を、内包された被包装物Gによって膨出した第1の胴板12の内面側より離隔
して、被包装物Gの底部18に向けて起立するように構成されている。
前記第1の胴板12と前記第2の胴板14との間において、底部18から起立した第1
の被包装物保持板50は、起立助勢領域56が境界の近傍に位置し、前記起立助勢領域5
6から離れた領域に、底部18から立ち上がった被包装物保持領域72の立ち上がった領
域が前記第1の胴板12と前記第2の胴板14との間に位置する。
前記第1の折り返し線24及び第2の折り返し線26は、前記第1の胴板12及び前記
第2の胴板14の底部18の端縁を構成する。
前記第1の胴板12及び前記第2の胴板14側に、前記第1の折り返し線24に連続し
て穿設された輪郭切れ目28を形成され且つ第2の折り返し線26に連続して穿設された
輪郭切れ目30を形成されている。
該輪郭切れ目28及び輪郭切れ目30によって囲繞された支え脚部44及び支え脚部4
6が、第1の折り返し線24及び第2の折り返し線26において折り曲げられた第1の被
包装物保持板50及び第2の被包装物保持板70に連続して、第1の折り返し線24及び
第2の折り返し線26より下方に突き出されている。前記支え脚部44及び支え脚部46
が、第1の胴板12及び第2の胴板14の外側面に連続するか僅かに外方に向き且つ前記
第1の被包装物保持板50及び第2の被包装物保持板70を第1の胴板12及び第2の胴
板14から離れる方向に助勢するように構成されている。
第1の被包装物保持領域52と起立助勢領域76とが接合され、第1の被包装物保持領
域52と起立助勢領域76とが折り目線78を介して突き合わせられている。第1の被包
装物保持領域52と被包装物保持領域72とは、第1の胴板12と第2の胴板14との間
において、起立助勢領域56及び起立助勢領域76により助勢されて起立して外側面でも
って向き合い、第1の胴板12と第2の胴板14との間の空間を略々塞ぐ。
第2の被包装物保持領域54は、第1の胴板12と第2の胴板14との間の右側の側部
20a側において、右側の側部20aに沿って第1の被包装物保持領域52及び被包装物
保持領域72より高く上方に向けて立ち上がる。
この包装容器10に被包装物Gを挿入して収容する方法について、説明する。
包装容器10の底部18を開口するために、第1の境界22側と側縁36及び側縁38
側とを内方に向けて押圧する。
押圧された第1の胴板12と前記第2の胴板14とは、外側に向けて湾曲し、第1の被
包装物保持板50は第1の胴板12とともに外側に向けて湾曲し且つ第2の被包装物保持
板70は第2の胴板14とともに外側に向けて湾曲する。
左右より押圧された第1の胴板12及び第1の被包装物保持板50と第2の胴板14及
び第2の被包装物保持板70とが、幅方向における中央側が外側に膨出することにより、
包装容器10の底部18は開口する。
次に、被包装物Gを第1の被包装物保持板50と第2の被包装物保持板70との間より
第1の胴板12と第2の胴板14との間の収容部内に挿入させる。
第1の胴板12と第2の胴板14との間に被包装物Gを挿入され、第1の胴板12の側
縁36及び第2の胴板14の側縁38と第1の境界22とを幅方向における中間に向けて
押圧する力を除去すると、第1の被包装物保持板50の第1の被包装物保持領域52及び
第2の被包装物保持板70の被包装物保持領域72は、第1の被包装物保持板50及び第
2の被包装物保持板70の弾力性により、元の状態に復元して、第1の胴板12及び第2
の胴板14の内側面より立ち上がる。
被包装物Gを第1の胴板12と第2の胴板14との間に収容したとき、第2の被包装物
保持板70の被包装物保持領域72及び第1の被包装物保持板50の第1の被包装物保持
領域52は、第1の胴板12と第2の胴板14との間にのび、且つ、折り目線78は、一
方の側部(右側の側部20a)に沿って第1の胴板12と第2の胴板14との間にのびる

そして、被包装物保持領域72及び第1の被包装物保持領域52の端縁は、被包装物G
の底部18に接触する。
すなわち、第2の被包装物保持板70の被包装物保持領域72及び起立助勢領域76の
端縁並びに第1の被包装物保持板50の第1の被包装物保持領域52の端縁において、被
包装物Gの底部18を保持する。
第1の胴板12と第2の胴板14との間に挿入された被包装物Gは、その底部18を第
1の被包装物保持板50の第1の被包装物保持領域52及び第2の被包装物保持板70の
被包装物保持領域72に接し合わされて保持され、且つその側部を第1の被包装物保持板
50の第2の被包装物保持領域54に接し合わされて保持される。
この発明は、前記実施の形態の包装容器10に限らず、種々変更可能である。
例えば、図16ないし図30に示すように、第2の被包装物保持板70は、次の様に変
更してもよい。
第2の被包装物保持板70は、起立助勢領域76を形成された端縁とは反対側の自由端
に、前記第1の被包装物保持板50の第2の被包装物保持領域54と同様の形状の第3の
被包装物保持領域254を突設してもよい。
第3の被包装物保持領域254は、起立助勢領域76で一方の端縁を保持された被包装
物Gの反対側の端縁を保持するように、起立助勢領域76と対向するように突設されてい
る。
第3の被包装物保持領域254は、自由端で、起立した第2の被包装物保持板70と略
々同じ平面状に起立し、被包装物保持領域72より高く上方に向けてのびている。
第3の被包装物保持領域254は、被包装物Gの重みで、第2の被包装物保持板70が
下方に下がろうとする力に抗して、第2の胴板14に接合して第2の被包装物保持板70
が下方に下がらないように構成されている。
接着領域124は、次のように変更してもよい。
接着領域124は、胴部形成領域114の第2の胴板14の領域の側端に突設されたの
り代224に形成されてもよい。
のり代224は、第2の境界222を介して、胴部形成領域114の側端に突設された
帯状片であって、その内側面に接着領域124を構成する接着剤層80が形成されている
又、この発明は、図31ないし図45に示すように、変更可能である。
図31図示包装容器410は、前記図1図示包装容器10より、幅広で、包装容器10
で包装する被包装物Gより大きな被包装物Gを包装するに適する。
包装容器410は、例えば、有底筒状の本体の上端開口部に、一端が閉塞された筒状の
蓋が着脱自在に螺合された容器たる被包装物Gを収容するもので、常態において扁平状に
なるように構成されている。
包装容器410は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板412と、前記第1の胴板
412に境界を介して連設された第2の胴板414と、被包装物G取り出し側において、
前記第1の胴板412と該第1の胴板412に対向する第2の胴板414との間に形成さ
れた天部416と、前記天部416とは反対側の被包装物G挿入側において、前記第1の
胴板412と該第1の胴板412に対向する第2の胴板414との間に形成された底部4
18と、天部416と底部418との間における左側の側部420b及び右側の側部42
0aとを備える。
第1の胴板412と第2の胴板414とは、包装容器410を正面から見て、左側の側
部420bと右側の側部420aとにおいて連接されて、対向する略々同じ大きさの円弧
が逆向きに組み合わさる断面略レンズ形の筒状の胴部に形成され、対向する第1の胴板4
12と第2の胴板414との間に被包装物Gを収容する。
包装容器410は、図35及び図36に示す包装容器構成材510によって構成される

包装容器構成材510は、包装容器410の胴部(第1の胴板412及び第2の胴板4
14)を構成する胴部形成領域512及び胴部形成領域514と、包装容器410の底部
418を構成する底部形成領域516と、胴部形成領域512と胴部形成領域514とを
連結して筒状にするために接着される接着領域524とを備える。
包装容器構成材510は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板412を形成する胴
部形成領域512と、前記第1の胴板412に境界(第1の境界422)を介して連設さ
れた第2の胴板414を形成する胴部形成領域514とを備えている。
第1の胴板412を構成する胴部形成領域512は、第1の境界422が一方の側部(
すなわち右側の側部420a)を構成し、第1の境界422とは反対側の他方の側縁43
6が左側の側部420bを構成する。
第2の胴板414を構成する胴部形成領域514は、第1の境界422が一方の側部(
すなわち右側の側部420a)を構成し、第1の境界422とは反対側の他方の側縁43
8が左側の側部420bを構成する。
第1の胴板412と第2の胴板414とは、第1の境界422を介して、幅方向に並列
されている。
包装容器構成材510は、前記第1の胴板412を構成する胴部形成領域512及び第
2の胴板414を構成する胴部形成領域514の下方に、底部形成領域516を形成され
ている。
底部形成領域516は、包装容器410に内包された被包装物Gの両側辺を越えてのび
るように、第1の胴板412に、底部418側に形成された第1の折り返し線424を介
して連設された第1の被包装物保持板450と、前記第2の胴板414に、前記第1の被
包装物保持板450に並列して、底部418側に形成された第2の折り返し線426を介
して連設された第2の被包装物保持板470とを備える。
包装容器構成材510は、胴部形成領域512と胴部形成領域514とを接着する接着
領域524を備える。この実施の形態においては、接着領域524は、胴部形成領域51
4の第2の胴板414の領域の側端に突設されたのり代624に形成されている。接着領
域524は、胴部形成領域512の内側面すなわち第1の境界422において折り曲げら
れたときに対向する第1の胴板412の内面に続く内側面に形成されている。
接着領域524は、第1の胴板412と第2の胴板414とを連結するために、胴部形
成領域514の側縁438側の近傍において、上辺434から胴部形成領域514の下方
に向けて直線状にのびる帯状の接着剤層480と、胴部形成領域514の第1の境界42
2側の近傍で上辺434の近くにおいて、点状ないしは方形状に形成された接着剤層48
2とを形成する。
第1の胴板412は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅とを
備える平面視略長方形であり、天部416側が、直線状の上辺432を備え、底部418
側が、直線状の第1の折り返し線424を備える。第1の折り返し線424と上辺432
とは、平行である。第1の胴板412は、幅方向における中央に、被包装物Gを取り出す
ために切り取られる、取り出し部442を形成されている。
第2の胴板414は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅とを
備える平面視略長方形であり、天部416側は、直線状の上辺434を備え、底部418
側が、直線状の第2の折り返し線426を備える。第2の折り返し線426と上辺434
とは、平行である。第2の胴板414は、幅方向における中央に、透視窓部440を穿設
されている。
前記第1の折り返し線424と第2の折り返し線426とは一直線上に並列されている

第1の胴板412の上辺432と第2の胴板414の上辺434とは、一直線上に並列
されている。
包装容器構成材510は、弾力性すなわち変形に抗して、原形に復しようとする力のあ
る性質を有する、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等からなる。
包装容器構成材510は、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等を適
宜な裁断方法により切断して、上辺432、上辺434、側縁436及び側縁438並び
に第1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470の外部を形成されており
、第1の胴板412と第2の胴板414と第1の被包装物保持板450と第2の被包装物
保持板470とが一体成形されている。
包装容器構成材510は、折り返すために、筋押し、ミシン等の折り目付けにより、第
1の折り返し線424及び第2の折り返し線426並びに後述する折り目線(第1の折り
目線458a,第2の折り目線458b,第3の折り目線478a及び第4の折り目線4
78b)を形成されている。
取り出し部442は、ミシン目で切り取るように、包装容器構成材510に切れ目を形
成されている。
前記第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426は、前記第1の胴板412及
び前記第2の胴板414の底部418の端縁を構成し、前記第1の胴板412及び前記第
2の胴板414側に、前記第1の折り返し線424に連続して穿設された輪郭切れ目42
8a及び輪郭切れ目428b並びに第2の折り返し線426に連続して穿設された輪郭切
れ目430a及び輪郭切れ目430bを形成されている。
第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424を介して、第1の胴板412
の下部に連設された、底面視略々U字形ないしはコ字形の板状体である。
第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424における第1の胴板412と
第2の胴板414との間の境界(第1の境界422)側から、第1の折り返し線424と
は反対側の第1の被包装物保持板450の端縁及び第2の被包装物保持板470より離れ
る側に向けてのびる第1の折り目線458aを有し、且つ、該第1の折り目線458aを
介して、前記第2の被包装物保持板470側に、第2の被包装物保持板470を起立させ
るための第1の起立助勢領域456aを有する。
前記第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424における第2の胴板41
4との間の一方の左側の側部420bを形成する側縁436側から側縁436より離れる
側に向けてのびる第2の折り目線458bを有し、該第2の折り目線458bを介して、
前記第2の被包装物保持板470側に、第1の被包装物保持板450を起立させるための
第2の起立助勢領域456bを有している。
第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424と平行な直線状の第1の被包
装物保持領域452を形成されている。
第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424と平行な第1の被包装物保持
領域452に続いて、第1の境界422に近い側の第2の被包装物保持領域454a及び
側縁436に近い側の第3の被包装物保持領域454bを形成されている。
第1の被包装物保持領域452は、被包装物Gの底を支持し、第2の被包装物保持領域
454a及び第3の被包装物保持領域454bは被包装物Gの側縁を支持する。第1の被
包装物保持領域452と第2の被包装物保持領域454aとは、被包装物Gの形状に対応
して交差する接触線からなる。
第1の被包装物保持板450は、第1の境界422に近い領域に、第2の被包装物保持
板470の第1の起立助勢領域476aと接着されることにより、第1の被包装物保持板
450の起立を助勢するための第1の起立助勢領域456aを形成され、且つ、側縁43
6に近い領域に、第2の被包装物保持板470の第2の起立助勢領域476bと接着され
ることにより、第1の被包装物保持板450の起立を助勢するための第2の起立助勢領域
456bを形成されている。
第1の起立助勢領域456aと第2の起立助勢領域456bとは、前記第1の被包装物
保持領域452の両側で右側の側部420a及び左側の側部420bに近い領域において
、底部418側から天部416側に向くように突設されている。
前記第1の被包装物保持板450は、第1の胴板412の内面側に第1の折り返し線4
24において折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線424側から第1の胴板41
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。第1の折り
返し線424は、包装容器構成材510の内側面から見て、谷折りに折られる。
第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426を介して、第2の胴板414
の下部に連設された、底面視略々U字形ないしはコ字形の板状体である。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426における第1の胴板41
2と第2の胴板414との間の境界(第1の境界422)側から、第2の折り返し線42
6とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板450より離れる側に向けてのびる第
3の折り目線478aを有し、且つ、該第3の折り目線478aを介して、前記第1の被
包装物保持板450側に、第1の被包装物保持板450を起立させるための第1の起立助
勢領域476aを有する。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426における第1の胴板41
2との間の一方の左側の側部420bを形成する側縁438側から側縁438より離れる
側に向けてのびる第4の折り目線478bを有し、且つ、第4の折り目線478bを介し
て、第1の被包装物保持板450側に、第2の被包装物保持板470を起立させるための
第2の起立助勢領域476bを有している。
第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426と平行な直線状の第1の被包
装物保持領域472を形成されている。
第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426と平行な第1の被包装物保持
領域472に続いて、第1の境界422に近い側の第2の被包装物保持領域474a及び
側縁438に近い側の第3の被包装物保持領域474bを形成されている。
第1の被包装物保持領域472は、被包装物Gの底を支持し、第2の被包装物保持領域
474a及び第3の被包装物保持領域474bは被包装物Gの側縁を支持する。第1の被
包装物保持領域472と第2の被包装物保持領域474aとは、被包装物Gの形状に対応
して交差する接触線からなる。
第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426に近い領域に、第1の被包装
物保持板450の第1の起立助勢領域456aと接着されることにより、第1の被包装物
保持板450の起立を助勢するための第1の起立助勢領域476aを形成され、且つ、側
縁438に近い領域に第1の被包装物保持板450の第2の起立助勢領域456bと接着
されることにより、第1の被包装物保持板450の起立を助勢するための第2の起立助勢
領域476bを形成されている。
第1の起立助勢領域476aと第2の起立助勢領域476bとは、前記第1の被包装物
保持領域472の両側で右側の側部420a及び左側の側部420bに近い領域において
、底部418側から天部416側に向くように突設されている。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の胴板414の内面側に第2の折り返し線4
26において折り返されて第1の被包装物保持板450の面に接着される板であって、被
包装物Gを第2の折り返し線426側から第1の胴板412の内面側に向けて挿入されて
保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅及び/又は高さと、被包装物G
の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。第2の折り返し線426は、包装容器構成
材510の内側面から見て、谷折りに折られる。
第1の胴板412と第2の胴板414とは、直線状の境界(第1の境界422)を介し
て連設されて、方形状に形成され、第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426
は、包装容器構成材を展開した状態において、前記境界に直交する方向に、一直線上にの
びる。
前記第1の被包装物保持板450は、一方の境界(第1の境界422)で形成される右
側の側部420a側に第1の起立助勢領域456aを形成され、且つ、他方の左側の側部
420b側に第2の起立助勢領域456bを形成されている。
前記第2の被包装物保持板470は、一方の境界(第1の境界422)で形成される右
側の側部420a側であって、前記第1の被包装物保持板450の第1の起立助勢領域4
56aに対向する領域に第1の起立助勢領域476aを形成され、且つ、他方の左側の側
部420b側に第2の起立助勢領域476bを形成されている。
前記第1の被包装物保持板450の第1の折り目線458aは、前記一方の右側の側部
420aと45度の角度をもって形成され、且つ、第2の折り目線458bは、前記他方
の左側の側部420bと45度の角度をもって形成されている。
前記第2の被包装物保持板470の第3の折り目線478aは、前記一方の右側の側部
420aとは45度の角度をもって形成され、且つ、第4の折り目線478bは、前記他
方の左側の側部420bと45度の角度をもって形成されている。前記第1の被包装物保
持板450の第1の折り目線458aと前記第2の被包装物保持板470の第3の折り目
線478aとは、第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426から離れるに従っ
て離れるように形成されている。
第1の被包装物保持領域452は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成さ
れた、第3の起立助勢領域457aを形成されている。
第3の起立助勢領域457aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域452が
第1の胴板412の内側面より第1の被包装物保持領域452が離れる方向に起立するよ
うに助勢する。
第1の被包装物保持領域472は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成さ
れた、第4の起立助勢領域477aを形成されている。
第4の起立助勢領域477aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域472が
第2の胴板414の内側面より第1の被包装物保持領域472が離れる方向に起立するよ
うに助勢する。
第1の被包装物保持板450の第1の起立助勢領域456a及び第2の起立助勢領域4
56bは、第2の被包装物保持板470の第1の起立助勢領域476a及び第2の起立助
勢領域476bに接着するための接着剤層484が、形成されている。
接着剤層484は、第1の被包装物保持板450の第1の折り目線458a及び第2の
折り目線458bを山折りして、第2の被包装物保持板470の第1の起立助勢領域47
6a及び第2の起立助勢領域476bの外側面に接着されるように、第1の起立助勢領域
456a及び第2の起立助勢領域456bの外側面に形成される。
接着領域524は、胴部形成領域514の第2の胴板414の領域の側端に突設された
のり代624に形成されている。
のり代624は、第2の境界622を介して、胴部形成領域514の側端に突設された
帯状片であって、その内側面に接着領域524を構成する接着剤層480が形成されてい
る。のり代624は、第2の境界622において、第1の胴板412の外側面に向けて折
り返されて、接着剤層484によって、第1の胴板412の外側面に接合される。
而して、第1の胴板412と第2の胴板414とは第1の折り返し線424によって連
接される。
第1の胴板412を構成する胴部形成領域512は、幅方向における中央で上辺432
の近くに、取り出し部442をミシン目で形成され、且つ、該取り出し部442に連結し
て、第1の膨出折曲線490a及び第2の膨出折曲線490bを筋押し等の折り目付けに
より形成されている。
第1の膨出折曲線490a及び第2の膨出折曲線490bは、包装容器410に収容さ
れた被包装物Gの膨らみに対応して、第1の胴板412を外側に向けて若干膨出させるた
めに、形成されている。
この実施の形態においては、取り出し部442の下部は、下向きの楕円アーチ状に形成
され、第1の膨出折曲線490aは、取り出し部442の脚部の一方と連結して、上辺4
32に向けてのび、第2の膨出折曲線490bは、取り出し部442の脚部の他方と連結
して、上辺432に向けてのびる。
取り出し部442と第1の膨出折曲線490a及び第2の膨出折曲線490bとが連結
して、楕円アーチ状に形成されている。
第2の胴板414を構成する胴部形成領域514は、透視窓部440の上部から第2の
胴板414の上方に向けてのびる、第5の膨出折曲線494a及び第6の膨出折曲線49
4bを筋押し等の折り目付けより形成されている。
第5の膨出折曲線494a及び第6の膨出折曲線494bは、包装容器410に収容さ
れた被包装物Gの膨らみに対応して、第2の胴板414を外側に向けて若干膨出させるた
めに、形成されている。
この実施の形態においては、透視窓部440の左右の端辺が第5の膨出折曲線494a
及び第6の膨出折曲線494bと連接して、包装容器410に収容された被包装物Gの膨
らみに対応して、第2の胴板414を外側に向けて若干膨出させるように形成されている

なお、第1の膨出折曲線490a及び第2の膨出折曲線490bと第5の膨出折曲線4
94a及び第6の膨出折曲線494bとは、対称に形成された放射線状である。
次に、包装容器構成材510によって包装容器410を組み立てる方法について、主と
して、図37ないし図39に基づいて説明する。
第1の被包装物保持板450を、第1の折り返し線424において折り曲げて、第1の
胴板412と対向させる。第1の折り返し線424は、包装容器構成材510を内側から
見て、谷折りすなわち第1の折り返し線424が内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板470を、第2の折り返し線426において折り曲げて第2の胴
板414と対向させる。第2の折り返し線426は、包装容器構成材510を内側から見
て、谷折りすなわち第2の折り返し線426が内側に入るように折る。
次に、第1の胴板412と第2の胴板414とを、第1の境界422において折り曲げ
て、対向させる。
第1の境界422は、包装容器構成材510を内側から見て、谷折りすなわち第1の境
界422が内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板470の折り目線478a及び折り目線478bを、包装容器構
成材510を内側から見て、山折りすなわち折り目線478が外側に出るように折る。
そして、第2の被包装物保持板470の第1の起立助勢領域476aの内側面に形成さ
れた接着剤層484を、第1の被包装物保持板450の第1の起立助勢領域456aの外
側面に接合して接着させる。第2の被包装物保持板470の第2の起立助勢領域476b
の内側面に形成された接着剤層484を、第1の被包装物保持板450の第2の起立助勢
領域456bの外側面に接合して接着させる。
第2の胴板414の内側面に形成された接着剤層482を、第1の胴板412の内側面
に接合して接着させる。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426において、第2の胴板4
14側の内面側に折り返され、折り目線478a及び折り目線478bを第1の胴板41
2と第2の胴板414との境界の内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板
450は、第1の折り返し線424において第1の胴板412側の内面側に折り返される
とともに、第2の被包装物保持板470の第1の起立助勢領域476aと第1の被包装物
保持板450の第1の起立助勢領域456aとを連結され、且つ第2の被包装物保持板4
70の第2の起立助勢領域476bと第1の被包装物保持板450の第2の起立助勢領域
456bとを連結され、第1の被包装物保持板450を、内包された被包装物Gによって
膨出した第1の胴板412の内面側より離隔して、被包装物Gの底部418に向けて起立
させる。
而して、一対の胴部形成領域512と胴部形成領域514とが、接着領域524におい
て連接されて一対の第1の胴板412と第2の胴板414とになって扁平状の胴部を形成
するとともに、一対の底部形成領域516が折り曲げ状態の第1の被包装物保持板450
と第2の被包装物保持板470とになって底部418を形成する、包装容器410が完成
する。
包装容器410は、前記第1の胴板412と前記第2の胴板414とが、境界(第1の
境界422)において折り返されて、略々同じ大きさの円弧が逆向きに組み合わさる断面
略レンズ形の筒状の胴部を形成されている。
包装容器410は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板412と、前記第1の胴板
412に側部(左側の側部420b及び右側の側部420a)を介して連接された第2の
胴板414と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板412と該第1の胴板41
2に対向する第2の胴板414とに形成された天部416と、前記天部416とは反対側
の被包装物G挿入側において、前記第1の胴板412と該第1の胴板412に対向する第
2の胴板414との間に形成された底部418と、左側の側部420b及び右側の側部4
20aとを備え、対向する第1の胴板412と第2の胴板414との間に被包装物Gを収
容する包装容器410である。
第1の胴板412と第2の胴板414とは、直線状の側部を介して連接されて、その間
に被包装物Gを収容する空間を有する、筒状の胴部に形成されている。
前記第1の胴板412は、内包された被包装物Gの両側辺を越えてのびるように、底部
418側に形成された第1の折り返し線424を介して第1の被包装物保持板450を連
設されている。
前記第2の胴板414は、第1の被包装物保持板450の面に接着される第2の被包装
物保持板470を、前記第1の被包装物保持板450に並列して、底部418側に形成さ
れた第2の折り返し線426を介して連設されている。
前記第1の被包装物保持板450は、第1の胴板412の内面側に第1の折り返し線4
24において折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線424側から第1の胴板41
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
第1の被包装物保持板450は、底部縁を構成する第1の折り返し線424に沿っての
び、被包装物Gを支える強度を有する。
前記第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424における第1の胴板41
2との間の一方の右側の側部420a側から第1の折り返し線424とは反対側の端縁に
おける第2の被包装物保持板470より離れる側に向けてのびる第1の折り目線458a
を有し、且つ第1の折り返し線424における第1の胴板412との間の他方の左側の側
部420b側から第1の折り返し線424とは反対側の端縁における前記第1の折り目線
458a側に向けて伸びる第2の折り目線458bを有するとともに、該第1の折り目線
458a及び第2の折り目線458bを介して、前記第2の被包装物保持板470側に、
第1の被包装物保持板450を起立させるための第1の起立助勢領域456a及び第2の
起立助勢領域456bを有している。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の胴板414の内面側に第2の折り返し線4
26において折り返されて、被包装物Gを第2の折り返し線426側から第1の胴板41
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
第2の被包装物保持板470は、底部縁を構成する第2の折り返し線426に沿っての
び、被包装物Gを支える強度を有する。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426における第1の胴板41
2と第2の胴板414との間の側部(右側の側部420a)側から、第2の折り返し線4
26とは反対側の第2の被包装物保持板470の端縁及び第1の被包装物保持板450よ
り離れる側に向けてのびる第3の折り目線478aを有し、且つ第2の折り返し線426
における第1の胴板412との間の他方の左側の側部420b側から第2の折り返し線4
26とは反対側の端縁における前記第3の折り目線478a側に向けて伸びる第4の折り
目線478bを有する。
第2の被包装物保持板470は、第1の被包装物保持領域472の中央において、第2
の被包装物保持板470を起立させるための第4の起立助勢領域477aを有している。
前記第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424における第1の胴板41
2と第2の胴板414との間の側部(右側の側部420a)側から、第1の折り返し線4
24とは反対側の端縁における第2の被包装物保持板470より離れる側に向けてのびる
第1の折り目線458aを有し、且つ第1の折り返し線424における第1の胴板412
との間の他方の左側の側部420b側から第1の折り返し線424とは反対側の端縁にお
ける前記第1の折り目線458a側に向けて伸びる第2の折り目線458bを有する。
第1の被包装物保持板450は、第1の被包装物保持領域452の中央において、第1
の被包装物保持板450を起立させるための第3の起立助勢領域457aを有している。
前記第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424における第1の胴板41
2を第2の胴板414との間の第1の側部(右側の側部420a)側から第1の折り返し
線424とは反対側の端縁における第2の被包装物保持板470より離れる側に向けての
びる第1の折り目線458aを有し、且つ第1の折り返し線424における第1の胴板4
12を第2の胴板414との間の第2の側部(左側の側部420b)側から第1の折り返
し線424とは反対側の端縁における第2の被包装物保持板470より離れる側に、前記
第1の折り目線458a側に向けてのびる第2の折り目線458bを有する。
前記第1の被包装物保持板450は、該第1の折り目線458aを介して、前記第2の
被包装物保持板470側に、第2の被包装物保持板470の第1の起立助勢領域476a
を接着して第1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470の起立を助勢す
るための第1の起立助勢領域456aを有している。
第1の被包装物保持板450は、第2の折り目線458bを介して、左側の側部420
b側に、第2の被包装物保持板470の第2の起立助勢領域476bと接着して、第1の
被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470の起立を助勢するための第2の起
立助勢領域456bを有している。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426における第1の胴板41
2を第2の胴板414との間の第1の側部(右側の側部420a)側から第2の折り返し
線426とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板450より離れる側に向けての
びる第3の折り目線478aを有し、且つ第2の折り返し線426における第1の胴板4
12を第2の胴板414との間の第2の側部(左側の側部420b)側から第2の折り返
し線426とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板450より離れる側に、前記
第3の折り目線478a側に向けてのびる第4の折り目線478bを有する。
前記第2の被包装物保持板470は、該第3の折り目線478aを介して、前記第1の
被包装物保持板450側に、第1の被包装物保持板450の第1の起立助勢領域456a
を接着して第1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470の起立を助勢す
るための第1の起立助勢領域476aを有している。
第2の被包装物保持板470は、第4の折り目線478bを介して、左側の側部420
b側に、第1の被包装物保持板450の第2の起立助勢領域456bと接着して、第1の
被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470の起立を助勢するための第2の起
立助勢領域476bを有している。
第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426は、包装容器構成材を展開した状
態において、前記側部(左側の側部420b及び右側の側部420a)に直交する方向に
、一直線上にのびる。
前記第1の被包装物保持板450は、一方の側部(右側の側部420a)側に第1の起
立助勢領域456aを形成され、且つ、第1の胴板412の中央側に第1の被包装物保持
領域452を形成されている。
第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426は、包装容器構成材を展開した状態
において、前記側部(左側の側部420b及び右側の側部420a)に直交する方向に、
一直線上にのびる。
前記第2の被包装物保持板470は、一方の側部(右側の側部420a)側に第1の起
立助勢領域476aを形成され、且つ、第2の胴板414の中央側に第1の被包装物保持
領域472を形成されている。
前記第1の被包装物保持板450の第1の折り目線458aは、前記第1の被包装物保
持領域452と第1の起立助勢領域456aとを45度の角度をもって突き合わせ、第1
の折り目線458aを山折りしたときに第1の被包装物保持領域452と第1の起立助勢
領域456aとが対向するように構成され、且つ、第1の被包装物保持板450の第2の
折り目線458bは、第1の被包装物保持領域452と第2の起立助勢領域456bとを
45度の角度をもって突き合わせ、第2の折り目線458bを山折りしたときに第1の被
包装物保持領域452と第2の起立助勢領域456bとが対向するように構成されている

前記第2の被包装物保持板470の第3の折り目線478aは、前記第1の被包装物保
持領域472と第1の起立助勢領域476aとを45度の角度をもって突き合わせ、第3
の折り目線478aを山折りしたときに第1の被包装物保持領域472と第1の起立助勢
領域476aとが対向するように構成され、且つ、第2の被包装物保持板470の第4の
折り目線478bは、前記第1の被包装物保持領域472と第2の起立助勢領域476b
とを45度の角度をもって突き合わせ、第4の折り目線478bを山折りしたときに第1
の被包装物保持領域472と第2の起立助勢領域476bとが対向するように構成されて
いる。
前記第1の被包装物保持板450の第1の折り目線458aと前記第2の被包装物保持
板470の第3の折り目線478aとは、第1の折り返し線424及び第2の折り返し線
426から離れるに従って離れるように形成されている。
前記第1の被包装物保持板450の第2の折り目線458bと前記第2の被包装物保持
板470の第4の折り目線478bとは、第1の折り返し線424及び第2の折り返し線
426から離れるに従って離れるように形成されている。
前記第1の折り返し線424と第2の折り返し線426とは、包装容器構成材を展開し
た状態において、一直線上に並列されている。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426において、第2の胴板4
14側の内面側に折り返され、第1の折り目線458aを第1の胴板412と第2の胴板
414との境界(第1の境界422)によって形成される右側の側部420aの内側に向
けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板450は、第1の折り返し線424におい
て第1の胴板412側の内面側に折り返されるとともに、第2の被包装物保持板470の
第1の起立助勢領域476aと第1の被包装物保持板450の第1の起立助勢領域456
aとを連結され、一方の起立助勢領域を形成されている。そして、一方の起立助勢領域の
作用により、第1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470は、内包され
た被包装物Gによって膨出した第1の胴板412の内面側より離隔して、被包装物Gの底
部418に向けて起立している。
前記第2の被包装物保持板470は、第2の折り返し線426において、第2の胴板4
14側の内面側に折り返され、第4の折り目線478bを第1の胴板412と第2の胴板
414との左側の側部420bの内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板
450は、第1の折り返し線424において第1の胴板412側の内面側に折り返される
とともに、第1の被包装物保持板450の第2の起立助勢領域456bと第2の被包装物
保持板470の第2の起立助勢領域476bとを連結され、他方の起立助勢領域を形成さ
れている。そして、他方の起立助勢領域の作用により、第1の被包装物保持板450及び
第2の被包装物保持板470は、内包された被包装物Gによって膨出した第1の胴板41
2の内面側より離隔して、被包装物Gの底部418に向けて起立している。
第1の折り目線458aは、第1の折り返し線424と第1の境界422との接点に近
い領域から、第1の折り返し線424とは反対側の端縁における第2の被包装物保持板4
70より離れる側に向けてのびる。
第1の起立助勢領域456aは、第1の胴板412と一体的に固定された状態を維持さ
れ、第1の被包装物保持領域452が第1の胴板412の内側面より離れる方向に起立す
る。
第2の折り目線458bは、第1の折り返し線424と側縁436からなる左側の側部
420bとの接点に近い領域から、第1の折り返し線424とは反対側の端縁における側
縁436から離れる側に向けてのびる。
第3の被包装物保持領域454bは、一体的に固定された状態を維持され、第1の被包
装物保持領域452が第1の胴板412の内側面より離れる方向に起立する。
第1の被包装物保持領域452は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成さ
れた、第3の起立助勢領域457aを形成されている。
第3の起立助勢領域457aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域452が
第1の胴板412の内側面より第1の被包装物保持領域452が離れる方向に起立するよ
うに助勢する。
第3の折り目線478aは、第2の折り返し線426と第1の境界422との接点に近
い領域から、第2の折り返し線426とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板4
50より離れる側に向けてのびる。
第2の被包装物保持領域474aは、第2の胴板414と一体的に固定された状態を維
持され、第1の被包装物保持領域472が第2の胴板414の内側面より離れる方向に起
立する。
第4の折り目線478bは、第2の折り返し線426と側縁438との接点に近い領域
から、第2の折り返し線426とは反対側の端縁における側縁438から離れる側に向け
てのびる。
第3の被包装物保持領域474bは、一体的に固定された状態を維持され、第1の被包
装物保持領域472が第2の胴板414の内側面より離れる方向に起立する。
第1の被包装物保持領域472は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成さ
れた、第4の起立助勢領域477aを形成されている。
第4の起立助勢領域477aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域472が
第2の胴板414の内側面より第1の被包装物保持領域472が離れる方向に起立するよ
うに助勢する。
前記第1の胴板412と前記第2の胴板414との間において、底部418から起立し
た第1の被包装物保持板450は、第1の起立助勢領域456a及び第1の起立助勢領域
476aが境界(第1の境界422)によって形成された右側の側部420aの近傍に位
置し、且つ、底部418から起立した第2の被包装物保持板470は、第2の起立助勢領
域456b及び第2の起立助勢領域476bが左側の側部420bの近傍に位置し、底部
418から立ち上がった第1の被包装物保持領域452及び第1の被包装物保持領域47
2の立ち上がった領域が前記第1の胴板412と前記第2の胴板414との間に位置する
前記第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426は、前記第1の胴板412及
び前記第2の胴板414の底部418の端縁を構成する。
前記第1の胴板412及び前記第2の胴板414側に、前記第1の折り返し線424に
連続して穿設された輪郭切れ目428を形成され且つ第2の折り返し線426に連続して
穿設された輪郭切れ目430を形成されている。
該輪郭切れ目428a及び輪郭切れ目428bによって囲繞された支え脚部444a及
び支え脚部444b並びに輪郭切れ目430a及び輪郭切れ目430bによって囲繞され
た支え脚部446a及び支え脚部446bが、第1の折り返し線424及び第2の折り返
し線426において折り曲げられた第1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持
板470に連続して、第1の折り返し線424及び第2の折り返し線426より下方に突
き出されている。前記支え脚部444a及び支え脚部444b並びに支え脚部446a及
び支え脚部446bが、第1の胴板412及び第2の胴板414の外側面に連続するか僅
かに外方に向き且つ前記第1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470を
第1の胴板412及び第2の胴板414から離れる方向に助勢するように構成されている
第1の起立助勢領域456aと第2の起立助勢領域456bとは、第1の被包装物保持
領域452を挟んで対向して第1の胴板412の内方に向けてのびている。そして、第1
の起立助勢領域456aの内側面が、第2の被包装物保持領域454aを構成し、第2の
起立助勢領域456bの内側面が、第3の被包装物保持領域454bを構成している。
第1の起立助勢領域476aと第2の起立助勢領域476bとは、第1の被包装物保持
領域472を挟んで対向して第2の胴板414の内方に向けてのびている。そして、第1
の起立助勢領域476aの内側面が、第2の被包装物保持領域474aを構成し、第2の
起立助勢領域476bの内側面が、第3の被包装物保持領域474bを構成している。
第2の被包装物保持領域454aと第2の被包装物保持領域474aとが接合され且つ
第3の被包装物保持領域454bと第3の被包装物保持領域474bとが接合され、第1
の被包装物保持領域452と第1の被包装物保持領域472とは、一方端が第3の折り目
線478aを介して突き合わせられ、起立して外側面をもって向き合い且つその他方端が
第4の折り目線478bを介して突き合わせられ、起立して外側面をもって向き合い、第
1の胴板412と第2の胴板414との間の空間を塞ぐ。
第1の起立助勢領域456aと第3の折り目線478aとが接合され、第1の胴板41
2と第2の胴板414との間の右側の側部420aに沿って立ち上がり、且つ第3の被包
装物保持領域454bと第3の被包装物保持領域474bとが接合され、第1の胴板41
2と第2の胴板414との間の左側の側部420bに沿って立ち上がる。
この包装容器410に被包装物Gを挿入して収容する方法について、説明する。
包装容器410の底部418を開口するために、第1の境界422側と側縁436及び
側縁438側とを内方に向けて押圧する。
押圧された第1の胴板412と前記第2の胴板414とは、外側に向けて湾曲し、第1
の被包装物保持板450は第1の胴板412とともに外側に向けて湾曲し且つ第2の被包
装物保持板470は第2の胴板414とともに外側に向けて湾曲する。
左右より押圧された第1の胴板412及び第1の被包装物保持板450と第2の胴板4
14及び第2の被包装物保持板470とが、幅方向における中央側が外側に膨出すること
により、包装容器410の底部418は開口する。
次に、被包装物Gを第1の被包装物保持板450と第2の被包装物保持板470との間
より第1の胴板412と第2の胴板414との間の収容部内に挿入させる。
第1の胴板412と第2の胴板414との間に被包装物Gを挿入され、第1の胴板41
2の側縁436及び第2の胴板414の側縁438と第1の境界422とを幅方向におけ
る中間に向けて押圧する力を除去すると、第1の被包装物保持板450の第1の被包装物
保持領域452及び第2の被包装物保持板470の第1の被包装物保持領域472は、第
1の被包装物保持板450及び第2の被包装物保持板470の弾力性により、元の状態に
復元して、第1の胴板412及び第2の胴板414の内側面より立ち上がる。
被包装物Gを第1の胴板412と第2の胴板414との間に収容したとき、第2の被包
装物保持板470の被包装物保持領域472及び第1の被包装物保持板450の第1の被
包装物保持領域452は、第1の胴板412と第2の胴板414との間にのび、且つ、折
り目線478aは、一方の側部(右側の側部420a)に沿って第1の胴板412と第2
の胴板414との間にのび、且つ第4の折り目線478bは、他方の側部(左側の側部4
20b)に沿って第1の胴板412と第2の胴板414との間にのびる。
そして、被包装物保持領域472及び第1の被包装物保持領域452の端縁は、被包装
物Gの底部418に接触する。
すなわち、第2の被包装物保持板470の被包装物保持領域472の端縁並びに第1の
被包装物保持板450の第1の被包装物保持領域452の端縁において、被包装物Gの底
部418を保持する。
第1の胴板412と第2の胴板414との間に挿入された被包装物Gは、その底部41
8を第1の被包装物保持板450の第1の被包装物保持領域452及び第2の被包装物保
持板470の第1の被包装物保持領域472に接し合わされて保持され、且つその側部を
第1の被包装物保持板450の第2の被包装物保持領域454aに接し合わされて保持さ
れる。
次に、本発明にかかる包装容器の第4の実施の形態について、図46〜図60に基づい
て説明する。
包装容器710は、例えば、有底筒状の本体の上端開口部に、一端が閉塞された筒状の
蓋が着脱自在に螺合された容器たる被包装物Gを収容するもので、常態において扁平状に
なるように構成されている。
包装容器710は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板712と、前記第1の胴板
712に境界を介して連設された第2の胴板714と、被包装物G取り出し側において、
前記第1の胴板712と該第1の胴板712に対向する第2の胴板714との間に形成さ
れた天部716と、前記天部716とは反対側の被包装物G挿入側において、前記第1の
胴板712と該第1の胴板712に対向する第2の胴板714との間に形成された底部7
18と、天部716と底部718との間における左側の側部720b及び右側の側部72
0aとを備える。
第1の胴板712と第2の胴板714とは、包装容器710を正面から見て、左側の側
部720bと右側の側部720aとにおいて連接されて、対向する略々同じ大きさの円弧
が逆向きに組み合わさる断面略レンズ形の筒状の胴部に形成され、対向する第1の胴板7
12と第2の胴板714との間に被包装物Gを収容する。
右側の側部720aを挟んで、第1の胴板712と第2の胴板714との間に跨って、
透視窓部740が形成されている。
包装容器710は、図50及び図51に示す包装容器構成材810によって構成される

包装容器構成材810は、包装容器710の胴部(第1の胴板712及び第2の胴板7
14)を構成する胴部形成領域812及び胴部形成領域814と、包装容器710の底部
718を構成する底部形成領域816と、胴部形成領域812と胴部形成領域814とを
連結して筒状にするために接着される接着領域824とを備える。
包装容器構成材810は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板712を形成する胴
部形成領域812と、前記第1の胴板712に境界(第1の境界722)を介して連設さ
れた第2の胴板714を形成する胴部形成領域814とを備えている。
第1の胴板712を構成する胴部形成領域812は、第1の境界722が一方の側部(
すなわち右側の側部720a)を構成し、第1の境界722とは反対側の他方の側縁73
6が左側の側部720bを構成する。
第2の胴板714を構成する胴部形成領域814は、第1の境界722が一方の側部(
すなわち右側の側部720a)を構成し、第1の境界722とは反対側の他方の側縁73
8が左側の側部720bを構成する。
第1の胴板712と第2の胴板714とは、第1の境界722を介して、幅方向に並列
されている。
透視窓部740は、第1の境界722を挟んで、第1の胴板712と第2の胴板714
との間に跨って形成されている。
包装容器構成材810は、前記第1の胴板712を構成する胴部形成領域812及び第
2の胴板714を構成する胴部形成領域814の下方に、底部形成領域816を形成され
ている。
底部形成領域816は、包装容器710に内包された被包装物Gの両側辺を越えてのび
るように、第1の胴板712に、底部718側に形成された第1の折り返し線724を介
して連設された第1の被包装物保持板750と、前記第2の胴板714に、前記第1の被
包装物保持板750に並列して、底部718側に形成された第2の折り返し線726を介
して連設された第2の被包装物保持板770とを備える。
第1の胴板712は、第1の胴板712と第2の胴板714との間の一方の側部を挟ん
で一方の第1の膨出折曲線792aを有しており、第2の胴板714は、第1の胴板71
2と第2の胴板714との間の一方の側部を挟んで他方の第3の膨出折曲線794aを有
している。
一方の第2の膨出折曲線792bは、第1の折り返し線724から天部716側に向け
てのび且つ他方の第4の膨出折曲線794bは、第2の折り返し線726から天部716
側に向けてのびている。
包装容器構成材810は、胴部形成領域812と胴部形成領域814とを接着する接着
領域824を備え、この実施の形態においては、接着領域824は、胴部形成領域812
の内側面すなわち第1の境界722において折り曲げられたときに対向する第1の胴板7
12の内面に形成されている。
接着領域824は、第1の胴板712と第2の胴板714とを連結するために、胴部形
成領域814の側縁738側の近傍において、上辺734から胴部形成領域814の下方
に向けて直線状にのびる帯状の接着剤層780と、胴部形成領域814の第1の境界72
2側の近傍で上辺734の近くにおいて、点状ないしは方形状に形成された接着剤層78
2とを形成する。
第1の胴板712は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅とを
備える平面視略長方形であり、天部716側が、直線状の上辺732を備え、底部718
側が、直線状の第1の折り返し線724を備える。第1の折り返し線724と上辺732
とは、平行である。第1の胴板712は、幅方向における中央に、被包装物Gを取り出す
ために切り取られる、取り出し部742を形成されている。
第2の胴板714は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅とを
備える平面視略長方形であり、天部716側に取り出し部742を形成され、取り出し部
742の上方が切り欠かれている。
天部716側は、直線状の上辺734を備え、底部718側が、直線状の第2の折り返
し線726を備える。第2の折り返し線726と上辺734とは、平行である。
前記第1の折り返し線724と第2の折り返し線726とは、包装容器構成材を展開し
た状態において、一直線上に並列されている。
第1の胴板712の上辺732と第2の胴板714の上辺734とは、一直線上に並列
されている。
包装容器構成材810は、弾力性すなわち変形に抗して、原形に復しようとする力のあ
る性質を有する、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等からなる。
包装容器構成材810は、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等を適
宜な裁断方法により切断して、上辺732、上辺734、側縁736及び側縁738並び
に第1の被包装物保持板750及び第2の被包装物保持板770の外部を形成されており
、第1の胴板712と第2の胴板714と第1の被包装物保持板750と第2の被包装物
保持板770とが一体成形されている。
包装容器構成材810は、折り返すために、筋押し、ミシン等の折り目付けにより、第
1の折り返し線724及び第2の折り返し線726並びに後述する折り目線758及び折
り目線778を形成されている。
取り出し部742は、ミシン目で切り取るように、包装容器構成材810に切れ目を形
成されている。
前記第1の折り返し線724及び第2の折り返し線726は、前記第1の胴板712及
び前記第2の胴板714の底部718の端縁を構成し、前記第1の胴板712及び前記第
2の胴板714側に、前記第1の折り返し線724に連続して穿設された輪郭切れ目72
8及び第2の折り返し線726に連続して穿設された輪郭切れ目730を形成されている
第1の被包装物保持板750は、第1の折り返し線724を介して、第1の胴板712
の下部に連設された、底面視略々L字形の板状体である。
第1の被包装物保持板750は、第1の折り返し線724より手前側(下方)に向けて
突設されている。
前記第2の被包装物保持板770は、第1の折り返し線724における側縁736側か
ら、第1の折り返し線724とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板750より
離れる側に向けてのびる折り目線778を有し、且つ、該折り目線778を介して、前記
側縁736側に、被包装物Gの側縁を保持するための第2の被包装物保持領域774を有
する。
第1の被包装物保持板750は、第1の折り返し線724と平行な直線状の第1の被包
装物保持領域752を形成されている。
第1の被包装物保持板750は、第1の折り返し線724と平行な第1の被包装物保持
領域752に続いて、第2の被包装物保持領域754を形成されている。
第1の被包装物保持領域752は、被包装物Gの底を支持し、第2の被包装物保持領域
754は被包装物Gの側縁を支持する。第1の被包装物保持領域752と第2の被包装物
保持領域754とは、被包装物Gの形状に対応して交差する接触線からなる。
第1の被包装物保持板750は、第1の折り返し線724に近い領域に、突っ張ること
により、第1の被包装物保持板750の起立を助勢するための起立助勢領域756を形成
されている。
前記第1の被包装物保持板750は、第1の折り返し線724における第1の胴板71
2との間の側部側と一方の第1の膨出折曲線792aとの間から第1の折り返し線724
とは反対側の端縁における第2の被包装物保持板770より離れる側に向けてのびる起立
助勢端縁756aを有するとともに、該起立助勢端縁756aより一方の第1の膨出折曲
線792aの側に、第1の被包装物保持板750を起立させるための起立助勢領域756
を有している。
前記第1の被包装物保持板750は、第1の胴板712の内面側に第1の折り返し線7
24において折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線724側から第1の胴板71
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。第1の折り
返し線724は、包装容器構成材810の内側面から見て、谷折りに折られる。
第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726を介して、第2の胴板714
の下部に連設された、底面視略々L字形の板状体である。
第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726より手前側(下方)に向けて
突設されている。
第2の被包装物保持板770は、第2の胴板714と略々同じ幅を備えている。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726における側縁738側か
ら、第2の折り返し線726とは反対側の前記第2の被包装物保持板770の端縁及び第
1の被包装物保持板750より離れる側に向けてのびる折り目線778を有し、且つ、該
折り目線778を介して、前記側縁738側に、被包装物Gの側縁を保持するための第2
の被包装物保持領域774を有する。
第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726と平行な直線状の被包装物保
持領域772を形成されている。
第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726と平行な被包装物保持領域7
72に続いて、第2の被包装物保持領域774を形成されている。
被包装物保持領域772は、被包装物Gの底を支持し、第2の被包装物保持領域774
は被包装物Gの側縁を支持する。被包装物保持領域772と第2の被包装物保持領域77
4とは、被包装物Gの形状に対応して交差する接触線からなる。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726に近い領域に、突っ張ることにより、第1の被包装物保持板750の起立を助勢するための起立助勢領域776を形成されている。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726における第1の胴板71
2を第2の胴板714との間の側部側と他方の第2の膨出折曲線792bとの間から第2
の折り返し線726とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板750より離れる側
に向けてのびる起立助勢端縁776aを有するとともに、該起立助勢端縁776aより他
方の第2の膨出折曲線792b側に、第2の被包装物保持板770を起立させるための起
立助勢領域776を有している。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の胴板714の内面側に第2の折り返し線7
26において折り返されて第1の被包装物保持板750の面に接着される板であって、被
包装物Gを第2の折り返し線726側から第1の胴板712の内面側に向けて挿入されて
保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅及び/又は高さと、被包装物G
の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。第2の折り返し線726は、包装容器構成
材810の内側面から見て、谷折りに折られる。
第1の胴板712と第2の胴板714とは、直線状の境界(第1の境界722)を介し
て連設されて、筒状に形成されるように構成されている。第1の折り返し線724及び第
2の折り返し線726は、前記境界に直交する方向に、一直線上にのびている前記第1の
被包装物保持板750は、一方の境界(第1の境界722)側に起立助勢領域756を形
成され、前記第2の被包装物保持板770は、一方の境界(第1の境界722)側であっ
て、前記第1の被包装物保持板750の起立助勢領域756に対向する領域に起立助勢領
域776を形成されている。
第1の被包装物保持板750は、第1の被包装物保持領域752と第2の被包装物保持
領域754との間に折り目線758を形成され、前記折り目線758は、第1の折り返し
線724とは45度の角度をもって形成されている。
第2の被包装物保持板770は、被包装物保持領域772と第2の被包装物保持領域7
74との間に折り目線778を形成され、前記第2の被包装物保持板770の折り目線7
78は、第2の折り返し線726とは45度の角度をもって形成されている。
第2の被包装物保持板770の第2の被包装物保持領域774は、第1の被包装物保持
板750の第2の被包装物保持領域754に接着するための接着剤層784が、形成され
ている。
第1の被包装物保持板750の第2の被包装物保持領域754は、第2の被包装物保持
板770の第2の被包装物保持領域774に接着するための接着剤層784を形成されて
いる。
接着剤層784は、第2の被包装物保持板770の折り目線778を山折りして、第1
の被包装物保持板750の第2の被包装物保持領域754と第2の被包装物保持板770
の第2の被包装物保持領域774とを接着されるように、第2の被包装物保持領域754
の外側面及び第2の被包装物保持領域774の外側面に形成される。
第1の胴板712を構成する胴部形成領域812は、幅方向における中央で上辺732
の近くに、取り出し部742をミシン目で形成されている。
第1の胴板712を構成する胴部形成領域812は、前記取り出し部742の側方から
第1の胴板712の下方に向けてのびる、第1の膨出折曲線792aを、筋押し等の折り
目付けにより形成されている。
第1の胴板712を構成する胴部形成領域812は、透視窓部740の側方において、
第1の胴板712の上方から下方に向けてのびる、第2の膨出折曲線792bを筋押し等
の折り目付けにより形成されている。
第1の膨出折曲線792a及び第2の膨出折曲線792bは、包装容器710に収容さ
れた被包装物Gの膨らみに対応して、第1の胴板712を外側に向けて若干膨出させるた
めに、形成されている。
第2の胴板714を構成する胴部形成領域814は、透視窓部740の下方から第2の
折り返し線726にかけてつながる第3の膨出折曲線794aを、筋押し等の折り目付け
により形成されている。
第2の胴板714を構成する胴部形成領域814は、透視窓部740において上方から
第2の折り返し線726にかけてつながる第4の膨出折曲線794bを、筋押し等の折り
目付けにより形成されている。
第3の膨出折曲線794a及び第4の膨出折曲線794bは、包装容器710に収容さ
れた被包装物Gの膨らみに対応して、第2の胴板714を外側に向けて若干膨出させるた
めに、形成されている。
なお、第1の膨出折曲線792a及び第2の膨出折曲線792bとは平行で、第1の境
界722を軸として対称に形成された直線状である。
第3の膨出折曲線794a及び第4の膨出折曲線794bとは、平行に形成された直線
状である。
第2の胴板714を構成する胴部形成領域814は、第1の境界722側から透視窓部
740の上端にかけてのびる第5の膨出折曲線790aを筋押し等の折り目付けにより形
成されている。第5の膨出折曲線790aは、第1の境界722と斜交するように傾斜し
ている。
次に、包装容器構成材810によって包装容器710を組み立てる方法について、主と
して、図52ないし図54に基づいて説明する。
第1の被包装物保持板750を、第1の折り返し線724において向こう側(上方)に
向けて折り曲げて、第1の胴板712と対向させる。第1の折り返し線724は、包装容
器構成材810を内側から見て、谷折りすなわち第1の折り返し線724が内側に入るよ
うに折る。
第2の被包装物保持板770を、第2の折り返し線726において向こう側(上方)に
向けて折り曲げて第2の胴板714と対向させる。第2の折り返し線726は、包装容器
構成材810を内側から見て、谷折りすなわち第2の折り返し線726が内側に入るよう
に折る。
次に、第1の胴板712と第2の胴板714とを、第1の境界722において幅方向に
折り曲げて、対向させる。
第1の境界722は、包装容器構成材810を内側から見て、谷折りすなわち第1の境
界722が内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板770の折り目線778を、包装容器構成材810を内側から見
て、山折りすなわち折り目線778が外側に出るように折る。
そして、第2の被包装物保持板770の第2の被包装物保持領域774の外側面に形成
された接着剤層784を、第1の被包装物保持板750の第2の被包装物保持領域754
の外側面に形成された接着剤層784に接合して接着させる。
第2の胴板714の内側面に形成された接着剤層782を、第1の胴板712の内側面
に形成された接着剤層782に接合して接着させる。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726において、第2の胴板7
14側の内面側(向こう側)に折り返され、折り目線778を第1の胴板712と第2の
胴板714との境界の内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板750は、
第1の折り返し線724において第1の胴板712側の内面側(向こう側)に折り返され
るとともに、第2の被包装物保持板770の第2の被包装物保持領域774と第1の被包
装物保持板750の第2の被包装物保持領域754とを接着剤層784で接着して連結す
る。第1の被包装物保持板750及び第2の被包装物保持板770は、内包された被包装
物Gによって膨出した第1の胴板712の内面側より離隔して、被包装物Gの底部718
に向けて起立させることができるように形成される。
而して、一対の胴部形成領域812と胴部形成領域814とが、接着領域824におい
て連接されて一対の第1の胴板712と第2の胴板714とになって扁平状の胴部を形成
するとともに、一対の底部形成領域816が折り曲げ状態の第1の被包装物保持板750
と第2の被包装物保持板770とになって底部718を形成する、包装容器710が完成
する。
包装容器710は、前記第1の胴板712と前記第2の胴板714とが、境界(第1の
境界722)において折り返されて、略々同じ大きさの円弧が逆向きに組み合わさる断面
略レンズ形の筒状の胴部を形成されている。
包装容器710は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板712と、前記第1の胴板
712に側部(左側の側部720b及び右側の側部720a)を介して連接された第2の
胴板714と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板712と該第1の胴板71
2に対向する第2の胴板714とに形成された天部716と、前記天部716とは反対側
の被包装物G挿入側において、前記第1の胴板712と該第1の胴板712に対向する第
2の胴板714との間に形成された底部718と、左側の側部720b及び右側の側部7
20aとを備え、対向する第1の胴板712と第2の胴板714との間に被包装物Gを収
容する包装容器710である。
第1の胴板712と第2の胴板714とは、直線状の側部を介して連接されて、その間
に被包装物Gを収容する空間を有する、筒状の胴部に形成されている。
前記第1の胴板712は、内包された被包装物Gの両側辺を越えてのびるように、底部
718側に形成された第1の折り返し線724を介して第1の被包装物保持板750を連
設されている。
前記第2の胴板714は、第1の被包装物保持板750の面に接着される第2の被包装
物保持板770を、前記第1の被包装物保持板750に並列して、底部718側に形成さ
れた第2の折り返し線726を介して連設されている。
前記第1の被包装物保持板750は、第1の胴板712の内面側に第1の折り返し線7
24において折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線724側から第1の胴板71
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の胴板714の内面側に第2の折り返し線7
26において折り返されて、被包装物Gを第2の折り返し線726側から第1の胴板71
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726における第1の胴板71
2と第2の胴板714との間の側部(右側の側部720a)側から、第2の折り返し線7
26とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板750より離れる側に向けてのびる
折り目線778を有し、且つ、該折り目線778を介して、側縁738側に、第1の被包
装物保持板750の第2の被包装物保持領域754と接着される第2の被包装物保持領域
774を有している。
第1の折り返し線724及び第2の折り返し線726は、包装容器構成材を展開した状
態において、前記側部(左側の側部720b及び右側の側部720a)に直交する方向に
、一直線上にのびており、第1の境界722と直交する方向にのびている。
前記第1の被包装物保持板750は、一方の側部(右側の側部720a)側に起立助勢
領域756を形成され、且つ、第1の胴板712の中央側に第1の被包装物保持領域75
2を形成されている。
第2の被包装物保持領域754と起立助勢領域756との間に折り目線758を形成さ
れている。第1の被包装物保持板750の折り目線758は、第1の被包装物保持領域7
52と第2の被包装物保持領域754とを45度の角度をもって突き合わせ、折り目線7
58を山折りしたときに被包装物保持領域772と第2の被包装物保持領域774とが対
向するように構成されている。
前記第2の被包装物保持板770は、一方の側部(右側の側部720a)側であって、
前記第1の被包装物保持板750の起立助勢領域756に対向する領域に起立助勢領域7
76を形成され、且つ、第2の胴板714の中央側に被包装物保持領域772を形成され
ている。被包装物保持領域772と第2の被包装物保持領域774との間に折り目線77
8を形成されている。前記第2の被包装物保持板770の折り目線778は、被包装物保
持領域772と第2の被包装物保持領域774とを45度の角度をもって突き合わせ、折
り目線778を山折りしたときに第1の被包装物保持領域752と第2の被包装物保持領
域754とが対向するように構成されている。
前記第1の折り返し線724と第2の折り返し線726とは、包装容器構成材を展開し
た状態において、一直線上に並列されている。
前記第2の被包装物保持板770は、第2の折り返し線726において、第2の胴板7
14側の内面側に折り返され、折り目線778を第1の胴板712と第2の胴板714と
の境界の内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板750は、第1の折り返
し線724において第1の胴板712側の内面側に折り返されるとともに、第2の被包装
物保持板770の第2の被包装物保持領域774と第1の被包装物保持板750の起立助
勢領域756とを連結される。第1の被包装物保持板750の起立助勢領域756及び第
2の被包装物保持板770の起立助勢領域776の突っ張りによって、被包装物保持領域
772を、内包された被包装物Gによって膨出した第1の胴板712の内面側より離隔し
て、被包装物Gの底部718に向けて起立するように構成されている。
前記第1の胴板712と前記第2の胴板714との間において、底部718から起立し
た第1の被包装物保持板750は、起立助勢領域756が境界の近傍に位置し、前記起立
助勢領域756から離れた領域に、底部718から立ち上がった第1の被包装物保持領域
752の立ち上がった領域が前記第1の胴板712と前記第2の胴板714との間に位置
する。
前記第1の胴板712と前記第2の胴板714との間において、底部718から起立し
た第2の被包装物保持板770は、起立助勢領域776が境界の近傍に位置し、前記起立
助勢領域776から離れた領域に、底部718から立ち上がった被包装物保持領域772
の立ち上がった領域が前記第1の胴板712と前記第2の胴板714との間に位置する。
前記第1の折り返し線724及び第2の折り返し線726は、前記第1の胴板712及
び前記第2の胴板714の底部718の端縁を構成する。
前記第1の胴板712及び前記第2の胴板714側に、前記第1の折り返し線724に
連続して穿設された輪郭切れ目728を形成され且つ第2の折り返し線726に連続して
穿設された輪郭切れ目730を形成されている。
該輪郭切れ目728によって囲繞された支え脚部744b及び輪郭切れ目730によっ
て囲繞された支え脚部746bが、第1の折り返し線724及び第2の折り返し線726
において折り曲げられた第1の被包装物保持板750及び第2の被包装物保持板770に
連続して、第1の折り返し線724及び第2の折り返し線726より下方に突き出されて
いる。前記支え脚部744b及び支え脚部746bが、第1の胴板712及び第2の胴板
714の外側面に連続するか僅かに外方に向き且つ前記第1の被包装物保持板750及び
第2の被包装物保持板770を第1の胴板712及び第2の胴板714から離れる方向に
助勢するように構成されている。
第1の胴板712の第1の境界722の下方に支え脚部744aが形成され且つ第2の
胴板714の第1の境界722の下方に支え脚部746aが形成されている。
第2の被包装物保持領域754と第2の被包装物保持領域774とが接合され、第1の
被包装物保持領域752と被包装物保持領域772とは、折り目線758及び折り目線7
78を介して突き合わせられている。第1の被包装物保持領域752と被包装物保持領域
772とは、第1の胴板712と第2の胴板714との間において、起立助勢領域756
及び起立助勢領域776の助勢により、起立して外側面でもって向き合い、第1の胴板7
12と第2の胴板714との間の空間を略々塞ぐ。
接合された第2の被包装物保持領域754と第2の被包装物保持領域774とは、第1
の胴板712と第2の胴板714との間の左側の側部720b側において、左側の側部7
20bに沿って第1の被包装物保持領域752及び被包装物保持領域772より高く上方
に向けて立ち上がる。
この包装容器710に被包装物Gを挿入して収容する方法について、説明する。
包装容器710の底部718を開口するために、第1の境界722側と側縁736及び
側縁738側とを内方に向けて押圧する。
押圧された第1の胴板712と前記第2の胴板714とは、外側に向けて湾曲し、第1
の被包装物保持板750は第1の胴板712とともに外側に向けて湾曲し且つ第2の被包
装物保持板770は第2の胴板714とともに外側に向けて湾曲する。
左右より押圧された第1の胴板712及び第1の被包装物保持板750と第2の胴板7
14及び第2の被包装物保持板770とが、幅方向における中央から右側が外側に膨出す
ることにより、包装容器710の底部718は開口する。
次に、被包装物Gを第1の被包装物保持板750と第2の被包装物保持板770との間
より第1の胴板712と第2の胴板714との間の収容部内に挿入させる。
第1の胴板712と第2の胴板714との間に被包装物Gを挿入され、第1の胴板71
2の側縁736及び第2の胴板714の側縁738と第1の境界722とを幅方向におけ
る中間に向けて押圧する力を除去すると、第1の被包装物保持板750の第1の被包装物
保持領域752及び第2の被包装物保持板770の被包装物保持領域772は、第1の被
包装物保持板750及び第2の被包装物保持板770の弾力性により、元の状態に復元し
て、第1の胴板712及び第2の胴板714の内側面より立ち上がる。
被包装物Gを第1の胴板712と第2の胴板714との間に収容したとき、第2の被包
装物保持板770の被包装物保持領域772及び第1の被包装物保持板750の第1の被
包装物保持領域752は、第1の胴板712と第2の胴板714との間にのび、且つ、折
り目線778は、他方の側部(左側の側部720b)に沿って第1の胴板712と第2の
胴板714との間にのびる。
そして、被包装物保持領域772及び第1の被包装物保持領域752及び被包装物保持
領域772の端縁は、被包装物Gの底部718に接触する。
すなわち、第2の被包装物保持板770の被包装物保持領域772の端縁並びに第1の
被包装物保持板750の第1の被包装物保持領域752の端縁において、被包装物Gの底
部718を保持する。
第1の胴板712と第2の胴板714との間に挿入された被包装物Gは、その底部71
8を第1の被包装物保持板750の第1の被包装物保持領域752及び第2の被包装物保
持板770の被包装物保持領域772に接し合わされて保持され、且つその側部を第1の
被包装物保持板750の第2の被包装物保持領域754に接し合わされて保持される。
次に、本発明にかかる包装容器の第5の実施の形態について、図61〜図75に基づい
て説明する。
包装容器1010は、例えば、有底筒状の本体の上端開口部に、一端が閉塞された筒状
の蓋が着脱自在に螺合された容器たる被包装物Gを収容するもので、常態において扁平状
になるように構成されている。
包装容器1010は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板1012と、前記第1の
胴板1012に境界を介して連設された第2の胴板1014と、被包装物G取り出し側に
おいて、前記第1の胴板1012と該第1の胴板1012に対向する第2の胴板1014
との間に形成された天部1016と、前記天部1016とは反対側の被包装物G挿入側に
おいて、前記第1の胴板1012と該第1の胴板1012に対向する第2の胴板1014
との間に形成された底部1018と、天部1016と底部1018との間における左側の
側部1020b及び右側の側部1020aとを備える。
第1の胴板1012と第2の胴板1014とは、包装容器1010を正面から見て、左
側の側部1020bと右側の側部1020aとにおいて連接されて、対向する略々同じ大
きさの円弧が逆向きに組み合わさる断面略レンズ形の筒状の胴部に形成され、対向する第
1の胴板1012と第2の胴板1014との間に被包装物Gを収容する。
包装容器1010は、図65及び図66に示す包装容器構成材1110によって構成さ
れる。
包装容器構成材1110は、包装容器1010の胴部(第1の胴板1012及び第2の
胴板1014)を構成する胴部形成領域1112及び胴部形成領域1114と、包装容器
1010の底部1018を構成する底部形成領域1116と、胴部形成領域1112と胴
部形成領域1114とを連結して筒状にするために接着される接着領域1124とを備え
る。
包装容器構成材1110は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板1012を形成す
る胴部形成領域1112と、前記第1の胴板1012に境界(第1の境界1022)を介
して連設された第2の胴板1014を形成する胴部形成領域1114とを備えている。
第1の胴板1012を構成する胴部形成領域1112は、第1の境界1022が一方の
側部(すなわち右側の側部1020a)を構成し、第1の境界1022とは反対側の他方
の側縁36が左側の側部1020bを構成する。
第2の胴板1014を構成する胴部形成領域1114は、第1の境界1022が一方の
側部(すなわち右側の側部1020a)を構成し、第1の境界1022とは反対側の他方
の側縁1038が左側の側部1020bを構成する。
第1の胴板1012と第2の胴板1014とは、第1の境界1022を介して、幅方向
に並列されている。
包装容器構成材1110は、前記第1の胴板1012を構成する胴部形成領域1112
及び第2の胴板1014を構成する胴部形成領域1114の下方に、底部形成領域111
6を形成されている。
底部形成領域1116は、包装容器1010に内包された被包装物Gの両側辺を越えて
のびるように、第1の胴板1012に、底部1018側に形成された第1の折り返し線1
024を介して連設された第1の被包装物保持板1050と、前記第2の胴板1014に
、前記第1の被包装物保持板1050に並列して、底部1018側に形成された第2の折
り返し線1026を介して連設された第2の被包装物保持板1070とを備える。
包装容器構成材1110は、胴部形成領域1112と胴部形成領域1114とを接着す
る接着領域1124を備え、この実施の形態においては、接着領域1124は、胴部形成
領域1114の第2の胴板1014の領域の側端に第2の境界1222を介して突設され
たのり代1224に形成されている。接着領域1124は、胴部形成領域1112の内側
面すなわち第1の境界1022において折り曲げられたときに対向する第1の胴板101
2の内面に続く内側面に形成されている。
接着領域1124は、第1の胴板1012と第2の胴板1014とを連結するために、
胴部形成領域1114の側縁1038側の近傍において、上辺1034から胴部形成領域
1114の下方に向けて直線状にのびる帯状の接着剤層1080と、胴部形成領域111
4の第1の境界1022側の近傍で上辺1034の近くにおいて、点状ないしは方形状に
形成された接着剤層1082とを形成する。
第1の胴板1012は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅と
を備える平面視略長方形であり、天部1016側が、直線状の上辺1032を備え、底部
1018側が、直線状の第1の折り返し線1024を備える。第1の折り返し線1024
と上辺1032とは、平行である。第1の胴板1012は、幅方向における中央に、被包
装物Gを取り出すために切り取られる、取り出し部1042を形成されている。
第2の胴板1014は、被包装物Gの高さより高い高さと被包装物Gの幅より長い幅と
を備える平面視略長方形であり、天部1016側は、直線状の上辺1034を備え、底部
1018側が、直線状の第2の折り返し線1026を備える。第2の折り返し線1026
と上辺1034とは、平行である。第2の胴板1014は、幅方向における中央に、透視
窓部1040を穿設されている。
前記第1の折り返し線1024と第2の折り返し線1026とは、包装容器構成材を展
開した状態において、一直線上に並列され、第1の境界1022と直交している。
第1の胴板1012の上辺1032と第2の胴板1014の上辺1034とは、包装容
器構成材を展開した状態において、一直線上に並列されている。
包装容器構成材1110は、弾力性すなわち変形に抗して、原形に復しようとする力の
ある性質を有する、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等からなる。
包装容器構成材1110は、板紙(例えば折り畳み箱用板紙)やプラスチック製板等を
適宜な裁断方法により切断して、上辺1032、上辺1034、側縁1036及び側縁1
038並びに第1の被包装物保持板1050及び第2の被包装物保持板1070の外部を
形成されており、第1の胴板1012と第2の胴板1014と第1の被包装物保持板10
50と第2の被包装物保持板1070とが一体成形されている。
包装容器構成材1110は、折り返すために、筋押し、ミシン等の折り目付けにより、
第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026並びに後述する折り目線107
8を形成されている。
取り出し部1042は、ミシン目で切り取るように、包装容器構成材1110に切れ目
を形成されている。
前記第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026は、前記第1の胴板10
12及び前記第2の胴板1014の底部1018の端縁を構成し、前記第1の胴板101
2及び前記第2の胴板1014側に、前記第1の折り返し線1024に連続して穿設され
た輪郭切れ目1028a及び輪郭切れ目1028c並びに第2の折り返し線1026に連
続して穿設された輪郭切れ目1030を形成されている。
第1の被包装物保持板1050は、第1の折り返し線1024を介して、第1の胴板1
012の下部に連設された、底面視略々五角形の板状体である。
第1の被包装物保持板1050は、第1の折り返し線1024より手前側(下方)に向
けて突設されている。
第1の被包装物保持板1050は、第1の折り返し線1024と平行な直線状の第1の
被包装物保持領域1052を形成されている。
第1の被包装物保持領域1052は、被包装物Gの底を支持する。
第1の被包装物保持板1050は、第1の折り返し線1024に近い領域に、第2の被
包装物保持板1070と接着されることにより、第1の被包装物保持板1050の起立を
助勢するための起立助勢領域1056を形成されている。
前記第1の被包装物保持板1050は、第1の胴板1012の内面側(向こう側)に第
1の折り返し線1024において折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線1024
側から第1の胴板1012の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを
挿入し且つ保持できる幅及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性
とを備える。第1の折り返し線1024は、包装容器構成材1110の内側面から見て、
谷折りに折られる。
第2の被包装物保持板1070は、第2の折り返し線1026を介して、第2の胴板1
014の下部に連設された、底面視略々U字形の板状体である。
第2の被包装物保持板1070は、第2の折り返し線1026より手前側(下方)に向
けて突設されている。
第2の被包装物保持板1070は、第2の胴板1014と略々同じ幅を備えている。
前記第2の被包装物保持板1070は、第2の折り返し線1026における第1の胴板
1012と第2の胴板1014との間の境界側から、第2の折り返し線1026とは反対
側の前記第2の被包装物保持板1070の端縁及び第1の被包装物保持板1050より離
れる側に向けてのびる折り目線1078を有し、且つ、該折り目線1078を介して、前
記第1の被包装物保持板1050側に、第1の被包装物保持板1050を起立させるため
の起立助勢領域1076を有する。
起立助勢領域1076は、第2の折り返し線1026に近い領域に、第1の被包装物保
持板1050と接着されることにより、第1の被包装物保持板1050の起立を助勢する
ために形成されている。
第2の被包装物保持板1070は、起立助勢領域1076とは反対側で、側縁1038
寄りに、底抜け防止部1074を形成されている。
底抜け防止部1074は、第2の被包装物保持板1070の側縁1038寄りにおいて
第2の被包装物保持板1070を第2の折り返し線1026において折り曲げて第2の胴
板1014の内側において起立させられたときに、内側に向けて長くのびるように側縁1
038の延長線に沿って突設されている。
第2の被包装物保持板1070は、第1の境界1022側で第1の境界1022の延長
線に沿って起立助勢領域1076を突設されており、起立助勢領域1076と底抜け防止
部1074とは対向するように並列されている。
底抜け防止部1074は、被包装物Gを第1の胴板1012と第2の胴板1014との
間に収容されたとき、第1の被包装物保持板1050及び第2の被包装物保持板1070
が被包装物Gを第1の胴板1012と第2の胴板1014との間より外側に抜け出ること
を防止するように、第2の被包装物保持板1070を第2の折り返し線1026において
折り曲げて第2の胴板1014の内側において起立させられたときに、第2の胴板101
4の内側面に密着するように構成されている。
前記第2の被包装物保持板1070は、第2の胴板1014の内面側(向こう側)に第
2の折り返し線1026において折り返されて第1の被包装物保持板1050の面に接着
される連結板であって、被包装物Gを第2の折り返し線1026側から第1の胴板101
2の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保持できる幅
及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。第2の折り
返し線1026は、包装容器構成材1110の内側面から見て、谷折りに折られる。
第1の胴板1012と第2の胴板1014とは、直線状の境界(第1の境界1022)
を介して連設されて、筒状に形成され、第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線
1026は、前記境界に直交する方向に、一直線上にのび、前記第1の被包装物保持板1
050は、一方の境界(第1の境界1022)側に起立助勢領域1056を形成され、且
つ、第1の胴板1012の幅方向における中央の側に第1の被包装物保持領域1052を
形成され、前記第2の被包装物保持板1070は、一方の境界(第1の境界1022)側
であって、前記第1の被包装物保持板1050の起立助勢領域1056に対向する領域に
起立助勢領域1076を形成され、且つ、第2の胴板1014幅方向におけるの中央の側
に被包装物保持領域1072を形成されるとともに、起立助勢領域1076と被包装物保
持領域1072との間に折り目線1078を形成され、前記第2の被包装物保持板107
0の折り目線1078は、前記一方の第2の折り返し線1026とは45度の角度をもっ
て形成されている。
第1の被包装物保持領域1052は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成
された、第3の起立助勢領域1057aを形成されている。
第3の起立助勢領域1057aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域105
2が第1の胴板1012の内側面より第1の被包装物保持領域1052が離れる方向に起
立するように助勢する。
第1の被包装物保持領域1072は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成
された、第4の起立助勢領域1077aを形成されている。
第4の起立助勢領域1077aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域107
2が第2の胴板1014の内側面より第1の被包装物保持領域1072が離れる方向に起
立するように助勢する。
第4の起立助勢領域1077aは、第2の胴板1014の幅方向における中央より側縁
1038側に寄っている。
第4の起立助勢領域1077aを構成する第1円弧状縁1077a1は、第2の被包装
物保持板1070の内側端縁における第1の境界1022側寄りの位置にある外部端より
内方で側縁1038側に向けてのびる。
第4の起立助勢領域1077aを構成する第2円弧状縁1077a2は、第2の被包装
物保持板1070の内側端縁における側縁1038側寄りの位置にある外部端より内方で
第1の境界1022側に向けてのびる。第2円弧状縁1077a2の内部端は、第2の胴
板1014の幅方向における中央に近い位置までのびる。
第3の起立助勢領域1057aは、第1の胴板1012の幅方向における中央に位置し
ている。
第2の被包装物保持板1070は、第1の被包装物保持領域1072と起立助勢領域1
076とが交差しており、その第1の被包装物保持領域1072と起立助勢領域1076
との交差した点と折り目線1078の第1の境界1022側の端との距離が被包装物Gの
底部1018の長さよりも長くなるように構成されている。
そして、第1の被包装物保持領域1072及び起立助勢領域1076の内側において第
1の胴板1012と第2の胴板1014との間に収容された被包装物Gを保持するときに
より広い面積で被包装物Gを保持するように、第1の被包装物保持領域1072と起立助
勢領域1076との交差した点と折り目線1078の第1の境界1022側の端との長さ
を長くしている。
一方、被包装物Gを第1の胴板1012と第2の胴板1014との間に折り曲げられた
第1の被包装物保持板1050と第2の被包装物保持板1070との間において被包装物
Gを被包装物Gを第1の胴板1012と第2の胴板1014との間に挿入するとき、被包
装物保持領域1072が障害とならないように、第2円弧状縁1077a2の内部端は、
第2の胴板1014の幅方向における中央に近い位置までのびて、被包装物Gを挿入し易
いように広く開口するように構成されている。
第2の被包装物保持板1070の起立助勢領域1076は、第1の被包装物保持板10
50の起立助勢領域1056に接着するための接着剤層1084が、形成されている。
接着剤層1084は、第2の被包装物保持板1070の折り目線1078を山折りして
、第1の被包装物保持板1050の起立助勢領域1056の外側面に接着されるように、
起立助勢領域1076の内側面に形成される。
第1の胴板1012を構成する胴部形成領域1112は、幅方向における中央で上辺1
032の近くに、取り出し部1042をミシン目で形成され、且つ、該取り出し部104
2に連結して、第1の膨出折曲線1090a及び第2の膨出折曲線1090bを筋押し等
の折り目付けにより形成されている。
第1の膨出折曲線1090a及び第2の膨出折曲線1090bは、包装容器1010に
収容された被包装物Gの膨らみに対応して、第1の胴板1012を外側に向けて若干膨出
させるために、形成されている。
この実施の形態においては、取り出し部1042の下部は、下向きの楕円アーチ状に形
成され、第1の膨出折曲線1090aは、取り出し部1042の脚部の一方と連結して、
上辺1032に向けてのび、第2の膨出折曲線1090bは、取り出し部1042の脚部
の他方と連結して、上辺1032に向けてのびる。
取り出し部1042と第1の膨出折曲線1090a及び第2の膨出折曲線1090bと
が連結して、楕円アーチ状に形成されている。
第2の胴板1014を構成する胴部形成領域1114は、透視窓部1040の上部から
第2の胴板1014の上方に向けてのびる、第5の膨出折曲線1094a及び第6の膨出
折曲線1094bを筋押し等の折り目付けより形成されている。
第5の膨出折曲線1094a及び第6の膨出折曲線1094bは、包装容器1010に
収容された被包装物Gの膨らみに対応して、第2の胴板1014を外側に向けて若干膨出
させるために、形成されている。
この実施の形態においては、透視窓部1040の左右の端辺が第5の膨出折曲線109
4a及び第6の膨出折曲線1094bと連接して、包装容器1010に収容された被包装
物Gの膨らみに対応して、第2の胴板1014を外側に向けて若干膨出させるように形成
されている。
なお、第1の膨出折曲線1090a及び第2の膨出折曲線1090bと第5の膨出折曲
線1094a及び第6の膨出折曲線1094bとは、対称に形成された放射線状である。
前記第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026は、前記第1の胴板10
12及び前記第2の胴板1014の底部1018の端縁を構成する。
前記第1の胴板1012及び前記第2の胴板1014側に、前記第1の折り返し線10
24に連続して穿設された輪郭切れ目1028a及び輪郭切れ目1028cを形成され且
つ第2の折り返し線1026に連続して穿設された輪郭切れ目1030を形成されている

輪郭切れ目1028cは、第1の胴板1012の幅方向における中央において、形成さ
れている。
輪郭切れ目1028aは、右側の側部1020a(第1の境界1022)側において形
成されている。
該輪郭切れ目1028cによって囲繞された支え脚部1044c及び輪郭切れ目103
0によって囲繞された支え脚部1046が、第1の折り返し線1024及び第2の折り返
し線1026において折り曲げられた第1の被包装物保持板1050及び第2の被包装物
保持板1070に連続して、第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026よ
り下方に突き出されている。前記支え脚部1044c及び支え脚部1046が、第1の胴
板1012及び第2の胴板1014の外側面に連続するか僅かに外方に向き且つ前記第1
の被包装物保持板1050及び第2の被包装物保持板1070を第1の胴板1012及び
第2の胴板1014から離れる方向に助勢するように構成されている。
第1の胴板1012の左側の側部1020bの下方に外郭線によって囲繞された支え脚
部1044bが形成されている。
第1の被包装物保持領域1052と起立助勢領域1076とが接合され、第1の被包装
物保持領域1052と被包装物保持領域1072とは、折り目線1078を介して突き合
わせられている。第1の被包装物保持領域1052と被包装物保持領域1072とは、第
1の胴板1012と第2の胴板1014との間において、起立助勢領域1056及び起立
助勢領域1076の助勢により、起立して外側面でもって向き合い、第1の胴板1012
と第2の胴板1014との間の空間を略々塞ぐ。
底抜け防止部1074は、第1の胴板1012と第2の胴板1014との間の左側の側
部1020b側において、左側の側部1020bに沿って第1の被包装物保持領域105
2及び被包装物保持領域1072より高く上方に向けて立ち上がる。
次に、包装容器構成材1110によって包装容器1010を組み立てる方法について、
主として、図67ないし図69に基づいて説明する。
第1の被包装物保持板1050を、第1の折り返し線1024において向こう側(上方
)に向けて折り曲げて、第1の胴板1012と対向させる。第1の折り返し線1024は
、包装容器構成材1110を内側から見て、谷折りすなわち第1の折り返し線1024が
内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板1070を、第2の折り返し線1026において向こう側(上方
)に向けて折り曲げて第2の胴板1014と対向させる。第2の折り返し線1026は、
包装容器構成材1110を内側から見て、谷折りすなわち第2の折り返し線1026が内
側に入るように折る。
次に、第1の胴板1012と第2の胴板1014とを、第1の境界1022において幅
方向に折り曲げて、対向させる。
第1の境界1022は、包装容器構成材1110を内側から見て、谷折りすなわち第1
の境界1022が内側に入るように折る。
第2の被包装物保持板1070の折り目線1078を、包装容器構成材1110を内側
から見て、山折りすなわち折り目線1078が外側に出るように折る。
そして、第2の被包装物保持板1070の起立助勢領域1076の内側面に形成された
接着剤層1084を、第1の被包装物保持板1050の起立助勢領域1056の外側面に
接合して接着させる。
のり代1224を第2の境界1222において折り曲げて、のり代1224の内側面に
形成された接着剤層1082を、第1の胴板1012の外側面に接合して接着させる。
のり代1224は、包装容器構成材1110を内側から見て、谷折りする。
前記第2の被包装物保持板1070は、第2の折り返し線1026において、第2の胴
板1014側の内面側(向こう側)に折り返され、折り目線1078を第1の胴板101
2と第2の胴板1014との境界の内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持
板1050は、第1の折り返し線1024において第1の胴板1012側の内面側(向こ
う側)に折り返されるとともに、第2の被包装物保持板1070の起立助勢領域1076
と第1の被包装物保持板1050の起立助勢領域1056とを接着剤層1084で接着し
て連結する。第1の被包装物保持板1050は、内包された被包装物Gによって膨出した
第1の胴板1012の内面側より離隔して、被包装物Gの底部1018に向けて起立させ
ることができるように形成される。
而して、一対の胴部形成領域1112と胴部形成領域1114とが、接着領域1124
において連接されて一対の第1の胴板1012と第2の胴板1014とになって扁平状の
胴部を形成するとともに、一対の底部形成領域1116が折り曲げ状態の第1の被包装物
保持板1050と第2の被包装物保持板1070とになって底部1018を形成する、包
装容器1010が完成する。
包装容器1010は、前記第1の胴板1012と前記第2の胴板1014とが、境界(
第1の境界1022)において折り返されて、略々同じ大きさの円弧が逆向きに組み合わ
さる断面略レンズ形の筒状の胴部を形成されている。
包装容器1010は、被包装物Gの外周面に接する第1の胴板1012と、前記第1の
胴板1012に側部(左側の側部1020b及び右側の側部1020a)を介して連接さ
れた第2の胴板1014と、被包装物取り出し側において、前記第1の胴板1012と該
第1の胴板1012に対向する第2の胴板1014とに形成された天部1016と、前記
天部1016とは反対側の被包装物G挿入側において、前記第1の胴板1012と該第1
の胴板1012に対向する第2の胴板1014との間に形成された底部1018と、左側
の側部1020b及び右側の側部1020aとを備え、対向する第1の胴板1012と第
2の胴板1014との間に被包装物Gを収容する包装容器1010である。
第1の胴板1012と第2の胴板1014とは、直線状の側部を介して連接されて、そ
の間に被包装物Gを収容する空間を有する、筒状の胴部に形成されている。
前記第1の胴板1012は、内包された被包装物Gの両側辺を越えてのびるように、底
部1018側に形成された第1の折り返し線1024を介して第1の被包装物保持板10
50を連設されている。
前記第2の胴板1014は、第1の被包装物保持板1050の面に接着される第2の被
包装物保持板1070を、前記第1の被包装物保持板1050に並列して、底部1018
側に形成された第2の折り返し線1026を介して連設されている。
前記第1の被包装物保持板1050は、第1の胴板1012の内面側に第1の折り返し
線1024において折り返されて、被包装物Gを第1の折り返し線1024側から第1の
胴板1012の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保
持できる幅及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
前記第2の被包装物保持板1070は、第2の胴板1014の内面側に第2の折り返し
線1026において折り返されて、被包装物Gを第2の折り返し線1026側から第1の
胴板1012の内面側に向けて挿入されて保持されるときに、被包装物Gを挿入し且つ保
持できる幅及び/又は高さと、被包装物Gの外周面に沿って湾曲する弾力性とを備える。
前記第2の被包装物保持板1070は、第2の折り返し線1026における第1の胴板
1012と第2の胴板1014との間の側部(右側の側部1020a)側から、第2の折
り返し線1026とは反対側の端縁における第1の被包装物保持板1050より離れる側
に向けてのびる折り目線1078を有し、且つ、該折り目線1078を介して、前記第1
の被包装物保持板1050側に、第1の被包装物保持板1050を起立させるための起立
助勢領域1076を有している。
第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026は、包装容器構成材を展開し
た状態において、前記側部(左側の側部1020b及び右側の側部1020a)に直交す
る方向に、一直線上にのびる。
前記第1の被包装物保持板1050は、一方の側部(右側の側部1020a)側に起立
助勢領域1056を形成され、且つ、第1の胴板1012の中央側に第1の被包装物保持
領域1052を形成されている。
前記第2の被包装物保持板1070は、一方の側部(右側の側部1020a)側であっ
て、前記第1の被包装物保持板1050の起立助勢領域1056に対向する領域に起立助
勢領域1076を形成され、且つ、第2の胴板1014の中央側に被包装物保持領域10
72を形成されるとともに、起立助勢領域1076と被包装物保持領域1072との間に
折り目線1078を形成されている。前記第2の被包装物保持板1070の折り目線10
78は、前記起立助勢領域1076と第1の被包装物保持領域1072とを45度の角度
をもって突き合わせ、折り目線1078を山折りしたときに起立助勢領域1076と第1
の被包装物保持領域1072とが対向するように構成されている。
第1の被包装物保持領域1052は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成
された、第3の起立助勢領域1057aを形成されている。
第3の起立助勢領域1057aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域105
2が第1の胴板1012の内側面より第1の被包装物保持領域1052が離れる方向に起
立するように助勢する。
第1の被包装物保持領域1072は、幅方向における中央に、円弧状の切り欠きを形成
された、第4の起立助勢領域1077aを形成されている。
第4の起立助勢領域1077aは、応力が緩和されて、第1の被包装物保持領域107
2が第2の胴板1014の内側面より第1の被包装物保持領域1072が離れる方向に起
立するように助勢する。
前記第1の折り返し線1024と第2の折り返し線1026とは、包装容器構成材を展
開した状態において、一直線上に並列され、右側の側部1020a及び左側の側部102
0bと直交している。
前記第2の被包装物保持板1070は、第2の折り返し線1026において、第2の胴
板1014側の内面側に折り返され、折り目線1078を第1の胴板1012と第2の胴
板1014との境界の内側に向けて折って、且つ、前記第1の被包装物保持板1050は
、第1の折り返し線1024において第1の胴板1012側の内面側に折り返されるとと
もに、第2の被包装物保持板1070の起立助勢領域1076と第1の被包装物保持板1
050の起立助勢領域1056とを連結され、被包装物保持領域1072を、内包された
被包装物Gによって膨出した第1の胴板1012の内面側より離隔して、被包装物Gの底
部1018に向けて起立するように構成されている。
前記第1の胴板1012と前記第2の胴板1014との間において、底部1018から
起立した第1の被包装物保持板1050は、起立助勢領域1056が境界の近傍に位置し
、前記起立助勢領域1056から離れた領域に、底部1018から立ち上がった被包装物
保持領域1072の立ち上がった領域が前記第1の胴板1012と前記第2の胴板101
4との間に位置する。
前記第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026は、前記第1の胴板10
12及び前記第2の胴板1014の底部1018の端縁を構成する。
前記第1の胴板1012及び前記第2の胴板1014側に、前記第1の折り返し線10
24に連続して穿設された輪郭切れ目1028を形成され且つ第2の折り返し線1026
に連続して穿設された輪郭切れ目1030を形成されている。
該輪郭切れ目1028によって囲繞された支え脚部1044c及び輪郭切れ目1030
によって囲繞された支え脚部1046が、第1の折り返し線1024及び第2の折り返し
線1026において折り曲げられた第1の被包装物保持板1050及び第2の被包装物保
持板1070に連続して、第1の折り返し線1024及び第2の折り返し線1026より
下方に突き出されている。前記支え脚部1044c及び支え脚部1046が、第1の胴板
1012及び第2の胴板1014の外側面に連続するか僅かに外方に向き且つ前記第1の
被包装物保持板1050及び第2の被包装物保持板1070を第1の胴板1012及び第
2の胴板1014から離れる方向に助勢するように構成されている。
第1の胴板1012は、右側の側部1020a(第1の境界1022)側に切れ目によ
って形成された支え脚部1044aと右側の側部1020b(側縁1036)側に形成さ
れた支え脚部1044bとを備える。
第1の被包装物保持領域1052と被包装物保持領域1072の起立助勢領域1076
とが接合され、第1の被包装物保持領域1052と被包装物保持領域1072とが折り目
線1078を介して突き合わせられ、第1の胴板1012と第2の胴板1014との間に
おいて起立して外側面でもって向き合い、第1の胴板1012と第2の胴板1014との
間の空間を略々塞ぐ。
第1の被包装物保持領域1052の右側の側部1020a側の端縁は、右側の側部10
20a側にのびている。
底抜け防止部1074は、第1の胴板1012と第2の胴板1014との間の左側の側
部1020b側において、左側の側部1020bに沿って第1の被包装物保持領域105
2及び被包装物保持領域1072より高く上方に向けて立ち上がる。
この包装容器1010に被包装物Gを挿入して収容する方法について、説明する。
包装容器1010の底部1018を開口するために、第1の境界1022側と側縁10
36及び側縁1038側とを内方に向けて押圧する。
押圧された第1の胴板1012と前記第2の胴板1014とは、外側に向けて湾曲し、
第1の被包装物保持板1050は第1の胴板1012とともに外側に向けて湾曲し且つ第
2の被包装物保持板1070は第2の胴板1014とともに外側に向けて湾曲する。
左右より押圧された第1の胴板1012及び第1の被包装物保持板1050と第2の胴
板1014及び第2の被包装物保持板1070とが、幅方向における中央側が外側に膨出
することにより、包装容器1010の底部1018は開口する。
次に、被包装物Gを第1の被包装物保持板1050と第2の被包装物保持板1070と
の間より第1の胴板1012と第2の胴板1014との間の収容部内に挿入させる。
第1の胴板1012と第2の胴板1014との間に被包装物Gを挿入され、第1の胴板
1012の側縁1036及び第2の胴板1014の側縁1038と第1の境界1022と
を幅方向における中間に向けて押圧する力を除去すると、第1の被包装物保持板1050
の第1の被包装物保持領域1052及び第2の被包装物保持板1070の被包装物保持領
域1072は、第1の被包装物保持板1050及び第2の被包装物保持板1070の弾力
性により、元の状態に復元して、第1の胴板1012及び第2の胴板1014の内側面よ
り立ち上がる。
被包装物Gを第1の胴板1012と第2の胴板1014との間に収容したとき、第2の
被包装物保持板1070の被包装物保持領域1072及び起立助勢領域1076は、第1
の胴板1012と第2の胴板1014との間にのび、且つ、折り目線1078は、一方の
側部(右側の側部1020a)から離れて第1の胴板1012と第2の胴板1014との
間にのびる。
そして、被包装物保持領域1072及び起立助勢領域1076の内側面は、被包装物G
の底部1018に接合する。
すなわち、第2の被包装物保持板1070の被包装物保持領域1072及び起立助勢領
域1076の内側面並びに第1の被包装物保持板1050の第1の被包装物保持領域10
52の内側面において、被包装物Gの底部1018を保持する。
第1の胴板1012と第2の胴板1014との間に挿入された被包装物Gは、その底部
1018を第1の被包装物保持板1050の第1の被包装物保持領域1052及び第2の
被包装物保持板1070の被包装物保持領域1072に接し合わされて保持される。
10,410,710,1010 包装容器
12,412,712,1012 第1の胴板
14,414,714,1014 第2の胴板
16,416,716,1016 天部
18,418,718,1018 底部
20a,420a,720a,1020a 右側の側部
20b,420b,720b,1020b 左側の側部
22,422,722,1022 第1の境界
24,424,724,1024 第1の折り返し線
26,426,726,1026 第2の折り返し線
28,30,428,428a,428b,430,430a,430b,728,
730,1028,1028a,1028c,1030 輪郭切れ目
32,34,432,434,732,734,1032,1034 上辺
36,38,436,438,736,738,1036,1038 側縁
40,440,740,1040 透視窓部
42,442,742,1042 取り出し部
44,46,444,444a,444b,446,446a,446b,744,
744a,744b,746,746a,746b,1044,1044a,1044b
,1044c,1046 支え脚部
50,450,750,1050 第1の被包装物保持板
52,452,752,1052 第1の被包装物保持領域
54,454a,754,774 第2の被包装物保持領域
56,76,756,776,1056,1076 起立助勢領域
70,470,770,1070 第2の被包装物保持板
72,772,1072 被包装物保持領域
78,478,478a,478b,758,778,1078 折り目線
80,82,84,480,482,484,780,782,784,1080,
1082,1084 接着剤層
90a,490a,792a,1090a 第1の膨出折曲線
90b,490b,792b,1090b 第2の膨出折曲線
92a,794a 第3の膨出折曲線
92b,794b 第4の膨出折曲線
94a,494a,790a,1094a 第5の膨出折曲線
94b,494b,1094b 第6の膨出折曲線
110,510,810,1110 包装容器構成材
112,512,812,1112 胴部形成領域
114,514,814,1114 胴部形成領域
116,516,816,1116 底部形成領域
124,524,824,1124 接着領域
222,622,1222 第2の境界
224,624,1224 のり代
254 第3の被包装物保持領域
454b 第3の被包装物保持領域
456a 第1の起立助勢領域
456b 第2の起立助勢領域
457a,1057a 第3の起立助勢領域
458a 第1の折り目線
458b 第2の折り目線
472 第1の被包装物保持領域
474a 第2の被包装物保持領域
474b 第3の被包装物保持領域
476a 第1の起立助勢領域
476b 第2の起立助勢領域
477a,1077a 第4の起立助勢領域
478a 第3の折り目線
478b 第4の折り目線
756a,776a 起立助勢端縁
1077a1 第1円弧状縁
1077a2 第2円弧状縁
1074 底抜け防止部
G 被包装物

Claims (2)

  1. 被包装物の外周面に接する第1の胴板と、
    前記第1の胴板に側部を介して連接された第2の胴板と、
    被包装物取り出し側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板とに形成された天部と、
    前記天部とは反対側の被包装物挿入側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板との間に形成された底部と、
    第1の胴板と第2の胴板との間に跨って形成された透視窓部と、
    被包装物を取り出すために切り取られる、取り出し部とを備え、
    対向する第1の胴板と第2の胴板との間に被包装物を収容する包装容器であって、
    包装容器は、包装容器構成材によって構成され、
    前記包装容器構成材は、包装容器の第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域と、包装容器の底部を構成する底部形成領域と、一方の胴部形成領域と他方の胴部形成領域とを連結して筒状にするために接着される接着領域とを備え、
    前記第1の胴板を構成する胴部形成領域と第2の胴板を構成する胴部形成領域とは、第1の境界を介して、幅方向に並列され、
    前記包装容器構成材は、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域の下方に、底部形成領域を形成され、
    前記底部形成領域は、包装容器に内包された被包装物の底部に向けてのびるように、第1の胴板に、底部側に形成された第1の折り返し線を介して連設された第1の被包装物保持板を備え、
    第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線と平行な直線状の被包装物保持領域を形成され、
    第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、前記被包装物保持板の起立を助勢するための起立助勢領域を形成され、
    前記被包装物保持領域は、被包装物Gの底を支持し、
    前記取り出し部は、切り取れるように、包装容器構成材に形成された切れ目により形成され、
    前記第1の被包装物保持板は、第1の胴板の内面側に第1の折り返し線において折り返されて、被包装物を第1の折り返し線側から第1の胴板の内面側に向けて挿入されたときに、被包装物を保持できる幅及び/又は高さと、被包装物の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備え、
    前記第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返されるとともに、第1の被包装物保持板を、内包された被包装物によって膨出した第1の胴板の内面側より離隔して、被包装物の底部に向けて起立するように構成された、包装容器。
  2. 被包装物の外周面に接する第1の胴板と、
    前記第1の胴板に側部を介して連接された第2の胴板と、
    被包装物取り出し側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板とに形成された天部と、
    前記天部とは反対側の被包装物挿入側において、前記第1の胴板と該第1の胴板に対向する第2の胴板との間に形成された底部と、
    第1の胴板と第2の胴板との間に跨って形成された透視窓部と、
    被包装物を取り出すために切り取られる、取り出し部とを備え、
    対向する第1の胴板と第2の胴板との間に被包装物を収容する包装容器であって、
    包装容器は、包装容器構成材によって構成され、
    前記包装容器構成材は、包装容器の第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域と、包装容器の底部を構成する底部形成領域と、一方の胴部形成領域と他方の胴部形成領域とを連結して筒状にするために接着される接着領域とを備え、
    前記第1の胴板を構成する胴部形成領域と第2の胴板を構成する胴部形成領域とは、第1の境界を介して、幅方向に並列され、
    前記底部形成領域は、前記第1の胴板を構成する胴部形成領域及び第2の胴板を構成する胴部形成領域の下方に形成され、
    前記底部形成領域は、包装容器に内包された被包装物の底部に向けてのびるように、第1の胴板に、底部側に形成された第1の折り返し線を介して連設された第1の被包装物保持板を備え、且つ、第2の胴板に、底部側に形成された第2の折り返し線を介して連設された第2の被包装物保持板を備え、
    第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線と平行な直線状の第1の被包装物保持領域を形成され、且つ、第1の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、第1の被包装物保持板の起立を助勢するための起立助勢領域を形成され、
    第2の被包装物保持板は、第2の折り返し線と平行な直線状の被包装物保持領域を形成され、且つ、第2の折り返し線に近い領域に、突っ張ることにより、第2の被包装物保持板の起立を助勢するために起立助勢領域を形成され、
    前記第1の被包装物保持領域及び第2の被包装物保持領域は、被包装物の底を支持し、
    前記取り出し部は、切り取れるように、包装容器構成材に形成された切れ目により形成され、
    前記第1の被包装物保持板及び第2の被包装物保持板は、第1の胴板の内面側に第1の折り返し線において折り返されて、被包装物を第1の折り返し線側から第1の胴板の内面側に向けて挿入されたときに、被包装物を保持できる幅及び/又は高さと、被包装物の外周面に沿って湾曲する弾力性とを備え、
    前記第1の被包装物保持板は、第1の折り返し線において第1の胴板側の内面側に折り返されるとともに、第1の被包装物保持板を、内包された被包装物によって膨出した第1の胴板の内面側より離隔して、被包装物の底部に向けて起立するように構成された、包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62137254U (ja) * 1986-02-21 1987-08-29
JP2012091841A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Furubayashi Shiko Co Ltd 包装箱

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